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士別市特定事業主行動計画

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士別市特定事業主行動計画
士別市特定事業主行動計画
平成27年4月1日
士
別
市
長
士 別 市 議 会 議 長
士 別 市教 育 委 員 会
士 別 市農 業 委 員 会
士別市代表監査委員
士別市選挙管理委員 会
1
基本的な考え方
この計画は、我が国における急速な少子化の進行並びに家庭及び地域を取り巻
く環境の変化に対応するため、次代の社会を担う子ども が健やかに生まれ、育成
される社会の形成に資することを目的とした「 次世代育成支援対策推進法」(平
成15年法律第120号 )第19条の規定に基づくものです。
「出産・子育てに理解のある働きやすい職場」をつくることに より、職員が仕
事と家庭を両立させ、子育てを通じて楽しみや希望を感じながら、職場において
もその能力を十分に発揮できるよう、職場を挙げて支援する環境の整備を進める
ことを目的としています。
職員一人ひとりが、この計画を自分自身に関わるものととらえ、次代の社会を
担う子どもたちを育成する必要性を強く認識し、それぞれの職場でお互いに助け
合い、よりよい環境づくりに取り組んでいきます。
また、平成23年2月24日に施行した「士別市男女共同参画推進条例 」の基
本理念に基づき、職場や家庭において男女が互いに尊重し、ともに理解を深 め合
い、一人ひとりが男女共同参画推進に寄与することとします。
2
計画期間
前計画は、次世代育成支援対策推進法に基づき、 平成17年度から平成26年
度の10年間を計画期間としてきました。今般、次世代育成支援対策推進法が
10年延長されたことに伴い、 この計画の期間は、平成27年度から平成36年
度までの10年間とし、平成27年度から平成31年度までの5年間を 前期計画
期間とします。
3
計画の推進体制
次世代育成支援対策を効果的に推進するため、士別市特定事業主行動計画推進
委 員 会 に おいて、各 年度ごとに「行動 計 画」の実施状況を点 検します 。その 際 、
「 行 動 計 画」の内容 を変更すべき著しい 社会経済情勢等の変 化があった場合 は 、
見直し時期の到来を待つことなく、計画を見直します。
1
4
子育てしやすい職場環境の実現に向けて
仕事と家庭の両立を支援するため、家庭よりも仕事優先の考え方 や育児に対す
る考え方への意識改革を進めるとともに、父親の積極的な育児参加の奨励、休業・
休暇を取得しやすい環境づくり、働き方の見直しなど の実現に向けて、次のとお
り取り組みを進めます。
(1) 妊娠中及び出産後における配慮
妊娠中及び出産後を通 じて母子の健康を適切に確保するため、次の取 り組み
を行い、職場全体で母性保護や母子の健康管理に配慮します。
①
母性保護や母子の健康管理の観点から設けられている特別休暇等の制度
について周知徹底を図ります。
②
共済組合による出産費用の給付等の経済的支援措置 をはじめ、仕事と家庭
の両立を支援する制度に ついて周知徹底を図ります。
③
妊娠中の職員の健康や安全に配慮し、その職員の負担を軽減すべく業務分
担の見直しを行うとともに、特定の職員に負担がかかることのないよう配慮し
ます。
(2) 男性職員の積極的な制度の活用
妻の就労の有無にかかわらず、男性職員の育児参加を促進するため、次の取
り組みを進め、育児休業等の制度の積極的な活用を促します。
①
子どもの出生時における父親の休暇取得の促進
子どもの出生時における父親の特別休暇や年次休暇と合わせた連続休暇の取
得を促進するため、休暇制度の周知に努めるとともに、職場長は休暇を取得し
やすい職場環境づくりに努めます。
②
子育てのための父親の制度活用の促進
男性職員の育児参加 を促進するため、 育児参加休暇 や育児休業等の周知と
理解拡大に努めると ともに、父親が積極的に 子育てに関わることのできる職
場環境づくりに努めます。
また、周りの職員もこうした取り組みに協力するとともに、特定の職員に
負担がかかることのないよう 、仕事の分担の見直しなどに協力し ます。
(3) 育児休業等を取得しやすい職場環境づくり
育児休業や部分休業、育児短時間勤務に対する職員一人ひとりの意識改革を
めざして、次の取り組みを進め、育児休業等を取得しやすい職場環境づくりに
努めます。
①
育児休業等の制度の周知
育児休業に関する Q&Aなどを各職場 に通知・配布し、制度の周知を図る
とともに、特に男性職員の育児休業等 の取得促進について 理解拡大を図 り ま
す。また、保健福祉センターが実施している各種子育 てに関する取り組み の
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積極的な利用促進を図ります。
②
育児休業等を取得しやすい雰囲気の醸成
職員から育児休業 等 取得の申出があった場合、 職場長は職員が安心して休
業に入れるよう、職場内の 業務分担の見直しを行 います。また、管理職会議
