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西伊豆町議会だより 第39号 1月発行
西伊豆町 議会だより 第 39 号 2014 年 12月定例会 伊豆海認定こども園 ピカソ展音楽会 ◦こんなことが決まりました・・・・・・ 2~4 ◦議決結果・意見書・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 ◦一般質問 7名・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6~ 12 ◦議会の動き・追跡レポート・・・・・13 ~ 15 ◦わが町のジオサイト・町内探訪・・・・・・ 16 輝け未来の音楽家 12 月 9 日(火)、 伊 豆 海 認 定 こ ども園のピカソ展音楽会が行わ れ、園児たちは元気一杯!! ハツラツとした歌声で、園内が 満たされました。 議会だよりは、西伊豆町ホームページ でも御覧になれます。 月定例会 12 12 月定例会は、12 月3日、4日の2日間の会期で開かれました。町 から提出された議案は、津波防災ステーション工事の請負契約、災害復 旧工事の請負契約の変更、職員給与の改正やふるさと納税などによる補 正予算など、議案 11 件・発議2件で、すべて原案どおり可決されました。 一般質問には、7名の議員が登壇し、町の考えをただしました。 一般会計補正予算 (第6号) (全員賛成) 一 般 会 計 に 4 億9,900万 円 を増額するものです。歳入で は衆議院選挙費用、ふるさと 納税、前年度繰越金。歳出は 度は予想以上の寄付で、現 問 黄 金崎クリスタルパーク 在の形になっております。 のレストラン入口を、外か 来年度以降、検討していき ら直接出入り可能にする工 ます。 事は、指定管理者からの要 問 が んばる地域交付金の主 な使い道は。 望か。 答 前々からの計画を実施す 答 土 木費は安良里浜川地内 るものです。 職員給与改正に伴う人件費、 の道路改修費、宇久須中央 問 伊 豆半島市町首長による 衆議院選挙の経費、ふるさと 排水路転落防止柵など。防 台湾トップセールスの感 納税寄付者への特産品等や、 災費として安良里防火水槽 触、効果は。 各基金積立が主なものです。 の新設工事。教育費として 答 頻 繁に台湾に行っている 問 前 年度繰越金が多いのに 仁科小プール改修。宇久須 市長もいて、現地で歓迎を もかかわらず、土木工事費 洞川災害復旧事業などで、 受けました。旅行会社の方 の計上が少ないが、区の要 建設事業関係に割り当てて と会食をして、トップセー 望に対して、十分対応でき 使っています。 ルスの必要性を感じまし るのか。 答 災 害工事の目途が立って からの指示で、大きな設計 は間に合いませんでした。 今回できることから対応 し、残る箇所は来年度で考 えています。 問 ふ るさと納税関係の入出 金は、一般会計ではなく、 特別会計にする考えは。 答 独 立した会計にしないと わかりにくいということは 承知しておりますが、本年 2 新設予定の黄金崎クリスタルパークレストラン入口 西伊豆町議会だより 第39号 た。 今 後 は、 観 光 業 者 と 相談し、最低宿泊料金など が行います。 問 非 常 用 発 電 機 の エ ン ジ 問 予 測できなかった事態が 生じて、減額になることに を煮詰めたうえで、交渉す ン、起動時期、運転時間は。 ることも大事だと思いまし 答 デ ィーゼルエンジンで、 た。また、先方に伊豆に来 停電直後に起動し、フル回 大きく変わった場合には、 てもらうことも考えていま 転で3時間の運転が可能で 減額、増額に関わらず、仕 す。 す。 方ないと思っています。 反対討論 す べ て の 箇 所 が 津波防災ステーション工 遠隔操作できるわけではな 事(仁科地区)請負契約 く、津波の高さが予測でき (賛成9:反対1) 締結 ないのに、このような事業 対する考えは。 答 工 事については、事情が 宇久須温泉配湯管布設替 え(浜線) (全員賛成) 動力費・翌年度賞与引当金 仁科地区の大浜水門、陸閘 は無駄 で は な い か。 ま た、 の増、宇久須温泉配湯管布設 の遠隔操作に伴う工事です。 大きな地震が来た時に、液 替工事・堂ヶ島温泉電磁流量 問 嵩 上げ工事については考 状化も危惧される。延々と 計の購入が主なものです。 工事をすることに反対です。 問 灯 油使用料の増加が非常 えていないのか。 