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第28回 カンボジア進出の利点 その2

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第28回 カンボジア進出の利点 その2
「海外ビジネスコラム(第 28 回)」
(財)富山県新世紀産業機構 環日本海経済交流センター
鹿野健・海外販路開拓支援マネージャー
鹿野マネージャーの海外ビジネスコラム
「第28回 カンボジア進出の利点 その2」
去年(2011年)12月28日にこのコラムに掲載された「第20回
カンボジア進出の利点」をご参照下さい。この6月15日付日経新聞に
「住商 カンボジアで工業団地販売」という記事が載りました。第20回の
コラムで御紹介した「プノンペン経済特別区」(略称:PPSEZ)の日本での販売業
務を住友商事が請け負うとの内容です。
PPSEZ は日本の不動産会社であるゼファーが22%出資し、現地華僑資本が
78%出資して2008年に開業した同国で唯一の日系工業団地です。カンボジアへ
の日系企業の進出ブームは高まる一方であり、この流れに沿った動きと見ることがで
きます。
同国の最低賃金が US$61/月であり、特に労働集約的な工場の進出に適した国であ
ろうと筆者は考えます。前回に引き続き今回敢えてこのコラムを書く理由は、大手商
社も同国への日本企業の進出ブームに沿った動きを始めていることがはっきり見て
取れる為であり、富山の企業の皆様にも是非カンボジアへのご理解を深めて頂きたい
と考えるものです。東南アジアへの工場進出を検討されている企業が多くあると思い
ますが、インフラの整った工業団地に入るという前提条件付きで、カンボジアも是非
進出の候補地として検討されることをお勧めします。
カンボジアに限らず工場の海外進出の方針を固められたら、是非「富山県新世紀産
業機構、環日本海経済交流センター」(Tel 076-432-1321)
にご連絡頂き、アドバイザーとの相談のアポイントをお取り下さい。各種データを揃
え、筆者自身の海外での工場立上の経験に基づくアドバイスを差し上げることができ
ます。
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