Comments
Description
Transcript
事例 高等学校芸術科(美術) (絵画・彫刻分野) M
事例 1 高等学校芸術科(美術) M高等学校 題材について 対 象 学 年 高等学校 全日制 学習指導要領 美術Ⅰの内容 題 (絵画・彫刻分野) 材 名 普通科 A表現 第1学年 (1)絵画・彫刻 石彫「動物彫刻」 <全20時間> 題 材 目 標 ○彫刻表現に関心をもち、創造活動を通じて、自己の表現したい世界を 自ら生み出す意欲や、主題生成の能力を高め、意欲的に制作すること ができる 。 【 a関心・意欲・態度 】 ○材料の特性、道具の使用方法から表現方法などを体験的に理解し、自 己表現を創意工夫できる 。 【 b芸術的な感受や表現の工夫 】 ○表現形式を選択し、立体として量感をとらえて生命感豊かに表現する ことができる 。 【 c創造的な表現の技能 】 ○石彫による彫刻表現のよさや美しさを感じ取ったり、味わったりする ことができる 。 【 d鑑賞の能力 】 配 慮 事 項 基礎的・基本的な内容の確実な定着の工夫 ○題材の指導計画上の工夫 ・彫刻は三次元の芸術表現である。鑑賞を十分行い、視覚の鑑賞だけで はなく、実際に材料や作品に触れる触覚の鑑賞を通じて塊を感じ取る ことができるようにする。また、作品制作がスムーズに行えるように する。 ・アイデアスケッチでは、対象を立体としてどうつくり、どう表現する かを意識しながら描く。また、三次元を意識するため、粘土による模 型で形の確認をする。 ・石を動かしたり持ち上げて石の特性を理解したり、道具の使い方を十 分体験した上で制作する。 ○単位時間における工夫 ・個々の実態をつかみ、つまずきを整理し、適宜全員に教師による実演 で、効果的な助言を行う。 参 考 資 料 参考図書 資料1 資料2 日本のパブリック・アート(誠文堂新光社) ブランクーシのフォトグラフ(求龍堂) ヘンリー・ムア(法政大学出版局) 高校美術1(日本文教出版) アイデアスケッチ・モデリング参考資料 生徒作品(石彫「動物彫刻 」) 2 題材の評価規準 a 興味・関心・態度 b芸術的な感受 や表現の工夫 c創造的な表現 の技能 d 鑑賞の能力 内 容 の ま と ま り ご と の 評 価 規 準 絵画や彫刻の多様な 感性 を働 かせて 表現方法に関心をもち 、 対 象の よさ や美し 自 己 の 考 え や 夢 、 感 動 さ 、自 己の 心的世 な ど を 基 に 表 現 を 構 想 界 など をと らえ、 し 、技能を生かすなど 、 主 題を 生成 し、表 意 欲 的 、 主 体 的 に 表 現 現 形式 や方 法、造 に 取 り 組 み 、 そ の 喜 び 形 要素 、材 料や用 を味わおうとする。 具 など につ いての 体験的理解を基 に 、自 己の 表現意 図 にあ った 方法を 創 意工 夫し 、創造 的 に表 現を 構想す る。 表現 形式 を選 択 し 、デ ッサ ンや 色 彩 の表 し方 を工 夫 し 、構 成を 考え 、 材 料や 用具 を効 果 的に活用するな ど 、主 題の 意図 を 生 かし て創 造的 に 表現する。 作者の心情や意図 と表現の工夫、生活 や自然の中にある美 しさや生活の中に働 く美術の意義や価値 、 日本の美術の歴史と 表現の特質などを感 じ取り、理解し、映 像機器や情報通信ネ ットワークなども活 用して理解を深め、 美術作品のよさや美 しさを創造的に味わ う。 題 材 の 評 価 規 準 ・ 彫 刻 に 関 心 を も ち 、 ・ 彫刻 がい くつか 楽 し く 創 造 的 に よ り よ の 要素 で構 成され い 表 現 を 追 求 し よ う と て いる こと を感じ している 。【表現】 取 り、 表現 に生か ・ 身 近 に あ る 彫 刻 作 品 す工夫をする。 