答 嵩 上げについては、最終 に多いが、詳細は。 的な津波の高さが出てから 賛成討論 遠 隔 操 作 は 無 駄 だという議論があります 答 単 価アップとスケール付 の検討になると思っていま が、現場手動操作式の設備 着による熱交換器の効率が す。 だけの場合、自主防や消防 落ちたためです。 問 光 ケーブル敷設は、全部 に頼るしかない。東海、東 問 宇 久須温泉配湯管布設替 を埋設ではなく、臨機応変 南海地震の恐れもあり、操 工事の施工箇所が浜線の理 に処置した方が経費節減に 作する人の安全確保という 由は。 ならないか。 意味からも、賛成します。 答 設 置後の維持管理、安全 性を考慮し埋設にしまし た。今後、検討していきま す。 問 地 元業者との共同企業体 御神川災害復旧工事を契 約変更 (全員賛成) 仮設工などの変更により、 答 試 掘をして確認したとこ ろ、浜線の配湯管にスケー ルによる著しい詰まりが発 見されたためです。柴線は 来年度以降の計画です。 約 213 万円の減額です。 の方が望ましいのでは。 答 工 事内容により、今回は 単体ということになりまし たが、ジョイントを組める ものは組み、単体の場合で も、地元業者を使うように、 今後もお願いしていきま す。 問 設計と施工管理は。 答 基 本・詳細設計は専門の 設計会社が行いましたが、 実施設計は職員が行いまし た。施工管理も同様に職員 西伊豆町議会だより 第39号 宇久須温泉配湯管スケール 3 田子診療所に貸与する医 療機器購入 (全員賛成) ば値上げを含めた経営改善 が必要では。 これらを勘案し反対します。 答 基 金などを取り崩して何 賛成討論 先 般 発 表 さ れ た GDP で は、 景 気 回 復 し て 総額 3,322 万 800 円で、5 とか値上げせずにきていま いないことが明らかになっ 種類の医療機器を取得し、無 すが、近い将来は検討も必 た。公務員の給与を上げる 償貸与します。 要と思っています。 ことによって個人消費を促 し、 そ れ が GDP を 引 き 上 問 5 社から見積り合わせを したというが、種類ごとの 見積もりは。 答 種 類別に見積りを取りま 第3回臨時会 平成 26 年 11 月 21 日 したが、すべて同じ業者が 安く、決定しました。 げるけん引役になり、経済 成長の一翼を担うから賛成 です。 町長等の期末手当を引き 上げ (賛成6:反対4) 保育の必要性の認定に関 する条例 (全員賛成) 職員の給与、勤勉手当等 を引き上げ (賛成9:反対1) こども・子育て支援法に基 人事院勧告に基づいて、職 です。 づき、保育の必要性の基準な 員の給与に関する条例の一部 どを定めるものです。 を改正するものです。 反対討論 職 員 の 場 合 は、 7年ぶりの給与引き上げ勧 問 生 活保護を受けている場 問 人 事院勧告に基づくとい 告であり、賛成します。し うが、法令のようなものは かし、特別職は地域経済に あるか。 乖離していると思われ、上 合は。 答 別 途、優先順位を内規で 定める必要があり、その中 で定められます。 問 同 居 親 族 の 介 護 の 基 準 で、年度中に介護の必要が なくなった場合の扱いは。 答 法 令はありませんが、国 家公務員に準拠するよう指 導されています。 反対討論 国の財政再建が進 んでいません。民間と公務 常勤特別職の給与等に関す る条例の一部を改正するもの げるべきではないと思いま す。 賛成討論 人 事 院 勧 告 の 方 向性に準じて行うものであ り、下げる時にも賛成しま 員の給与などを比較すると、 した。今回は上げることで が受けられるようにしてい 当町においては、官高民低 仕事を頑張ってもらいたい きたいです。 になっていると思います。 と思います。 答 年 度内は引き続き、保育 水道事業会計補正予算 (第2号) (全員賛成) 立野水源ポンプ室改修工事 確定による県補償費の減額、 電気料、給与改正に伴う人件 費、翌年度賞与引当金の増と 消費税減額が主なものです。 問 電 気料が当初予算と比べ 26%もアップした要因は。 答 見積りが甘かったです。 