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仙台市交通バリアフリー基本構想(全体構想)(PDF:415KB)

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仙台市交通バリアフリー基本構想(全体構想)(PDF:415KB)
仙台市交通バリアフリー基本構想
(全体構想)
平成 15 年 3 月
仙
台
市
■ 目次
序 .................................................................................
1.基本指針 ......................................................................
1
2
1-1.交通バリアフリー法の基本的枠組み................................................ 2
1-2.上位計画等 ...................................................................... 3
1-3.基本構想の位置づけ .............................................................. 5
1-4.目標とする構想期間の設定 ........................................................ 6
2.重点整備地区の検討 .........................................................
7
2-1.重点整備地区の要件 .............................................................. 7
2-2.特定旅客施設 .................................................................... 7
2-3.目的施設の整理 .................................................................. 9
2-4.評価指標の整理と重点整備地区の選定............................................. 26
3.バリアフリーの実現を優先的に図る経路の検討 ..........................
28
3-1.バリアフリーの実現を優先的に図る経路とは....................................... 28
3-2.特定経路と補完経路 ............................................................. 28
4.特定事業及びその他事業等に関する基本的事項 ..........................
29
4-1.特定事業 ....................................................................... 29
4-2.公共交通特定事業の考え方 ....................................................... 31
4-3.道路特定事業の考え方 ........................................................... 32
4-4.交通安全特定事業の考え方 ....................................................... 32
4-5.その他事業の考え方 ............................................................. 32
5.その他
....................................................................... 33
5-1.本基本構想の策定体制 ........................................................... 33
5-2.移動円滑化事業の推進体制 ....................................................... 36
5-3.公共交通特定事業に関する支援措置............................................... 36
序
(1).策 定 の 背 景
平 成 22 年 ま で に は 、 本 市 の 高 齢 人 口 の 比 率 が 15% を 超 え 、 高 齢 社 会 が 現 実 の も の と な
り 、さ ら に 長 期 的 に は 25% を 超 え る「 超 高 齢 化 」も 予 想 さ れ る 。加 え て 少 子 化 や 国 際 化 等
の進展を背景に、身体の状況、生活様式や意識も含めて、市民一人一人の多様性が改めて
重 視 さ れ 、す べ て の 市 民 が 対 等 の 存 在 と し て 共 に 生 き る 都 市 づ く り が 求 め ら れ て き て い る 。
このような共生の理念に立ち、年齢や障害のあるなしにかかわらず、すべての市民が自立
した日常生活や社会生活を営み、かつ積極的に社会参加できるような環境整備が必要であ
る。
こうした中、高齢者や身体障害者等が社会参加をするための重要な手段である公共交通
機関による移動円滑化を促進することにより、活力ある社会の維持増進を図るとともに、
すべての公共交通利用者にとって利用しやすい施設・設備の整備を図ることを目的として
「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(平
成 12 年 法 律 第 68 号 。 以 下 「 交 通 バ リ ア フ リ ー 法 」 と い う 。)」 が 制 定 さ れ た 。 以 下 、 移 動
円滑化の速やかかつ効果的な実現のため、同法第6条に規定される「重点整備地区」の指
定及び同地区における「移動円滑化基本構想」の作成を行うものである。
(2).基 本 構 想 の 構 成
本基本構想は、仙台市全体として交通バリアフリーの実現に向けた基本的な方針をまと
め た 「 仙 台 市 交 通 バ リ ア フ リ ー 基 本 構 想 ( 全 体 構 想 )」 と 高 齢 者 や 身 体 障 害 者 等 を は じ め 、
公共交通機関利用者の参加によるワークショップを開催し、交通バリアフリーに関する利
用者の意見を反映した「重点整備地区別基本構想」の2部構成とする。
-1-
全体構想
1.基本方針
1.基本指針
1-1.交通バリアフリー法の基本的枠組み
基本方針(主務大臣)
• 移動円滑化の意義及び目標
• 移動円滑化のために公共交通事業者が講ずべき措置に関する基本的事項
• 市町村が作成する基本構想の指針等
公共交通事業者が講ずべき措置
• 新設の旅客施設、車両についての公共交通事業者の義務
• 既設の旅客施設、車両についての公共交通事業者の努力義務
重 点 整 備 地 区 に お け る バ リ ア フ リ ー 化 の 重 点 的・一 体 的 な 推 進
基 本 構 想( 市 町 村 )
• 重点整備地区の指定
• 旅客施設、道路、駅前広場等についての移動円滑化事業に関する基
本的事項等
公共交通特定事業
道路特定事業
交通安全特定事業
その他の事業
支援措置
特定事業計画の策定
実施
-2-
全体構想
1.基本方針
1-2.上位計画等
(1).仙 台 市 基 本 構 想 及 び 基 本 計 画 ( 仙 台 21 プ ラ ン )
平 成 9 年 3 月 に 策 定 さ れ た 仙 台 市 基 本 構 想 で は 、21 世 紀 半 ば に 到 達 す べ き 4 つ の 都 市 像
の一つに、来るべき高齢化社会を踏まえて「やさしさと健やかさに満ちた市民のまち・仙
台 」を 掲 げ て い る 。更 に 、こ れ を 実 現 す る た め の 長 期 計 画 で あ る 仙 台 市 基 本 計 画( 仙 台 21
プ ラ ン / 平 成 10 年 3 月 策 定 )に お い て は 、施 策 展 開 の 基 本 方 向 の 一 つ と し て「 す べ て の 市
民が、障害の有無、年齢、性別、国籍等にかかわらず、自立し、ともに生き、自己実現が
で き る 環 境 づ く り 」を 定 め 、
「 ひ と に や さ し い 都 市 環 境 の 形 成 」等 、数 々 の 基 本 的 施 策 を 示
している。
(2).仙 台 市 都 市 計 画 の 方 針
都 市 計 画 法 第 18 条 の 2 に 規 定 す る「 市 町 村 の 都 市 計 画 に 関 す る 基 本 的 な 方 針 」と し て 平
成 11 年 9 月 に 、仙 台 市 都 市 計 画 の 方 針 を 定 め 、そ の 中 の「 都 市 計 画 関 連 施 策 の 展 開 に お け
る 基 本 姿 勢 」の 一 つ と し て「 す べ て の 人 が と も に 生 き て い く 都 市 づ く り 」を 挙 げ 、高 齢 者 、
障害者等が自立し快適な生活を営むことができる都市環境の形成に取り組むこととしてい
る。
(3).仙 台 市 ひ と に や さ し い ま ち づ く り 条 例
身体障害者、高齢者、病弱者その他日常生活上又は社会生活上の行動に制約を受ける者
に よ る 円 滑 な 利 用 を 図 る た め の 施 設 等 の 構 造 、設 備 等 に 関 す る 整 備( 以 下 、
「 福 祉 整 備 」と
いう)その他の条件の整備について市、事業者及び市民の責務を明らかにし、施策を推進
す る こ と に よ り 、市 民 福 祉 の 増 進 に 資 す る こ と を 目 的 と し 、以 下 を 規 定 し て い る 。
(平成8
年6月制定)
• 福祉整備が必要な公益的施設を規定(第2条)
• そのうち特に福祉整備が必要なものを指定施設として規定(第2条)
• 市 の 責 務 と し て 、自 ら 設 置 又 は 管 理 す る 施 設 の 福 祉 整 備 に 努 め る と と も に そ の
他の福祉整備に関する施策を積極的に実施する責務を規定(第3条)
• 公益的施設には整備基準を設け遵守義務を規定(第8条)
• さらに指定施設の工事には届出義務を規定(第9条)
• 福 祉 整 備 基 準 適 合 証 の 交 付 ( 第 13 条 )
• 公 共 車 両 等 及 び 公 共 工 作 物 の 福 祉 整 備 努 力 義 務 ( 第 14 条 )
-3-
等
全体構想
1.基本方針
(4)そ の 他 施 策 等
• ア ク セ ス 30 分 構 想 推 進 計 画 / 仙 台 市 オ ム ニ バ ス タ ウ ン 計 画
公共交通主体の交通体系整備に向けて利便性の高い公共交通を構築する。
• 仙台市中心市街地活性化基本計画
人と街が豊かにふれあう都心形成を目標とし、
「アーバンツーリズムに向けた
回遊形成」や「サービス性とアクセス性に優れた市街地交通体系」を含む都心
