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第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く状況[PDF:498KB]

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第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く状況[PDF:498KB]
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
1.人口等の動向
(1)総人口と人口構造
本市の平成 21 年4月1日現在の総人口は、男性 40,881 人、女性 45,321 人の計
86,202 人です。第1次ベビーブーム世代である 50 代後半の人口が最も多く、40 歳未
満の若い世代は年齢階層が低くなるにつれて人口が少なくなっていることがわかります。
現在の 30 代に比べ、これから結婚適齢期を迎える 20 代の人口が少ないことから、今
後、出生数の減少が懸念されます。(図1)
図1 人口構造
総人口 86,202人
90歳-
229
2,759
2,840
2,876
3,191
3,329
2,852
2,498
2,536
2,761
2,511
2,359
2,154
2,075
2,051
1,992
1,972
70-74
65-69
60-64
2,864
55-59
3,340
50-54
2,778
2,364
2,382
2,708
2,703
2,377
2,376
2,231
2,181
2,101
2,009
3,000
2,000
女性 45,321人
2,246
75-79
1,854
2,138
2,408
4,000
1,424
80-84
1,287
(人)
895
85-89
551
男性 40,881人
45-49
40-44
35-39
30-34
25-29
20-24
15-19
10-14
5-9
0-4
1,000
0
0
1,000
2,000
3,000
(人)
4,000
平成21年4月1日現在
(2)人口の推移
本市の人口は、昭和 20 年代の鉄鋼業の相次ぐ進出により、昭和 30 年の国勢調査では
103,277 人のピークに達しました。しかし、昭和 30 年代には、繊維産業の衰退や鉄鋼
業の相次ぐ閉鎖による雇用環境の縮小により、大分市や福岡、本州方面への人口の社会流
出が進み、昭和 50 年には最盛期より2万人少ない 82,169 人となるに至りました。その
後、人口は昭和 50 年以降一転して増加傾向に転じましたが、下毛地域においては減少傾
向のまま推移してきました。
国立社会保障・人口問題研究所による推計によりますと、平成 22 年には約 8 万 2 千人、
平成 27 年には約7万9千人、平成 32 年には約7万6千人になるとされています。
( 図2)
-4-
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
図2 総人口の推移
120,000
103,277
100,000
83,262
80,000
87,736 85,617 84,368
82,104 79,425
76,253
60,000
40,000
20,000
0
S30
S45
S60
H12
H17
H22
H27
H32 (年)
資料 : 平 成 17 年度 ま では 国 勢調 査 。平 成 22 年 度 以降 は 国立 社 会保 障 ・人 口 問題 研究 所の 推 計値
また、年齢別(3 区分)で見ると、年少人口(14 歳以下)は減少を続け、平成 32 年
には総人口の 11.9%にまで減少するものと推計されます。
一方、老年人口(65 歳以上)は、今後も増加傾向で推移し、平成 32 年には総人口の
31.5%になると推計されており、本市の少子高齢化も進展していくことが推測されます。
(図3)
図3 年齢(3区分)別人口割合の推移
100%
24.1
25.8
61.3
60.5
80%
29.1
31.5
60%
40%
58.1
56.6
老年人口
生産年齢
人口
年尐人口
20%
14.7
13.7
12.8
11.9
平成17年
平成22年
平成27年
平成32年
0%
資料 : 平 成 17 年度 は 国勢 調 査。 平 成 22 年 度以 降 は国 立 社会 保 障・ 人 口問 題 研究 所の 推計 値
-5-
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
人口規模は減少傾向にありますが、出生数は
表1 大分県の出生率(平成20年)
増加・減少を繰り返し推移しており、平成 20
市
大 分 市
別 府 市
中 津 市
日 田 市
佐 伯 市
臼 杵 市
津 久 見 市
竹 田 市
豊後高田市
杵 築 市
宇 佐 市
豊後大野市
由 布 市
国 東 市
年は、近年最高の 839 人となっています。
(図4)
平成 20 年度の出生率(人口千対)について
は、大分県内の市の中で最も高い水準となって
います。(表1)