問 収 益的収入、支出をみれ 4 建設中の田子診療所 西伊豆町議会だより 第39号 賛成…○ 反対…× 欠席…欠 退場…退 山本 栄 増山 勇 議決結果 堤 和夫 星野淨晋 西島繁樹 山田厚司 山田昭男 加藤 勇 ○ ○ ○ × ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 特別職の給与等に関する条例の一部を改正するもの [ 期末手当の改正 ] × × × ○ × ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 財産(医療機器)の取得 [ 田子診療所で使用する医療機器の購入 ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 26年度 河川災 査定第19号(普)御神川災害復旧 工事(1工区)請負契約の変更 [ 仮設工事等の減に伴い、212万8,680円減額 ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 26年度 津波防災ステーション工事(仁科地区)請 負契約の締結 [ 契約金額 9,374万4千円 ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ × 可決 西伊豆町保育の必要性の認定に関する条例の制定 [ 保育の必要性の基準を定めるもの ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 [ 出産一時金の内訳を改正するもの ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 消防団員等公務災害補償条例の一部を改正するもの [ 児童扶養手当法の改正によるもの ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 26年度 一般会計補正予算(第6号) [4億9,900万円を増額するもの ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 26年度 国民健康保険特別会計補正予算(第3号) [776万9千円を増額するもの ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 26年度 介護保険事業特別会計補正予算(第2号) [499万6千円を増額するもの ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 26年度 水道事業会計補正予算(第2号) [ 収益的収入を33万4千円減額などのもの ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 26年度 温泉事業会計補正予算(第2号) [ 収益的収入を40万4千円増額などのもの ] ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 文教施設等整備検討特別委員会を廃止する決議 ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 農林漁業用に係る軽油引取税の課税免除措置の恒 久化を求める意見書 ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 可決 月 定 例 会 12 国民健康保険条例の一部を改正するもの 高橋敬治 ○ (議案名はわかりやすく変更しています) 芹澤 孝 第3回臨時会 職員の給与に関する条例の一部を改正するもの [ 通勤手当、勤勉手当、給与月額の改正 ] 審議した議案と主な内容 山本智之 会議名 議案の議決結 議案の議決結果 果 議案の議決結果 議長(西島繁樹)は採決に加わりません。 国に意見書を提出 農林漁業用に係る軽油引取税の課税免除措置の恒久化を求める意見書(全員賛成) 軽油引取税を課税免除する特例措置(免税軽油制度)が、平成27年3月末で廃止されることとなっている。 免税軽油制度が廃止されれば、農林漁業の経営に大きな影響を与え、特に、漁業においては、 コストに占め る燃油費の割合が極めて大きく、漁業経営にとって非常に厳しく深刻な状態に陥るなど、地域経済に深刻な影 響を及ぼすことが懸念される。 よって国においては、軽油引取税の課税免除措置を恒久化するよう強く要望する。 【 提出先 】 内閣総理大臣 安倍 晋三 殿 財 務 大 臣 麻生 太郎 殿 農林水産大臣 西川 公也 殿 西伊豆町議会だより 第39号 5 一般質問 それでも電気料は区の負担か (町長)お願いしたい 山 本 栄 議員 質問 町では今後の財政不足 診療所移転の話し合いは 河川浄化への取り組みは 正式にはしていません 汚染防止の啓発を 特例交付金の6割維持を示 質問 安良里診療所は津波浸 質問 町内に大腸菌の多い河 唆している。