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第53期中間事業報告書 もっと快適な移動空間 タチエスが提案します
第53期 中間事業報告書 平成16年4月1日∼平成16年9月30日 R E P O R T もっと快適な移動空間 タチエスが提案します 業績ハイライト F 売 上 高 (億円) 経 常 利 益 (億円) 中間(当期)純利益 (億円) 一株当たり当期純利益(EPS)(円) 株主資本当期純利益率(ROE)(%) 株 主 資 本 比 率 売上高(単位:億円) 1,350 1,287 900 826 1,386 938 第50期 第51期 第52期 第53期 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 中間期 通期 中間期 通期 中間期 通期 中間期 通期(予想) 622 1,287 600 1,386 740 1,512 789 1,710 単 体 399 826 396 938 490 1,036 548 1,050 連 結 7 23 4 33 18 43 26 55 単 体 5 11 2 22 11 22 10 23 連 結 △1 3 △3 13 11 24 19 35 単 体 2 6 △4 5 7 13 6 14 連 結 △ 7.81 15.06 △ 16.91 56.59 47.15 105.03 82.07 148.30 単 体 10.49 28.69 △ 16.65 22.15 29.36 54.27 25.87 56.67 連 結 △ 0.5 0.9 △ 1.0 3.5 2.9 6.5 4.8 8.6 単 体 0.9 2.5 △ 1.5 2.1 2.5 4.7 2.1 4.7 連 結 50.8 49.5 52.6 46.9 48.9 46.9 47.1 ― 単 体 51.8 49.3 54.0 48.7 50.2 47.0 47.2 ― (予想) 1,710 1,512 1,036 経常利益(単位:億円) (予想) 1,050 23 第52期 第53期 0 一株当たり当期純利益(EPS) (単位:円) 150 (予想) 148.30 125 105.03 100 56.59 50 28.69 25 15.06 1 22 第50期 54.27 (予想) 56.67 第51期 第50期 22 第51期 第53期 第52期 23 第53期 株主資本当期純利益率(ROE) (単位:%) (予想) 8.6 10 6.5 4.7 4 0 (予想) 35 24 22.5 15.0 13 13 3 6 (予想) 14 5 -7.5 第50期 第51期 第52期 第53期 株主資本比率(単位:%) 52 51 8 2 第52期 通期 通期 0 2.5 22.15 45.0 7.5 6 75 0 (予想) 11 10 第51期 中間期 30.0 33 20 第50期 中間期 単体/ 37.5 43 40 30 連結/ 中間(当期)純利益(単位:億円) (予想) 55 60 50 450 0 I G H L I G H T S 連 結 (%) 1,800 H I N A N C I A L 0.9 第50期 (予想) 4.7 3.5 50 49 49.5 49.3 48 第51期 47.0 47 2.1 第52期 第53期 46 48.7 46.9 第50期 第51期 46.9 第52期 株主の皆様へ T O O U R S H A R E H O L D E R S (6.7%)増加いたしました。 利益面につきましては、新規立上りに伴う費用増加や鋼材価格 上昇等の影響はありましたものの、売上高の増加に加え、持分法 適用の関連会社が国内外ともに好調であったこと等により、経常 利益は、26億7千2百万円(前年同期比46.3%増)、中間純利益 は19億1千7百万円(前年同期比74.1%増)となりました。 なお、当中間期の主な活動といたしましては、北米事業の拡大 のため、米国につづきカナダにおいてもジョンソン コントロール ズINC.と合弁で新会社「シーテックス カナダGP.」を設立いたし ました。同社はホンダ オブ カナダ マニュファクチャリングにシ ートを納入いたします。また、欧州事業の拡大のため、欧州事業 の統括・開発支援及び各プロジェクトの管理機能を持つ法人組織 当中間期における世界経済は、米国経済が雇用の回復等、堅調 として「タチエス エンジニアリング ヨーロッパS.A.R.L(TSE- に推移しており、欧州経済も基調として穏やかな回復を継続し、 Europe)」をフランスに設立いたしました。