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軍軍国における経済成長と民主化
商’学識集 第6李巻第3号 1§蝿年3月 【論 文! 韓国における経済成長と民主化 労使関係を中心に 佐 野 孝 治 欝95年末,韓国の麟大統領である薩泰愚が穂密資金事件の薮賄容疑で,全斗煙死大統領が簿隼箆 蕎の薦軍クーデター時の反鼠害諜容疑で相次いで逮捕された。いわゆる「麗発独裁体調野の捷い手 であった全斗換はともかくとして,87隼6月に眠主化宣言」を行った謹奏愚までが逮捕され,韓 国のr麗発独裁体譲」の搬の深さが改めて認識された。 婚驚年代以降における驚異的な高度経済成長の陰で,ヂ瞬発独裁体鱗茎下の人権揮涯,労働運動の 擁圧,環境破壊などの諸翼題については無携されるか,必要悪として是認されてきた。そればか吟 か,額年代来以降の韓屡,台湾における「民主化涯の進展を受けて,麗発独裁・権威主義休講∼経 済成長→「新中間繕」の麟鐵→髭主化という「権威主義の溶解モデル轡が…般化され,飽の発展途 上馨にも適罵されようとしている。しかし「醗発独裁体簿妻が経済成長をもたらすという諜1運や経 済成長が買主化を必然的紅もたらすという論遷は,実証されたとは誓えない。 庫稿ではアジアにおける「経済成長と民主化まを考えるため1こ,高い成長率を持続させ,87隼以 鋒新製主化」を達成したと評懇されている韓羅のケースをと滲あげ,「麗発独裁体舞錐下の諸題題に も光をあてる。すなわち,韓蟹の経済成長と民主乾の縫係を,労使麗係を軸に歴史的に考察する。そ の際,①韓蟹の致治・経済状溌,②労働政策,③労縁運動,④企業レベルの労使縫係・労働条 件などの観角から分析する。そして韓瞬の「開発独裁体舗3下における労使鰻係の特徴と問題点を 示し,87隼以降における労使関係の「民主化盛の実態を窮らかにしたい。 葺 「麗発麹裁まという媛念は.簸擁1こ綾籍した高矯進氏によれば「経済縦長のためには政治的安定が不離欠であ るとして,酸治体擬への参簾を著しく凝鞭する猿舞を正妻毒乾している休講」と定義される。高橋選「窮発独 裁と政治体系危機 スペイン,イラン,韓国の場合]ぎ嚢蝦欝齢年2月.葬§ページ。また鈴木佑薄氏によ れば,その特徴は,敢治的盗憲の憲騨漿,立法.司法紅紫する行二政権4)優{立,直接暴力の行嚢,基本政策とし ての政治的安定と経済的発展の遽求鈴垂点である。森鰯満菱縫織ぎ新蛙会学欝輿壌嘗菱縫,重瓣3年,茎蘂ぺ一 ジ。 21渡透稗史「難醗 経済癸農と権威主義の溶解」ゼアジア醗甕垂総巻3号,i静善年7繧.欝ページ,および渡 透稽央ゼアジア新潮灘中公新毒,隻鱒ll年,6ページ。 商 学 譲 集 第麟巻第3号 第i節 韓露の経済成長と労使麗係の史的展驕 「解放」後の韓馨の労使関係は,鯵舞発独裁体葎謝との関連で,次の5つの詩難に区分できる。第 至難 米軍致・李承醜政権難(語∼灘年代/,第猛鰯 麗発独裁体麟の形成類(6暮年代〉,第欝靉 靆発独裁体舗の確立磯瞬鰯(驚年代/.第玉V難 窮発独裁体麟の再纒・動揺鞘(8書隼∼87年L第 V購 「民主化葺難(87年∼/である(第i表,第2表参照)。 第至窮毒こは体系的な労働法が講定されたものの形骸化していた。また大韓労総の御積化が進んだ。 第簸難では朴軍事独裁鼓権によサ韓毯労総が緩織され,労働三権の麟隣低賃金捧籍などの労働統 講が行われた。また企業レベルの労使関係は「身分的・主従的牲烙涯と政府敏存体質という特鐵を 持っていた。第灘簸にはヂ維新体麟淫下で,よ吟徹底した労働統鯵が行われた。鰺年代末には経済 成長の戒果から藤外された労鷺者の不満が爆発し,縫新体離縁鱗壊した。第董V矯に全政権は絹発独 裁体調の再纏を図ったが,民主化運動・労轡運動のため甦接せざるをえなかった。そして87年のゼ畏 主化宣劃以降,労働政策,労使関係は「民主化達へと大転換することになる。以下では,各類ご とに,①政治・経済状浅,⑨労働政策,③労働運動,④企業レベルの労使関係・労働条件の特 畿を墾らかにしていこう。 第至難 米軍政・李承硬駿権難(欝蕊∼鎗年代〉 (i) 政治・経済状溌……混乱難・復興難 朝鮮は,!蟹5隼に馨本の槙浸地支醗から「解放涯されたものの,濃戦体麟下で南北に分懸された。 醗5年∼48隼に米軍政,磐年大韓民蟹樹立.i鰯∼53年轍鐵争という激…鋤政治状混の中℃韓 蟹は薪反共の紡波堤曇として位羅鍾けられ左翼勢力は弾窪された。この時驚1馬抵筑勢力が弾圧さ れ,存在しなく妙,瀾発独裁体翻の前提条{勃藻かれたことは曲囃する・また米軍礁聡 経済的混蔑簸であ滲,インフレ,失業に換え,蓬8隼の生産水準は韓隼の2i2%に縷小した3も続く 李重縫政権糞穣ま,南龍分懸・韓鮭戦争による破壊からの復興驚であり,アメサカの援蹴 と蟹家によ る慶長収奪に依存した経済構造を持っていた41。第葺こ,アメリカの援助麹資を科駕した「三白産業」 (紡績・製紡・製糖/に編讐,飽部門との連欝が少ない産業構造であった。第2に,蕩鋳土地取得税, 農産物の低癒格政策などを補いた蟹家による叡奪は,一方では農家経済を破綻させ小作農の増撫環 象を引き起こした。飽方では麟内灘場を狭溢なまま謁し,F翰墨志陶政策まを採らざるを得ない構造 を作参上げるとともに,低賃金労麟力を麟饑し,低乗懸二極賃金購造を維縛する役割を果たした。誌 隼でも農躰漁業自営業考が77、3%を青め,労鱒者は員.6%1こ過ぎなかったことを考えると(第3表 参照〉,工業化の前提として労働力の麟鐵が重要な課題であったということができる。 (2〉 労働致策と労働運動 A.米軍政難における労鱗政策と労働運動 米軍政難における労働政策と労働運動の特籔は以下の通りである。 3〉 朝篶銀響講嚢i鋸蓼経済年鑑圭臆馨年,野葬∼玉獲ページ¢ 戯 臆灘年代に潔しては,李大根ぎ韓蟹戦争ト欝灘年代ノ資本蓄種壷カチ,欝87年(ハングル文),洪難簸ぎ韓 遜ノ資奉蓄積遍程重農麗大学亜綱璽鋒題醗究断.欝弱年(ハングル文〉などを参黙。 2 第1嚢 喜 縄獺職体鱗 満濃,期 i19一搭∼6鈴 敗 撫 緯圏における労働法,労働政.策および労働纒勤グ)腿開 労 働 法 労 働 赦 策 ・特牛1⇔弩=治安緯書寺雛などを嚥正 一,労1軸運鋤を愈鰻ヒ ・鍋鱒 121彗・ 鯉講許盤 健躍 赫年 員栂 朝羊鉱晦労組“牽{成 送リ5∼r捻) ム年IQ舞:1一・離籍撫に聞する法論 (12弩廃纏.) 46曾 6遡 46年 7月 騰騰蜂幸 体1、,,おける鱒叢1牽卑 ・鵬年 ・拶年 5月, 労働郷 鋤選鯉指導ブゴ斜1 数ケ 7絹目労働1器1題に閣尋旧る公ヂ 嚢策及。−。ノぎ働綿設躍に関『す一る法 @ 令、1・業6年1u圭 1鰻1態垂1労働瞬1辮に関づ一■ 問づる渡魯1 48{ド 7増i大韓1灘賦1撫法 (労働三 輸 t法律の範囲1村l l1月製}糊益均 P1948∼60) @ 蕪禰 89ワ畠 姦承晩敗繰 T3勾・・3門1労働凝毛唐漁,労1嚇争謙 『働1那譲葉 労働換灘繍浸 }踏 @ 5月1勤労暴準泌の制規 }1弩 1、闘博{勅楽員倉灘1』義,ぐ (灘政羅∫築) の華南ナ典 ・鰺{1 1舞 大輔独、一’i健成労1野総遍{!欝1敗麻糸〉の牽1彗成 ・狂う年 5穆:東洋紡纏鑑識、g賜 1!1鉄藍 fネスト,梼月 人 1モ航争 3珊,羅2二1『=穿 ト 4ア年 月月i 右、緯糸i調体幹部の検嫌,ム難衡禁浸. A年91一ヨ:1労働顛去iの灘糞 一鐸年 大韓労総の灘爵1蝿1へ。)外郭!朝体質二 娼年 8月:大韓労働睾 毅巖(大韓巌総)へ名称変匪 公務窪 給 i lダ中ll=ヂョ丘 ・19年 大1踊試織ぴ)鰻!開竣趨1.!、諮由寛の常1芋磐ξ 51年 12月52年3門 馨鮮紺糸責チ,叢,s8年1大韓紡織再件 59年 10瑠1大韓労総より全勝塗働総禽協議禽(。1■1労協)が分鍵 60年 51『i 韓1鱒教髄労働聯 鮎の結成 齢勾 10鰐1薮t力連)讐1一げ争義 61適 員月1大轍一一蠣靴舗1脇が鱒統脅して韓悶労働総禽総聯 を・、糖任 尋獲勉敷擁 i窪91語∼鋤 2瑚:朝鮮醗 ¥鍍、l l・大韓労総の紛糾 11 1著鎚辛成 朴1牒撒権 i籍3繍1制/ 131年1瑚:瞬働争,議の一『海禁ll四点 (冶 陥り U1年・5珊d致/覚及ぴ事1二蛮1男体解撤 (擶鶴6融 61隼5」『ヨ U1年 8∫・書目労働鱈の1・韓体活動に1斐関す■る撫障子 変漁1σ)公イ質 6P卜 8月 一ω一 確立魂灘糊 u維蒲淋網」 朴胤煕敗燦 i簿4爾1翻) i197卜79) 63年 解散 63年 2門 2弩 1七隊擁工学労擁1のスト,荏2縫1鉄 労組の1,職給賄一撮 闘舞 一醇曳伊手名1、二よ雇バ瀕組織撚蝋脅を臆しジ 65無 3弩 潔儒イi二学争、議,i鰐 韓麟板ガラス舞、縫 ーし韓羅労働総脅総腰、燈(韓隣『下総)登驚雄 {16‘1 2紺,購=韓II奉8商損了義 剣環{1」ダ=舞躍のスト1こ対t一,組禽鑓一校 {19年 1労摸協議轟1制1蔓開始 7廻:オ一一 鷺シ1,家) 董構義,12精1シグネ磨イック『電ヂ ¥議 G9年 7月 遊離公掃争議 綿紡{f芽畿 V〔〕珊三 1 目 l iタト雑輩ノ、」斐資5鳶灘茗」)づ夕{ 夕員 !ノ、」憂醗毒、摯l J)勇鱈璃糸li≦葦及11ドウタ懸物穿賛議尋、二1謎姫君 る醸結昼寺 63年 8鰐1労働樋!’・ 『働痒へ響格 69年 @ 特鮒法1の公電 69雑 丁堀 遊船 召チ義1、二対し緊。t.、調幣権発動 7〔}年 71年12期:i『1糞1寮{堪衛に関する特旨 維紙徹法のA泊員労1薄舞一権に湿潤留探) A2塾10門1維凝竃妻f,12珊:維穎 73年 金穴中,菖件 γ2年 7・∬1”l i鱒鶏i.淵1安“ )た艇 塀 軽讃 72年 1G月:韓岡 総畦維刺縫 言,一対1『。 1 艀E粥 ““‘■1軸・溢醸 ・法の養女蕉 V3年 3’上労1鋤蕎1禽擢㌧,労働雛綴 殉年:「1 許ウル玉簾!期1溝1始 ア3勾 1梅法敵舐騨求l looノず尽欝銭撞助 V・1年12∫・i l労働織禽法事労鱒争、瀧 ‘,勤 生蝋去の改昌i 75嬢:中央労鍵霊麗災,∼発コー アμ1 V6年1職熱蓼ll練i集i郷法」蹄1瞳 ア9年7罫レvH 審鐵離垣此軽件鹸1講解散 7T l倶 U抽三1月1職鞠FI練1去 労働・養1 罪法の故ll三 蝋 78句 8刈 ヨ {嶽1議霊藩1}スト ]1週 A寮・翻規ま隣黄経イ傭・(零繍全額一)娯3爆己文一畢要求} 8醐 嘩光(欝)スト, 9瑠 現代撮醗聾暴翻饗{一1= 都E1灘離村『散協識点樗“騰癖人簿 i :∼∫L壌 紅1織(労組†1勤・ 妨,,) 79年 7月l Y}{蟹駿簿イ牛,}G醤 掻山唯鵬1・てり 覇府フ壼 Iv 戸綿・勅手播期 全牽獅女権 魯‘}年㍑懇1労働桑i董合法,労働争縦 i198{ト37) i第’5共牽i醐) @ 使協,雛会法。、糊蜜 W〔}年 4稽1労働糸li合法、労働争識 @ 癬一類)改lli 労鯉類癌授こσ)故IE,ウ重 80隼 5肩: 隼常戒厳・ヘ 一r紡 呂。年121ヨ1 織孤 一イ1・ノ・ 一を撮敏 8{)銀 労働登輿会浸、,労使協,議 81年4月: 労働籍か⊥『労1動邸へ昇格, 目1)年 5局,異一州郵僧 騰ll一 額年 1越 溝壑被絹避難無智箋購“麗隣}5円1タクシー”適三11駄少の{誕 不潔,労働1・!桝解散1旛{穿 躍 威 85傭 3膝擾翻鞭、スト,耐!大μ摘鐸獺以ト 8 W1年獄稽1魔叢安倉傑1嚢法の制規 ピのヵ鋤総合。及び労働チ,灘に関す番臨海 W6隼 5月目外顛人手蔓嚢瓶叢の労イ @ 特騰去1α)廃止 ヲ」働総点’去,労働茅義調幣法の改IE WG隼1翠廻1最低購・盆法の網走,労 v iま纈准,1期 全層換政権 87年 6月29日目樋1親イ1二’1一讃、磐 (嶽 齋1爵擁i(嚇寮縣民・klli義常代驚) 87年7肩,コ{・に一1、る拘束茜,敵1宿嶺.iを郵記敏 o198一ト“} 曹X8?’) W7年1〔瑚1蔽去改…1ミ 8珊l i労働紛馨解決でフ)ため。)3譜撰1月 @ 無去σ)i騙三 8月 大鱗燕麟馨義に介入,1名死一『 9月 蹴代廓i、プぐ拝自動肖那,i義 入, 2憩名 W7{卜㍑坦1男女}譲騰『1並等法σ、)網建1 融軽 W7年1]錫:労働総合きノミ,労働争、畿 慮寮聯殻樽 88年 4月i男女礁用『ド等法の施書 撃撃㈲ 欝女1催月網一等謬“のE匙lli W9年 3’l l勤労基鱗彗法† 欝女膿堀 、1}2} 一 ■ 一 ユ 一 一 言 ■ 一 言 皿 言 ㎜ ■ X2年1総脅欝金鋼。牌入 硬1助期 曹X89年・一) 勤労},餐緯f去,労使協,議 9年 荏擁一一一詔書華 勤 入矯撒∫ 1を艶喪 癖も「“力めレ酬期σ)労働費,議1刺創爽翻、,1輯}・隈鋼な ’)酬1日 86{1 ソウル労ll鰭虫や{『、力勝鋤鞭1縮に、1二る…仁1鞠粥り 87年 s7年 群 鋒鍔:労働茅織激里偶(年間3,7妊}件) 1懇 ソウノレ大有・ヂ誉ll弩曇三.欝桝 8群 大宇灘鯉轡産 三畢顎1災奪}縫 9懇,現代酵,1。鐸『罪繊(!乃7,{照}人讐城}1大報測角羊議 88奪11 1:緯顛労総1鉦鐸f l 89年 現代1にヒ芋、i義に1万入の機動隊、、投入 91年12擁 H「oljli盟 89年:庶糠芋隣スト 8〔イ罫 現代∫蓑i一㌫争議‘2 人/ 93弩 ・り1,瞬レげ率について初σγ言一釘彊合志 90弩 1 ! 暫灘労鰐薪綻。癬協、1義会{全’』4協}ω1・敬1子守系)」、}鯖成 無泳救権 93年iづ踏臼」り敵襲1活動験1ヒ柴」、L−iの舞 P993一き X3年5膝労働マ微爆劃一を発壷 93年 2懸1不IE灘ノ孜 93年 1∼li 公務磯な、 }欝念凍結 X3年1二”L 恥1場⊥敗簸嬉i水法,雇用 雇用保験法の1!i 91雪年 6擁 現代グノ1・一 一の『}繕に介入,幹瀦イ 93年 6’ヨ,現代グル… ブ至孝E畿 X4年 1闘i職業≡安[驚蒔雇用{足鵬を一義 9菖無 蝿代闇勤11〔1韓麟3イの労使紅挺詩弩、二介入 偶{1一日月 民ii労卑 蟹爺龍欝繰会没『ノi 93年 6月 雑i労働糸!i命伏縫潟 筏(全労代〕(」締結擁糸}の織地 l}:〕舅 一一月,聯代撫勤躯1韓猿1通イ )労使瞬、愉 一 (ハングル文),嚢戊離1労イ勤経済鉾』 瀦料雛薦1韓業癬経1 轡総協会編i「ジ働経済鵜竿史,l l989年(ハングル文〉,韓圓経済人遡.点食編『経済政策鵜1史服988年 などより{乍成⇔ 経文社, 1989年(ハングル文),労働部[「ブ甜動1磯…1各年版(ハングル文),韓瞬経麟蕎総協会『労働経済1三鑑、1各綱阪(ハングル文) 麟籔償雛駕が醗瀞灘痢簡羅融論 U2{円2月1篤一3騨ll購董法 U3年 4月1労働継1無法,労働争講 労働野、溝の.