それでも区の 水域にある。町長は安全な 川があるが、浄化に向けた 負担にするのか。 場所への移転を視野に入れ 取り組みは。 の予測から、街灯の電気料 金を各区の負担にしたいと 言っているが、国では合併 町長 交付金が6割維持でも、 た話をされているが、地域 町長 毎年、水質検査を行い、 負担をお願いしたいです。 医療振興協会との話し合い 悪いところには区長さんと はされたのか。 ともに、洗剤等による汚染 質問 街灯は多くの住民が恩 恵を受ける公益的なものだ。 町長 雑談で話をしましたが、 住民に負担を求めるなら、 正式な話はしていません。 個人が使用する水道料やご 質問 正式な話し合いがされ み袋などの負担増をお願い するのが先で、街灯の電気 料金は最後にすべきでは。 町長 今の方針どおり、街灯 ないのはなぜか。 防止の啓発をしています。 質問 大腸菌の多いところに は工場があるが、町はどの ような指導をしているのか。 町長 土地の確保ができてい 環境 福祉課長 保健所と一緒 ないので、まだ、その時期 に指導はしていますが、立 ではないと考えています。 ち入り検査はしていません。 の電気料金を負担してもら いたいと思っています。 質問 各区の財政もゆとりは ないと思う。今後、区の財 政難から街灯が半分になる 心配はないのか。 町長 区長さんの理解もある 程度得られています。また、 区の財政で対応できると思 いますので、街灯が半分に なることはないと思ってい ます。 6 安全な所への移転はいつ? 西伊豆町議会だより 第39号 一般質問 小中学校、学力の共通課題は (教育長)読み取り、情報整理能力の向上 山 本 智 之 議員 質問 「西伊豆町教育だより」 で学力・学習調査の概要発 表があったが、詳細分析は。 教育 長 各学校単位で傾向と 「言語活動」の取り組みは 保護者向け発表会などで 質問 Z 会 と の 連 携 に よ る 「地域実情に応じた学習モ デル」の模索を始めたが、 授業づくりへの変化は。 質問 「 言 語 活 動 」 を「 よ く 教育 長 添削問題の活用によ 質問 小中学校の共通課題は。 行った」と回答した学校の り教室全体を対象にした教 教育 長 基礎的問題は理解で 方が、すべての科目の平均 育から、1人1人への指導 きているが、問題の内容を 正答率が高い傾向にあった 教育へ授業が充実しました。 読み取り、情報を整理し、 が、当町での取り組みは。 課題を分析します。 質問 来年度の他学科実施は。 まとめ・活用するという能 教育 長 学年ごとにテーマを 教育 長 読解力を高めると他 力が県平均や全国平均より 決めた保護者向け発表会 学科への波及効果もありま 劣っています。 や、朝の児童集会での発表 す。国語科の全小学校での などを行っています。 実施を予定しています。 質問 その課題の克服に向け た今後の取り組みは。 教育 長 小学校は、朝の学習 時間や昼休みを有効活用 し、日常的な学習場面を設 今後、Z 会との連携は 来年度すべての小学校で 質問 ノウハウの蓄積は。 教育 長 「成績分析会議」等、 民間業者・教職員全員でノ ウハウを共有しています。 けたり、民間のノウハウ・ 教育機材の活用による授業 方法の工夫・改善をします。 中学校では、個々の生徒 の理解力別習熟度学習や 複数の教員によるチーム ティーチングなど、1人1 人に応じた指導をします。 質問 詳細結果の周知方法は。 教育 長 各小中学校別に、当 該学年の保護者に説明し、 資料等を配布します。 西伊豆町議会だより 第39号 地域の実情に応じた学習 「西伊豆町モデル」の構築へ 7 一般質問 政策会議を開催しているのか (町長)していません 増 山 勇 議員 質問 町の規程では、 「庁議は、 反省をしてもらいたい。 質問 「西伊豆の将来を考え 町政一般の重要な事項を議 町長 議員も質疑なしでなく、 するとともに、事務、事業 発言をしてもらいたいです。 の総合的な調整を図り、総 質問 審 議 会 や 委 員 会 な ど るプロジェクト」の位置付 けと検討内容は。 町長 位 置 付 け は あ り ま せ 合行政を能率的に推進する で、諮問・答申の形をとらず、 ん。若手職員を中心に、人 ことを目的とする。 」とし、 町長が出席しているが。 口減少・少子化問題などを 「政策会議は、町行政運営の 町長 町の規定どおりです。 最高審議機関として、町政 質問 町 長 が 出 席 す る こ と 全般にわたる重要事項を審 で、自由な意見が出るとは 議し決定する。 