ホーチミン市（H`ô Chí Minh）

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地理の写真館
ホーチミン市（Hồ Chí Minh）
ベトナム社会主義共和国で最大の都市が、ホーチミ
（年代は不明）は、右の河川がサイゴン川で、支流の
ン市である。サイゴン川が流れるメコンデルタのリー
メアンダー（蛇行）が読める。北方のTAN SON NHUT
ズ平野に位置する。1859年にフランスは、コーチシナ
地域は、空港が建設された地域である（写真②）
。
植民地の首都をサイゴン市とし、大聖堂・宮殿等を建
多くの市民の足は、オートバイで、通勤・家族移動・
設する。「東洋（極東）の真珠」「東洋のパリ」とよば
デート等に利用している。日本製が20万円、中国製が
れるゆえんである。1975年４月30日にベトナム戦争が
６万円とのこと。日本企業の広告が読めるが、左の時
終結し、翌年に南北統一、1986年に社会主義型市場経
計のある建物が、ホーチミン市最大のベンタイン市場
済を目標とする「ドイモイ（刷新）」政策を採択する。
である（写真③）
。
この結果、「アジアの小さなトラ経済」の国として台
市内の統一会堂（旧大統領官邸）を訪れる。1975年、
頭する。ホーチミン市は外国投資の最大の恩恵を受け、
南 ベ ト ナ ム 解 放 民 族 戦 線（National Liberation
17の工業団地・輸出加工地区がある経済の中心である。
Front：略称NLF）が、当時は大統領宮殿であったこ
ベトナムは2005年に最も安全な旅行地の一つに挙げ
の建物に突入してサイゴンは陥落した。次にホーチミ
られ、ホーチミン地域観光の３大施設が統一会堂・ク
ン市から、60kmほどのところにあるベトナム戦争の
チトンネル・戦争証跡博物館である。
聖地とよばれるクチトンネルを訪れた。クチトンネル
中央郵便局は、19世紀のヨーロッパの駅舎を真似て
は総距離250kmにもおよぶというが、入り口は意外に
建設された。正面にホー＝チ＝ミンの肖像画が掲示され、
せまい（写真④）
。ほかに武器工場・タイヤを再生し
色は外観も同色である。玄関横には戦争記念碑が建立
たサンダルの実演等を見学した。
されている（写真①）。
（追手門学院大手前中高等学校 池田晶一）
中央郵便局に掲示されている旧サイゴン市の旧地図
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