形成計画の実現を図る。
• 仙台市高齢者保健福祉計画
高齢社会を支える保健・医療・福祉サービスの基盤づくりや、すべての市民
が自立し参加する社会づくりに向けた高齢者の保健福祉に関する総合的計画。
• 仙台市障害者保健福祉計画
ノーマライゼーションとリハビリテーション、2つの理念のもと、障害者の
自己決定権を尊重して「障害者が主体的に地域社会に参加し、自立した生活を
安心して送ることができる社会」をめざした障害者のための施策に関する基本
的な計画。
-4-
全体構想
1.基本方針
1-3.基本構想の位置づけ
本 市 に お け る 移 動 円 滑 化 基 本 構 想 及 び 各 特 定 事 業 計 画 は 、仙 台 市 基 本 計 画( 仙 台 21 プ ラ
ン )が 目 指 す「 す べ て の 市 民 が 、障 害 の 有 無 、年 齢 、性 別 、国 籍 等 に か か わ ら ず 、自 立 し 、
ともに生き、自己実現ができる環境づくり」実現のための一施策として、鉄道駅等を中心
とした地区におけるバリアフリー化についての中期的な実施計画と位置づける。
仙 台 21 プ ラ ン や 仙 台 市 ひ と に や さ し い ま ち づ く り 条 例 は 、特 定 の 地 区 や 施 設 等 に か か わ
らず全市域を対象としており、バリアフリー化に則した本市のまちづくりはこの理念の元
で長期的に成されて行くものである。一方で、本基本構想及び各特定事業計画では、交通
バリアフリー法の枠組みの中、一定の期間と特定の地区における取り組みを計画する。そ
の た め 、時 間 的 制 約 や 財 政 的 制 約 等 に よ り 、あ る 程 度 限 定 的 な も の に な ら ざ る を 得 な い が 、
これにより本市のバリアフリー化に向けた息の長い取り組みに変化を及ぼすものではない。
柔軟な基本構想の見直し等も見据えつつ、より多くの地区や施設の移動円滑化に継続的に
努めていく。
基本構想の位置づけと長期的なバリアフリー化への対応
広
範
な
バ
リ
ア
フ
リ
ー
概念図
化
交通バリアフリー法の対象
今回作成の基本構想
ひとにやさしいまちづくり事業
(従 来 か ら )
-5-
全体構想
1.基本方針
1-4.目標とする構想期間の設定
移動円滑化を速やかにかつ効果的に実現するため、特定旅客施設を中心とした一定の地
区を重点整備地区として定め、地区内における移動円滑化にかかる各事業を重点的かつ一
体的に推進する。各事業の実施に当たっては、仙台市、公共交通事業者等、道路管理者及
び公安委員会等の施策を総合的に講じる必要があることから、各者間で共通認識を醸成す
るため、以下に掲げる事項の達成を目標とする。
① 本 基 本 構 想 で 定 め る 特 定 旅 客 施 設 内 ※ 1 の 移 動 経 路 の 移 動 円 滑 化 を 平 成 22 年 ま
でに実施。
② 本 基 本 構 想 で 定 め る 特 定 経 路 の 移 動 円 滑 化 を 平 成 22 年 ま で に 実 施 。
③ 本 基 本 構 想 で 定 め る 公 共 用 施 設 ※ 2 の 移 動 円 滑 化 を 平 成 22 年 ま で に 実 施 。
※ 1 .こ こ で は J R 駅 、 地 下 鉄 駅 を 対 象 と す る 。
※ 2 .特 定 旅 客 施 設 ま た は 一 般 交 通 用 施 設 ( 道 路 、 駅 前 広 場 、 通 路 等 ) と 一 体 と し て 利 用 さ れ る 駐 車
場、公園(園内の通路、トイレ等)等が対象。
-6-
全体構想
2.重点整備地区の検討
2.重点整備地区の検討
2-1.重点整備地区の要件
重点整備地区は、特定旅客施設を中心とする地区であって下記の交通バリアフリー法第
2条第7項各号の要件に該当するものから市町村が地域の実情に応じて定めることとされ
ている。
① 特 定 旅 客 施 設 と の 間 の 移 動 が 通 常 徒 歩 で 行 わ れ 、か つ 、高 齢 者 、身 体 障 害 者 等 が
日常生活又は社会生活において利用すると認められる官公庁施設、福祉施設、そ
の 他 の 施 設 (以 下 、「 官 公 庁 ・ 福 祉 施 設 等 」 と い う )の 所 在 地 を 含 む 地 区 。
② 特 定 旅 客 施 設 、一 般 交 通 用 施 設 及 び 公 共 用 施 設 に つ い て 移 動 円 滑 化 の た め の 事 業
が実施されることが特に必要であると認められる地区。
③ 当該地区において移動円滑化のための事業を重点的かつ一体的に実施すること
が、総合的な都市機能の増進を図る上で有効かつ適切であると認められる地区。
2-2.特 定 旅 客施設
(1).特 定 旅 客 施 設 の 要 件
特定旅客施設として政令で定められた要件は以下のとおりである。
① 当該旅客施設1日当たりの利用者数が5千人以上である場合又は5千人以上で
あると見込まれる場合。
② 当該旅客施設を利用する高齢者又は身体障害者等が上記①に該当する旅客施設
と同程度以上と認められる場合。
③ 当 該 旅 客 施 設 徒 歩 圏 に 相 当 数 の 高 齢 者 、身 体 障 害 者 等 が 利 用 す る 官 公 庁 福 祉 施 設
等 が 存 在 し 、か つ 移 動 円 滑 化 事 業 の 一 体 的 な 実 施 が 効 率 的 か つ 効 果 的 で あ る 場 合 。
本 市 の 場 合 、 上 記 ① 要 件 に 該 当 す る 旅 客 施 設 の み で 35 施 設 に も の ぼ る こ と か ら 、 当 面 、
上記①要件のみをもって特定旅客施設該当の判定を行うこととする。
なお、現在、計画が推進されている「地下鉄東西線事業」については、出入口を含めた
詳細が未確定であることから今回の検討には含めないこととする。但し、今後、新設され
る鉄道駅については、交通バリアフリー法により、全て移動円滑化することが義務化され
ており、本基本構想にかかわらずバリアフリー化を前提に今後の計画を進める。
-7-
全体構想
2.重点整備地区の検討
(2).公 共 交 通 タ ー ミ ナ ル 等 の 利 用 現 状 と 特 定 旅 客 施 設
駅・ターミナル
JR
地下鉄
フェリーターミナル
仙台
長町
南長町(設置予定)
南仙台
東仙台
岩切
東照宮
北仙台
北山
国見
葛岡
陸前落合
愛子
陸前白沢
熊ケ根
西 仙 台 ハイランド
作並
奥新川
あおば通
榴ケ岡
宮城野原
陸前原ノ町
苦竹
新田東(設置予定)
福田町
陸前高砂
中野栄
泉中央
八乙女
黒松
旭ケ丘
台原
北仙台
北四番丁
勾当台公園
広瀬通
仙台
五橋
愛宕橋
河原町
長町一丁目
長町
長町南
富沢
仙台港
1 日 平 均 乗 降 者 数 (人 )
平成10 年度 平成11 年度 平成12 年度
195,098
191,416
201,338
10,840
11,124
11,290
15,596
7,798
6,566
4,682
6,886
4,322
8,988
780
5,016
5,208
270
222
2
472
40
15,200
7,830
6,506
4,698
6,842
4,402
8,780
818
5,194
5,878
192
204
4,936
9,888
7,118
5,084
15,208
7,702
6,528
4,794
7,022
4,194
8,864
768
5,202
5,564
234
226
2
502
52
27,092
5,074
9,872
7,012
4,938
8,124
8,674
8,166
41,489
20,788
8,033
17,228
11,840
14,503
14,379
32,146
20,334
73,169
11,725
4,049
8,969
6,484
11,331
20,205
10,098
600
8,246
8,500
8,000
43,800
20,010
7,906
16,695
11,700
14,747
14,053
31,647
19,983
73,460
11,370
3,951
8,947
6,283
11,585
21,204
10,103
609
8,442
8,568
8,754
44,169
19,308
7,726
16,392
11,926
14,430
14,266
31,401
20,040
75,709
11,435
3,989
8,956
6,094
11,963
22,045
10,694
585
504
30
38,396
5,490
10,938
7,122
5,424
代表値
201,338
11,290
16,600
15,335
7,830
6,534
4,725
6,917
4,402
8,878
818
5,194
5,878
232
218
2
504
41
38,396
5,490
10,938
7,122
5,424
10,917
8,442
8,581
8,754
44,169
20,036
7,889
16,772
11,926
14,560
14,266
31,732
20,119
75,709
11,510
3,997
8,958
6,287
11,963
22,045
10,694
598
特定旅
客施設
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
※あおば通駅は年度換算値、代表値は3年平均と最新値の大きい値を採用。
-8-
全体構想
2.重点整備地区の検討
2-3.目的施設の整理
(1).目 的 施 設 の 設 定 及 び 種 別 の 整 理
1) 対 象 と な る 官 公 庁 ・ 福 祉 施 設 等 の 目 的 施 設 の 法 的 な 視 点 に よ る 整 理
対象となる官公庁・福祉施設等の目的施設については、法令等で下記の定めが
ある。
「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する
法律」
特定旅客施設との間の移動が通常徒歩で行われ、かつ、高齢者、身体障害者
等が日常生活又は社会生活において利用すると認められる官公庁施設、福祉
施設その他の施設。
「移動円滑化の促進に関する基本方針」
相当数の高齢者、身体障害者等が利用する施設。
(例示)官公庁施設、福祉施設、病院、文化施設、商業施設等
(仙 台 市 ひ と に や さ し い ま ち づ く り 条 例 )
公 益 的 施 設 を 規 定 し 、そ の う ち 特 に 福 祉 整 備 が 必 要 な も の を 指 定 施 設 に 規 定 。
福 祉 整 備 基 準 を 設 け 遵 守 義 務 を 規 定 し 、指 定 施 設 の 工 事 に は 届 出 義 務 を 規 定 。
更に、市の責務として、自ら設置又は管理する施設の福祉整備に努めるとと
もに、その他の福祉整備に関する施策を積極的に実施する責務を規定。
以上の視点から各種施設を整理すると次頁の表のとおりである。
-9-
全体構想
2.重点整備地区の検討
条例指定施設一覧<仙台市ひとにやさしいまちづくり条例指定施設>
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
28.
29.
30.
31.
32.