に関心をもって鑑賞し 、 ・ 材料 や道 具の使 そ の よ さ を 味 わ い よ り い 方を 工夫 し、主 よ い 表 現 を 追 求 し よ う 題 にあ った 表現を とする 。【鑑賞】 する。 ・ 作品 にあ った テ ク スチ ャー を研 究 し 、効 果的 な表 現 方 法を 創造 的に 工 夫する。 ・石彫の美しさ感じ 取り、そのよさを味 わう。 ・友達の作品の表現 の工夫を感じ取った り、味わったりする ことから、自分の感 想を述べる。 学 習 活 動 に お け る 具 体 的 な 評 価 規 準 ① 彫 刻 作 品 の よ さ を 味 ① 量、 面、 比例、 ① 意図 に応 じた 彫 わ い 、 造 形 の 美 し さ や 均 衡、 動勢 などの 刻 の要 素を 理解 す 素 材 特 有 の 表 現 に 感 動 要 素に つい て感じ る。 し 、 自 己 の 考 え を 主 体 取り発想する。 的に表現しようとする 。 ② 石の 特性 やそ れ ②石に触れ 、重さ 、 ぞ れの 道具 によ る ② 石 彫 に 興 味 ・ 関 心 を 色 、に おい などを テ クス チャ ーの 表 も ち 、 制 作 過 程 の 中 で 体 験す るこ とで発 現 効果 を考 えた 構 主 題 を 深 め る た め 、 さ 想する。 成を試みる。 らに表現を追求しよう とする。 ③ 道具 の使 い方の ③ 意図 に応 じた テ 解 説と 体験 から表 ク ス チ ャ ー を 作 ③ 表 現 意 図 に 応 じ て 、 現 方法 を考 え構想 る。 自 由 な 手 法 や 素 材 を 活 を練る。 用し、ユニークな表現 をしようとする。 ①身近にある彫刻作 品や、いろいろな作 品集を見て、それぞ れの作家の個性の違 いや 、特徴に気付く 。 ②作品の鑑賞を通じ テクスチャーの違い やおもしろさを理解 する。 ③各自の作品のよさ や表現の工夫を感じ 取り、自分の感想を 述べる。 3 指導と評価の計画(全20時間) (1)授業の流れ 第1次 彫刻作品を鑑賞し、石彫の特徴を理解する 。(2時間) 第2次 制作する動物を決めアイデアを考える 。(2時間) 第3次 石材の特性と道具による効果的な表現方法を体験し、制作計画を立てる。 (2時間) 第4次 制作計画に沿って制作する 。(13時間) 第5次 作品を発表し、互いに鑑賞する 。(1時間) 時 ねらい 学習活動 評価規準 評価方法 指導・援助 <学習課題> 具 象 や抽象 、素 材 の 違 う彫刻 作品 を 比 較 しなが ら鑑 賞 し 、 石彫の 特徴 を 調べる。 ○具 象や 抽象 、素材 の違 う彫 刻を 鑑賞す る。 ○素 材と 形態 につい てレ ポー トを 作成す る。 特に 石彫 作品に ついて詳しく調べ る。 d― ① 身近 に あ る彫 刻 作品 や 、 いろ い ろな 作 品 集を 見 て、 そ れ ぞれ の 作家 の 個 性の 違 いや 、 特 徴に気付く。 a― ① 彫刻 作 品 のよさを味わ い、 造 形の 美 し さや 素 材特 有 の 表現 に 感動 し 、 自己 の 考え を 主 体的 に 表現 し よ うとする。 ○ 学 習プ リ ント (レポート) ○発問 ○観察 ○ 彫 刻 の 鑑賞 は 初 め て なの で 、 興 味 ・関 心 を 抱 か せる よ う な 作 品を 示す。 ○ 素 材 の 特徴 が 理 解 で きる よ う に ア ドバ イスする。 3 ○ 動 物彫 刻 を <学習課題> 4 鑑 賞 し、 動 物 ど ん な動物 をつ く の 姿 ・形 を 三 る か を決定 し、 動 次 元 的 空 間 物 の 動きや 性質 な ( 高 さ、 幅 、 ど 総 合的な 印象 や 奥 行 き) と し 本 質 を表わ す表 現 て と らえ 、 ア を考える。 