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1 奈良市東部地域誘客ツアー委託業務 仕様書 1 趣旨 本仕様書は、奈良
奈良市東部地域誘客ツアー委託業務 仕様書 1 趣旨 本仕様書は、奈良市(以下「発注者」という。 )が発注する奈良市東部地域誘客ツアー 委託業務(以下「本業務」という。 )に適用し、必要な事項を定めるとともに、受注者が 履行しなければならない事項を定めたものである。 2 目的 着地型観光地としての奈良市東部地域(奈良市役所出張所設置条例(昭和 30 年奈良市 条例第 35 号)別表の規定による奈良市東部出張所、奈良市月ヶ瀬行政センター及び奈良 市都祁行政センターの所管区域並びに奈良市役所連絡所設置規則(昭和 52 年奈良市規則 第7号)別表の規定による奈良市田原連絡所の所管区域)のイメージの定着と継続的な観 光客の周遊促進及び地域経済の活性化を図るため、首都圏・中京圏・近畿圏などの大都市 圏の観光客をターゲットに、奈良市東部に位置する田原地区のヒト・モノ・コトを通じて 地域の魅力を PR し、関心を集め、交流人口の増加に資することを目的とする。さらに、 同地域の住民に対しても、地域の魅力を示すことにより、地域への愛着心や地域振興への 意欲を喚起することを目的とする。 3 基本コンセプト 既存の奈良方面へのツアー商品に、新たに奈良市東部地域の観光資源を活かした新た な着地型ツアーを追加したツアー商品を造成するとともに、首都圏・中京圏・近畿圏など の大都市圏への販売展開が可能な旅行会社のツアー商品として販売し、観光客を誘客す る。 4 入札参加資格 第1種旅行業者または第2種旅行業者 5 委託期間 契約締結の日から平成 28 年 12 月 22 日までとする。 6 著作権 (1)受注者は、業務の実施に当たって、第三者が権利を有する著作物を使用しようとする ときは、当該著作物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約に係る一切の手続を 行わなければならない。この場合において、受注者は、当該契約等の内容について事前 に発注者の承諾を得るものとする。 (2)業務の実施に関し、第三者との間に著作権に係る権利侵害の紛争等が生じたときは、 1 当該紛争の原因が発注者の責めに帰す場合を除き、受注者の責任及び負担において一 切を処理するものとする。この場合、発注者は当該紛争等の事実を知ったときは、受注 者に通知し、受注者は、必要な範囲で訴訟上の防衛を発注者のために講じなければなら ない。 7 賠償責任 受注者は本業務の履行により生じた受注者の責めに帰する諸事故に対しての責任を負 い、損害賠償の請求があった場合には受注者が一切処理し、その損害を賠償すること。 8 打合せ等 (1)受注者は、発注者と緊密な連絡を取り、十分な打合せを行い、本業務を遂行するもの とし、発注者が指示した事項についてはその指示に従わなくてはならない。 (2)受注者は、本仕様書の記載事項又は本仕様書に定めのない事項について疑義が生じた 場合は速やかに発注者と協議するものとする。 9 業務内容 (1)観光メニューの企画提案・開発 ・受託者は、奈良市東部地域の魅力をPRするために、主としてカメラ女子を対象にした写 真家招聘によるカメラ講座を核として、奈良市東部地域の観光メニューも網羅したツアー 商品を企画立案する。 ・奈良市東部地域の観光メニューについて、受注者は、観光資源の情報収集のため、現場調 査を実施し、地域資源の掘り起こし作業を行い、観光客の満足度・リピート度が高いものや 地域内の飲食店・体験施設の利用等による地域経済効果が認められるもの等、品質の高い観 光メニューを考案し、東部と奈良市市街地を組み入れたツアーを2件以上企画立案するこ と。なお、ツアーの発地から奈良市市街地までの移動や宿泊等に関する経費は委託費から除 くものとする。 ・受注者は、企画にあたって写真家・地域内の業者や施設等との交渉を行うこと。 ・ツアーには現地でのカメラ撮影会を必ず含めるものとし、写真家の指導を得たクオリティ の高い写真を多数撮影し、情報発信のための素材とすること。 ・受注者は観光メニューの企画を発注者に提案し、発注者と協議のうえ、最終的にツアー商 品を決定し、商品化すること。 (2)ツアー企画の商品化・地域内への誘客プロモーション ・受注者は1で企画立案した2件以上のツアー案について、ツアー料金も含めて発注者に提 案し、発注者と協議のうえツアー商品を1件決定し、商品化すること。 ・誘客プロモーション用素材として、チラシを 10,000 枚作成するとともに、受注者所有の 2 ホームページ内にコンテンツを作成すること。なお、チラシには必ず東部地域の説明や写真 を掲示すること。 ・首都圏・中京圏・近畿圏を含む大都市圏において、誘客プロモーション用素材を活用し、 観光商品の効果的な情報発信や参加者の募集を実施すること。 (3)ツアーの催行 ・ツアーは、平成28年7月から12月の期間に1回催行すること。 ・各ツアーの最小催行人数は原則として15人とし、うち5名以上は首都圏の住民とするこ とを基本とする。 ・催行人数に満たない場合は、ツアー内容の見直しを行い、改めて募集を行い、ツアーを催 行すること。 ・ツアーには参加者の安全面を最大限に考慮するとともに、現場責任者をつけること。 ・本委託業務は、奈良市街地から東部地域内での行程の組成・プロモーション、催行に係る 業務である。したがって、当該業務に要する経費は、発注者から受注者に対し委託料として 支払うものである。ただし、ツアー催行にあたって、参加者の移動や飲食に要する経費、奈 良市街地から東部地域内を除く行程に係る経費についてはこれに含めないものとする。ま た、受注者は、発注者が費用負担している範囲内(奈良市街地から東部地域内での行程)で 収益を上げてはならない。 ・ツアーは奈良市内で 1 泊するプランとすること。 ・ツアー催行の様子を写真撮影すること。 ・参加者に負担をかけない程度のアンケート調査を実施すること。 ・催行を通して、参加者の嗜好分析を受注者が持ちうるバックデータやアンケート調査をも とに行い、販売可能なツアー商品のブラッシュアップを行うこと。 ・参加者がツアー終了後にそれぞれの視点で SNS やブログ等により、自主的に情報発信す るような仕掛けをつくること。 (4) 費用負担 委託費に含まれる経費としては以下の通りとし、委託費に含まれない経費については受 注者が負担するものとする。受注者が負担する経費についてはツアー参加者からツアー料 金として徴収することができる。 項目 受注者 ツアー企画に要する経費(情報収集、 ○(市街地部分) 奈良市 ○(東部地域部分) :委託費 観光メニュー企画立案) 現地交渉に要する経費 ○(市街地部分) プロモーション用素材作成 ○(東部地域部分) :委託費 ○:委託費 3 プロモーション、販売に要する経費 発地から奈良市市街地までの往復交 ○:委託費 ○ 通費 奈良市街地観光にかかる経費(宿泊・ ○ 飲食・体験料等) 奈良市街地から東部地域までの交通 ○ 費 カメラ講師(集客の仕掛け)に要する ○:委託費 経費 東部地域観光にかかる経費(宿泊・飲 ○ 食・体験料等) 報告書作成にかかる費用 ○:委託費 業務管理経費 ○(市街地部分) ○(東部地域部分) :委託費 10 成果品 (1)委託業務報告書一式 (紙媒体5部 ワード及び PDF) ・奈良市田原地区の観光メニューを網羅したツアー商品の企画書 ・誘客プロモーション活動の実績報告書(どのような広報をどれだけ行ったか。 - ポス ター掲示箇所・掲示数、チラシがどこでどれくらい持ち帰られたか、ホームページコンテン ツへのアクセス数など) ・催行の実績報告書(催行のレポート・現地写真に加え、バックデータやアンケート調査に よる分析結果、ツアー催行後の課題や改善点の抽出。) ・既存の奈良方面の送客数の推移や観光ニーズについての簡易調査報告、奈良近隣の集客力 が高い地域との連携も考慮した新たな観光プランについての提案 ・ツアー自走化に向けた、ターゲティング、収益性、市場性などの簡易評価 (2)誘客プロモーション用素材 ・チラシ・サンプル (紙媒体 10部) ・ホームページ内コンテンツ(PDF) 4