また、現在の人口を維持するために必要な合
計特殊出生率は、概ね 2.08 とされていますが、
本市の場合、多少の増減はあるものの、全国、
大分県と比較すると高い水準となっています。
(図5)
出生率
9.9
7.3
10.0
9.1
6.8
7.2
5.4
6.0
7.4
7.9
7.6
6.6
8.8
6.9
資料 : 大分 県 保健 統 計
図4 出生数と死亡数の推移
(人)
1,000
949
961
908
900
800
902
847
839
787
785
758
743
700
出生数
死亡数
600
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
資料:住民基本台帳
図5 合計特殊出生率の推移
1.80
1.70
1.66
1.66
1.60
1.53
1.51
1.50
1.66
1.42
1.65
1.66
1.66
1.68
1.67
1.45
1.43
1.42
1.42
1.44
1.32
1.34
中津市
大分県
1.40
1.30
1.36
1.33
1.32
1.20
1.29
1.26
1.29
1.10
平成12
13
14
15
16
17
18
19 (年)
資料:大分県保健統計
-6-
全 国
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
(3)婚姻・離婚件数の推移
婚姻件数は、平成 16 年度は 422 件となっていましたが、平成 20 年度は 472 件と増
加しています。一方、離婚件数は横ばい傾向にあり、平成 20 年度は 151 件とやや少な
くなっています。(図6)
図6 婚姻・離婚件数の推移
(人)
600
500
456
426
422
472
471
400
婚姻件数
離婚件数
300
173
200
173
171
平成18年度
平成19年度
153
151
100
0
平成16年度
平成17年度
平成20年度
資料:大分県保健統計
(4)未婚率の推移
少子化の要因の1つされている未婚率を男女別にみた場合、男女とも 20 代前半では、
ほぼ横ばいになっていますが、20 代後半から 30 代後半は、男女とも上昇傾向となって
います。(図7)
図7 未婚率の推移
男 性
(%)
100
86.9
88.9
87.3
88.2
女 性
(%)
100
81.5
80
60
82.5
81.8
20-24歳
81.1
80
58.0
59.8
61.7
25-29歳
63.0
60
44.9
42.5
36.3
40
25.2
22.7
28.1
20
20.5
0
0
平成2
35-39歳
35.2
28.9
16.5
平成7
30-34歳
53.1
28.8
20
13.7
40
50.0
平成12
平成17 (年)
-7-
10.7
15.4
5.9
8.1
平成2
平成7
11.4
平成12
16.4
平成17
資料:国勢調査
(年)
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
(5)世帯数の推移
世帯数は平成 2 年以降増加傾向ですが、一方で 1 世帯あたりの人員は、減少傾向で推
移しており、平成 21 年 10 月現在 2.36 人で、核家族化が進行していることがうかがえ
ます。(図8))
図8 世帯数及び 1 世帯当たり人員の推移
世帯数
1世帯あたり人員
(件)
(人)
40,000
28,682
30,000
32,791
31,313
30,277
36,389
6
5
4
20,000
3
2.98
2.81
2.67
2.52
2.36
10,000
2
1
0
0
平成2年
平成7年
平成12年
平成17年
平成21年
資料 : 平 成 17 年ま で は国 勢 調査 。 平 成 21 年は 中 津市 企 画課
母子世帯数は増加傾向にあり、平成 17 年現在 591 世帯で、平成 2 年の 502 世帯から
89 世帯の増加となっています。
一方、父子世帯数は横ばい傾向にあり、平成 17 年は 71 世帯となっています。(図9)
図9 母子世帯・父子世帯の推移
(件)
700
591
600
502
483
520
500
400
母子世帯数
300
父子世帯数
200
100
75
70
74
71
平成2年
平成7年
平成12年
平成17年
0
資料:国勢調査
-8-
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
2.就労環境
(1)女性の年齢階層別就業状況
女性の年齢階層別就業状況は、「在学者」の多い 15~19 歳では就業者数が少なくなっ
ていますが、20~24 歳で急増しピークを迎え、30 歳台で出産・育児等の要因で落ち込
み、その後、子育てが一段落した 45~49 歳で次のピークを迎えるといういわゆる M 字
型の労働曲線を描いています。(図 10)
この背景には、子どもがある程度大きくなるまでは子育てを優先したいと考えている人
が多いという実態もありますが、働き続けたくてもそれを可能にする社会環境が十分に整
備されていないために、一旦仕事を離れざるを得ない女性もたくさんいます。働きたい女