社会福祉施設(すべての施設)
病院、診療所及び助産所(すべての施設)
学校等施設(すべての施設)
官公庁の庁舎(すべての施設)
公益事業の営業所等(すべての施設)
金融機関の本店、支店その他の店舗(すべての施設)
公衆便所(すべての施設)
火葬場(すべての施設)
文化施設(すべての施設)
集会施設(すべての施設)
地下街等(すべての施設)
飲 食 店 ( 100 ㎡ 以 上 )
百 貨 店 、 マ ー ケ ッ ト そ の 他 物 品 販 売 業 を 営 む 店 舗 ( 100 ㎡ 以 上 )
理 容 所 等 ( 50 ㎡ 以 上 )
クリーニング取 次 店 、貸 衣 装 屋 、旅 行 代 理 店 そ の 他 サービス業 を 営 む 店 舗( 100 ㎡ 以 上 )
体 育 館 、 ボーリング場 、 スケート場 、 水 泳 場 、 スポーツの 練 習 場 そ の 他 ( 500 ㎡ 以 上 )
劇 場 、 映 画 館 、 観 覧 場 そ の 他 ( 500 ㎡ 以 上 )
展 示 場 そ の 他 ( 500 ㎡ 以 上 )
ダンスホール、 遊 技 場 、 マージャン屋 、 パ チ ン コ 屋 、 カラオケボックスそ の 他 ( 500 ㎡ 以 上 )
公 衆 浴 場 ( 100 ㎡ 以 上 )
ホ テ ル 、 旅 館 そ の 他 ( 500 ㎡ 以 上 )
事 務 所 ( 2,000 ㎡ 以 上 )
工 場 ( 2,000 ㎡ 以 上 )
公共交通機関の施設(すべての施設)
機 械 式 の み を 用 い る 駐 車 場 以 外 の 自 動 車 車 庫 ( 500 ㎡ 以 上 )
共 同 住 宅 等 ( 50 戸 以 上 )
上 記 の 複 合 施 設 ( 2000 ㎡ 以 上 )
鉄道駅舎(すべての施設)
自動車専用道路を除く道路法の道路(すべての施設)
公園及び緑地(すべての施設)
動物園等(すべての施設)
路外駐車場(届出駐車場)
- 10 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
2).移 動 円 滑 化 を 図 る 目 的 施 設 の 設 定
年齢や障害の有無にかかわらず自立した生活を営むには、移動経路と目的施設が
一体的にバリアフリー化されていることが必要になる。将来的には全ての施設で福
祉整備が行われることが求められている。しかし、それまでの過程においては条例
指定施設であってもバリアフリー化が担保されているものではない。本基本構想で
は、目標を定めて速やかで効果的な移動円滑化事業を実施する観点や、総合的な都
市機能増進を図る上で有効かつ適切な事業実施の観点より、中でも特に重要である
と考えられる以下の施設を移動円滑化を図る目的施設として設定する。
①全ての公共施設
公共施設(福祉法人、医療法人、高等学校・大学校等も含む)においても現段
階で全ての施設がバリアフリー化されてはいないが、公共の責務として積極的な
対応が必要である。また、条例では国や県等に対する義務規定はないが同様の対
応が求められる。
②集客力のある大規模な民間施設
大規模集客施設は多くの不特定多数市民が利用しており、施設までの移動円滑
化の実施により多くの効果が期待できる。
③ ハ ー ト ビ ル 法 の 認 定 又 は 仙 台 市 ひ と に や さ し い ま ち づ く り 条 例 第 13 条 の 適 合
証の交付を受けた施設
すでにバリアフリー化されている施設への移動経路を円滑化することにより、
移動経路と目的施設の一体的バリアフリー化が効率的に図られるとともに、条例
指定施設の福祉整備を促し、総合的な都市機能増進に寄与する。
上記の目的施設を具体的に例示すると次頁のとおりであり、中でも特定旅客施設
から徒歩圏にある施設を対象に設定する。
- 11 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
目的施設と設定される官公庁・福祉施設等の種別
種 別
施
設
官公 庁 庁舎 <市 民 全般 に対 す る行 政サ ー ビス >
行政 窓 口施 設を 含 む行 政庁 舎 (徒 歩圏 施 設除 く)
福祉施設
<行 政 機関 >
宮城県仙台保健福祉事務所、宮城県総合福祉センター、保健福祉
(法 人 含 む )
センター、宮城県身体障害者更生相談所、仙台市障害者更生相談
所
<高 齢 者の 保健 福 祉施 設>
老人ホーム、老人短期入所施設、老人デイサービスセンター、老
人福 祉 セン ター 、 介護 老人 保 健施 設
共
施
<心 身 障害 児・ 者 の保 健福 祉 施設 >
心身 障 害児 通園 施 設、 心身 障 害者 通所 援 護施 設
公
<身 体 障害 者・ 児 の保 健福 祉 施設 >
肢体不自由児施設、重症心身障害児施設、身体障害者更生施設、
身体障害者療護施設、身体障害者授産施設、身体障害者福祉ホー
ム、 身 体障 害者 福 祉工 場、 点 字図 書館 、 身体 障害 者 福祉 セン タ ー
設
<そ の 他の 保健 福 祉施 設>
仙台 市 シル バー セ ンタ ー 、仙 台 市 福祉 プ ラザ 、社会 福 祉 セン タ ー、
救護 施 設
<関 連 施設 >
障害者職業能力開発校、身体障害者体育センター、障害者休日夜
間歯 科 診療 所、 仙 台市 健康 増 進セ ンタ ー
そ の 他
<建 築 物>
病 院 (急 患 休 日 診 療 所 含 む )、 高 等 学 校 ・ 大 学 校 (私 立 含 む )、 普 通
郵便局、火葬場、文化施設、集会施設、観覧場等、展示場、宿泊
施設 、ス ポ ーツ 施 設、バス タ ーミ ナル(特定 旅客 施 設と 同等 の 施 設 )
<非 建 築物 >
公園 緑 地( 徒歩 圏 施設 除く )、動 物園 、
交通 乗 継ぎ 施設 ・ バス 停(特 定旅 客施 設 と同 様に 5,000 人/日 以 上
利用 の 施設 )
病 院 、 金 融 機 関 本 店 (同 等 支 店 含 む )、 文 化 施 設 、 集 会 施 設 、 百 貨
店等、ス ポ ーツ 施 設、観覧 場 等、展示 場、宿 泊施 設、バ ス停 等(特
定旅 客 施設 同等)のう ち、 下 記の いず れ かに 該当 す る施 設
民 間 施 設
・大 規模 集 客施 設(特 定旅 客 施設 と同 様 に 5,000 人/日 以上 利 用の
施設)
・ハ ート ビ ル法 ま たは 仙台 市 ひと にや さ しい まち づ くり 条例 等 適
合施 設
※ 病 院 は 「 医 療 法 第 1 条 の 5 」、 学 校 は 「 学 校 教 育 法 第 1 条 」 の 規 定 に よ る 。
- 12 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
(2).特 定 旅 客 施 設 か ら の 徒 歩 圏 域
重 点 整 備 地 区 を 定 め る に 当 た っ て は 、中 心 と な る 特 定 旅 客 施 設 か ら 徒 歩 で 移 動 す る 範 囲 に
官 公 庁・福 祉 施 設 等 が 含 ま れ る こ と が 条 件 と な る こ と か ら 、本 基 本 構 想 で は 以 下 に よ り 徒 歩
圏域を設定する。
① 第 3 回 仙 台 都 市 圏 パ ー ソ ン ト リ ッ プ 調 査( 平 成 4 年 調 査 )に よ る 交 通 手 段 別 平 均
所 要 時 間 の 調 査 結 果 で は 、都 市 圏 全 て の 移 動 に お け る 平 均 徒 歩 時 間 が 10 分 で あ っ
た。
更 に 、都 市 圏 内 の 鉄 道 駅 ま で( 又 は「 か ら 」)に 要 す る 時 間( 鉄 道 端 末 平 均 所 要 時
間 ) も 全 駅 平 均 で 徒 歩 10 分 で あ っ た 。
こ れ ら の 結 果 か ら 、通 常 の 一 般 的 歩 行 速 度( 15 分 /㎞ )か ら 、徒 歩 に よ る 移 動 距
離 は 650m 程 度 と 想 定 さ れ る 。
② 高 齢 者 の 移 動 に 関 す る 既 往 ア ン ケ ー ト 調 査 で は 、苦 痛 に 感 じ な い バ ス 停 ま で の 距
離について以下の結果となった。
移動距離
100m 未 満
100∼ 200m
200∼ 500m
500∼ 1 ㎞
1㎞以上
人数
9
17
31
9
3
人数累計
69
60
43
12
3
累計割合
100%
87%
62%
17%
4%
ふ る さ と バ ス 白 書 検 討 委 員 会 編 「 新 ふ る さ と バ ス 白 書 ( 中 間 報 告 )」
私鉄九州地連、平成6年
地域科学研究会編「移動制約者の交通環境整備」より
以上により、本基本構想の重点整備地区検討における徒歩圏域は、特定旅客施設から直
線 半 径 500m( 実 距 離 600∼ 700m 程 度 ) を 概 ね の 範 囲 と す る 。
- 13 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
(3).特 定 旅 客 施 設 周 辺 の 官 公 庁 ・ 福 祉 施 設 等 分 布
特定旅客施設(JR駅、地下鉄駅)周辺の官公庁・福祉施設等を一覧表に整理すると以
下のとおりである。
下線=重複施設
特定 旅 客施 設
周辺の官公庁福祉施設等
施設 数
宮 城 県 総 合 福 祉 センター、 アエル、 仙 台 市 シルバーセンター、 ハローワーク青 葉 、
