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平成24年第1回東大和市議会定例会(3月9日) [731KB pdfファイル]

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平成24年第1回東大和市議会定例会(3月9日) [731KB pdfファイル]
平成24年第1回東大和市議会定例会会議録第6号
平成24年3月9日(金曜日)
━━━━━━━━━━━━━━
出 席 議 員 (22名)
1番
森
田
真
一
君
2番
西
川
洋
一
君
3番
尾
崎
利
一
君
4番
実
川
圭
子
君
5番
関
野
杜
成
君
6番
和
地
仁
美
君
7番
大
后
治
雄
君
8番
二
宮
由
子
君
9番
中
村
庄 一 郎
君
10番
根
岸
聡
彦
君
11番
押
本
修
君
12番
蜂 須 賀
千
雅
君
13番
関
田
正
民
君
14番
関
田
貢
君
15番
森
田
憲
二
君
16番
尾
崎
信
夫
君
17番
東
口
正
美
君
18番
中
間
建
二
君
19番
御 殿 谷
一
彦
君
20番
佐
竹
康
彦
君
21番
床
義
博
君
22番
中
野
志 乃 夫
君
鍋
欠 席 議 員 (なし)
議会事務局職員 (3名)
事
務 局 長
石 川 和 男 君
主
事
新 井 利 恵 君
議
事 係 長
下 村 和 郎 君
出席説明員 (22名)
市
長
尾 崎 保 夫 君
教
企画財政部長
浅 見 敏 一 君
総
市
民 部 長
榎 本
福
長
小 島 昇 公 君
務 部 長
北 田 和 雄 君
豊 君
子ども生活部長
阿 部 晴 彦 君
祉 部 長
吉 沢 寿 子 君
建設環境部長
並 木 俊 則 君
建設環境部参事
乙 幡 修 爾 君
社会教育部長
小 俣
企
原 島 真 二 君
財
政 課 長
関 田 新 一 君
情報管理課長
東
課
税 課 長
鈴 木 俊 雄 君
産業振興課長
中 村
市民生活課長
関 田 実千代 君
障害福祉課長
小 川 則 之 君
土
木 課 長
木 村 哲 夫 君
社会教育課長
佐 伯 芳 幸 君
社 会 教 育 部
副
参
事
髙 橋 宏 之 君
画 課 長
栄 一 君
修 君
-299-
育
学 君
中央公民館長
乙 幡 正 喜 君
中央図書館長
議事日程
第 1 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程第1
-300-
野 口
弘 君
午前 9時30分 開議
○議長(尾崎信夫君) ただいまから本日の会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日程第1 一般質問
○議長(尾崎信夫君) 日程第1 一般質問を行います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 二 宮 由 子 君
○議長(尾崎信夫君) 通告順に従い、8番、二宮由子議員を指名いたします。
〔8 番 二 宮 由 子 君 登壇〕
○8番(二宮由子君) 議席番号8番、民主党、二宮由子です。通告に従いまして、一般質問を始めさせていた
だきます。
初めに、スポーツ祭東京2013についてでございます。
全国の主な都市が焼け野原となった戦後の混乱の中、スポーツを通して国民に、とりわけ青尐年に勇気と希
望を与えようと、戦災を免れた京都を中心とした京阪神地域で昭和21年に第1回大会が開催されました。北は
北海道、南は鹿児島から食料や毛布を持参し参加する選手がいたなど、当時の国体参加への意気込みや情熱が
伝わってまいります。その後、天皇杯、皇后杯の授与、都道府県での対抗戦や会場の持ち回り方式などが決ま
り、昭和62年第42回大会の沖縄県での開催で全国を1巡し、現在は2巡目に入っております。
スポーツ祭東京2013とは、平成25年に東京都で第68回国民体育大会と第13回全国障害者スポーツ大会を1つ
の祭典として開催するスポーツの大会です。東京都における国民体育大会の開催は、戦後間もない昭和24年の
第4回大会とオリンピック東京大会の開催が決定した昭和34年の第14回大会と合わせて2回開催されました。
それ以来、54年ぶりの3回目の開催で、全国障害者スポーツ大会は初めての開催となります。
当市では、正式競技のボウリングとデモンストレーションとしてのスポーツ行事にスポーツチャンバラの開
催が決定しております。スポーツ祭東京2013開催まで、本日3月9日で残り568日となり、まだまだ市内全体
としての盛り上がりに欠けているように感じております。もちろんこれから市としての取り組み次第で機運の
高まりが大きく左右されます。
そこで、東京都では54年ぶり、当市では初めての開催となる大会に向けての取り組みについてお伺いいたし
ます。
第1に、開催準備の経過及び現状は。
第2に、開催に向けてのスケジュールは。
第3に、今後の課題はなど、お聞かせいただきたくお伺いをいたします。
続きまして、障害者就労支援室についてでございます。
障害のある人も障害のない人と同様、その能力と適性に応じた雇用の場につき、地域で自立した生活を送る
ことができる社会の実現を目指すためにも、雇用対策を総合的に推進する必要があります。障害者自身も就労
に対する意欲は急速に高まっており、職業を通じ誇りを持って自立した生活を送ることができるよう障害者雇
用対策の充実など、福祉的就労の底上げが不可欠です。近年では事業主の方々による障害者雇用についての理
解と関心の高まりから、障害者の雇用状況は着実に改善されておりますが、まだまだ多くの障害者が働く場を
求めており、障害者雇用は依然として厳しい状況が続いていると言えます。
-301-
当市では、障害者の一般就労の機会を拡大し、障害者が安心して働き続けられるよう就労面と生活面の支援
を一体的に行うことを目的とした障害者就労支援室事業が昨年8月1日より始まりました。事業実施から7カ
月が経過し、利用者のニーズや施策の課題など明らかになっているのではないかと考えました。
そこで、お伺いをいたします。
第1に、事業内容及び利用状況は。
第2に、今後の課題は、などお聞かせいただきたくお伺いをいたします。
以上、この場におきましての質問を終了させていただきますが、再質問につきましては御答弁を踏まえまし
て自席にて行わさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔8 番 二 宮 由 子 君 降壇〕
〔市 長 尾 崎 保 夫 君 登壇〕
○市長(尾崎保夫君) 皆さん、おはようございます。
初めに、スポーツ祭東京2013についてでありますが、開催準備の経過及び現状としましては、昨年8月に市
の実行委員会を設立し、それ以降、運営に必要な会則や各種計画等を策定するとともに、国体を市民の皆様に
周知するための広報啓発活動を実施してまいりました。また、現在は競技開催のための調整を競技団体等と進
めているところであります。今後につきましては、さらに国体開催の機運を盛り上げていくため、広報啓発活
動を推進するとともに、本年11月に予定されておりますボウリング競技のリハーサル大会を実施しながら、本
大会開催に向けての準備をしてまいります。なお今後の課題等、詳細につきましては教育委員会から説明をお
願いいたします。
次に、障害者就労支援室についてでありますが、市では昨年8月から障害者就労支援室を開室して、障害者
就労支援事業を開始いたしました。事業内容といたしましては、一般就労を希望する障害者の方には、本人の
希望を伺いながら就職準備支援や就職活動の支援を行い、一般就労をしている障害者の方には職場訪問を行う
などの職場定着支援と安定した就労継続のための生活面の支援を行っております。利用状況等の詳細につきま
しては、後ほど担当部長より説明いたします。
次に、障害者就労支援室の今後の課題でありますが、現在就労支援室は月・火・木・金曜日の週4日、午前
9時から午後5時まで開室しておりますが、利用者が増加していることや就労中の方の利用に対応するため、
開室日の増と開室時間の延長が必要となっております。平成24年度から開室日を週5日とし、開室時間を延長
するため嘱託員を1名増員して配置することとしております。今後は職場開拓や職場体験実習などにも取り組
んでまいりたいと考えております。
以上です。
〔市 長 尾 崎 保 夫 君 降壇〕
○教育長(小島昇公君) おはようございます。教育委員会に関する項目につきまして御説明申し上げます。
スポーツ祭東京2013の開催準備の経過及び現状についてでございます。
まず経過についてでありますが、先ほど市長からも答弁をさしていただきましたが、昨年8月に国体の円滑
な運営を図るため市の実行委員会を設立し、本年2月には競技や式典、広報など各種基本計画等を策定し、今
後設置する専門委員会に実施要綱等を検討してもらうため常任委員会を開催いたしました。
現状といたしましては、国体の開催を多くの市民の皆様に知っていただくことが一番重要と考え、市報や
ホームページ等の広報を活用するとともに、多くの市民の目に触れるよう市役所などの公共施設やBIGBO
-302-
X東大和など、関係施設等に横断幕やのぼり旗を掲出しております。また産業まつりなどのイベントでは国体
をPRするコーナーを設置し、ふれあい市民運動会、もみじまつりでは、大会キャラクターのゆりーとが登場
しイベントを盛り上げるなど、多くの参加者に国体をPRいたしました。また競技関係では、本年11月に開催
予定のリハーサル大会運営のため、競技主管団体や競技会場等と人員配置や会場設営などにつきまして調整を
進めているところでございます。
次に、平成25年度の国体の開催に向けたスケジュールについてでございますが、平成24年度の初めには実行
委員会を開催し、年度計画等を審議していただき、さらに国体開催の機運を盛り上げていくため、東京都全域
で展開する花いっぱい運動やゆりーとダンスの普及啓発、多摩地域の競技会場を回るスタンプラリーを行い、
市では競技種目であるボウリング及びスポーツチャンバラの啓発事業などを実施していきたいと考えておりま
す。
なお普及啓発活動を効果的に実施するため、大会のマスコットキャラクターとして注目度の高いゆりーとの
着ぐるみを購入して、積極的にPRに努めてまいります。
また本年11月のリハーサル大会開催のため、市の関係部署が連携した実施本部を設置するとともに、リハー
サル大会実施要綱を制定し、ボランティアの募集や選手、監督、観覧者へのおもてなしの準備を進め、本大会
開催への弾みとなるような大会にしてまいりたいと考えております。
次に、スポーツ祭東京2013の今後の課題についてでありますが、スポーツ祭東京2013は54年ぶりに東京で開
催する国体であり、東大和市では初めての開催となります。当市ではボウリング競技とスポーツチャンバラを
開催することから、競技団体と連携して市民が楽しめるスポーツとして競技の普及、振興に努めてまいりたい
と考えております。
また国体を成功させるためには、市民の皆様の協力も不可欠でありますことから、国体開催の認知度を高め、
ボランティアとして御協力をいただいたり、会場で観戦し、応援をしていただけるような雰囲気づくりが課題
であると考えております。そして全国からお越しになる選手団、観覧者の皆様に東大和市に来てよかったと
思っていただけるように、心のこもった国体の開催となるよう努力をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○福祉部長(吉沢寿子君) それでは、障害者就労支援室の利用状況をお答えいたします。
平成24年1月末現在で、登録者数は24名でございます。障害別の内訳では、知的障害者が7名、精神障害者
が15名、そのほかの方が2名となっております。なお利用登録に当たっては面接相談を行い、就労準備が整っ
ている方に登録をしていただき、就労準備が整っていないと思われる方は作業所などの利用につなげておりま
す。
登録者の内訳でございますが、1月末現在で企業に就労中の方が12名、作業所などの利用をされている方が
2名、高等学校など在学中の方が1名、求職中の方が9名となっております。このうち7名の方が新たに就労
をされた方です。
支援内容別では、延べ570件の支援のうち、職業相談が325件、職場定着支援が103件、就労準備支援が53件、
生活上の不安・悩み解消が33件などとなっております。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) 御答弁をいただきありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきま
す。
-303-
まず初めに、スポーツ祭東京2013についてでございます。
開催準備の経過及び現状については御答弁をいただきました。まずその中で、初めにこのスポーツ祭東京
2013で正式種目としてボウリング競技を、まあ正式種目たくさんございますが、その中で当市としてボウリン
グ競技を開催しようと希望した理由について伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 東大和市でのボウリング競技の選定についてでございますが、東京都が競技種
目の選定で動き始めました平成18年当時、他市のほうではボウリング場の閉鎖が相次ぐ状況がございました。
当市のボウリング場は平成10年にオープンをいたしまして、比較的新しく、また40レーンあることなどから、
ボウリング競技の候補として選ばれたということでございます。その後、ボウリング場と市の体育協会、それ
から市のボウリング連盟と調整をしまして、三者の御協力が得られるということも確認されたことから、市と
してもボウリング競技を希望するということになりました。
そしてその後になりますが、平成19年の2月、東京都と全日本ボウリング協会の会長、それから東京都のボ
ウリング連盟の副会長がBIGBOXを視察されまして、その後、7月に競技第1選定という時点で当市がボ
ウリング競技の会場市に選ばれたと、そのような経過でございます。
以上です。
○8番(二宮由子君) 東京都でも、競技施設は原則として既存の施設を活用し、整備を行う場合には真に必要
な施設に限定して行うと示されておりますので、比較的新しいボウリング場が当市にあったということで、競
技の開催を決められたとの御答弁だと思います。
それでは現状のボウリング場施設で国体の開催というのは、御答弁の中にも40レーンというレーン数を答弁
していただきましたが、観客動員に対する観客席数の確保など対応できるのか。国体のような全国規模の大会
に向けて、会場整備などをこれから改めて行うのかどうかを伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 会場の観客席等のお話でございますが、まずリハーサル大会について申し上げ