性が家庭生活と職業生活を両立し、結婚、出産、育児期にも継続して働くことができる社
会環境への整備を図る必要があります。
図 10 女性の年齢階層別就業状況
(%)
100
80
68.3
67.7
60
73.8
71.6
62.1
70.2
66.1
66.2
69.5
61.6
76.2
72.7
63.3
68.3
62.3
59.7
42.3
40
40.4
20
全 国
16.8
中津市
14.2
14.0
13.2
0
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65- (歳)
資料:平成17年国勢調査
(2)母親の就労状況
ニーズ調査の結果から母親の就労状況をみると、就学前児童の母親で 75.2%、小学生
の母親で 77.4%の人が働いていることがわかります。
一 方 、以 前 は 就 労 し て い た が、 現 在 は 就 労 し て い ない 人 の 割 合 は 就 学 前 児童 の 母 親で
22.8%、小学生の母親で 20.8%となっています。(図 11)
-9-
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
また、現在就労していない母親についても、その多くが「すぐにでも若しくは 1 年以内
に」または「子どもがある程度大きくなったら」就労したいと考えていることがわかりま
す。(図 12)
図 11 母親の就労状況
就労している(フルタイム)
就労している(フルタイムだが育休・介護休業中)
就労している(パートタイム・アルバイト等)
以前は就労していたが、現在は就労していない
これまでに就労したことがない
無回答
0%
就学前児童の母親
N=1,012
20%
40%
34.5
小学生の母親
N=403
3.0
40.9
60%
80%
37.7
1.0
100%
22.8
35.5
2.0
20.8
1.7
資料:ニーズ調査結果
図 12 働いていない母親の就労希望
すぐにでも若しくは1年以内に希望がある
子どもがある程度大きくなったら就労したい
希望なし
無回答
0%
就学前児童の母親
N=251
小学生の母親
N=91
20%
40%
27.5
60%
58.6
30.8
47.3
80%
100%
10.4 3.6
16.5
5.5
資料:ニーズ調査結果
(3)育児休業制度の活用状況
育児休業制度の活用状況については、父親・母親とも「制度自体がない(あるかどうか
わからない)」とした回答が最も高くなっています。また、父親は母親に比べ、育児休業
制度が利用しにくい状況です。(図 13)
- 10 -
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
図 13 勤務先の育児休業制度の活用状況
制度があり、職場の理解も得られ、利用できる
制度はあるが、同僚や上司の理解が得にくく、とりにくい
制度はあるが、職場の人員体制や勤務実態から、実質、利用できない
制度自体がない(あるかどうか知らない)
無回答
0%
就学前児童の父親
N=915
小学生の父親
N=356
20%
8.5
6.0
14.0
40%
60%
28.4
5.1
80%
49.6
25.6
100%
7.4
45.5
9.8
就学前児童の母親
N=761
39.6
4.1 8.0
41.9
小学生の母親
N=312
37.8
2.6 13.1
37.5
6.4
9.0
資料:ニーズ調査結果
(4)産業の状況
本市の産業別就業人口を見ると、第3次産業就業者が全体の約6割を占め、最も多くな
っています。男女別に見ると、女性は卸売・小売業、医療・福祉関係を中心に 第3次産業
の割合が特に高くなっていますが、男性は製造業を中心に第2次産業就業者も多くなって
います。(図 14・図 15)
図 14 産業別就業人口割合
第1次産業
0%
全体
男性
女性
第2次産業
20%
7.7
分類不能の産業
60%
31.1
8.4
6.9
40%
第3次産業
80%
59.8
40.3
1.3
50.0
72.3
19.5
100%
1.4
1.3
資料:平成17年国勢調査
- 11 -
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
図 15 男女別産業別就業人口
0
1,000
2,000
林業
75
8
漁業
130
38
鉱業
6
3
5,947
154
24
情報通信業
124
50
1,082
169
3,243
卸売・小売業
4,032
331
420
110
92
594
1,148
866
医療,福祉
3,553
851
796
教育,学習支援業
複合サービス事業
男性
435
230
女性
2,496
1,983
サービス業(他に分類されないもの)
公務(他に分類されないもの)
7,000 (人)
2,831
電気・ガス・熱供給・水道業
飲食店,宿泊業
6,000
635
製造業
不動産業
5,000
3,109
建設業
金融・保険業
4,000
1,689
1,181
農業
運輸業
3,000
961
346
資料:平成17年国勢調査
- 12 -
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
