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白井市道路台帳システム整備業務委託 特記仕様書 (PDF:207.8KB)

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白井市道路台帳システム整備業務委託 特記仕様書 (PDF:207.8KB)
白井市道路台帳システム整備業務委託
特記仕様書
平成28年6月
白井市 環境建設部道路課
第1章
総則
総則
第1条 (適用)
この仕様書は、白井市道路台帳システム整備業務委託(以下「本業務」という。)の実施に
当たり、白井市(以下「発注者」という。)が受注者に対して、必要な事項を定める。
なお、この本業務の受注者の選定は、別に定める「白井市道路台帳システム整備業務委託
公募型プロポーザル実施要領」に基づき、実施する。
また、この仕様書は、公募型プロポーザルの実施に当たり、必要最低限度の仕様を定めた
ものであり、参加事業者はこの仕様書以外の内容も含めて、発注者にとって最良となる優れ
た提案をすることとする。
第2条 (目的)
道路管理業務の効率化、高度化及び市民サービスの向上を図るため、本市の管理する道路
等について、道路法第 28 条並びに道路法施行規則第 4 条の 2 に基づく道路台帳の整備・境
界確定資料、法定外公共物資料のファイリング及び道路台帳システム設定等を行うものとす
る。
第3条 (準拠する法令)
本業務は、本特記仕様書によるほか次の法令及び規程に基づいて行うものとする。
(1) 測量法
(2) 道路法
(3) 地方交付税法
(4) 地方自治法
(5) 都市計画法
(6) 国土調査法
(7) 道路交通法
(8) 航空法
(9) 地理空間情報活用推進基本法
(10) 国土基本図図式規定
(11) 公共測量作業規程
(12) 白井市契約規則
(13) 白井市個人情報保護条例
(14) 白井市関係諸法令
(15) その他関係法令、規定、通達及び作業要領等
第4条 (配置技術者)
本業務に測量士の資格を有する者を管理技術者として配置すること。
なお、当該配置者については、参加申込時点で3ヵ月以上の直接的かつ恒常的な雇用関係
にある者とする。
第5条 (実施計画書)
受注者は、本業務の着手にあたり契約締結後すみやかに実施計画書を提出し、承認を得な
ければならない。実施計画書は、各業務の工程表、技術者名簿及び使用機材(各種証明)等
1
を詳細に記入したものとする。
第6条 (再委託の禁止)
受注事業者は、業務を一括して第三者へ委託等することができないこととする。また、受
注事業者は、本業務の一部を第三者に請け負わせるときは、あらかじめ書面による発注者の
承諾を得なければならない。
第7条 (損害の賠償)
受注者は、本業務の実施中に生じた諸事故や発注者に与えた損害に対し、発注者の指示に
従い受注者の責任において処理するものとする。
第8条 (土地の立ち入り)
本業務の実施にあたり、他人の占有する土地に立ち入る場合には、予め土地占有者等の関
係者に周知し、紛争の起こらないよう十分に留意しなければならない。
また、本業務おける現地作業期間中は、身分証明書を常時携行し、関係者から請求があれ
ば速やかに提示しなければならない。
第9条 (疑義)
受注者は、仕様書等に記載のない事項又は疑義が生じた場合は、速やかに発注者に申し出
るものとし、発注者・受注者協議の上決定するものとする。
第10条 (成果品の帰属)
本業務で得られた成果は発注者に帰属するものとし、受注者は、発注者の許可なく外部に
貸与又は公表してはならない。また、本業務で使用する窓口用道路台帳システムの著作権は
システム開発業者に帰属し、当該ソフトウェアの使用権を発注者に帰属するものとする。
第11条 (完了)
受注者は、本業務完了時に発注者に対し、業務完了届、成果品納品書及び成果品を提出し、
完了検査を受け、検査合格により完了とする。なお、修正の指示を受けた場合、速やかに修
正し、再検査を受け、再検査の合格により完了とするものとする。
第12条 (納入場所)
本業務の成果品の納入場所は、白井市環境建設部道路課とするものとする。
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第2章
業務内容
第13条 (業務概要)
本業務の業務概要は、次のとおりとする。
(1) 業務計画
(2) 境界確定資料ファイリング
(3) 道路台帳附図スキャニング及び正規化
(4) 道路台帳調書データベース化
①
道路法に準拠した調書
②
国土交通省(道路施設現況調査)による調書
③
普通交付税に関する省令に準拠した調書
④
その他管理用調書
(5) 法定外公共物資料ファイリング