ます。本年11月に行われますリハーサル大会に向けましては、競技団体と打ち合わせをしてきておりますが、
会場が非常に奥行きがないということから、リハーサル大会では観客席はつくらずに、より多くの方に見ても
らえるような形でのレイアウトを考えているところでございます。
それから本大会のほうにつきましては、11月のリハーサル大会の状況を踏まえまして、修正をしてまいりた
いというふうに考えております。本大会につきましては、皇室のお成りも想定されますことから、そちらのほ
うの整備も含めて、本大会のほうはまたリハーサル大会を踏まえて整備をしてまいりたいと、検討してまいり
たいというふうに考えております。
以上です。
○8番(二宮由子君) ただいま御答弁で皇室のお成りというお話もありましたけれども、そういった場合には
観客席以外にしっかりとした皇室の方々をお迎えする席もつくられるということなんでしょうか。
○社会教育部長(小俣 学君) 皇室のお成りの関係でございますが、山口国体の視察等も踏まえて現状考えて
おりますのは、ロイヤルボックスという皇室の来られた方用のそのようなロイヤルボックスの─何という
んですか、そういう形っていいますかね、そういう場所もつくる必要がありますことから、本大会ではリハー
サル大会以上の検討が必要だというふうに考えております。
以上です。
○8番(二宮由子君) 改めてそのロイヤルボックスをつくられるということでございますが、東京都の環境指
-304-
針では、東京の森林を豊かにするために多摩産材を積極的に活用してほしい旨が示されています。そこでその
ロイヤルボックスがどういう形になるかというのは今後御検討されるんでしょうけれども、例えばプラスチッ
クに比べると木というのは非常に強度的には务ってしまうかもしれませんが、木目を生かした温かみのある多
摩産材を活用し、ぜひ会場整備、またロイヤルボックスなども御検討いただけないでしょうか。伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 今お話ありましたロイヤルボックスの関係でございますけども、まだ細かい検
討はなされてないんですけども、ロイヤルボックスと観客席もつくるような話になった場合には、まずは安全
性を第1に考えて、その業者といろいろ調整をしていくわけですが、可能な限りそのような、多摩産材のもの
を使えないかというようなお話はしたいと思います。よく使い回しで設置するようなやり方もあろうかと思う
んですけども、そういう場合にはなかなか多摩産材というのは、使用のほう難しい部分があるかもしれません
けども、そこの話の検討の途中においては、そのような多摩産材のものをできるだけ使ってほしいというよう
な要望はしたいなというふうには思っているところでございます。
以上です。
○8番(二宮由子君) ぜひ環境指針でも示されておりますので、御検討のほうよろしくお願いいたします。
まあ開催準備、これ何を行うにも予算が伴います。そこで今年度計上された予算について、予算額を伺いま
す。
○社会教育部副参事(髙橋宏之君) まず平成23年度実行委員会の予算であります。実行委員会の運営や事務局
の経費となる総務費といたしまして36万5,000円、そして先催市の視察や国体啓発事業に必要な事業費といた
しまして124万1,000円、合計160万6,000円となっております。主な支出といたしましては、現時点ではありま
すが、総務費といたしまして、総会などの会議費や事務局の消耗品や備品の購入費といたしまして15万6,716
円、また事業費といたしまして本年度開催されました山口国体、岐阜県のリハーサル大会の視察の経費といた
しまして67万2,582円、広報啓発物品の経費であります推進費といたしまして、のぼり旗の作成費用等34万
7,965円であります。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) 今年度160万円という非常に尐額な予算の中で、調査研究費、山口国体のほうに視察に
も行かれたという御答弁でしたけれども、国体開催地に出向いて視察をされて、開催地の状況など学んでこら
れたというふうには推察されますが、そこで伺いたいのですけれども、大会の準備や運営などに多くの方々の
御協力というのは不可欠であり、特にボランティアの活躍なしでは開催ができないというふうに私も思ってお
りますけれども、現在当市でもボランティア会が市内で活発に活動されておりますが、会員の減尐ですとか、
例えば今回の国体開催に向けて現状のボランティア会の人数だけでは、その人数的に不十分ではないかという
ふうに思うんですね。そこで今後はボランティアの育成や、ボランティアの活動拠点となる場の確保など、新
たなここで展開が必要だというふうに思っております。
そこで視察先で、山口国体のほうに出向かれたということですが、大会運営に参加されていたボランティア
の方、大体でいいですけれども、どのぐらいいらしたのかですとか、あと大会でのボランティアの活動状況に
ついて伺いたいと思います。
○社会教育部副参事(髙橋宏之君) 山口国体におけるボランティアの状況でございますが、競技運営に関しま
しては役員と職員が担当しておりました。そのほか受付案内所、あと休憩所には多くのボランティアさんが担
当をしておりました。皆さんはおもてなしのための接遇研修を事前に受けておりまして、とても親切で、笑顔
-305-
で優しく接してくれ、好印象を感じた次第です。
また人数等につきましては、山口県のボウリング競技の従事者資料で確認いたしますと、競技前日の監督会
議の日を含めまして5日間の開催でした。ボランティアの配置は、弁当係として延べ15人、受付案内係といた
しまして延べ29人、休憩所係といたしまして延べ21人、競技会場係といたしまして延べ23人、環境美化係とい
たしまして延べ23人、合計で延べになりますが111名となっておりました。
またボランティアの従事時間でございますが、午前8時から午後7時までの間で、およそお一人が5時間か
ら6時間担当するということになっておりました。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) 延べ111名という、これ延べですからね、毎日来られた方もいらっしゃるかと思います
が、それだけ多くの方のボランティアの皆さんの御協力が必要だと思いますので、そこで国体を運営するに当
たりこれだけの、山口国体では延べ111名のボランティアの方が活躍されましたが、じゃ当市でボランティア
の育成や国体がきっかけとなりボランティアとして活躍される方がふえる、今のボランティア会以上にボラン
ティアに心を注がれる方がふえるのではないかというふうに考えられます。そこでボランティア、ボランティ
アというのは経験を積み重ねることによって、ボランティア活動の担い手が育っていくと私は思っているんで
すが、そこで国体の終了後にも継続的に活動できる体制づくりというのが必要だと思います。その基盤、その
入り口となるボランティアの育成については、今後どのように取り組まれるのかお考えを伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 国体に御協力いただくボランティアの方への体制づくりについてでございます
が、2月に常任委員会を実施いたしましたが、今後早急に専門委員会のほうを立ち上げまして、ボランティア
の募集要項などを検討したいというふうに思っております。その中で市民の方々に御協力いただくということ
で募集をさせていただき、私どもその集まった方々に、尐しでも早目に国体の意義や、それからおもてなしの
かかわり方といいますか、そういうものを御説明さしていただき、ある程度これ期間が必要だというふうに思
いますので、そういうところで時間がかかると思いますので、そのような今後の進め方について早急に検討し
て、専門委員会で検討したいと、そのように考えているところでございます。
以上です。
○8番(二宮由子君) 今部長の御答弁から、2月に常任委員会というお話もありましたので、その件について
伺いたいんですが、スポーツ祭東京2013東大和市実行委員会の設立総会が昨年8月23日に中央公民館ホールで
開催され、私も含めまして議員各位も出席をいたしました。スポーツ祭東京2013で開催される競技会が円滑な
運営をするために必要な事業を行う総勢32名の実行委員会が立ち上がり、教育長の御答弁でもありましたよう
に、今も部長の答弁でありました。2月に常任委員会が開催されましたということなんですが、その8月の設
立総会から2月の委員会、これは常任委員会ですか、開催まで半年間という間ですね、開催に向けて協議しな
ければならない事項というのはなかったんでしょうか。といいますのも、何か半年間という間、非常にゆっく
りスタートじゃないのかなという気がするのと、非常に余裕が感じられて、この第1回の常任委員会で、その
半年後に行われた、この間の2月に常任委員会開催されましたけれども、その中ではどのような審議がされた
のか、まずは伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 2月の常任委員会の開催でございますが、決して余裕があったわけではありま
せんで、8月に総会を立ち上げました後、10月には山口の視察、それから岐阜の視察がございました。それか
ら12月にも山口のほうに行っております。その傍ら大きな市の産業まつり等のお祭りにも出たり、いろいろな
-306-
ことをやっておったわけです。常任委員会に向けては、内容の検討、それから日程調整で事務のほうが進まず
に、年を越えて2月になってしまったという、ちょっと事務のおくれで2月になってしまったということでご
ざいます。
2月の常任委員会の内容でございますけども、内容につきましては実行委員会の専門委員会、今後早急に立
ち上げます専門委員会の規定や、それから専門委員会への付託事項、それから開催総合基本計画や各種基本計
画、大会への協賛取扱要綱などを御審議いただき決定をしたと、そのような常任委員会の内容でございました。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) 今部長の御答弁で、事務が進まずに2月になってしまったということですが、それでは
現状、この国体開催関連の御担当の方は何名ぐらいいらっしゃるんでしょうか。
○社会教育部長(小俣 学君) 担当としましては、国体の準備担当の副参事1名でございます。あと私が一緒
にやっております。
申しわけありません。2月に担当の係長にきていただくことができました。
以上です。
○8番(二宮由子君) 2月に1名ふやされて、今じゃ3名で行ってるということですよね。今後はふえる予定
はあるんでしょうか、御担当、準備担当としては。伺います。
○総務部長(北田和雄君) 人員体制のことですので、私のほうでお答えさせていただきます。
現在は担当は副参事と担当主査で、当初4月に係長と担当者をつける予定でした、ことしの4月ですね。と
ころが今言ったような事務の状況で、かなり大変でしたので、係長は先行して2月に配属しております。4月
には担当者を配属する予定にはしております。ただ職員数が、採用もちょっと今大分足りないような状況もあ
りますので、全体情勢の中でどうなるかわかりませんが、一応予定としては担当者1名の配属は予定しており
ます。
以上です。
○8番(二宮由子君) ぜひ、事務もそうですけれども、これから非常にお忙しい毎日が続くと思いますので、
準備担当の方、ふやしていただけるようにお願いいたします。
次に現状について伺います。市役所1階のロビーに、現状は国体開催までのカウントダウンボード、もう皆
さんよく御存じだと思いますが、設置されております。このカウントダウンボード、市役所に設置された経緯
とその効果について、尐しちょっと漠然としていて申しわけないんですが、それについて伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 市民ロビーのカウントダウンボードの設置の経緯と効果でございます。国体の
啓発に向けまして、いろいろ職員で話し合ってきた中で、何ができるかということは常日ごろから話し合って
いるところでございます。この市役所に来られました市民の皆様の目にとまる、まず国体のPRが必要だとい
うふうに考えまして、市民ロビーのほうに啓発用のパネルとのぼり旗をまずは設置をいたしました。その後に
国体まで残り何日というようなことも、市民の皆さんに気にとめていただければ大変ありがたいなというのも
ありますし、あとは私ども職員にみずからプレッシャーをかけるというような意味合いもあったりして、カウ
ントダウンボードというのをつくりました。
このカウントダウンボードは、ロビーの常設の庁舎案内板の下のほうに設置をして、設置といいますか、
張ってるわけです。効果につきましては、市役所庁舎の南北、両方の入り口から来られた方に見ていただける
よう、両側に張ってあるんですけども、大会のロゴと、あとゆりーとと、あと数字ですね、日付、大きくはし
-307-
たんですけども、ちょっと目線より低い位置にございますので、もっとほかの場所がいいんじゃないかという
ような声もいただいておりますので、今後総務部のほうと調整さしていただきまして、場所についてはよりよ
い場所に移せればなというふうには考えているところでございます。
以上です。
○8番(二宮由子君) 部長が市民の目にとまるというふうにおっしゃったんですけど、もしかしたらとまらな
いかもわからないぐらいな位置なので、それの改善もお願いしたいんですが、現状どれほどの市民の皆さんが
国体開催を御存じであるか。まあ市役所の入り口の、しかも大変申し上げにくいんですけども、先ほど申し上
げましたように設置場所が目線より下だというのは、非常に余り目立つ位置ではありませんし、果たしてこれ
で効果的なのかというのがちょっと疑問に残ります。またカウントダウンボードとしての役割というのが、市
民の目にとまらなければ果たしてその役割を果たしているのかというのも考えにくいものがありますので、ぜ
ひともその辺のところは御検討をお願いいたします。
そこで私、ちょっとこれで御提案、一つさせていただきたいんですけども、市民や、もちろん先ほど職員へ
のプレッシャーということもおっしゃってましたけれども、市民の方や、そして市内を訪れる皆さんに、もっ
と効果的に幅広く国体を周知していただくために、例えば当市の各駅、武蔵大和駅、そして東大和市駅、玉川
上水駅、上北台駅などに、そのカウントダウンボードですとか横断幕などを設置することによって、市役所に
は余り御縁のない会社にお勤めの方ですとか、学生の皆さんですとか、視覚的に効果があって国体の周知には
非常に効果的ではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。