海1.、壕金凍結寺縣移。)労組・ 欝期 矩絨期 iil≧Gト7P U1年12遡1望む労纂/鄭法政i『E,職業 1{法のF脇無 打1 労 働 満室 動 米軍政1総 集 第鍵巻第3号 藤 学 講 π= 繁2表 韓麟の労鐵法の変遷 第1藥1・勤労の権灘と義 務 ゲ設孟置の準・魯舞彗 i・勤労条終 1・労働三権を流箱 1 の範難病龍麟覆 ・怠業溺縫合 1 1 第夏茎観 P E致濤活動σ)禁産 ・企業辱彗緯合から 権を醗綜 銚労基華法 の 飽 ・労綾公め各3。‘最低労騰条糞 名より権威 ・男女差震待遇禁 為σ)霧綴 圭ヒ ・険難難襲 ・遍駆隠縫労働 へび)介入 ・蕎益均霑権を灘 ・公務曼6)労騰三三 騰簸離樹騰墾会痢 ・響綾實慈二の労癒・ s嫌嫌塞権 ア そ ⋮ 労働綴合法 ・労騰鷺権の檬蓋i ・公務糞の争議行‘ S蟹綴織昏惑晦 ・争議が鋳約され 骭 益事業の籔 ・労働委員会の 譲強免 ・綾里考籔こ蒼穂 Pこ改亙する段わ ・公査委曼の優i 駿こ,罰驚を強… する綴織に改舞舞 霧を拡大 ・中唐叢から雛蕊 ・争議騨祭の■灘i ,越磐三強イヒ 化 罵灘へ 労織の承認 ・第2鐵合の設立. を譲撮 ・労緩の政治活動 禁蕊 ・労硬協議会設饗 策 窮 ・労1嚢驚権を法難一 で露織 ・全蟹緩織から企 ・金壷事業講筵鐘 業舞灘合へ簿韓…を拡大 換 ・韓旋,講糞,遷 ・労養協議会の機 法嚢建融管轄を… ・労轡煮の懇体1 交渉権や羅弊i 背嚢権を議覆 新興饗人授資金業 の労灘纏命及び労 ’麟争議きこ震する臨… 詩特鰹灘 籠の騨確匙 労灘婁貴会から 讐鮫官庁1こ移転 ・企業驚総合に陵 ・公共事業籔鐸5)・ i第群類 i ⋮ 建設主要糞(3軽一 @鉱大 入, 1海景圭二) ・冷部類幾の建長 ・第異者の介入麟レ争議手続きの獲 ・労鱗痔二長によ’ 1労縫協議会法」 る管建の一本 労綾簸議会(鍵業 龍 翼欝む人以上の企1 業}と苦椿建還靉 靆(全金業)の設 鳶 雑髭 一酵ンショツ考贈紛雑i 、置を義務づけた自 プ麟の廃棄 ・職権搾裁グ)舞象 ・響政客、庁による ・ 鉱大 難館協約の取i 溝・変憂権 ’役嚢資格の蔽擦1 化 i第嘲 (公務輿を難く判 し i ・労霧三権を課難 ・設立形態の脅凄・卓公益事業の籠翼 新労菱轟議会法」 ・労働者委.饗選趨 隻 の纏/1、 ・準鉾難麺から傘 ・冷輩難甥の短縮 憲凝へ ・職権仲裁の権鰻 の公蕉穂 薪男女駿馬平等法製 ・行致介入の緩報・ を労鎌委暴会に ヂ穫欝政策基本法」・ ・労緩緩糞壷勢鱗『 事薩琴線鞍法1 限の騰丘. ・ユニオンシヨツー プ麟の…認導入‘ 嚢舞撫響転 第裏表と隔導。 第iに,米軍政庁は雄蕊隼鯵局に彰治安維持法」「政治狂嬉罰法」「予備櫨束法」などを廃止す るとと叡こ,…連の労働保護法を麟定した。すなわち「一般労騰賃金垂こ関する法令董(蕊隼1§月/, 「晃童労働法焼」(鱒年7月/,「最高労働鋳闘に聴する法令」(鵯隼韮月/などである(第i表参照/。 しかし,体系的な労働法は立法化されなかったため,これらは致治的・経済的混乱の中で大きな役 唾 佐i野:韓藝蚕畜こおける経済成長と買主イヒ 第i霞 韓蟹労働纏余運動ぎ)綴織変遷過程 鱒鋤蹴露簸会し_イく灘乞。騨奉 懸橋無 i …廃罷瓠…一r繋讐詳響1攣…灘麟諸隊 』薩纏墨卜」 L瞳舞壁r溢 鍍蕪雑、多 統合礎議 /繊.垂葺 /麟.l l l 羅爾 ・ 一 う i脅 i i離 i i i 藤1縫帯 一鷹馨醗酵響騨蜘馨鞠 [鐵 1 1 擁禰r輪講r雁難燕口 境全き饗峯蓑{豊麗籟多多麟レ」 …盤艶一 一峠 費料患漸:丁榮泰「総年代以後韓醗労簿緯金運勤の現瀧と政拾甑麟鍔大濠縫合縫題蟹究醗雑誌雛§§萎年 荘鴛,3§ページ。 割を桑さなかった。 第2に,米軍政庁は蕪年7月に法令第留号を公布し,労騰緯合の設立を承認した。そしてヂ労 働難題に関する公共政策および労働部設置に駕する法令」(妬年7局を凝足し,労働認や労鷺講整 委員会を設置した。しかし,争議に関しては労麟講整委員会に権譲を与え簿擬した。さらに慮翼系 σ)全露労働縫合評議会(鵯隼i1月結成.合評〉を弾緩した。 皿 こ} ㎜閉“ 第弱巻第3号 臨 学 論 集 第琶表 韓蟹の踏綴構成(寧盤:董万人,%) i鰯5 }聾灘 1実数 購賊難% 実数 購成箆% 実数 轄残地% 錫2 Q47 3艦 ロ.2 R玉9 ロ.3 5総 37.7 5縄 難.至 器雪 5毒。6 ・.玉 氓S§ 氈o1.聾 ¥鱈 ウ4.暮 Q艦 p7.6 Q総 Q7.1} R58 Q惑.き R鋸 Q轟。§ ミき R:き.毒 32 3.i 77 き.8 盤 6.ア き7 3.呂 4:鷺 蕊.7 4総 カ農躰難業 縫 T.き 奄S4 キ.? … 鷺.§ 272 2§.5 驕D唾 5 薙.与 蕪.4 5麟 42.3 ョ.5 奄W{} 3欝 37.重 T5 Q3.5 7.4 遠 一 王韓 蛯Q欝 総欝 !総7 1 醸 蟹(1 欝毒 購成匙% 奄R.5 襲躰難業唐営業毒 蔭塞 77.3 失業脅.その纏 実数 22.§ 〔}.§ V.尋 講賎比% 34.奪 6 k押カラ絹33 X男ラ引暮暮 実数 玉7 1}.各 S.玉 構成舞惣 昏.6 5 J鱗毛踏鱗 ㌶ 実数 董鮎4 8 馨。2 資本家隣綴1 2 1 欝欝 騰得 圭響1墨 至輔 墨,容認 茎,335 圭泌 垂,3昼{) 玉総 墜,4鱒 圭.王 玉総 資料旗鱗1蕊鑓載夫「資舞・発展途.ヒ霧の難綴購成表葺轟学論究垂幕3§巻第i号,欝誌年6月,翼∼鱒 ページよ鯵舞戒。(療資料は,至L(}ゼ鱗際労騰経済統計奪鑑垂各奪蔽1 第3に,纏民地支醗の終焉と米軍政庁による労働縫合の承認により,欝毅年には労懲総合は6総, 続合員数約㌶万8千名に増撫し,争議件数もi誕件に達した(第4表参照〉。解放後の労働運動は 左諏の全課が主導しておむ,東洋紡績争議や釜山鉄道のゼネストを詣導した。これに爆航するため, 蕪年3月に,「反共・反全謂をス讐一ガンとする「大韓独立促成労働総連劉(大韓労総/が,米 軍政庁の後押しを受けて結成された(第薙塞参照〉。その後左右の政治麗筆が展聡したが,窮年3黛 のゼネスト以縫,全評は米軍致藷告令によ参不法霧体と綴定され,幹離が検挙され,多数の労働者 が解雇された。この練麹までに合評が捲導した争議は2,総8件,参撫養数58万6,7総名であったが, 米軍政庁の弾圧を受け,被検挙者7,886名,死者麗名,鍍解雇餐約露万名に達した5}。その後,全 評は急速に弱体化し馨隼欝月に解体した。 B、李承鏡政権難における労織政策と労働運動 李承繰政権は鐘銘年7月の大韓畏羅憲法において,勤労の権利と義務,勤労条件の基準,女子・ 少年労鱗の保護(第誓条/,労鱗三権の保鐸(但し法律の範醗露〉,耕益均霑権韓(第i8条/などを 定めた。 その後,韓馨最密の体系的な労働獲法(労働総合法,労働争議講整法.労働委員会法,勤労基準 法/が韓難戦争中の53年3月,5月に麟定された(第i、2表参照〉。 ① 労働績合法の主要内容は,労縁三権の保懸(第i条/,産業労緩の承認(第2条/,罰難規定 あ参の不当労働行為禁箆(欝条/,縫合設立の牢告籍(第葺条/,行政による決議の取消・変 更権(第欝条/,政治資金の禁窪(第饗条/,行政官庁の検査権(第鋳条),解散命令権(第 32条/,労総の交渉権鰻(第33条〉.企業欝縫合/第35条/などである。 ②労簿争議講整法の内容は,公務員の争議行為の麟猿(第5条/,保安施設での争議行為の禁藍 (第6条/,争議までの冷却難闘(第7条/,撰害賠欝請求に対する譲銀,争議霧間中の拘束劃 鰻(第欝条〉,斡旋は行政官庁,調停と仲裁は労働委員会による(第露,欝,22条/などであ る。 51朝鯖銀行講査藻『経済年鑑圭膿鐙年,レ銘ページ。 §1穫蕊均難権は労勝者が賃金雛嫁こ無益の分離を受ける権利のことであるが,実際善こは実施されず死文乾し, 蹄鑓年の憲法駿正で趨除された。 6 佐野1韓醤における経済成長と昆主でヒ 第婆表 労騰繰合および労繰争議の覆溌 i l … 箋 … 労騰羅命数 産 野暮 ヤ合員数 1績織薬il労働争議 1 (千名〉 単位労維 (%/ 発生警数 蕎 95 227 春33 ﹃3 酢∼ §8 8蓼8 臼∂ 一r 3§ 3§塁 ︸ 尊﹁ 32 § § 轡 9 i 馨§2 7 7 i 3 i 圭 垂 i 玉 2 7?8 § 3尋2 23 i違 3玉i 警L §よ 7歌 讐§ 2? 婆§ 75 肇§3 §毒2 387 88 7違 尋7 2§ 46 甑 ii 圭2 玉里 li嬢 墨王2 i圭3 −至重 ii 墨 5 8§2春i4ラ﹄舟む§88︹∼蓬/§噛宝達§門♂[,ラ一門ズ3r3丹ー ラ昌 毒2 83 ラ︺ ︺尋 書直 [§ 3§ さ善 き誰 ii 3湾 §3 春3 G溶 警3 玉 2§2 2ラ3 7−毒 §恐誰 書9港 瀞θ溶 ﹂暮 博 i 玉i玉茎iii至ii玉 里233淫2222222尋§77777 3 2 2 8 垂 毒 5 5 塵 8 2 器 5 淫港8 § 2藁 28777 藝 § 7 55 玉 § 琶3 §寿 玉 6玉 3ゆ き﹂薯 § 32 65 断 3 §2 講5 β滲 5 3 ほ蓬 ﹂§ 誰3 ββ 博 憾墨 海8 5﹂ 轟§ 7i 7i 6暮 毒童 §i §§ 美2 玉2 ii 圭 i7i i春 圭§i 工i 玉i茎 2222 9 §豊 §里 §i G﹂ §i §i §G §− 島玉 ﹂i §§ §i §ii 湿G ま﹂圭 i9 ‡9 圭§玉 玉﹂ 茎§ 豊§玉 i§ 玉§ 里§王 ? 5﹁7 §門3 毒§5 巷ゴ至 38蓬 §87 §8青 2§3 蓋二 3§ rJ 3き 暮春 置§ ﹂六 π2 ズS 85 8蓼 88 き8 §墨 §§ i3淫 注1縫織率土緩舎嚢数バ鴬鮮麗労鐵者一公務眞一私立学校教曼〉×欝焦 欝88年以降は,讐傭雇労欝1叢を籐えている。各種資料によ拳,デー タが一一致しない隼も一部存壱…する。 資料墨霧:労灘藻ゼ労騰察害毒各年叛(ハングル文),労饒都落労騰統謎 年鑑歯答奪叛(ハングル文/,韓露経誉者紛織会畜労繰経済奪 叢雲各年雛(ハングル文).経済企懸院陸要経済毒標選各年 駁(ハングル文!よ群作成。 ③ 労働委員会法の内容は,労・養・公益の各3名より構成(第垂条/,争議の調停・仲裁の権限 と勤労条件の改善に臠する建議権(第蔦条/などである。 ④ 53隼5月に麟定された嚢労基準法の内容は,男女差懸待遇禁止(第5条〉,最低勤労条件に達 しない勤労契約の無効化(第臆条〉.最低賃金(第誕条),還48蒔翼労働(第麗条/,女子 と年少労働の保護(第灘条/,勤労監督官羅綾(第欝2条/などである。 これらの労働獲法は護摩の影響を受1デ〉,ほぼ先進国重みの水準であり,第麗鱗以縫改悪された労 7〉 金振醗「立法上デ髭タ建講以後ノ労鎌政策ノ変化盤高麗大学法律行政嚢究所纒ぎ韓国ノ行政政策二驚スル醗 究舞§簿年(ハングル文/,勇ページ。および金致善『労働法講義1全離叛聾博英琶,玉9懸年(ハングル文L 58ページ。韓羅」)労働法に弱しては,金事培ζ労懸法(新飯彗鯵88年/ハングル文/.金事培「労働法講ゴ 韓蟹経営者総義金影労働経済鶉隼史鑓§雛年〔ハングル文/,金英「韓国労騰立法の羅史と今後の課題至糊 薦 学 論 葉 箒麟巻第3号 欝法と比較すれば喪主的な法律であった。しかしこれらの労働法は,当鋳の韓轟における経済状浅 や労働状溌とは掛け離れてお雛,形骸化して鯵た。勤労基準法の最低労欝条件は,実際には最高レ ベルの条件であったとさえ貰うことができる。また決議取消権・験査権・解散権など行政官庁の権 醸が強く,労働三権も行致官庁の介入により,実擦には麟猿されていた。 さらに,工業化の醜提として低賃金労鱗力を麟鐵し,低乗懸業抵賃金構造を維接する政策を実施 した。其体的尋こは,農地改革後」)一連の農業致策(農産物の低懸路政策,米穀・肥料交換麟)など である。 李致権簸における労働運動の特籔は大韓労総の郷繕継合化と労騰運動の沈驚乾である。瀦隼稔 鷺∼詑年3濯の朝鮮紡績争議以降,唯一の合法的縫合である大韓労織総購盟(大韓労総/は,与党 である白蜜党の外郭慈体とな修,御膳組合化した。その後も大韓労総は内紛を続け,諮年欝月には 全露労簿継合協議会(全国労協/が御膳化に反対し分裂した。そうした申で労働運動は漉濾してい た呂》。争議件数も少なく,比較的穏健な争議中心であった。また大部分の争議は政府の介入£よ箏解 決されていた。 (3/ 企業レベルの労菱麗係・労働条件 第五簸の労使闘係は以下に遜べるよう1ご身分的・主従的労硬麗無勢と蔑定できる.この蒔難は, 薦義分野,朝鮮戦争のため経済的な被害が癒めて大きく,主な産業としてアメサカの援跡梅資を鵜 羅した「三白産業盛(紡績・製粉・襲爵がある程度であった。まさ1こゼ灘からの鐵発であり,企業 の多くは麟業窮にあった。紡績企業など露庫入が残した「欝羅難産」を除けば,ほとんどが零纒燭 模であ聾,オーナーによる経営が中老・であった。 また李承饒政権によって講定された労働法には罰則規定が無いに等しく,争議には政府が直接介 入するという状溌下で,企業レベルでは労操法はほとんど守られていなかった。 これらに朗読するべき労働維合は民主的緯合の弾圧と大韓労総の郷湧化の下で発達しなかったゆ 韓屡の労働絡合は基本的に企業驚纏合であ彗,労硬霧の交渉は企業レベルで行わ蕊ていた。しかし 馨本のような工職混合の形態ではなく,職員・工員という身分舞舞痩の存在を背景善こ生産職のみの形 態であった。 さらに,露家による農畏収奪によって創趨された低賃金労働力の存喪,儒教の伝統,徽真鯉下の 軍縁約秩序などを背景に,経営者は人事・労務管饗を行う必要性を感じなかった。教官講練,橿科 厚生もほとんど存在せず,労使の意思疎通擬度として不定難の集会がある程度で,上意下達の下露 藪大学法学論集」胎盤3号,鯵齢年§得,小玉敏彦r韓蟹工業化と金業集毯 韓蟹企業の縫会的蓉質垂学文 鮭,i§絡年,全容義「韓露こおける労働法の展雛唾『労働法舞旬報雲翫.㌶篇.難鱒奪3鴛鱒籍il,躰報彦「韓 麟の労鱗法難3『摩羅労灘法匪里麗号,難弱年,W玉髄er.などを参照した。 湧 第至難の労鐵政策,労縫運嚢曇こ聡しては,金三溝ぼ韓函資本主義露家の成立遜程欝蕊一53隼 政治休講・労働 運勇・労騰政策垂東京大学幽綴金,重韓3年,中尾美知子・中藪洋ヂ米軍政・全評・大韓労総葺的∼(3〉ぎ経 済学譲葉肇第難巻筆尊号,懲縫年玉海,第欝巻第塁轡,薄額年玉雇.第縫第玉磐,欝霧年垂尾などに 辞しい。 §!臨谷王事勇ゼ韓撰の企業レベルの労使欝孫」驕谷三喜男纏『労硬麗孫の醗隆比較唾棄京大学欝叛会口9器年, 慧∼籔ページ。