東 北 郵 政 局 、仙 台 総 合 行 政 相 談 所 、一 番 町 市 民 センター、仙 台 逓
仙台
信 病 院 、中 央 警 察 署 、仙 台 J R 病 院 、中 央 郵 便 局 、榴 岡 在 宅
介
護 支 援 センター、 駅 二 地 区 内 全 市 的 文 化 施 設 、 ラオックス仙 台 店 、
(JR・
28
エ ス パ ル 、ヨ ド バ シ カ メ ラ 仙 台 店 、ダ イ エ ー 仙 台 店 、中 央 市
民
センター、榴
ヶ
岡
図
書
館
、仙
台
駅
西
口
バ
ス
プール、仙
台
駅
前
バ
ス
地下鉄)
あお ば 通 停 群 、電 力 ビ ル 前 バ ス 停 、介 護 老 人 保 健 施 設 ハート五 橋 、藤 崎 、
仙 台 ビ ブ レ 、 仙 台 十 字 屋 、 ams 西 武 、 イ ー ビ ー ン ズ
JR ・
地下鉄
長町
(JR・
地下鉄)
11
地下鉄)
特別養護老人ホーム仙台長生園、養護老人ホーム仙台楽生
園 、葉 山 在 宅 介 護 支 援 センター、葉 山 デイサービスセンター、青 葉 体 育 館 、
仙 台 市 武 道 館 、仙 台 北 警 察 署 、東 北 労 災 病 院 、宮 城 県 仙 台 合
12
同 庁 舎 、宮 城 県 通 町 分 庁 舎 、宮 城 県 高 齢 者 総 合 相 談 センター、仙
台市北部急患診療所
南仙 台
中 田 市 民 センター、中 田 行 政 サービスセンター、老 人 保 健 施 設 ソアーズ、春
日療養園
4
東仙 台
心 身 障 害 者 通 所 援 護 施 設 コッペ
1
岩切
岩 切 行 政 サービスセンター、 岩 切 市 民 センター、 岩 切 デイサービスセンター、 特
別 養 護 老 人 ホームか む り の 里 、 軽 費 老 人 ホームひ ま わ り
5
国見
国 見 苑 特 別 養 護 老 人 ホーム、国 見 在 宅 介 護 支 援 センター、国 見 デイサー
ビスセンター、 東 北 文 化 学 園 大 学
4
北仙台
(JR・
JR
長 町 病 院 、太 白 区 文 化 センター、仙 台 南 警 察 署 、仙 台 南 社 会 保 険
事 務 所 、仙 台 市 太 白 障 害 者 福 祉 センター、太 白 図 書 館 、太 白 区 中
央市民センター、社会保険仙台健康づくりセンターペアー
レ、広南休日診療所、仙台市音楽堂、もりの広場
陸前 落 合 落 合 市 民 センター、 宮 城 広 瀬 高 校 、 県 立 こ ど も 病 院
宮 城 総 合 支 所 、 広 瀬 文 化 センター、 広 瀬 図 書 館 、 広 瀬 市 民 センター、
宮 城 保 健 センター、宮 城 社 会 福 祉 センター、祥 葉 園 老 人 短 期 入 所 施 設 、
愛子
あ や し デイサービスセンター
榴 岡 公 園 、 仙 台 サンプラザ、 メルパルク仙 台 、 歴 史 民 族 資 料 館 、 仙
台 高 齢 雇 用 就 業 支 援 センター、仙 台 第 二 法 務 合 同 庁 舎 、仙 台 第 三
榴ケ 岡
合 同 庁 舎 、 仙 台 第 四 合 同 庁 舎 、 仙 台 ソフトウェアセンター
国 立 仙 台 病 院 、東 北 地 方 医 務 局 、宮 城 野 原 総 合 運 動 公 園 、宮
宮城 野 原 城 球 場 、宮 城 陸 上 競 技 場 、仙 台 育 英 学 園 高 校 、宮 城 県 図 南 萩
陵 高 校 、 榴 ケ岡 市 民 センター
3
8
9
8
陸前原ノ町 宮 城 野 区 役 所 、 宮 城 野 区 文 化 センター
2
苦竹
2
東 部 市 民 センター、 仙 台 東 警 察 署
新田 東
東郵便局、社会体育施設
(設置予定)
- 14 -
2
全体構想
2.重点整備地区の検討
下線=重複施設
特定 旅 客施 設
JR
周辺の官公庁福祉施設等
高 砂 市 民 センター、高 砂 老 人 福 祉 センター、高 砂 デイサービスセンター、高 砂
陸前 高 砂 在 宅 介 護 支 援 センター、 東 北 厚 生 年 金 病 院
施設 数
5
中野 栄
仙台育英学園高校(多賀城校舎)
1
泉中 央
健 康 増 進 センター、泉 区 保 健 福 祉 センター、泉 地 区 休 日 診 療 所 、泉 区
役 所 、 泉 区 役 所 東 庁 舎 、 イ ト ー ヨ ー カ 堂 泉 中 央 店 、 SELVA、
泉 警 察 署 、仙 台 市 介 護 研 修 センター、泉 文 化 創 造 センター( イ ズ ミ テ
ィ 21)、 仙 台 徳 州 会 病 院 、 老 人 保 健 施 設 い ず み 、 泉 中 央 駅 バ
ス プ ー ル 、泉 図 書 館 、こ ど も 宇 宙 館 、七 北 田 公 園 、七 北 田 公
園 体 育 館 、 仙 台 スタジアム
18
黒松
黒 松 行 政 サービスセンター、 黒 松 市 民 センター
2
旭ケ 丘
旭 ケ丘 市 民 センター、 仙 台 市 青 年 文 化 センター、 仙 台 市 科 学 館 、 台 原
森 林 公 園 ( 旭 ヶ 丘 口 )、 旭 ケ丘 バスターミナル
5
台原
台 原 森 林 公 園( 台 原 口 )、台 原 老 人 福 祉 センター、台 原 デイサービスセ
ンター、 宮 城 県 障 害 者 職 業 能 力 開 発 校
4
宮 城 県 教 育 会 館 、仙 台 市 消 防 局 庁 舎 、東 北 大 学 農 学 部 、東 北
大 学 医 学 部 、東 北 大 学 附 属 病 院 、東 北 地 方 整 備 局 、北 税 務 署 、
宮
城 県 庁 、宮 城 県 自 治 会 館 、仙 台 市 役 所 、仙 台 市 役 所 北 庁 舎 、 18
北四 番 丁
仙 台 市 役 所 二 日 町 分 庁 舎 、 青 葉 区 役 所 、 老 人 保 険 施 設 トラスト、
上 杉 在 宅 介 護 支 援 センター、佐 藤 病 院 、伊 藤 病 院 、宮 城 中 央 病 院
仙台市役所、仙台市役所北庁舎、仙台市役所二日町分庁舎、
青 葉 区 役 所 、宮 城 県 庁 、宮 城 県 自 治 会 館 、仙 台 合 同 庁 舎 、仙
台 第 二 合 同 庁 舎 、 北 税 務 署 、 三 越 、 141、 宮 城 県 社 会 福 祉 会
館 、 宮 城 県 民 会 館 、 法 務 局 、 仙 台 メディアテーク、 仙 台 市 民 会 館 、
西 公 園 、東 北 公 済 病 院 、勾 当 台 会 館 、宮 城 県 本 町 分 庁 舎 、宮
城 県 本 町 第 二 分 庁 舎 、宮 城 県 本 町 第 三 分 庁 舎 、仙 台 市 役 所 錦
町 庁 舎 、仙 台 市 役 所 国 分 町 分 庁 舎 、エルパーク仙 台 、労 働 福 祉 会
館 、錦 町 公 園 、勾 当 台 公 園 、商 工 会 議 所 前 バ ス 停 、県 庁 市 役
所前バス停、仙台フォーラス、仙台シャル
32
広瀬 通
仙 台 第 二 合 同 庁 舎 、141、三 越 、藤 崎 、アエル、宮 城 県 総 合 福 祉
センター、 仙 台 ビ ブ レ 、仙 台 十 字 屋 、仙 台 市 シルバーセンター、ハローワーク
青 葉 、 仙 台 総 合 行 政 相 談 所 、 一 番 町 市 民 センター、 東 北 郵 政 局 、
電 力 ビ ル 前 バ ス 停 、商 工 会 議 所 前 バ ス 停 、宮 城 県 本 町 第 三 分
庁 舎 、仙 台 市 役 所 錦 町 庁 舎 、エルパーク仙 台 、労 働 福 祉 会 館 、錦
町公園、ダイエー仙台店、仙台フォーラス、仙台シャル
23
五橋
仙 台 J R 病 院 、中 央 警 察 署 、中 央 郵 便 局 、仙 台 市 福 祉 プ ラ ザ 、
東 北 大 学 片 平 キ ャ ン パ ス 、東 北 学 院 大 学 土 樋 キ ャ ン パ ス 、仙
台市立病院、
10
荒 町 市 民 センター、 介 護 老 人 保 健 施 設 ハート五 橋 、 障 害 者 休 日 夜 間
歯科診療所
河原 町
仙 台 市 救 急 センター、 心 身 障 害 者 通 所 援 護 施 設 南 材 ホーム、河 原 町
在 宅 介 護 支 援 センター
地下鉄
勾当 台
公園
- 15 -
3
全体構想
2.重点整備地区の検討
下線=重複施設
周辺の官公庁福祉施設等
施設 数
宮 城 県 第 二 総 合 運 動 場 、仙 台 南 高 校 、仙 台 市 音 楽 堂 、も り の
広場
4
長町 南
太 白 区 役 所 、仙 台 南 社 会 保 険 事 務 所 、仙 台 市 太 白 障 害 者 福 祉
センター、 ザ ・モール仙 台 長 町 、 仙 台 南 県 税 事 務 所 、 女 性 セ ン タ ー 、
地 底 の 森 ミュージアム富 沢 遺 跡 保 存 館 、 社 会 保 険 仙 台 健 康 づ く り
センター(ペアーレ仙台)
8
富沢
仙 台 市 体 育 館 、広 南 病 院 、南 仙 台 病 院 、大 野 田 老 人 福 祉 センター、
水 道 局 、 南 大 野 田 デイサービスセンター
6
特定 旅 客施 設
地下鉄
長町
一丁 目
総施 設 数( 重複 な し) →
206
※JR東北本線南長町駅は除く。
※ 特 定 旅 客 施 設 を 中 心 と し た 直 線 半 径 500m に 含 ま れ る 対 象 目 的 施 設 に 加 え 、 特 に 福 祉 施 設 、 病 院 、 著
名 な 市 民 利 用 施 設 に つ い て は 、 経 路 に 沿 っ た 実 距 離 で 概 ね 600∼ 700m ま で を 目 安 に 施 設 の 抽 出 を 行 っ