なお、これに伴い既 中国経済は依然、好調であり、全般的に回復基調で推移いたしま 存の欧州事務所は閉鎖する予定であります。 した。わが国経済につきましては、デフレ懸念の後退などから設 下半期の国内自動車業界の見通しにつきましては、輸出の好調 備投資のすそ野は非製造業に拡大し、雇用情勢の改善により個人 に支えられ国内生産は辛うじて年間1千万台を確保できる見通しで 消費も底堅い状況で、成長速度をやや緩めながらも回復基調を保 ありますが、国内経済の回復に比べ自動車の国内需要が不振であ ち推移いたしました。 り、また、鉄鋼・石油等の素材価格の上昇が不安材料となり依然 当社グループの関連する自動車業界におきましては、国内新車 販売は普通乗用車が前年同期比9.3%増、軽自動車が前年同期比 として厳しい見通しであります。 このような状況の中、当社グループといたしましては、 3.7%増と好調に推移しましたが、小型乗用車の不振及び昨年の排 ①収益構造改革完遂による競争力の強化 気ガス規制特需の反動によるトラックの減少で、軽自動車を含む ②業界トップ品質の確立 国内新車販売は前年同期比1.6%減の2,703,890台となりまし ③グローバル事業計画の着実な遂行 た。一方輸出につきましては、欧州向けを中心に中近東、中南米 ④ビジョン2010実現に向けた方策の整備 向け等が増加し、前年同期比6.6%増となりました。その結果、上 を重点として、マーケティング、企画を含めシート全体の提案が 半期における軽自動車を含む国内自動車生産は前年同期比3.1%増 でき、シートの構想・開発・生産まで一貫して受注できる『世界 の5,126,787台となりました。 トップレベルのシート・システム・クリエーター』へと進化を図 このような経営環境のもとで、当社は品質至上に徹し、収益構 造改革による競争力の強化と業界標準たりうる差別化商品・工法 るべく大胆かつスピーディーに実行し、業績の向上に努めてまい る所存であります。 の開発を図り、新規受注の拡大を進めるなど積極的な営業活動を 展開してまいりました結果、主に国内において既受注車が輸出向 けを中心に好調に推移し、さらに新規受注車の拡大もあり連結売 代表取締役社長 上高は789億5千9百万円と前年同期と比べ49億3千4百万円 2 連結財務諸表 ■ 中間連結貸借対照表 科 目 (単位:百万円) 前中間期 当中間期 前 期 平成15年9月30日現在 平成16年9月30日現在 平成16年3月31日現在 資産の部 流動資産 (単位:百万円) 科 目 46,264 46,063 現金及び預金 12,909 14,899 15,326 受取手形及び売掛金 21,352 23,094 22,496 有価証券 1,592 742 1,527 たな卸資産 3,913 4,468 3,593 その他の流動資産 3,033 3,076 3,137 △3 △ 18 △ 18 流動負債 35,181 34,991 26,295 27,425 27,263 90 2,411 2,401 410 531 1,034 5,772 4,813 4,291 6,184 7,538 7,679 2,300 ー ー ー ー 1,106 退職給付引当金 882 1,053 795 役員退職慰労引当金 312 360 357 連結調整勘定 121 89 105 2,568 6,035 5,314 38,753 42,720 42,671 1,416 3,604 1,445 資本金 6,327 6,327 6,327 資本剰余金 5,883 5,883 5,883 利益剰余金 24,897 27,809 26,119 1,119 1,606 1,488 704 233 △ 341 自己株式 △ 536 △ 537 △ 537 資本合計 38,396 41,322 38,941 負債、少数株主持分及び資本合計 78,565 87,648 83,058 支払手形及び買掛金 短期借入金 未払法人税等 その他の流動負債 固定負債 繰延税金負債 35,766 41,384 36,994 25,141 27,170 25,722 建物及び構築物 7,281 11,124 10,541 機械装置及び運搬具 7,023 7,833 6,774 少数株主持分 土地 5,686 5,753 5,654 少数株主持分 その他の有形固定資産 5,151 2,459 2,751 208 2,127 213 10,416 12,085 11,058 有形固定資産 その他の固定負債 無形固定資産 投資その他の資産 投資有価証券 7,731 10,230 8,813 その他の投資 2,754 1,923 2,314 貸倒引当金 △ 70 △ 68 △ 70 78,565 87,648 83,058 資産合計 前 期 平成16年3月31日現在 32,568 長期借入金 固定資産 当中間期 平成16年9月30日現在 負債の部 42,799 貸倒引当金 前中間期 平成15年9月30日現在 負債合計 資本の部 その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 ※ 中間連結財務諸表規則の改正により表示方法を変更しております。 