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香港編 `97 2.24~27

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香港編 `97 2.24~27
香港編
‘97 2.24~27
中国返還前の香港とマカオを旅しました。
1日目
出発
香港着
夜の観光「アバディーン」
「ビクトリアピークからの夜景」
香港で安い買い物をし、マカオでギャンブルをする目的として、
この旅を企画しました。例により、HISを使用しました。
JAL931便で香港啓徳(カイタック)空港へ向かいました。
香港も時差は1時間です。飛行時間約4時間半です。
香港の入国は少し時間がかかりましたが、それ以上にホテルに向
かうタクシーはもっとかかります。私たちは旅行の計画の中から、
ホテルまでの送迎をリムジン使用にしました。
カイタック空港は市街地の近くにある24時間空港です。市内のネイザンロードで上空を見ますと、大
型旅客機の足が看板に引っ掛けかねない状態で着陸します。市街の高台から九龍地区を眺めますとよくわ
かります。その後、香港島のはずれに大きな空港が開設されました。
宿泊先のJWマリオットホテルです。アメリカ系のホテルです。香港島に
あり、地下鉄とも繋がっています。便利なホテルでした。海側の九龍地区が
望める部屋にしました。当初海側を予約していたにもかかわらず、山側だっ
たため、かえてもらいました。
香港に行ったひとは誰もが一度は行
くという海上レストラン「アバディー
ン」です。海老が美味いという話です。
海老は美味かったのですが、他の種類
はイマイチでした。ガイドさんもあま
り薦める店ではないようでした。
ビクトリアピークからの夜景です。映画「慕情」で有名な
観光場所です。なかなかきれいな夜景を写真で撮ることは難
しく、他の写真からの転用ですが、この場所から180度の
パノラマはしばらく見惚れる美しさでした。
最近東京も高層ビルが多くなりましたので、少しずつ似て
きましたが、香港の摩天楼はやはり、うわさ通りです。
ここから、ケーブルカーで下山しましたが、ケーブルカー
からの眺めもきれいでした。
2日目
香港島観光「レパルスベイ」
今日は香港島の観光とお土産を買うツアーに参加した。香港島と言えば
昨晩上ったビクトリアピークからの眺望である。
午前中の最初の観光地は「レパルスベイ」です。大願成就するお寺に来ま
した。一回通ると10年長生きをする橋とか、安産の神様とか、日本にはど
こにでもあるようなお寺ですが…。
ここから、歌手のアグネス・チャンのマンションが見えるという海岸で写
真を撮りました。
映画「慕情」の海岸シーンを撮るために、わざわざハワイから、白砂を持
ってきたそうです。このお寺の海岸がその舞台になったとか。
「慕情」の映画について若者たちは全く判りませんでした。同じツアーに
いた北海道の二人のお嬢さんたちは全く関係無いという顔をしていました。
今回のツアーでいろいろな人
とお話をしました。バンコク・
シンガポールへ行った帰りに
香港に寄った名古屋のご夫妻
もいました。嫁姑の確執につい
て、話されていました。
北海道の人は、かなりいろい
ろな所へ行っているようです。
私たちも、元気なうちにいろ
いろな所へ行きたいと思いま
す。
右の写真のグリーンのマンションがアグネス・チャンが住ん
でいるマンションです。2億円以上するそうです。
この地区は中国系の金持ちがたくさん住んでいます。大きな屋敷やロールスロイスを何台も持っている
人もいます。ここからビクトリアピークに通じる道路に集中しています。
ビクトリアピーク
ビクトリアピークが
これだけきれいに晴れ
て景色がきれいにみえ
るのは珍しいことだそ
うです。
対岸の九龍地区
もきれいに見えました。
ここから、宿泊先の JW マリオットホテルも見えました。香港は地盤が硬いために、高層ビルを建てるこ
とができるそうです。地震はほとんどないようです。土地が少ないために上にしか伸びるところがないの
が香港です。この高層ビルは賃貸の事務所ばかりでなく、一般の家族も住んでいます。
日本での県営住宅に相当する賃貸住宅に
住んでいます。よく、高層のアパートから
洗濯物を長く突き出している風景が見ら
れます。生活の知恵を出して、狭い空間の
中で生活をしています。
このあたりの家賃は日本ほど高くはな
いようです。