なお,隣谷氏1ま「身分的・年功約分褻鷺孫」と「主従豹労使幾係!に分けているが,本稿で は「身分的・i室箋的労{吏菱難無」とした。 難野1韓蟹に1おける経済∫麦長と買主イヒ 的意思決定システムであった。その飽,募集員調度から縁故募集へのシフト,離職率の高さなども この鋳窮の特徴である。 第難鶏 篇発独裁体麟」の形成朗(欝縫年代) (蓉 政治・経済状溌……工業化の基礎形成霧 欝欝隼,縁.謄革命」により李承鏡政権が倒され,張麺政権下で労働運動が激化した。その後紐 年5月に軍事クーデターにより誕i生した魯正黙政権は,国内にお雛て政治活動を舗鞣する一方,援 跡に依存していた李政権とは異な箏,積極的な経済政策を推進した。さらに65年には嚢韓国交囲復 とベトナム派兵を行った。そして欝年代後半以降,朴鑑窯政権の積極的な経済政策,対饗請求権資 金,ベトナム戦争に鐸う特需,経済援助および輸趨の持続的拡大などによって,韓露の経済発展の 基礎が形成され,工業化の軌遠が敷かれた聯。但し,韓羅は資本,技徳,姿本財・中閥財および毒場 を馨米に依存しなければならないという対外依存性,認潤連鷺の欠類した産業購造,霞内帯場の狭 駿牲などの講造的霧題を抱えていた。そのため比較的豊富な低賃金労働力を利醸して労働集約的な 繊維,雑貨などを輸鐵することによ拳外貨を稼ぎ,その成果を労勝者に分醒せず再投資することに よって資本蓄積を図らざるを得なかったのである、その要になるのが農村から流鐵してくる低賃金 労働力であった、労働者の購成比は弱年の2§.5%から簿年には37.i%に上昇した(第3表参照〉。 この「抵賃金構造3購を維持するため1こ,以下で議塾するような労働統麟政策が採られたのである。 (2〉 労働統綱敷藁 朴政権の労働政策は李政権類と比べて,よ管労欝擁圧的,労縁続鱗的性格を持っていた。労働統 麟政策は工業化を促進するために,直接的な労縁抑荻に擁え,上からの労働組合の統舗と労働法を 改定することによむ,組織的かつ体系的に行われた(第至表参照/。 第葺こ,朴政権は6董年5月驚馨の軍事クーデター後すぐ,労働争議の禁鑑,布欝第§号により 労働獲法の効力停止,醗存の労纏の解散,数吾名に.とる労纏幹藻の拘禁などを実施した。冷戦体翻 下での「反共の紡波堤」という位置づけを反験して,韓蟹の労働運動に対して「容共匪というレッ テルを張り,警察,韓甕驚報部(KC嫉/,国軍保安琵令藻(C董C/などにより,監擬・弾涯を行った。 そのような労働擁駈は「国家安全保鐘まという名爵のため,襲来によっても黙認された。 第2に,政府は積年き月にヂ労働者の醸体活褻に臆する蔑鋳措置法まを公姦し,再建緩織委貴会 を通じて郷矯縫合的雛i格を持つ「韓国労働懇合総連難涯(韓羅労総/と錘の産業震労継を発足させ た。これによ箏韓蟹の労働総合は韓麗労総を獲点とする綴織に緩み込まれ,これに反する労鱒維合 は葬合法纏織として撰除された。そして労縫の纏合糞によ修選鐡された労総幹部に代わ拳,政癒に よ参任命された幹部によって韓羅労総が掌握されることになった。これによ箏労績幹離は政癬との 癒着を強め,労纏の代表というよ鱗ま政府の協力者としての性賂を持ち,任観終了後は国会議員や 行政府の高館職など政・官界へ進鐵することが還携となった鵬。 圭麟 捻稿「韓露経済へのベトナム戦争の影響一韓講紅おける轄観s的発展選の基礎形成一」ゼ三露学会雑譲醗 巻義畢.捲麗年i鴛,参照。 薬玉) 抵賃金構造に関して嫁,鄭章灘「韓羅低賃金体経論」ぎ法政大学大学貌紀要至第§号,i館2年.などを参照。 玉2/ 金浩鎮.李健薦…譲『韓露政治の毒茸究垂三一霧霧.圭鯵3年,3懲ページ。 商 学 論 集 第麟巻第3号 第3に,朴政権は労働法を改定することによ参労轡統調を強化した。まず経済疲長と国家安保を 達成するために,替政権は,62年鴛月の憲法改正では,労働三権の法律留保条項,稗益均霑権,公 務員の労鱗三権を麟除した.そして63隼窪目に労欝法を改定した(第2表参照)。 ① 舞働纏合法の主要改正点は,複数労縫の設立を麟鞭(第3条/,労使騒議会の設置(第§,33条/, 政治活動禁蓋幾定の強化(第捻条),労働総合の形態を企業驚縫合から全蟹単一綴織を志講 する綴織に酸纏(第鴛,鱗,2§,33条/,設立を購告鱗から準許再調へ転換(第蔦条/などで ある。 ⑫ 労働争議講整法の改疑点は,争議が譲約される公益事業の範麩を拡大(第違条/,讐幾講整委 員会の設置(第緯条/,争議の藤の上部労継の承認(第捻条/,争議の遜法性を甥定(第欝 条/,労働委員会による韓旋・講停・仲裁(第露条以降)などである。 ③労働委員会法の改正点は,労働委員会の権醸強化,公益委員の優越性強化(第6,7条/,中央 労欝委員会の権醸強化(第算条/などである。 これ、らによζ}政府は,.とから労鼕鼕維合の統麟を麩重るとともに,労{勤運動を焼霜1窪した董3も 第麟こ,簿隼i月1こ外国企業の直接投資を受け入れるため,政癒は野外蟹人投資企業の労働継合 及び労働争議講整に関する臨時特擁法墜を麟定した。これは,外麟人の鐵資額が憩万ドル以上の企 業および全量i輪鎧企業を遍羅範1懇とし,労働痔二長による管遷(第崖∼6条〉,争議に対する強意鱗傘裁 (第5,6条/などを定めたものである。これにより目米企業を中心とする外蟹入投資企業において労 緯の結成や争議が事実上不罵能になった。 第5に,「翻発独裁体制を支える往の一つとして低賃金政策を挙げることができる。労働統麟政 策も「低賃金構造まを維持するために重要な役割を果たしたが,それ以外にもいくつかの政策が実 施された。携えば低乗懸貫低賃金政策は朴政権にも瞬き継がれ,農村の余剰労働力を灘毒へと誘導 し,労働力の僕絵がタイトにならない状況を作り鐡した。工業化優先政策により,農替は疲弊し,国 内溝費畜場は形成されず,輪鐵に依存しなけ蕊ばならないという経済構造を作参鐵した。それがよ サ…屡の労働続麟・低賃金体調を生み鑛していくという悪徳環が形成されたのである。 (3〉 労働運動 婚総隼に李政権が巖壊し,労働運動は磁化するとともに,霞立化の兆しを発せた。労総数は59年 の558から縫隼には鍵郵こ,争議件数は弱件から227件に激増した(第4表参購。しかしそれも 長くは続かず,替政権による労働統毒彗下で労働運動は停滞を余儀なくされた。但し,鈴年代末より 輸鐵産業や外資系企業における争議をはじめとして,造船公社争議,綿紡争議など争議は大型化す る傾向にある。また68隼以降,韓国のキサスト協会が労働条件の改善を求めて「都毒産業宣教活 動蓬踏を麗始している点も注霞1こ髄する。このように労働条件の改萎は御罵総合的な韓蟹労総や産 震労総による議彗度的交渉護よるというよ辱も,末蟻1の労優1者の争議や焼身欝殺事件のような貌議行 茎3) 地方,魯政権の労鱒政策はムチだけでなくアメの灘彊も持っていたことに灌意しなければならない。襲えば. 形骸乾していた勤労基準法が撲年建月に改蕉された。主要鶴容は退職金調度の教蕉(第28条/.解雇予告 麺護(第器条〉,偉業支給(第38条〉,労働鋳間・諏憩の溺外(第む条〉などであ彗,整驚者灘1こ脊轟1こ改 正する伐わ靴こ,羅金を以薄の鶉∼!韓倍にするなど羅雛焼定を強銘し,法律と現実の謡離を縮めた。 玉毒 労轡現場を幸心に宣教委員会が線織さ蕊,牧麟や神父は身分を穏して工場労勝者とな娘.労鱗考の意識鞍上 と労働条件の改毒に努めた。そして7董年には難局都毒産業宣教連合会と韓蟹産業隅題鶉議会が設置された。 一驚一 麩三野:韓嚢舞におむナる経’済疹と長と民謡三嚢二 動,都帯産業宣教活動などに多く依存してお蓼,労繰運動の二重化が始まっていたということがで きる。特に簿年n月の全泰壱焼身自殺事件難は,高成長による歪みを象徴的に示しており,その 後の韓羅の買主化・労鍵運動に大きな影響を与えた。 (4〉 企業レベルの労使関係・労騰条件 韓露の労使関係の特籔として,第聾こ挙げなければならないのは,繭近代的な「身分的・主綻的 労優関係蛙である。韓覆では未だ所有と経営の分離が進んでおらず,いわ侮る「ワンマン経営涯が 主流であった。騰年代初頭でも,.鉱位軽グループにおける編族・グループ内企業の持ち株比率は32. 7%であ解6},麟業者が経裳を握っていた。また労懸力遜剰という条件に換えて,儒教的伝統と軍隊 的秩序の下で,労使関係は支醗・従属縫孫にあったといっても遺言ではなかった。 第2の特籔は労働露悪紅麗する政府蟹存体質である。韓麗では「藩家の労務管遷に企業が無賃乗 車をした」鎌と評懸されるほど,強力な労働統麟政策によって労働者の権利に僻する綾羅者の無理 解と無責任体質が紡長された。そのため,企業レベルでの露律的な労疲交渉は行われず,労働条件 の酸善に関しても無策に近い状態であった。 次に,第琵窮紅おける麗稽麟度,賃金麟度などの特鍛を窮らかにしておこう勘。第糞こ,差磯釣・ 身分的な雇灘麟度,賃金翻度である。採灘,賃金,昇進などの嚢で,学磨,ブルーカラーとホワイ トカラー驚.性雛,企業燭模溺の格差が極めて大きい。 まず,採罵1こ絶しては.ホワイトカラーは大卒,ブルーカラーは蔑卒・中卒から採薦される。こ の時期は,地縁・籔縁・学縁などの縁故採罵が中心であるが,大企業のホワイトカラーを中心に公 麗募集方式が導入され始めている。簿年では,縁故採絹懇.§%,公闘募集鐙、5%になっている(第 5表参、照〉。 また賃金馨差も大きい。まず学慶懸整差(驚年/は,羅戻学校卒を憩春とすると高卒葺2,大卒 2蟹である(第6表参照〉。この学歴格差と麗達して事務職と生産職簡の賃金格差も大きい。25∼2§ 歳の生産職の賃金(製造業,男性/は事務職の箆.i%であったが,生産職は年功型賃金ではないた 憲鑓千代「韓麗労縫運嚢虫の一窮一響袴年代女子労簿考の縫争と蔀毒産業宣教濡麟醤薬王蟹学会雑誌鎚3巻 特贈号至、欝鶴年§羅,玉欝ページ。 麟 ソウルの平秘事場で裁難工として饑いていた全泰壷(22歳〉は,勤労条件改善を要求して,繋労基準法の小 騎子を手に焼身密殺をした。この事件は労鱒者だけでなく,学生,知識人にも衝撃を与え,軍藻致撫こ擁す る抵銃運嚢につながっていった.以後,数十名が焼身密殺をもって独裁致権1こ抵航する先駆けとなった。灌 窮観ゼ韓蟹昆主権への違岩波新書,ig鶴隼.7玉∼7§ページ。 エ6〉 騒蓄民夫ぎ韓国の経鴬発展遜文眞堂.欝総年,雛∼8§ページ。 鷺/ 魯溶簸ぎ韓匿ノ大企業ノ労使器係醗究茎窯出書室,i鱒2年(ハングル文}.32ページ。 麟 韓聾の人事・労務管墾に囃しては,安春植『終身難驚舗の嚢韓箆較遜譲鱗被.欝82年,安春纏野人事・労務 管運」韓羅経営者総協会織ζ労働経済鎗年史選欝簿年(ハングル文),経済毯棒編議会「韓轡企業ノ労務緩 織 実態調査叢欝懇年暮月(ハングル文),丁緩鎭「労務管遷の形成段蔭睾こおける羅難髭較一縫会・文化魏 形成要石を準心1こ」『経済学鋳2巻3号,茎鱒1}年鷺月.鑑護誉・韓毅泳編ゼ企業経営と労硬麗係の醤韓駕較遵 泉文堂,簿雛年,佐護誉・安春植編『労務管礫の旨難髭鞍壷有斐懸,懲§3年,佐護書癡ゼアジア経済i輩の経 営と会計雪丸灘大学畠飯釜.19蟹年などを参照。 一茎i一 商 学 論 集 第経巻第3号 第轟表 募集方法雛の入職者購繊(鄭泣:%〉 ⋮ 鰐士存藍建 縁故募集 i ズ顯豊饒 公雛募集 帯鵬藍焦 学校募集 職業安定勝1 募纂 臆7轡 謎.§ 3§,5 2.8 3.3 1§77 韓.器 韓.3 玉.5 辞.7 1987 5掌.玉 35.2 き.8 董.警 欝誌 総.3 騰.7 6.§ 2。圭 至9縛 5§.8 2§.§ 暮.i 2.3 欝欝 §2.暮 2ア.i 8.蔭 2.3 i鱒2 露.§ 3§.尋 6.暮 3.7 亙§§3 53.8 欝.7 5.6 4.暮 漣:臆?7隼は,凝一企業癖転入き.遮%を含む。 資料畠羅:労働部謬労欝窪鬢茎各年額(ハングル文),韓蟹 経営蕎総編会ぎ労衡経済奪鑑匪各奪版/ハング ル文/,至§鴇年代は,践谷三喜男霧罫難馨の金業 経営選アジア経済醗究所.欝欝年.鯵ページ, よ参礁成。 第§衰 学歴懸賃金格差の鑑移〔中卒以下1欝弱 陸卒以下 高 卒,専門剰大 卒… 鷺簿 欝脅.巷 翌?2、蓼 欝欝 欝§.§ i7達.s 247.5 37毒.8 鯵77 欝春.駐 鱒5.暮 243。3 3癬.3 玉§懸 玉韓.毒 鐘5.4 2i2.8 333。2 i鰺2 1韓、暮 蕪3.巷 灘7.§ 3崖7.奪 欝85 三韓.彗 i33.曾 i73.§ 欝3.淫 玉露§ 玉懸.§ i2蓼.§ i鋳.3 2鋳.2 i§87 i瞬.9 至27.8 i磁.玉 277.8 雛雛 至鵜.暮 i鱒.毒 i薦.3 2尋3.§ 玉弼§ 鱒爵.許 圭i4.暮 圭36.i 2鱒.2 茎§欝 婚§.暮 ま欝.轡 i33.嚢 i鱒.2 2鱗.巷 注:翼㌶{}年の数{甕は国浅学絞卒を賀翼}とした。 資料鐵醗1難露産業鵜発議究瞬ぎ賃金実態基本講登報告書濠 婦簿牛飯(ハングル文/,労蟻蓬猪労騰表書匪各 年叛(ハングル文〉,難蟹経営者総協会ζ労騰経 済年鑑肇各年版(ハングル文)より作成。 め,45∼54歳では事務職の5尋、6%と低水準である。事務職は月給舞舞であるの}こ対卜し,生産職は籔給 月給麟,時翼給月給麟であった。次に,企業矯模霧格差(研年/は鍵業員灘§人以上の金業におけ る男性生産職賃金(月/圭万1,驚嚢ウォンを欝蓼とすると,欝春∼欝§大規模徳.§,欝∼鯵人規摸65. 8,5∼9人規模48.7である。さらに牲幾格差(67年/は,男性8,緯毒ウォンに録し,女雛iは尋,鎗むウォ ンとほぼi彦である麟。昇進に麗しても,大卒・ホワイトカラーは内部昇進体系によって腰講に昇進 したのに対し,低学歴・ブルーカラー・女雛は昇進の道が闘ざされていた。しかも穫繕は不安定で 至鑓 馨蟹銀イ星野賃金i纂本調査幸暴告磨墨鶴7年舞衰(ハングノレ交1。 一i2一 佐墾畢1韓麩郵こおける経済成長と罠窯{と 第7表 年齢霧襲驚賃金格差の推移(2毒∼24歳:欝紛 ま R5∼3引韓∼藍 β 垂5∼姻灘∼騒 多55∼5§…韓歳鍛上 難歳末講 懇∼欝 2§∼2逢 2暮∼2§ 鱒∼34 i蝿7男 3§.垂 §i.8 亙縫.磐 i4§.i 蓋72.7 i麗.7 2礁.§ 主簿.§ ゥ留女 蛛D§ V2.7 驍゙.{妻 P§.畦 ハ3茎。き I蔦.§ 」7.7 U3.§ 舞鱒男 駐.5 7彗.§ 王畿1、辱 i馨3.8 2撹、3 2毅.§ 2簿.書 3馨,逢 藍 ァ3.8 縺D3 炎リ.毒 奄Q5.淫 於メD§ ハ23.7 ヤ.2 i郵8男 55.2 73.2 欝む.融 圭57.§ 2撰}.4 23§、蓉 2毅.7 2謎.§ 27春.