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Press release
2014年9月23日
PI 8642 CM Ks/af
コネクテッド トラック
機能のネットワーク化により
商用車の安全性と効率性が向上
 商用車のネットワーク化が輸送コストの削減に貢献
 ボッシュがウェブベースのサービスを提供
 ネットワーク化の技術基盤となるボッシュのコネクティビティ コントロール ユニット
今後、トラックのネットワーク化はよりいっそう進む見込みで、早くも2016年には欧州と
米国の新規長距離商用車のすべてがウェブ対応になる予定です。ネットワーク化は効
率を向上させ、それにより輸送コストも削減できます。そこでボッシュは、データ通信を
介して車載エレクトロニクスと外部のサーバーを接続するコネクティビティ コントロール
ユニット(CCU)という形で、ネットワーク化の技術基盤を提供しています。さらに、ボッ
シュはメンテナンスの計画や大切な貨物輸送の監視などを支援するウェブベースのテ
レマティクス サービスも提供しています。
メンテナンスの最適化によりダウンタイムを削減
ボッシュはコネクティビティを通じて、保有車両のサービス間隔の計画においてフリート
運用者を支援しています。このシステムでは、車両がインターネットを介して、走行距離
や燃料消費量などの運転データを絶えず送信し、各種の車両コントロール ユニットが
報告したエラーも記録します。こうした情報は暗号化され、分析のためにコンピューター
センターへ送られます。フリート運用者はこのデータを活用し、メンテナンスや修理を事
前に計画して、ダウンタイムを削減することができます。
燃費の向上に役立つ「Eco.Logic Motion」
ボッシュはインターネット接続を利用し、「Eco.Logic Motion」システム ソリューション
の更新・最適化も行っています。このソリューションでは、地形やコーナーの半径などよ
り充実化したナビゲーション データに基づき、先を見越した走行ストラテジーを構築でき
るようになっており、これにより燃費を平均5%向上させることができます。将来的には、
速度制限や工事現場に関するクラウドベースの動的データを速度設定やギアシフト戦
略に組み込めるようになり、燃費がさらに向上すると見られています。
Robert Bosch GmbH
E-mail [email protected]
Corporate Communications,
Postfach 10 60 50
D-70049 Stuttgart
Germany
Phone +49 711 811-6286
Fax
+49 711 811- 5117177
Brand Management, and Sustainability
Senior Vice President: Uta-Micaela Dürig
www.bosch-press.com
安全駐車で安心して休憩
ボッシュが提供するトラック用安全駐車サービスは、物流管理チェーンの安全性の向上
を主眼に置いています。現在、貨物輸送会社はこのサービスを利用して、パーキング
エリアに計100カ所以上ある駐車スペースを予約することができます。また、このシステ
ムは盗難防止にも役立ちます。今後は駐車スペースに監視カメラを導入し、さまざまな
危険や物的損害、盗難などをリアルタイムで確認できるようになっていきます。
商用車トレーラー用のトレーラー コントロール ユニット
ボッシュは、商用車トレーラー向けの独自のテレマティクス ソリューションを開発しまし
た。このトレーラー コントロール ユニットを使用すれば、貨物輸送会社は貨物の位置や
状態をいつでも追跡できるようになります。また、ユニットは独自の電源を備えているた
め、トレーラーがトラックから切り離された場合でも、ユニットは問題なく作動します。こ
のトレーラー コントロール ユニットは、タイヤ圧や貨物室ドアの開閉などの重要な情報
をコンピューター センターに送り、所定の操作と異なるものすべてを直ちにチェックでき
るため、発送担当者はすぐに対策を講じることができます。さらに、このシステムを用い
て傷みやすい商品を積載したトレーラー内の温度を常時トラッキングすることもできます。
トラックと高速道路通行料徴収システムをつなぐ車載ユニット
ボッシュは2013年からドイツ国内のトラック通行料徴収システム用の新しい車載ユニッ
ト(OBU)も提供しており、現在、この車載ユニットはドイツの通行料徴収システムに自
動的に車両を記録させるための重要なコンポーネントとなっています。このOBUはGPS
を使用して、常にトラックの位置を追跡し、モバイル通信を通じて、一定の間隔でコン
ピューター センターに暗号化されたデータを送信します。そして、OBUは特殊な地図を
もとに走行ルートを決定し、料金を計算します。ボッシュは1-DINスロット ユニットの計
算能力と記憶容量を大幅に拡張し、将来の技術的な要件も満たせるようになっていま
す。
ボッシュのコントロール センターがトラック輸送を監視
お客さまの依頼に応じて、ボッシュのセキュリティシステム事業部はお客さまのトラック
の監視作業を行っています。たとえば、車両が予定のルートを外れた場合や予定外の
時刻にトレーラーのドアが開けられた場合など、あらゆる出来事が昼夜を問わずいつで
もテレマティクス システムを通じてボッシュ コントロール センターに伝えられます。こうし
た情報をもとに、訓練を受けたボッシュのスタッフが決められた手順に沿って、状況を警
察などに通報します。
eCall:緊急時の救助を迅速化
事故が発生した場合にも、ボッシュは安全を確保するためにインターネットを駆使してい
ます。その1例が、人命救助に役立つeCallシステムです。事故発生時に(その場合に