3.子どもの状況と子育ての実態
(1)子どもの日常と健康
中津市の就学前の子どもが日中過ごす場を見ると、3歳未満の子どもの約6割が家庭な
どで過ごしており、その後、年齢が上がるにつれて保育所または幼稚園に通うようになり、
5歳児では、保育所と幼稚園を合わせると約 97%になっています。(図 16)
図 16 就学前児童の状況
保育所
0%
0歳
N=747
1歳
N=805
2歳
N=778
3歳
N=774
4歳
N=781
5歳
N=812
幼稚園
20%
40%
その他
60%
20.2
80%
100%
79.8
42.6
57.4
43.7
56.3
60.9
14.1
65.3
25.1
22.4
37.6
12.3
59.2
3.2
資料:中津市教育委員会・中津市子育て支援課
小学生の平日の放課後の過ごし方については、
「友達と遊んだ」とした回答が 65.9%で
最も高く、「家族と過ごした」が 45.5%で続いています。一方、休日では「家族と過ごし
た」が 90.0%で最も高く、次いで「友達と遊んだ」が 47.4%となっています。(図 17)
図 17 平日の放課後や休日の日常的な子ども(小学生)の過ごし方
0
20
40
90.0
43.8
家で兄弟姉妹と過ごした
35.5
8.5
3.2
65.9
友達と遊んだ
47.4
22.1
19.7
クラブ活動をした
38.7
学習塾や習いごとに行った
その他
100 %
80
45.5
家族と過ごした
家でひとりで過ごした
60
10.9
平日
N=411
休日
N=411
9.0
5.6
資料:ニーズ調査結果
- 13 -
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
(2)子育ての実態
子育てを楽しいと感じる人の割合は、就学前児童、小学生ともに「楽しい」とした回答
が 53.4%、52.8%で最も高く、次いで「とても楽しい」が 28.1%、25.8%となってい
ます。(図 18)
図 18 子育てを楽しいと感じるか
とても楽しい あまり楽しくない
0%
就学前児童
N=1,012
小学生
N=411
楽しい 全然楽しくない
20%
40%
どちらでもない
無回答
60%
28.1
80%
53.4
25.8
100%
0.5
2.2 1.4
14.5
52.8
14.8
2.9
3.4
0.2
資料:ニーズ調査結果
子育てに関して、日常悩んでいることについては、就学前児童、小学 生ともに「子育て
で出費がかさむ」とした回答が 44.6%、45.3%で最も高く、次いで就学前児童では「自
分の自由な時間が持てない」が 33.4%、小学生では「子どもの教育面に関すること」が
36.7%となっています。(図 19)
図 19 子育てに関して、日常悩んでいること、または気になること
0
10
20
30
40
44.6
45.3
子育てで出費がかさむ
子どもの教育面に関すること
36.7
33.4
自分の自由な時間が持てない
22.4
26.8
病気や発育・発達に不安がある
16.8
仕事が十分にできない
16.3
20.2
20.1
子育てによる身体の疲れが大きい
13.6
23.0
食事や栄養が心配
13.4
14.9
住居が狭い
13.0
夫婦で楽しむ時間がない
5.6
5.4
4.9
子育てが大変なことを身近な人が理解してくれない
不登校などの問題
育児の方法がよくわからない
50
就学前児童
N=1,012
4.1
2.4
小学生
N=411
6.7
14.4
17.8
不安に思うことは特にない
資料:ニーズ調査結果
- 14 -
%
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
仕事と子育ての両立をする上で、特に丌安に思っていることや悩んでいることについて
は、就学前児童、小学生ともに「自分が病気・けがをした時や子どもが急に病気になった
時に代わりに面倒をみる人がいない」とした回答が 40.8%、30.4%で最も高くなってい
ます。(図 20)
図 20 仕事と子育ての両立をする上で、特に不安に思っていることや悩んでいること
0
10
20
30
自分が病気・けがをした時や子どもが急に病気になった
時に代わりに面倒を見る人がいない
40.8
30.4
33.4
子どもと接する時間が尐ない
29.4
30.1
急な残業が入ってしまう
24.1
9.0
8.3
職場の理解が得られない
家族の理解が得られない
2.3
2.9
子どものほかに面倒をみなければならない人がいる
1.8
2.7
子どもの面倒をみてくれる保育園などがみつからない
50 %
40
就学前児童
N=1,012
小学生
N=411
1.8
1.0
資料:ニーズ調査結果
「子育てしやすいと感じますか」という質問に関しては、就学前児童、小学生ともに「ど
ちらでもない」とした回答が 42.2%、40.9%で最も高く、次いで「感じる」が 33.7%、
31.4%となっています。(図 21)
図 21 中津市は子育てしやすいと感じますか
非常に感じる
0%
就学前児童
3.3
N=1,012
小学生
1.5
N=411
20%
感じる
