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平成24年度事業報告

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平成24年度事業報告
平成24年度事業報告
社会福祉法人柏崎刈羽福祉事業協会
Ⅰ はじめに
我が国の政治は、平成21年政権交代以来、混迷を続けていたが、平成24年に再び政権交代
し、安定を見せ始めた政治の姿によって、社会・経済活動にようやく活気が戻り始めた。しかし、
外交・安全保障については、かつてない厳しい環境となり、今後に危惧が残った。
福祉・介護については、「社会保障・税一体改革」の議論の過程において、社会福祉法人の存
在意義を問われる場面が頻出することになった。投げかけられた問は大きく3つ。①社会貢献が
足りないのではないか。②新規事業に消極的ではないか。③内部留保が過大すぎるのではない
か。であり、「非課税等の各種恩典のある社会福祉法人なのに」という言葉が前に置かれて語ら
れている。批判ではあるが、社会の変化による様々なニーズの発生に対して行政が追い切れず、
社会福祉法人に期待を込めたものと受け止めるべきものである。
この様な状況に鑑み、平成24年度の当法人の事業は、計画に則り実施したもののほか、社会
の要請に応えようと、新規事業等、今後の法人の新たな展開について準備対応を図った。
なお、平成24年度介護報酬改定により、特養においては介護職員の処遇改善の加算化を踏ま
えれば実質減額となり、通所については、「6時間以上8時間未満」の時間区分がなくなり、「7時間
以上9時間未満」に営業時間を変更して対応することにしたが、特養施設にとって厳しい結果と
なった。
措置施設については、新規加算により収入は増えたが、入所者の確保が恒常的な課題となっ
た。
Ⅱ 事業計画執行状況の概要
1 地域貢献の実施
(1) 地域の社会福祉法人として実施できる地域貢献策の実施(詳細は施設事業報告による。)
平成24年度実施した施設の地域貢献事業はつぎのとおりであるが、今後も社会福祉法人と
して統一的な地域貢献事業の実施を検討して行く。
法人
平成13年度の制度発足時以来、引き続いて生活困窮者に係る利用者負担
軽減措置に取り組んだが、改めて、この制度について介護保険施設の利用
者家族に周知を図った。
かしわ荘
入所者の活動として、海岸清掃、地域の草取り、特養車椅子清掃を行った。
おぐに荘
地域主催の介護予防活動において、レクリェーションを担当した。
御山荘
外部講師による運動レクリェーション行事に地域住民の参加を募った。
むつみ荘
利用者家族に介護者教室開催、看取り希望の家族にターミナルケア研修実施
しおかぜ荘 柏崎消防署による普通救命講習を2回実施、地域住民の参加を募った。
なごみ荘
事前実習を行い、3人の障害者を雇用した。コーディネーターの職員を配置した。
(2) 地域包括支援センター新設による包括支援業務の拡充(柏崎市西山町に1カ所増設)
平成24年1月30日付で柏崎市長から、市内5か所の包括支援センターのうち、北・西地域の
増設について協議の依頼があり、3月19日理事会において当法人が受託している北地域の
新設を決定し、5月1日、西山地区に新たに「北地域包括支援センターにしやま」を開所した。
併せて既存の「北地域包括支援センター」の名称を「北地域包括支援センターはらまち」に変
更し、柏崎市北地域の住民の生活を2か所の事業所で支援していく体制を整備した。
(3) 柏崎市ECO2活動への継続参加
平成23年度活動開始時から参加し、例年どおり、ノーマイカーウイーク(2回)、ビーチクリー
ン、緑のカーテン、その他関連事業にも積極的に参加したが、職員の参加は若干低調であっ
た。今後、職員参加の拡大を図りつつ、各事業所の省エネ・低炭素社会実現への意識の醸
成を行う。
(4) 日本財団「東日本大震災支援基金募金活動」の継続