た 。( 施 設 に つ い て は 、 平 成 12 年 度 の 既 存 ・ 計 画 で あ る )
上記の表を駅毎に図示すると次頁のとおりとなり、施設によっては、複数駅の徒歩圏域
に重複することもある。
- 16 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
※施設分布図
泉 中 央 18
八乙女0
黒松
2
旭ケ丘5
台原
愛子8
落合3
国見4
4
岩切
5
中野栄1
北 仙 台 12
高砂
5
北 四 番 丁 11
東仙台1
福田町8
7
勾 当 台 公 園 14
新田東2
10
広瀬通
12
榴ヶ岡9
仙台
五橋6
宮城野原8
原ノ町2
苦竹
2
12
4
河原町3
長町1丁目
2
2
長町
富沢
6
長町南
5
6
3
南長町0
南仙台4
- 17 -
※公共交通事業者は、旅客施設周辺に
おける官公庁・福祉施設の多寡にか
か わ ら ず 、旅 客 利 用 者 数 等 に 応 じ て 、
適宜旅客施設構内のバリアフリー化
に努める。
(交通バリアフリー法 第4条第2
項「公共交通事業者は、その事業の
用に供する旅客施設及び車両等を移
動円滑化基準に適合させるために必
要な措置を講ずるよう努めなければ
な ら な い 。」)
全体構想
2.重点整備地区の検討
(4).特 定 旅 客 施 設 別 徒 歩 圏 域 の 施 設 利 用 者 数
各駅における施設毎の利用者人員(実数、換算)を整理すると以下のとおりである。
利用人員は1日当たり
特定旅客施設
地 泉中央
施設種別
福祉施設
施設名称
健康増進センター
利用人員
利用人員
(実数)
(換算)
155
155
下
仙台市介護研修センター
19
19
鉄
老人保健施設いずみ
88
88
626
626
11
11
1,051
170
泉区保健福祉センター
200
32
泉警察署
268
43
泉区役所東庁舎
泉 文 化 創 造 セ ン タ ー (イ ズ ミ
テ ィ 21)
泉図書館
364
59
1,072
173
1,080
175
こども宇宙館
380
61
七北田公園
401
65
30
5
500
81
病院
仙台徳州会病院
泉地区休日診療所
官公庁窓口
その他官公庁
市民利用施設
泉区役所
七北田公園体育館
仙台スタジアム
黒松
旭ケ丘
交通乗継施設
泉中央駅バスプール
16,328
2,640
条例適合施設
SELVA
12,130
1,961
民間集客施設
イトーヨーカ堂泉中央店
18,406
2,976
官公庁窓口
黒松行政サービスセンター
40
6
市民利用施設
黒松市民センター
155
25
市民利用施設
旭ケ丘市民センター
335
54
1,077
174
仙台市科学館
530
86
台 原 森 林 公 園 (旭 ヶ 丘 口 )
235
38
仙台市青年文化センター
台原
交通乗継施設
旭ケ丘バスターミナル
7,332
1,186
福祉施設
台原老人福祉センター
337
337
台原デイサービスセンター
11
11
宮城県障害者職業能力開発校
160
160
台 原 森 林 公 園 (台 原 口 )
特別養護老人ホーム仙台長
生園
235
38
150
150
市民利用施設
北仙台
福祉施設
- 18 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
利用人員は1日当たり
特定旅客施設
地 北仙台
施設種別
福祉施設
施設名称
利用人員
利用人員
(実数)
(換算)
養護老人ホーム仙台楽生園
50
50
下
葉山デイサービスセンター
11
11
鉄
葉山在宅介護支援センター
2
2
29
29
東北労災病院
1,154
1,154
仙台北警察署
268
43
2
0
453
73
30
5
病院
官公庁窓口
仙台市北部急患診療所
宮城県高齢者総合相談セン
ター
その他官公庁
宮城県仙台合同庁舎
宮城県通町分庁舎
北四番丁
市民利用施設
青葉体育館・仙台市武道館
510
82
福祉施設
老人保健施設トラスト
114
114
2
2
2,380
2,380
宮城中央病院
127
127
佐藤病院
161
161
伊藤病院
89
89
東北地方整備局
488
79
仙台市消防局庁舎
492
80
市民利用施設
宮城県教育会館
330
53
高等学校・大学
東北大学医学部
3,380
109
東北大学農学部
1,420
46
580
94
上杉在宅介護支援センター
病院
その他官公庁
北四番丁
官公庁窓口
東北大学医学部附属病院
北税務署
勾当台公
宮 城 県 庁 (県 警 含 む )
7,208
1,166
園
仙台市役所
3,384
547
青葉区役所
3,384
547
84
14
488
79
84
14
その他官公庁
宮城県自治会館
仙台市役所北庁舎
仙台市役所二日町分庁舎
勾当台公 病院
東北公済病院
667
667
園
官公庁窓口
法務局
519
84
その他官公庁
仙台合同庁舎
1,159
187
84
14
宮城県本町分庁舎
- 19 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
利用人員は1日当たり
特定旅客施設
施設種別
施設名称
利用人員
利用人員
(実数)
(換算)
地 勾当台公 その他官公庁
宮城県本町第二分庁舎
84
14
下 園
仙台市役所国分町分庁舎
84
14
西公園
537
87
勾当台公園
188
30
仙台メディアテーク
1,080
175
宮城県社会福祉会館
140
23
宮城県民会館
1,574
255
仙台市民会館
1,500
243
395
64
県庁市役所前バス停
9,734
1,574
勾当台公 その他官公庁
仙台第二合同庁舎
1,159
187
園
宮城県本町第三分庁舎
84
14
広瀬通
仙台市役所錦町分庁舎
84
14
エルパーク仙台
550
89
労働福祉会館
457
74
錦町公園
188
30
7,959
1,287
鉄
市民利用施設
勾当台会館
交通乗継施設
市民利用施設
広瀬通
交通乗継施設
商工会議所前バス停
条例適合施設
三越
22,758
3,680
141
11,020
1,782
民間集客施設
仙台フォーラス
12,857
2,079
福祉施設
宮城県総合福祉センター
23
23
仙台市シルバーセンター
538
538
仙台総合行政相談所
10
2
ハローワーク青葉
40
6
東北郵政局
1,159
187
アエル
7,692
1,244
132
21
仙台
官公庁窓口
その他官公庁
市民利用施設
一番町市民センター
交通乗継施設
電力ビル前バス停
15,924
2,575
民間集客施設
藤崎
30,344
4,907
仙台ビブレ
24,954
4,035
仙台十字屋
17,633
2,851
ダイエー仙台店
18,633
3,013
- 20 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
利用人員は1日当たり
特定旅客施設
施設種別
施設名称
J 仙台
福祉施設
榴ケ岡在宅介護支援センター
R
病院
仙台逓信病院
・
市民利用施設
駅二地区内全市的文化施設
利用人員
利用人員
(実数)
(換算)
2
2
258
258
3,000
485
地
中央市民センター
352
57
下
榴ケ岡図書館
210
34
仙台駅西口バスプール
26,075
4,216
仙台駅前バス停群
36,366
5,880
条例適合施設
ラオックス仙台店
11,465
1,854
民間集客施設
ヨドバシカメラ仙台店
7,763
1,255
ams西武仙台店
10,945
1,770
イービーンズ
19,817
3,204
エスパル
15,563
2,517
1,159
187
20
3
仙台第3合同庁舎
775
125
仙台第2法務合同庁舎
775
125
仙台ソフトウェアセンター
410
66
榴岡公園
302
49
仙台サンプラザ
840
136
メルパルク仙台
330
53
歴史民族資料館
40
6
鉄
J 榴ケ岡
交通乗継施設
官公庁窓口
R
仙台第4合同庁舎
仙台高齢雇用就業支援センター
その他官公庁
市民利用施設
J 仙台
福祉施設
介護老人保健施設ハート五橋
130
130
R 五橋
病院
仙台JR病院
412
412
・
官公庁窓口
中央郵便局
1,545
250
中央警察署
494
80
地
下
鉄
- 21 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
利用人員は1日当たり
特定旅客施設
施設種別
施設名称
地
福祉施設
仙台市福祉プラザ
下 五橋
病院
障害者休日夜間歯科診療所
鉄
仙台市立病院
河原町
利用人員
利用人員
(実数)
(換算)
464
464
1,774
1,774
159
26
市民利用施設
荒町市民センター
高等学校・大学
東北大学片平キャンパス
1,080
35
東北学院大学土樋キャンパス
5,050
163
20
20
2
2
97
97
福祉施設
心身障害者通所援護施設南材ホー
ム
河原町在宅介護支援センター
病院
仙台救急センター
長町1丁 市民利用施設
宮城県第二総合運動場
341
55
目
仙台南高校
900
29
高等学校・大学
長町1丁目 市 民 利 用 施 設
仙台市音楽堂
3,000
485
長町
もりの広場
5,000
809
319
319
7
7
268
43