」となってい 思えない。最終決定は、ど る。町長就任以来、何回開 こが行うのか。 催しているのか。 町長 開催していません。課 長会議で対応しています。 質問 「課長会議は、各課、各 事務局における日程の調整、 情報の交換、連絡調整及び 町長 町が行います。最終的 には、議会です。 検討しています。 大田子海岸の夏季対策を 検討中です 質問 大 田 子 海 岸 は 海 水 浴 場条例の枠からはずれた。 将来を考えるプロジェクト ジェットスキー等の苦情が 若手職員を中心に など、今後の夏季対策は。 あったが、条例の枠に戻す 町長 対策を検討中です。 政策会議の決定事項の周知 等の機関とする。 」とされて いる。政策会議を開催せず、 町の考え方は、町長自身の 考え方でいいのか。 町長 課長会議や議会全員協 議会などで説明しています。 質問 十分な議論がされてい るとは思えない。議員の意 見などを、高圧的な発言で 止めている。正面から受け 止める姿勢に欠けており、 8 今後の西伊豆町のために、十分な検討を望む 西伊豆町議会だより 第39号 一般質問 森林の再生活用が進まないが (町長)間伐は地主負担がネック 高 橋 敬 治 議員 質問 森林の再生活用に必要 な間伐が進んでいないが。 町長 費用負担がネックで地 主の理解が得られません。 質問 富士見町は重要施策と して間伐が必要な 3,000ha 宇久須温泉の今後は 林道脇処分場の管理は 温泉事業全体で考えます 建設業組合と協議します 質問 クレームが多発してい 質問 祢宜畑倉見線の土砂処 るが、原因と対策は。 分場の土砂流出防止対策は。 について、毎年 150 ~ 200 町長 スケールで配管等が閉 ha を目標に、この8年間で 塞するのが原因で、配湯管 質問 今後の対応は。 1,200ha 実施したが。 の布設替えをします。 町長 管理委託を前提として 町長 富士見は富士見、私た ちは他の事業に取り組むな ど、町の態勢が違います。 質問 平成 20 年の募集時に、 状況を十分に説明したか。 企業課長 説明しています。 質問 県内で間伐材の新たな 質問 宇久須温泉は供給収入 需要として、合板用や木質 に対し、揚湯・送配湯費段 バイオマス発電用に、相当 階で赤字だが今後の対応は。 な量が見込まれているが。 町長 伊豆からの出荷は、輸 町長 収支は堂ヶ島など温泉 事業全体で考えていきます。 町長 ふとん籠を設置します。 建設業組合と協議します。 質問 林道の補修予定は。 町長 ひどい部分はその都度 行い、本格的な改修工事は 平成 27 年度に計画します。 質問 新たな処分場の検討は。 町長 必要性は感じますが近 場に適地が見つかりません。 送費まで含めると採算が合 わないのではと思います。 質問 木質バイオマス発電は 再生可能エネルギー買取制 度適用で、未利用間伐材を燃 料に使用すると 32 円 /Kwh で売電でき、伊豆からでも十 分採算ベースにのり、地主負 担は無いとの情報だが。 町長 南伊豆地域森林資源活 用推進協議会で検討し、進 めたいと思います。 西伊豆町議会だより 第39号 線香林にならないように 9 一般質問 ガラス文化の振興は (町長)指定管理者とも協議して 山 田 厚 司 議員 質問 ガラス文化振興の中心 用については、広報が不足 的役割を担ってきた黄金崎 していると思います。今後 クリスタルパークの運営形 検討します。 態が変更されるが、今後の ガラス文化振興事業は。 町長 指定管理者と協議し、 進めたいと思います。 高齢者の自立生活支援は 訪問調査・人材育成で うにしていくのか。 町長 地域包括支援センター に、キャラバンメイトの育 成や研修への参加、認知症 サポーター育成講座等の委 託を継続していきます。 質問 介護が必要な高齢者が 質問 企画展については、町 質問 高齢者や障害者が、住 住み慣れた地域で暮らし続 がコンセプトを持って、進 み慣れた地域で安心して暮 けていくために「医療・介 めていくべきでは。 らし続けていくために、見 護・介護予防・生活支援・ 守りネットワーク事業を取 住まい」などの支援体制と り入れては。 相互の連携、情報発信の体 町長 町ではなく、まずは指 定管理者がどのように考え るかによります。企画展に 町長 高齢者世帯の訪問調査 ついての相談があれば、協 や緊急通報システムの設置 力していくことになると考 などで、対応しています。 えます。 