...

DrySpot Legionella Latex Test [JA]

by user

on
Category: Documents
35

views

Report

Comments

Transcript

DrySpot Legionella Latex Test [JA]
Key Code TSMX5782B
www.oxoid.com/ifu
Europe +800 135 79 135
CA 1 855 805 8539
US 1 855 2360 190
ROW +31 20 794 7071
ドライスポットレジ
オネララテックステ
スト
JA
DR0200M....................60テスト
DR0210M....................60テスト
DR0220M....................60テスト
1.
使用目的
ドライスポットレジオネララテックステストは、レジオネ
ラ症を疑う患者あるいは環境材料から分離したレジオネラ
を鑑別をするためのラテックス凝集試薬です。ドライスポ
ットレジオネララテックステストは、ヒトの疾病に関連す
るLegionella pneumophila血清型1型、血清型2-14型、他7種
のレジオネラそれぞれ鑑別することができます。
2.
原理
Legionella
pneumophilaは、レジオネラ肺炎ならびにポン
ティアック熱と呼ばれる急性のセルフリミッティングフ
ィーバーの起因菌とであることが明らかにされていま
す。L. pneumophilaと他のレジオネラは主に肺炎患者や環境
(主に水)から分離されます。
ールエリアがそれぞれ3つあります。合計60テスト分。
液をストリップ上に乾固してあります。
す。
DR205M
陽性コントロールストリップ(10ストリップ—ピンクスポ
ット)ピンクの色素とL. pneumophila血清型1型の不活化多
価抗原抽出液をストリップ上に乾固してあります。
DR240M
陰性コントロールストリップ(10ストリップ—緑色スポッ
ト)緑の色素とL. moravicaとL. birminghamensisの不活化多
価抗原抽出液をストリップ上に乾固してあります。
DR240M
陰性コントロールストリップ(10ストリップ—緑色スポッ
ト)緑の色素とL. moravicaとL. birminghamensisの不活化多
価抗原抽出液をストリップ上に乾固してあります。
DR230M
ドライスポットレジオネラ緩衝液
次にカード上に乾固したラテックス試薬が完全に溶解し均
一になるまで塗り広げ、ストリップで混和します。その
後、カードを手で持ちゆっくりと振動し凝集を観察しま
す。この手順は、陰性コントロールスティックを使用する
際にも繰り返してください。
DR230M
ドライスポットレジオネラ緩衝液
攪拌用へら
開封したパウチ密栓用のプラスチックパウチクリップ
使用説明書
DR210M Legionella pneumophila血清型2-14型テストキット
DR211M Legionella pneumophila血清型2-14型テストカード
Legionella pneumophila血清型2-14型抗原と特異的に反応す
るウサギ抗体を感作させた青色ラテックス粒子をカード上
に乾固させてあります(テストエリア)。
無反応性のウサギグロブリンを感作させた青色ラテックス
粒子をカード上に乾固させてあります(コントロールエリ
ア)。
2つパウチには、それぞれカード10枚と乾燥剤の小袋が入
っています。各テストカードにはテストエリアとコントロ
ールエリアがそれぞれ3つあります。合計60テスト分。
DR215M
陽性コントロールストリップ(10ストリップ—ピンクスポ
ット)ピンクの色素とL. pneumophila血清型2-14型の不活化
多価抗原抽出液をストリップ上に乾固してあります。
DR240M
陰性コントロールストリップ(10ストリップ—緑色スポッ
ト)緑の色素とL. moravicaとL. birminghamensisの不活化多
価抗原抽出液をストリップ上に乾固してあります。
陰性コントロールは、1以内に凝集が観察されません。
開封したパウチ密栓用のプラスチックパウチクリップ
コントロール試薬の反応が不正確な場合は、絶対に試薬を
使用しないでください。
使用説明書
4.
キットには含まれないが必要な材料
白金耳
消毒剤(例:次亜塩素酸ナトリウム>1.3%w/v)
5.
注意
本製品は、体外検査または環境検査用としてのみ使用で
きます。試料には、病原菌が含有されている可能性があ
りますので取り扱いには十分注意してください。緩衝液
((DR230M)には、刺激性の少ない腐食剤が含まれています
が、適切な防備用具を身につけ、直接触れることのないよ
うに注意してください。皮膚、粘膜、目に入った場合は直
