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経営形態の比較

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経営形態の比較
経営形態の比較
公営企業
一部適用
開設者
・
経営トップ
組織
・
人事
(人)
資産の扱い
(物)
財務
(金)
全部適用
指定管理者
地方独立行政法人(非公務員型)
開設者
田川市
田川市
田川市
田川市が法人その他の団体を指定
運営責任者
市長
病院の事業管理者
理事長
指定管理者
病院管理者
市長が任命する者(病院長)
事業管理者が任命する者(病院長) 理事長が任命する者(病院長)
内部組織
条例で、設置及び運営の基本を定め
条例で、設置及び運営の基本を定め
る 管理者は、企業管理規定でその 独自に決定
る 規則でその他事項を定める
他事項を定める
独自に決定
職員の身分
公務員
非公務員
給与
種類と基準は条例で定める。
給与の額及び支給方法等の細目は労 当該法人の業務実績や社会情勢に適 受託者との労働協約、就業規則等に
一般職と同じ(人事院勧告の対象)
基づいて決定
働協約、企業管理規定等による(人 合した独自の制度構築が可能
事院勧告の対象外)
組織定数
条例による定数管理
事前査定を受ける
条例による定数管理
独自に決定
独自に決定
争議権
争議権なし
争議権なし
労働三権付与
労働三権付与
労働組合・職 職員団体の結成可。当局と職員団体 労働組合を結成し当局と団体交渉
員団体の結成 との協定締結可
可、労働協協約締結可
労働組合を結成し当局と団体交渉
可、労働協協約締結可
民間企業に同じ
資産所有
公務員
非公務員
指定管理者が任命する者
田川市
田川市
地方独立行政法人
田川市
維持管理の責
田川市
任
田川市
地方独立行政法人
指定管理者
施設更新・整
田川市
備の責任
田川市
田川市
田川市
起債・設置者からの長期借入金可能
資金調達
起債・長期借入金は不可。ただし、
独自資金調達
設立団体からの長期借入金は可能
地方自治法の あり
財務規定適用 予算単年度主義
あり
予算単年度主義
なし
なし
契約や財務面で弾力的な運営が可能
行政の関与
首長・議会の相当の関与あり
首長・議会の相当の関与あり
設立団体・議会の相当の関与あり
中期計画
中期目標
制度なし
制度なし
設立団体の長が中期目標を設定する なし
評価制度
なし
なし
執行機関の付属機関として独法評価
委員会を設置し、業務実績にかかる なし
評価等を行う
首長・議会の相当の関与あり
運営と評価
経営形態の比較
公営企業
一部適用
地方独立行政法人(非公務員型)
指定管理者
○委託条件の範囲内で組織・定数・
給与・勤務条件等を自らの裁量で設
定可能
○指定管理者の病院経営に関する民
間手法の活用により効率的経営が期
待できる
○行政施策を反映しやすい
○事業管理者が経営責任を負うこと
から、経営責任の明確化が図られる
○職員の経営意識・コスト意識がよ
り高まることが期待できる
○経営状況等を加味した独自の給与
体系導入が可能である
○事業管理者の判断により、組織・
人事・財務について、弾力的・効率
的・かつ迅速な対応が可能となる
○組織の変更や適正な人員配置に柔
軟な対応が困難
○職員の業績が処遇に反映されにく
い
○病院事務職員の人材育成が困難
○人材確保に向けた、独自の給与体
系の設定が困難
○経営責任が不明確
○予算要求から決定まで半年程度を
要し機動的な対応が困難
○単年度予算が原則であり、複数年
契約など中期的視点による柔軟な対
応が困難
○経営目標の公表や公正な視点での
評価制度が法定されていない
○職員定数については条例によるこ ○人事管理等の業務を行う職員を増 ○管理者との協定によるため,制度
ととされており病院独自にできない 員する必要がある
上、職員が自動的に引き継がれるこ
○給与水準や処遇の面について公務 ○累積欠損額及び不良債務の解消
とはない、そのため、職員の処遇が
員制度上の制約から限界がある
大きな課題となる
○人事管理等の業務を行う職員を増
○移行時に退職金の支払が発生
員する必要がある
○予算要求から決定まで半年程度を
要し機動的な対応が困難
○単年度予算が原則であり、複数年
契約など中期的視点による柔軟な対
応が困難
○経営目標の公表や公正な視点での
評価制度が法定されていない
メリット
デメリット
全部適用
○理事長権限で必要な組織の設置が
可能
○業務量に応じた柔軟な人員配置が
可能
○診療時間や院内組織等の弾力化が
測られる
○経営状況や職員の業績を、より反
映させた独自の給与体系の導入が可
能
○予算単年度主義ではないため、中
期的な視点による柔軟な病院経営が
可能
○あらかじめ策定、公表される中期
目標、中期計画、年度計画に基づく
運営が義務づけられており透明性が
確保されている
○勧告権のある評価委員会による第
三者評価が法定されている
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