逢 Vさ.6 汨香D§ ハ3§.2 演T.§ T{1.§ ハ総.4 於i.3 ハ2§.爵 器 .静 @皿 2轟5.8 、韓.暮 }28警.31 欝簿 鏡.§ 7?.癖 玉韓.雛 i昏§.§ 2i8.§ 2鈴.5 2麟.玉 2酸.暮 27蓬.5 沍qさ 驍T,霧 V?.§ 炎リ.暮 煙ョ.§ Q欝。§ Q35.§ ウ3.i Q5暮.む Q7玉.玉 ワ島婁武 i鰺§ 蜩氈@轟 7i、書 ォ嘩 毒 繰.垂 E轟轟 轟 董鱒.暮 至§2.{》 h「∫〉 倉 i蕊 轟 i縣.舜 ヨ門 ウ 2玉7.2 E{》一 義 22§.韓 Xラ黛 儀 223..彦 23婆.§ 苑癘 蘇 23?.亙 2§6.魂 H義義孟 圭露7 7春.毒 薯3.7 i韓、韓 玉勇.§ i総.6 2§7.§ 2i5.2 2鱒.巷 224.3 23§.§ 2驚.3 総総 72.2 器.§ i蟹1.駐 i尋3、嵯 玉77.4 茎9§.藍 2鱒.7 2弱、3 2i2.3 2ii.暮 222、違 i繋§ 72.玉 8逢.嚢 i韓.導 i韓.2 玉7毒。7 建君.§ 重縫.§ i繋.霧 董8§.7 露護.§ i鱒、馨 i鐙§ 韓.2 s3.3 董鑓.§ i38.9 鯵蓼.垂 玉82.§ 正編.替 建4.善 圭箆.3 誓玉.違 i7淫、8 i鱒i 72.2 縫.5 i辮.む i3了.3 i砺.7 i82.逢 玉8き.5 i83.轟 i7§.8 欝5.唾 欝§.§ 難雛 7i.韓 縫.8 i懸.§ 三3§.§ 懇7.8 三編.§ i灘.7 盤5.き 玉器.舜 i欝.2 i覆、6 Q§3.絹?解霜 皿 @『 i鱒2男… 碁4.7 8{肇.§ i(爽}.奪 玉23、5 i藁{多.謹 i73.至 董蓼護.8 i83.き 主76.§ i{}5.i 頁}7.圭 鯵修女 器.護 87.2 i{翼》.奪 玉2董.§ 董3茎.き i玉§.嘆 i{夢8.9 i{}6.4 玉{}3.3 §8.3 §6、尋 注1全職種{営繕雇労働者欝人以上の企業〉.男女計。賃金は定額および趨遺給与額。但し,雄針隼は, 製造業.蕪座職(常鋳灌労鱒者§人以上の企業〉,馨驚年は製造業。 費麟鐵所;労懲部『労難白書盛冬年版(ハングル文),労騰雑多職種雛賃金実懇請査鞍奮妻達各隼叛(ハ ングル文/,韓蟹経誉者総協会甕労鐡経済年籔各無線(ハングル文〉,韓露銀行ぎ賃金基本講 萱馨告碁勢7年(ハングル文/,韓羅産業麗発羅究漸贖金実態墓竃讃査鞍告霧蘇§簿年版(ハ ングノレ文) よ蓼{乍威。 玉年来溝 i∼2年 懸∼i瞬三2酵以麟⋮ 3∼逢年 5∼9年 卜i i鍵.暮 i3i警 @玉総.彗 2麟.i 戟@i縫軽 戟 l 麟l i§7§ 第8衰 勤続(経1懇年数霧賃金格差の推移(i年来満:1鋳) 3認.淫 32暮.遵 @ }2鱒暮 1?縣8 1 Q垂 1 玉縣 @覆i茎35・至 i齢。i i鱒7 i鵜.海 茎i2.き i3i.垂 i73.5 謄総 澱む.毒 至i i.7 i鵠.5 i§8.曇 圭§8§ 玉麟.§ i欝.§ 董2§.2 里57.8 i鯵容 i鵜.暮 鷲2.8 i2§.7 玉総.奪 鯵澱 翼翼3.{} 玉王3.董 亙2き.3 i5ア.7 i鱒2 欝§.舜 聾2.7 圭2§.8 蔦§.3 君ズ i鱈§ り細 魏l1272護 謄7さ 馨 1器!1至26−8圭34.7玉3L善 蹄7§ l讃 ll諺 lll灘 lll!1 注1全職種(営繕蓬労鱒者韓人以上の企業/.男女計。謄孫庫は,製 造業.生産職。 資舞患藪1労働蒙凄労鱒白書墨各年叛(ハングル文〉,韓癬経営者総協 会匿労鐵経済年鑑邊各奪叛(ハングル文),韓轡銀貨ζ賃金 基本講査報魯鍵鰯7隼(ハングル文),韓蟹産業麗発溺窒辮 『賃金実態基本調査幸憂告嚢専一鋒§7導年版(ハングノレ文/よ彗作 颪 一亙3一 第麟巻第3号 慈 学 論 集 第§表 黄金・労騰費溺の蟹鰹姥鮫(製造業,韓羅=鱒彰 韓馨 アメ智力 露本 倉濤 玉総 鯵蹄.§ 3韓.1多 n蝿5 鴛髴a Q§7§.葺 T8毒.§ ナ}群島 驚驚 sハ鵜 1鵜 織一睡 農 懇5淫.6 黷X要 モ 523.i 83.7 玉螢蕎 i韓 i3慧5.2 瞬書.呂 玉垂3.4 玉総彗 懇書 §翼.2 菖78.韓 蝿.遵 雄鶏 憩癖 7鰺.7 526.珪 玉i5.7 響87 茎韓 58董.暮 7総.7 i3蓬.3 i§鱒 欝書 韓里.9 3蕊.暮 灘6.5 玉欝玉 雄§ 3紺.3 32暮.7 §8.垂 i鱒2 玉総 328、奪 33駐.2 垂鱗.i 玉露3 i総 3i2.7 3§7.5 蟹.尋 ﹃㎜蔓? 一 ig石 注二膜年.§5年は月給。それ以外は鋳驚箋静賃金。鱒∼§3 年1ま労欝費霧。 資料鐵駈涯LO,鏡傭藩灘昌■ε勝物罐,欝77.喪茂墓参労働 経済学匪経文縫,鰺鱒無(ハングル文/.悠3ぺ一 ジ。奪。S.A.え短晦ゑ麺醐刃φσ露,鸞輿.7.簿。よ 磨乍成。 第鰺褒 労繰蒔麗の蟹際比較(実労働鋳幾.選幾,製造業〉 騒.2 T68 T7.6 宦D5 吹D7 T簿 T.3 P33 R§8 婆8.篭 認.§ 馨.7 鰭.3 垂8.§ 蕎.§ 47.暮 雄,5 尊9.2 逢8.§ 認,5 逢8.7 鎚.? 垂§.2 台湾 一 皿 肩 鼈 5藝.8 §零 58 28 28 77 52S 257 26§§§ i [34達 毒逢垂垂 垂垂一S 存持味垂§ 垂’窪 6暮6§ 537S§i757奪玉転87魯遵 3遵尋尋魂蓬4嘆護44尊号333 ﹁3§至774387春678垂8§ 淫1}}アメ》カは支払労鍵裂}矯。 シンが試一ル ﹃㎜認7 製.3 §§ 雛些 馨填 董尋 i4 i垂 暮春 3 護§ 3§ 38 3青 達春4 4i 尋i 壊尋 i鶴5 8 32琶警圭7暮玉38罎8987 き毒i董§茎i圭董i玉i巷§87 アメサカ鱗 轟 Ur2 3 藁 3 尋副? 一3§ 9﹁§ 8 ﹁J 33 断3 ︵3 3﹁ 34 5[ 3善 F3 3r [3 3さ 遵護 垂垂 誉本 57.彗 §? 巷董 2蓼 3暮 尋§ 春7 暮き §8 奪8 董2 3 7 7 8 §i §i §i §i §§ §8 §§ §8 9S § §i 9§ § 玉 玉§8 茎 − i9 i i 玉§ 璽 i警i 韓蟹 糞料鐵瞬こ労欝部『労欝融書垂各牛飯(ハングル文),労働額髪労鱗続衰年鑑垂各年蔽 (ハングル文),脱(),黙ε躍動盈4撫勧解窟磁器魏5,各奪叛,労騰大臣宮 曙蟹際労鱗謙譲『灘外労欝資書≦霞本労働協会,各年版,よ舅乍戚。 一至罎一 佐鼕鼕:韓錘繋こおける経済成長と民主憂二 あった。 第2に,韓露企業の賃金凝度は基本的には年功賃金鰯痩鰍であった。罫賃金基本調査報告叙§7年/ によると,鎗∼蟹歳(男性/を獅として,鍵∼誕歳は賀2.7.蕊∼騒歳は2韓.§となっている(第 7表参照〉。また勤続隼数が長いほど賃金水準が高くなっている(第8表参照/。但し,これは大卒・ 男性・事務職・技衛職紅おいて顕著であり,低学歴の男雛生産職および女性は年功璽賃金ではない。 大卒・男性・事務職・鼓徳職の奪齢・勤続隼数による賃金上昇率が高いために,マタ欝欝にも年功 賃金鱗度として現れている点に注意しなければならない。その地,賞与金饒度や退職金舗痩(普及 率:薦年62.蓬%/が雛始されたのが第麓簸の特騒である。 第3に,韓国における労欝条件は劣悪であった。総隼における韓国の賃金水準はアメ》カの 3.8%,沼本の罫.2%と極めて低水準であむ,簿年番こおいてもアメサカの6.巷%,蓉本の鯵.i%と低 水準であった(第§表参照/。最低生計費にも及ばない低賃金のため,総年における絶対的貧羅率は 鱒.§%に達し,エンゲル係数も約弱%という高水準であった鱒。労働者は低賃金(特に基本給が少 な瞬を,長時溺労働で補わざるを得ず,65年では選57涛簡,年間2,撃鎗時懸もの労働を余儀なく された(第欝表参照〉。この中で大量の労鱒災害が発生している。さらに,篠舞導生水準も低かっ た。67年の製造業における醗金総与総額に対する法定福利費(産業災害補蝶保験,医療保験)は §.7%,法定外福零彗費違.3%である22》。 第繋こ,韓蟹の企業では終身雇罵麟・内部労働毒場が確立していない。驚年の目糞離職率をみる と5%と高襷・(第2麟参照〉。これは熟練の形成や贔貿管遷にとってもマイナスであった。そのため 第2灌 月翼離職率の撲移 {鴨}i ﹂ 輸 i コ﹁ 一 す ラ デ 4ト 等 」、 2.蕊 齢薄 緯7… !墾套 跳5年 懲誓書 警3 注:常時謹労繰養。全産業。製造業の離職率は,これよ彗暮、暮∼§.7%趨い水準にある。 資料 韓羅経営者総協会罫経営者婁欝86年欝鶯。欝欝年以鋒は,労鱗部ぎ労騰白鬢涛各年繊,韓羅鰹、 営者総協会ζ労働経済隼鑑漣各無叛,よ箏作成。 2櫛 韓醗の人事・労務管饗醗究の第!人巻謬)安春植民は,年功賃金講について「量界議高4)集塊露といわれてい るEl本よ婆もその程穫が大きい3と遠べている。安春擁,鋳撮論文,3響ページ。 2i/絶瞬的貧譲水準は,5人家鋲について薮入が斐濃,鋳暮ウオン〔欝殴年極格)の水筆にあるものと定義される。 P.醍.Leや魂εr.魯.恥1茎3r,A。罫.S熱rrO磁s.S.Y.So貴9,蹄d}癬伽鋤麗f1}κ㈱館鋸挽耀魏魏κ君繊, 丁姦eWor羅幾藍,i聾2,夢.7. 22) 韓馨銀行葬賃金麟獲1オヨビ髣髴費灘講査圭i§§7年(ハングル文)陰法定外藩矛彗費の蕗%は昼食代である。 戸3 i 第鍵巻第3弩 蕗 学 論 集 第墾表 労蒙騰議会の設置状瀧と絹蜂状溌 主要合意事項件数/%〉 72§ 3.66至 1 謄7糾 §,鍵2 i 8,§鱒 §暮.i i§齢 5,1紺 i§8i 淫,72籍 嵯,7灘 2,§47 縫。§1 l瀦i認 垂.75§ 膿癖.轟 ,i3マll§§ 4i23・78§ 65,322 22.8 2§.護 ii.8 磁,2嬉 2玉.董 25.§ 玉2,警 3i.2 7.警 32、碁 護.3 33.募 塁.君 32.辞 達.§ 玉2§,7鐙 玉i.藝 3i.7 3.蓉 i35.3{鶏 圭3.§ 29.5 3.7 2§.6 尊.玉 24.曇 屋.3 き.3欝 5.3鎗 三韓.毒 2尋,蝿§ 5.627 5,翻マ 欝彗、軽 i2玉,轟3i i盤7 i盤額 馨,77§ 蟹.き 23,i灘 至2,逢73 137那 欝欝‘ 慧.糞3 ,雑修〒 i5,彗23 聾§i 欝盟 23,8撰 §,§27 薩,書蕊 舞,暮82 玉2,藁73 緯§。春 慧.§編 鯨.彗 翼.8 §6,6韓 膿.6 垂,845 ・ 垂,綴5 茎鵜.辱 §窪27 … §,i22 鰭.§ 2i.§ “2達,垂懸 i盤謹・ i飽§l 2ε.7 2§.3 至§83… 至繋§ 嫉尋8{垂、iξ玉 i.蕊,悉2§ i 錘,灘5 鎗.玉 1玉垂,7鱒 欝.§ 1灘 降濫 i錘,鑓4 聾,6 鋳,§27 轟.2 薦,磐§ 鴛.§ 8警,瓢蓼 灘.§ 茎懸,§23 至i.6 il護11讐 22 墨辞 善2 き3 §2 89 93 §2 2 2 2 4 3232 欝82 予紡 1 一一 1 ヨ i,53昏 正解2 }_ 1 il i§驚 訓 ’労{吏紛争 一皿 レ1 i,i2壕 7312 一一 主,2§7 bQ§ワ 、若鷺甦選 労欝惹 ノ福縫増進i 一﹃ §懸 ii 遂 欝総 P 華 i鰯i 生産難 工縄転エ 1︸ − ⋮ 象数 業 婦企 1紛雑i 労硬協議1 設置率/嘱 数 i 計 瓢置文臨微 難 嶽 謡 1 笙策銀 1 会議置数1 @ も @ i @ (件数/i @ i 1… 7.7 7.8 鱒.董 蟄.8 韓.3 i(1.7 9.奪 8.3 8.3 §.2 §.i i§.2 淫二股麗起象企業:1欝§年鑑襲は.常鋳雇従業暴論入舞一との企業.欝額∼87年は,常時濯鍵業費難蓉大鎌 上の奮業,または労働緩合が緯織されている企業.i§認年以後は,常購震従業員5{}入舞■との金気また は労嚢垂線会が緩織されている企業。 資料災蚤1労難謬ぎ労饑き書遜各年飯(ハングル文1,韓雛経営者総騒会影労麟経済年鑑垂各葎販(ハングル 文〉,よむぞ乍成。 韓馨製品の晶質海上が遅れ,いつまでも低賃金を穂羅した低晶質・低懸格製品の輸鐵に特乾しなけ ればならなかったのである。ちなみに,簿年代鋳頭までの製品不良率は約2§%と極めて高水準で あったといわれている2麟。 第5に,労鱗懇合法の規定によ参,労使協議会の設謬が始ま参,設確率は68年には翻%に達し ている(第鷺表参照/。しかしその運総の実態は,経営者灘からの一方的な報告の場であり,蟹然 として下向的意思決定システムであった。低学歴・ブルーカラー・女性労働者の賃金水準が低いば かりか,昇進の道も馨ざされている状溌で,労養協調を推進していくことは醒難であった。 第欝難 「雛発独裁体講藩の確立・展闘鶏(鴇無代〉 (葺 政治・経済状溌……維新体鰯,重建学工業の基礎形成窮 騒蝶環境の変化.蟹溝の致治的・経済的危機を背景に,朴政権は難年登用に蟻塚葬常事懇望 言」を発表し,「毯家保籍に駕する特購搭蟹法ユを麟定した。そして翌年聡月に大統領権蟹を強髭 2麟 李舜嚢「灘本的経営システムの韓欝詫較一下請機械串小金業を中心として」窪鐸燦経営フ書一ラム遷翼色歌 欝蟹年,i3童ページ。 一欝一 銭野:韓毯1こおける経済成長と長吏飽 する「維新憲法」を公律した。これによ参国難の権鵜を麟撰する「雑新体麟二露発独裁捧麟」が確 立し,その後展麗していくことになる。 縫年代後半以鋒,韓国は高成長を達成したが,7§年代携頭には石漆危機などによ拳,経済危機に 陥った。その申で替政権ほ,外資導入,輪講.中東進出(中葉への鐵稼ぎなど/による外貨鞭入紅 より,重化学工業化政策を強得した脇。その結桑,簿年代後半には鉄鎚.造船など重化学工業の基 礎が形成され,熟練労働力が不還し実質賃金も上昇した、但し,輸鐡産業,外資系企業においては 敢然として繊維,家電の積立産業など労働集約的であ彗,「低賃金棒編涯の維持が求められていた。 また蔦隼の労鱗考の構成比は37.7%であ今,第猛難と比べ大きな変化がなかった(第3表参照〉。 (2/ 労働政策……雛新体麟下の労騰続譲 維新体調の下で,朴政権はより徹底した労欝統鱗を行った。高成長を持続させ,垂髪学工業化を 推選するため紅,労垂嚢三三権を箒鑛疑し,労欝運動を擦擬しながら,行政の介入によ塗労使懇の磨主的 交渉を舗醸した。そして全瞬幾摸の労懇を志海する政策から企業溺綴合1こ鰻足する政策に転換し,大 規模かつ遺激な争議が反政府運動に転化することを予隣した。縫方,労騒統麟政策と詞鋳に労傷者 保護政策と工場セマウル運動,労嚢協議会の推進など労使協調促進政策を実施している点にも涯意 しなければならない。 