全7施設に募金箱を設置し、2回集計し、日本財団に送金した。平成24年度募金額24,258円
(h23年度24,048円)
その他、東日本大震災関連として、平成23年度に引き続いて、日本障害フォーラム(JDF)の
依頼に応え、救護施設かしわ荘、おぐに荘から職員2人を福島県南相馬市の障害者施設に派
遣した。平成25年度についても福島県相双地域の特養への職員派遣を予定している。なお、
特養むつみ荘、しおかぜ荘においては、震災直後から南相馬市、浪江町から利用者を引き続
いて受入れている。
2 法人本部体制
(1) 法人本部の体制整備(組織体系及び規程の整備)
本部職員を各施設からの出向を解いて専属とした。また、新会計移行準備WG(ワーキンググルー
プ)による提案を受け、平成25年度に継続して取り組むこととなった。
(2) グループウエア活用による事務の効率化
平成23年度に導入したグループウエア「デスクネッツ」について、平成24年度は、本部及び
全施設の端末(パソコン)をさらに5台増設し35台とし、法人施設間の情報共有化等、一層、業務
の効率化を図ることができた。
(3) 新会計基準移行準備(平成26年度予算を目標)
平成23年度から関係団体主催の新会計基準及び移行準備の研修会に本部、施設職員を
積極的に参加させ、7月には事務担当者9人によるWGを立ち上げ、「移行処理」、「経理規
程」、「ソフト選択」、「事務見直し」の4部門に分かれて検討、準備を行った。定期的に合同報
告会を実施し、計画と実績を確認し合いながら取り組んだ結果、概ね予定どおり移行できる
見通しとなった。
なお、「事務見直し部門」の検討により、今後の新しい本部体制についての提案がなされ
た。
3 業務管理体制
(1) 常務理事制の検討(継続)並びに施設長理事の役割検討
(2) コンプライアンス及びリスクマネジメント体制並びに各種業務マニュアルの整備
(3) 戦略会議の新設(法人本部)
一部については、他の項目事項において併せて協議したが、具体的結論に至らなかった。
(4) 中長期計画策定会議の継続検討(施設種別会議活用等)
施設種別の会議として、特養連絡会議、救護施設連絡会議、その他、施設長・事務長・次
長、その他の専門職会議を継続して開催したが、直面する課題の協議が中心となり、将来に
及ぶ話題に拡がらなかった。
なお、一部の施設において備蓄非常食の管理について問題が生じたため、急遽、全施設の
栄養士と本部により、非常食の管理並びに災害時の施設間の連携について協議を行った。
非常食については統一的な業務管理を策定したほか、見積りにより納入業者を決定すること
にした。また、給食委託業者と大規模災害発生時の協力について協定を締結するなど、今後
も非常時の事業継続、バックアップ体制について検討を行うことにした。
4 人材育成及び適切な雇用管理の検討・実施
(1) 処遇改善加算への適正な対応
介護保険施設の介護職員に限定して、平成21年度に新設された処遇改善交付金制度であ
るが、平成23年度を持って廃止、平成24年度から介護報酬の加算(介護職員処遇改善加算)
に移し替えとなった。
当法人は他種別経営法人であり、職種、勤務形態によって格差をつけたものの、全職員を
対象に給与に反映させ処遇改善を図った。次回(平成27年度)介護保険の報酬改定において
は、当該加算は終了となる見込みであり、今後の処遇改善の対応について検討が必要であ
る。
(2) 職員処遇の見直し(給与規程、人事考課規程、就業規則等の見直し)
高齢者雇用安定法、労働契約法の施行に合わせ、正職員は継続雇用規程、準職員・パート
職員については就業規則をそれぞれ改正し対応した。
その他、「職務専念義務の免除」の適用を準職員にも拡大し、準職員の処遇改善を図った。
法人の経営状況を考慮して、給料表4表(事務職員等給料表、看護職員等給料表、介護職
員等給料表、調理職員等給料表)の昇給幅を見直した。また、賞与支給月数を見直した。
(4.15か月→3.95か月、△0.2か月)
一方、処遇改善として、手当の新設または単価の見直しを行い処遇改善を図った。