香港で一戸建ての家は金持ちと思って
間違えはないようです。
香港のラッキーナンバーは「8」です。車の登録番号
は自由に売買できます。
「8」は非常に高く売買され、2
000万円以上するそうです。
「A-8」を付けているロー
ルスロイスが停まっているのをガイドさんから教えて頂
きました。
この国は英国領のため、車は左通行です。また、ベン
ツはよく走っていました。ホテルのリムジンもベンツで
した。
香港では「慕情」のテーマソングはこのビクトリアピークばかりではなく、地下街のショッピングにもなが
普通の車はベンツが主力です。日本車は少ないようで
れていました。
す。
「タイガーバームガーデン」
(胡文虎花園)
漢方薬で有名な「タ
イガーバーム」を作
り一躍大金持ちに
なった屋敷を自由
に公開しています。
特にガーデンは素
晴らしい。
「タイガーバーム」の効用は、頭痛、気分が悪くなったとき、腹痛腰痛等など緊急の時の鎮痛剤のようです。
眠気をさます時も良いようです。
今回の観光案内をしていただいた旅行者の李クララさん(左の写真の人物の中で一番左の横向きの女性)の観
光バス内のお土産販売の時に、話していました。中国人はこういった特効薬はかなり好きなようです。香港の
どこに行っても漢方薬の店はあります。薬の基本は漢方薬で出来ているようです。
今回の旅行もビデオを中心に写真を撮っていますので、良いところはすべてビデオです。機会があればビデオ
鑑賞と合わせて旅行記をご覧くだされば一番感動するでしょう。
香港は日本から4時間半で来れますので、どこへ行っても日本人観光客であふれています。
経済状況の好い韓国人もかなり多いです。話す言葉を聞いて日本人か韓国人かがわかりました。本日の昼食
は飲茶でした。これは昨晩の料理と比べても非常に美味しかった。
中華料理もピンキリで日本で食べる中華料理の方が美味しい場合もあります。飲茶だけをとってみれば
本場の方が美味しいと思いました。香港の酒は老酒が合います。ビールも良いのですが、中華料理にはやは
り紹興酒が一番です。少し癖があり、薬をのんでいるようですが、二日酔いはしないみたいです。
黄大仙と買い物
香港で一番大きな道教のお寺です。周囲は高層マンションに囲まれ
ていますが、香港では有名な観光地です。熱心な香港の人々はここに
日参し、願い事をお願いをしに来ます。
このお寺での楽しみは「占い」。最初に2香港ドルでおみくじを引き、
その番号で占い師にうらなってもらいます。廟を囲うようにそんな占
い師さんの小さな店がたくさんあり、自分で選んでお願いします。中
には英語の話せる人もいて、英語の看板を出している人もいます。
手相や人相、それに流行の風水などもおこなっています。
香港の人は良く当たるという評判でした。
今回私は行わなかったのです
が、回廊の近くも線香の香りが強く、目が痛いほどでした。
このお寺に来たからではないでしょうが、良い買い物も出来ましたし
この後、マカオにも行きましたが、無事何事もなく、安全な旅が出来ま
した。感謝感謝です。
香港はショッピングの街と言われています。世界のブランドが集まる所です。「パリコレクション」「ミラ
ノコレクション」等など衣料品から身の回り品、貴金属、靴、バックに至るまで世界のすべてのものが集ま
っています。値段はピンからキリまで、色々ですし、また偽者の多いのもココ香港です。
ガイドさんの紹介で、比較的安い店を紹介していただきました。私はいつも海外旅行のお土産は免税で買
うネクタイに決めています。今回は香港シルクを紹介され、ブレザースーツを買いました。なかなか軽く今
でも気に入っているブレザーです。これは安い買い物をしたと思っています。
タイシルクと比較しても、香港の方が仕立てがしっかりしていますので良いそうです。ちなみに「ミラノ
コレクション」でした。
今回サイフの中身はあらかじめ計算し、買いたいものを決めてはいたのですが、いざ店で紹介されますと、
ついつい他のものまで買ってしまい、予算をはるかにオーバーしてしまいました。
一方、夜のツアーなどで、女人街にいきましたが、キリの方は「何とかモドキ」ではないですが、偽物も
はっきりと区別して販売されたり、または、本物と言って偽物をつかまされたりしますので、本物と偽物を
区別する力は必要になってきます。
免税店は各ホテルにもありますが、ランドマークなどの大型ショッピングセンターなどにもたくさんあり
ます。またシーズンオフになると、5割6割当たり前9割引きの店まで出てきます。最先端の流行を追わな