ちにその部分を流水で十分にすすいでくださき。
6.
保存と開封
本キットは、2°C~25°Cで保存してください。冷所に保管し
た場合、開封前に室温に戻し、カードが結露するのを防止
してください。乾燥した試薬の品質を低下させ、湿度を吸
収した場合、正確な結果を得られなくなる可能性がありま
す。
パウチを開封する場合は、シール部分のすぐ下をはさみで
切ってください。
開封したら、試験に使用するテストカード(10分以内)
を取り出し、直ちにプラスチックリップで開封したパウチ
を閉じてください。試験数が少数の場合は、テストカード
にある線に沿って切り、使用しないものはパウチに戻しま
す。使用済みのテストカードを絶対にパウチに戻さないで
ください。パウチに残っているテストカードを汚染させる
原因になります。
レジオネラ症で最も一般的な原因菌はL. pneumophilaであ
り、現在14血清型のうち1型が症例の90%を占めることが知
られています。
DR230M
ドライスポットレジオネラ緩衝液
創傷の膿痬など呼吸器系以外の部位からも稀に分離されま
す。レジオネラは主に淡水地、エアコン、冷却塔、水道管
に常在しています。
開封したパウチ密栓用のプラスチックパウチクリップ
使用説明書
コントロールストリップは、水分不浸透性の包装に入って
います。水分による劣化を防ぐため、テストカードと同様
に取り扱ってください。
ドライスポットレジオネララテックステストはカード上に
抗体感作青色ラテックス粒子を乾固してあります。レジオ
ネラの菌体表面特異抗原の存在下でラテックスは凝集し、
肉眼で観察できる凝集塊を形成します。本試薬により病原
性レジオネラの種及び血清型を迅速かつ簡便にスクリーニ
ングできます。
DR220M レジオネラ属テストキット
DR221M レジオネラ属テストカード
上記保存条件で、試薬はキット外箱に記載されている有効
期限まで使用可能です。
次の種および血清型と特異的に反応するウサギ抗体を感作
させた青色ラテックス粒子をカード上に乾固させてあり
ます:L. longbeachae血清型1及び2、L. bozemanii血清型1及
び2、 L. dumoffii、L. gormanii、L. jordanis、L. micdadei、L.
anisa(テストエリア)。
7.
品質管理
キットに含まれているコントロールストリップで、検査を
実施する日毎にラテックス試薬に異常がないことを確認す
るため必ず、下記の方法に従って行ってください。
3.
キットの構成品
DR200M Legionella pneumophila血清型1型テストキット
DR201M Legionella pneumophila血清型1型テストカード
L. pneumophila血清型1型抗原と特異的に反応するウサギ抗
体を感作させた青色ラテックス粒子をカード上に乾固させ
てあります(テストエリア)。
無反応性のウサギグロブリンを感作させた青色ラテックス
粒子をカード上に乾固させてあります(コントロールエリ
ア)。
2つパウチには、それぞれカード10枚と乾燥剤の小袋が入
っています。各テストカードにはテストエリアとコントロ
攪拌用へら
無反応性のウサギグロブリンを感作させた青色ラテックス
粒子をカード上に乾固させてあります(コントロールエリ
ア)。
2つのパウチには、それぞれカード10枚と乾燥剤の小袋が
入っています。各テストカードにはテストエリアとコン
トロールエリアがそれぞれと3つあります。合計60テスト
分。
DR225M
陽性コントロールストリップ(10ストリップ—ピンクスポ
ット)ピンクの色素とレジオネラ属の不活化多価抗原抽出
陽性コントロールは、1分以内に凝集が観察されます。
攪拌用へら
レジオネラ緩衝液を1滴(50μL)の生理食塩水を楕円形の
テスト反応エリア下部にある小さい円に滴下します。パウ
チから陽性コントロールストリップ(DR205M、DR215M、
DR225Mから適切なもの)をひとつ切り離し、ピンクのス
ポットがある端に触れないよう注意しながら取り出しま
す。パウチを再度密封します。ストリップは、スポットが
下になるようひっくり返しもち、スポットが生理食塩水に
触れるようにします。端をヒンジで曲がるよう押し、10
秒間、円を描くように攪拌して乾燥した試薬を溶解させま
8.
操作における注意事項
テストカードの円の部分には絶対に触れないでください。
汚染の原因となり、反応に影響する可能性があります。高
湿度の環境下では、パウチを2分間以上開けたままにしな
いでください。乾固したラテックス試薬に浸潤した痕跡が
認められた場合は使用しないでください。生理食塩水を直
接乾固したラテックス試薬に滴下しないでください。パウ
チクリップは、複数のパウチを開封した際に使用できるよ
う取っておくことができます。室温で保管することが望ま
