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まず、はじめは登山靴についてです。 昔、・・・というと大阪発の信州行きの

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まず、はじめは登山靴についてです。 昔、・・・というと大阪発の信州行きの
こんにちはヽ(^0^)ノ
スポーツ推進委員の高田です。
山登りの装備の選び方についてのシリーズを企画しました。というのも、
昨年までの夏山のトレーニングで何人かの方から質問されましたが、ちゃん
と答えられなかったと思うところがあったからです。
そこで、質問のあった登山靴、雨具、ザック、その他について、お店に行く
前の予備知識的なこと、選ぶポイントについてご紹介したいと思います。
まず、はじめは登山靴についてです。
昔、・・・というと大阪発の信州行きの夜行列車があった頃のこと
ですが、登山靴はキャラバンか本格的な皮の重い靴と相場が決まって
いました。ところが今は軽くて、機能的で、ファッショナブルな靴がた
くさん売られています。たぶん大勢の方がどれを選ぶべきか迷っている
と思います。そこで、私のような知ったか振りの登場となるわけです。
私としては山の装備の中でも、登山靴が最も重要な装備と思います。
一昨年、私に質問された方はたぶん、ハイカットの靴と、そしてローカットのトレッキング
シューズはどちらがいいのかという質問だったと思います。その時どのように答えたかという
と、「普通の運動靴のように軟らかすぎない靴を選んでください。」だったと思います。
しかし、豊能町の山登りの催しに参加されている方は、もっと高度な答えを期待されていた
のではないでしょうか。つまり、
「自分の登山スタイルに合った靴はどうやって選ぶべきか」の
問いに対して「日帰りハイキングや小屋泊のトレッキングにはハイカット、もしくはくるぶし
までのミドルカットで靴底(ソール)は中硬。3000m のアルプスを縦走するには、迷わずハ
イカットで硬いソールのブーツを選んでください。」とお答えするべきでした。
最後に、靴を選ぶときは山行で使うソックスをはき、靴紐を必ず締めて履き心地を確認して
ください。
ここから先は、どうか皆様の「どんな山登りをしたいのか」をハッキリさせて、登山用具の
お店の店員さんを悩ませてください。
山登りの装備で、登山靴に次いで重要なのが雨具です。
雨具についても質問がありました。
「ゴアテックスがいい
のか」という質問です。質問された方もゴアテックスのカッ
パを既にお持ちでした。なのに何故と思いながら、「やはり
ゴアテックスがいいと思います。」とお答えしました。
今思うと、撥水性が次第に劣ってきたということを言われ
ていたのかもしれません。ゴアテックスの撥水性は次第に劣化していってカッパの表面で水を
弾きにくくなります。その時は、中性洗剤(モノゲンユニ、ママレモン)で洗って、乾かして
から当て布をして、ごくゆるくアイロンをかけてください。撥水性が回復します。これでもダ
メなときはシリコンスプレーをしてください。そして使わない時はハンガーに吊るしてクロー
ゼットに掛けておきましょう。
それと、ゴアテックスの雨具は単に雨具としてだけではなく、ウインドブレーカとして、ま
たはトレーナーやセーターの上に羽織ると防寒具としても使えます。そこで、フードがカッパ
と一体になっているものを選んでください。風の侵入を防ぐことができます。
カッパのことばかり書きましたが、中には雨の日は山には行かないという方もいらっしゃる
と思います。しかし、山の天気は変わりやすく、カッパは要らないという方もゴアテックスで
はなくてもカッパは買ってください。また、カッパの他に折りたたみの傘をザックに入れてお
くことをお薦めいたします。折りたたみの傘は、山でさしても思ったより行動は制限されませ
ん。ただ、傘をさして山道を歩くと枝と擦れて破ってしまうことがあるので注意です。
最後に折りたたみ傘の意外な使い方について、
・・一番先のネジを外すとなんとカメラを取り
付けることができます。三脚の無いときに使ってみてください。
実は、靴に次いで質問が多かったのはザックだったように思います。皆さん沢山あるポケッ
トのどこに何をパッキングするかいろいろ工夫されているようです。特に女性の方は、アメち
ゃんや行動食をすぐ出せるところに入れているのには驚きでした。ただ、ザックの選び方もポ
ケットの多さや大きさだけで選ぶのではなくて、あなたの山行のスタイルによって選ぶべきだ
と思います。つまり日帰りトレッキング用には、25L以下のディパックが使いやすいと思い
ますし、2泊程度の小屋泊まりをする方は防寒具、タオル、洗面用具など装備も増えますので
30〜35Lのザックが必要になってきます。そして、ザックも靴と同じで必ずお店で背負っ
てみて、自分の体に合っているか確かめる必要があります。特に女性は、肩ひも・・いまはシ
ョルダーハーネスといいますがカーブしているものが多いです。男性は力があるのでたくさん
の荷物を背負いがちですが、ディパック型のザックに沢山重いものをパッキングすると疲れや
すいです。少し体力に余裕があると思われたら雨ぶたのついたタイプのザックを選んでくださ
い。最後に雨ぶたのついたタイプのザックを選ばれた方は、サイドにザックを絞るベルトが付
いているか確認してください。荷物が少ないときザックをコンパクトにまとめることができて、
歩くときのザックのブレが少なくなります。
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