ければかなり安い買い物が出来ます。カード時代の世の中、ヤングレディは帰りの飛行機にたくさんのブラ
ンド品を買って乗り込んでいました。
香港ナイトツアー
この日2日目の夜は、香港を海から見るディナークルーズと、有名
なオープントップバスによる市内観光です。クルーズといってもフェ
リーを改造したもので2階にレストランを作り、ステージで演奏を聞
きながら食事をし、夜景を楽しむものです。食事はともかくとして、
夜景はなかなかのものでした。手違いでカメラをバスに置いたまま乗
船したためにトリッキリカメラを買うハメになりました。
香港の名物は道路に突き出した看板
です。これでもかと言わんばかりに大き
く出しています。昼は目立たない大きな
看板も夜になると立派なネオンサイン
とともに、観光名所づくりの道具に変わ
ります。その下を2階建てのオープント
ップバスで見物をします。看板にあたり
そうな錯覚に陥り、なかなか楽しいツア
ーでした。
いずれもオープントップバスの上から撮りました。屋根が無い為、雨の場合は
どうなるのだろうか。まさかカッパを着たり、傘をさしてのツアーではないと
思うが。
この日、九龍半島側の小高い丘から見た夜景も素晴らしいものがありました。また、夜間飛行で啓徳空港
に着陸する航空機をみると、パイロット泣かせの空港であるということがよくわかりました。この夜のツア
ーの中に、女人街の買い物がありました。ここは完全に「偽物」を売っています。日本に持ち込みは禁止さ
れていますが、みなさんかなり買っているようです。
ネクタイ3本で100
香港ドルです。1本当たり
500円です。しかしなか
なかしっかりした作りで、
500円には見えません。
私も買いました。
この女人街は香港ヤクザがかなり入り込んでいるようで、ぶっそうな所ではあります。押し売りはありませ
んが、路地には絶対に入らないほうが良いようです。
旅程3日目
マカオ
その1
香港から日帰りで行ける外国、ポルトガル領マ
カオに行きました。香港から高速艇で約1時間で
着きます。1999年に返還されます。
ここは、有名なセントポール天主堂跡です。
中にはザビエルの遺品など日本の幕府の迫害に
より、ここへ逃げてきた跡です。台風の被害に遭
い、1835年大火により焼失した。
石畳は当時のままである。香港とはまるで別世
界の美しさである。ここはポルトガル語と中国語
が入り混じる国である。
市の北側にある国境である。かつ
ては厳しい取締りがあったが、現
在では許可証があれば自由に行
き来することが出来る。左の写真
は国境近く。むこうに見える景色
は中国である。
ペンニャ教会。
見晴らしの良い西望洋山の頂上に建つカトリック教会。
航海の安全を守るマリア像が立っている。ここから市内が一望できる。
マカオはキリスト教と仏教が入り混じる町である。この教会もステンドグラスが
ある。
観音堂
マカオ最大の仏寺。17世紀前
半に建てられた由緒ある寺院。一日中参
拝客で賑わっている。右の写真の観音堂
は渦巻きの線香が特徴でこの奥の壁面に
中国祀十八賢人の像が並んでいる。この
中にはマルコ・ポーロも含まれていると
か。
このお寺は爆竹がものすごく
マカオは一般道で走るフォーミュラー
バチバチドーンという音が響く。
カーレースが有名である。コースになっ
足元には爆竹のカスが散乱して
ている所を走ると、道路上にスタートラ
いるが、ゴミと言う感じはしな
インのポジションがラインでひかれてい
い。写真の中央上の棒に吊るして
る。また、各メーカーのピットもそのま
鳴らすものや地面に置いて鳴ら
ま残されている。ここは亡きアイルト
すものや様々である。総じて中国
ン・セナが優勝したコースでもある。シ
人は爆竹が好きである。ちょうど
ューマッハとデッドヒートを演じた直線
ビデオに収め損ねた一瞬に大き
コースは、マカオのメインストリートだ。
な音がした。
ここにはマカオグランプリ博物館もあ
る。
マカオといえば「カジノ」である。ここは国営のカジ
ノがたくさんあり、ラスベガスと並ぶ規模とか。誰でも
自由に出入り出来るが、カメラは持ち込めない。またす
べて、キャッシュでないとだめらしい。マカオの国民は
税金を払っていない。国の収入の内カジノの収入が半分
近くあるからだと言う。ゲーム感覚で短時間のギャンブ
ルを楽しんだ。
代表的なのがスロットルマシンで、最高7000万円
近い額を出した日本人もいたとか。でも確立は低い。比
