2 三河産米粉100％使用シフォンケーキ「こもっちり」と 甘酒入り蒸し

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三河産米粉１００％使用シフォンケーキ「こもっちり」と
甘酒入り蒸しケーキ「あまりん」の開発
― 米の消費拡大と地産地消の推進のために ―
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取組内容
愛知県立安城農林高等学校の食品科学科は、
「米粉の加工品の開発」やお米を身近に感じて
もらうための地域の「交流活動」を通じて、お米をより身近に感じられる「新しいお米の食
文化を創造すること」を目標に平成１９年度からプロジェクト活動を行っています。
この活動を通じて、地元の米や農産物を用いた加工品を創造し、地元企業との共同開発、
地元の米を始めとした農産物の利用拡大などの地産地消の先進的な取組をしています。
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米粉の加工品の開発
シフォンケーキ「こもっちり」は、製パン
会社・製粉会社などの協力を得て開発され、
平成２０年に東海 3 県で発売され、一週間で
６,０００個が売れた大ヒット商品となりま
した。
このシフォンケーキは、三河産米粉を１０
０％使用したスポンジに、日本一の生産量を
誇る安城のいちじくから作ったいちじくジャ
ムをサンドしたもので、開発から商品のネーミン
表彰を受けた安城農林高等学校
グ及びパッケージデザインまですべて生徒たちが手掛けました。
「こもっちり」の開発プロジェクトは、学校農業クラブ活動の一環として実践され、平成
２１年１０月に開催された「日本学校農業クラブ全国大会(茨城大会)」プロジェクト発表区
分「文化・生活」において最優秀賞並びに文部科学大臣賞にも輝いています。
「こもっちり」に続く第二弾として製パン会社と酒造会社と共
蒸しケーキ「あまりん」は、
同開発し、同じく東海３県で平成２１年１１月から販売されました。生地には米粉と甘酒を
使い、クリームにも甘酒が練り込まれ、ふわふわの食感に甘酒の香りがほんのりと漂う仕上
がりになっています。
３
交流活動
交流活動では、小学校や保育園、公民館、介護老人
保健施設などで米粉ケーキ教室を開いています。誰で
も簡単に作れるよう、市販にはないオリジナルのレシ
ピを作成し、米粉ケーキ作り体験をしてもらうなど、
「新しいお米の食文化」を広げています。
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介護老人保健施設での交流活動