第翼こ,緩新体鱗下の労騰続講政策につ簸て見てみよう。まず朴政権は「霞家探衛に臠する特購 措置法蛋(驚隼毘月擁こよって,葬常事態下にお雛て労働者の藤体交渉や懸体行動はあらかじめ主 務官庁に調停を申請してその講停結果に従わなければならないこと,大統領は露寒安保を脅かす労 勝者の懸体行動を燦議する特雛捲置を定めることができること(第§条)などを爆寇した。これに よ参,労働者の毯体交渉権や懸体行動権を霧醸し,労使懸の露主的交渉を麟醸した。そして72年12 月に公姦された維新憲法においても,労働三権に法律の留保がつけられた(第2§条〉.さらに73年 3肩に,労働法を以下のように改正した。 ① 労働纏合法の改正点は,労使協議会の機能の明確化(第6条/,全遜綴織を志向する政策から 企業甥・事業場購総合へ再転換(第欝,欝,33条/,争議を総会の決議事項とした(第謄条/ などである。 ⑧ 労騰争議調整法の改正点は.争議が簿鰻される公査事業の範麩を絋大(第違条1,斡旋.調査, 適法灘定の管轄を労轡委員会から行政官庁に移転(第欝,欝条/,争議の鰹の一と部労纏の承認 規定を醜除,などである。 ③労麟委員会法は,委員の任鱗を3年1こ麺長(第7条/,委員長を常任委員から任命(第8条〉 などを改定した。 この器隼「改正」によって実藻1こは労欝統舗が強化された。改正の名の下に労鱗法は改悪され, 労働運動は薪容共匪とみなされ擁狂三されることになったのである。特に輸嬢の2む%程度を占めてい た外霞人後資企業に蝿する朴政権の労騰統舗は厳しく,労総の設立はまったく許可されなかった駒。 こうした法的な覇鰻に灘えて,懸年代以上に,警察,韓覆締報部,国軍保安零令灘などによる壷接 2燈 隷鶏r韓露の中東進鐵と重化学工業紀一オイルショック∼量鐸的不混ぞぎ)韓国経済浮流蟹学会雑誌蔭鏡拳 3号,婚鍍年欝月,参竪。 2湧 溝年に極めて,嚢系企業三鑓江労経設立が認められた。またこの法律は8§年に廃翫された. 一i7一一 第麟拳第3号 薦 学 論 集 的な監視・弾罷も行われた。 第2に,労縫者保護矯定の強化である。簿年代藩半の石瀬亀機∼不溌類において賃金不払,不当 解雇などが増撫したことによ陰,労使懸の鱈立が激化した。これ毒こ対して,致府は握年i月に「蛋 民生活安定のための緊急捲置第三号註を宣姦し,賃金績券の優先弁済(第欝条〉,嚢労基準法違反 者に曝する罰則綬定の強化(第鱗条/などを定めた。その後勤労基準法(74年㌶肩〉を改正し,賃 金縫権の優先弁済(第臆条/,年少考保護(第55条/,災害補濃(第離条L靉靆強建(第欝7」鎗 1韓条〉などを行った。 第3に,労使協議会や「工場セマウル運動」を推進し,労使協講を上から促進したが,こ蕊につ いては後述する。 麟 労鱒運動 「鵜発独裁体麟匪の確立・展絹難は,8∼欝%程度の高い成長率が持続した反瓢歪み・矛麿が典 型、的善こ現れた時機である。 まず,韓麟曜一のナシ3ナルセンターである韓霞労総は御難縫合的牲幣を強めた。鯵え賦非襲 主的な維新宣言に対し72年灘月に早々と支持声明をだすなど,無抵銃であった。そればか参か資 金面でも依存を強め,驚年代に韓国労総が得た国庫補助は驚金補紡で1簿6,3韓万ウ愛ン,経常補 動で茎億§,3穫万ウォンに達している鱗。 また欝年代においては「先成長・後分醗」という名藝の下,高度経済成長が持続したけれども, 労働考は経済成長の成果を享受することができなかった。低賃金,長時懸労働,労簿災害などの劣 悪な労働条件に簾えて,労働分断率は低下し,所得擦差も拡大する傾向にあった(第鴛表参照〉。 こうした中で民主化や公正な所得分醗を求めて,反政府デモや争議が多発した。7§年代における 労欝運動の特籔は,第i lこ,合法的な争議が抑圧さ蕊たことにより,葬合法かつ過激な形態をとら ざるを得なくなった点である。質隼の韓進商穀本社ビル敏火事件,現代造船辮暴動事件などはその 典遷である.第2に,韓覆労総が労勝者の利害を代弁せず御得縫合化したことによ鰍労欝運動は 擁毒産業宣教会やカト華ック労鱗青年会や学生などの第三者の支援を受け,飽の渓主化運動と連帯 し大橋摸乾していた。第3に,繊維産業などの軽工業・中小企業に働く女性労灘者が中心であった。 7§隼には,過灘投資,石漉危機.累積債務などの経済的彪機に超え,Y簸貿易事件や釜縫も馬出 纂鴛衰 韓羅の家計霧得分灘 }総5 欝驚 難76 i憾巷 1§85 i§鍵 i§§3 2§.5 2§.3 27,§ 22.8 ・霞鋤 襲。s 嘆至.§ 垂s.3 魂§.逢 蓬2.7 嘆2.2 37.6 謄.3 欝.6 i§.警 i尋.玉 欝.§ 欝.7 22.2 『 6.董 6.珪 … T.i 目黒 鵡 ・ l i一鞭[2既 5・§i7・3 5・7 1ジニ係数 1甑3麟 亀332 亀3蟹 昏.38§ 暮。345 〔1.33§ … 1警,28i7 資料鐵霧1経済企靉靆罫韓羅ノ後会峯療擁§鱒年,欝蟹年(ハングル文/よ 参難破。 2鱗 金港鎮,蕪糧嚢,3鷲ページ.表蓑一■5よ彗計算。 一鰺一 ζ 2言.き 25.4 27。5 18.6 .鉱泣欝% 鮭野:韓国垂こおける経済成長:と民主イと の反政府デモ,朴大統領暗殺(欝月〉など政治的な危機に臨蓼,維新体麟は崩壊した。 紛 企業レベルの労使闘係・労働条件 第盤懸こおいても労使縫孫は依然として「身分的・主従的労髄灘尉が主流であった。これはi つには労騰撫場における僕給過熱こ蟹っているが,基本的毒こは替政権の労働統講によ拳,労働者の 権利が擦圧されていたこと1こ依っている。また政徳籔存体質も第夏至難と同様であった。鴻年代樹頭 における労鱒争議の解決状溌を見ると,行政官庁による葬公式調整が簿%程度を占めていた2η。こ の政騰による過度の介入と労鱗糧食の未成熟.下請的意思決定システムなどのため,労健闘で労霧 問題を自主的に解決する能力が欠難していた。労使離調を上から推進するため1こ,政府は工場セマ ウル運動鵠や労使協議会σ)設羅を推進した。霧年からの工場セマウル運動は精神啓発事業,磁土造 成事業,人聞関係事業からな参,企業に家族主義を持ち込み労簿統麟政策を補強する役離を果たし た。内容は,セマウル蘇修駝において,労働者に対し「維新運念」や「忠孝思懸」「反共思想達を再 教育し,現場での1ターダーにすることによ参,労使鶉講と生産性海上を醒るというものである。し かし低賃金,不平等な分断.身分的・差震的な人事管理のもとでは,「雲霧体意識」は形成されず矢 数に終わった。その飽,労使協議会は万年には鰯.亙%に普及し(第韮表参照〉,QCサークル活動 (晶質管麗分任懇)などの導入も始まった(第欝表参照〉。しかし,形式的であ参,労硬協講とは程 遠い内容であった。 労縁条件に関しては,工業化の進展にともなむ略暮年代と比べればある程度肉上した。まず,賃金 は熟練労働力の不足に伴って一定程度上昇した。しかし,韓麗の賃金水準は依然としてアジア藩竃S 中最低であ鯵,繊維産業,経堂産業の担い手であった女性労働者も,その成果醗分にあずかれなかっ た。76隼の絶対貧露率は員.8%であった勤。さらに学歴闘終差,性唇彗賂差,企業爆模驚格差も著し かった。また抵賃金と一一体化したものとして,盤界一と言われるほどの長瞬間労鱗(77隼,遷52.9 第茎馨衰 QCサ一夕ノレ(善轟貿管遷垂}{壬縷1の三鐘!及状薯驚(玉§蟹}年末) ⋮i ︸i 金 業 ノ 鼓 中欝 i 大金業 …総企業数 … … 綴織企業数 玉垂4§ 璽§ 8,玉戯 蓬,7碁 §,2総 5,§33 縷織率隻 8133 き7.§ 1 磁6 i 一 「薪輔 鰯年聴醗髄年玉鰹鰯年賊囎年繍年以後 32.圭 欝 … 52,雛 資料鐵鱗:三島総八「韓麟£おける品質管選分任緩活動に関する実態講査麟究」匡薩学論究垂第曇巻 第尊号,i§§4年3簿ヲ7ぺ一ジ億(漂資料多ま,二二業振興庁ζ贔貿管饗費書遮玉§鱒年(ハング ル文)。} 27} 丁麗鎭,蕪掲譲文,34ページ。当時,争議を起こすと経堂者よウも完載警察が来ると霞われた縁どである。 28/ 工場セマウル運動は,7i牛飯鋒,農軽で実施されていた「セマウル(新しい轡/運動墜を工場に癖馬したも のである。詳しくは.大韓薦工会議飛工場セマウル運動鑑造本離蓼工場セマウル運麩ノ霧進方鶴舞§管年/ハ ングル文),工場セマウル運動推進本㍊箪工場セマウル運嚢 運論ト実瞭圭鸞鏡年(ハングル文/などを参 照。 2勢 至).M.L鍾募)zI黛εr.至》.至》{}難最r,A。F.S}蓄Gギr(罵1{s,S.Y.S(懲g,‘笹‘身.,夢.7. 一基§一 第鱗巻第3号 蕗 学 講 集 第錘衰 定年雛の譲定籍鱗〔全産業〉 比率 % 累穣率 1欝業饗t 辞.7 1}.7 2。2 2,§ 器∼5§年i 翌、5 珪.藁 l 6癖∼醗劇 i2.達 餓.8 i弱∼磁年1 1 2警.尋 37.2 1 7§∼7壊年… 鰺.§ 65.7 資舞崖霧二韓響経営煮総義会ぎ企業定 年、簿1ノ現溌董欝簿年(ハン グル文/.欝ページ。 鋳鋤も「騨発独裁体麟≦下の労働潤題として指摘しなければならない(第欝表参購。讐年にお ける韓羅の労働災害発生率は沼本の稔.5焙,マレーシアの6.3藩,香港の2.8縷と高い水準であっ た糠。福舞厚生は依然として低い水準にあったが,大企業においては蛙会保険麟(医療課験,産業災 害補撲保験/,編舞厚生施設(住宅聡達施設・医療鷺連施設/などが一般化し始めている。 第餐至難における雇羅毒軽度・賃金篤彗穫は,終身雇罵鰹の未確立,隼功賃金簿臥差男彗的噺身分的な労 務管遅,下構的意思決定システムなどの点で第護窮と講じであるが,罐灘講度,賃金麟獲などが整 備され始めている。 雇罵鰯獲に臆しては,終身雇罵鰯の未確立.縁故採繕中心,多い中途採罵,鐸淫∼5%の高雅離職 率(第2図参黙)という特徴は第琶鞘と霧じであるが,第灘難には,人事・労務管建が部麟として 導入され,建年麟霞(誌歳定年/(第鍾表参照/,定離昇進織綾(学麗溺.男女艶の導入,職員・ 工員から縫、轟への名稼変裏などが行われた。 賃金講縫は基本的に年功賃金麟であったが,一藻職務給が導入された。第盗難に新たに導入され た調度として,定類昇給麟,年功嚢続手当舗,継続累進的退職金講,賞与金麟度(普及率177年鱒% 以一L)などがある鋤。 第藍V難「雛発独裁体麟3の再編・動揺獺(総∼蟹年/ (葺 政治・経済状混……調整難,「玉籤景気」 欝齢年の「ソウルの春」,光州事件以後,戒厳令が発布され,全斗換政権が誕生した。経済晦こは 政癖主導塑から疑問主導型への転換が始まっていたが,政治的にはタイムラグがあ馨,全政権は「瞬 発独裁体麟墜の再縮を緩っていたと考えられる。握し,この再編は対銃勢力の存姦のため,もはや :鯵 労災の千人率(労欝者i,爵麟人当た辱災害者数/による姥鮫。赫鐘誓・嚢茂基癒蓼韓鑛ノ労嚢経済遜文学ト知 性縫,欝欝年(ハングル文〉,至韓ページ。7S年1σ)千人率は鱗.婁%のピークに達した。労鱒薬蓼労鱗総書塁繋? 牛飯(ハングノレ文)。 澄} 賞与金の普及率は生産職勢.警%,事蕎繊翳.ま%である。大韓商工会議穫ζ企業賃金纒護二驚スル実懸調査報 告警、1響77年(ハングノレ文).鐙ページ。 2奪一 甚野:韓襲紅お隷る経済成長と漢窯乾 強力なものではあむえず,「動懸鯛」と規定できる躍。 鋤年代補頭紅おける韓蟹経済は過嚢投資,貿易毒手,累積債務,インフレなどの厳しい経済状混 に見舞われていた。そのため政府は璽化学工業調整,経済安定化致策,民露主導墾へ」)移行などの 購造調整政策を実施した。また企業も「減量経営」を行った.これに薄し総年以降は』三低景気」 (羅際金麟の低下,漂浪安,ウォン安)下で嬉米翰墨が急増し,重化学工業の本格的展絹蟻を逢える こととなった。その結果,経常鞍支が黒字化し,累積債務を返済することができた。そして産業構 造の蕎度化の中で,鍵来の未熟練労働力だけではなく熟練労働力が要求されるようになった。 その中でホワイトカラー藤とブルーカラー屡の急拡大が見られ(第3表参黙/,しかも大学就学率 総%(鏡隼)に示されるような,高学歴化が進んだことによ彗緋,「器発独裁体鋤に不満を持ち, 民主化運動を握う屡が次第に形成されていった。 (2/ 欝欝政策と労欝運動 「ソウルσ)春」以後の労働争議の増簾(舎北衰鉱争議,東瞬製鑓争議など〉と政治的波乱に薄応ず るために,全斗換政権は鴎年簓目に労働法を以下のように改定し,新しく労使協議会法を議定し た。 ①労働継合法の改歪点は,第三考の介入禁産(第}2条/,設立形態を企業購・事業場震懇合に 醸定,設立要件(灘人あるいはi騰以上の賛成〉(第欝条/,役員資格の厳格化・役員の欠格 事由(第23条〉,縫合費の一定比率を福徳厚生に鵜羅(第饗条/,交渉権6)第三者委任禁重 (第33条/,ユニオンショップ譲の康生,行政官庁による毯体協約の取消・変更権(第鍵条/ などである。 ⑨ 労働争議講整法の鼓焦点は,準公益事業の設定(第慈条/,露家・地方憲治鐵体,露公営企業 体,紡衛産業体における争議禁壷(第捻条),第三者の介入禁箆(第慧条1,冶離靉靆の建 長(第騒条),職権仲裁の対象絋大(第論条),罰麹の強化(第鶉,贋条/などである。 ③ 労働委員会法の改正点は,地方労働委員会の管蓬を労鱗片長に一元化(第§条L労・公・優 の委員を各驚人に増員(第§条/などである。 ㊥ 嚢労基準法の改正点は,賃金縷権の優先弁済(第欝条/,下請け企業の労働考の賃金保障(第 鋳条/,労働鋳闘の莚長特擁(第盤,55条)などである。 さらに従来形式的だった労使協議会を実質的なも0)にし,ゼ労使の共轟覇益を増進」するために「労 32) 窄トー氏絃この鯵簸を[新権蔵主義体薄舞と矯足しているが,経済システムの変費二と民望{と勢力の台頭釜こよっ て「薦発独裁体擬」が動揺している鍵懸紐ついても考癒すべきである。替一「アジア舞総sにおける労働購題」 甲羅均嚇一編難磯毯舞思想娃,醜碑。惣こ,ノ1嚇謙一氏は,鴎年無こ鋭縁韓紛政治と経済の嚢 饒化の一環として87年改革を泣麗づけ,蹄年鑑鋒を「露登独裁からの転換難蛙と幾足しているが,全敢権に おける労倭毒績i霧il政策の再叢灘戒毒こ淫質するならば,8{}年を転換点とするグ)は辱§墨ぎると考えられる臼小躰謙… 1韓羅の経済擬発と労働致策の展麗一篶干θ)復読」『経済憲鉢雲鏡警2号,至鰍7年7簿。なお,法数大学髭 較経済{羅簑!所,厚、林義籍一づ鐸。と忠雄織1ざ韓顛の蓬蓬済琴隷驚と労{憂…騰{系一一一ii手垂蚕と政策垂法鼓大学ξ盤叛講, 茎§§i 年は,韓羅の労硬襲懸を懸発する際の基本的支離である。 33) 中農等学校就学率は露%である。ちなみに警1本の就学率は中姦等学校§5%.