較的勝率も良く面白いのが、下の「大小」というゲーム
である。
3個のダイスの目の合計が10を境に大きいか少ないか、また
合計数や目の出方を掛ける。1回20香港ドル以上で、最初から
これにトライした。中国のラッキーナンバー「8」を中心に掛け
つづけ、30分余りで1000ドル近く勝った。カジノの入り口
には質屋が並んでおり、ローレックスの時計が一番高く買ってく
れるとか。
マカオの料理はどちらかと言うとエスニック系が多い。ポテトと豚料理も代表的だとか。また、パンがついてい
る。酒はやはりポートワインが有名である。このツアーは昼食付きだったため、これらの料理とポートワインが
ついた。特別に他のワインも飲んでみたが、少し甘口の(ミディアムと言うよりはヘビー)ワインである。
日本の赤玉ポートワインに似た(本当はこちらが本場であるが)味である。料理とともに生バンドそれもト
リオで奏でるスペイン・ポルトガル民謡で、昔懐かしい「トリオ・ロス・パンチョス」の曲をやってくれ
た。チップを渡すとアンコールをやってくれた。オブリガード(ポルトガル語でありがとうの意)を連発
する。
マカオは今年1999年に中国に返還される。カジノの処遇について、かんかんがくがくいろいろな意
見が出ているし、利権争いで中国マフィアが抗争をつづけているとか。カジノの挙がりが莫大な金額だけ
にどうなることか、興味あるところです。
マカオのお土産はやはり高級ポートワインでした。年代物ということで帰国後呑んで見ましたが、フラ
ンスワインとはことなり、完全にリキュールです。昔の赤玉ポートワインをもっとアルコール度数を上げ
た感じでした。
香港最後の夜は、ホテル
内の豪華なレストランで
中華料理を堪能しまし
た。これもマカオのカジ
ノで負けなかったためで
す。
酒は紹興酒の良いのを
呑みました。今回色々な中華料理を食べましたが、このホテルで食べた
のが量的にもちょうど良く、また味も良かったと思いました。
最後の晩は部屋で夜景を見ながらトランクの整理です。今回は衣料関
係もあり、随分な荷物となりました。明日はまた、午前中フリーで動く
予定をたてました。
香港は、九龍地区と香港島の2つの地区に大きく分かれてい
ます。その交通機関は昔ながらの「ジャンク」があり、ふたつ
の地区を結ぶ「スターフェリー」がある。最近では大きな地下
随道のおかげで、道路で結ばれ、また、地下鉄が発達してきた。
スターフェリーは庶民の乗り物であるが、最近では観光船の感
じがする乗り物である。右の写真がスターフェリー。
香港最終日
帰国
香港の地下鉄もラッシュアワーがある。地下鉄の乗り場近くのビル街に吸い込ま
れる人たちを見ると、「活気のある街香港」を感じさせる。
ここはコーズ・ウェイ・ベイ近くのビクトリアパークでは大極拳をやっている老
若男女がたくさんいる。やはりこういった風景をみるとやっと中国人の生活がなじ
んでいることに気がつく。
ここに住む英国人は階層的には上流階級の人がほとんどであり、香港人のサラリ
ーマンは中国語よりも英語が似合う国民である。だが、香港をささえるのはやはり
中国人であろう。
ヌーン・ディ・ガン
正午を知らせる空砲として知られてい
る。この大砲は香港を商港とした貿易商
人が香港に帰ってくる時に空砲を撃って
出迎えた名残として、長く残されてきた。
正午30秒前に鐘が鳴らされ、正午にド
ンが鳴る。
正午にはホテルに帰っていなければならないために、このドンは間直では見えなかった。返還後どうなった
かはその後知らないが出来れば残して欲しい。とりあえず正面で写真だけ撮ることにした。
3泊4日の香港旅行もここ時計台旧市庁舎跡で写真を撮り、ス
ターフェリーでホテルに帰ってきた。この日は午後の便で帰国す
るために、あわてて、昼食をとり、お土産を整理した後、ベンツ
のリムジンで空港へ。ホテルの関係者が出国手続き搭乗手続きま
で行ってくれた。ホテルから搭乗まで1時間半位である。やはり、
一応贅沢旅行にした効果があったみたいだ。普通ならば搭乗手続
きまで2時間近くかかるために正午では間に合わないだろう。
香港のお土産として、ブランド品は何品か買ったが、今回珍し
くブランデーを買った。カミユのJAZZという細長い入れ物の
高級品だった。日本でまだお目にかかっていないために、ビンは
まだ保存している。安い買い物をするのであれば、また行っても
良いかな。
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