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4 増加した外国パック旅行費,書籍及び映画・演劇等入場料 (1) 外国
4 増加した外国パック旅行費,書籍及び映画・演劇等入場料 (1) 外国パック旅行費が増加 年間の支出金額を20年前の昭和59年を100とした指数でみると,宿泊料は,平成4年までは大幅 な増加を続け,その後おおむね横ばいで推移し,16年は211.6となっている。 一方,パック旅行費は平成4年から11年まではおおむね横ばいで推移し,12年から減少傾向に あったが,16年は127.6と増加となった(図46)。 図 46 宿泊料とパック旅行費の支出金額指数の推移(全国・全世帯) (昭和59年=100) 250 225 宿泊料 200 175 150 パック旅行費 125 100 昭59 60 和年 61 62 63 平元 2 成年 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 平成16年の1世帯当たりの宿泊料及びパック旅行費(国内・外国)の動きを四半期別の対前年同期 名目増減率でみると,外国パック旅行費は,15年4∼6月期はSARSやイラク戦争の影響などで大幅 な減少となり,その後も15年10∼12月期まで減少が続いた。平成16年に入ると,1∼3月期は増加 に転じ,4∼6月期は15年の反動やゴールデンウィークの曜日配列が良かったことなどから,大幅な 増加となり,7∼9月期も増加となっていたが,10∼12月期は年末年始の曜日配列が良くなかったこ ともあって減少となった(図47)。 図 47 宿泊料及びパック旅行費(国内・外国)の四半期別対前年同期名目増減率(全国・全世帯) (%) 140 120 100 外国パック旅行費 80 60 40 20 0 -20 宿泊料 -40 国内パック旅行費 -60 -80 Ⅰ Ⅱ 平成15年 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ 平成16年 (注) Ⅰは1∼3月期,Ⅱは4∼6月期,Ⅲは7∼9月期,Ⅳは 10∼12 月期を表す。 63 Ⅲ Ⅳ (2) 書籍及び映画・演劇等入場料の消費 ヒット作に牽引されて伸びた支出金額 身近な娯楽への消費である書籍と映画・演劇等入場料について,1世帯当たりの年間の支出金額 を昭和60年を100とした指数でみると,映画・演劇等入場料はヒット作の増加もあって上昇し続け, 昭和60年の約2倍まで増えている。また書籍は,おおむね昭和60年に近い水準で推移していたが, インターネットの普及もあって平成9年以降低下傾向が続いた。しかし,平成16年は映画やテレビド ラマと連動したヒット作などもあったことで,91.2と低水準ながらも前年を上回った(図48)。 書籍の平成15年から16年の対前年同月名目増減率の動きをみると,15年1月以降おおむねマイ ナスで推移していたが,5月から減少幅が縮小傾向になり,11月にはプラスに転じた。平成16年も 減少となる月はあるものの,書籍の支出金額は増加の傾向となり,人気書籍の発売もあって9月は名 目27.8%と大幅な増加となった(図49)。 図 48 書籍及び映画・演劇等入場料の支出金額指数の推移(全国・全世帯) (昭和60年=100) 110 100 書籍 (左目盛) ▼ 250 200 90 150 ▲ 映画・演劇等入場料 (右目盛) 80 100 70 50 昭60 61 和年 62 63 平元 成年 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 図 49 書籍の対前年同月名目増減率の推移(全国・全世帯) (%) 40 30 20 10 0 -10 -20 -30 1 2 3 平成15年 4 5 6 7 8 9 10 11 12 64 1 2 3 平成16年 4 5 6 7 8 9 10 11 12 (月)