3 C ■ 中間連結損益計算書 科 目 (単位:百万円) 前中間期 当中間期 前 期 平成15年 4 月 1日から 平成15年 9 月30日まで 平成16年 4 月 1日から 平成16年 9 月30日まで 平成15年 4 月 1日から 平成16年 3 月31日まで O N S O L I D A T E D F S I N A N C I A L ■ 中間連結剰余金計算書 科 目 T A T E M E N T S (単位:百万円) 前中間期 当中間期 前 期 平成15年 4 月 1日から 平成15年 9 月30日まで 平成16年 4 月 1日から 平成16年 9 月30日まで 平成15 年 4 月 1日から 平成16年 3 月31日まで 売上高 74,025 78,959 151,218 資本剰余金の部 売上原価 69,136 73,594 140,225 資本剰余金期首残高 5,883 5,883 5,883 3,897 4,188 8,435 資本剰余金増加高 ― ― ー 営業利益 991 1,176 2,558 資本剰余金減少高 ― ― ー 5,883 5,883 5,883 営業外収益 920 1,549 1,975 受取利息及び配当金 101 100 177 利益剰余金期首残高 24,011 26,119 24,011 連結調整勘定償却額 16 16 32 利益剰余金増加高 1,101 1,917 2,489 持分法による投資利益 731 1,359 1,659 利益剰余金減少高 215 227 380 その他の営業外収益 71 74 106 24,897 27,809 26,119 営業外費用 85 53 141 支払利息 8 42 55 76 11 86 1,826 2,672 4,392 販売費及び一般管理費 資本剰余金中間期末(期末)残高 その他の営業外費用 経常利益 利益剰余金の部 利益剰余金中間期末(期末)残高 ■ 要約中間連結キャッシュ・フロー計算書 (単位:百万円) 前中間期 当中間期 前 期 平成15年 4 月 1日から 平成15年 9 月30日まで 平成16年 4 月 1日から 平成16年 9 月30日まで 平成15年 4 月 1日から 平成16年 3 月31日まで 営業活動によるキャッシュ・フロー 1,939 2,350 5,903 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 1,367 △ 3,384 △ 4,609 財務活動によるキャッシュ・フロー 464 △9 2,450 科 目 特別利益 377 4 379 特別損失 298 185 586 1,905 2,491 4,185 664 444 1,407 現金及び現金同等物に 係る換算差額 △ 302 211 △ 592 法人税等調整額 59 38 4 現金及び現金同等物の 増減額 734 △ 833 3,151 少数株主利益 79 91 284 現金及び現金同等物の期首残高 12,578 15,729 12,578 2,489 現金及び現金同等物の 中間期末(期末)残高 13,312 14,896 15,729 税金等調整前中間(当期)純利益 法人税、住民税及び事業税 中間(当期)純利益 1,101 1,917 4 単体財務諸表 ■ 中間単体貸借対照表 科 目 (単位:百万円) 前中間期 当中間期 前 期 平成15年9月30日現在 平成16年9月30日現在 平成16年3月31日現在 資産の部 流動資産 現金及び預金 受取手形 売掛金 有価証券 たな卸資産 科 目 前中間期 当中間期 前 期 平成15年9月30日現在 平成16年9月30日現在 平成16年3月31日現在 負債の部 29,495 33,395 32,700 8,240 10,903 10,543 200 222 188 16,834 18,397 18,022 431 11 417 流動負債 支払手形 買掛金 1年以内返済の長期借入金 24,634 28,048 3,024 3,551 27,827 3,131 17,402 18,915 18,364 ー 2,300 2,300 274 337 785 未払費用 1,648 1,723 1,712 その他の流動負債 2,284 