大学3§%である。韓蟹」)教糞 水準の高さは儒教の翫統.経済麹地位σ)■と嬰犠病などによると考えら蓋る。W〔}r羅鎌櫨,書論潔7嫌嬬、 玉総s. 一2i一 聴 学 講 集 第劔巻第3号 使協議会法」を鈴年12月に舗足した。これは労使協議会(従業員欝§人以上の企業/と苦横越運 機騨(全企業/の設置を義務づけ,毯俸交渉に代えて,労硬編議会を機能させようとするものであっ た。 鴎年代前半における全政権の労働政策は労働運動の規慧強化と労使協講の上からの推進という 特敬を持ち,基本的に維新体鰯窮の労働政策の性格を継承したものであった。全政権は労縁総合を 企業灘縫合に鰻窪し,上部緯織や学生,キ婆スト教会などの第三者の介入を禁止することによ参,労 鱗運動の分簸化を纒つた。これによ参中小企業や地域合瞬の労総の設立が羅難になったうえ,飽の 民主化運動との連帯も纒れなくなった。また労働争議は葬合法として規麟された。そして,当鋳の 企業倒産,解雇の増癩という不溌に超えて,薩甥労懇の地域支部の強鯉解散,紐合幹部の遺放など によ管,労働続合員数は減少し,労総総織率は簿年の鎗.2%から総年にはi2.3%に低下した(第 窪表参照/。また運動運甦も大企業よ今も中小企業の方が活発であ雛,争議の約簿%が中小企業・事 業所で発生した鋤。 このように鋳年代葱半に全致権はヂ弱発独裁体簿灘の再編を籔つたが,蟹餐の抵魏を受け「擁発 独裁体麟藩は動揺を見せた。すなわち,纒∼85年にかけて大宇自動車,現代重工業などにおいて大 規摸化,長窮化した争議が多発するとともに,鋳年の総選挙において民主化を旗離こ野党新戻党が 躍進した。そのため総隼代後半以降,全政権は労纏の要求を一部認め,労騰続翻を緩穣せざるを得 なくなった。全政権は,8§年萱月に労鱗績合法と労働争議調整法を改正し,最低賃金法を舗定した. これにより縫合活動に蝿する綬麟が一認緩和された。 労鱒纏合法の改歪点1ま,第三者概念から上部連合霧体(産業瀦癒合と韓緊労総)を除外(第管条〉, 行政による解散命令を舞醸(第32条/,総合費硬罵の雲霞化などである。労働争議講整法の改正点 は.準公益事業の適罵廃産,争議の陰輝靉靆の短縮化(第鍾,鎗条/,職権仲裁蝿象を公益企業に銀 建(第欝条/などである。 また最低賃金法が8§年i2月に労働者の生活安定と労鱒力の質的向.量二を目的に麟定された(実施 は繋年凄月よ勢。適霧縫麟慧韓人以.虹の労働者を雇罵する製造業であ緋(第3条/,事業の種類 遷に最低賃金を決定した(第4条/。この鍛低賃金以下での勤労契約を無効とし,この法を遅出に, 健来の賃金水準を低下させることを禁止した(第6条懇 (3/企業レベルの労使関係・労働条件 絡隼においても大企業の§割が麟業者・親族によって経営されてお騨5》,「身分的・主従的闘鶏 が中心であった。経営者鶴は.齢年以降の労働運動の激化に対応して,労働緩合の結成や争議を購 書した。携えば,第2組合禁箆規定を科離して実懇のない「欝霊労継3を結成させたり,労緩が結 成された企業を蔭為装驚嚢i雲させたりするなどの徹底的な手段がとられた。 また総年代窃頸の厳しい経済状溌下で企業は雇罵懸減.金運化,欝動化・省力化授資,生産性向 上運動などのヂ減量経営涯を実施した。その一環として聾奉的経営が取箏入れられ,QCサークル活 動の選入・普及が進み,普及率は葬%(85年/であった(第欝表参照)。また,形式的ではあった 3蔀 孫銭嘉『韓露6)労使鷲孫 労働運動と労饒法の新羅弱至蕪本労難蟹甕機購,1鱒5年,尋3ベージ。 351 韓麟生産雛本蕪蓼労綾霞係ノ現淡ト対籍策蓬謄叙年§屑(ハングル文/.嬉ページ。 自ノ畑 2 甚野1韓羅睾こおける経済成長と民主色 繁欝衰 職籔携・学雛。甥・嘗.驚賃金格差の推移(大卒:i㈱ ig82 欝6と 袴任絵 二単均賃金 一 」 長 氈@ 長 ロ 長 縺@ 饗 Q32.§ Q董2.毒 @『 皿 @皿 T7.軽 モ§.魯 @一 ハ尋3.7 擁鎌継 王弱2 玉響3イ 擁無給 一 Q玉3.昏 蛯T.暮 猿・.§ i37.§ ] 般 鮭 玉総.毒 玉§毒.書 墨鱒.9 Vδ.§ ユ.§ W尋.塵 qイ〔勇) qイ(女/ T.8 Vき.7 V3.§ W3.暮 T彗.5 T3.5 T3.逢 U暮.3 技衛職 大卒(勢 欝2。5 欝7.葺 驚7.i 欝尋.3 技籠 事務職 大卒(男〉 33き.淫 一一﹃㎜一 籔 運 者 後 轟 轡巌} 1 轡総 高卒(男) 器.3 7尋.2 轄.6 鱒.§ リ.8 T垂.4 T毒.5 U§.§ 員 工 発 習 工 蜻イ(女/ qイ/女) 卒醗/ i韓.舞 @『 w 一 D6 @ 串卒(女》 藤.8 蓬5。6 高卒(男1 4§,2 一 講、… 高卒(女/ 鱒.韓 4i.7 中卒(男} 麟.§ 尋7.{} 一 中卒(女〉 3ぞ.5 議i_二」 嚢料患辮:韓轡生産性本蔀懸§隼度職綴幾・学灘驚・性悪華華均賃金水準磨墨§齢 奪(ハングル文/,大韓悪工会議漸ぎ標準者モデル賃金讃壷報告舞鱒2 年,謄雛年(ハングル文〉,より馨滅. が,ジ課ブ・讐一テーシ還ンが導入され始めた。縫方,福利無生は一時停滞した。 雇鴛麟痩・賃金麟度にも若干の変化が生じた。雇絹麟度に関しては,まず採欝が大企業では公麗 募集中心になっている。また人事考課麟度が多様化し,農己申告譲.自己観察譲などが導入された。 さらに7§年をピークにして離職率が低下し始めている(第2纒参照〉。この背景として,不況によ 参転職が園難になっただけでなく,こうした雇絹麟度の改善があることが考えられよう。賃金翻度 に関しては,集塊賃金麟も職務給,職能給などと績み合わされて実施されている。そのほか定離昇 給舗度(普及率1鴎%以上/,年功勤続手当翻.継続累進的退駿金翻なども普及しつつある。賃金格 差に関しては,学歴潤烙差が縮小しはじめているが(第器表参照/,牲震格差,企業規模幾格差は 依然として存益して騨た。 労働条件に囃しては,賃金上昇率(実質/が総年と殴年においてはマイナスであった(第欝表 参照/。その後,比較的顯講に上昇したものの,やはηN欝s中殿抵の水準であった。労騰蒔闘は縫 年の遷53.董時矯から増綴領海にあり,総年では騒.7賭聞である(第欝表参照)。労働災害の発生率 (千人率〉も簿年代み萄%台と比べれば低下したものの,鎗%台と高水準にあった3% 隷 労蟻災害の千人率は綴年の塞.雛%から総年に2§.望%に低下している。労働藷響労働白雲参鱒重年飯(ハ ングル文/,22§ページ。 一23一 第§4巻第3号 商 学 誌 集 第欝表 舞金および労働焦産難iの誰移〔単位1ウォン,%) 名騒賃金 名§雛金 実質舞金 、熱舞率 .熱昇率 琶総懸纏 労働生産 鮭上昇率 嬉齢 玉7春,薦8 23.4 一善.i 欝.5 茎98董 2i2,響7 2騨.7 一書.き 翼.§ 輪勲ラ 墨盤2 ?蓋世 〔}議 2蕎,§繰 越 衰 蔦.蓼 ’.§ 門 畦 構 鶏 §.9 i鰺3 2了3.至重§ 1玉.§ 7.縷 茎3.§ 董984 2§6,韓7 8.7 愚.3 ま….暮 玉露§ 32逢,283 §.2 暮.6 暮.暮 欝縄 3灘.§懸 8.2 5、8 欝.昏 1館7 38§,§3§ 雌.玉 §.7 鐘.7 一欝鍵 嚢毒、3簿 i5.5 7.8 董2.6 玉髄9 5麓,醗董 21.玉 纏.5 §.i 欝鱒 §42,3総 綿.暮 9.垂 露.i 欝欝 75唾,谷73 i7。5 7.i 越.董 鯵92 懸§,2縫 欝.2 s.蓉 §.s 玉響3 §7§.(1鵜 亙2.2 7.{1 1 `金ガイ 1 ゼライン ! @ t1 「 o 1 一 i 3 5 尋.7∼慕.警 注1髄∼§2年は政癖のガイドライン,§3奪馨ま労{吏会意のガイドライン。 賓料鐵霧1労鱗蕩婁労働白書毒各年叛(ハングル文/,労鐵翻揮労騰統蓑 年鑑垂各牛飯(ハングル文).韓轡軽震者総議会覆労繰経済年 叢書各隼蔽(ハングル文),経済企錘院ζ主要経済撰擦善客年 飯/ハングル文)よ管作成。 第2簾 「民主化蛮書」以降における労使関係の「民主化ゴ (葺 政治・経済状濁……董化学工業の本格的緩鰻難 「弱発独裁体纐の下で擁経されてきた醒浸の権穂の懸復や公正な分醗を要求する声が高ま診, 欝87隼6月鯵諺に「軍部致権打倒・大統領選挙覆選麟魚取藩を瞬んで「6.欝髭主抗争」が発生した。 それを受けて,ε鐸29露に露泰愚民窯歪義党代表(大統領候補壽/は「買主化窺書」(憲法改歪,基 本的人権の導垂,大統頻の直接選挙麟,書誌・思想の白露など8項鋤を発表した。これは韓羅に おける「麗発整裁体鰯」から餐主主義体舗への転換のメルクマールである。これ以鋒,韓覆の労使 関係は,藍泰愚政権,金泳三政権の下で縛余麟新を経ながらも次第1こ「民主化雄の方向に進んでい るということができる。 紛年代後半以降は,「三抵景気」の下で重化学工業の発展と産業構造の高度化が進んだ。そして輸 出の急増1こよ拳,経常収支の黒字化,累積債務の返済を達成した。さら1こオ1ナンピック景気,土地・ 株式への投機(韓国販「バブル景気ゴ〉など1こよ嘘納電場も拡大した。 しかし8§年代末には国内の賃金が大囁に上昇したほか,韓米貿易摩擦.ウ茜ン高などのため,翰 墨は停滞し,経済成長率が鈍化した。これまで韓国の「餐欝s的発麟を支えてきた諸要因が消滅し, 韓轡経済は転換難を違えたということができる。すなわち,外国淀資本,装備,資本財・申闘財を 依存し,労鱒統霧彗下の低賃金労働力を秘濡して,抵晶質の労縫集約的な製品を輸出するという構造 はもはや成彗立たなくなったσ)である。しかも韓国は低賃金労鱗力を鼠器にしたAS総A翼や甲羅に …24一 儀ヨ罫:韓馨における経済成長と畏主紀 追い上げられると同鐸蔀こ,鼓編方,資本力を持った先進蟹垂こは及ばないというサンドイッチ状態紅 麗かれている。 そのため鯵隼以降,韓覆企業は,積極的な麟究彌発授資,低賃金労働力の秘灘と薄陽確保を§的 としたアジア進鐵,労使謡講跳線の遽求など,生き残今の遵を模索せざるを得なくなっている。 (鱗 労働政策と労働運動 A.全斗換致権末難・慮泰愚政権難にお謬る労働政策と労働運動 (瞬 全書換政権末獺・盧泰愚政権難における労轡政策 欝欝年以鋒ヂ開発独裁体麟涯は動揺を見せ,87隼の野民主化宣叢匪によって韓馨の労騰政策は大 きく転換した。全政権は87隼欝月読憲法を改歪して,麟獲されてきた労働三権を保難し(公務員 を熱く〉,聾月に労懸垂遜法を改嚢三した。 また憲法の男女平等建念と女性の栓会進崖の増撫,高学歴化などを背景にして,87年捻月に男女 雇灘平等法が麟定された。労働法の改蛋と男女雇購平等法の麟定によ駄「醗発独裁体製」の下で一 貫して改悪され,労働統麟が強化されてきた労働政策が大転換したことが,この鋳莫穣こおける最大 の特徴である. ①労働纏合法の主な酸正意は,複数労総の禁止(第3条L労働縫合の設立と纏織形態の自彊化 (第欝条〉,行政による矯約・決議の取消・変更権を隆定(第鐵瓢条/,労縷役員資賂麟限 解散命令の廃艦,労継の会欝監査の強化と公器(第25条瓦ユニ渚ンショップ講の一薬導入 (第綴条/,睡体交渉権の委任の簡素化(第33条/などである。 ③ 労欝争議講整法の改正点は,争議が麟隆される公益事業の籠馨の継承(第蓬条/,任意講臨調 度を新設し労綾紛争に対する露主調整を奨励(第5条L冷蟻難題の鰹縮(第糞条/,行政官 庁の斡縫を労簿委員会に移管(第露条〉,職権仲裁凝餐の権譲を労働委員会に駿足(第鱒条/ などである。 ③労硬協議会法の改正点は,勤労者委員の欠格事凄の麟陰縫係公務員の出癖・意見練達権の 麟除など行政官庁の介入の緩報,労働者委員の選鐵に蝿する介入・鋳害の葉止,労働者委員 の業務のための便宜提僕義務(第欝条1などである。さらに施行令では設置対象を常鋳雇稽 懇人以.ヒに拡大するとともに,労働者委員の選鐵を甕接選挙方式に改正した。 ④ 勤労基準法の改正点は,倒産の場合,最終3か縫分の賃金の優先弁済(第騰条L変形労働 蒔聡調の廃止であウ,施行令では遷驚範縷を韓人以上の事業体に拡大遍羅し謁∼§人の事業 体にも一部適駕することにした。 ⑤男女覆羅平等法の主な内容は,選湧籔霧は勤労基準法と講一(第3条/,募隻・撰穣こおける 機会平等(第6条〉,教育・醍毯・昇進・定年・解雇にお魏て,女性であることを運慈にした 差幾待遇の禁生(第7,8条/,嬉嬢・妊嫁・鐵産を運密とする退職約定の禁止(第8条/,罰 麟蔑定(第23条)などである. こうした労織法の改正とともに,労鱗運動への行致介入も大幅に緩穆され,労硬簡の自主的交渉 に任せる方向に転換した。さらに8§年3月には,野与小野大」の醒会で,労欝考と野党の意見を反 験した勤労基準法甥女顧平等灘轍正さ繰.勤労基準法職漁は・翻翻碗大(従業 員5人以上/(第欝条),休業手当の引土げ(第38条〉,週騒時間労鱈(第戯条L年次有給休職 戸3 2 商 学 論 集 第麟巻第3号 の建長(第磐条/などである。また男女雇灘平等法の改正では講一労鰯隅一賃金の療難が露文化さ れ,た(第ε条/。その飽87年登用の「賃金;がイドライン」の撤廃,蟹隼i2月の{LO撫盤など,労 轡政策は基本的に「民主化涯の方霧へ進んでいると評懸できる。 しかしこの良主化は直線的なコースというよ瞬ま,ジグザグなコースを遽ってお蓼,縢泰愚政権 難の8§年以降は反動難と燭定できる路。なぜなら依然として労騰総合の政治活動の禁生,第三者の 介入禁止,公務員の労働三権の緩麟,複数労総の禁箆などが存在するだけではなく,露政権は労働 統翁政策をすぐに復活させているからである。すなわち8§隼i月にrノーワーク・ノーペイ猿舞雛 方錯を発表し,3月には蟹会を遜遍した労働纏合法と労働争議講整法を大統鑛麺否権によって差し 戻した。また逢耀には「労使紛争特驚対策苓部」を設置し,蔑童系労緯の幹部を逮捕した。8§隼∼勢 年の3隼闘に逮蒲された労緩の幹部はi,58§名に達した鍛。そして器隼欝欝に全労協を「体調転覆 を企てる不純勢力」と蔑寇し弾圧した。翌鱒年を露政権はヂ産業平瀦の年輩と燭寇し,不法争議(第 三考介入,手続き違反/に帰する公権力の厳正発動を強談した。さらに2椿賃上げを行った企業に 鰐する政策金融支援の中藍と与信の鱗醸(3月,9勘,賃金の変雛駒引き上げに対する罰則(鍵隼 4罵)などを実施し,賃上げの擁麟を爵つた。 (癖 全斗換政権末難・塵泰愚政権簸こおける労饒運動 87年には「民主化宣言」を受けて労働争議が激増し,i年闘で3,7婚件に達した。この争議の特綴 を見てみよう (第葺表参照/。 ①発生療羅・要求は,賃金弔上総.7%,労欝条件の改善蔦.i%,人聞的待遇の要求,齢羅総合 解散であった。 ③ 発生類型は籠鞍懸.8%,作業麺否32.7%であった。 ③業種は製造業52.董%,タクシーなど夢)運輸業麗.填%であった。 ④企業矯摸懲こみると,7§年代においては中小企業中心であったが,87年には中小企業だけで なく財閣系企業(大宇造麟,三星重工業,現代重工業など)においても発生した。発生率は 鍵業員灘人未満縄摸倉.5%,欝暮∼2賄人規摸26.8%,諦奪∼鱒9人規摸鱒.8%,i,馨§暮人以。L 蔑模75.7%であった鋤。 ⑤労緯の有無震では,労緩の素縫織企業で蕗、7%が発生している。 ⑥ソウルや釜山など局地的な争議ではなく全羅的規模であった鰯。 ⑦「先行動・後交渉ユの葬合法的争議であった。営養共1こ労使麗孫法を守らず,合法的争議の麟 合はわずか5.§%にすぎなかった。醒体交渉は2∼3璽で打ち切られ,冷藁谿間をおかずに争 議に突入した。また嚢撰者綴はいわ鋤る「救社隊」を動員し,暴力で争議を窮珍巌すなど不 法行為が横行した。 ⑧労働損失時翼は5,434万蒔闘であり,87年の争議による生産滅少額は2兆7,782簿ウォン,輸 37/「笈動霧」までを含めて考察した文献慧少ない。財鱒系大企業については金暴発縫露7年以後の韓馨労綾絶無 の変位一難麗系大企業を中心1こ」ζ大際縫合開題懸究醗雑誌墨翼。.轄§,雄鱒隼§懸.参照。 38) 玉鱒8隼グ)逮捕者数は雅人であったが,翌年には§鋸人に増擁した。全国労繰綴合協議会蓼登科集書1鱒2年 3鶴 韓轡労嚢総合総連襲舞弼?年凌労轡争…義圭欝総年(ハングル文/,至難ページ。 魏 労繰藻嚢§87年夏ノ労硬紛総評懸鞍告霧雲臆認年(ハングノレ文).欝ページ。 (ハングル文).韓2∼韓3ページ。 一2§一 縫野:韓譲£おける経済成長と鰻重駕 第鷲表 労働争議の発生状涜(療翼霧,類璽驚.業種麗.矯模塞,労維有無穫.会法・不法齎 労麹争議ll 1 原園辱叙%〉 …i類塑野叡%〉 業種響叡%) il J簿憾約/作業捲善 籠簸1示威1鉱業 i3.7鐙 玉.2 6§.7 玉§.i i認? 132.? §4.建 2.3き1鷺1陪繋’1 尊.5 i.3 2暮.蓬 モ 彗 i 39.i 蜘i 3.玉 5至.§ 昏.昏 圭§.轟 濃.i 2.i 5§.尋 昏.§ 2遵.警 87、6 玉鐙2 奪.垂 蓉7.駐 歪鰭3 7.毒 勇.魯 嶺 難鱗i ・i簿i 鴨.3 3§.i 繋.§ § 2鐸.§ ci毅鯵3欝§鯛}・㈱∼湧纒麹i労総無し き 慧1獺塁i判 製造業 運輸業 52.i 3§.垂 冾Q.8 bR.3 欝。珪 蛯V達 2春、5 鴇.5 i3、7 6§.7 i7.§ 57.蓬 鷲、巷 64.6 懇.6 ]5 労緩有無驚(%) 合法・不法劉(%〉 燐換琴彗(%) i l 騰鞭…馴 垂垂?一号馨 45.§ [3 ﹁ 33 i§ i塁璽 3.馨 矯i§ 1 { ワイ婆3[’4 c 鳶薔碁 Ii ︷︸ ¥,873 讐繕 ッ{殿負 §[’iマ罫 P7.5 煙q8 3,6 3だ3 3 3§董§曇 d5暮列7・3q 鷹 蕉 G I 喋 驚 R・ P■ 2、31 遵農 難騰 ^離離i難琴唄糧難 検 法 不 法 §4.i §.§ 53、3 蕊.7 5.§ 8.§ 85.3 玉垂.7 2奪.4 7§.春 §.準 §3.3 各.7 3i.5 6暮.5 i5.5 §5.7 尋.3 違3.2 5§.魯 2{茎.9 §7、1} 3.暮 鋳.3 3§.7 …i鱒2i§軽・§…2尋・3 翼.§ 蟹3.6 3,唾 §3.§ 謁。i 灘擁53・5i25・昏 2豊.5 警§.3 §.7 淫1購鎌髭は「その飽豊を含むため,合講は緯{1%にならない。 資料鐵鱗1労働部『労働嚢霧垂各焦飯(ハングル文/,労衡藻蓼労灘続欝年鑑美各年版/ハングル文〉,韓毯 経営者総協会『労轡経済奪鑑暑各焦飯(ハングル文〉よ瞬乍域。 出城少額は5億3,簿融万ドルであった(第鰺表参難/。 その後,労総数は86年の2,蕊8から舘年の7,8離に激増し(第藁蓑参照〉,鱒年i月には韓蟹労 総1こ対抗して,在響系の野全蟹労働考組合協議会」(全労協/が結成された。これは聾の地蟻労纏 協議会(纒合員約欝万人/と2つの業種驚労懇(約纏,書癖毎人)からなる葬合法の縫織であった。ま た87隼以前から存産する饒存の労緯においても,綾絹者灘と癒養していた労緯幹部の多くが,任簸 途中にもかかわらず,罷免され,選挙で新幹部が選ばれた。さら1こ,従来ブルーカラー中心であっ た労働縫合に簾えて,縮隼以降,ホワイトカラー中心の労緯が権次いで結成された。 8.金泳三政権簸における労働政策と労鱗運動 (3/ 金泳三政権の労繰政策 鷺§3隼2月に麗年ぶりの文藻政権である金泳三政権が誕生した。金政権は欝隼以降,不正・腐 敗這敏運動,新経済講画.金離実名講,元大統領の不正追求などを実施するとともに,「民主的な」 労働散策を実施した。まず,金政権は労働緯合法の較差(労総の政治活動,公務員の労饒三権,産 溺労総体講の復活〉と労働春政の改善(纂修褒参照)に関する方針を発表した。また縷政権下で解 雇された労縁者を復職させた。金鼓権下で,労使関係法紅臠する議論が活発に行われ,§3年鴛月に 雇霧政策基本法と腰灘保験法が麟定された。そして鱗年1月には職業安定・罷罵促進法が纒足され た。 しかし金泳三政権下においても,労麟法における「開発独裁纏麟ま簸の燦建(労騰績合の政治活 群ご 2 第麟巷第3帯 商 学 講 集 第総裏 労騒争議の参毅人数および経済的撰宍 労働争議 参撫人数 ュ生件数 @(人/ i緯奏撃 労鐵後矢 玉什当箏労 争議1こよる ュ損失時購 Q癬人数 @鋳聡 @(人〉 ii,辮購 ii,鵬辮 カ産減少 o韓ウオン/ i件当今 争議による 里欝当替 カ産減少 ヨ鐵激少 ヒ墨議少 o億ウオン〉 ii韓万ドル/ i董麟万ドル〉 鷺8? 3,7達§ i,2呑2,285 337 騒,33§ 玉5 27,782 7.尋 537 §,欝 欝鍵 茎,873 2§3,蕗5 i57 蓬3,鎗7 23 32,癖2春 葺.里 732 9.3§ 欝8§ 玉,§驚 鱒9,丑3垂 253 5§,雛2 3亙 尋i.鱒§ 2§.馨 玉,363 暮.縫 欝欝 322 玉33,§欝 4藩 3巻,鱒7 鍍2 慧.387 錘.7 23蓬 董雛 i2,3i7 52.6 里§§2『 235 i75鰯17轄 2§.総垂 3越 238 §.露 玉鱒i“ i春5,総連 嚢7 3碁,672 董56 懲,586 83.3 2齢 1.琵 i鱒3 圭越 欝欝,§77 7灘 3遷,3§2 2董8 2{1,872 亙麟.§ 5艇 3.§2 i鯨4 i2i 王襲,韓む き欝 3§,§蛎 2鱗 亙5,麗§ i2垂.2 55轟 蓬.55 i。暮2 資料諸藩1労働藻罪労欝肖叢書各年版〔ハングル文),労麟謬ゼ労働統欝奪鑑蓋各年版(ハングル文〉,韓醗 経営者総協会ぎ労働経済年鑑潅各隼駁/ハングル文〉よ陰作成。 第欝表 「文浸敢癒3による労鐵鴛政の酸善 … 麟 i 往来撥無! i.鮮麗の動力を争っている会娃の緩合賛資格 i 不認定 1 …不認定i 難船 i 認 定 i認 定 i … Q.「遵」単麺地域労纏の設立 3.羅体簸紛上の馨動建長擁建 3ヵ弩 2年以内 護.業務上災害認定範羅 小 嬢 大 輕 5.ストライキ糞舞舞鐸中の餐重金 不認定 認 足 §.労働緩舎牢善時.丘繊羅件名稔諾載 強籍条項 猛意条項 7.林鸞鏡勤.趨退勤驚手当ての算定開題 25{}% 3韓% 建.月議事建勤労欝特薦数の算定方法 22{季誌寺閣 22き.§鋳鐸謬 §.退職金算定時軍隊窮鵜認定の欝否 算入する 算入しな1い 欝.不穏に変更された邊職金舗度の選糟 不認定 認 定 蕪.労1歎華議の範翼紅権利紛争を含むことの可否 受容方癖で援討 鴛.各種手当ての賃金化の薄否 賃金穐を認定 欝.各種手当ての通常賃金髭の認否 受容方塞で綾討 受容方織で験討 受容方講で検討 翼.年次稼畷手盛ての平均賃金算入の可否 蔦.保健給■与1こ隣する異議提議権者の範譲 資料鐵所1聡泰激「韓露華こおける彩文民政癬匪の成立と労嚢鷺係の新勧演」『籠 谷大学大学鞍懸究紀要垂婚鍵年,3§ページゆ 勧の禁止,第三巻の介入禁誌,公務員の労働三権の爆鱗,複数労総の禁生など)が依然として存在 している。大統領就任当窃の労働行政方舞にもかかわらず,本幡的な労働法の改至Eは行われていな い。さらに金政権は,賃金上昇1こよる国擦競争力の低下と経済成長の減速を懸念し,賃金擁麟政策 を実施するとともに,騰年の現代密動華や韓屡逓信の争議紀対して警察隊を設入するなど強権的介 入を行っている。また全労協,全労代に対しても,非合法毯体と燦窪し強硬的な態度をとっている. 金政権による一連の戻主的政策と平行して実施されているこれらの致策の籔動的鍵懸,経済議長至 上主義的翻嚢も晃逃すことはできない。 (b〉 金泳三政権難壁こおける労種奮運動 勢年代に入む,韓国の労働運動は新たな段踏を遼えたということができる。この時難の特籔とし 一28一 控野:韓轡における経済成長と買主建 て,以下の5点を挙げることができる。 第董に,争議件数が87年の3,7韓欝二から鱗年の茎2亙件に激減し,労鍬運動が鎮静化したことが挙 げられる。鶴年代における争議の特鐵を見てみよう(第誓表参照/。 ①発生原馨・要求が多様化している。賃金撰.上が灘%程度を巻めているが,総年代末に大纏な 賃上げが行われたことにより低下領海毒こある。遂に労働協約に藝難ずる要求が増撫し,93隼に は3§.i%を霞めている。 ②発生類型の内,籠城がほとんどなくな箏,作業捲否が盤§%を占めている。 ③業種慧運輸業が減少し,製造業がその分塔撫している。軽工業が中心だった7§年代と異な駄 自動華,造機など重化学工業が中心になっている。 ④ 大企業の比重が高まっている。現代グループなど鍵業員茎,§§尊人以上規模の麟合は8?隼の6。 §%から鵯隼には器.§%に上昇した。 ⑤新しく労懇が結成されたことによ肇,労緯の未纏織企業における争議はほとんどな鯵。 ⑥ 争議の大型化と長類化。大企業の比重ぷ高まったことによ駄}件当蓉の参撫人数と撰柴蒔懸 が増撫している。争議による生産・輸鐵の滋少趨は8§年をピークに減少し,93年,鱗年に は若干増撫したもののシ襲年の生産減少額縁i兆§,§26億ウォン,輸鐵減少額は5億5,{鰺馨万 ドルであった.これを争議i件当りでみると,87年に覧べ,鱗年の生産滅少額は32.5藩,輸 崖滅少額は欝.8倍に増撫している(第鰺表参照〉。 ⑦合法的かつ緯織的争議が中心である。経済の停灘こ群い,過灘な争議に対する蟹畏の翫繕が 強まったことに蝿癒して,労働考綴は「顧法藤争方式3を選撰するようにな甑不法争議は §2隼吾こは3§.i%に減少した。 ⑧在野系の全労協を中心として連帯牲争議が増撫している。鐙隼には総額賃金惣こ薄して韓羅 労総と全労協が連帯して反対した。 第2に,労維の縷縷率も縛年の露.7%から93隼の蔦.6%に低下している(第婆表参照)。これ は総年代末からの賃上げ要求が一応満たされたこと,賃上げによる麟際擬争力の鱈下が懸念された こと,それと騰達して,韓羅は急速に保守化し労欝運動に対する「中潤屡」の支持が得にくくなっ てきたこと,労硬間の交渉方法が成熟してきたこと,労騰運動に対し政癒が強行搭麗をとったこと, などによると考えられる。 第3に,露隼6月に在野系の全労協と全馨業種劉労簿組合会議,現代,大宇グループなどが結集 して,全函労働緩合代表者会議(全労代/が結成さ醜た。そして鰻年葺月に1よその発展形態と して民主労総準簿委員会が諾成された(纂至纒参照/。これは政府による弾狂の中での擁の民主的な ナシ3ナルセンターであ参画簸的意義を持っている。 第蔀こ,郷絹総合的であった韓獲労総も内部変革を邊られ,致癖からの欝立化を馨っている。し かし,蟹葬雀目に現代,大宇など大企業労綴が脱退し,難月には全労代に僻して統合を縫棄したが 振否されてしまった4㌦ 嶺 丁榮泰r鋳年代以後韓遜労欝緩金運藪総理況と政治活動」ζ大原歓会開題藩究所雑誌圭欝欝年5月,3§ぺ一 ジ。 一2§一 濤 学 論 藁 筆6尋巻第3号 第濃こ,93隼の「蓬.至労使騒議会」では,賃上げ率について韓霧労総と韓国経総の霧で籾めて労 使合意が成立した(第欝表参照)。しかし,これに対して全労代が一般労鐵考の意発を反駁してい ないと擬戦し,実蝶には顯守されなかった。そして95年には致傷による賃金だイドラインが復活し た。 (3〉 企業レベルの労使灘係・労働条件 「疑主化宣言」以降の労働運動1こよって,労簿政策のみならず,企業レベルの労使関係も転換した。 綻来の「身分的・主健的労使麗係」と政府依存捧質に代わって,労欝組合を蝿等な交渉相手として 認める領内がでてきている。そして劣優関係に政府解介入する関係から,労使鵜で交渉する海主的 労使関係が模索され始めている。但し,「経営革新運動曇こ晃られるように経営者主導で行われてい る点や,政癒の介入が弱まったとは雑え政癒は基本的紅企業灘の支持をしている点紅涯意しなけれ ばならない。 また87隼の労働争議鋭鋒,企業に労務警邏の専簿部署が設置され揖,労務管遅の方法も転換した。 それ.により,差響彗的・身分的な労務管建は大きく改善された。すなわち,学麗驚,性甥,ホワイト カラーとブルーカラー賜の落差の縮小が進んだ(第蔦表参照〉。復し,中小企業は大膳な箋一とげに 対癒できなかったため企業規模霧の酪差はむしろ鉱大領愈こある。 韓蟹の実質賃金は年平均9.董%(銘∼§3隼)で上昇し〔第欝表/,もはや抵賃金瞬とは言えなくな りつつある。93年における労働費欝の水準は馨本の28%,アメサカの32%1こ上昇した/第§表参 照〉。但し,19器卑を除けば,労働生産性の上昇を超えた実質賃金の上昇1まみられない。また賃上げ 要求に各種手当ての増額という形で対癒したため賃金体系が複雑化し,集塊賃金,職務給,職能給 などを組み合わせた総合給が主流になっている。賃金支払形態はあま塗変乾せず,生産職は需給・ 蒔絵籍中心である(第臆表参照/。 また労轡時購は93年には還盤.警蒔闘に減少し(第欝表参熱〉,§3年における労騰災害の発生率 (千人率/は13%と鎚年代の半分以下1こ抵下している鋤。以.tのことから労働条件は改善したと言 うことができる。その中で,力闘離職率がこれまでの5%台から鷲隼垂こは2.5%に低下した(第2 纒参照/。これは特に大企業の離職率低下に起因している。製造業生産駿男子の離職率を緩摸溺で見 第欝表 職種罰籔金支給形態(欝瓢年〉(単磁:%〉 月給麟1欝綴訓蒔絵調 辞 懸.1手 3i,5 i 2馨.(} 3マ.