1,072
173
太白図書館
420
68
太白区中央市民センター
335
54
49
49
155
155
135
22
1,051
170
長町
病院
長町病院
広南休日診療所
長町
官公庁窓口
仙台南警察署
市民利用施設
太白区文化センター
福祉施設
長町南
仙台市太白障害者福祉センター
社会保険仙台健康づくりセンター
(ペアーレ仙台)
長町南
官公庁窓口
仙台南社会保険事務所
官公庁窓口
太白区役所
- 22 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
利用人員は1日当たり
特定旅客施設
施設種別
施設名称
利用人員
利用人員
(実数)
(換算)
地 長町南
官公庁窓口
仙台南県税事務所
下
市民利用施設
地底の森ミュージアム富沢遺跡保存館
140
23
女性センター
550
89
36,317
5,872
鉄
富沢
条例適合施設
ザ・モール仙台長町
福祉施設
大野田老人福祉センター
96
96
南大野田デイサービスセンター
20
20
広南病院
376
376
南仙台病院
159
159
その他官公庁
水道局
811
131
市民利用施設
仙台市体育館
1,250
202
福祉施設
国見苑特別養護老人ホーム
50
50
国見在宅介護支援センター
2
2
国見デイサービスセンター
6
6
1,900
61
病院
J 国見
R
陸前落合
愛子
高等学校・大学
東北文化学園大学
病院
県立こども病院
319
319
市民利用施設
落合市民センター
110
18
高等学校・大学
宮城広瀬高校
900
29
福祉施設
祥葉園老人短期入所施設
20
20
あやしデイサービスセンター
13
13
380
61
宮城保健センター
20
3
宮城社会福祉センター
70
11
広瀬文化センター
256
41
広瀬図書館
230
37
広瀬市民センター
126
20
老人保健施設ソアーズ
118
118
官公庁窓口
市民利用施設
南仙台
福祉施設
宮城総合支所
- 23 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
利用人員は1日当たり
特定旅客施設
J 南仙台
施設種別
施設名称
病院
春日療養園
官公庁窓口
中田行政サービスセンター
市民利用施設
中田市民センター
東仙台
福祉施設
岩切
福祉施設
R
宮城野原
利用人員
利用人員
(実数)
(換算)
498
498
130
21
175
28
心身障害者通所援護施設コッペ
10
10
岩切デイサービスセンター
11
11
特別養護老人ホームかむりの里
50
50
軽費老人ホームひまわり
24
24
官公庁窓口
岩切行政サービスセンター
60
10
市民利用施設
岩切市民センター
161
26
病院
国立仙台病院
1,425
1,425
その他官公庁
東北地方医務局
135
22
市民利用施設
宮城野原総合運動公園
106
17
宮城球場・宮城陸上競技場
699
113
榴ケ岡市民センター
252
41
3,100
100
900
29
高等学校・大学
仙台育英学園高校(宮城野校舎)
宮城県図南萩陵高校
陸前原ノ 官 公 庁 窓 口
宮城野区役所
1,051
170
町
市民利用施設
宮城野区文化センター
1,072
173
苦竹
官公庁窓口
仙台東警察署
268
43
市民利用施設
東部市民センター
127
21
官公庁窓口
東郵便局
641
104
市民利用施設
社会体育施設
510
82
福祉施設
宮城野の里軽費老人ホーム
30
30
福田町デイサービスセンター
11
11
新田東
福田町
- 24 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
利用人員は1日当たり
特定旅客施設
J 福田町
施設種別
福祉施設
R
施設名称
中野栄
利用人員
(実数)
(換算)
老人短期入所施設福田町
福田町在宅介護支援センター
陸前高砂
利用人員
2
2
170
27
9
1
官公庁窓口
高砂行政サービスセンター
その他官公庁
宮城県人材開発センター
市民利用施設
田子市民センター
170
27
高等学校・大学
宮城県高等技術専門校
215
7
福祉施設
高砂老人福祉センター
75
75
高砂デイサービスセンター
10
10
高砂在宅介護支援センター
2
2
病院
東北厚生年金病院
995
995
市民利用施設
高砂市民センター
208
34
高等学校・大学
仙台育英学園高校(多賀城校舎)
3,100
100
※利用人員(実数)は公表値(直接聞取り含む)を除き、類似施設,T調査,各種統計資料等か
らの推計または「大規模開発地区関連交通計画マニュアル」による床面積からの算定。年間デ
ー タ は 全 て 年 365 日 で 1 日 当 た り に 変 換 。
※ 利 用 人 員( 換 算 )は 高 齢 者・身 障 者 の 利 用 に 着 目 し て 利 用 人 員( 実 数 )に 福 祉 施 設 と 病 院 は 100%,
高 等 学 校 ・ 大 学 は 仙 台 市 の 身 障 者 率 (3.23%) , そ の 他 種 別 に は 仙 台 市 の 高 齢 者 率 , 身 障 者 率
(16.17%)を 乗 じ て 算 出 し た 。
※ 「 青 葉 体 育 館 ・ 仙 台 市 武 道 館 」「 宮 城 球 場 ・ 陸 上 競 技 場 」 は 合 算 し た 。
※「台原森林公園」は旭ヶ丘と台原に分割した。
- 25 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
2-4.評価指標の整理と重点整備地区の選定
(1).旅 客 施 設 及 び 目 的 施 設 利 用 者 総 数 の 整 理
重点整備地区の検討に際しては、特定旅客施設周辺の目的施設立地状況や、移動経路の
連続性から一体とみなせる地区を整理して検討を行う。相対評価する評価指標の設定につ
いては、より多くの旅客施設利用者や対象施設利用者へ効率的にバリアフリー空間を供す
る 観 点 か ら 、以 下 に よ り 算 出 し 、優 先 順 位 は 評 価 指 標 の 大 き い 地 区 か ら 順 次 上 位 と し た( 次
頁 に 順 位 表 を 記 載 )。
( 評 価 指 標 = 旅 客 施 設 利 用 者 数 ×対 象 施 設 利 用 者 数 ÷100,000)
(2).評 価 指 標 に よ る 選 定
前記の整理から、
「 仙 台 都 心 」、
「 泉 中 央 」、
「 長 町 」の 3 地 区 の 評 価 指 標 が 、他 の 地 区 よ り
も突出した値を示しており、当該3地区の優先性が際立っていることが分かる。よって、
「仙台都心」地区から基本構想を策定し、特定経路や重点整備地区の設定等、基本構想策
定に向け、初動期から高齢者や障害者等の方々の参加によるワークショップを行い、公共
交通機関利用者の意見を十分に反映するよう努める。
中 で も 、「 仙 台 都 心 ( J R 仙 台 駅 ・ J R あ お ば 通 駅 ・ 地 下 鉄 仙 台 駅 周 辺 地 区 )」 か ら 重 点
整備地区別基本構想策定に着手し、以後はその様々な経験やノウハウを活かして、次地区
(「 仙 台 都 心( 地 下 鉄 勾 当 台 公 園 駅・広 瀬 通 駅・北 四 番 丁 駅・五 橋 駅 周 辺 地 区 )」、
「 泉 中 央 」、
「 長 町 」)以 降 の 基 本 構 想 策 定 に つ な げ て い く こ と と し 、上 記 3 地 区 以 外 の 地 区 に つ い て は 、
平 成 22 年 ま で の 道 路 特 定 事 業 の 可 能 投 資 額 を 考 慮 し な が ら 、上 記 3 地 区 と 同 様 の 手 順 を 経
て、今後順次、地区別の基本構想を策定することとする。
(3).各 種 特 定 事 業 の 平 成 22 年 ま で の 事 業 可 能 性 の 検 討 に つ い て
本 基 本 構 想 は 、事 業 の 整 備 終 了 年 度 を 平 成 22 年 と し て 策 定 す る こ と と し て い る の で 、基
本構想策定に際しては、それぞれの特定事業者が目標年次までの事業費の可能投資額等を
考慮しながら、事業が担保できる範囲の基本構想となるように策定を行う必要がある。
特に、事業の多い仙台市道の整備については、基本構想に示す整備事項の実施を確実な
ものとするため、目標年次までの可能投資額にもとづく特定経路の整備延長を明示するこ
とが望ましいが、現時点でバリアフリー化に要する単位面積あるいは単位延長当たりの事
業 費( 以 下「 単 位 事 業 費 」)の 設 定 が 困 難 で あ る こ と か ら 、本 基 本 構 想 で は 目 標 年 次 ま で の
整備延長を示していない。
目標年次までの整備延長については、先行的に事業に取組む仙台駅周辺地区に要する事
業費にもとづき、バリアフリー化の単位事業費を定めた上で、設定するものとする。
仙台駅周辺地区以降の地区別基本構想は、確実な事業の推進を図るため、目標年次まで
の可能整備延長を踏まえて策定を進めることとする。
- 26 -
全体構想
2.重点整備地区の検討
地区別旅客利用者数・施設利用者数による評価指標
地区名・特定旅客施設
旅客利用者数
施設利用者数
評価指標
優先順位
393,070
62,644
133,343
315,443
40,612
128,108
地下鉄勾当台公園