○社会教育部長(小俣 学君) 駅などへの周知でございますけども、おっしゃるとおり市役所に来た方にだけ
ではなく、それ以外にも当然ほかの市民の方への啓発は必要だというふうには思っております。横断幕等の歓
迎装飾になりますが、こちらにつきましては新年度の予算の中でさまざま作成をしてまいりたいと考えており
ます。今話、私どももしている中では、各駅などのほうにも当然多くの方がいられるわけですから、そういう
皆さんにPRをしたいなというふうには考えているところではございます。今後の予算の中で十分そのような
横断幕とか、そのほかいろいろPRできるようなものをやってまいりたいと、そのように考えております。
以上です。
○8番(二宮由子君) 予算の中で御検討をしていただいた後、もしも当市の各駅にカウントダウンボードの設
置が可能になった場合は、玉川上水駅、そして上北台駅というのは、お隣の武蔵村山市と隣接しておりますし、
利用客には武蔵村山市民の方も大勢いらっしゃいます。また武蔵村山市には駅がございませんので、そのお隣
の武蔵村山市で開催されるハンドボールの周知も一緒に行うことができたらば、近隣開催地の連携につながる
のではないかというふうに考えます。そこで予算の中で御検討された後に、各駅にカウントダウンボードの設
置が可能となりましたら、ぜひこれは市長にお願いなんですが、玉川上水駅や上北台駅に武蔵村山市で開催さ
れるハンドボールの周知も一緒に行いましょうという旨を、武蔵村山市長にぜひ御提案されてはいかがでしょ
うか。御見解を伺います。
○市長(尾崎保夫君) 今おっしゃられたように、武蔵村山市の市長さんに、ハンドボールということでござい
ますので、早速御提案はさせていただいて、まあできるならそういう方向でということで、御提案はさしてい
ただきます。ありがとうございます。
○8番(二宮由子君) 早速御提案されても、そのカウントダウンボードが各駅に設置ができなければいけない
ので、できた場合ですので、よろしくお願いいたします。
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カウントダウンボード設置にも予算が伴うものです。そこで、今定例会初日の市長報告の資料の中に、「ス
ポーツ祭東京2013気運醸成・開催記念事業補助制度について(案)」というのがありました。その中で補助事
業の目的として、「平成25年に開催するスポーツ祭東京2013の都内全域における開催気運の醸成を図り、さら
に、その開催を記念碑の設置等により末永く伝えるため、区市町村が行う事業について、予算の範囲内で補助
金を交付する。」とありました。この記念碑については、特例として250万円を上限に10分の10の補助率とい
うことです。当市には重立った駅が4駅ありますから、1カ所、これ簡単に割りますと60万円です。これをぜ
ひとも活用していただいて、記念碑のようなカウントボードで、大会終了後には市の行事などをお知らせでき
るような案内板にも活用できるという、そういったゆりーと記念碑を、記念碑というからには素材だとか何と
かいろいろあると思うんですが、そういったものを御検討されてはいかがでしょうか。これ補助率10分の10で
すから。なおこの東京都の24年度予算額は4億円強とのことで、制度の詳細については年度末までに設計し、
24年度当初に要綱を示していただけるようですので、ぜひとも御検討いただきたく御見解を伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 私どものほうでも、この市長会の資料を見たり、この情報は入ってきておりま
すけども、要綱のほうは今議員がおっしゃられたとおり年度当初に、これから出てくるということのようでご
ざいますので、このような10分の10は私どももぜひ活用したいというふうには考えておりますので、早速これ
要綱が出ましたら検討に入りたいと思っております。内容については、素材等、いろいろ詳細ございますので、
そちらの内容については十分な検討が必要かなというふうには思っています。
以上です。
○8番(二宮由子君) ぜひ御検討のほう、よろしくお願いいたします。
次に、開催に向けてのスケジュールについて伺います。御答弁にもございましたボウリング競技のリハーサ
ル大会として、平成24年11月2日から3日間行われます。これは第41回内閣総理大臣杯・文部科学大臣杯争奪
全国都道府県対抗ボウリング選手権大会と非常に長い名前なんですが、国体会場となるBIGBOX東大和で
開催されます。本大会はスポーツ祭東京2013に向けてのリハーサル大会ですので、参加選手や団体ですとか応
援者の方々が滞ることなく大会が運営されるのか。また当市としては、ボランティアの配置や人員の構成など、
国体前に改善点ですとか課題が明らかになるであろう重要な大会として位置づけていただきたいんですけども、
このリハーサル大会の開催まで残すところ8カ月です。これから当市として、このリハーサル大会に向けてど
のように取り組まれるのか、先ほど尐し御答弁もいただきましたが、ボランティアの配置の人員確保などなど
もろもろありますので、その詳細について伺います。
○社会教育部副参事(髙橋宏之君) リハーサル大会につきましては、議員おっしゃるとおり本番さながらの運
営がされなければいけないというふうには考えております。そのために、ここで専門委員会を早く開催してい
かなければいけないとも考えております。期間がない中ではあるんですが、新年度に向けて準備をしてまいり
たいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) 専門委員会のほうでしっかりと御検討いただきまして、本番さながらの大会ですので、
円滑に運営されるようにお願いいたします。
スポーツ祭2013は、第68回国民体育大会と第13回全国障害者スポーツ大会を1つの祭典とする大会であると
先ほど申し上げました。しかしながら第68回国民体育大会には、これ冬季大会と本大会というのがあるんです
ね。私もこれを知ったのは、3月1日発行の「広報東京都」を見て初めて知りました。この冬季大会の開催日
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程は、平成25年1月26日から2月1日の間で、アイスホッケー競技が東大和スケートセンターで開催される予
定となっております。先ほど申し上げたボウリング競技のリハーサル大会終了後の2カ月後の開催なんですけ
れども、そこでこの冬季大会についての市民への周知や、市としてこの大会運営に関してどのように取り組ん
でいかれるのか伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) ただいまお話のありました国体の冬季大会でございます。こちらの内容につき
ましては、私どもも知ったのは昨年の12月の、もう年末ごろでありました。平成25年の1月のころですね、今
おっしゃられたとおりですが、アイスホッケー競技をするということに関しましては、基本的にはすべて東京
都と競技団体のほうで行うということで聞いております。そうは言っても、リハーサル大会が終わった後では
ございますので、私どもとしましては精いっぱいやれることを探しまして、PRなどの協力はもちろんであり
ますけども、ほかにも何かできることを検討して協力したいなというふうには思っているところでございます。
以上です。
○8番(二宮由子君) 部長の御答弁、大会の運営ですとか、すべて東京都と競技団体が行っていただけるとは
いえ、当市で開催されますので、ぜひPRなど積極的にお手伝いをさせていただき、可能であれば開催に向け
た横断幕についても、東京都で作成いただけたらありがたいので、その旨もぜひ御要望のほうも出していただ
きたいと思います。
また冬季大会のアイスホッケー競技といえば、氷上の格闘技と言われるほど熱い戦いが繰り広げられるス
ポーツです。選手と観客が一体となって盛り上がる競技ですが、東大和スケートセンターでは観客動員に対す
る観客席の確保というのが可能なのでしょうか、伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) アイスホッケーの場内でございますけども、非常に狭い状況があります。観客
席等の設置は難しいのではないかなというふうには現状思っているところでございますけども、東京都の考え
方等は確認しながら、私ども何ができるのか調整をしてまいりたいと、そのように考えております。
以上です。
○8番(二宮由子君) 観客席は厳しいというような御答弁ですけれども、東京都がすべて仕切っていただけま
すのでね、当市としては積極的にお手伝いをさせていただくようにお願いをいたします。また、じゃ当市とし
て何ができるのかというと、もちろん冬季大会に出場される選手の方ですとか団体関係者、また応援団の皆様
へのおもてなしの気持ちというのは、当市としてあらわすことができますよね。ですので、このおもてなしの
気持ちというのをどのようにあらわすのかというのは非常に大切な観点だと思うんです。例えば冬季大会の選
手が会場入りされるときに、当市の保育園児ですとか、小学生の子供たちが花道でお迎えするですとか、お迎
えした後、子供たちはその後、選手の皆様に支障がない程度にアイスホッケーの練習風景を見学させていただ
くですとか、そういったことは当市でもできることだと思うんですね。全国から集まる選手の皆さんには、心
温まる歓迎の気持ちが伝わりますし、また子供たちにはトップアスリートを目の当たりにできる絶好の機会だ
というふう思っております。幼尐期の体験、体感というのは、その子の人生に大きな影響をもたらすと言われ
ておりますので、トップアスリートの出会いがきっかけとなって、東大和市からその冬季大会では、将来、ア
イスホッケーの選手が、本大会ではプロボウラーが誕生するかもしれませんので、このように夢のある大会、
国体にしていただきたいんですけれども、当市のおもてなしをどのようにあらわしていかれるのかというのと、
あともう1点、子供たちが例えば花道をつくって歓迎するということは当市として考えられるのか、伺いたい
と思います。
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○社会教育部長(小俣 学君) 冬季国体、それから本大会ですね、そちらの開催に当たってのおもてなしの考
え方なんですけども、今おっしゃられたとおり、今体験する子供たちにとっては非常にインパクトのあるトッ
プアスリートの活躍でございますので、そちらは非常に心に強く残る思い出になると思います。その子供さん
たちも、次回の国体のときには大人になり、それから親にもなってる。ああこういうことが昔あったなという
ふうに思い出してもらうときのすごくいい思い出になるというふうに考えられます。そのような考え方の中で、
今回の国体を機にいろいろ子供さんたちにも見ていただいたり、それから実際に見て感動していただくという
ようなことは、私ども考える中では、常にそういうことも考えておりますので、そういうことも今後どういう
─時間帯もありますのでね、どういう時間帯に子供さんたちが見れるのかとか、選手が何時ごろ来て、い
つ時間があくのかとか、そういうこともありますのでいろいろ調整をして、その花道、おっしゃられたですね、
そういう機会に子供さんたちがいれるような環境もつくれればいいなということは思っておりますので、今後
の検討の中でそのようなことも考えたいと思っております。
以上です。
○議長(尾崎信夫君) ここで10分間休憩いたします。
午前10時22分 休憩
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午前10時33分 開議
○議長(尾崎信夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○8番(二宮由子君) 大会開催に向けて、先ほど来さまざま御提案をさせていただいておりますが、市民への
周知の取り組みについて、当市としては予算というのも課題になりますが、予算もそれほどかからずに、それ
でいて多くの方の目にとまる宣伝方法として、幼稚園ですとか保育園、小学校の運動会を活用されてはいかが
かというふうに思います。啓発活動のために、先ほども御答弁のありましたとおり注目度の高いゆりーとの着
ぐるみを購入されるということですが、この購入価格というのをまず伺うのと、あとその購入の時期について
伺います。
○社会教育部副参事(髙橋宏之君) ゆりーとの価格ですが、現在では購入価格大体60万円というふうに伺って
おります。購入時期ですが、新年度予算で購入予定ですので、実行委員会の承認をいただいてから直ちに手続
をとりたいというふうに考えております。
以上です。
○8番(二宮由子君) ゆりーとが60万円、結構な値段ですよね。多分中に、この着ぐるみを着た方が暑くなっ
て熱中症にならないような形のこういった器具もついてる─ちょっと音がしましたからね、以前見させて
いただいたときに。それで値段も尐し張るのかなという感じがいたしますけれども、ゆりーとが来てイベント
を盛り上げるのも一案でありますけれども、先ほど私が申し上げましたように予算もかからずに、例えばなん
ですが、小学校の運動会で団体戦の種目としてゆりーととボウリングを題材とした競技を行っていただく。例
えば2人1組、3人が一緒になってもいいんですが、そのゆりーとを持ってボウリングのピンのところを回っ
て帰ってくるみたいな形のそういった競技を考えていただき、またスポーツ祭2013のために作成された、御答
弁にもありましたとおりゆりーとダンス、これ正式名称ゆりーとダンス「ニッコリ・ファイト!」というんで
すけども、それを幼稚園や保育園ですとか、これ非常に低学年向きの易しいダンスですので、小学校の低学年
の児童によるダンスを運動会で御披露していただくですとか、それによって国体で東大和市はボウリング競技
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を開催することや、国体を開催するということのアピールにもつながりますし、運動会を見に来られた親御さ
んですとか御近所の方も、市役所になかなか来れない方、また駅になかなか出向かない方でも、国体が東大和
市で開催されるんだというものをアピールするためにも、ぜひとも御検討いただきたいと思っております。ま
たその入退場門に、細かいことなんですが、ゆりーとをちょっと掲示していただくですとか、さまざまあると
思います。
またそのゆりーとに関して申し上げれば、今事務局にも市販のゆりーとの縫いぐるみがありますけれども、
そういったものを使うのではなく、児童がみんなで手づくりでゆりーとを作成することによって、その子供た