質問 ガラス文化振興のうえ 質問 マンパワー対策なども 含め、認知症対策をどのよ 制づくりをどうするのか。 町長 松崎町・西伊豆町在宅 医療連携推進協議会や地域 包括ケア推進検討会で取り 組みたいと思います。 で重要な、ガラス体験が少 なくなっていないか。 町長 町内の小中学生はほと んど体験しているので、少 なくなったとは思いません。 生徒数の減少で減ったと感 じることはあると思います。 質問 ガラス体験の利用者が 減っている。町民は半額で 体験できる制度の広報が不 足していないか。 教育 委員会事務局長 町民利 10 ガラスに思いを込めた体験を 西伊豆町議会だより 第39号 一般質問 なぜ Z 会が選ばれたのか (教育長)通信教育に実績がある 芹 澤 孝 議員 質問 今年度、仁科小学校は 質問 学校の和式トイレは生 税者の声があるので、公衆 学力向上のため、県内公立 徒に肉体的・精神的負担を トイレ改修に使えないか検 小学校では初めて民間の通 与えている。町内のトイレ 討しています。できれば来 信教育を採用した。民間通 の洋式化が十分でない学校 年度に、改修を進めたいと 信教育会社は多数あるが、 の、乾式化を含めた、トイ 考えていますが、予算の関 なぜZ会が選ばれたのか。 レ改修の考えは。 係上、確約はできません。 教育 長 通信教育に実績のあ 町長 改修要望の出ている学 るZ会は、県東部に本社が 校もあります。現在計画し あり、打ち合わせ、研修を ている学校統合計画を踏ま 行うのに距離的に有利です。 え て、 洋 式 化 の み な ら ず、 社内に国語力研究所を持ち、 老朽化している給排水設備 質問 田子港に放流する下水 小学生から一般まで国語力 全般を含めた改修が必要と 管は、津波の逆流対策がさ 検定を行っております。テ 考えています。 れていないのはなぜか。 キスト学習、通信添削、検 定試験、教員向け校内研修 質問 公衆トイレの洋式化に ついての考えは。 など、一体となった指導体 町長 ふるさと納税を「まち 制が構築できるので、お願 づくりに使って」 、との納 田子港下水管の津波対策は 課題を研究し進める 産業 建設課長 対策が必要で すが、工事方法について課 題があるので、研究して進 めていきます。 いしました。 質問 なぜ、町内の全小学校 同時に導入しなかったのか。 教育長 仁科小以外の2校は、 年度当初、学力向上に全国 標準学力検査の導入・分析、 プリント学習の実施を決定 していたためです。 トイレの洋式化は 改修が必要と考える 西伊豆町議会だより 第39号 (リフォームされた町外の学校トイレ)当町でも望まれる! 11 一般質問 水上バイクによる苦情は (町長)把握し、対策を検討中 星 野 淨 晋 議員 質問 海の有効活用が必要と いけ す 感じる。安良里の石生 簀 の 活用を再度提案するが。 いけ す 町長 石生 簀 に関しては、伊 豆漁協安良里支所が、プレ たいと思います。 給食時にお茶を提供しては 県に補助金を申請中 ジャーボートの係船をして 質問 学校の給食時に、お茶 いることもあるので、新た を飲ませてはいかがか。 しています。 質問 給食時にお茶を出すこ とによって、牛乳が不要に なるので、登校時に飲ませ てはいかがか。 町長 朝から牛乳を飲むこと によって、下痢などの体調 な活用に関しては、漁協を 町長 県の教育委員会では、 不良を訴える子どももいる 中心に、町としての支援な 学校茶文化推進事業とし ので、給食時に食事ととも どを話し合わなければと思 て、学校給食における、お に提供したいと思います。 います。 茶の提供体制整備のモデル 質問 朝食を取らずに登校す 質問 海水浴場条例から外れ 校を募集することになって る場合もある。多少なりと た こ と に よ っ て、 バ ー ベ います。西伊豆町では、西 も栄養補給になるのでは。 キューや水上バイクが多く 伊豆・賀茂中学校をモデル 教育長 食育を考えるならば、 なり、苦情の出ている場所 校として、お茶を提供する 家庭でしっかり朝食を取っ がある。町ではその把握は ための給湯器・茶葉等の購 てきてもらうことを指導す されているのか。 入に対する補助金の申請を ることが先だと思います。 町長 現状の把握はしていま す。対策も検討しています。 質問 水 上 バ イ ク・ バ ー ベ キューをすべて悪いとは思 わないし、規則正しく使用し てもらえるのであれば、お客 さんの増加にもつながる。た だ、無秩序では困るので、規 制をかけてはどうか。 