玉 t23・ 『 d 圭3.3 玉総.馨 欝奪.昏 ︸⋮E ⋮i⋮⋮ !1専門披講職卜 生 産 職 営 業 職 Il lt︸︸ ド 事務・管選職 蛤葬 … {}、§ 1 §、暮 玉鶴書 i 講.董 玉総.{} 2馨.2 姿料鐵醗:韓麟経営者雛会『韓醒企業ノ賃金管理二離する醗究叢 嬉87年(ハングル文〉。 42》 87年から綴年3鴛の閣に大企業の§割が入事・労務管運の奪閉蕊署を新設している。大企業経済縫弊鵜議会 『韓露企業ノ労務組織 実悪講糞垂鯵鍵年8欝(ハングル文). 轄/ 韓国経賞者総雛会ζ労騰経済年鑑ま欝拠焦飯(ハングル文/,鑓ページ。 一3套一 饒野:韓羅における経済成長と戻主イと 第2里表 ジョブ・ローテーションの実施状濁(雄蝶年/(攣{立1%,人〉 計 積極実施 形式的水準 考癒中 嚢癬なし ⋮ 1 響.暮(2塞} i 2§.7(3玉7/ 鱒7(7?日 ウラ3灘i 3i8〔2麟 ⋮1 ︷ 事務職 藩.淫(垂2嚇 垂3.警(52i/ i韓%〔i,玉総人} 33.i/235} i 欝§%(§6§人〉 1β 生産職 ・ 資料轟藪1宣翰承ぎ勤労意欲ト嚢機ヅケノ決定要鍍分擁韓嚢労轡蘇究醗,欝鶴年(ハン グル文〉,i賢ページ。 ると,醗年から鱒年の縫に総∼鱒人規摸が7.8%から7、i%にへと若干低下しただけなのに鮮し, 5暮春人以上燦模は塁.2%からi.8%葦こ低下した婦。 姫鱒隼以降,経済の低迷,労使関係の悪化を受けて,財閥系企業を中心に紅経営革新運動轡が 進んだ.これは当時,国際的に浅目されていた「霞本的経営」・労務管運方式を韓蟹企業に導入しよ うという試みである。企業は,労働者のインセンティブを高め,協議的労使関係を築くため紅,企 業文化運動,生産・事務の舎遷化運動を進め,福瀦摩生を充実させた。また,賞与金を一定額支給 から差緊支給に転換し,人事考課麟綾も多様化させた。この中で,QCサークル活嚢は普及しつつあ るが(第捻表参照/。ジ3ブ・ローテーションはあまり実施されていない(第鍍表参照/。 第3節総括と展望 (聾「縫発独裁」から民。主化へ 離年代末の韓蟹における「民主化涯は,彩権威主義の溶解」講で主張されているように経済成長に よって必然的に達成されたものではなく,また醗発鐘裁体麟が上から買主化を懇意的に進めたので もない。それは労働運動・買主化運動の成果であった。露泰愚の餐主化宣言もそれに至るまでの民 主化運動に帰する譲歩であった。この韓露の「民主化」を実現させた主体や諸要霞について以下で 考察しておこう。 第iに,民主化の毯雛手について考察する。韓露の良主化を説窮する際,「申聞屡」の増大が民主 化を進めるという「ミドルクラス・テーゼ」鋤が有力筏されている。確かに「単簡繕3は76隼から 齢年までに,箆万人から約§倍の365万人に増擁し,就業人灘に占める比率も8、3%から2§、7%に 塔撫している鱗。彼らが民主化に大きな役割を果たしたことは事実である。挺し,それを強讒し遍ぎ ること1こよ拳,6§年代以降,篇発独裁体鱗茎こ雄する嚢覇を続けてきた労鱒者,学生,宗教家らに 轟)穫遜鯵誓玉§鋳年代」)韓馨における労縁海場購造の変化一製造業生産職男子労織者を中心に冨アジア経灘 35巻鱒号,玉§襲年鳩目,簿∼駿ページ. 鶉) 1磐3年鱒点では.講§大企業の85%,鯵大難襲のほとんどすべてが経営革新運動を実施している。崔天龍新経 営革新運動ト労饒統翻嶺薦労繰運嚢麟究漸漸経営戦略ト労懸組合ノ薄曝醗4年(ハングル文)げぺ一 ジ。経営箏耕運i勤の霧容紅臠しては朴溶麺.前掲書.参照。 蕊) 渡透瀦失,麟掲譲文参照。 薪) 擁沢秀樹「韓轟厳艶紅立つ経済発展」除照彦・詫原淳編『アジア翼建Sと第三糞婆の発展三春仏堂,圭雛2年, 72ページ.なお87年には鷹渓の饒.5%が中流意識を持つに至っている。ζ中央薄報擁弼7年雪月22羅(ハ ングル文)。 一3ま一 商 学 講 集 第磁巻第3号 よる渓主化運動・労懸運動を軽視することは誤りである。87隼の大争議は経済成長の成果から錬外 されてきた屡,特にブルーカラー労働者の不満の爆発という性格を持っていた点に注目する必要が ある。韓馨の民主化は切実な要求を持つブルーカラー労働者と「中鷺暦藩が協力したことによって 窮めて達成されたのである。 第2に,経済的な必然性から,「畏主イ雛が実現された欝面もある。鋳隼代義挙までの,労鱗毒場 における供給遍羅,労鱗集約的な産業講造,抵晶質製愚の大量生産などの条件下では,労働統麟政 策は一応機能したといえる。しかし鋳年代後半以降,韓羅経済は転換難を遵えた。重化学工業の本 格的展瞬,慶業構造の蕎度化,労働力不足状態,擁E化の進展の下では,「竸発独裁休講」は,労騒 音のインセンティブを引き鐵すことができず,かえってマイナスであった。技術を蓄積し,高銘質・ 高付癬極値製藻の生産に転換させていくためには,労使関係を餐主化させることが必要であった。 第3に,「民主化淫が鴎年代後半以降の新三低景気」の下で達成された点も見落としてはならな い。輪鐵が塔撫し,経常叡支が黒字化する中で,労働者は政府や経営餐から譲歩を引き鐡すことが できたのである。 第磐こ,民主化を羅能1こした匿鰹的条件についても考藤しなければならない櫓。轡算市場と緊密に 》ンクし,穀米・蝿醤依存購造を持っている韓羅にとって.蟹課的な情鞍化,マスコミの発達のな かで,人権擁狂,劣悪な労働条件を幾凝する屡礫糧論,そして猛0,W灘0などの醒際機灘の見解を 無観し,「聡発独裁体舗」を維持することは璽難である。それは単に韓轡のイメージを悪化させると いう次充で慧なく,輪鐵や外資誤達など経済や外交に大きな影響を与える大開題である。特に88年 にソウル・オ!タンピックを控え,国篠的に漉§を集めている申では,蟹罠に薄して譲歩をし,良主 化を進めることは必要不審欠であった。さらに闘詩難にフィ亨ピン,台湾などにおいて民主化が進 展していたことも,韓国の饒主化運動にとっては追い風となった。 第5に,冷戦体麟下では容認されてきた葬民主主義的システムも冷戦体講が鱗壊するとともに, 「露家安保」という「大義名分ゴを失い,存姦意義を問われることになった。特にアメリカの対韓敷 藁が変化したことによむ,「驚発独裁体貌の基盤は弱化した。すなわち,薄葬代末までアメワカ致 府は非民主的な朴体調を支持し,齢隼においても新軍部勢力によるクーデターや政治介入を傍観 し,事後的に追認した。.これに鰐し濁年には,アメ雇フカ駿府は韓国の民主化運動を支持し,政府に よる軍事力の使濡に反嬉した纈。これによ箏ヂ弱発独裁体翻は後ろ鷹を失ってしまった。 以上のような諸要騒によって韓遜の「民主化」が進展したのである。軽し,現在でも反動的な政 策がとられてお讐,韓屡の民主化は猛張付きのド民主{認である。 麟 単鱗均穣建Sの経済発展と露家」萩原蜜之纏罫講擁現代アジア3 民主化と経済発麗東京大学墨蔽金.i§蟹 年,i縫∼鰺§ページ。ここでは主に台湾の事粥が紹介されている。 4§)民主紀への移膏遼程におけるアメサカ政癖σ)役割を強請した文藏として,木宮蕉史「韓醒の民主駕運動一幾 童鷺への移行過程との罷連を中心にして」叛本義秘煽ぎ盤罪政治の縫造変動4 毒罠運鱗雲岩波書店.欝§§年, 2欝∼璽2ページがある。また「喪主化蜜欝」は,癒泰愚らの夜景を押し繁ったアメ撃力の蓬力で実理したと いう見解もある。縮本経済新懸舞§鰯年2貸露聲(鐵漸はぎウイン婁中央鍵鞍.欝弱年3鴛.ハングル文/。 この背暴として,藤年代の反米デモの灘紀をあげることができる。それがアメ辞力6)瞬韓政策を変更させた と考えることもできる。 一32一 豊野:韓覆毒こおける経済1戎長と民主{老二 (2〉 「権威主義の溶解モデル」論幾醤 こ轟までの議論を基礎にして,開発独裁・権威主義体調→経済成長→「新中鷺麿涯の麟鐡→買主 化という「権威主義の溶解モデル」論を検討しておこう。 韓羅の囎発独裁体翻を経済成長を鍵進ずるシステムと認一擬し,それを正当化し強請す巷こ とは一藤的である。なぜなら韓藝における「醗発独裁体麟塞の成立は経済成長を促進するという経 済的動機のみならず,次に遠べるように歴史的・政治的要露に依るところが大きいからである。 第iに,韓国が冷戦体調下1こおいてヂ反共の防波堤窪としての役羅を持っていたため,蟹内にお いては「饑寒安保3,覆鰹的にも「簗共の防波堤]という大義名分の下,「醗発独裁」を容認せざる を得なかった。 第2に,韓遜には戴本の植民地支醗システムが残存してお穆,南龍分断,朝鮮戦争と続く中で,あ る意味では「戦時体織が持続していたと考えられる。鐵兵籍もその維持に寄与して鯵た。 第3に,政経癒着の構造の中で,∼譲をあげて科櫓こ騰与している朴一族1ことって,「開発独裁体 鰯」の維持が,生命線とでもいうべきものであった点に涯饗すべきである。 ゼ維新体鱗藤における政治活動や叢論の懲羨を麟議する非民主的な政策の多くは,醗発や経済成長 とは麗係のない独裁麺命のための政策だったと見るのが妥当である。朴政権は,本質的畜こは反対派 を擁寵する独裁体譲であ箏,経済成長は政権を維持するための手段であったと害うことができる。 次に,「瞬発独裁体麟まが経済成長をもたらすという論遅が正しいのかどうかについて考察する。 確かに,醗彗発独裁体擬涯による労働統鰯政策1ま経済成長の促進に対して,一定の役割を果たして きた。すなわち,齢年代までの韓醒経済は外蟹に資奉,技術,資本財・中間財を依存し,低賃金労 簡力を利繕して,低鐵質の労鱗集約的な製贔を輸鐡するという購造であった。そして,その成果を 労簿者に分断することなく,積極的に再投資し,急激な成長を成し遂げてきた。その要になってい たのが懸簾かつ豊富な労働力であ警,それを維持する役割を果たしたのが,労働統麟政策であると いうことができる。その愚昧で「韓蟹モデル」は経済成長を縫逸する一つの型であると奮うことが できる。 しかし,このことを一般化し強調しすぎることは譲歩である。韓麟の経済成長は,単に麟溌独 裁体麟憾の実施した経済政策の成劫によるものではない。紙輪の都合土,詳述することはできない が,労働政策を食む経済政策を有効淀機籠させたのは,冷戦体麟下のアメ穿力のアジア戦略,ベト ナム戦争,中東進鐵,「三抵現象」などの特殊な歴史的状溌や外資・外国披講の導入および「難題」 の積極的経営なのである鋤。これらの外的・内的諸条件と経済政策が絡み合うことによって籾めて経 済成長がもたらされたのである。 この韓羅の経験はr輸鐵姦商工業化達「外向的発展涯などとモデル化され,淫鐸を集めているが, 以下の点で,必ずしも連想的なモデルとは言いがたい。労鱒擁窪政策を中心に「開発独裁体譲葺の 犀辱題点を見てみよう。 第玉に詣摘しなければならないのは,非民主的な労働統綱と低賃金政策によって,労働者が癒め て劣悪な状況に置かれていた点である。賃金水準はアジア購£s申最低であ警,学歴,職舞懸,性驚, 5麟 捲構「蟹罵s講の再櫨討一韓蟹経済分観の基礎撹角雌ぎ土地麟農史学垂第鴛8号,欝§3隼正月,参照。 一33一 繭 学 論 集 第経巻第3号 企業縄摸購の格差も著しかった。特に繊綻産業,縫立産業の捷い手であった女性労働者は経済成長 の成果醗分にあずかれなかった。また低賃金と一体化した,轡界一と言われるほどの長詩間労簿と 労働災害も大きな開題点である。経済成長のためにはある程度の犠雛はやむを得ないという見解も あるが,韓国において謁隼以上も軍事独裁体麟が続き,その闘公正な分醗が行われなかったことは, ヂ先成長・後分醗」というスローガンの空しさを証興している。さらに,事後的な霧得分醗の不公査 だけでなく,そもそも縁故社会の中では,経済的地盤を上昇させる機会の平等も与えられていなかっ た点や,韓国版ギバブル景気」の下で資産格差が拡大した点にも涯意しなければならない。 第2に,韓蟹では.労働続鰯下で低賃金購造が維持されたことによ9,国内斎場が狭隆なままで あった。そのため竃場を常に外蟹に求めざるを得ない構造が再生産され.輸畿綾争力の維持のため に,いつまでも懸賃金労簿力に依存しなければならなかった。その結果,低賃金・抵懸格・低晶質 製品戦酪から脱却し,高賃金・高琶簾懸髄製品戦酪へ転換させていく必要性があったにもかかわら ず,転換が大鑛に遅れ,AS狂A馨・中蟹と先進蟹の聡で,輸鐡競争力を失う事態に直面しなければな らなかったのである。 第3に,労麟橡麺はむしろ紛争を激化させ,長難的には経済成長にとってもマイナスであった。そ れは毯罪経済との緊密な蓼ンクを必要とする韓覆のカントサー穿スクを高め,直接投資,外資導入, 貿易などを停滞させる露を持っていた。 第麟こ,労使交渉に政癖が甕接介入することにより,労使翼の自主的な交渉が不鳶能紅な甑企 業内幾主主義の形成を遅らせ「身分的・主従的労使関{尉の持続を助長した。そのことは労働者の 質の潤題を考えた場合,高い離職率を生み,熟練労勝者の育成や労働者のインセンティブ,贔貿管 遷などにとってむしろマイナスであったといえる。 さら1こ労働問題以躰でも「麗発独裁体綴下の経済成長のコストは大き雛。人権擁圧,公害・環 境破壊,政治と経済の癒着,所得格差の拡大,拝金思想などを生み鐵すだけでなく,それに対する 撰1判すら認.めない「聡発独裁」は,やは鯵誤ったシステムであるg 以上見てきたように,韓馨の翻発独裁体鋤は醒際的,睡内的な歴史的条件に撹定されて成立 したものであり,それは蟹蔑に犠牲を強いるシステムであるばかりでなく,長毒1的に見て,経済成 長にとっても必ずしもプラスとはいえない。労働者のインセンティブを引き鐡すうえでも民主髭と 分醗の公正さは不再欠である。 また「経済成長と民主此」という観点で見た場合,「縫発独裁体麟超)下で経済成長を達成した灌 も,それを民主化につなげていった騒もごくわずかである。最も成功したといわれている韓蟹にお いても,まだ民主化の途上にある。 さらにアジア諸羅は発展段繕や国漢的・国内的な歴史条件の差異によって,いくつかに類型化し うる鋤。それらを考巌することなく彰権威主義の溶解モデノ列を発展途上蟹に安易に遜濡することは 誤りである、特に,冷戦体舗解体後の現在,また産業構造の高度化,聾鐙化が進み労鱈者の質が重要 になってきている現在において,「絹発独裁涯は全くのアナタ霞ニズムであるといえよう。 5賛 本稿では,韓醗の経済繊長と労使幾{熟こついて考察したが,棄アジア諸国の労使鷺懸紐ついては,小躰英夫・ 郭洋春・嶺父涯騨衛「菓アジアの経済戒長と労整幾係σ)変で控ゼ大篆縫1会翼題講究醗雑誌主翼〔).難象i鱒3年i 澤.などを参照。 一3逐一