...

先端的低炭素化技術開発事業概要 目的 温室効果ガスの削減を中長期

by user

on
Category: Documents
5

views

Report

Comments

Transcript

先端的低炭素化技術開発事業概要 目的 温室効果ガスの削減を中長期
○先端的低炭素化技術開発事業概要
目的
温室効果ガスの削減を中長期にわたって継続的かつ着実に進めていくため、文部科学省が策定する研究
開発戦略のもと、新たな科学的・技術的知見に基づいて温室効果ガス削減に大きな可能性を有する技術を
創出するための研究開発を推進し、グリーン・イノベーションの創出につながる研究開発成果を得ることを目指
します。
事業の特徴
・『ゲームチェンジング・テクノロジー』の創出を目指した挑戦的な研究開発
・異分野研究の融合や多様な経験を持つ研究者・技術者の融合等を歓迎
・基礎的な研究から開発段階までの総合的な研究開発
・最長 10 年間の長期間の研究開発
・長期的な展望に向けた具体的な課題を解決
・ステージゲート評価の考えに基づく研究開発継続の判定
・新しい課題の積極的な追加採択
・積極的に成果の発展を促進
○ 公募対象の技術領域
特定領域
a. 太陽電池および太陽エネルギー利用システム
b. 超伝導システム
c. 蓄電デバイス
d. 耐熱材料・鉄鋼リサイクル高性能材料
非特定領域
特定領域に含まれない、CO2 出削減に大きく寄与する技術の創出を期待する研究領域
(研究領域の例)
バイオ分野、光合成分野、エネルギー変換材料分野、エネルギー貯蔵分野、省エネルギー分野、構造用
材料の省エネルギー分野など
研究開発費
タイプ 1: 1 千万円以上 3 千万円未満/年
タイプ 2: 3 千万円以上 6 千万円未満/年
タイプ 3: 6 千万円以上 1 億円未満/年
※研究開発期間(2~5 年)における研究開発費の平均規模
研究開発期間
当初は提案する研究開発の内容により、2 年~5 年で提案して下さい。採択後の実際の研究開発期間は提
案された研究開発内容と研究開発期間を参考に、研究開発課題毎に推進委員会の審議を経て JST が決
定します。本事業における研究開発期間は、通算して最長 10 年です。
公募要領等詳しくは下記のサイトをご参照ください。
http://www.jst.go.jp/alca/koubo.html#T3
参考までに非特定領域の例示をあげておきます。
非特定領域
上記 a.~d.の技術領域に含まれないものの、2030 年頃に温室効果ガス排出を大幅に削減しうる先進的技術
の創出に資する重要または喫緊な研究開発提案を広く対象とした「非特定領域」を設定します。
本領域では、例えば、以下のような提案を期待しますが、あくまで例示であり、この限りではありません。
・バイオ分野では、分子生物学、ゲノム、バイオインフォマティクス、オーミクス、合成生物学、分子育種などの
研究手法を駆使して、生物(植物、微生物、昆虫、その他)を利用し低炭素化に向けた革新的 CO2 固定化、
バイオマス増加、バイオ資材高生産性、バイオ資源生産・電力生産等の技術基盤を確立する研究開発。
・光合成分野では、人工・生体のシステムを問わず、自己修復機能や、極めて高い耐久性・効率性を持つ
エネルギー変換・獲得材料に関する研究開発。
・エネルギー変換材料分野では、廃熱を有効に電気エネルギーに変換するための熱電変換材料の飛躍的
効率化や、磁気冷却を常温付近の新規冷却技術として展開することに資する研究開発、様々な希薄分散
エネルギーの収集や活用に関する研究開発。
・エネルギー貯蔵分野では、高いエネルギー密度や安全性などを持つ水素貯蔵技術の研究開発といった、
電気的、電気化学的貯蔵技術以外のエネルギー貯蔵技術開発。
・省エネルギーの分野では、より高耐圧、オン抵抗・スイッチング損失が低い、耐熱性なパワー半導体素子に
関する研究開発。
・構造用材料の省エネルギー分野では輸送機器の軽量化によるエネルギー消費の大幅な削減を可能とす
る材料の軽量化・高強度化のための材料設計・製造技術開発、あるいは革新的輸送システムの技術開
発。
・CO2 削減・処理技術として、CO2 をメタノール等に転換する触媒の開発。
・イノベーションを生み出す観点から、現時点では技術領域として確立されていない研究開発や、複数の技
術領域にわたる横断・融合的領域の研究開発。
以上
Fly UP