1,221 1,533 3,744 5,390 5,178 2,300 ー ー 未払法人税等 1,207 1,339 1,208 396 412 531 2,184 2,127 1,807 繰延税金負債 651 652 738 ― △ 18 △ 18 退職給付引当金 492 683 402 27,463 29,918 29,629 役員退職慰労引当金 300 343 340 14,332 16,130 16,098 ー 2,939 2,910 建物 3,712 7,010 7,201 負債合計 機械装置 3,158 3,200 3,025 資本の部 土地 4,625 4,575 4,575 その他の有形固定資産 2,836 1,343 1,295 202 264 208 利益準備金 480 480 480 12,927 13,524 13,321 任意積立金 13,136 13,630 13,136 投資有価証券 11,291 11,781 11,650 中間(当期)未処分利益 1,702 2,190 2,241 その他の投資 1,706 1,811 1,741 その他有価証券評価差額金 1,257 貸倒引当金 △ 70 △ 68 △ 70 56,958 63,313 62,330 繰延税金資産 その他の流動資産 貸倒引当金 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産 資産合計 5 (単位:百万円) 固定負債 長期借入金 預り保証金 その他の固定負債 資本金 ー 771 786 28,379 33,439 33,005 6,327 6,327 6,327 資本剰余金 5,883 5,883 5,883 利益剰余金 15,319 16,301 15,858 1,050 1,364 自己株式 △2 △2 △2 資本合計 28,578 29,874 29,324 負債及び資本合計 56,958 63,313 62,330 N ■ 中間単体損益計算書 (単位:百万円) 前中間期 科 目 O N C O N S O L I D A T E D 当中間期 平成15年 4 月 1 日から 平成16年 4 月 1 日から 平成15年 9 月30日まで 平成16年 9 月30日まで 前 期 平成15年 4 月 1 日から 平成16年 3 月31日まで 売上高 49,000 54,895 103,696 売上原価 45,403 51,294 96,077 2,706 2,863 5,777 営業利益 890 737 1,841 営業外収益 323 320 553 受取利息及び配当金 289 266 490 その他の営業外収益 34 53 62 営業外費用 76 38 141 支払利息 8 38 42 67 0 99 経常利益 1,137 1,019 2,253 特別利益 261 2 257 特別損失 241 153 361 1,157 868 2,149 法人税、住民税及び事業税 321 284 867 法人税等調整額 129 △ 39 △ 60 中間(当期)純利益 707 623 1,342 前期繰越利益 995 1,566 995 ー ー 96 1,702 2,190 2,241 販売費及び一般管理費 その他の営業外費用 税引前中間(当期)純利益 中間配当額 中間(当期)未処分利益 C F O I N A N C I A L L U M S T A T E M E N T S N 「タチエスの技術のご紹介 」 ロングスライドシートレール 近年のRV車需要の増大に合わせて開発した前後 移動量の大きいスライドレールです。 多彩なシートアレンジを可能にしました。 フロントシート・グローバル標準フレーム 軽量・低コストの当社独自のグローバル対応標準 シートフレームです。 強度等の品質も確保し、カーメーカーの枠を超え た採用をいただいております。 6 ◆ 創立50周年 ◆ 平成16年4月、当社は創立50周年を迎えました。昭和29年の スプリング事業にはじまり、ここまで発展することができましたの も、偏に株主様の常日頃からの絶大なるご支援の賜物と、心から感 謝申しあげます。 当社では創立50周年を記念し、平成16年3月期利益配当におき まして、普通配当(4円)に加え、創立50周年記念配当(2円)を 実施するとともに、「タチエス50年史」の発刊及び、長期的経営目 標として、「ビジョン2010」を策定いたしました。 「タチエス50年史」に関しましては、平成8年より編纂を始め、 今年7月の発刊にいたりました。会社のこれまでの足跡を振り返り、 企業文化を全社員が共有し、伝承していくことは、今後の当社の発 展に大きく寄与するものと確信いたしております。 