ち同士の話題ですとか、あと自宅でお茶の間の話題にもつながりますし、ぜひともそれも御検討いただきたい
のと、もう1点、先ほどゆりーとの購入時期を実行委員会の承認を得てっておっしゃいましたけれども、当市
の小学校の運動会、春と秋の開催が地域によってさまざまですけれども、ぜひこの春の開催に合わしてゆりー
との購入を御検討いただけないかというのも伺いたいと思います。ぜひ教育委員会として学校長へ、そして子
ども生活部から保育園、幼稚園へ協力の依頼をしていただきたいのですが、いいかがでしょうか。
○社会教育部長(小俣 学君) さまざま御提案ありがとうございます。お金をかけずにPRをするということ
は必要なことでありますし、大事なことだというふうには思っております。幼稚園や保育園、小中学校のほう
には今後も何かと御協力をお願いしながらやっていくことになると思っております。東京都のつくりましたゆ
りーとダンス「ニッコリ・ファイト!」でございますけども、こちらDVDのほうが東京都から届きましたの
で、こちらについては既に小中学校の校長会や幼稚園の園長会、保育園の園長会に出向きまして御説明さして
いただき、いろいろ活用していただけるようにお願いをしたところでございます。
ゆりーとの着ぐるみにつきましては、今後そのゆりーとダンスの講習会をやったり、それからさまざまイベ
ントに出向きまして市民にPRをしたいと、努めたいというふうには考えております。春の運動会に間に合う
ようにというようなお話がございましたけども、こちらはちょっと今のところ検討中ですので、間に合えばそ
ういうことも考えられますけども、こちらについてはまた学校教育のほうともいろいろ連携をして、検討して
いく話だというふうに思っております。
以上です。
○子ども生活部長(阿部晴彦君) ゆりーとダンス「ニッコリ・ファイト!」のDVDは、幼稚園並びに保育園
の園長会で趣旨を説明した上でお渡しし、いろいろなイベントなど、あるいは日ごろの活動で活用していただ
ければということでお願いしております。またその際にも、実際にDVDを見てどんなものか体験してみたい
という話もありましたし、また変化折り紙ですとか塗り絵というものもあるということも御紹介させていただ
いてます。いろいろな御協力できる点においては協力し、市を挙げて盛り上がりができるように協力していき
たいと思います。今後も折に触れて園長等にお話をし、情報提供してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) 御答弁でゆりーとダンス「ニッコリ・ファイト!」のDVDを東京都からいただいたと
いうことですけども、このゆりーとダンス「ニッコリ・ファイト!」なんですけども、インターネットでダン
ス、解説などさまざまダウンロードが簡単にできますので、必要であれば皆さん個別にダウンロードしていた
だいて、各関係機関に御協力をぜひお願いをしていただきたいと思います。
先ほど開催に向けてのスケジュールの中で、多摩地域合同国体スタンプラリーや、花いっぱい運動のイベン
トや啓発活動を実施するとの御答弁をいただきました。そこで、多摩地域合同国体スタンプラリーと花いっぱ
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い運動の詳細について伺います。
○社会教育部副参事(髙橋宏之君) まず多摩地域合同スタンプラリーについてでありますが、この事業は東京
都市スポーツ祭東京2013担当課長会におきまして、多摩地域合同国体スタンプラリー実行委員会を設立いたし
ました。そして財団法人東京市町村自治調査会の多摩・島しょ広域連携活動助成金を活用いたしまして実施す
るものであります。内容といたしましては、平成24年7月から11月にかけて、多摩地域30市町村の競技会場等
のラリーポイントを回っていただいて、各市でどのような競技種目が開催されるかを知っていただくと。そし
てスタンプを押していただいて、スタンプの数に応じて商品をプレゼントするという企画になっております。
そして花いっぱい運動のほうにつきましては、これは都民運動推進計画に位置づけられた都民運動でござい
まして、全都的に実施するものでございます。そしてスポーツ祭東京2013を周知しつつ、大会を盛り上げてい
くという事業であります。当市におきましては、東京都からプランター130個、あとは花の種、あとガイド
ブックが今後送られてくる予定になっております。そして送られてきましたら、これも実行委員会を通して関
係団体などに御協力をいただいて、実施していきたいというふうに考えております。そして栽培した花のプラ
ンターなんですけども、大会の間際に会場付近に集めまして、選手のお迎えに利用する予定になっております。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) スタンプラリーは各市町村、30市町村ですか、ラリーポイントを回るということなんで
すが、当市ではそれは会場となるBIGBOXのところに、ラリーポイントの場所はそこを予定されているの
かどうかというのが1点と、あと花いっぱい運動なんですけれども、次世代を担う子供たちが国体開催に尐し
でもかかわってもらうことというのは非常に大切ですというふう私も先ほど来申し上げておりますけれども、
花いっぱい運動に関しては子供たちがプランターに花を植えるなど、また花の種をまくなど、その運動に参加
してほしいと思うんですね。その大会に参加、尐しでもかかわるということで、子供たちに夢や大会運営にか
かわる喜びや、そのおもてなしの心というのが育つのではないかというふうに考えますが、まず1点のスタン
プラリーのラリーポイントと、あと私が今申し上げましたおもてなしの心が育つのではないかというお考えに
ついての御見解を伺います。
○社会教育部副参事(髙橋宏之君) スタンプラリーの場所になりますが、事前に会場でありますBIGBOX
と調整をいたしまして、2階の受付のところにスタンプ台を置かせていただくということで了承をいただいて
おります。
続きまして、花いっぱい運動のお子様のかかわりについてでございますが、先ほどお話させていただきまし
たように、今後実行委員会を通しまして関係団体や協力していただける方をお願いしまして、実施していきた
いというふうに考えております。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) ぜひ実行委員会、これからさまざま専門委員会など開かれると思いますが、御検討のほ
うよろしくお願いいたします。
次に、3月18日の日曜日開催のニュースポーツEXPO2012in多摩の詳細について伺います。
○社会教育部副参事(髙橋宏之君) ニュースポーツEXPO2012in多摩は、ニュースポーツの普及及び振興
を通して都民のスポーツへの興味関心を高め、スポーツ実践層のすそ野の拡大を図り、あわせて多摩地域の連
携、活性化、スポーツ祭東京2013の開催機運の醸成を目的として開催されるものであります。
そこで、多摩地域で開催する国体のデモンストレーションスポーツを担当する13市に後援依頼と市報への広
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報協力依頼がございました。そして3月の1日号の市報とホームページでPRをしたところでございます。ま
た後援をした市にはPRブースが設置されることから、当市のニュースポーツ種目、スポーツチャンバラをP
Rするため、東京都スポーツチャンバラ連盟の協力を得て、道具の展示とビラ配り、あとスポーツ祭東京2013
のパネル展示と御案内、そのほか市のPRをしていきたいというふうに考えております。
なお物産の販売につきましては、産業振興課と調整をいたしましたが、この時期に出荷できる物産がござい
ませんでしたので、市のPRをするものを集めて参加するということにしたいと考えております。
以上です。
○8番(二宮由子君) 今ホームページなどにも掲載されてると思いますが、3月1日号の東大和市報のこれ裏
面でしたよね─に掲載されておりました。確認もさせていただきました。ホームページでは、画面上にス
ポーツチャンバラのゆりーとが掲載されているので、視覚的にも非常にわかりやすいんですけれども、市報で
は裏面の─これも大きさに制限があるので何とも言えないんですけれども、市報の裏面に文字だけの掲載
でしたので見落としてしまった方がたくさんいらしたのではないかと思うんです。できれば小さくてもよいの
でスポーツチャンバラのゆりーとを、どうにかスペースのやりくりをしていただいて掲載していただいたほう
が、より国体関連の広報であるというふうな形で市民に伝わりやすかったのではないかと考えられますが、今
後市報への掲載、さまざまリハーサル大会ですとか冬季大会ですとか、さまざまありますけれども、その掲載
に関してマスコットキャラクターのゆりーとを全面的に活用して、注目度が高いですから、そういった工夫を
していただいて、市民の方に御周知をしていただきたいのですが、ゆりーと活用の件に関しましての御見解を
伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 市報でのゆりーとの活用でございますけども、確かに3月1日号は紙面の都合
もございまして文字だけの紹介になっております。おっしゃるとおりイラストを入れることで目にとまる効果
はあるというふうに思いますので、今後御意見を参考にイラストも載せられるよう広報のほうとも相談をして
工夫してまいりたいと、そのように考えております。
以上です。
○8番(二宮由子君) 今回のこのニュースポーツEXPO2012in多摩なんですけれども、ニュースポーツの
体験コーナーですとか、サッカークリニックですとか、多摩物産展、先ほど御答弁ありましたけれども、あり
ます。当市では、その中の多摩物産展についてなんですが、物産展というからには物品販売も行われると思い
ます。市で検討されて、産業振興課のほうと御検討されて、出品するものがないということで断念されたとい
うことなんですが、多摩地域の魅力的な食品、雑貨など多摩の逸品を多くの皆さんに知っていただく絶好の機
会であったのに、何も出品されないというのは非常に残念だというふうに思います。これから、これぞ東大和
を生み出すためのグルメコンテストもありますので、そこに大いに期待をするといたしまして、次の課題のほ
うに移らしていただきます。
東京都では54年ぶり、当市では初めての競技が開催される記念すべき国体ですと私は何度も申し上げており
ますが、この競技自体が無事終了すればそれでおしまいではなく、ボウリング競技大会をきっかけとして、私
が思うに当市をボウリングのまちとしてスタートできないかというふうに考えました。介護予防では、体を適
度に動かすことでひざや腰に負担をかけない体力づくりが最適であるというふうにも言われておりますし、市
内の御年配、高齢者の方々は、若いころボウリングブームを経験され、皆さんこぞってボウリングをされた世
代だというふうに思います。現在でもボウリング連盟が体育協会に所属して活動されておりますが、そのボウ
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リング連盟の中心的に活躍されてる皆さんは、御年配の先ほど申し上げたボウリング世代の方々であるという
ふうに連盟の会長もおっしゃっておりましたので、そこで御年配のボウリング世代の皆さんや若い世代の皆さ
ん、子供たち、そしてみんなまとめてまちぐるみでボウリングを楽しめないか、ボウリングを楽しむまちにし
たいというのが私の思いです。市民の皆さんが何人か集まったら、「とりあえずボウリングでも行く」という
言葉が出るようなまちにできないでしょうか。それには今回のトップアスリートが競い合うスポーツ祭東京
2013に、できるだけ多くの市民の皆さんに参加をしていただきたいというのが、私の思ってるところでありま
して、ぜひとも市としてこれからの東大和市をどのようなまちにしていくのか、夢のあるまちづくりの一案と
して御検討をしていただきたく、御見解を伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 国体の本大会が終わっても、それで終わらないでほしいと、そういうお話でご
ざいますけども、まずは国体を円滑に無事に終わらせたいという思いはあります。しかしながら国体の開催を
通しまして、市民の皆様にスポーツの大切さやスポーツが持つ充実感、達成感や、あと健康の増進、それから
人と人との交流や連帯感など、市全体としてのスポーツ振興の向上につながることが大事だというふうに思っ
ております。
ボウリングのまちにというお話もありましたけども、ボウリングにつきましては家族や仲間と親睦を深めな
がら楽しく体を動かせるスポーツであるというふうに思います。国体の開催をきっかけに、その魅力を周知し
て皆さんに知っていただいて、ボウリングもしていただき、体を動かす機会になってもらえればさらにありが
たいというふうに思います。さらには当市にあるスポーツ施設の一つでありますので、国体を契機により多く
の方がそのスポーツ施設を、ボウリング場を活用してもらえるように私どももPRをしたいと、努めていきた
いというふうには考えているところでございます。
以上です。
○8番(二宮由子君) 事務方としては、何もなく無事に終わってほしいというお気持ちは重々わかりますので、
私としてはそれはもう大前提でありますし、その後市としては、じゃどう取り組むのかということをぜひとも
御検討いただきたいというふうに申し上げました。
次の課題として宿泊施設についてです。
当市では残念ながら宿泊施設がありません。以前、中小企業大学校の寄宿舎を活用させていただけないかと
いうふうに検討課題を御提示いたしましたが、余りよいお返事をいただけなかったというふうに記憶しており
ます。そこで改めて伺いますが、中小企業大学校の寄宿舎を活用させていただくことは可能なのでしょうか。
伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 私どもとしましては、選手のことを第1というふうに考えまして、中小企業大
学校が使えないかということを再三お願いしてまいってきております。そんな中では、現状では手続面をクリ
アできたとしても、施設の改修、それから調理員、そこにいる研修生と別の料理を出すとか、手間がかかって
しまうとか、調理員の増員も検討しなければいけないとか、あとさまざまな状況から現段階ではやはり選手の
宿泊の受け入れは難しいというようなお答えをいただいております。
以上です。
○8番(二宮由子君) 国体ということですので、トップアスリートの方がいらっしゃいますから、それなりの
対応をしなければいけないので難しいのかなというふうには思いますけれども、宿泊に関して申し上げますと、
