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石の大きさ測定器
実施活動項目 1 授業づくり 学校名 世羅町立伊尾小学校 教科等名 総合的な学習の時間 (三原市サブ地域) 対 象 単元名 第6学年 守ろう 伊尾の水を 教材・教具名 石の大きさ測定器 単元目標 ・芦田川の水を守るために水生昆虫について問題意識をもって追究し,地域の環境を守 ろうとする態度を育てる。 教材使用の ねらい ・川底の石の大きさの長径や短径を調べることにより,川の流れの速さや川底の石の状 態を知り,水生昆虫のすみかや行動について考えることができるようにする。 単元の 指導計画 第1次 地図や新聞記事で芦田川について調べ,問題意識をもつ ( 4時間) 第2次 学校前の川や上流・下流での水生昆虫等について調査・観察する (水生昆虫のすみかや行動について考えるための調査方法の一つとして,石の 大きさ(長径と短径)を調べる。 ) (23時間) 第3次 調べたことをもとに科学研究レポートにまとめる (10時間) 第4次 発表会をする ( 8時間) 立体的な石の大きさを正確に調べるため,ベニヤと角材を利用したスライド式の測定 器で長さを測る。 (学習課題) 川の流れの速さ,石の大きさや採集した水生昆虫の数から,水生昆虫のすみかや行 動について考えよう。 活用の実際 (使用方法) (展開) 1 水生昆虫を採集・調査する時に,25cm 四方のコドラードの中の石を全てバット の中に入れ水洗いをする。 2 3 水洗いした石の長径と短径を測定し,記録する。 石の大きさと,別途測定した川の流れの速さとの関係,および,採集した水生昆 虫の個体数から,水生昆虫の住みかや行動とえさについて考える。 スライド ス 石の大きさ測定器 効 果 備 考 測定の様子 「この道具を使うと,石の大きさを測るが簡単だね。 」 「川岸は小さい石が多いけど,川の中央は大きい石が多い ね。」 「川の中央は川の流れが速いね。 」 「川の流れの速さと石の大きさには関係あるんだね。 」 「川の流れが速い,中央と川岸では,すんでいる生き物が 違うのかな。 」 ・石の大きさ調べから,流心(川の中央)の石は,川岸の石の大きさより大きいこと が明らかになった。 ・測定器を使うことで,多くの石の長径・短径容易に測定することができた。 ・流速や採集した水生昆虫の個体数の結果を合わせて考察し,水生昆虫は,流心と川 岸とですみ分けをしていることが分かった。 ・採集した水生昆虫をスケッチすると,水生昆虫の体のつくりは,流速やそこにある 石の大きさという環境の中でえさをとるために適していることを考えることができ た。 ◎使用材料 写真のように角材の両横のベニ ・ベニヤ板 ヤ板を下に長くすることで,ス ライドしやすいように工夫して いる。 ・角材 ・工作用紙(目盛り用)