また、創立50周年を機に新たに策定いたしました「ビジョン 2010」とはタチエスグループの2010年におけるあるべき姿を表 したものであり、「技術の創造を通じて、世界のお客様に信頼と感 動を与える商品を提供し、社会に貢献する」という企業理念を具現 化するため、世界トップレベルの品質、コスト、開発、生産体制を 2010年までに実現させることを目標にしております。この目標を 達成するため当社は世界トップレベルの「シート・システム・クリ エーター」を目指してまいります。 「シート・システム・クリエーター」とは従来の部品メーカーの 枠組みを超え、マーケティングや企画を含めたシート全体の提案が でき、シート全体の構想・開発・生産まで一貫して受注できる会社 のことであります。 社員一人一人が日々の仕事の中で常に新たなチャレンジをしてい き、世界トップクラスの地位を確立してまいります。 昭和35年ごろの溶接作業 現在の溶接作業 タチエス50年史 製品紹介 P RODUCTS L INE - UP スポーツ車用シート 7 R V車用シート 乗用車用シート R V車用シート トピックス ◆ シーテックス カナダGP.設立 ◆ ◆ 海外での新会社設立 ◆ 平成16年9月、北米事業を拡大し、国際市場での競争力を高める ことを目的に、カナダ オンタリオ州シェルバーン市に、シーテック ス カナダGP.を設立いたしました。また、同時に同社に出資する管 理統括会社としてタチエス エンジニアリングU.S.A. INC.の100% 子会社タチエス カナダLTD.(カナダ ノバスコシア州、以下TSC社) を設立いたしました。このTSC社が51%とジョンソン コントロー ルズINC.(米国ウィスコンシン州、以下JCI社)の子会社が49%出 資し、シーテックス カナダGP.としてジェネラル・パートナーシッ プを組成いたしました。シェルバーン市は、州都トロントから北西 約100kmに位置し、人口5,000人ほどの閑静な町であります。新 会社はJCI社子会社よりシェルバーン工場を譲り受け、ホンダ オブ カナダ マニュファクチュアリングに、自動車用シートを納入する予 定です。 当社とJCI社は北米において、すでにシーテックスINC.(米国オハ イオ州) 、テクノトリムINC.(米国ミシガン州)の合弁事業を行って おり、新会社と合わせ当社経営に寄与するものと確信いたしており ます。 自動車メーカーのグローバルなニーズに対応するため、当社では 海外での事業展開を積極的に推進しております。 平成16年3月、米国ケンタッキー州ウォルトン市に、富士機工 株式会社と共同でフジオートテックU.S.A.LLCを設立いたしまし た。同社は自動車用シート機構部品(リクライナー、スライドレー ル等)の製造、販売を目的とし、平成17年4月に生産を開始する 予定であります。当社関係会社への販売の他、同業他社に対しても 拡販を図ってまいります。 中国におきましては、東風汽車有限公司(日産)向け自動車用シ ートの受注に伴い、平成16年11月、広東省広州市に、東風李爾 汽車座椅有限公司、信昌国際投資有限公司と共同で広州泰李汽車座 椅有限公司を設立いたしました。平成17年中に工場を完成させ、 平成18年4月から生産を開始する予定です。 また、ヨーロッパにおきましては平成16年10月、フランス ベ リジー・ビラクブレー市に、タチエス エンジニアリング ヨーロッ パ社を設立いたしました。当社の欧州進出の柱として積極的な活動 を行ってまいります。 ◆個人投資家向けIRセミナー開催 ◆ ※ジェネラル・パートナーシップとは・・・ パートナーシップとは複数の出資者による事業体のことで、利益・損失を出資者に配 分・還元し、出資者が個別に税申告をするため、法人税がかからないというメリット があります。出資者は出資比率に応じた債務責任を負う「リミテッド・パートナー」 と、無限責任を負うが、経営権を持つ「ジェネラル・パートナー」に分けられ、 「ジェ ネラル・パートナー」のみで構成されたパートナーシップを「ジェネラル・パートナ ーシップ」といいます。 R V車用シート トラック用シート 平成16年2月13日、当社は名古屋テレピアホール(名古屋市東区) にて個人投資家向け会社説明会を開催いたしました。平日の開催とな りましたが、約420名の投資家の方にご参加いただき、会場はほと んど空席が無いほどの大盛況でした。 終了後のアンケートでは60%近くの方に「参考になった」とのご 意見をいただき、また、当社への投資につい ても半数近くの方に「検討したい」とのご回 答いただきました。 当社では今後も、投資家の皆様にタチエス を理解していただく機会を設けていきたいと 考えております。 