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ダンスの居場所 - 東海大学工学部建築学科
論文・設計 ダンスの居場所 新たな距離で作る Perfoming Arts Center 指導教員 吉松秀樹教授 印 9AEB2207 相良 和彰 2) 舞台構成の仕方としての距離 1. 劇場における演者と観客の距離 劇場内部で完結してしまっている演者と観客の距離。 劇場内部の活動は都市に訪れた人たちには伝わらないと 感じた。劇場内の活動を透明化し、都市に訪れた人たち OMA の Center は劇場の形態を用途によって帰る事が 出来る。そのため全長 60m の劇場も可能になり。様々な 客との距離感をはかれるようになる。(fig.5) がすべて観客となるように演者と観客の距離を再構築す る。(fig.1) 劇場 劇場 fig.5 舞台構成が変えられる OMA の Perfoming Arts Center fig.1 都市に伸ばす演者と観客の距離 3) 劇場まわりにある空間による距離 ラバンでは劇場が建築の中心に来て、その他の機能に囲 2. ストリートダンスにおける距離 ストリートダンス人口は 400 万人となり、ますます増 えると言われている。しかし、ストリートダンスは中々 まれている形になっている。劇場まわりの空間が劇場と都 市との距離を作っていると考えた。(fig.6) 定着していないのが現状である。ストリートダンスにお ける、サークルというダンス空間は演者と観客そして都 市に訪れる人が同じ距離であると感じた。(fig.2,3) 競技人口 300,000 イベント参加人口 3500000 3000000 250,000 人口 人口 2500000 200,000 fig.6 ラバンダンスセンターの距離 2000000 150,000 4. ストリートダンスを軸にした Peforming Arts Center 1500000 100,000 1000000 50,000 500000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2001 2002 2003 2004 2005 2006 年度 fig.2 ダンス人口の増加 ストリートダンスにおける距離を新たな劇場の距離と 考 え、ス ト リ ー ト ダ ン ス を 軸 に し た Perfoming Arts Center を計画する。またレファレンスで取り上げた距離 をもとに、様々な演者と観客の距離を作る。(fig.7) みんなで丸くなり踊り場を作る 同じ距離だと感じた fig.3 サークルという空間の距離 3.Perfoming Arts Center による距離 1) 拠点としての距離 日本には芸術舞台を普及させる為に専用の劇場や稽古 場を拠点として俳優や製作スタッフが活動を行う場があ る。その一つとして SPAC(Sizuoka Perfoming Arts Cen ter ) があり、彼らは芸術活動をしながら舞台スタッフや Cafe の運営をすることで利用者や客との新たな距離が出 来ている。(fig.4) 観客と訪れた人が同じ距離 様々な舞台形態 東京都下北沢は昔から舞台芸術や音楽が盛んで多くの 劇場が存在する。構造上街に対して劇場施設が閉じられ てていて分かりにくく埋もれてしまっている形となって いる為、都市と劇場の新たな距離が必要だと考えた。(fig.8)。 劇場・シアター SPAC 稽古場 衣装制作室 fig.7 新たな距離による劇場 5.Perfoming Art の街 下北沢 街 店 商 た き も し 下北沢 駅前市場 下北沢駅 小田急線 01 本多劇場 線 頭 の 井 王 京 Cafe・Restaurant 03「劇」小劇場 02 ザ・スズナリ 04SHELTER fig.4 静岡舞台芸術センター fig.8 劇場地図 2012 年度卒業設計中間発表梗概 東海大学工学部建築学科