31,732
10,781
3,421
地下鉄広瀬通
20,119
4,747
955
地下鉄北四番丁
14,266
4,003
571
地下鉄五橋駅
11,510
2,501
288
地下鉄泉中央
44,169
9,340
4,126
45,298
8,071
1,801
JR長町,地下鉄長町
23,253
1,799
418
地下鉄長町南
22,045
6,272
1,383
北仙台
J R 北 仙 台 ,地 下 鉄 北 仙 台
21,477
1,599
344
4
旭ヶ丘
地下鉄旭ヶ丘
16,772
1,538
258
5
宮城野原
JR宮城野原
10,938
1,747
191
6
南仙台
JR南仙台
15,335
665
102
7
富沢
地下鉄富沢
10,694
984
106
8
陸前高砂
JR陸前高砂
8,581
1,116
96
9
台原
地下鉄台原
11,926
546
66
10
榴ヶ岡
JR榴ヶ岡
5,490
750
42
11
陸前原ノ町
JR陸前原ノ町
7,122
343
25
12
長町一丁目
地下鉄長町一丁目
6,287
359
23
13
新田東
J R 新 田 東 (設 置 予 定 )
10,917
186
21
14
陸前落合
JR陸前落合
5,194
366
19
15
愛子
JR愛子
5,878
206
12
16
河原町
地下鉄河原町
8,958
119
11
17
国見
JR国見
8,878
119
11
18
福田町
JR福田町
8,442
125
11
19
中野栄
JR中野栄
8,754
100
9
20
岩切
JR岩切
6,534
121
8
21
苦竹
JR苦竹
5,424
64
3
22
黒松
地下鉄黒松
7,889
31
2
23
JR東仙台
7,830
10
1
※ 1 .旅 客 施 設 利 用 者 数 は 各 駅 代 表 地 で 、 複 数 駅 を 含 む 地 区 で は そ れ ぞ れ を 単 純 合 計 し た 。
※ 2 .施 設 利 用 者 数 は 高 齢 者 や 身 体 障 害 者 等 の 換 算 利 用 者 数 を 使 用 し た 。
24
仙台都心
JR仙台,JRあおば通,
地下鉄仙台
泉中央
長町
東仙台
- 27 -
1
2
3
全体構想
3.バリアフリーの実現を優先的に図る経路の検討
3.バリアフリーの実現を優先的に図る経路の検討
3-1.バリアフリーの実現を優先的に図る経路とは
特定旅客施設から目的となる官公庁・福祉施設等までの経路のうち、重点的にバリアフ
リー化を実施する経路を特定経路という。
3-2.特定経路と補完経路
(1).特 定 経 路
仙台市が定める基本構想では、次の基本的な考え方をもとに特定経路を設定する。
① 特 定 経 路 は 、 バ リ ア フ リ ー 化 事 業 を 本 基 本 構 想 の 期 間 で あ る 平 成 22 年 ま で に
実施する。
② 経 路 の 起 点 と な る 特 定 旅 客 施 設 の 出 入 口 は 、出 来 る だ け 既 存 の 出 入 口 を 有 効 活
用する。
③ 経 路 の 終 点 は 対 象 と な る 官 公 庁 福 祉 施 設 等( 目 的 施 設 )の 出 入 口 前 面 の 道 路 と
する。
④ 経 路 は 目 的 施 設 ご と に 最 短 一 経 路 選 定 を 基 本 と す る が 、広 い 歩 道 の 活 用 や そ の
他の対象施設までの経路との共通化にも配慮する。
⑤ 今 後 の 事 業 実 施 を 踏 ま え 、現 在 実 施 中 又 は 実 施 の 方 向 で 検 討 中 の バ リ ア フ リ ー
事業や、それに資する事業がある場合は、当該事業路線にも配慮する。
(2).補 完 経 路
特 定 経 路 以 外 で 歩 行 者 の ネ ッ ト ワ ー ク と し て 必 要 な 経 路 を「 補 完 経 路 」と し て 位 置 づ け 、
重点整備地区内の移動円滑化を図る。
■特定経路
特定旅客施設と目的施設を連絡する経路であり、バリアフリー化を推進する
主要経路として設定する。
こ れ ら の 経 路 は 、 交 通 バ リ ア フ リ ー 法 に も と づ く 特 定 経 路 と し 、 平 成 22 年
まで整備を行う経路とする。
■補完経路
地区におけるバリアフリー化されたネットワークを形成していく上で
重 要 な 経 路 を 、 補 完 経 路 と し て 設 定 し 、 平 成 22 年 ま で の 整 備 費 に 余 裕 が
ある場合に事業を行う経路とする。
- 28 -
全体構想
4.特定事業及びその他事業等に関する基本的事項
4.特定事業及びその他事業等に関する基本的事項
4-1.特定事業
特定事業とは、特定旅客施設及び特定経路におけるバリアフリー化を実施するための事
業であり、関係する事業者等が協議・調整を図り、相互の協力のもとで一体的に進め、平
成 22 年 ま で に 対 応 で き る 事 業 内 容 に つ い て 検 討 す る 。
特 定 事 業 計 画 と は 、移 動 円 滑 化 の 基 準 、ま た は ガ イ ド ラ イ ン に 沿 っ て 、平 成 22 年 ま で に
実施するバリアフリー化のための具体的な事業内容やスケジュール、予算計画等であり、
交通バリアフリー法において、各種の事業について特定事業計画を定め実施していくこと
が定められている。
特定事業の主な内容と事業実施にあたっての各種基準等を示すと以下のとおりである。
特定事業別の主な内容
・旅客施設内においてエレベーター、エスカレーターその他
の移動円滑化のために必要な設備を整備する事業。
■公 共 交 通 特 定 事 業
・こ れ ら の 事 業 化 に 伴 い 特 定 旅 客 施 設 の 構 造 を 変 更 す る 事 業 。
・公共交通事業者等が特定旅客施設を利用する旅客の運送を
行うために使用する車両を床面の低いものとすること、そ
の他の車両に関する移動円滑化のために必要な事業。
・歩道、道路用エレベーター、通行経路の案内標識、その他
の移動円滑化のために必要な施設または工作物の設置に関
■道 路 特 定 事 業
する事業。
・歩道の拡幅または路面の構造の改善、その他の移動円滑化
のために必要な道路の改良に関する事業。
・高齢者、身体障害者等による道路の横断の安全を確保する
ための機能を付加した信号機、歩行者用道路(道路交通法
第9条)であることを表示する道路標識、横断歩道である
ことを表示する道路標識、その他の移動円滑化のために必
■交 通 安 全 特 定 事 業
要な信号機、道路標識又は道路標示の設置に関する事業。
・違 法 駐 車 行 為( 道 路 交 通 法 第 51 条 の 2 第 1 項 )に 係 る 自 転
車その他の車両の取締り強化、違法駐車行為の防止につい
ての広報活動及び啓発活動、その他の移動円滑化のために
必要な特定経路を構成する道路における違法駐車行為の防
止のための事業。
■そ の 他 の 事 業
駅 前 広 場 、通 路 、旅 客 施 設 等 と 一 体 と な っ て 機 能 す る 駐 車 場 、
公園、緑地等の整備に関する事業。
- 29 -
全体構想
4.特定事業及びその他事業等に関する基本的事項
施設整備にあたっての具体的な各種基準及びガイドライン
・「移 動 円 滑 化 のために必 要 な旅 客 施 設 及 び車 両 等 の構 造 及 び設 備 に関 する基 準 」
(平 成 12 年 11 月 平 成 14 年 10 月 一 部 改 正 )
・「重 点 整 備 地 区 における移 動 円 滑 化 のために必 要 な道 路 の構 造 に関 する基 準 」
(平 成 12 年 11 月 )
・「高 齢 者 、身 体 障 害 者 等 の公 共 交 通 機 関 を利 用 した移 動 の円 滑 化 の促 進 に係 る信
号 機 等 に関 する基 準 を定 める規 則 」
(平 成 12 年 11 月 )
・「公 共 交 通 機 関 旅 客 施 設 の移 動 円 滑 化 整 備 ガイドライン」
旅 客 施 設 共 通 として移 動 経 路 、 誘 導 案 内 設 備 、 施 設 ・設 備 に関 するガイドラインを
含 む。
(平 成 13 年 8月 )
「旅 客 施 設 における音 による移 動 支 援 方 策 ガイドライン」
個 別 の旅 客 施 設 に関 するガイドラインの鉄 軌 道 駅 に関 して追 加 。
(平 成 14 年 10 月 )
「視 覚 障 害 者 用 誘 導 警 告 ブロック」
旅 客 施 設 共 通 の誘 導 案 内 設 備 に関 して一 部 改 正 。
(平 成 14 年 12 月 )
・「道 路 の移 動 円 滑 化 整 備 ガイドライン」
(平 成 13 年 11 月 )
※国においてこの他のガイドライン策定に向けた検討がなされており、新たな基準等が公表され
た場合に、随時対応を図っていくものとする。
- 30 -
全体構想
4.特定事業及びその他事業等に関する基本的事項
4-2.公共交通特定事業の考え方
重 点 整 備 地 区 に 含 ま れ る 特 定 旅 客 施 設 内 の 施 設 及 び 設 備 に つ い て は 、本 基 本 構 想 に か か わ
ら ず 、可 能 な 限 り 旅 客 施 設 等 基 準 に 則 し た 移 動 円 滑 化 事 業 を 公 共 交 通 特 定 事 業 計 画 に お い て
検討する。