バス用シート 医療用ベッド 8 会社情報(平成16年9月30日現在) ■ 会社概要 設 立 資 本 金 従 業 員 数 主要な事業内容 ■ 海外グループ会社 昭和29年4月7日 6,327百万円 1,126名 自動車座席・座席部品の製造及び販売 14 15 6 7 8 2 17 代 表 取 締 役 最高執行責任者 齊 藤 潔 代 表 取 締 役 副 社 長 見 耕 作 取 締 役 副 社 長 高 橋 正 宜 白 鳥 浩 之 取 締 役 常務執行役員 小 池 也 田 口 裕 史 近 藤 仁 取 役 堀 尾 悌 介 常 勤 監 査 役 小 泉 忠 男 監 役 河 合 弘 之 宮 下 卓 也 坪 井 道 好 常務執行役員 福 嶋 善 一 川 崎 守 松 下 和 好 並 木 一 章 木 村 利 光 執 久 朝 小 三 福 田 譲 矢 島 豊 野 上 義 之 査 行 役 員 次 比 米 憲 好 奈 耕 二 林 英 雄 木 浩 之 本 社 技術センター 技術センター愛知 愛 知 工 場 青 梅 工 場 武 蔵 工 場 栃 木 工 場 平 塚 工 場 鈴 鹿 工 場 追 浜 工 場 金沢営業所 上海事務所 欧州事務所 9 10 3 18 11 4 ■ 事業所 9 13 12 ■ 役員 締 1 5 16 〒196-8611 東京都昭島市松原町3丁目3番7号 〒198-0025 東京都青梅市末広町1丁目7番8号 〒446-0007 愛知県安城市東栄町柳原125番地2 〒446-0007 愛知県安城市東栄町柳原125番地2 〒198-0025 東京都青梅市末広町1丁目2番地 〒358-0032 埼玉県入間市狭山ヶ原108番地13 〒329-0412 栃木県下都賀郡国分寺町大字柴262番地26 〒254-0021 神奈川県平塚市長瀞1番3号 〒510-0261 三重県鈴鹿市御薗町鎌田3600番地10 〒237-0062 神奈川県横須賀市浦郷町5丁目2931番地 〒924-0804 石川県松任市徳丸670番地 ㈱トランテックス内 上海市江寧路167号新城大廈2004室 Friedrich Ebert Str.55 40210 Dusseldorf 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 タチエス エンジニアリングU.S.A. INC. (米国ミシガン州) シーテックスINC. (米国オハイオ州) シンテックINC. (米国ノースカロライナ州) フジ オートテックU.S.A.LLC (米国ケンタッキー州) テクノトリムINC. (米国ミシガン州) テクノトリムINC.ラモス工場 (メキシココアウイラ州) テクノトリムINC.サルティーヨ工場 (メキシココアウイラ州) テクノトリムINC.モンクローバ工場 (メキシココアウイラ州) インダストリア デ アシエント スペリオルS.A DE C.V. (メキシコアグアスカリエンテス州) インダストリア デ アシエント スペリオルS.A. DE C.V. グアダラハラ工場 (メキシコハリスコ州) インダストリア デ アシエント スペリオルS.A. DE C.V. シバック工場 (メキシコモレロス州) タチエス カナダ LTD. (カナダノバスコシア州) シーテックス カナダ GP. (カナダオンタリオ州) タチエス エンジニアリング ヨーロッパ S.A.R.L(フランス ベリジー・ビラクブレー市) 西安秦泰汽車座椅有限公司 (中国陜西省) 鄭州泰新汽車内飾件有限公司 (中国河南省) 泰極汽車内飾(太倉)有限公司 (中国江蘇省) 広州泰李汽車座椅有限公司 (中国広東省) ■ 国内グループ会社 立川工業株式会社 冨士高工業株式会社 株式会社タチエスパーツ 立川発条株式会社 富士機工株式会社 錦陵工業株式会社 タチエスサービス株式会社 株式会社立川発条山形 株式会社TSデザイン 有限会社エフケー 有限会社シセイ C O R P O R A T E I 株式情報 N F O R M A T I O N (平成16年9月30日現在) ■ 主要得意先 ■ 株式の状況 国内につきましては、自動車メーカー7社と取引をしております。 海外につきましては、海外グループ会社、北米主要シートメーカー を通じて日系自動車メーカー、米国ビッグ3等に高品質の製品を納 入しております。 