Comments
Description
Transcript
仕様書 - 札幌市
夜間観光魅力創出調査業務 1 委託仕様書 業務名 夜間観光魅力創出調査業務 2 目的 札幌市では、札幌観光の弱点と言われている夜間観光を充実させることにより、来 札観光客の滞在日数を長期化させ、観光消費額単価を向上させるとともに、滞在中の 満足度を引き上げ、再来訪意欲を高めることを目指している。 当調査を通じて、夜のエンターテインメント等の夜間観光資源が不足していること による影響を検証するとともに、札幌にふさわしい夜間観光コンテンツの開発・創出 につなげる。 3 業務内容 夜のエンターテインメントの充実によって、札幌での滞在日数が増加し、再来訪意 欲が高まること検証するため、札幌における夜間観光資源の現状分析、先進都市の事 例調査、観光客のニーズ調査、また、エンターテインメント空間づくりの検討を行い、 札幌にふさわしい夜間観光コンテンツの検証・分析と提案を行う。 (1) 夜間観光資源の現状分析 下記に挙げる項目に代表される夜間観光コンテンツについて、既に札幌に存在し、 観光客が訪れているコンテンツ、及び、将来的に夜間観光コンテンツとして発展す ることが期待されるものについて、実態調査を行う。 例) ・エンターテインメント分野:演劇、音楽、スポーツ、ショー、また、夜間も楽 しめる観光スポット・施設 ・歴史・文化・伝統分野:すすきのから中島公園周辺の札幌の歴史や文化を感じ られる地域で楽しめるコンテンツや、日本文化、アイヌ文化等を活用したコン テンツ ・新カルチャー分野:外国人観光客から注目を集める食・ファッション・アート・ 漫画・アニメ・アイドル等の、日本特有の新たな文化を生かした観光コンテン ツ (2) 先進他都市の事例調査 国内外の夜間観光コンテンツの成功事例について調査するとともに、上記(1)の札 幌の観光資源との比較分析を行う。海外都市の事例5件、国内都市の事例5件以上 の調査を目途とする。 例)台湾の夜市・九份、ハワイアンショー、無言劇、博多の屋台、東京の横丁等 (3) 観光客のニーズ調査 国内外からの観光客が、札幌で夜間どのような時間の過ごし方をしているかにつ いて、下記の項目を業者ヒアリング等により調査する。 ※外国人観光客については、台湾、香港、中国(大陸)、韓国、シンガポール、 タイ、マレーシア、インドネシアの8か国・地域をターゲットとして考慮する。 ア 動態調査 1 実際に札幌を訪れた観光客が、どのように夜の時間を過ごしているかを調査する。 必要に応じて、 「来札観光客満足度調査・外国人個人観光客動態調査」 (H27 年2月 実施)と連携し、調査結果を活用する。 (URL:http://www.city.sapporo.jp/keizai/kanko/program/program.html) イ 潜在的ニーズ調査 国内外の来札前の観光客が、北海道・札幌観光の際に、夜間どのような活動を 期待しているか調査する。 (4) エンターテインメント空間づくりの検討 劇場等の札幌のエンターテインメント施設の配置状況やその活用について精査す るとともに、今後の夜間観光の拠点となる空間づくりの可能性について検討する。 検討にあたっては、エンターテインメント空間の拠点となりうることが想定される 都心部(札幌駅北口から中島公園周辺までのエリア)の特色を勘案すること。 (5) 分析・事業提案 (1)~(4)の調査結果を基に、札幌で有効な夜間観光コンテンツを検証し、分析す る。また、札幌の夜間観光資源を発掘し、磨き上げ、情報発信するための事業の提 案を行うこと。その際、下記の項目ごとに検証すること。 ア 札幌で夜間観光資源が不足しているかどうか((1)、(2)、(3)を元に、他都市 との比較、また、ニーズとの比較に基づいて検証する。) イ 札幌で有効な観光コンテンツ ①これまで夜間に出歩くのが難しいとされてきた外国人、女性、ファミリー層 向けのコンテンツ ②求められるエンターテインメント空間の在り方 4 業務履行期間 契約日から平成 27 年3月 31 日まで 5 成果物 上記3で実施する調査結果について、紙媒体及び電子データで作成し、業務期間終 了までに納品すること。 (1) 調査業務報告書 A4版、簡易製本 20 部 (2) 調査業務報告書データ CDまたはDVD 2枚 (3) その他本業務に関連するもので委託者が必要とするもの 6 著作権 (1) 成果物に関する一切の著作権は、委託者(札幌市)に帰属するものとする。 (2) 本事業において使用する写真、イラスト及び文字等が受託者以外の者の著作物で ある場合には、その著作物の使用方法について、著作者に説明し、承諾を得るなど 必要な手続きを取り、著作者と委託者との間に著作権法上の紛争が生じないように すること。 (3) 本事業において使用する写真、イラスト及び文字等が、第三者の商標権、著作権 その他の諸権利を侵害するものであった場合、前項の手続きに不備があった場合そ 2 の他受託者の責による事由により著作者と委託者との間に紛争が生じた場合、これ によって生じる責任の一切は、受託者が負うこととする。 (4) 納品された成果物のデータについては、札幌市が自由に編集・加工等二次使用が できるよう、著作権法(昭和 45 年5月6日法律 48 号)第 18 条から第 20 条に規定 する著作権の権利はこれを行使しないこととする。 (5) 同法第 21 条から第 28 条に規定する著作権の権利は、納品と共に札幌市に無償で 譲渡するものとする。なお、納品物の著作権は委託者に帰属するものとする。また、 写真や原稿部分を外注・借用等で成果物に版権が発生する場合も、一切の著作権は 札幌市に帰属するものとする。 7 その他 (1) 本業務の履行に関し、委託者との連携を密にして、委託者に確認のうえ進める こと。また、進行状況については定期的に報告すること。 (2) 当該業務の遂行にあたっては、下記項目に要する費用は全て受託者の責任及び 負担とする。 ア 受託者の不注意によって生じた費用 イ 受託者が第三者に損害を与えた場合のすべての費用 (3) 当該業務によって知り得た個人(法人含む)情報は厳正に管理し、当該業務の 目的以外に使用しないこと。 (4) 本業務の履行に関し、法令等を遵守し適正な取り扱いを確保すること。 (5) 本業務の履行に関し、仕様書に定めのない事項、疑義が生じた場合は、委託者 及び受託者双方の協議により処理すること。 3