等を通じて定期的に育児休業等の制度の趣旨 について理解を深め 、職場の意
識改革を行います。
③
育児休業を取得した職員の円滑な職場復帰 への支援
職場長は、育児休業中の職員に対して、スムーズな職場復帰ができるよう、
休業期間中職場の情報を定期的に提供するとともに、復職時には 面接や研修
等を実施するなど支援に努めます 。
④
育児休業に伴う代替要員の確保
職場内の人員配置等によって、育児休業中の職員の業務を遂行することが
困難なときは、適切な代替要員の確保を図 ります。
(4) 保育施設等の情報提供
該当する職員に対して保育施設等に関する情報 の提供に努めます。
(5) 超過勤務の縮減
超過勤務の縮減は、すべての職員とその家族の 願いでもあります。特に育児
を行う職員の超過勤務の縮減に向け て、次の取り組みを進めます。
①
一斉定時退庁日等の実施
定時退庁日を設定し、職場長による定時退庁 を率先して行います。
②
超過勤務縮減のための意識啓発等
事務事業の見直しを 進めるとともに、 超過勤務の縮減に努め ます。また、
個人の時間を有効に活用するよう意識啓発に努めるとともに 、働き過ぎによ
る心身両面での健康の阻害などについての理解を深めます。
(6) 休暇の取得促進
休暇の取得促進のため、職場長は、職場内における業務内容や業務配分を的
確に把握し、計画的な休暇の取得を促すとともに、自ら率先した休暇の取得に
努めるなど、職員が休暇を取得しやすい環境づくりを進めます。また、個々の
職員の年次休暇等取得状況を把握し、特に取得日数の少ない職員については、
その取得を促します。
①
年次休暇の取得促進
職員の休暇取得に対する 意識改革に努め 、年間の年次休暇取得目標日数を
設定し、その実行を図ります。また、安心して職員が年次休暇 を取得できる
よう、事務事業の相互応援が可能な体制づくりに努めます。
②
連続休暇等の取得促進
週休日や休日を組み合わせた連続休暇の取得やリフレッシュ休暇・メモリ
3
アル休暇など、年次休暇を取得 しやすい環境づくりに努め、休暇の取得を 促
進します。このため、ゴールデンウィークやお盆期間、地域イベント時には、
公式会議等を開催しないなどの配慮 に努めます。
③
子どもの看護のための休暇の取得促進
子どもの看護のための休暇制度について周知を図るとともに、その取得を
希望する職員(臨時・非常勤職員を含む) 全員が取得できる環境づくりに努
めます。
(7) 家庭・男女の役割についての意識啓発
職場優先の考え方から、ワークライフバランスを大切にする考え方への改革
を進め、職場で能力を十分に発揮し つつ、家庭や地域社会での活動に積極的に
参画する意識の啓発に努めます。
①
家庭や地域社会活動への関わり
あらゆる職員が、バランスよく職場・家庭・ 地域社会の一員として関わる
ことができるよう、その環境づくりに努めます。
②
ワークライフバランスの推進
職員が家庭における役割を 果たしながら、仕事においても 十分に能力を 発
揮できるよう、ワークライフバランス の推進と固定的な男女 役割分担意識等
の解消のため、情報提供や研修等により、意識啓発に努めます 。また、 ハ ラ
スメント相談員との連携のもと 、セクハラやパワハラのない職場づくりに努
めます。
(8) 数値目標の設定
①
男性の配偶者出産休暇の取得率が100%になるよう努めます。
②
育児休業の取得率が男性で5%、女性で100%になるよう努めます。
③
職員1人当たりの年次休暇の取得日数について、平均16日 (80%)以上
の拡大に努めます。
④
子どもの看護のための休暇を希望する職員(臨時・非常勤職員を含む)の
取得率が100%になるよう努めます。
5
子どもの権利の保障と 次世代育成支援の取り組み
地域社会の中で子ども達の豊かな人間性を育み、健やかな成長を実現するため
にも、
「士別市子どもの権利に関する条例」の理念や「次世代育成 支援」の視点に
基づき、次のような取り組みを進めます。
(1) 子どもが参加する地域 活動への協力や参画に努める とともに、職員が積極的
に関わることのできる職場環境づくりに努めます 。
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(2) 安全・安心な子育て環境づくりに向けて、地域の防犯活動や少年非行防止活
動、交通安全の取り組みなどへの職員の積極的な参加を 図ります。
(3) まちづくりへの子どもの参加・参画機会の拡大や 学習機会の拡大に努めます。
6
結びに
子どもは「地域の宝」であり「将来の担い手 」です。少子化の流れを変えるた
めには、生まれてくる子ども 達が家族や地域に心から祝福され、だれもが安心し
て生み育てることのできる社会を形成していくことが必要です。 さらに、社会全
体で育児を支えあうためには、家庭や職場、地域社会の協力が欠かせません。
職員一人ひとりが、少子化の流れを自分自身に関わる重要な問題と自覚し、士
別市における「出産・子育てに理解ある働きやすい職場」の実現に 努めます。
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