どちらでもない
感じない
40%
33.7
60%
42.2
31.4
40.9
全く感じない
80%
無回答
100%
15.0
16.8
4.3
1.5
5.4 4.1
資料:ニーズ調査結果
子育てしにくいと感じる理由については、就学前児童では「子育てを支援する施設やサ
ービスが丌足している」とした回答が 47.2%、小学生では「子どもが安心して遊べる場
所が少ない」が 47.3%で最も高くなっています。(図22)
- 15 -
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
図 22 子育てしにくいと感じる理由 (図 21 で感じると答えた人以外に聞いた回答)
0
20
40
%
47.2
44.0
子育てを支援する施設やサービスが不足している
42.6
子どもが安心して遊べる場所が尐ない
47.3
37.6
親子で気軽に出かけられる場所(居場所)がない
33.0
26.9
25.3
同年代の子どもが尐ない
20.3
23.1
生活が不便である
市内で子育てを支援する設備(トイレ内の
おむつ替えコーナーなど)が整っていない
18.3
14.3
16.2
15.4
まちの雰囲気が子どもや子育て家庭に協力的でない
12.7
子どもにとって危険な場所がある
就学前児童
N=197
19.8
7.1
9.9
生活環境が悪い
特にない
60
小学生
N=91
1.5
4.4
資料:ニーズ調査結果
遊び場で近くにあればよいと思うものについては、就学前児童、小学生ともに「遊具の
ある公園」とした回答が 57.2%、45.5%で最も高くなっています。(図 23)
図 23 お子さんの遊び場で近くにあればよいと思うものは?
0
20
60 %
40
57.2
遊具のある公園
45.5
43.9
自然とふれあうことができる木や小川のある公園
37.5
20.2
20.9
児童館、公民館(遊びを教えてくれるサークル)
19.1
一般に開放された保育所や幼稚園、小学校など
10.2
就学前児童
N=1,012
17.5
15.3
絵本の読み聞かせをしている図書館
13.4
空き地や原っぱ
25.1
小学生
N=411
資料:ニーズ調査結果
- 16 -
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
(3)青少年の現状
本市の犯罪少年と触法少年の合計件数については、近年では、平成 16 年が 196 件と
最も多く、その後減少し、平成 20 年では 101 件となっています。(図 24)
図 24 刑法や特別法上の罪を犯した尐年・不良行為で補導された尐年
犯罪尐年と触法尐年
◆犯 罪 少年・・罪を 犯 した
(人)
250
14 歳 以 上 20 歳未 満 の
触法尐年
22
20
200
12
31
犯罪尐年
150
34
100
169
154
151
少年 を いう 。
23
10
◆触 法 少年 ・ ・14 歳 未満
で刑罰法令に触れる行
21
為を し た少 年 をい う 。
174
50
◆丌 良 行為 少 年・・犯 罪少
106
93
94
年、触法 少 年、ぐ犯 少 年
80
には該当しないが、飲
0
平成13
14
15
16
17
18
19
20 (年)
酒、喫煙 、けん か、そ の
他自己又は他人の徳性
不良行為尐年
(人)
1800
を害する行為をしてい
1572
る少 年 をい う 。
1600
(※ぐ犯少年:保護者の正当
1400
1200
976
957
1000
な監督に服さなかったり、
899
理由もなく家庭に寄り付か
800
ないなど、その性格、行状
483
600
400
234
169
などからして将来罪を犯
164
200
し、または、刑罰法令に触
0
平成13
14
15
16
17
18
19
20
れる行為をするおそれのあ
(年)
る 少 年 を い う 。)
資料 : 大分 県 警察 本 部「 少年 非行 の 概況 」 より
児童虐待通告の受理件数については、平成 18 年度が 50 件で最も多く、平成 20 年度
は 28 件になっています。(表2)
表2 児童虐待通告の受理件数の推移
13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
中津市
3
18
37
36
30
50
28
28
大分県
265
342
326
394
426
530
527
522
資料:中津市子育て支援課
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第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
いじめ認知数の推移については、近年では、平成 19 年度が小学校 155 件、中学校 83
件で最も多く、その後減少しています。(図 25)
(注)平成18・19 年度の認知件数が多いのは、平成18年度調査より文部科学省のいじめの定義に変更があり、
各学校で広義にいじめを捉える傾向があり、特に平成19年度に顕著であったことも一因である。
図 25 いじめ認知数の推移
(件)
250
200
150
100
50
0
83
70