のみ)、この緊急通報システムは自動的に現在地、時刻、走行方向などの関連データを
ボッシュの緊急コントロール センターに送ります。そして、システムは事故車両との音声
接続を確立するのと並行して、最寄りの警察署や救急サービスを特定します。さらに、
eCallが作動した後、乗員と連絡がとれない場合には、ボッシュのスタッフが最寄りの緊
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急事態対応センターに直接連絡します。ボッシュのソリューションのメリットは、多言語
に対応できるスタッフが事故の当事者や地元当局とコミュニケーションを図るという点で
す。たとえばスペインで事故が発生した場合、ドイツ人のトラック ドライバーが現地の言
葉を話せなくても、ボッシュの緊急コントロール センターに事故や負傷者数などの詳細
を直接伝えることができれば、同センターが直ちに現地の救急サービスにこの情報を伝
えます。
絶えず進化を続けるボッシュのフレキシブルなハードウェア
ボッシュのコネクティビティ コントロール ユニットは、上記のサービスの多くに必要とな
るコンポーネントです。このCCUのメリットの1つは、簡単に取り付けられることです。
フット スペースやセンター コンソールの見えない位置に設置したCCUは、標準のOBD
II診断コネクターを介して車載電気システムと接続されます。そして、その車両が保有車
両の枠から外される場合は、CCUを再び簡単に取り外すことができます。すでに第2世
代CCUの開発も進んでおり、高速のLTEモバイル通信と互換性をもたせ、ソフトウェア
アプリケーションに対応できるオープン ソースとして、将来的なニーズにも応えられるよ
うになっています。
報道用画像: 1-UBK-20587、1-UBK-20489、1-UBK-20588
報道関係対応窓口:
Stephan Kraus
電話: +49 711 811-6286
自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2013 年の売上高は
306 億ユーロで総売上高の約 66%を占めています。自動車機器テクノロジーの売上により、ボッ
シュ・グループはリーディング・サプライヤーのポジションを確立しています(注: 会計方針の変更のた
め、2013 年のデータと昨年発表した 2012 年データは、限定的な範囲でのみ比較可能です)。
自動車機器テクノロジー セクターでは主に、内燃機関用噴射技術、代替駆動コンセプト、効率的そし
てネットワーク化されたパワーワトレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフティシステム、運転支援
/コンフォート機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術や Car-to- Car および Car2X コミュニ
ケーションとコンセプト、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術といった分野で事
業を行っています。なお、ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレク
トロニック・スタビリティ・コントロール)、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な革新的自動
車技術にも対応しています。
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カン
パニーです。 2013年の従業員数は約281,000人、売上高は461億ユーロを計上しています (注: 会
計方針の変更のため、今回公表する2013年のデータと昨年発表した2012年データは、限定的な範
囲での比較)。事業は自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関
連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ
GmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、
サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、
販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュは2013年に約45億ユーロもの金額を研究開発に投資しました。さらに全世界では5,000件
以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています(1日あたり平均20件の出願数)。私たち
は革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、
人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において
人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。
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さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)www.boschpress.com ボッシュ・メディア・サービス(英文),ツイッターhttp://twitter.com/BoschPresse を参照
してください。
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