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呼びかけ文

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呼びかけ文
辺野古新基地建設を止めるために
あなたも原告になりませんか。
沖 縄 県 民 の基 地 負 担 の軽 減 をはかるというまやか しのSACO合 意 を口 実 に、世 界 中 の米 軍
飛 行 場 の中 でも最 も危 険 だといわれる「普 天 間 飛 行 場 の代 替 基 地 」として、辺 野 古 キャンプシュ
ワブ海 上 を埋 め立 てる、新 たな基 地 の建 設 計 画 がすすめられています。
辺 野 古 地 先 周 辺 、そこに広 がる大 浦 湾 は《豊 か な生 態 系 の命 の海 》。国 際 自 然 保 護 連 合 ・
環 境 省 ・沖 縄 県 が絶 滅 危 惧 種 に指 定 する《ジュゴンの生 息 する北 限 の海 》です。
この海 には、ウミヒルモなどの海 草 類 、ミナミトビハゼなどの貴 重 な生 物 が育 ち、アオサン
ゴの群 落 が広 がっています。沖 縄 は、北 限 のカメと南 限 のカメとの交 差 点 で、基 地 建 設 予 定
地 内 にはカメの産 卵 場 が存 在 します。陸 地 には多 数 の稀 少 植 物 が生 息 しています。この《貴
重 で多 様 な生 態 系 》を埋 め立 て、陸 地 を削 り、広 大 な基 地 を建 設 しようとしているのです。
なによりも、海 とともに生 きてきた辺 野 古 の人 たちの静かな暮 らしが脅 かされます。
◆
◆
◆
たとえ基 地 建 設 であろうとも、環 境 保 護 の法 律 を犯 してはなりません。当 然 「環 境 影 響 評
価 法 (環 境 アセスメント法 )」「沖 縄 県 環 境 影 響 評 価 条 例 」に従 った環 境 影 響 調 査 を行 なわな
ければなりません。ところが、基 地 建 設 を急 ぐ防 衛 省 ・沖 縄 防 衛 局 は、これらの手 続 きに違 反
するのみならず、ジュゴンの追 い出 しのための違 法 調 査 をくりかえしています。
「環 境 アセス法 」は、「この事 業 が環 境 にどう影 響 を与 えるのか」を評 価 するための調 査 方
法 を示 した『方 法 書 』を最 初 に住 民 に示 すことを定 めています。方 法 書 に対 して住 民 は意 見
を述 べる権 利 があり、さらに住 民 意 見 を踏 まえた県 知 事 の意 見 を付 してはじめてアセス調 査
の方 法 が決 定 されます。
方 法 書 に対 する住 民 や学 者 ・専 門 家 の環 境 保 全 のための意 見 は、事 業 者 の一 方 的 な考 え
方 を正 し、環 境 を守 る、たいへん重 要 な役 目 をはたします。
ところ が、防 衛 省 は 、方 法 書 の 作 成 以 前 に、「 事 前 調 査 」と 称 してほと んど毎 日 多 数 の 調
査 船 や警 戒 船 を繰 り出 し、ジ ュゴ ン追 い出 しを目 的 と したとしか いえ ないよう な調 査 を強 行
しました。
その後 、縦 覧 された方 法 書 は事 業 内 容 わずか6頁 で、方 法 書 の体 をなさず、沖 縄 県 環 境 ア
セス審 査 会 の「これでは審 査 ができない」との厳 しい意 見 により、防 衛 局 は『追 加 修 正 資 料 』
『修 正 版 』を提 出 したのですが、しか し、これらの修 正 に対 して住 民 は意 見 を述 べること はで
きませんでした。
アセス調 査 の後 、調 査 の報 告 と環 境 への影 響 を記 した『準 備 書 』が縦 覧 されましたが、4つ
のヘリパッドや係 船 機 能 つき護 岸 、汚 水 処 理 施 設 といった新 たな事 業 内 容 が追 加 されるとと
もに、米 軍 機 は民 間 地 域 を飛 行 しないなどのウソを前 提 として、方 法 書 をもとに準 備 書 を作
成 するという環 境 アセスの基 本 的 手 続 きを無 視 した、まったく違 法 なものでした。
また、準 備 書 の 縦 覧 の後 、 防 衛 省 ・沖 縄 防 衛 局 は 、法 の根 拠 も なく、「補 足 調 査 」と 称 して
事 前 調 査 と 同 様 の調 査 を行 っていますが、これは調 査 に名 を借 りたジュゴ ン追 い出 しとしか
考 えられないものです。
わたしたちは、環 境 影 響 評 価 法 に反 する 違 法 な 調 査 を止 めさせること 、そして、法 に従 っ
て、方 法 書 にさかのぼりすべての手 続 きと調 査 をやり直 すよう求め、裁 判 を起 こすことにしま
した。( →裏 面 へ)
-1-
みなさんも、原告として参加してください。
2つの柱 をたてて、一 つの裁 判 に結 集 して、裁 判 を提 起 します。
多 くのみなさんに、原 告 に参 加 していただけますよう呼 びかけます。
1 の柱
違法確認の訴え 【「方法書」「準備書」手続きをやり直せ】
防 衛 省 の行 った「方 法 書 」「準 備 書 」は違 法 であり、方 法 書 の作 成 か ら手 続 き をや
り直 す義 務 があることの確 認 を求 めます。
事 前 調 査 、 補 足 調 査 な ど 、 アセ ス 手 続 き にも と づか な い 調 査 を お こ なった 「 方 法
書 」にない事 項 を「準 備 書 」にまぎれこませるなどの違 法 な手 続 き を《法 律 にした
がってやり直 せ》と求 めます。
きちんとした「方 法 書 」などの手 続 き がおこなわれていれば、専 門 的 知 識 をも って
意 見 をのべ、アセスの内 容 も変 わっていたはずなのです。
専 門 家 を中 心 として原 告 団 を構 成 します。
2 の柱
損 害 賠 償 請 求 の訴 え 【被った被 害 を賠 償 せよ】
住 民 には意 見 を述 べる権 利 がありますが、意 見 を述 べる機 会 を奪 われ、違 法 な環
境 破 壊 がなされることに対 して、賠 償 を求 めます。
原 告 は、方 法 書 ・準 備 書 に意 見 を述 べた人 たちから広 く集 まっていただきます。
参加するには!?
裁 判 費 用 は 2000 円 。
訴 訟 の原 告 に参 加 される方 は、住 所 氏 名 をご記 入 の上 、下 記 にお送 りください。後
ほど手 続 きに必 要 な書 類 (委 任 状 、振 込 み用 紙 など)をお送 りします。
住
所
連 絡 先 (TEL&FAX)
e-mail
氏
名
連 絡 先 : 辺 野 古 アセス訴 訟 団 準 備 室
905-0018 名 護 市 大 南 1-10-18-202 ヘリ基 地 反 対 協 気 付
TEL 090-2392-9161(安 次 富 浩 ) FAX 0980-55-3131 Email:[email protected]
裁 判 費 用 の振 込 先 :沖 縄 銀 行 二 中 前 出 張 所
口座名
口座番号
-2-
辺野古基地建設阻止弁護団
110−1381275
-3-
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