(6) 道路台帳システム設定
第14条 (履行期限)
本業務の履行期限は、次のとおりとする。
契約締結の翌日から平成30年3月30日まで
第15条 (作業数量)
本業務の作業範囲は、白井市全域(表-1 業務対象範囲)とする。
【表-1 業務対象範囲】
項
目
数
量
路線数
1303 路線
路線総延長
304.8km
道路境界確定図関係
1式
法定外公共物資料
1式
第16条 (座標系)
本業務で使用する座標系は、次のとおりとする。
(1) 準拠する測地系:測地成果 2011
(2) 水平位置の座標系:平面直角座標第Ⅸ系
第17条 (計画準備)
受注者は、本特記仕様書に示す業務内容を確認の上で、全体計画を立案し、作業フロー、
作業及び工程計画、人員構成等を検討し、後続作業が円滑に実施できるよう業務計画書を作
成する。
第18条 (資料収集)
本業務を実施するにあたり、これまで甲が管理してきた各種資料を調査し、道路管理に関
する以下の基礎的データを可能な限り把握してとりまとめるものとする。また、業務完了後
は速やかに甲へ返却するものとする。
(1) 認定路線網図(Shape・PDF・Excel、平成 27 年時点)
3
(2) 道路台帳附図(TIFF・PDF・DWG・紙資料、平成 27 年時点)
(3) 道路台帳調書(TIFF・Excel・紙資料、平成 27 年時点)
(4) 境界確定関連図書:査定報告書(Tiff・Jpeg 形式・SIMA 平成 21 年以前)
(紙資料 平成 22 年以降 平成 27 年月時点)
(5) 法定外公共物資料(紙資料及び Shape 形式、平成 13 年時点)
(6) 都市計画基本図(DM・Shape 形式)
(7) 地番図データ(GIS データ(Shape 形式))
(8) 航空写真オルソ画像データ(公共座標付画像データ)
(9) その他、本業務の実施に必要な資料(甲乙協議の上定めるものとする。)
第19条 (打合せ協議)
打合せ協議は、主任技術者が立ち会い、以下のとおり実施するものとする。
(1) 業務着手時
(2) 中間打合せ
(3) 成果品納品時
(4) その他、甲または乙が必要とする場合
なお、中間打合せは4回とする。
第20条 (境界確定資料ファイリング)
発注者が貸与する境界確定資料等について、以下のとおりファイリングを行うものとする。
(1) 個人申請の境界確定資料(平成21年度まで)
データ形式、ファイル名等、取りまとめを行い、第22条で作成する境界確定位置デ
ータにリンクできるようにファイリングを行うものとする。
(2) 個人申請の境界確定資料(平成22年度以降)及び市発注事業の境界確定資料
スキャニングを行い、第22条で作成する境界確定位置データにリンクできるように
ファイリングを行うものとする。
(3) 千葉 NT・区画整理地区及び開発行為事業の資料
既存資料のスキャニング状況に応じて必要な処理を行い、第22条で作成する境界確
定位置データにリンクできるようにファイリングを行うものとする。
なお、データ形式、ファイル名の命名規則等については、以下のとおりとする。
① データ形式:PDF 形式
② ファイル名:境界確定番号等のユニークとなる名称かつ識別が容易な名称とする
③ ファイルの格納:ファイル名と同様、境界確定番号等のユニークかつ識別が容易な名
称のフォルダを作成し、そのフォルダ内にファイルを格納するものとする。
第21条 (境界確定位置データ作成)
発注者が貸与する境界確定資料を基に、境界確定位置データを作成するものとする。なお、
属性項目については、ファイリングとリンクするユニークキー項目は必須とし、今後職員に
て更新を実施する事を考慮し、発注者との協議により決定するものとする。
第22条 (道路台帳附図スキャニング及び正規化)
発注者所有の最新の道路台帳附図を整理・集約し、道路台帳附図のマイラー原図をスキャ
ニングし画像データを作成のうえ、座標標定を行うことにより公共座標を付与するものとす
る。なお、スキャニングについては、後続の工程での利用を考慮の上、画質、データ形式等
4
を検討するものとする。
第23条 (道路台帳調書データ作成)
発注者所有の道路台帳調書を基に、第24条で整備する各種調書の算定に必要となる道路
情報を路線単位で取得の上、調書データを作成するものとする。なお、調書データは既存の
調書資料の数値をそのまま引き継ぐものとする。
第24条 (道路台帳調書作成)
前条で作成した道路台帳調書データを基に、以下の道路台帳各種調書を作成するものとす
る。なお、調書は本業務で導入する道路台帳システムに搭載可能なデータ形式で作成するも
のとし、調書の様式については、発注者と協議の上決定するものとする。
(1) 道路法に準拠した調書
・ 道路台帳
