...

意見書、請願 など

by user

on
Category: Documents
22

views

Report

Comments

Transcript

意見書、請願 など
ふくおか市議会だより No.120
4
決算特別委員会の審査から
平成26年度の決算を審査するため決算特別委員会が10月7日から23日まで開かれました。
市長から提出された決算関係議案は決算議案22件、
関連議案3件の計25件
(一般会計1件、
特別会計17件、
公営企業会計7件)
です。
総会や
分科会で審査した結果、
すべての決算関係議案を全員賛成または賛成多数で認定・可決すべきものと決定し、
第5回定例会に報告しました。
各会派の討論の立場
■ 自由民主党福岡市議団
公明党福岡市議団
福岡市民クラブ
みらい福岡市議団
福岡維新の会
決算関係議案25件すべてに賛成
■ 日本共産党福岡市議団
一般会計、
特別会計14件
(後期高
齢者医療など)、公営企業会計7
件
(下水道事業など)
に反対
■ 社民・市政クラブ福岡市議団
一般会計に反対
■ 緑と市民ネットワークの会
一般会計、
特別会計13件
(後期高
齢者医療など)
、
公営企業会計2件
(下水道事業など)
に反対
決算特別委員会総会の様子は、
市議会ホームページやYouTube
「福岡市議会チャンネル」でご覧い
ただけます。
※決算のあらまし・詳細については、市
議会ホームページや市ホームページ、
区役所、
情報プラザ等で閲覧できます。
※市議会ホームページでは「市議会
★情報BOX」の「福岡市議会関係
資料」から、市ホームページでは
「市政情報・市民参加」の「財政・市
債・公売」から決算資料がご覧い
ただけます。
請願 今回の定例会で結論が出た請願
採 択 ○子ども・子育て支援新制度
に伴う、保育の質の向上を
目指す取り組みについて
不採択 ○福岡市保育協会への補助金
の削減反対及び保育労働者
の処遇向上について
総務大臣感謝状を受賞
永年にわたり地方自治の発展に尽くした
功績により、
平成27年10月16日、
高山博光
議員に総務大臣から感謝状が贈られまし
た。その栄誉をたたえ、定例会の初日、議
会から表彰状が贈られました。
元議員、大神研裕氏(78歳)が平成27年
10月14日に逝去されました。謹んでご冥福
をお祈りいたします。
お読みになったご感想やご意見を
お寄せください。
〒810-8620 議会事務局調査法制課
※住所
(福岡市中央区天神一丁目8番1号)
は省略できます。
[email protected]
http://gikai.city.fukuoka.lg.jp/
YouTube福岡市議会チャンネル
https://www.youtube.com/user/
fukuokashigikai
Twitter 福岡市議会Twitter(ツイッター)
https://twitter.com/fukuokashigikai
ふくおか市議会だより次号は、5月1日発行予定です。
主な意見・要望
決算特別委員会委員長から議会に報告された主な意見・要望は次の通りです。
●福岡市基本計画の推進
総合計画審議会において、
政策推進プ
ランの進 状況の確認に加え、目標達
成に向けた議論を行うべき。
●外郭団体改革
市長直轄の改革チームを編成し、
部門
横断的に取り組むべき。
●志賀島の活性化
定住化、
移住化を促進するため、
観光
振興や企業誘致など、
仕事の創出に取り
組むべき。
●下水道事業など公営企業の経営
中長期的な視点に立った計画的な経
営に取り組むとともに、
全庁的な意識の
共有と意思決定が必要である。
●区役所における維持管理経費
道路や公園の維持管理など、市民に
身近な区役所事業の予算を増額すべき。
●アセットマネジメント実行計画
新規施設はつくらず、統廃合や複合化な
どにより、
公共施設の総量規制を行うべき。
●水害・土砂災害対策
住民の避難を促すため、広報車や避
難準備情報を活用するなど、
適切な情報
提供のあり方を検討すべき。
●地域防災計画の原子力災害対策
原子力災害避難訓練を行うとともに、
実効性のあるものに見直すべき。
●多子世帯への支援策
公共施設利用料の減免や公共交通機
関等における負担軽減策など、支援の
拡充に集中的に取り組まれたい。
●障がい児支援
特に乳幼児期の支援が重要であり、
保
育所や幼稚園での受け入れについて、
本
市が責任を持って対応すべき。
●保育行政
待機児童の解消を図り、保育の質の向
上に努めるとともに、
きょうだい児が同じ
保育所に入所できるよう配慮されたい。
●生活保護
下水道使用料などは生活扶助費に含
まれていることから、
減免制度について
は廃止すべき、
また、
不正受給対策につ
いてより一層取り組むべき。
●生活保護
真に困窮する市民の最後のセーフ
ティネットとして機能を十分に果たし、
制度を支える市民の信頼を得るよう、
適
切な運用に努めるべき。
●生活保護
生活保護基準の引き上げを国に求め
るとともに、
各区保護課の正規職員を増
員し、
生活に困窮している全ての人を救
済すべき。
●高年齢者の就労支援
シルバー人材センターの体制強化を
検討するとともに、
多様なニーズに対応
した雇用、
就業機会を拡充すべき。
●高齢者の健康づくり
公園内に、
高齢者が利用できる健康遊
具を計画的に設置するなどの取り組み
を進められたい。
●不登校対応教員配置制度
配置校の拡充に向け、
さらなる検証、
改善を行われたい。
●学校教育における子ども読書活動の推進
学校司書については、
勤務のあり方を
見直すとともに、
さらなる配置の拡充を
行うべき。
●アイランドシティの土地分譲と立地交付金
