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まち交大賞応募内容

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まち交大賞応募内容
第8回まち交大賞 応募用紙【完了地区】 別紙4①
島根県
都道府県名
計画期間
市町村名
松江市
地区名
平成19年度 ~ 平成23年度
交付対象事業費
429.5
百万円
No.
玉造地区
交付期間
面積
171.8
■「住民満足度」「相乗効果」「波及効果」、および「成果持続」のための取り組みなどについて記入して下さい。
64.1ha
まちづくり
平成19年度 ~ 平成23年度
交付限度額
【完了地区】 別紙4①
※フォントはMSPゴシック、文字サイズは 9pt 以上とし、A3用紙に記述してください 1/2
事務局記入
百万円
記入者:都市計画部歴史まちづくり課 松尾 TEL:0852-55-5525 E-Mail:[email protected]
■アピールポイント
15軒中4軒の旅館が倒産という厳しい現実に対し、旅館関係者だけでなく地域住民も危機感を共有。「まちづくりのチャンスは今しか
ない」と行政と住民が一丸となって立ち上る。ハード・ソフト事業の連携で、まち歩きする観光客で昼間から賑わう「玉造温泉」へと再生。
の効果、
多くの観光客が訪れる玉作湯神社の周辺では、地元婦人会が中心となり「おもてなし茶屋」を運営し、来
街者へ湯茶のサービスを行っている。
持続的取
地元企業による美肌温泉のコスメショップ、美肌ドリンクのドリンク店のオープンなど、美肌・姫神の湯を
り組み
感じるお店もオープンするとともに、地元旅館のスタッフと地元有志が協力しあい、夏祭りを 47 日間連続し
て開催するなど、地域一丸となって賑わいづくりに取り組んでいる。
■本事業のPR資料(写真、新聞掲載記事等) ※新聞掲載記事は、読める程度に拡大貼付して下さい。
■現況・地区特性
古事記にも記載される日本最古の温泉で、山陰屈指の温泉街。
■課題
旅館・ホテルでは大型化、近代化を進め、館内での飲食、娯楽、物販機能等を
充実させたが、宿泊客の囲い込みにつながったため、地場産業との結びつきに
欠け、温泉街の賑わい低下を招き温泉街としての魅力を奪うことになっていた。
■事業の特徴
玉湯川の河川敷に設置された「たまステージ」では、7月から8月まで、連日連夜、地元住民によるフラダンスや正調安来節などが
催されます。さらに、地域住民による「キッズ夜店」も出店され、大勢の浴衣姿の宿泊客で賑わいます。
温泉旅館、地域住民が危機感を共有しあい、地域固有のまちづくり資源に光を
当て、利活用する方針のもと、互いに連携しながら賑わい再生に取り組んだ。
■都市再生整備計画におけるテーマの設定、まちづくりのアイデア、計画策定のプロセスの工夫や特徴について記入して下さい。
賑わい再生に向けて旅館・ホテルや住民など地元関係者の気持ちを一つにするため、地元の自治会、温泉旅館協同組
計画:
Plan
合、商工会、観光協会、身体障害者福祉協会等からなる「玉造温泉街活性化プロジェクト会議」を組織。ここでは先ず、旅館・
ホテルは囲い込みを改めて宿泊客に外出をうながし、一方で外出したお客様が満足されるように、玉造温泉ならではの地域
の魅力を洗い出し、宿泊客がそぞろ歩きの中で温泉街を魅力的に感じるような仕掛けづくりを検討することから始めた。
■まちづくりの事業実施過程(事業実施、住民参加プロセス、モニタリング、体制等)における工夫や特徴について記入して下さい。
実施:
Do
プロジェクト会議では、まちづくりのコンセプトを、出雲風土記にちなみ「神話のふるさと 姫神の湯 玉造温泉」と決定。「神
カメラお助け台
話めぐりを楽しみながら、観光資源や土産物屋、娯楽施設に立ち寄る」という特徴あるそぞろ歩きを提供するために、神話の
世界をイメージした景観整備や歩行環境の改善等についての要望が出され、まち交事業に採用した。まち交事業のハード整
備の進捗に連動し、地元主体のソフト事業が展開され、観光客も増え始め、地元ではまちづくりの機運が更に高まった。
■まちづくりの目標達成度合に関する補足説明を記入して下さい。
評価:
Check
観光客の地区内散策時の満足度が、従前値(25.1%)に比べ約 3 倍の 76.7%に向上した。この背景には、神話モニュメント等
温泉街の川上からの玄関口とて、綺麗なポケットパークが整備されました。ここは、観光客が美肌温泉にふれて楽しめるように、温