町長 規制については、ただ 規制をするだけでなく、ど うあるべきかを考えていき 12 茶文化の継承を給食で 西伊豆町議会だより 第39号 会 議 議会の き の動 動き 全国町村議会広報研修会に参加 賀茂郡町議会議員研修会に参加 全国町村議会広報研修会が10月21日、22日に 東京で開催され、5名の広報編集委員と事務局 員が参加しました。 『伝える広報』から『伝わる広報』へ ☆なぜお役所文書はわかりにくいのか? ☆文章をわかりにくくしている原因 文学作品とビジネス文書の混同、公用文と広 報文の混同に注意する ☆見やすい文章の作り方 文章も見た目が勝負! 道の駅「下賀茂温泉湯の花」現地視察 ☆読みやすい文の書き方 10月24日、南伊豆町の休暇村南伊豆にて、平 1文30字の原則を守る事 成26年度賀茂郡町議会議員研修会が開催され、 議会広報誌の編集表現のクリニックを 参加しました。食環境ジャーナリスト・食総合 プロデューサーである金丸弘美氏を講師に「地 ☆住民にわかりやすい編集か? 産地消とアグリビジネス」をテーマに講演をし ☆読んでいただくための工夫は? ていただきました。 ☆視線の誘導を図った紙面表現か? 以上の基礎研修を受け、住民目線での編集作 「田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則」 ~地方再生~ 業の重要性を改めて認識しました。今後の編集 ☆地域活性は地域の特色、産物の明確化 に活かしていきます。 ☆地 域ならではの個性ある特産品開発が根底に ある。地元の資源を活かす ☆特 産とは「田舎らしさ」「手づくり」「原産地 表示」など都会が持ち得ないもの ☆地 域に経済性をもたらす個性、農家民泊、体 験教室、直販所、農家レストランなど、地域 資源を明らかにする 以上の基本講演と瀬戸内ジャムガーデン、レ タス栽培の村上農場、宗像市「道の駅むなかた」 など成功事例の話は、大変参考になりました。 全国町村議会広報研修会 西伊豆町議会だより 第39号 議会広報編集委員長 山田 厚司 13 多くの方が町で活動 第1常任委員会は、12月5日に企画防災課の 所管事務調査を行いました。 ふじのくに暮らし推進隊は、数年前から推進隊 として町に来ていただける方を募集してきました が、採用が決まっても従事にまでは至っていませ んでした。しかし、今年の11月に畑ワサビの栽 培や、ブログによる情報発信を行っていただく隊 静岡地方税滞納整理機構 員が任命され、 「山と海に囲まれた環境や、人柄 の良さに引かれて西伊豆を選んだ。地域活性化の ために頑張りたい」と抱負を語られています。今 後の活動に期待をしたいと思います。 滞納整理に取り組む窓口税務課 まちづくり協議会は、各地区で行われており、 第2常任委員会は、11月11日に窓口税務課の 地域資源の掘り起こしや、地区の魅力を引き上 所管事務調査を行いました。 げる活動をされています。中でも、仁科地区ま 町税等は、近年の景気低迷により、収入が減 ちづくり協議会は、平成25年度の「コミュニティ 少する一方、滞納が高い水準にあります。納付 活動賞」の優良賞を受賞されました。各地区で できるにもかかわらず納付しない滞納者に対し の活動に敬意を表したいと思います。 ては財産調査を実施の上、差し押さえを行いま IVUSA 国 際 ボ ラ ン テ ィ ア 学 生 協 会 は、 会 員 した。平成24年度は39件707万2千円。平成25 2,600人を持つ大学生による組織で、昨年の7.18 年度は122件2,324万5千円と増加しました。納 ゲリラ豪雨での災害ボランティアなどに積極的 付に関する相談は随時受け付けていますので、 に携わっていただいた方たちです。今年は、や ぜひご利用くださいとのことでした。 まびこ荘での合宿や、安良里干潟再生活動など、 支所・出張所の運営については、今後の検討 地域の行事や取り組みにも参加していただいて 課題として十分な議論が必要です。 おり、若い力でまちの活性に一翼を担ってくれ ています。 第1常任委員長 星野 淨晋 年間来所者数 区 分 宇久須 安良里 田子 小計 本庁 計 来所者数 1,607 1,273 2,105 4,985 4,391 9,376 割合 17% 14% 22% 53% 47% 100% ※来所者数は、戸籍等の届出書枚数と交付申請書枚数を集計した ものです。相談件数等は含まれません。 