計画的な分譲を行うとともに、
来年度
以降の交付金の検討に当たっては、
議会
や市民の意見を聞きながら進めるべき。
●コンベンションの推進
福岡観光コンベンションビューローの
発展的な自立は不可欠であり、
財政基盤
や組織体制の強化を図るべき。
●場外観光市場設置
鮮魚市場の隣接地に設置し、海外か
らの観光客に福岡の食を売り込むとと
もに、
市民の魚食普及も進め、
水産物消
費拡大につなげるべき。
●人工島事業
破綻救済のために公金をこれ以上投
入することは許されず、
早急に凍結し、
見
直すべき。
●地下鉄2号線と西鉄貝塚線の直通運
転化
これまでの経緯を真 に反省し、
実現
に向け努力すべき。
●市街化調整区域
農林漁業従事者が多い集落では後継
者不足や少子・高齢化が進展しており、
活
性化に向けた施策を講じるべき。
●救急活動
医療機関との連携を一層進めるなど、
救急体制の充実強化に努められたい。
●ごみ処理等の随意契約
し尿転廃対策あっせん業務は、終期を
確定するとともに、
契約手続について適切
な情報公開により透明性を高めるべき。
●道路照明灯のLED化
景観を守るべき地区においては、
LED
ユニット改造工法の活用を検討すべき。
●都心部における放置自転車対策
土日祝日や夕方、夜間にも撤去を実
施するなど、
さらに強化すべき。
姉妹都市・友好都市との交流
意見書
福岡市議会は、姉妹都市・友好都市との友好
と発展のため、韓国・ 山広域市、中国・広州市
と相互交流を行っています。
また、姉妹都市締結10周年を記念して、
アメ
リカ・アトランタ市を訪問しました。
市議会は、
国会や関係省庁などへ市民生活に関係のある問題について意見や
要望を伝えるため、
意見書を提出することができます。
本定例会では4件の意見書
が可決されました。
要旨は次の通りです。
全文は市議会ホームページの
「会議結果」
からご覧いただけます。
● 山広域市議会友好訪問団の来福
姉妹都市である
山広域市議会の友好
訪問団(団長:孫相龍
(ソンサンヨン)副議
長 外15人)が、11月4日から6日までの
間、
福岡市を訪問して
「高齢者対策」
をテーマ
に活発な意見交換を行い、福岡市市民福祉
プラザ等の市内視察を行いました。
●広州市友好訪問団の派遣
友好都市である広
州市の議会にあたる
広州市人民代表大会
常務委員会に、11月
23日から27日までの間、福岡市議会広州
市友好訪問団(団長:おばた久弥議長)を派
遣し、
「高齢者対策」
をテーマに交流協議や市
内老人ホームなどの視察を行いました。
●福岡・アトランタ姉妹都市締結
10周年を記念してアトランタ市を訪問
アトランタ市との姉
妹都市締結10周年を
記念して、
11月16日か
ら20日までの間、
福岡
市議会友好訪問団
(団長:石田正明副議長)
を
派遣して議会交流を行い、
民間団体・行政とと
もに記念事業に参加しました。
●微小粒子状物質
(PM2.5)
への根本的対策の推進を 〈全員賛成〉
PM2.5については、
去る12月7日に中国で初の赤色警報が出されるなど、
極めて深刻な大気汚染が全世界に大きく報道されており、
日本全国に不安が
広がっています。
よって、
日本周辺における越境大気汚染物質の発生源や移流
による影響の解明・研究を進め、
発生源の関係各国に対し、
根本的対策を一刻
も早く実施するよう強力に要請することや、
国内の発生源についても研究と対
策を進めること、
広域的な精度の高い予測システムを早急に確立すること、
健
康影響の調査研究を積極的に進めるとともに、
研究結果に基づく指針の検証
等は速やかに実施することを要請するものです。
●ブラッドパッチ療法の保険適用および脳脊髄液減少症の治療推進を 〈全員賛成〉
平成24年6月、
脳脊髄液減少症の治療法である
「硬膜外自家血注入療法」
(ブラッドパッチ療法)
が先進医療として承認され、
平成26年1月に行われた先
進医療会議では、
その有効率は82%と報告されています。
ブラッドパッチ療法
は、
脳脊髄液減少症の有効な治療法として確立されていると言っても過言で
はなく、
保険適用が切に望まれるため、
ブラッドパッチ療法を保険適用とする
こと、
および脳脊髄液減少症の早期発見・早期治療のため、
医療関係機関への
情報提供を徹底することを要請するものです。
●高齢者の消費者被害を防止・救済する実効的な法制度の実現を 〈全員賛成〉
加齢や認知症等の影響で判断力が低下した高齢者を狙った悪質な訪問販
売や電話勧誘販売によって、
高齢者が不本意な契約を締結してしまうトラブル
を防止するため、
特定商取引法および消費者契約法を改正して、
高齢者の消費
者被害を防止・救済する実効的な法制度の実現を要請するものです。
●北朝鮮による日本人拉致被害者の早期救出を 〈全員賛成〉
平成18年9月、
第1次安倍内閣における拉致問題対策本部の設置以来、
歴代
内閣に引き継がれ、
現在も安倍総理自らが先頭に立ち、
全力を傾注して拉致被
害者の早期救出に取り組んでいます。
この拉致問題は、
重大な人権侵害問題で
あるとともに、
我が国に対する国家主権の侵害です。
また、
拉致被害者及びそ
の家族は、
高齢の方も多くなってきており、
拉致被害者の救出はもはや一刻の
猶予も許されないため、
北朝鮮からの拉致被害を被っている諸国との連携を
強め、
一致協力して拉致被害者の救出を1日も早く実現されるよう要請するも
のです。
次の議会(定例会)は2月18日開会予定です。日程は市役所・区役所・出張所・地下鉄駅構内のポスター、市議会ホームページやYouTube、Twitterに掲載します。
Fly UP