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清涼飲料ルートセールス員 K755-04

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清涼飲料ルートセールス員 K755-04
清涼飲料ルートセールス員 K755-04
ど
んな職業か
ジュースなどの清涼飲料を自動販売機や販売店に車で配達、補充し、併せて営業活動を行う。
会社の営業所に出勤すると、ユニフォームに着がえ、担当地区のマネージャーやチームのメンバーとミーティングを
するなど、1日の準備をする。
車(ルートカー)を運転して担当地域の小売店を巡回する。得意先の店舗に着くと、まず、自社製品の看板などの汚
れや破損をチェックする。次に、商品の陳列状況を見て整理し、在庫状況を調べる。受注量を店の人に提示し、注文を
受けると商品を補充して、集金や空びん、空箱の回収を行う。商品を多量に運ぶときには、ハンドトラックと呼ばれる
手押し車を使用する。新商品の宣伝やキャンペーンの説明をするなど、取引量を増やすための営業も行う。
会社に戻ると、空びん、空箱の処理や売上げの計算などをして、マネージャーに報告し、自分のルートカーに翌日配
送する清涼飲料を積み込み、1日の仕事を終える。
通常、1日20∼30店、担当地域を5∼6日(1週間)かけて回る。効率よく回れるように、交通渋滞などを考慮
に入れて道順やスケジュールを作成する。
担当地域内で開店しそうな店を見つけて営業することもルートセールス員の仕事である。
就
くには
普通自動車免許を取得する必要がある。ルートカーは、通常2∼
3トン積みであるため、大型自動車免許は特に必要としない。
入職経路としては、高校あるいは大学を卒業してすぐ入職する場
合が多いほか、中途採用もある。
入社後、先輩について助手として6ヶ月∼1年くらいのOJT(
オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を受けてから、1人でルートセ
ールスをするようになる。また、高校新卒の場合はまだ自動車の運
転免許を取得していないことが多いので、入職してから半年ぐらい
助手席で見習いをしながら、その間に免許を取得できる企業も多い
。
ルートカーの運転が業務の中の大きなウエイトを占めるため、運
転の技能が必要である。また、清涼飲料は1ケース16kgあり、こ
れをルートカーにいくつも積み上げなければならないため、十分な
体力が必要となる。配達と同時にセールスも行うため、好感の持た
れる接客態度も求められる。
営業の実績や勤続年数などの総合的評価によって、マネージャー
や営業所長に昇進するケースもある。
労
働条件の特徴
飲料メーカーの営業所に勤務する。1日のほとんどは外回りで、車を運転して取引先や自動販売機のある場所をまわ
り、仕事を行う。清涼飲料は全国で売られているので、就業場所は小売店の分布に応じて全国に渡っている。
就業者は、ほとんどが常用雇用で20歳代の男性が中心であるが、清涼飲料が売れる夏には、助手としてアルバイト
の学生が働くこともある。
労働時間は、一般的に8時30分∼17時までとなっている。忙しい夏には残業が多くなるが、冬には労働時間が短
くなることもある。
収入は月給制で、1割程度が販売実績に応じた出来高給となっているケースが多いようである。
最近では、これまで問屋を使って販売していたメーカーがルートセールスシステムに切り換えていくケースが見られ
るほか、清涼飲料以外にも食品を扱うなど、取扱商品の種類が増える傾向にある。
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