リーダー手当
介護保険施設のユニットリーダーの手当について、「役付手当」の
位置付けを変更、「リーダー手当」を新設し、手当の対象とするユ
ニットリーダーは制度の規定によって2つに区分し単価を定めた。
介護保険施設勤務手当
従来の直接処遇職員に加えて、居宅介護支援事業所、包括支援
センターの職員の処遇改善のため別単価とし、2つに区分した。
資格手当
社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員の
資格を保有する職員を対象に手当を新設した。
通勤手当
職員の通勤圏の拡大に対応し、片道通勤距離の上限(20km以上)
を5kmごとに区分し上限40km以上までに拡大した。
準職員賃金単価
夜勤業務を行う準職員の単価を改善した。
その他、準職員(136人)の賃金・休日の意向調査を実施したところ、結果は先回(h17年
度)と逆転し、「賃金より休日の増加」を希望する者が過半数を超えたため、今後の準職員
の処遇に反映することとした。
(3) 職員健康管理及びメンタルヘルスケアの検討・実施(衛生管理体制の整備)
従来、施設ごとに行っていた安全衛生管理について、法人として一体的に運用することを目
標に、施設の衛生管理者(選任は4施設)による話し合いを初めて開催し、各施設の安全衛生
管理体制の確認、提出物の確認等を行い、平成25年度から法人統一の目標を共通して施設
の安全衛生管理計画に掲げることとした。また、施設ごとに異なっていた職員の健康診断機
関を1社に統一し、職員の健康管理体制の基礎づくりを図り、平成26年度には新たな職員健
康管理体制、法人安全衛生管理体制を整備することにした。
また、職員のメンタルヘルスケアについて、施設ごとに内部研修会の実施や外部研修を受
講する等を行っていたが、平成25年度に法人として外部の専門職員に依頼した相談窓口体
制を整備することを計画した。しかし、実施方法が施設によって若干の議論の相違があったた
め、調整の上で実施することになった。
(4) 役職員研修の実施
実施できず、次年度に計画することとした。
5 サービスの質の向上及び透明性の確保
(1) 第三者評価事業受審の検討及び自己評価の実施
一部の施設で受審に向けて検討しているところであるが、実施には至らなかった。引き続い
て前向きに取り組んで行くことにしたい。
(2) 業務監査体制の検討
介護保険施設においては、サービス事業者として業務管理体制が求められ、また、監事か
らコンプライアンス及びリスクマネジメントの観点から業務監査体制の整備を指導されていた
ことから、従来の内部監査員による会計・経理監査に加えて、業務監査担当の内部監査員に
よる業務監査体制を検討し、一部試行を行った。その結果を踏まえて、平成25年度に実施す
ることとなった。
6 健全経営持続のための方策の実施
(1) 業務の見直し再点検による効率化
(2) 一括購入の拡大及び既存契約の見直しの実施
一括購入については、平成19年度から実施しているが、平成24年度の実施は1施設だけで
あった。主に対象物件が少なかったことと実施時期が施設の希望と合わなかったことが理由
であるが、引き続き継続することにしたい。
(3) 省エネ体制の検討と実施
当地域においては、水道光熱費が軒並み値上げの予定となっており、主に省電力の措置と
して電灯のLED化を検討したが、規格が国内で統一されておらず、整備を見送ることとした。
契約電気料金について、契約種別によるシミュレーションを電力会社から徴し、次期契約更
新の際には最も有利な契約種別に変更することになった。水道については節水器具を検討
し、平成25年度、かしわ荘において実施することとし、効果の結果によって他の施設に拡げて
いくことにした。
7 処遇向上及び施設整備の実施
(1) 施設の生活環境の向上及び安全対策のため実施した主な整備はつぎのとおり。
法人一括
むつみ荘洗濯乾燥機整備
かしわ荘
