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【技術名称】3-1-1-1 筐体
【技術分類】3-1-1 筐体関連/機構関連/箱型 【技術名称】3-1-1-1 筐体の種類 【技術内容】 様々な筺体が用いられている。 <テーブル型筐体> 【図 1】テーブル型筐体 通常の箱型筐体と異なり、カジノのスロットを 意識したテーブル型の筐体である。形状以外は、 通常のパチスロ機と同様である。 テーブル型筐体はサイズが大きいために従来 の島には設置できず、空スペース、もしくは島の 改築を行なうことで設置可能となる。台数換算す ると通常の箱型筐体 50 台設置可能なスペースに 30 台程度しか設置できない。 出典:株式会社オーイズミ、ベガスロナイトパークカタログ 【出典機種】 ベガスロナイトパーク:株式会社オーイズミ <分離筐体> 筐体を主基板、メインリール、サブ基板などで構成される脱着式の「メインユニット※1」(筐体の上 部)と、電源ボックス、ホッパー※2、などが一体となった「筐体ユニット」 (筺体の下部)に分離可能 したもの。新台入替時は既存の筐体を使って、「メインユニット※1」を乗せ替えるのみとなることで、 コスト削減と効率化を実現した。 <アップライト型筐体> 0号機時代(巻末年表参照)に多く採用されていた「メカ式」と称されるギアモーターシステムの ために部品サイズが大きく、アップライト部には電源ボックス等が内蔵されている。 なお、 「メカ式」とは、レバーを引くことによってスプリングの力でリールを回転させ、「最終的に 停止した絵柄(停止ボタンは付与されていたが、自動でも停止される)の組み合わせで役判定を行な う」という極めて原始的なシステムである(0号機に関してはプログラム的な内部抽選は行なわれて いなかった) 。 - 116 - <パロット※3> パチンコユーザー向けのパチスロ機で、メダルの替わりにパチンコ玉を使用する。構造はパチンコ 機に酷似し、投入口(パチンコの上皿)や受け皿(パチンコ機の下皿)はパチンコ機と同様のものが 採用されている。 パチンコホールにとってはパチスロのルールが適用される機種でありながら、島の改築を一切行な わずにパチンコ島に設置できる点が特徴。また、メダル1枚がパチンコ玉5個に相当するため、1 ゲー ムの投入個数は最大で 15 個が可能となり、1 分あたりだと約 220 個となる。これは通常のパチンコ 台の約 2 倍の数値となっている。 <ライクニュー> 同社製パチスロ機の流用できる部分を再利用し、必要最低限の部品交換で他機種として運用する技 術。パチンコ店からメーカーが筐体を回収し、次機種に利用可能な部品を残し、その他のみを交換す る。撤去台から使用可能な部品を流用させることにより、資源の有効活用とコストの低減化を実現し ている。例えば、ある機種Aに対して、リール、基板、パネルのみを交換し、そのほかの部品を変え ずに、機種Bとして再度販売しているようなものもある。 ※1「メインユニット」 :パイオニア株式会社の登録商標 ※2「ホッパー」 :株式会社バンダイナムコゲームスの登録商標 ※3「パロット」 :株式会社ニューギンの登録商標 - 117 -