年間維持管理費 区 分 人件費 維持管理費 計 安良里浦上干潟整備作業 住民防災 中央公民館 田子公民館 センター 17,300 5,400 22,700 15,900 7,500 23,400 18,000 2,400 20,400 単位:千円 計 51,200 15,300 66,500 ※各施設維持管理費は、平成25年度決算書から需用費、役務費、 委託料、使用料及び賃借料を集計しました。 第2常任委員長 増山 勇 【お詫び】前回の議会だより第38号で、表紙の目次の中「2~4」は「2~3」、17ページ左下「質問」は「町長」です。お詫びして 訂正いたします。 14 西伊豆町議会だより 第39号 YouTube で議会映像発信 今年の9月定例会分から、議会での一般質問 西伊豆町役場 / 議会事務局 / 議会映像という、 表示がありますので、そこをクリックしてくだ さい。次に、平成26年第3回定例会(一般質問) をクリックすると、議員ごとの映像になります。 の様子を、インターネットによる YouTube にて 映像を配信しています。現在は、試験運用のため、 ライブでの発信ではありませんが、少しでも町 民の皆さまに議会の様子を伝えたいという試み です。今後、議会議事録についても、インターネッ トで閲覧できるようにする予定です。 閲覧方法は、パソコンのインターネット検索 の欄に 西伊豆町 議会映像 と入力し、検索します。 このような画面になりますので、再生を押してご覧 ください。 定例会で行われた一般質問の中 からその後の動き、現在の状況を 調査しました。 宇久須川法面 平成25年12月定例会 高橋 敬治 議員 問 宇久須川の堤防や護岸の安全調 査は。植生が異常繁茂し、目視点 検もできないのでは。 答 安全調査を含めて、県に要望し ていきます。 今年11月から県が堤防内の草刈、刈草 の除去を行いました。現在は県予算の都 合により、河口から賀茂小学校裏までの 事業となっています。町では引き続き、 上流部分の対応と河床土砂の撤去、安全 調査を重ねて要望していきます。 西伊豆町議会だより 第39号 除草前の宇久須川 除草後の宇久須川 15 わが町のジオサイト < 陸上火山がつくる天空の園 > 西天城高原(宇久須) ねっ こ 数十万年前に噴火した猫越火山の溶岩 流は、仁科峠付近に広い高原をつくりま した。火山特有のなだらかな斜面を残し ており、その平坦な地形を利用して、天 城哺乳場・放牧場が営まれています。 天城哺乳場・放牧場 西天城高原からの景観 町 内 探 訪 13 大沢里 ワサビ農家新規就農者 岡 原 有 志 さん(宮ヶ原在住) 新規就農者に対する支援制 度 の「 青 年 就 農 給 付 金 事 業 」 を 活 用 し て 研 修 し、 ワ サ ビ 農家として新たなスタートを 切った岡原有志さんにお話し を伺いました。 質問 移住されてどれくらい経 ちますか。 岡原 さん 5年前、自分で食べ るものは無農薬で作る生活が できればと、愛知県出身の私 と、福島県出身の妻と、出身 地の中間にある西伊豆を訪れ、 この地で知り合った方の紹介 もあり、移住を決めました。 質問 ワ サ ビ 就 農 の き っ か け は。 岡原 さん ワサビ農家の堤さん と出会い、西伊豆のブランド 平成27年1月15日 発行 編集 西伊豆町議会 広報編集委員会 発行 静岡県西伊豆町議会 住所 〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科401-1 TEL(0558)52-1962 FAX(0558)52-1906 16 宇久須側、仁科側から登っても、海 底火山時代(1000万年から200万年前) の地層がつくる険しい山地を通り、大型 陸上火山がつくった西天城高原に出た時 の感動は格別です。 西天城高原からの宇久須の町並み、宇 久須港を望む景観をご覧ください。また、 晴れた日には南アルプスや富士山も望む ことができます。 ワサビを知り、就農指導を受 けることになりました。 質問 「青年就農給付金制度」に ついては。 岡原 さん 研修中に、この制度 を知り、1年間利用させても らいました。 ありがたい制度だと思いま す。 質問 今後に向けては。 岡原 さん 9月から苗の栽培を スタートしました。ワサビ田 も 借 り、 地 元 の 方 々 の 協 力 を得ながらワサビ農家として やっていきます。 将来は、都会の若者と西伊 豆を結び、移住したい方々の お手伝いができればと思って います。 [ 取材 山本智・高橋 ] 【編集委員会より】 本号のご感想や議会に対するご意見・ご要望など、 お気軽にお聞かせください。 TEL:52-1962 西伊豆町議会だより 第39号