静養室、居室改修工事(計4室)、食堂改修(エアコン入替、洗面台改修)電動
ベッド(4台)、居室等エアコン入替(48か所)
おぐに荘
暖房ボイラー入替、スチームコンべクションオーブン入替
御山荘
居室タイルカーペット張り工事、変圧器フェンス改修工事、
むつみ荘
空調設備改修、特殊浴槽入替、大型乾燥機(本部扱)入替
ケアハウス 無停電電源装置入替
8 その他
(1) 職員の意見提案制の実施
平成23年度に引き続いて、平成24年12月に実施した。正職員・準職員378人に用紙を配布
し、226人、概ね6割の職員から意見提案がされた。昨年に比べて1割程度提案者が増えた。
内容は、現在の業務の改善意見のほか、昨年同様に現状の業務繁多と職員の増員、リフ
レッシュ休暇、手当等処遇の改善を求めるものが多かった。手当並びに準職員の処遇改善
の一部については実施し、職員の意見に応えた。
(2) 障害者雇用の増員に伴う職業生活相談員会議の新設
当法人は長らく法定雇用率1.8%を上回る雇用に努め、平成17年新潟県雇用開発協会長表
彰、平成20年新潟県知事表彰を受賞したが、平成22年度は離職により法定雇用を下回る結
果となった。この反省から、平成23、24年度にかけて、施設職員の障害者職業生活相談員講
習の受講を促し、特別支援学校生徒(既卒含む)の事前実習を行う等しながら雇用の確保を
図った結果、平成25年度の改正法定雇用率2%も上回ることができる見通しとなった。
また、各施設の職業生活相談員(9人)による担当者会議を開催し、施設の現況と課題につ
いて協議を行ったが、障害種別による対応、業務のステップアップ等が課題となった。今後は
法人本部が調整しながら、社会貢献事業の視点も考慮しながら、体制整備を図って行く。
(3) 苦情受付に係る虐待行為について
平成24年度、当法人の2施設において、虐待(疑い含む)事例が3件発生した。
① 平成24年9月4日及び6日、養護老人ホーム御山荘において、入所者の顔面(鼻の下)に
ボールペンのようなもので数本の縦線が髭のように書かれ(9/4)、別の入所者の右頬に
「×」印が書かれていた(9/6)もの。職員によるものと思われ、苦情として受け付けたが、
職員の特定はできなかった。
柏崎市、長岡市に報告のうえ、入所者、家族に謝罪した。
② 平成24年10月26日、救護施設かしわ荘において、入所者が居室において職員から暴力
を受けたというものであり、苦情として受付けた。当事者から事情を聞いたが、暴力行為
の確認はできなかった。しかし、暴言等については確認できたため、柏崎市、新潟県に報
告し、入所者・家族に謝罪した。
③
平成25年2月28日、救護施設かしわ荘2件目のもの。居室において、職員から頭を叩か
れたというもので苦情として受け付けた。事情確認の結果、職員も認めたが、当該入所者
が、布団で寝ていた別の入所者の上に腰掛けており、その入所者が苦しがっていたのを
見て、思わず叩いてしまったというものであった。入所者・家族に謝罪した。
「①、②」については、苦情解決第三者委員会を開催し、内容を委員に報告し、②については
当事者から事情を聴取していただき、公正な解決に努めた。
その後、それぞれの施設においては、虐待防止に関して研修を重ね、その防止に努めてい
るところであるが、今後、法人として同様の事例が起きないよう図って行きたい。
(4) 原子力災害対策施設等整備補助への対応
平成24年度国の補正予算が平成25年2月26日に成立し、原子力災害対策施設等整備補助
制度が新設された。これは、東日本大震災とその後の原子力発電所の事故の際、特養等の
利用者避難を教訓として、原子力災害が発生した場合、原子力発電施設の5km圏内(即時避
難地域「PAZ」)の要援護者は直ちに避難することが困難なため、一時的に屋内に留まること
が余儀なくされる。そのため、屋内待避施設となるPAZの特養等に対して、放射能防護設備
(屋内への汚染空気の侵入を防ぐため、空気清浄装置と建物内を与圧する設備)の整備の補