しいのですが、熱源のそばや、直射日光にさらすことは、
絶対にしないでください。
9.
検体採取と準備
環境材料、臨床材料からの分離は、未選択培地またはレジ
オネラ選択培地で培養します。典型的な分離方法について
は、参考文献3と4をお読みください。分離株がレジオネラ
属であることを確認するにはL—システィン塩酸塩((CM655
+ SR175)要求性を確認することが必要です。この試験は、
ラテックス反応試験の前あるいは後に行ってください。ラ
テックス反応試験を行う前のレジオネラ培養には下記オキ
ソイド培地とサプリメントの使用をお勧めします。
BCYE (CM655 + SR110)、BPMAα (CM655 + SR110 + SR111)
、MWY (CM655 + SR110 + SR118)、GVPC (CM655 + SR110
+SR152)これらの製品の詳細は、Oxiodの代理店にお問い合
わせください。
十分なサイズのコロニーであれば、どの発育段階でも検査
することができますが、古い培養菌株は、線状反応を起こ
し判定が難しくなる可能性があります。
10.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
操作方法
ドライスポットレジオネラ緩衝液(DR230M)を1滴
(50μL)テストとコントロール反応エリア両方の小さ
な円(各楕円形の下部)に滴下します。緩衝液が、乾
固したラテックス試薬に混ざっていないことを確認し
ます。
白金耳(または同様のへら)を使い平版培地から疑わ
しいコロニーを釣菌し、注意しながら緩衝液に浮遊さ
せます。浮遊液にムラのないことを確認します。
へらを使いカード上に乾固された試薬と浮遊液を攪
拌し、反応エリア全体に混ぜ広げます。使用した白
金耳、またはへらを廃棄します。
別の白金耳またはへらを使って、コントロール反応エ
リアも同様に処理します。
カードを手にもち、最大60秒間ゆっくりと振動し自然
光下で凝集を観察します。拡大鏡等は使用しないでく
ださい。
試験が終了したら、テストカードを安全に注意して廃
棄します。
11.
結果の判定と解釈
陽性結果
1分以内にラテックス粒子の凝集が起きれば結果は陽性で
す。これはレジオネラの存在を意味します。
陰性結果
テストサークルで60秒経過しても凝集が起こらず、ムラの
ない青い懸濁液のままの場合は、結果は陰性です。
60秒以上経て後に起きた反応は判定しないでください。
12.
判定不能な結果
コントロール試験が凝集を示した場合、結果は判定不能で
す。これは、培養菌株が自己凝集を示したことを意味しま
す。
13.
顆粒状または線状反応
検査材料が微粒子であることから、顆粒状または線状反応
が起きることがあります。このような反応が起きた場合
は、次の基準に従い分析してください。
テスト反応エリアのバックグランドの青色がコントロール
反応エリアと比べより透明化している場合、結果は陽性で
す。テスト反応エリアとコントロール反応エリアを比べバ
ックグラウンドの青色の透明化に差違がない場合、結果は
陰性です。
検査の限界
14.
攪拌へらは滅菌されていません。必要に応じて滅菌処理を
行ってください。
本ラテックス凝集試験は推定検査用です。陽性結果を裏付
けるには生化学的な試験を行います5。
本試験はレジオネラの異なった属と血清型を離別するよう
に設計されています。培養法ではシスティン欠乏培地で発
育せず、グラム陰性桿菌であることを確認する必要があり
ます。
ラテックス凝集試験が陰性であってもレジオネラ陰性であ
ると限ったことではありません。L. pneumophila血清型1-14
型、L. longbeachae血清型1及び2、L. bozemanii血清型1及び2
、L. dumoffii、L. gormanii、L. jordanis、L. micdadei、L. anisa6
が陰性であることだけを示していますL. pneumophila血清型
1と9は群抗原を持っているため交差反応が生じることがあ
ります。L. pneumophila血清型1とL. pneumophila血清型2-14
試薬の両方で凝集する場合、この交差反応が考えられま
す。レジオネラ属テスト試薬と他のレジオネラのいくつか
の血清型で交差反応が報告されています6。
されています。
検討結果は下表の通りです7。
レジオネララテックスキット/血清学
L. pneumophila血清型1
L. pneumophila血清型2-14型
キットで特定できるその他のレジオネラ
1.
2.
16.
総数 感受性 % 特異性 %
140/140
100
100
138/140
100
97.81
136/140
100
94.42
L. pneumophila血清型2-14試薬は、血清型15型と16