会社が発行する株式の総数 発行済株式の総数 株主総数 S T O C K I N F O R M A T I O N 77,330,000株 24,090,651株 2,532名 大株主及び持株数 NISSAN 株主名 TOYOTA HONDA MITSUBISHI NISSAN DIESEL HINO DAIMLER CHRYSLER ISUZU RENAULT FORD GM 持株数 (千株) 富士機工株式会社 ザ バンク オブ ニューヨーク トリーティー ジャスデック アカウント ビービーエイチ フォー フィデリティー ロープライス ストック ファンド 日野自動車株式会社 株式会社齊藤 株式会社三井住友銀行 齊藤 静 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) タチエス取引先持株会 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) (旧日野車体工業㈱) ト ヨ タ 自 動 車 ㈱ bB・ファンカーゴ・プラッツ・ ヴィッツシート用部品 三菱自動車工業㈱ ギャラン・グランディス・ディアマンテ・ チャレンジャー・パジェロIO・コルト・コルトプラス 本 田 技 研 工 業 ㈱ アコードセダン・アコードワゴン・ ストリーム・インテグラ・ザッツ・モビリオ・ モビリオスパイク・パートナー・インサイト・ エディックス い す ゞ 自 動 車 ㈱ トラックシート用部品 ト ヨ タ 紡 織 ㈱ トヨタハイラックスサーフ・シエンタ・ポルテ 12.3 1,311 5.4 1,175 1,170 1,165 915 896 874 679 654 4.9 4.9 4.8 3.8 3.7 3.6 2.8 2.7 ■ 株式所有者別状況 ■ 当社製品主要得意先採用車種 日 産 自 動 車 ㈱ スカイライン・ステージア・フェアレディZ・ キューブ 日産ディーゼル工業㈱ ビッグサム・コンドル、日産サファリピックアップ 日 産 車 体 ㈱ 日産プレーリーリバティ・サファリ・ クルー・ダットサントラック 日 野 自 動 車 ㈱ プロフィア・デュトロ(トヨタダイナ)・ トヨタハイラックス ジ ェ イ ・ バ ス ㈱ バス用シート 持株比率 (%) 2,953 金融機関 5,040,800株 20.92% 証券会社 189,200株 0.79% 個人・その他 7,106,801株 29.50% その他国内法人 6,417,950株 26.64% 外国人 5,335,900株 22.15% ■ 株価の推移 株価(円) 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 2004/1 2004/3 2004/5 2004/7 2004/9 (旧アラコ㈱) 10 ■株主メモ ホームページでもIR情報を公開しています。 決 算 期 日 毎年3月31日 定 時 株 主 総 会 毎年6月下旬 利益配当金交付 株 主 確 定 日 3月31日 中間配当金交付 株 主 確 定 日 9月30日 当社の最新情報をスピーディーにご提供するために、 ホームページを開設しております。 投資家の皆様への情報も充実させておりますので、 ぜひご覧ください。 基 準 日 定時株主総会については3月31日といたします。 その他必要があるときは、あらかじめ公告して定めます。 http://www.tachi-s.co.jp/ 1単元の株式数 100株 名義書換代理人 〒105-0014 東京都港区芝三丁目33番1号 中央三井信託銀行株式会社 同事務取扱場所 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 証券代行事務センター 中央三井信託銀行株式会社 証券代行部 TEL.(03)3323-7111(代表) 同 取 次 所 中央三井信託銀行株式会社 全国各支店 日本証券代行株式会社 本店・全国各支店 トップページでは、 「ニュースリリース」 「タチエスグループについて」「タチ エスグループの製品と技術」「株主・投資家の皆様へ」「決算公告」の5つの コンテンツをご案内しています。 〈お知らせ〉 次回の配当金から、銀行口座に加え、郵便貯金口座(通常貯金口座) へのお振込によるお受取ができるようになります。配当金振込指定、 住所変更、単元未満株式(端株)買取請求及び名義書換請求に必要 な各用紙のご請求は、名義書換代理人のフリーダイヤル0120-872031で24時間受付しております。 株主優待 株主の皆様には日頃のご支援に感謝申しあげ、些少ではございますが1,000株以上 ご所有の株主様に図書券を送らせていただきました。今後も株主の皆様に対し株主優 待に一層意をつくしてまいります。 ますますのご支援とご指導を賜りますようお願い申しあげます。 本社 〒196-8611 東京都昭島市松原町3丁目3番7号 Tel.042-546-8111(代) 環境に配慮した「大豆油インキ」 を使用しています。 株主・投資家の皆様へ 財務ハイライト