イ デ アを 考 え ○動 物彫 刻の 鑑賞を る。 する。 ○制 作す る動 物を決 め、 色々 な角 度から アイ デア スケ ッチを する。 ○粘 土に よる モデリ ング で形 を十 分検討 する 。特 に均 衡、動 勢な どの 要素 を考え て形を決定してい く。 d― ② 作品 の 鑑 賞を 通 じテ ク ス チャ ー の違 い や おも し ろさ を 理 解する。 b― ① 量、 面 、 比例 、 均衡 、 動 勢な ど の要 素 に つい て 感じ 取 り 発想する。 c― ① 意図 に 応 じた 彫 刻の 要 素 を理解する。 ○ ア イデ ア スケ ッチ ○ 粘 土に よ るモ デリング ○観察 ○ フ ラ ン ソワ ・ポンポン 「 白 熊 」( 具 象 ) や コ ンス タ ン テ ィ ン・ ブ ラ ン ク ーシ 「鳥」 ( 抽象 ) な ど の 石 彫作 品を示す。 ○ ア イ デ アス ケ ッ チ か ら粘 土 に よ る 立体 に 置 き 換 え、 三 次 元 で とら え ら れ る よう にする。 1 ○ 彫 刻作 品 を 2 鑑 賞 し興 味 ・ 関心を持つ。 ○ 彫 刻は 素 材 に よ って 表 現 方法が異な る 。 石・ 金 属 ・ 木 材・ プ ラ ス チ ック な ど の 彫 刻作 品 を 鑑 賞 し、 作 者 の 作 品表 現 の 意図を学ぶ。 5 ○ 石 材の 特 性 6 を 理 解し 、 道 具 に よる 効 果 的 な 制作 方 法 を考える。 7 ○ 制 作計 画 に 8 沿 っ て制 作 す 9 る。 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 ○鑑賞会 <学習課題> 石 に 触れる こと で 素 材 を理解 し、 道 具 に よる制 作方 法 を 考 え制作 計画 を 立てる。 ○石 彫の 彫造 技法と 制作過程を学ぶ。 ○道 具の 使い 方を十 分体験する。 ○制作計画を立て る。 b―②石に触 れ、 重 さ、 色 、 にお い など を 体 験す る こと で 発 想する。 b― ③ 道具 の 使 い方 の 解説 と 体 験か ら 表現 方 法 考え 、 構想 を 練 る。 ○ ア イデ ア スケ ッチ ○制作計画 ○観察 <学習課題> 制 作 計画に 沿っ て 石 彫 で動物 を制 作 する。 ○大 きな 石は 、せり 矢で 割り 、適 当な大 きさにする。 ○ア イデ アス ケッチ やモ デル をも とに各 面に 赤鉛 筆な どでデ ッサンし彫り始め る。 また 、絶 えず墨 入れ をし て形 の確認 をする。 ○こ やす けで 大ざっ ぱな形をとる。 ○の みで 少し ずつ彫 っていく。 ○形 がで きあ がった ら、 のみ 切り ・ビシ ャン ・磨 きな どのテ クス チャ ーを 考え仕 上げる。 a― ② 石彫 に 興 味・関心をも ち、 制 作過 程 の 中で 主 題を 深 め るた め 、さ ら に 表現 を 追求 し よ うとする。 a― ③ 表現 意 図 に応 じ て、 自 由 な手 法 や素 材 を 活用 し 、ユ ニ ー クな 表 現を 目 指 す。 c― ② 石の 特 性 やそ れ ぞれ の 道 具に よ るテ ク ス チャ ー の表 現 効 果を 考 えた 構 成 を試みる。 c― ③ 意図 に 応 じた テ クス チ ャ ーを作る。 ○作品 ○ ア イデ ア スケ ッチ ○制作計画 ○観察 ○ 作 業 中 は保 護 メ ガ ネ 、防 じ ん マ ス クを 着用する。 ○ 単 調 な 作業 な の で 、 ダイ ヤ モ ン ド カッ タ ー で 切 れ目 を 入 れ る など の援助をす る。 ○ 個 々 の 実態 を つ か み 、つ ま ず き を 整理 し 、 適 宜 全員 に 効 果 的 な助 言 や 実 演 をす る。 ○ テ ク ス チャ ー の サ ン プル を 準 備 し 、仕 上 げ の イ メー ジ が で き るよ うにする。 d― ③ 各自 の 作 ○作品 品の よ さや 表 現 ○ 鑑 賞用 ま とめ の工 夫 を感 じ 取 プリント り、 自 分の 感 想 を述べる。 ○ 作 品 の よさ や 表 現 の 工夫 を 総 合 的 にま と め ら れ るよ うな場を作 る。 <学習課題> 各 自 の作品 制作 の 感 想 をふま え、 発 表 会 と全体 鑑賞 を する。 ○ 3 0 ㎏ から 5 0 ㎏ の 安山 岩 や 花 崗 岩を 準備し 、重い 、 硬 い 、 加 工し に く い を 体験 する。 ○ 石 は 可 塑性 が な い の で、 実 際 に 制 作可 能 か を ア ドバ イスする。 4 単位時間の授業展開例 (1)本時のねらい 石に触れることで石材の特徴を理解し、新たなアイデアを広げる。 (2)本時の位置 5/20時間 (3)展開例 過程 学習活動 導 入 ○石彫に使用される石灰 岩、大理石、花崗岩、安 山岩などの石材について 説明する。 評価について 指導・援助 ○石材 の特徴と加 工方法、 仕上げ によるテク スチャー の違い を分かりや すく説明 する。 <学習課題> 石 に触れるこ とで重く 硬い素材を理解する。 展 開 ○ 制 作 に 使 用 す る 石 材 に ○b―②石に触れ 、重さ 、 触れてみる。30㎏から 色、においなどを体験す 5 0 ㎏ の 安 山 岩 や 花 崗 岩 ることで発想する。 を動かしたり転がしたり すことにより、素材を理 解し作品制作に生かす。 ○石という素材について 触覚的に触れることで新 たなアイデアを考える。 ○石には可塑性がなく硬 い素材なので、制作可能 かを考える。 ○具体 的に使用す る安山岩 や花崗 岩を示し見 通しがも てるようにする。 ○石の 持つ特徴を 感じ取れ るよう 、テクスチ ャーの違 う石を 準備し、手 で触れて 感じ取れるようにする。 ○石と 粘土の違い を明確に 伝える 。アイデア スケッチ は粘土 で形を取っ ているの で、石 材で制作可 能なのか を確認 し、制作方 法をアド バイスする。 ○制作 不可能な場 合は、ア イデア スケッチに 近い形で アイデ アを練り直 したり、 他の素 材と組み合 わせるこ とをアドバイスする。 ま と め ○ 本 時 を 振 り 返 り 、 次 時 ○ ア イ デ ア ス ケ ッ チ の 内 ○次時 では、石彫 の彫造技 の課題を明らかにする。 容 は 、 石 彫 で の 制 作 が 可 法と制 作過程、道 具の使い 能である。 方を学 習すること を説明す る。 5 評価の実際と個に応じる指導例 【a美術への関心・意欲・態度】 学習活動における 具体の評価規準 「十分 満足できる」状況(A) 「努力 を要する」状況(C)と を実現 していると判断した具体 判断した生徒への指導の手だて 的な状況例 ①彫 刻作品の よさを味 わい 、造形の 美しさや 素材 特有の表 現に感動 し、 自己の考 えを主体 的に表現しようとす る。 ○作品 の美しさや作者の作品表 現の意 図を理解し、自己の表現 力をさらに高めようとしてい る。 ○作品 に興味を示さず、作者の 作品表 現の意図を理解しようと しない。 ※実際 に作品に触れて、形のお もしろ さ、造形的なよさを感じ 取れるようにアドバイスする。 ②石 彫に興味 ・関心を ○積極 的に制作を進め、よりよ もち 、制作過 程の中で い 作 品 制 作 の た め の 努 力 を す 主題 を深める ため、さ る。 らに 表現を追 求しよう ○単調 な作業に飽き、こつこつ と作業ができない。 ※電動 工具、エアー工具を使用 して、 作業能率を上げるための とする。 適 切 な 工 具 を 使 用 す る 。(電動グラ インダー、エアーチッパー、エアービシャンなど) ③表 現意図に 応じて、 ○表現 意図に応じ、さらに自由 ○意図にあった表現が乏しい。 自由 な手法や 素材を活 な発想 で問題を解決しようとす ※参考 作品を提示し表現方法を 用し 、ユニー クな表現 る。 考える。 をしようとする。 【b芸術的な感受や表現の工夫】 学習活動における 具体の評価規準 「十分 満足できる」状況(A) 「努力 を要する」状況(C)と を実現 していると判断した具体 判断した生徒への指導の手だて 的な状況例 ①量 、面 、比例 、均衡 、 ○彫刻 の造形的要素を理解し、 ○彫刻 の造形的要素が理解でき 動勢 などの要 素につい よりよ い造形表現をしようとす ない。 て感じ取り発想する。 る。 ※参考 作品を提示し造形要素に ついて説明する。 ②石に触れ 、重さ 、色 、 ○石の 特性を理解し、よりよい ○石の 特性を理解せず表現しよ にお いなどを 体験する 造形表現をしようとする。 うとしている。 ことで発想する。 ※石と 粘土の違いを詳しく説明 し、アイデアを練り直す。 ③道 具の使い 方の解説 ○道具 を適切に使用し、構想を ○ 構 想 に 合 っ た 表 現 が で き な と体 験から表 現方法を 実現することができる。 い。 考え構想を練る。 ※技術的なアドバイスをする。 【c創造的な表現の技能】 学習活動における 具体の評価規準 「十分 満足できる」状況(A) 「努力 を要する」状況(C)と を実現 していると判断した具体 判断した生徒への指導の手だて 的な状況例 ①意 図に応じ た彫刻の ○動物 の動きや性質など総合的 ○動物 の動きや性質が表現でき 要素を理解する。 な印象 や本質を表わすことがで ていない。 きる。 ※モデ リングを繰り返し表現す る。 ②石 の特性や それぞれ ○石の 特性を生かしたテクスチ ○石の テクスチャーについて興 の道 具による テクスチ ャーで 、より効果のある構成を 味がない。 ャー の表現効 果を考え 試みる。 ※テク スチャーにより彫刻の感 た構成を試みる。 じが違 うことに気付くよう触覚 的に石に触れる。 ③意 図に応じ たテクス ○意図 に応じたよりよいテクス ○ テ ク ス チ ャ ー が 意 図 に あ っ チャーを作る。 チャー の表現効果を考え制作す ていない。 る。 ※ 「 暖 か い ・ 冷 た い 」「 柔 ら か い・硬 い」などのテクスチャー 表現の違いをアドバイスする。 【d鑑賞の能力】 学習活動における 具体の評価規準 「十分 満足できる」状況(A) 「努力 を要する」状況(C)と を実現 していると判断した具体 判断した生徒への指導の手だて 的な状況例 ①身 近にある 彫刻作品 ○それ ぞれの作品の特徴を関心 ○作品の特徴が分からない。 や、 いろいろ な作品集 をもっ て鑑賞している。さらに ※具象 ・抽象、素材の違いをア を見 て、それ ぞれの作 石彫の特徴を理解している。 ドバイスする。 家の 個性の違 いや、特 徴に気付く。 ②作 品の鑑賞 を通じテ ○彫刻 に適したテクスチャーを ○テクスチャーに関心がない。 クス チャーの 違いやお 感じ取 ることができ、さらに意 ※表面 の仕上げ方で、彫刻の感 もしろさを理解する。 図を理解できる。 じが違うことをアドバイスす る。 ③各 自の作品 のよさや ○各自 の石彫のよさを感じ取り ○ 自 己 の 作 品 に 自 信 が も て な 表 現 の 工 夫 を 感 じ 取 よいと ころを認識する。さらに い。 り、 自分の感 想を述べ 自己の作品をアピールする。 ※その 作品のよさをアドバイス る。 しほめる。