本大会は多摩地域でこれだけ多くの競技が同時期に開催されますので、全国から選手や関係者、応援団の皆さ
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んが東京に大移動されますよね。そうしますと当市では宿泊先を提供できませんので、ボウリング競技に参加
される皆さんに関して申し上げれば、立川市ですとか、近隣市でいえば東村山市、そしてもしくは埼玉県の所
沢市などに宿泊の対応をお願いしなければならないというふうに考えます。だとすると予約がいっぱいで宿泊
できなくなってしまう可能性というのは考えられないんでしょうか。当市として宿泊を提供できないというこ
とに関して、宿泊に関しての対応、当市としての対応を伺います。
○社会教育部長(小俣 学君) 本大会に向けましては、同時期に各競技、行うことがわかっておりますので、
これは東京都のほうが間に入りまして合同配宿のほうですね、東京都が間に入りましてそこのところは調整に
入っております。都のほうで委託をしているJTBのほうから話がきているのは、本大会に向けては立川のホ
テル等では受け入れが難しい状況があり、新宿や池袋などの西武線沿線の可能性もあるということを聞かされ
ております。ただ私どもとしましては、できるだけ選手の移動、それからコンディションを考えて、できるだ
け近いところ、それから同じ方たちといいますか、分散しないような、そのような形で配宿をしていただける
よう強く要望しているところでございます。
以上です。
○8番(二宮由子君) 東京都が合同配宿されているということですけれども、今大会、多摩地域の活性化とい
うのも一つ課題となっている、目的となっていると思いますので、その宿泊施設に関しても新宿、池袋、区部
ですので、できましたらば多摩地域で担っていただければ非常にそれは─まあないなら仕方がないんです
けど、ぜひその辺の御要望も。
あともう1点は、そのボウリング競技の皆さん、例えばホテル、別々になってしまったりですとか、そう
いった選手の皆さんの心配の種がふえないように、ぜひとも御検討のほうお願いいたします。
次の課題として、今後観光に力を入れていこうと市長はお考えでいらっしゃいますので、国体期間中、東大
和市をどのようにアピールできるかについてです。
ボウリング競技の会場は駅前ですので、立地条件的には、例えば遠くに御宿泊されて、そのまま電車で来る
ことはめったにないんだと思いますが、応援団の皆さんですとか、駅前ですので立地条件は非常によいと思い
ますけれども、人の流れ、動線というのを考えますと、市境も重なり、全く東大和市内に足を踏み入れていた
だけない可能性が大きいというふうに思います。
そこで西武鉄道の御協力をいただいて、駅前広場にブースを数多く設置して、東大和市を最大限にアピール
するというのも一案ですし、また大会期間中の10日間に限り、東大和市駅前からシャトルバスや臨時バスを無
料で運行して市内を尐しでも知ってもらう。もちろん市内各地域では、国体の開催期間10日間はイベントをさ
まざま開催をして、またバスの車内では観光ボランティアの方が市内をガイドするということで東大和市を
知っていただく、全国から当市に訪れるお客様をお迎えし、東大和市のよいところを皆さんにアピールする。
また市内でも会場へのアクセスが困難な市民の方もいらっしゃると思います。その方は無料バスを利用して、
会場への応援に来ていただくことが可能になります。
私、もちろん言うというのは非常にたやすいことでして、そんなに簡単にできるものではないというのも十
分承知をしているところですが、私も含めここにいらっしゃる皆さんは人生で二度とこのようなチャンス、要
するに東大和市で国体の競技開催がされること、こういったチャンスはもう絶対ないと思うんですね。ですの
で大会に携わる誇りと喜びと、お迎えする私たちも楽しみながら大会を成功させたいと考えますが、御見解を
伺います。
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○社会教育部長(小俣 学君) ただいまさまざまな御提案をいただいているわけでございますけども、臨時バ
ス等のお話になりますと、やはり経費面の問題もありますので、今ここでできるとは言えないところもござい
ますけども、市をPRするための絶好の機会になりますので、これはさまざま、今いただきました御提案を参
考にさしていただきながら、私どもも、それから来ていただく方々にも楽しんでいただくことができるような
期間にもしたいと思いますし、そのような国体になるよう検討してまいりたいと、そのように考えております。
以上です。
○市民部長(榎本 豊君) 市民部では、来年度、観光事業の予算を計上させていただいてるところでございま
すけれども、その中で大きなものは4月のグルメイベントの経費があるんですけれども、観光ガイドの養成講
座も来年度予算計上いたしておりまして、そこで育てまして、いろいろな観光についてガイドできるような
方々を育てていきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) ぜひ実行委員会がございますので、そこで協議をしていただいて、御検討のほうよろし
くお願いいたします。
スポーツ祭東京2013の啓発物品あっせんの第1弾は、クールビズ対応のポロシャツでした。第2弾として、
大会マスコットキャラクターゆりーとのネクタイがこのたび販売され、議会としても大会関係の行事や市議会
としてまとまって出席する行事におそろいのネクタイをびしっと決めて、クールに国体開催の機運を盛り上げ
る御協力をさせていただこうと、議長を中心とした22名全員で団体啓発用におそろいのネクタイを購入いたし
ました。国体開催に向け取り組むべき課題などいろいろ申し上げてまいりましたが、ぜひともさまざまな関係
機関の御協力、また実行委員会の中での御検討などしていただきたく、最後に今まで私もろもろ申し上げまし
たが、市長の御所見を伺います。
○市長(尾崎保夫君) いろいろと御提案をいただきましてありがとうございます。私どものほうの基本として
は、来ていただいた方に東大和市に来てよかったというふうな思いを持っていただくということと、それから
あわせて東大和市というものを全国的に、来ていただいた方に知っていただき、PRするということ、これに
全力を挙げていきたいというふうに思ってございます。それともう一つは、市内の大勢の市民の皆さんととも
に、私たち自身も楽しめるような、そんな大会にできればというふうに思っているところです。
以上です。
○8番(二宮由子君) ぜひ皆さんと一緒になって、この大会、成功のために努めてまいりたいと思います。
続きまして、障害者就労支援室についてです。
事業内容、利用状況など伺いました。現在月・火・木・金の週4日、午前9時から午後5時まで開室し、利
用者が増加しているので開室日をふやし、時間を延長する必要があるとの御答弁でした。そこでまず初めに、
支援者が延べ570名とのことですので、1日の利用者数を伺うのと、あと現在この事業に対応されている職員
の皆さんの数について伺います。
○障害福祉課長(小川則之君) 1日当たりの利用者数及び支援員の人数についてでございます。昨年8月から
ことし1月までの開所日数が96日ございます。支援の延べ件数が570件ということでございますので、1日当
たりおよそ6件程度の支援を行っているということになります。
それから就労支援員の人数についてでございますけれども、現在市の嘱託員2名を配置して業務に当たって
いただいております。
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以上でございます。
○8番(二宮由子君) 1日平均、約6件ということです。就労支援ですので、相談を受けるだけでなく、その
後、部長の御答弁にもありましたように、一連の支援に移行される流れがあり、支援員の方が利用者1人に費
やす時間というのが非常に長くかかるであろうことは、私も認識をしております。
そこで開室日を4日から5日にし、時間も延長するために嘱託員を1名増員するというふうに御答弁もいた
だきましたので、開室日をふやすに当たり、現状の平日、今、月・火・木・金ですから、平日のみの開室を土
日開室にふやされるのか、また時間延長については現在5時までですが、どの程度延長されるのかあわせて伺
います。
○障害福祉課長(小川則之君) 就労支援室の開所日の増及び開所時間の増についてでございます。開所日につ
いては、現在週4日でございますが、それを月曜日から金曜日の週5日に、それから開所時間につきましては、
現在午前9時から午後5時までとなっておりますけれども、それを週2日程度は午後6時30分まで延長すると
いうことで考えております。
それで土曜日等の開所についてでございますが、他市の状況を見てみますと、26市中14市が月曜日から金曜
日の開室となっております。おおむね9時から5時程度の開室時間ということでございます。これに加えて土
曜日等にも開室しているのが11市ございます。市では現在4日の開室ですので、それをまず月曜日から金曜日
までの週5日間開室するということに取り組んでいきたいということでございます。土曜日の開室についての
検討ですけれども、現在24名の登録者のうち半数程度が就労をされております。それらの方の業種等を見ます
と、小売業ですとかサービス業への就労というものが多くございます。それらの方のお休みの日というのが、
必ずしも土曜、日曜にならないというような状況も踏まえまして、一方、半数程度未就労の方の支援が必要と
いうことですので、月曜日から金曜日の5日間の開室ということを優先的に考えてまいりたいということでご
ざいます。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) 今課長の御答弁にもありましたけれども、土日の開室については─ということは利
用者の利便性が平日よりも土日の開室を、平日のほうが利用者の利便性を考えると、開室日をふやすのは土日
よりも平日のほうがよいという判断であったというふうに認識をしてよろしいのでしょうか。伺います。
○福祉部長(吉沢寿子君) ただいま障害福祉課長のほうからお答えさせていただきましたけれども、答弁かぶ
るところございますけれども、小売業とか、いわゆる飲食系の内勤等のサービス業などが多く、また清掃等の
仕事についているような方が多いということでございますので、平日のほうの開所と時間を延長するというよ
うなことで現在考えているところでございます。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) それでは、その嘱託員1名を増員というふうに御答弁もありましたので、現状2名の職
員の方も嘱託員だということなんですが、この事業に携わっている、担っていただいている全員が、嘱託員の
方に担っていただいているということなんですが、市が直接行っている事業、直営の事業ですので、幾ら専門
家だとはいえ嘱託員の方だけに担っていただくのは、事業運営の責務として立場的に荷が重過ぎるのではない
かというふうに思うんです。また東大和市嘱託員の設置に関する要綱というのを見させていただきましたが、
それによりますと嘱託員の方の勤務時間は1日7.5時間、週30時間を超えない範囲で、勤務日数は週5日以内
に定められています。1日7.5時間で週30時間を超えないとなると、これ4日間しか勤務できないことになり
-318-
ます。開室日をふやし時間を延長するにしても、この要綱の定めによりまして嘱託員の方に運営を担っていた
だいている以上、例えば時間延長にしても、利用者の利便性に沿った事業実施ができないのではないでしょう
か。いかがですか。
○福祉部長(吉沢寿子君) 嘱託員を現在は2名、4月から3名ということで業務に当たるということでござい
ますが、まず嘱託員の業務としてどうかというようなお話もいただいておりますけれども、障害者の方の就労
支援につきましては、非常にそれぞれ障害別に応じまして、そういった障害の特性を理解したり、その特性に
合った支援を行ったりとか、雇用主との関係をつくったりというようなことで、一般の方の就労支援より、さ
らに専門的な知識や力量等を必要としておりますので、嘱託員としてこれまで多種多様な、そういった御経験
をされている方を嘱託員として、専門的な知識がある方を採用させていただいておりますので、そういった意
味での知識というものでは全く遜色ないのかなというふうに考えております。
また嘱託員にすべてを任せてるというようなこともございませんので、きちんとそれは市の組織の中の一部
としてやっておりますことから、きちんと課長から係長、それから係の中の嘱託員というような位置づけで業
務を行っております。ですからきちんとそういったところの会議や、いろいろなフォロー、引き継ぎ等を踏ま
えて、正規の職員がそういったところは必ずチェックをしているというところでございます。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) それではちょっと視点を変えまして、今後の課題として、私、他市の状況を調べようと
東京都福祉保健局のホームページから障害者就労支援センターの区市町村障害者就労支援事業一覧を開きまし
た。これ平成24年1月1日現在で、障害者就労支援事業を実施している区市町村の一覧が2ページにわたって
掲載されております。1ページ目は区部でして、2ページ目は各市と町、これ瑞穂町なんですけども、掲載さ
れておりました。26市中、東大和市だけがこのホームページ上に載っていないんです、掲載されていないんで
す。何回見ても載ってないんです。当市だけが障害者就労支援事業を実施してないことに、これ東京都福祉保
健局のホームページ上ですけれども、実施してないことになっているんですよね。昨年8月より事業を実施し
ていたのにもかかわらず、東京都の認識では事業を実施していないと。このホームページ上ですけどね、区市
町村障害者就労支援事業一覧ですが。東京都のホームページに掲載されていないのはどうしてなんでしょうか
というのと、何か手続上、掲載できない理由があったのでしょうか。伺います。
○福祉部長(吉沢寿子君) 二宮議員の御指摘を受けまして、私どもでもホームページのほう確認させていただ
きました。東京都のほうに、どうして当市が、せっかく始めてるのに載ってないんでしょうかということで確
認をさせていただきましたところ、あの一覧表につきましては東京都の実施要綱に基づいて実施している事業
を掲載してるということでございまして、当市での事業につきましては、そちらのほうの実施要綱ではないほ
うの東京都の障害者施策の包括補助事業というような事業の部分で、市の独自の事業というような形での補助
を受けて実施しているものでございますので、東京都のほうによりますと、そういったところで今回掲載して