助制度であるが、当法人施設のうち、特養なごみ荘が4.8kmの距離にあることから、整備を必
要と考え、平成25年3月4日新潟県知事に対して補助金交付申請を行い、3月22日交付決定
を受けた。交付決定額は196,857,715円である。事業の完了は、当初平成25年3月31日とした
が、その後、完了予定を平成26年3月31日とする変更承認申請を3月26日に行い、3月29日に
変更の承認を受けた。
なごみ荘の整備の場所は、費用、既存建物構造、利用者の日常生活に影響が少ないことを
前提として考え、3階建のうち2階1フロアについて整備を行うこととした。
平成25年度早々に予算補正、設計業者選定、入札による施工業者を決定し、計画どおり整
備を完了したい。併せて法人・施設の原子力災害を想定した避難計画の策定を行うこととし
た。
(5) 消費税課税問題
社会福祉法人である当法人の主たる収入は介護保険収入と措置費収入であり、いずれも
非課税である。収益事業は行っていないため、消費税については、免税額となる1,000万以下
であることに留意していたが、今まで免税額を超えることはなかった。しかし、平成22年度に
新潟県から受託した緊急雇用対策事業である介護福祉士養成事業の受託収入が消費税課
税収入(売上)であったため、平成22年度課税収入の合計額は1,289万円になり免税額1,000万
円を超えることになった。その際、課税事業者の届出を税務署に行い、簡易課税事業者とし
ての選択もあったが、当時は分からなかった。結局、平成24年度に入り、税理士法人ツチダ
会計に課税収入の精査を依頼した結果、平成22年度を「基準期間」とする平成24年度の消費
税課税収入(売上)は1,137.6万円となり、平成25年1月22日消費税課税事業者届出書を税務
署に提出し、「本則課税」による平成24年度消費税額395,000円を納付することになった。
緊急雇用対策として、介護職員に係る養成事業の受託収入はその後、新潟県のほか柏崎
市からも受託したため、当面、課税事業者となるが、今後は簡易課税事業者の変更を行い、
適宜専門家の支援を得ながら確実な課税売上(収入)の把握と納税を行う。
(6) 社会福祉法人柏崎市社会福祉協議会長表彰の受賞
柏崎市において社会福祉事業の増進に寄与した個人・団体を表彰し功績を讃える趣旨によ
り、柏崎市社会福祉協議会において平成23年度から制度化されたこの賞について、当法人
役職員46人(10年以上対象として、監事2人、20年以上対象として、職員44人)が受賞すること
になり、平成24年8月28日、同会主催「パートナーミーティング」の席上、会長から永年勤続表
彰を受けた。最も長い勤続者は38年の職員であった。
(7) 新規事業(介護保険地域密着事業等)の取り組みについて
平成2年7月、当法人は、この地域において初めて特養(むつみ荘)を開設して以来、特養
2(h12しおかぜ荘、h15なごみ荘)、ケアハウス(h12)、養護老人ホーム(h20柏崎市の移管)を整
備して、地域の高齢者福祉の増進に微力ながら携わってきたが、2025年、国の「地域包括ケ
アシステム」の実現を念頭に、新たな事業展開を図る必要性を抱き検討を重ねた結果、介護
保険新規事業として、柏崎市第5期介護保険事業計画において平成26年度に整備が計画さ
れている地域密着型サービス(小規模多機能型居宅介護・認知症対応型共同生活介護)に参
加することとした。計画の基本理念である「高齢者が住み慣れた地域で、生きがいを持って、
安心して暮らせる地域社会の実現」と「高齢者の生活を支える」という意義に則りながら、平成
25年度実施される柏崎市の公募に向けて、法人の全力を挙げて確実に準備を進めることとし
た。
また、救護施設においては、地域生活関連事業について、精神保健福祉士による検討会議
を立ち上げ、先進施設の視察・研修等を行いながら、平成27年度事業実施を目標に、さらに
検討を重ねることとなった。
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