型に反応しました。現在、これらの血清型に関して
は、限られたデータしかありません。共通抗原がL.
pneumophila血清型15型と3型、16型と4型でそれぞれ
共有されることが確認されています。
レジオネラ属テストキットによって起きた偽陽性は、
文献で報告されている交差反応でわかっています。
参考資料
1.
Sedgwick, A. K. and Tilton, R. C. (1983). J. Clin. Microbiol., 17: 365–368.
2.
Ciesielski, C. A., Blaser, M. J. and Wang, W. L. (1986). Infect. Immun.,
51: 397–404.
3.
Dennis, P. J. L. (1988). Isolation of Legionellae from Environmental
Specimens p. 31–34. In Harrison, T. G. and Taylor, A. G. (eds). A
Laboratory Manual for Legionellae. John Wiley & Sons Ltd., Chichester,
UK.
4.
Dournon, E. (1988). Isolation of Legionellae from Clinical Specimen p.
13–30. In Harrison, T. G. and Taylor, A. G. (eds). A Laboratory Manual
for Legionella. John Wiley & Sons Ltd., Chichester, UK.
5.
Cowan and Steel’s Manual for the Identification of Medical Bacteria
3rd ed. Barrow, G. I. and Feltham, R. K. A. (eds) (1993). p. 161–163.
University Press, London.
6.
Harrison, T. G. and Taylor, A. G. (1988). Identification of Legionellae
by Serological Methods. In Harrison, T. G. and Taylor, A. G. (eds). A
Laboratory Manual for Legionella. John Wiley & Sons Ltd., Chichester,
UK.
7.
Data on file, Oxoid Ltd.
8.
Brenner, D. J., Steigerwalt, P. E., Epple, P. et al. (1998). J. Clin. Microbiol.,
26: 1695–1703.
9.
Luck, P. C., Helbig, J. H., Ehret, W. and Ott, M. (1995). Int. J. Med.
Microbiol. Virol. Parasitol. Infect. Dis., 282: 35–39.
記号の説明
カタログ番号
体外診断医療用具での
15.
性能と特徴
本キットの試薬で下に示した菌に対する交差反応を試験し
た結果、交差反応は認められませんでした。
使用に関する説明書を参照
L. cherri
L. birminghamensis
L. rubrilucens
L. maceachernii
L. oakridgensis
L. erythra
L. feelei
L. hackeliae
L. israeliensis
L. jamestowniensis
L. quinlivanii
L. moravica
バッチコード
L. fairfieldensis
L. brunensis
L. spiritensis
Pseudomonas fluorescens
Pseudomonas cepacia
Pseudomonas aeruginosa
Aeromonas hydrophila
Stentotrophomonas maltophilia
Bacillus subtilis
Citrobacter freundii
Escherichia coli
Serratia marcescens
本キット臨床環境研究室で評価しました。L. pneumophila血
清型1-14型とL. pneumophilaでないレジオネラを計207の分
離菌株について検討しました。各分離株は血清学的に同定
温度制限
によって使用
メーカー
X5782B-JA 2013年12月改訂
Oxoid Limited, Wade Road, Basingstoke,
Hampshire, RG24 8PW, UK
Fly UP