なかったということでございますが、まあ市のほうからぜひそちらであっても掲載をしてほしいということで
お願いをさせていただいたところ、一応前向きに御検討いただけそうだということでございました。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) 東京都の実施要綱に基づいてなく実施されていたということなんですが、またこの一覧
を見ますと、各市さまざまなんですけれども、直営でやってるところって余りないんですね。社協ですとか、
社会福祉法人、NPOなどに委託して事業を実施しています。予算的に考えても直営より人件費のかからない
-319-
民間委託を当市として検討されたのかどうか、この事業を始めるに当たって。現状を申し上げますと、当市で
は嘱託員だけで運営されておりますので、予算的にも人件費はそんなかかりませんから経費が尐なくて済んで
ると思いますが、結果的に直営と判断されたという理由を伺います。
○福祉部長(吉沢寿子君) この障害者の方の就労支援事業を開始するに当たりまして、まず当市は26市の中で
は一番こちらの関係ではおくれてたというのがございました。やはりまず市で直営というのは、なかなかやは
りそういった専門知識のある職員といったところでの難しいというようなところがございましたので、やはり
委託でそういった力量のある法人等にお願いできないものかというようなことも考慮をいたしましたけれども、
当市の市内の障害者施設を運営している法人は、前の別の議員の方の御答弁の中でも尐し触れさせていただい
ておりますが、もともと社会福祉の資源が乏しい市でございまして、障害者施設を運営してくださっている法
人の皆様も、おおむね非常に小規模な法人さんが多いというようなことで、作業所等の運営に加えてさらにそ
ういった人的な人を採用したり、また就労支援を行えるような法人というのが非常に見当たらないというよう
なことでございました。そういったことがございまして、あと特別支援学校の先生方からも、早く就労支援事
業を行ってほしいというようなお声とかもございました関係で、当面は直営で事業を実施するというようなこ
とで、結果的には市の直営で事業を行ったものでございます。
なお直営で実施いたしまして、その部分のメリットといたしましては、現在先ほども申し上げましたとおり、
市の組織の中で、障害福祉課という中の組織の中で運営しているものでございますので、非常にケースワー
カーや保健師等との連携がスピーディーに一体的に行われてるというのは、メリットかなというふうに考えて
おります。
以上でございます。
○8番(二宮由子君) お任せできる法人があればお願いするけれども、現状見当たらないので当面直営で運営
しているということですね。わかりました。
私、今回この質問をさせていただきましたのは、会派の視察で宮崎市の障害者ワークサポーター派遣事業に
ついて、ぜひ当市でも実施していただきたいと思って質問をいたしました。このワークサポーター派遣事業な
んですけれども、一般の市民の、しかも60代、70代の女性で、ちまたに言われている元気なおせっかいおばさ
んが活躍されてる事業なんですね。当市の専門家である就労支援員の方よりも、利用者にとってはより身近な
存在で、また市民の方に担っていただくということで、障害者施策に対する市民の意識の醸成効果が上がって
まいりますし、市長も市民との協働を推進しておりますので、ぜひとも当市で障害者ワークサポーター派遣事
業の実施ができないかというふうに考えたのですが、今回いろいろと伺っておりましたところ、市民に協力を
依頼する前段のですね、市として事業運営の体制強化をしっかりと確立する必要性が、そのほうが重要なので
はないかというふうに認識いたしました。この障害者就労支援事業の始まりが26市中26番目、最後からのス
タートです。他市では事業充実のために前へ前へというふうに進んでおります。他市に追いついてほしいとは
思うんですが、追い越せとまでは申し上げません。後ろ姿を見ながらもよいところを拾い上げて、利用者の
ニーズに合った事業の推進を行っていただきたく、最後に市長の御所見を伺いたかったのですが、時間がござ
いませんので、以上で私の一般質問を終了させていただきます。
ありがとうございました。
○議長(尾崎信夫君) 以上で、二宮由子議員の一般質問は終了いたしました。
ここで10分間休憩いたします。
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午前11時21分 休憩
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午前11時30分 開議
○議長(尾崎信夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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◇ 実 川 圭 子 君
○議長(尾崎信夫君) 次に、4番、実川圭子議員を指名いたします。
〔4 番 実 川 圭 子 君 登壇〕
○4番(実川圭子君) 議席番号4番、実川圭子です。通告に従い、一般質問を行います。
昨年10月に行われました市民意識調査結果において、住民の方々が東大和市に住み続けたいと思う理由に、
「周辺の居住環境がよいから」や、「自然環境が豊かだから」と答えた方が半数近くいました。また住み心地
の満足度という項目では、「水や緑、公園など、自然環境のよさ」、また「日当たりや風通しのよさ」などの
満足度がほかの項目に比べ高くなっています。この結果からも、東大和市の市民にとって自然環境が大切な要
素であることがわかります。そしてこの自然環境は、まさに東大和市の財産であると考えます。そのような意
味からも、来年度から新設されます環境部に私は大きな期待を寄せています。
そこでまず初めに、1、水と緑の景観を生かしたまちづくりについて質問いたします。
現在、市内を流れる一級河川の空堀川の改修工事が東京都において進められています。平成24年度は中砂の
川橋から山王橋の間と高木橋下流と奈良橋川合流点の整備が予定されているようです。既に整備が済んでいる
高木橋から下流はウオーキングやジョギングをする人がふえ、水鳥や魚などの自然の生き物もふえて目を楽し
ませてくれることから、単に雤水を流すだけの川ではなく、市民の憩いの場所にもなってきています。しかし
せっかく水に親しめるように川におりられる親水護岸をつくっても、流れている水が汚れていては川に入った
り子供たちを遊ばせることもできません。以前から空堀川の水質には問題があり、かつて生活排水が大量に流
されていた時代には、都内ワーストワンだったこともあります。下水道が整備され、今ではほとんど生活排水
が流されなくなりましたが、時々白濁した水が流れているのが見受けられます。また雤水ますや側溝などへ流
した汚水が流れてくる場合もあります。
そこで、①空堀川について。
ア、空堀川の水質について、家庭からの雑排水や雤水路からの汚水の流入を防ぐための対策について、現状
と今後について伺います。
またイ、空堀川整備が進む中で、東芝中橋から高木橋の間の現河川をどのように残していくのか、考えをお
聞かせください。
市内の整備において、この区間は新しい川と古い川の流れる位置が大きく離れる箇所になります。新しい河
川の整備が終わったら、旧河川をどのようにされていくか予定があれば教えてください。そして旧河川も含め
て空堀川をまちの中でどのように位置づけて、空堀川と川周辺の環境を今後まちづくりに生かしていくのかを
お聞きします。
次に、②緑のボランティアについてお尋ねします。
緑のボランティアの方々には、日ごろから公園や緑地などの手入れをしていただいているかと思います。今
年度は緑のボランティアのアンケート実施や、連絡会議なども開かれたと思います。
-321-
そこでア、緑のボランティアの現状と課題は何か伺います。
またイ、緑のボランティアの活動を活性化させる仕組みが必要と考えますが、いかがでしょうか。
次に、③落ち葉掃きについてお聞きします。
東日本大震災及び福島第一原発事故から1年たちます。今まで市内でもホットスポットが見つかり、放射性
物質の測定や除染などを行っていただきました。時がたつと放射能の問題にもなれてしまったり、関心が薄れ
てしまったりしますが、現在問題にされている放射性セシウムに関しては、半減期が約30年ということで、1
年、2年で解決していく問題ではありません。また放射性物質がつきやすい落ち葉に関して、今年度放射能の
影響から堆肥のために落ち葉は使わないようにとの指示があったと聞いています。今後この落ち葉については
どのように処理するか予定を伺います。
続きまして、2、公共施設の利用について質問させていただきます。
市長は施政方針において、公民館事業について地域課題や社会問題を取り上げた講座、市民みずからが企画
運営に参加できる事業などを実施していくと述べておられましたが、私もぜひその点が広がっていくことを望
んでおります。当市の公民館活動は活発で、多くのグループが活動しています。また第5期介護保険事業計画
に向けてのアンケート結果においても、当市の方の学習意欲が高いことが顕著にあらわれており、その受け皿
として公民館での学習活動が活発に行われていることは、私も認識をしております。それに加えて一歩踏み込
んだ市民活動を活発化させて、今まで公民館を利用していなかった人にも広がるような工夫が必要だと考えて
います。
そこで、①施設予約システムについて。
公民館、市民センター、集会所、運動施設などの予約をITを活用して施設予約ができるようなシステムの
導入はできないでしょうか。
次に、②施設の有効利用について。
利用者の利便性を上げ、施設を有効に利用するために利用料金や利用時間帯の工夫は考えていますでしょう
か。
そしてイとして、ファーマーズセンター管理棟の利用状況と今後についてです。
ファーマーズセンターの管理棟にある集会室は、2年前、平成22年第1回の定例会において前議員の粕谷久
美子が質問したとき、使用日が年間20日程度だったということで、使用率向上の工夫などをするとの御答弁を
いただきました。その後の利用状況と今後についてお聞かせください。
次に、中央図書館について、市民の方から図書館に自習室をつくってほしいとの要望が多く聞かれます。2
階の視聴覚室や会議室などを利用していないときに、自習室として開放することはできないでしょうか。
公共施設の利用については、いろいろな部署にわたる質問になってしまいましたが、市民の目線であえてこ
のような質問をさせていただきます。
以上でこの場での質問は終わりにさせていただきます。再質問については自席にて行います。よろしくお願
いします。
〔4 番 実 川 圭 子 君 降壇〕
〔市 長 尾 崎 保 夫 君 登壇〕
○市長(尾崎保夫君) 初めに、空堀川への家庭の雑排水や雤水路からの汚水の流入を防ぐための対策について
の現状と今後でありますが、空堀川につきましては急速な都市化と相次ぐ工場の進出により水質汚濁が進行し
-322-
ておりましたが、公共下水道や河川整備により現在では環境基準を達成しております。しかしながら河川水量
の減尐が目立つようになり、一部において汚濁した放流水も見受けられます。このような現状を踏まえ、水質
浄化を図るために公共下水道への接続を推進するとともに、水量の確保を図るための対策を検討してまいりた
いと考えております。
次に、空堀川の現河川の考え方についてでありますが、空堀川につきましては東京都北多摩北部建設事務所
によりまして整備が進んでいるところでありますが、平成23年度で東芝中橋から高木橋間の新河川の護岸整備
に一応のめどが立ち、今後現河川から新河川への切りかえを順次行う予定であります。東京都と市では切りか
えに伴う現河川の基本整備方針や整備後の維持管理等についての協議を行っているところであります。
次に、空堀川と周辺環境についてでありますが、東大和市内における空堀川の整備におきましては階段式護
岸や緩傾斜護岸等の採用によりまして、より親水化が図られたものとなっております。また管理用通路におき
ましても、植樹帯や緑地等が数多く配置され、遊歩道として多くの市民の方々にも利用されている状況であり
ますことから、引き続き市内を東西に結ぶ緑のネットワークとして、環境整備を東京都に要望してまいりたい
と考えております。
次に、緑のボランティアの現状と課題についてでありますが、緑のボランティア制度は公園、緑地等の維持
管理活動を市民による緑のボランティアによって行うことにより、良好な環境を保全することを目的としてお
ります。現在緑のボランティアには67人の方に登録いただいており、公園、緑地等において活動されておりま
す。今後の課題につきましては、ボランティア登録された方々が連携できる機会の設定と、高齢化等による登
録者が減尐することも考えられることから、制度のさらなる啓発が必要であると考えております。
次に、緑のボランティアの活動を活発化させる仕組みについてでありますが、緑のボランティアに登録いた
だいた方々につきましては、原則として都合のよい時期や時間に活動していただくことになっておりますが、
重複した作業を防ぐため活動の拠点をあらかじめ設定するなど、制度の仕組みを検討してまいりたいと考えて
おります。
次に、落ち葉掃きについてでありますが、村山貯水池並びに東大和公園における現在の落ち葉につきまして
は、処理は行わない旨の回答を東京都水道局並びに狭山公園管理事務所からいただいております。今後の落ち
葉掃きにつきましては、東京都産業労働局の動向を踏まえて検討していくとのことであります。
次に、公共施設の利用における施設予約システムについてでありますが、ITを活用した施設予約につきま
しては、専用のシステムを導入することで自宅のパソコンや携帯電話などから各施設の利用申し込みや空き状
況の確認が可能となり、利用者の利便性向上が図れるものと認識しております。しかし年間1,000万円程度の
経費が見込まれることや、大幅な事務の省力化が期待できないことなどの課題もあることから、引き続き検討
課題としてまいります。
次に、施設の有効利用についてでありますが、1点目の使用目的に応じた利用料金と利用時間帯につきまし
ては、市民センター等の公共施設を施設の設置目的以外で利用する場合には、条例に基づき使用料を徴収する
こととなっております。また利用時間帯につきましては、1日を午前、午後及び夜間の3つに区分しておりま
す。なお公民館等につきましては、教育委員会から説明をお願いします。
次に、ファーマーズセンター管理棟の利用状況と今後についてでありますが、現在ファーマーズセンター管
理棟は市民農園利用者及び農業関係団体が使用しております。また農業体験、地産地消事業におきましても、
とりたての野菜等を調理して試食会等を行っているところであります。今後につきましてはさらなる有効活用
-323-