中学校
小学校
155
43
46
28
49
平成19年度
平成20年度
平成21年度
61
平成18年度
資料:中津市教育委員会
丌登校児童生徒数の推移については、増加傾向にあり平成 20 年度では、小学校 18 件、
中学校 73 件となっています。(図 26)
(注) 丌登 校と は 、何 らか の心理 的、 情緒 的、身 体的 、ある いは 社会 的要因 ・背 景によ り、 児童 生徒が
登校し ない ある いは した く ともで きな い状 況に ある こ と( た だし 、病 気や 経済 的 な利用 によ る も
のを除く)年間 30 日以上のもの
図 26 不登校児童生徒数の推移
(人)
100
80
60
中学校
小学校
73
61
72
17
11
18
平成18年度
平成19年度
平成20年度
40
20
0
資料:中津市教育委員会
中学生の暴力行為の状況については、平成 18 年度は、器物破損が 15 件と最も多かっ
たのに対し、平成 20 年度では、生徒間暴力 12 件、対教師暴力 11 件となっています。
(図 27)
(注)特定の学校で特定の生徒による暴力行為の件数が多い。
図 27 暴力行為の状況(中学生)
対教師暴力
(件)
20
対人暴力
15
15
器物損壊
11 12
8
10
5
生徒間暴力
1
1
0
平成18年度
0
3
5
1
0
平成19年度
0
平成20年度
資料:中津市教育委員会
- 18 -
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
4.主な子育て支援サービス等の状況
(1)認可保育所の定員と入所児童数
認可保育所の定員については、下毛地域の児童数の減少に伴い、同地域の保育所の定員
が減少しています。入所児童数については、各年度とも定員の約 10%を超えて入所して
います。(図 28)
図 28 保育所の定員と入所児童数(各年度10月1日)
定員
入所児童
2400
2,271
2300
2,255
2,202
2,199
2200
2100
2,040
2,030
2,005
2,190
2,005
2,000
2000
1900
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
資料:中津市子育て支援課
(2)放課後児童クラブ
放課後児童クラブ数は、17 年度より 6 クラブ増加し、ほぼ全校区にクラブができてい
ます。定員超過で待機児童のいる校区については、クラブ分割によって待機児童の解消を
図っており、増加した 6 クラブのうち、2クラブはこの分割によるものです。(図 29)
図 29 放課後児童クラブの数と児童数
児童クラブ児童数
児童クラブ数
(人)
(クラブ)
30
800
642
600
513
20
400
659
682
593
16
21
22
25
20
15
17
10
200
5
0
0
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
資料:中津市子育て支援課
- 19 -
第2章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状
(3)放課後子ども教室
放課後子ども教室については、平成 19 年度からの事業ですが、教室数及び児童参加延
べ人数とも増加しています。(図 30)
図 30 放課後子ども教室数と参加延べ児童数
教室数
児童クラブとの連携
児童参加延べ人数
(教室)
(人)
21,000
25
19,979
20
20,000
21
15
16
10
19,000
17,888
18,000
13
9
5
17,000
0
16,000
平成19年度
平成20年度
資料:中津市生涯学習課
(4)乳幼児健康診査
乳幼児健診は、全ての健診の受診率が向上し、4か月児、 7 か月児、1 歳6か月児健診
については 90%を超えています。(図 31)
図 31 乳幼児健康診査の受診率の推移
(%)
100.0
95.0
90.0
85.0
80.0
4か月児
75.0
7か月児
1歳6か月児
70.0
3歳6か月児
65.0
6年度
7年度
8年度
78.7
9年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
84.0
85.0
90.0
90.0
88.0
93.0
87.0
93.0
88.9
92.2
93.9
90.3
7か月児
85.5
84.6
85.9
89.8
86.0
92.0
90.0
91.0
93.0
92.0
93.9
89.9
90.4
93.1
94.8
1歳6か月児
88.3
84.1
84.2
80.8
85.0
87.0
87.0
88.0
86.0
90.0
90.8
87.2
89.7
90.6
90.3
3歳6か月児
72.0
76.8
74.1
70.1
77.0
80.0
78.0
80.0
83.0
82.0
79.2
81.7
80.9
82.1
83.7
4か月児
資料:中津市健康保険課
- 20 -
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