・ 実延長調書
(2) 国土交通省(道路施設現況調査)による調書
・ 道路現況(総括)台帳
・ 道路現況(独立専用自歩道)台帳
・ 道路現況(部分自歩道)台帳
(3) 普通交付税に関する省令に準拠した調書
・ 普通交付税(道路橋梁費)算定基礎資料
・ 道路及び橋梁数値の年間増減リスト
(4) その他管理用調書
・ 認定路線調書
・ 実延長面積調書集計表
・ 道路現況調書
・ 部分自歩道調書
第25条 (法定外公共物資料ファイリング)
発注者が貸与する法定外公共物資料をスキャニングし、大字単位にリンクできるようにフ
ァイリングを行うものとする。なお、データ形式、ファイル名の命名規則等については、以
下のとおりとする。
(1) データ形式:PDF 形式
(2) ファイル名:譲与申請番号等のユニークとなる名称かつ識別が容易な名称とする
(3) ファイルの格納:ファイル名と同様、譲与申請番号等のユニークとなる名称かつ識別
が容易な名称とし、1件につき1フォルダ構成とする。
第26条
(法定外公共物位置データ作成)
第25条でファイリングした資料を基に、法定外公共物の延長を計測し、種別ごとに集計
可能な位置データを作成するものとする。
第27条 (道路台帳システム設定)
道路台帳システム設定は、本業務で整備する道路台帳・調書のデータ等を GIS 上で管理し、
道路台帳管理業務の効率化を図り、また、窓口に設置することで、市民サービスの向上を図
るものとする。
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(1)システム設定に際し、次の表-2 に示す要件と同等以上 PC 端末を同時に調達し納入す
るものとする。尚、納品する PC 端末は監督員の承認を得るものとする。
【表-2 ハードウェア要件(窓口用:パソコン 1 台)】
機
材
要
件
筐体
デスクトップ型パソコン
OS
Windows7 Professionalまたは Windows8.1Pro
CPU
Core i5 以上
メモリ
4GB以上
HDD
1TB以上
DVD
DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ
22インチワイド TFT液晶モニタ 1台
OAソフト
Office2013 Professional
その他
キーボード、マウス
オンサイト保守
5年間平日9時~18時 4時間対応
(3)システム設定に際し、稼働に必要な住宅地図データのライセンスを調達し、システム上
にセットアップするものとする。
(4)システム導入時には、道路課職員を対象とした操作研修を 1 回以上実施するものとする。
(5)システム機能要件については、実施要項に記載のとおり「道路台帳システム要求機能確
認書(様式13)」を提出するものとする。
第28条 (搭載データ)
本システムに搭載するデータは以下のとおりとする。
本業務で作成
道路台帳附図データ
認定路線網図データ
道路台帳調書データ
境界確定資料ファイリングデータ、境界確定位置データ
法定外公共物資料ファイリングデータ、法定外公共物位置データ
背景(貸与)データ
都市計画基本図データ
地番図データ
航空写真オルソ画像データ
住宅地図データ(必要なライセンスを取得すること)
第29条 (システムセットアップ及び設定)
受注者は、本業務で導入する道路台帳システムをそれぞれの機器にセットアップし、運用
するにあたり必要な設定を行うものとする。
第30条 (データセットアップ及び動作確認)
受注者は、本業務で作成した搭載データのセットアップを行い、実運用に支障がないか動
作確認も行うものとする。
第31条 (操作マニュアル作成及び操作研修)
6
受注者は、システムを利用するための操作マニュアルを作成するとともに、発注者の職員
を対象とした操作研修を行うものとする。
第3章
成果品
第32条 (納入成果品)
本業務の納入成果品は次の通りとする。なお、データについては道路台帳システムに搭載
するものとする。
(1) 道路台帳附図データ
1式
(2) 道路台帳調書データ
1式
(3) 境界確定資料ファイリングデータ及び境界確定位置データ
1式
(4) 法定外公共物資料ファイリングデータ及び法定外公共物位置データ
1式
(5) 道路台帳システム(道路台帳調書管理システム)
1式
(6) 窓口用 PC
1台
(7) 道路台帳システム操作マニュアル
1式
(8) 住宅地図データ
1式
※各種電子データは今後のデータ整備を考慮し汎用性のあるデータ形式で納品するものと
する。尚、データ形式については、監督員と協議するものとする。
以上
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