が行えるよう、関係団体等と協議をしてまいりたいと考えております。
次に、中央図書館の2階を自習室として利用できないかでありますが、中央図書館の2階には図書館の利用
者が調べもの等をするためのレファレンス室や会議等に使用しております視聴覚室等の部屋がございます。こ
れらの部屋の設置目的や利用状況等を考慮しますと、中央図書館の2階を自習室として御利用いただくことは、
現状では困難であると考えております。詳細につきましては教育委員会から説明をお願いします。
以上です。
〔市 長 尾 崎 保 夫 君 降壇〕
○教育長(小島昇公君) 教育委員会に関する項目につきまして御説明申し上げます。
まず公民館等における使用目的に応じた利用料金についてでございます。
まず公民館についてでございますが、公民館の使用料は東大和市立公民館条例第10条の規定に基づき原則無
料でございます。例外といたしまして、社会教育法第20条以外の目的のために使用する場合には有料となって
ございます。また公民館における利用時間の区分につきましては、東大和市立公民館条例第10条の規定により、
午前、午後、夜間の3区分となっております。
次に体育施設でございますが、東大和市体育施設等に関する条例第7条に基づき原則有料でございます。利
用の承認を受けた場合に、指定管理者へ料金を納めていただいております。ただし東大和市体育施設等に関す
る条例施行規則第10条に掲げる事項に該当する場合には、利用料金の減額または免除となる場合がございます。
また体育施設の利用時間の区分につきましては、東大和市体育施設等に関する条例第5条の規定によりまして、
東大和市民体育館は2時間30分ごとに、市民プール、東大和市立桜が丘市民広場、上仲原公園野球場、テニス
コートなどの施設は2時間ごとの区分となっております。
次に、中央図書館の2階を自習室として利用できないかについてでございます。ただいま市長の答弁にござ
いましたように、図書館の2階はレファレンス室や会議室、展示コーナーがございます。レファレンス室につ
きましては、利用者が図書館の辞書や地図、地域資料を使って調べものをしたり、担当職員に相談をする目的
で設置をいたしております。また視聴覚室や会議室等は、読書に関する研修会、講演会、文庫活動や図書館見
学会などの事業を行う場合に御利用をいただいております。平成23年4月から本年2月末までの11カ月間にお
ける会議室等の稼働率といたしましては、おおむね5割という状況でございますことから、現状では自習室と
して開放することは困難であると考えております。
なお今後他市の状況など、情報収集をしながら引き続き研究をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○4番(実川圭子君) 答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきます。
まず空堀川について、空堀川の水質について御質問させていただきます。
まずこの質問を取り上げた理由は2点あります。
一つは、昨年の暮れ、12月27日なんですが、清水橋という下流のほうなんですけれども、そちらの雤水の流
入口から大量の汚水が空堀川へ流れ込みました。その後の対応などを私も何回かお聞きしたんですが、その対
応について尐し疑問に思うこともありますので、そちらのほうを質問させていただきます。
もう1点目は、このように汚水が流れ込むというのがたびたび見受けられまして、私の前任者である粕谷久
美子も2006年の3回目の定例会で、この水質について質問を取り上げましたけれども、5年以上たってますけ
れども、そのころと同じような状況が続いてるということで、繰り返してるということが問題なのではないか
-324-
と思い、その2つについて質問させていただきます。
まず1点目の昨年の暮れの大量の汚水の流入について、対応を簡潔に御説明いただきたいと思います。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 白濁の件は、私どもが12月27日の午後、市民の方からの通報がございまして、
すぐに現場確認をしてございます。そういったところかなりの量の白濁水が空堀川、清水大橋のところに流れ
出ているというようなところで、私どものほうで早急に対策としまして、この下水道の管渠を清掃している業
者にお願いしまして、この水を吸引していただいたというところで、作業を4時半ごろ終了さしていただいた
ということでございます。また翌日の28日も、再度現地を確認したところ、同じような対応の中では白濁水が
出ておるというところで、再度作業を開始したというところでございます。年が明けてからは、現地を確認し
たところ、そういった白濁は見られないというようなのが現状で、今に至っているというところでございます。
以上です。
○4番(実川圭子君) 迅速に処理をしていただいて、下流に汚水が流れることがないように対応していただい
て、素早い対応はとてもありがたいと思いました。
それで、それの原因が何だったかわかってる範囲で教えてください。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) その白濁水は、私どももこのものがどういうものかというところで、早速そ
れを水質分析いたしました。そういった内容の中では、生物化学的酸素要求量、BODですね、それが200ミ
リグラムリットルと、通常10ミリリットルというのが基準になってございますので、かなり多くの量を示して
いるというような内容がございます。そういった観点から、これは一般的な汚水というよりは、あらかじめ管
渠に停留した水が何らかの原因で流れ出たものというような考え方を今現在しておりますが、専門的にはまだ
そこのところを掌握してるというところではございません。
以上です。
○4番(実川圭子君) 今御答弁で、早速検査をしましたとおっしゃっていただいたんですが、その検査をした
のはいつでしたでしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 私どものほうで、先ほど御説明さしていただいたとおり、そこの吸引をとい
う考え方はしてございましたけれど、実情としてその検査に関しましては、1カ月後の1月31日という形でご
ざいます。
○4番(実川圭子君) この検査についてなんですが、当初、私がお伺いしたときには特に検査はしていないと
いうことで、市民の方からの声もあり、それを要望して検査に至ったというふうに私は理解しています。原因
を特定するというのは非常に難しいことなのかしもしれないんですけれども、2006年のときの第3回の定例会
で同じような質問をしたときに、議事録に残っているんですが、当時の環境課長が、「例えば油の流出等があ
りますと、多摩環境保全事務所からすぐうちの方に来まして、東京都と一緒になって沿線をたどっていきます。
そういった中で、特定までいかなくてもほぼ原因者が─エリアが特定できた場合には、そこの方々に油を
流さないように協力依頼、あるいは事業所等があった場合には、そこに立入調査をいたしまして、不適切な排
出をしていないかどうか、そこら辺は指導しているところでございます。」という答弁があったんですけれど
も、そのような対応は今回していないと思います。そこまでしなかった理由は何でしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) とにかくその白濁水の部分の検証というよりも、まずは処理、そういう点に
重点を置いたということは事実でございます。そういった観点から、現況、現地に行ったときにその白濁水の
におい、そういったものが油系という形よりも、やはりある程度食品系のにおいということで、実態としては
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工業的な扱いじゃなくて、家庭系の雑排水等が想定されるというところで、現況としてはそういった考え方を
示し、多摩環境事務所、あと東京都の北多摩北部建設事務所、そういったところにもそういった報告はしてご
ざいます。
以上です。
○4番(実川圭子君) 私としては、ペットボトル1本分でもその水をそこでとっていただけなかったのかなと
思うと、残念な対応だったと思います。大抵こういったことは、近隣の方の通報で発見されていくかと思いま
す。その場合に、今回は特に相当な量の汚水で、においも相当だったと聞いてますので、その原因がやはり何
かということがわからなければ、また同じ繰り返しになると思います。それでもう一つの2点目なんですけど
も、このような汚水の流入が繰り返されないように、今後どのように対策をしていくのかということをお伺い
します。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 私どもは、この空堀川に流入する雤水、そういったものには純粋に雤水以外
にも先ほどの雑排水等も流れ出てるという事実は掌握はしてございます。この原因に関しましては、やはり公
共下水道が現在99.9%まで普及されてるといった中では、やはりそこの水洗化利用率といったものがまだ98%
ということで、2%程度は未接続の方がいらっしゃるというところが現状というところでございます。そう
いった観点から、その未接続者の対策としましては、やはり私ども市としては環境担当と下水道担当が連携し
まして、早期接続を要請するなりの行動を起こし、また生活排水の汚濁を防止という観点からは、家庭ででき
る生活排水対策として、できる限り車を洗った水やなんかを道路に出さないとか、そういった啓発に努めてい
きたいと、かように思ってございます。
以上です。
○議長(尾崎信夫君) ここで午後1時半まで休憩いたします。
午前11時57分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後 1時31分 開議
○副議長(関田 貢君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○4番(実川圭子君) 午前中、空堀川の水質について幾つか質問をさせていただきました。御答弁の中で今後
どのような対策をとっていくかということで、日ごろから雤水路に汚水を流さないような広報などを考えてい
ただけるということでしたけれども、日ごろからも尐しずつ汚水が流れているところもあるんですけれども、
今回御質問させていただいたのは、今回の暮れにあったような大量の汚水ということで、これは常にあるよう
なことではなくて、本当に何年かに1度のようなことだと私はとらえています。しかし全くこれからも起きな
いということではなくて、またいつか起きるのではないかという、繰り返されるのではないかという危惧があ
りまして質問させていただきました。
今回は行政の判断で特に原因は調べてないということですけれども、もしそれがにおいとかでも特定できな
いような毒性のものであったりということを考えると、私はとても恐ろしく感じてしまいます。そして吸い上
げをするのにも、ある程度費用もかかってると思います。原因を究明するのは大変かもしれないんですけれど
も、先ほどの私の質問の中で読み上げさせていただいた2006年の定例会のときの対応は、私はあれがきちんと
できてればいいかなというふうに思っていました。ですのでそういったきちんと原因を究明して、そしてもし
その原因を出してるところが特定できましたら、そこの方にはきちんと指導していくという体制をとっていた
-326-
だくことと、やはりこのようなことがあった場合にはきちんと原因がわかるように、物質の調査を測定などを
していっていただきたいと思います。
河川整備が進んで、本当に川は前に比べてとてもいい状態になってきてますけれども、その周りが整備され
ても中を流れている水が汚れているというのでは本当に意味がないと思います。そして河川の管理は東京都で
あっても、中に水を流しているのは東大和市ですので、しっかりそこに流す水については東大和市が責任を
持って対処していっていただきたいと思います。
それでは、次に空堀川の整備のところで、高木橋から上流の東芝中橋までの河川について質問をさせていた
だきます。
先ほどの答弁で、北多摩北部建設事務所と協議を行っているということなのですが、その内容を簡単に教え
てください。
○土木課長(木村哲夫君) 過去に空堀川の現河川、旧河川になりますが、こちらの打ち合わせは2回ほど行っ
ております。
まず1回目の内容としましては、東京都のほうからここの旧河川となります用地につきまして、道路法にお
けます道路とするか、下水道法によります下水路として東大和市が維持管理、所有権の移転を含めた維持管理
をしてほしいというお話がございました。その中で東大和市のほうは、道路法での認定基準にも適合しないこ
と、また下水道法による下水路としての扱いができないということで、移管を前提にするのであれば緑地です
とか緑道ですね、こちらとしての扱いしかないという答えをしております。
2回目の打ち合わせの内容でございますが、2回目につきましては前回の1回目の市からの回答をもとにで
すね、財産、所有権的には国有地のまま、東京都によりまして緑地、緑道的な整備を実施した上で東大和市へ
の移管を考えたいとのお話がございました。その後、現在まで、この移管の話は中断しております。
以上でございます。
○4番(実川圭子君) 私はここのところを、緑道というと川をもう埋めてしまうということになるかと思いま
すけれども、私は川は川として残したほうがいいというふうに考えています。市民の方からもそういう声が市
のほうに届いているかと思いますけれども、またこの空堀川のことを協議する柳瀬川・空堀川流域連絡会とい
う行政と市民が集まっての会議などでも、そのような旧河川を残していくという話も出ているかと思います。
その川のまま残したほうがいいんじゃないかという理由は幾つかあるんですけれども、例えば一つはそこを
埋めてしまった場合に、川というのは地形上、やはり低いところに流れていますので、そこを埋めた場合に、
やはりそこに水がたまっていってしまうんではないかというおそれが、可能性が考えられます。新河川のほう
は、また逆に山をこう、山というかね、そういうところを削ってわざわざ川をつくってるんですけれども、そ
れよりも低いところを埋めてしまったら、大雤が降ったときにそこに水がたまってしまうんではないかという
ことが一つです。
それから埋め立てて緑道にした場合に、今現在その旧河川の部分は、そんなに幅も広くないことと、あとは
家が建っているんですけども、何となく川に背を向けた形で家が建ち並んでいるんですけれども、そういった
ことから緑道にしても割と見通しがきかない、目が届きにくい、子供だけでは通ったら危険だよって言わざる
を得ないような場所になってしまうんではないかというふうに思います。