ま た 、「 移 動 円 滑 化 の た め に 必 要 な 旅 客 施 設 及 び 車 両 等 の 構 造 及 び 設 備 に 関 す る 基 準 」 に
おける以下の事項を特に重要な事業として特定事業計画に反映させるものとする。
① 移動円滑化された経路に関する基準への適合
② 改札口,プラットホームに関する基準への適合
③ 通路等に関する基準への適合
④ 標識,主要設備配置案内に関する基準への適合
⑤ その他の旅客施設等に関する基準への適合
- 31 -
全体構想
4.特定事業及びその他事業等に関する基本的事項
4-3.道 路 特 定事業の考え方
特 定 経 路 の う ち 、道 路 管 理 者 が 管 理 す る 全 区 間 に つ い て 、道 路 特 定 事 業 計 画 を 検 討 す る 。
道路特定事業により整備される道路は、基本的に「重点整備地区における移動円滑化の
た め に 必 要 な 道 路 の 構 造 に 関 す る 基 準 ( 平 成 12 年 11 月 15 日 建 設 省 令 第 40 号 : 以 下 「 道
路 基 準 」と い う 。)」等 に 則 す こ と が 望 ま れ る 。し か し 、道 路 基 準 は 平 成 12 年 に 新 た に 制 定
されたものであることから、現状では全ての基準が満たされる道路は稀である。従って、
本基本構想においては、特定経路のうち道路管理者が管理する全区間を道路特定事業計画
検討の対象とするものである。
また、具体的な事業内容の検討に当たっては、事業の実現性や即効性に配慮して以下を
基本に可能な限り特定事業計画に反映させるものとする。
① 歩道内での段差解消・傾斜の改善
② 立体横断施設へのエレベーター設置
③ 視覚障害者誘導用ブロックの設置
④ 歩道面の高さ、歩車道境界部構造等の道路基準への適合
⑤ 主要施設、移動支援施設等の標識等による案内
⑥ 透水性舗装
⑦ 歩道幅員の道路基準への適合
⑧ バス停部歩道の道路基準への適合
⑨ その他の道路基準等への適合
4-4.交通安全特定事業の考え方
道路特定事業が実施される特定経路において信号等が必要な全ての交差点で「高齢者・
身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に係る信号機等に関する基準
を 定 め る 規 則( 平 成 12 年 10 月 25 日 国 家 公 安 委 員 会 規 則 第 17 号 )」に 則 し た 交 通 安 全 特 定
事業計画を検討する。
4-5.その他事業の考え方
その他の事業は、駅前広場、通路等の整備、特定旅客施設または一般交通用施設と一体
として利用される駐車場、公園、緑地の整備等があり、基本構想に沿って各施設の管理者
等が移動円滑化のため事業を検討する。
- 32 -
全体構想
5.その他
5.その他
5-1.本 基 本 構想の策定体制
本基本構想は、施設利用者や有識者等で構成された「仙台市福祉整備審議会(仙台市ひ
と に や さ し い ま ち づ く り 条 例 に よ り 設 置 )」に よ る 審 議 及 び 関 係 機 関 で 構 成 さ れ た「 仙 台 市
交通バリアフリー推進協議会」による協議を経て、以下の体制で策定した。
仙台市福祉整備審議会
仙台市交通バリアフリー
推進協議会
公共交通事業者
道路管理者
協議
諮問
仙台市
公安委員会
交通バリアフリー
ワークショップ
その他事業者
調査審議
(案 )作 成
基 本 構 想 (案 )
答申
「 基 本 構 想 」に つ い て
決定
基本構想
特定事業計画の策定
実
施
- 33 -
全体構想
5.その他
仙台市福祉整備審議会委員
氏
名
役
職
名
学識経験者(4名)
菅野
實
本間
敏行
東北大学大学院教授
宮城工業高等専門学校教授
結城美智子
宮城大学助教授
秋山
東京都立大学大学院教授
哲男
市議会議員(2名)
岩崎
武宏
仙台市議会議員
大槻
正俊
仙台市議会議員
保健医療団体代表者(2名)
登米
祐也
社団法人仙台市医師会理事
渡邉
好孝
社団法人日本理学療法士協会宮城県理学療法士会会長
市民団体代表(2名)
各
泉
成信
星
トシ子
仙台市連合町内会長会会長
社団法人仙台市老人クラブ連合会副会長
種
福祉団体代表者(8名)
団
体
柴田
旭
社会福祉法人仙台市社会福祉協議会会長
大沼
修
財団法人仙台市身体障害者福祉協会会長
千葉
文児
仙台市視覚障害者福祉協会会長
松本
克之
仙台市聴覚障害者協会会長
の
代
安彦ひさ子
仙台市知的障害者関係団体連絡協議会会長
下郡山和子
社会福祉法人仙台市重症心身障害児(者)を守る会副会長
榊枝
清吉
社団法人日本筋ジストロフィー協会宮城県支部副支部長
高橋
悦子
布の絵本「てぶくろ」代表
表
商工団体代表者(7名)
者
加藤
洋子
仙台商工会議所女性会副会長
坪田
卓哉
東日本旅客鉄道㈱仙台支社企画部長
岩井
紘子
社団法人宮城県建築士会副会長
平田日良支
社団法人宮城県建築士事務所協会会長
末永
宮城県百貨店協会事務局長
直之
五十峯
隆
社団法人宮城県銀行協会常務理事
黒澤
徹
日本チェーンストア協会東北支部事務局長
関係行政機関の職員(3名)
山田
篤司
国土交通省東北地方整備局仙台工事事務所長
今野
光則
宮城県保健福祉部夢プラン推進室長
瀧田
清実
国土交通省東北運輸局消費者行政課長
( 平 成 15 年 1 月 現 在 )
- 34 -
全体構想
5.その他
仙台市交通バリアフリー推進協議会構成委員
会長
仙台市
都市整備局総合交通政策部長
委員
国土交通省東北運輸局
交通環境部消費者行政課長
国土交通省東北地方整備局
道路部交通対策課長
〃
〃
〃
仙台工事事務所副所長
〃
宮城県警察本部
交通規制課長
〃
宮城県
企画部総合交通対策課長
〃
JR東日本㈱仙台支社
総務部企画室企画課長
〃
宮城交通㈱
常務取締役営業部長
〃
㈳宮城県バス協会
専務理事
〃
仙台市
交通局高速電車部長
〃
〃
市民局生活文化部長
〃
〃
健康福祉局健康福祉部長
〃
〃
都市整備局都市開発部長
〃
〃
建設局道路部長
( 平 成 15 年 1 月 現 在 )
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全体構想
5.その他
5-2.移動円滑化事業の推進体制
「仙台市交通バリアフリー推進協議会」において実施事業の検証や評価を行いながら、
必要に応じて構想の見直し検討等を進め、円滑な事業推進を図る。
5-3.公共交通特定事業に関する支援措置
(1).国 等 の 支 援 策 と の 協 調 支 援
①
交通バリアフリー化施設整備費補助
対象事業者
JR東日本
駅におけるバリアフリー化設備整備費
対象事業
(エレベーター、エスカレーター、スロープ、手すり、障
害者用トイレ)
支援内容
②
事 業 者 1/3、 市 1/3)
地下高速鉄道整備事業費補助
対象事業者
対象事業
支援内容
③
国 ( 運 輸 施 設 整 備 事 業 団 ) と の 協 調 で 各 1/3 の 補 助 (国 1/3、
仙台市交通局
既 存 地 下 鉄 駅 に お け る 通 路・階 段 等 の 改 良 、こ れ と 一 体 的 に
行うエレベーター、エスカレーター等の施設整備事業
原 則 と し て 補 助 対 象 建 設 費 の 国 35% 、 市 35%
公共交通移動円滑化設備整備費補助
対象事業者
下記整備事業者
・ノンステップバス等の導入
対象事業
・乗継等情報提供システム
・鉄道とバス相互の共通乗車カードシステムの整備
支援内容
国( 運 輸 施 設 整 備 事 業 団 )と の 協 調 で 各 1/4 の 補 助 (国 1/4、
事 業 者 1/2、 市 1/4)
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全体構想
5.その他
(2).仙 台 市 ひ と に や さ し い ま ち づ く り 支 援 制 度
①
ひとにやさしいまちづくり施設整備補助
対象事業者
公共交通機関施設整備者
既 存 建 築 物 の 改 善( 条 例 整 備 基 準 へ の 適 合 )工 事 費( 下 記 対 象 )
・ 11 人 乗 以 上 の エ レ ベ ー タ ー 設 置
・既存エレベーターの改善
対象事業
・車椅子使用者対応トイレの設置
・出入口の改善(拡幅,自動扉の設置等)
・出 入 口 に 隣 接 す る 敷 地 内 通 路 改 善( 段 差 解 消 ,ス ロ ー プ 設
置)
支援内容
②
各 1 箇 所 当 た り 基 準 額 の 範 囲 内 で 1/2( 5,000 万 円 限 度 ) を 補
助
ひとにやさしいまちづくり施設整備資金融資あっせん
対象事業者
公共交通機関施設整備者
既存建築物の改善又は新築・全面改築(条例基準への適合)
工事費(下記対象)
・補助金交付対象工事
対象事業
・新築・全面改築時における 11 人乗以上のエレベーター設置
・
〃
車椅子使用者対応トイレの設置
・
〃
建物出入口の自動扉の設置
・
〃
階段の手すり等の設置
各1箇所当たり基準額の範囲内で全額(1億円限度)を融資
支援内容
あっせん
但 し 、 補 助 併 用 の 場 合 は 1/2( 5,000 万 円 限 度 )
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全体構想
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