泉が24時間湧き続ける「たらい湯」が設けられました。温泉をテイクアウトできる美肌温泉ペットボトルは人気です。温泉街の案内看
板とカメラお助け台が設置され、観光客への配慮も忘れません。
の景観整備やポケットパーク、歩行空間等のまち交による環境整備に加え、地元主体による、温泉をテイクアウトできる「美
肌温泉ボトル」やセルフタイマーで写真撮影できる「カメラお助け台」の設置、歴史的資源を活かした「お守りの叶い石」や「お
しろい祈願札」というグッズの開発など取り組まれた結果と思われる。
■今後の方針における改善の実施や、その特徴的な取り組み等について記入して下さい。
中心部から川上の玉作湯神社までのエリアは多くの観光客のまち歩きにより賑わいが再生してきたが、今後、より賑わいを
改善:
Action
促進するためには中心部より川下エリアに新たな街の魅力創出を図り、まち歩き観光を更に推進していく必要があることか
ら、複数の旅館が出資する民間組織(株式会社)により、川下エリアにある元旅館を改修し、地元で活動する作家の作品展
示販売(ワークショップの開催含む)や観光客への浴衣のレンタルを行う民間プロジェクトが進行中である。
温泉街の中間にあった空き地に、観光客が休憩できるポケットパークが整備されました。ここにはだれもが待望していた屋根付きの
足湯が作られました。雨の日でも雪の日でも美肌の足湯を楽しむ事ができるようになりました。
2/2
■本事業のPR資料(写真、新聞掲載記事等) ※新聞掲載記事は、読める程度に拡大貼付してください 【自由記入欄】
藪内さとし先生
玉造温泉は、古代出雲神話で大国主命を助けて国造りを行った神様に見出されたといわれる、大変歴史の古い温泉です。この出雲神話を発信するオブジ
ェ9体と神話の説明をした看板を温泉街に設置しました。このオブジェは、せんとくんの作者で有名な藪内さとし(やぶうちさとし)先生に作製いただき、除幕
式にもご出席していただきました。
玉造温泉の公式パンフレットも若い女性をターゲット
としたものに生まれ変わりました。さらにはフリーペ
ーパーの発行、ホームページのリニューアルと情報
発信も充実しています。
玉造温泉には、触って祈れば願いが叶うと言われる「願い石」が玉作湯神社にあります。この願い石に宿る不思議なチカラをおすそわけしていただけるア
イテムが「叶い石」です。玉作湯神社のオリジナルのお守りで、中には「叶い石(天然石)、願い札、おまもり袋」が入っています。以前は地元の人でさえあ
まり訪れなかった神社に、今では「願い石」に祈りを求め、長い行列ができています。
古くから「美肌の湯」と伝わる玉造温泉の温泉成分がもたらす美肌の研究や温泉成分を利用した石鹸、保湿クリーム、メイク落とし、化粧
水などの新商品を開発・販売する「玉造温泉 美肌研究所 姫ラボ」をオープンしました。
野菜ソムリエがプロデュースし、美肌効果のあ
るドリンクやスーツなどを味わうことのできるカ
フェ「ベジフルージュ&アイスころっと」をオープ
ンしました。
作湯神社のすぐ近くに ある清巌寺の「おしろい地蔵さま」も美肌スポットです。本堂に参拝したら「おしろい祈願札」を供え、備え付けの筆でニキビや
しみ、アザなど、自分のお肌の悩む部分と同じ場所におしろいを塗って美肌祈願します。
。
玉作湯神社の近くの御茶屋跡に「おすそわけ茶屋」が整備されました。この茶屋は地元の皆さんが『ちょっとお茶でも飲んでいかんかね?』という気持
ちで始めたものです。ここでは、観光客に抹茶や煎茶、コーヒーなどの提供が行われています。また、地元の歴史などを紹介するボランティアガイドも
好評を得ています。
タレントの麻生裕未(あそうゆみ)さん、石田純一(いしだじゅんいち)さんなどが、全国放送の取材で来ていただきました。また、旅行雑誌
などでも過去にないほどの取材依頼があり、今では年間100件をはるかに超える取材件数となりました。おかげさまで玉造温泉の掲載
ページも以前の何倍という大きさになっています。
玉造温泉は、リクルートじゃらんで発表された人気温泉ランキング 2012 の中
四国エリアにおいて、道後温泉を押さえ、「満足した温泉地」、堂々の第1位
となりました。
玉作湯神社前の「宮橋」には、便利な「カメラお助け台」を設置。セルフタイマーで写真撮影でき、旅行者への心遣いも忘れません。また、「恋叶いの素」
という名前の鯉の餌などは匠達の遊び心から生まれました。
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