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平成 28 年度 ひょうご・ロシアハバロフスク少年少女交流事業 帰国報告

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平成 28 年度 ひょうご・ロシアハバロフスク少年少女交流事業 帰国報告
平成 28 年度
ひょうご・ロシアハバロフスク少年少女交流事業
帰国報告について
派遣概要
趣
旨 ロシアハバロフスク地方と本県の少年少女の交流事業を通じて、国際的な視野をもつ青少
年を育成するとともに、本県とハバロフスク地方の友好親善を図る。
訪問期間 平成 28 年8月 14 日(日)~8月 21 日(日) 7泊8日
訪 問 先 ロシア連邦ハバロフスク地方
訪問人数 県内在住及び在学の中学1年生から高校1年生までの生徒 12 名
滞在施設 インツーリストホテル、青少年センター「星座」
帰国報告会概要
実 施 日 平成 28 年8月 25 日(木)
場
10:30~11:00
所 県庁3号館 10 階 教育委員会室
出 席 者 訪問団生徒、引率者、兵庫県教育長、社会教育課長
内
容 (1) 団長帰国報告
(2) 活動内容の報告
(3) 歓談
(4) 記念撮影
「(2) 活動内容の報告」の概要
1
引率者4名 計 16 名
14 日、ハバロフスク空港に着いたときは、ドキドキとワクワクの気持ちが半分半分でしたが、15 日の朝
には、ワクワクで一杯になっていました。午前中に、ハバロフスク地方政府に表敬訪問に伺いました。
外観は普通の建物でしたが、会議室は様々な写真が飾られていて、とてもきれいでした。何よりも、日
本の国旗とロシアの国旗が飾られていて、とても招かれている感じがしました。
(中1 男子)
サッカーの親善試合は、人工芝のフットサルコートで、10 分ハーフ、6人制、男女混合チームで行われ
ました。結果は、4対6で負けてしまいましたが、私たち兵庫県チームはお互い声をかけ合い、一生懸
命走り、この親善試合を通して、スクール生同士もより仲良くなることができました。試合後は、両チ
ームお互いのプレーをたたえ合い、とても良い交流のひとときになりました。
(中2 女子)
2
日本の伝統文化を伝えて交流しました。折り紙、浴衣の着付け、少林寺の技、けん玉、書道などを伝え
ました。折り紙では、ロシアの子どもたちがツルに興味を持ったので、ツルを一緒に折りました。書道
では、相手の名前を漢字に当てはめて書いてあげると、とても喜ばれました。ロシアの子どもたちが日
本の文化を楽しそうに体験してくれてとてもうれしく感じました。
(中1 女子)
ロシアの伝統的なスプーンの絵付けをしました。スプーンは少し大きく感じたのですが、昔のロシアの
人たちが本当に使っていたそうです。私たちはマトリョーシカの顔とバラの花の色塗りをしました。色
を選んだり、細かい所をきれいに塗ったりすることは難しかったですが、それぞれ個性があふれる素敵
なスプーンを作ることができました。
(高1 女子)
3
プリアムールスキー動物園に行きました。リスのようなかわいい小動物からたくさんの種類のニワトリ、
タイガーや熊のような肉食動物まで幅広い動物がたくさんいました。その中には兵庫県とハバロフスク
とをつなぐコウノトリもいました。
(中1 男子)
4
ホームビジットでは、はじめは緊張して自分の思いをきちんと伝えられるかとても心配でした。ホーム
ビジット先の家族の方へ渡したお土産をとても喜んでいただけたし、とても優しくしていただき楽しい
時間を過ごすことができました。帰りの飛行機の中では、8日間で出会えたロシアの友達のことを思う
と悲しくなりましたが、今度は自分で働いたお金で出会いに行こうと目標ができました。
(高1 女子)
今回の交流スクールで、私たちはとても大切なことを学びました。結団式の「決意の言葉」で誓ったよ
うに、私たちの目標は「言語、文化、宗教を超えた国境なき有志たち」となることでした。この目標を
達成するべく、私たちは限りある時間を全力で過ごしました。そのすべてが、私と将来の夢をいっそう
近づけてくれたように思います。
言葉が通じなくても、育った環境が違っても、私たちは分かり合える。楽しい時間を共有し、意思が通
じて抱き合ったあの瞬間は、私の一生の宝物です。帰国した今でも、目を閉じれば、ロシアで体験した
様々な場面が鮮明によみがえってきます。ダンスに発表会、遊びの夜店やマスタークラス。パントマイ
ムで練習した綱引きは、その後の国対抗運動会で大いに役立ち、ふと気がつくと無意識のうちにボイス
パーカッションをやっていたり、アップテンポな曲が流れると、自然に体が動き出します。そしてそれ
らは成長のための心の糧となり、永遠に心から消えることはないでしょう。
私はこの体験をステップとし、今は新たな階段を登りつつあります。階段を登った先には「オゴニョク」
で星型の紙に書き、紙風船とともに空高く舞い上がった夢が待っているはずです。仲間が応援してくれ
た夢をきっと叶えて、またいつか日本ではないどこかで、私と関わったすべての人に再会できる日を楽
しみにしています。
最後に、この企画を立ち上げてくださった兵庫県、ロシアハバロフスク、交流を成功に導いてくださっ
た引率の先生方、エレナ、保護書の皆様、私を温かく迎え入れてくださったホストファミリー、
「星座」
の皆さん、そして何より、自ら参加し、この滞在を有意義なものにしてくれたスクール生の皆さんに心
から感謝を送ります。本当にありがとうございました。
私はロシア滞在中に、少しですが自分の感情を表現できるようになりました。
Я счастлив.「私は幸せです。」
(訪問団生徒代表 高1 女子)
5
平成 28 年度ひょうご・ロシアハバロフスク少年少女交流事業
日
付
8月 14 日(日)
主 な 内
活動内容
容
出発式、出国
ハバロフスク地方政府教育科学省 表敬訪問
8月 15 日(月)
青少年センター「星座」施設見学、ダンス練習等
8月 16 日(火)
8月 17 日(水)
交流活動(ラッシュアワー、竹馬体験、サッカー、発表会等)
交流活動(ビートボックス、オリエンテーリング、グラフィティ体験、日本
文化の紹介等)
8月 18 日(木)
交流活動(パントマイム、リレー、絵付け、ダンス交流、気球飛ばし等)
8月 19 日(金)
郷土史歴史博物館見学、プリアムールスキー動物園見学、ショッピング
8月 20 日(土)
ホームビジット
8月 21 日(日)
帰国、解散式
6
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