それから川にして残したほうがいい理由としては、治水の面からも新しい河川というのは時間雤量50ミリ対
応ということで今工事が進められていると思いますが、近年ふえているゲリラ豪雤のような雤ですと時間雤量
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100ミリを超えるような雤が降ることも予想されます。その中でやはり尐しでも水をためておけるような場所
というのが必要になるかと思います。市内でも水が出るということで、一方では雤水浸透井などのようなもの
をお金をかけて設置しています。そっちをつくっておきながら、こっちの水がためられるようなところは埋め
ていくというのも、私はちょっと矛盾するのではないかと考えます。
それからまた管理上も、川ということであれば東京都の管理になっていくかと思いますので、市の負担も減
るのではないかというふうに考えてます。
このような、まあほかにもいろいろ理由はあると思いますけれども、市民の方からの声とか、そのようなこ
とも含めて、現河川を残すというような考えはないのかお聞きします。
○土木課長(木村哲夫君) 新川─新河川と旧河川の扱いの関係ですが、東京都の考えでは新河川につきま
しては都市計画河川ということで、新たな空堀川という扱いになりますが、旧河川につきましては河川法でい
う河川としての扱いができないということは伺っております。ですから空堀川が蛇行した旧川と新しい新川が
交差しながら流れるということは、できないということを東京都のほうは申しておりました。
以上でございます。
○4番(実川圭子君) 河川としてそれを、交差する部分も多いので技術的にも難しいかと思いますけれども、
そのできないというのが、私もどういう理由で言ってるのかというのが、ちょっとはっきりここでわからない
んですけれども、技術的な問題でいくと、事例として埼玉県の市野川とか、あと今清瀬市の空堀川と柳瀬川の
合流点などは、2つの河川、新しく工事した川と今まで流れていた川を両方生かして川として残していくとい
う取り組みをしています。そういった事例もありますので、ぜひそのあたりを研究してみていただきたいと思
います。
緑道にするということは、まだ決定ではないと思いますので、私としてはここをぜひ河川として残してほし
いという要望をしますけれども、それをすぐ取り上げていただくということではなくて、やはり市民の方があ
そこをどういった場所にしていきたいのかとか、あとは川に関する活動をしている団体も市内にありますので、
そういったところから意見を聞いて、連携してぜひ都のほうに要望していってもらいたいと思います。
何年か前ですけれども、私が都の職員に空堀川の改修の工事ことでお伺いしたときも、市民からの要望があ
れば考慮していくというふうに言っていただきました。東京都が行う工事だからといって、東京都のやり方を
そのままのむのではなくて、やはり市民の意見を、例えばワークショップみたいな形で開いていただいて、東
大和市ではこういった川にしていこうというような夢、夢というか、そういったイメージをつくって、そして
それを東京都へ要望していくという方法が、一番私としてはいいのではないかと思います。そしてそういった
市民の意見を都に伝えていくのが市の役割ではないかと思いますので、そのあたりぜひ市民と協議してやって
いただきたいと思いますけれども、そういったことを、ワークショップなどを開いて市民の意見を聞くという
ことをやっていただけますでしょうか。
○建設環境部長(並木俊則君) まず今の御質問の範疇、先ほどの御質問の範疇も含めまして、まず空堀川の整
備計画を東京都のほうで今整備、進めてるわけでございますが、国の整備についての認可をもらった中で行っ
ている事業でございまして、これにつきましては現河川の部分については、新河川のほうに取り込める部分に
ついては当然その新しい河川の中に入ってきてるわけですが、今実川議員のほうでおっしゃった部分が現河川、
まあ旧河川にその後切りかわった場合に、旧河川になった場合、4カ所ですね、現河川の整備を今後どうして
いくかということを今いろいろな角度から検討に入ってるところでございます。その中で国の認可をいただい
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ている空堀川の整備事業につきましては、新河川の整備計画というところで今、今後現河川で残ります旧河川
の4カ所については、河川という考えは整備計画で持っておりません。
私どもが今東京都と今後検討に入る内容につきましては、先ほど土木課長のほうから緑道あるいは緑地的な
という部分をお話し申し上げましたが、この部分につきましては現在ですね、現河川のほうに、その4カ所の
部分に約10カ所以上の道路の排水の管が接続してあります。これは東京都もありますし、市のほうもございま
す。この部分については、新河川のほうに直接つなげることはできませんので、今の現河川の地下にですね、
地下埋設物、今考えでは管になるか、あるいはボックスカルバート式になるか、そういうような検討に入って
おりますが、そういったものを地下に埋設しまして現在の道路排水管を接続しなきゃいけないと、そういうよ
うな技術的なことがあります。そういうような地下埋設物を考えなきゃいけない場合、やはりいろんな角度か
ら考えて、どうしても緑道的なもの、そういったものが一番管理上も、地下埋設物の関係からも、そういう案
が出てきてるというところでございます。
先ほどお話ありましたように、緑道にした場合の危険性、あるいはその他治水の関係というふうな観点ござ
いましたが、そういったこともいろいろな角度から十分検討した中で、今後煮詰めていくという段階で、今お
話にありましたワークショップ的なもの、こういったものを東京都のほうにももう既に要請等、私どもしてお
りますので、結果どういうふうな形になるかわかりませんけれど、そういったものも含めまして今後の検討事
項というふうなことに現在なっております。
以上でございます。
○4番(実川圭子君) まだ決定ということではないと思いますので、よりよい場所になるように、市民も協力
したいというふうに言っている人も多いので、ぜひ声を聞いて一緒に川をつくっていっていただきたいと思い
ます。
それで次のウの項目になるんですけれども、平成9年に河川法が変わりまして、川も治水のための整備とい
うことから、環境に配慮した多自然型の川づくりなども見直されてきています。今東京都の整備で空堀川の整
備進んでいますけれども、今進んでいるところでは1メートルにつき200万円ほど経費がかかっているという、
多額の費用がかかっている整備です。ですのでぜひこれは、本当にいい川になっていっていただきたいなと思
いますけれども、市内でも昨年の秋のウオーキングイベントなどでも川沿いを歩いたりとか遊歩道なども整備
されてきて、市長答弁にもありましたけれども、そこを散歩する方もすごくふえています。今高木橋というと
ころまで下流は整備しているんですけれども、そこからはずっと東村山市を通って清瀬市まで、ずっと川沿い
を続けて歩くことができるようになってます。そんな形で、この川というのは本当にただ水を流すだけじゃな
くて、市民がそこを憩いの場として使えるような場所だと思います。そうなると、やはりいろいろ要望という
か、例えば川沿いにトイレがあったらいいなとか、休憩できるようなあずまやのようなものがあるといいなと
いうような意見も出てきます。例えば川沿いにある児童公園などもありますけれども、そういった公園が川と
一体として憩いの場となるような使い方もできるかと思います。そのようにイメージをどんどん膨らましてい
けば、川とその周りにある公園だったり、いろんなスペースだったりを利用して居心地のよい空間をつくって
いくことができると思います。
東京都が進めている「2020年の東京」という中に、「水と緑の回廊で包まれた、美しいまち東京を復活させ
る」という構想がありまして、その中では緑に囲まれ水辺と共存した都市空間を創出するということで、2020
年の東京がこんなまちになることを目指して、いろいろな事業を行っていくという「2020年の東京」という構
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想があるんですけども、その中では水辺というのを非常に大事にしてまして、水辺と緑ということを非常に大
切にしています。市長の答弁でありました、空堀川をまちづくりの中でどのように位置づけをするかというこ
との御答弁の中で、市内を東西へ結ぶ緑のネットワークというお言葉がありましたけれども、私はもっと大き
くとらえていて、この東京の水と緑の回廊で包まれた美しいまち東京のその東京の、一部であるということで、
狭山丘陵の緑から続いて空堀川の緑をまちの都心まで続けていく、そのようにこの川がなればいいなというふ
うに考えています。
空堀川の整備は、東京都の予算で進めていますけれども、この予算が東京都の予算なので市はこの事業にう
まくのることで、ここが観光資源といいますか、ほかのまちからもここに来て、「ああこの川いいね」って
言っていただけるような、そんなふうな川になれば観光の目玉にもなるんじゃないかというふうに考えていま
す。ぜひそのような川になるように、市民の意見を取り入れながら積極的に都のほうに働きかけていっていた
だきたいと思います。
先ほどの「2020年の東京」という構想の中では、川や海からの眺望が美しく、にぎわいあふれる魅力的な水
辺空間が形成されているのが2020年の東京だというふうにイメージをしているようです。東京都の構想では、
水辺というと海辺も含めて構想しているんですけれども、私は東大和市の中に流れてるということで、里山
じゃないですけど、里の川ということで、大きな川、里の中を流れてるような自然な川になるようにしていっ
ていただきたいと思います。そんなことで、ぜひ東京都のほうに市民の意見を積極的に取り入れて働きかけて
いっていただきたいと思いますけれども、市長はこの点についてどのようにお考えになっているかお聞きした
いと思います。
○市長(尾崎保夫君) いろいろとお話を、御意見を聞かせていただきましたけども、まず私自身は空堀川とい
うことで、昔からあそこにあって、今新しい河川がここでできてきたわけですけども、今一番心配してるのは、
あるいは東京都の北北の所長さんというか、担当の方にお会いしたときも心配してるのは、新河川ができて
そっちに切りかえたときに水がなくなっちゃうんじゃないんですかと。途中で水が、あの間で沈んでっちゃっ
たらどうなんでしょうかねという話も、半分冗談で半分まじめに聞いて、そのときには切りかえた後、しばら
く旧河川はそのまま残しといてくれと。万が一、水がなくなったときは、あちらにもう1回流せばいいんじゃ
ないかというふうなお話もさせていただいたくらい、あそこの水量がすごく尐なくなってるということに対し
ては、非常に心配しているということであります。
もともと空堀川と言うくらいですから、もともと水の水量の非常に尐ない場所であります。そして水が尐な
いということは、以前からそういうふうに思っているわけですけども、今回新しい河川と、それからあと管理
道路等ができまして、そしてところどころに残地というか、新河川ができた残りの用地が、今植栽がされたり
芝生が植わったりとしているわけですけども、そういうところも利用しながらもっと緑が多いということで、
そんなふうな河川、水と緑ということでは今御質問者がおっしゃったような感じで進めていければいいなとい
うふうには思っているところでありますけども。
それからあとは、あそこの河川につきまして、水が尐ないということで一番心配しているというところなん
ですけども、現在は大きな工場ということで、そこの浄化水があそこの水を何とかもたせているというふうな
ところの要因が大きいんではないかなというふうに思ってますけども、いつまでもそれが続くかどうかという
のははっきりしないということでございまして、それに対する心配というのが一番大きな心配というところな
んですけども、それに対しては大分昔からなんですけども、山沿いには昔から泉というかわき水がたくさん出
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ていまして、その水が流れ込んでくるというふうなところもあったかなというふうに思ってるわけですけども、
そういった意味での自然水をどう復活させるかということも、しっかりと考えていかなければいけないんでは
ないかなというふうに思いますし、それと先ほどの川の水をきれいにするという意味では、自然的な浄化装置
というんでしょうかね、まあ昔は炭をどうのこうのとかいろんな案があるんではないかなというふうには思っ
てますけども、そういうふうなことも大切なことではないかなというふうに思ってますし、それからあと先ほ
ど言った親水という意味では、周りの散策路というか管理用通路というか、そういうところから川のほうに
入って水と遊べるとか、そういう意味では川の水という、質というのも非常に重要になってくるんではないか
なというふうに思ってございます。
総合的には、あそこの川は何とかきれいにして、そして先ほど御質問者が言った水と緑の回廊ということで
すけど、まあ2020年の水と緑の回廊にはちょっと東大和市は入ってなかったかなと思いますけど、ただ東大和
市そのもの、地域として考えれば、水と緑の回廊という重要な位置づけになるかなというふうに思ってござい
ますので、そういったとらえ方をしてこれからも積極的に、多くの市民の方がああいうところに来られるよう
な、そんな環境の場所にしていきたいなというふうには思っているところです。
また先ほど東京都のほうとというふうなお話もございましたけども、まあワークショップとかそういうふう
なところも、先ほど部長のほうから答弁がありましたけども、東京都のほうが市民の意見をどうとらえていく
かということもあるかと思いますけども、そういった意味ではできる限り意見を聞いて、また現実にあそこの
川を一生懸命きれいにして、あるいは管理してるという言い方はちょっと語弊があるかもしれませんけども、
川を愛して一生懸命やっている団体があるということ自体も、私自身もよく了解してございますので、そうい
う方々も含めまして、一番いいのがどういう方法であるのかということを聞ければなと、あるいは東京都にそ
ういう場を設けていただくとか、そういう努力はこれからもしていきたいというふうに思っているところです。
○4番(実川圭子君) ありがとうございました。私も「2020年の東京」という構想の地図を見たときに、実は
東大和市のところは地図からはみ出てたので、どういうふうに含まれるのかなと思ったんですけども、やはり
そこに東大和市、これだけこういうものがあるんだということをアピールしていただいて、ぜひ積極的に働き
かけていっていただきたいと思います。
それでは、次の緑のボランティアについてお伺いします。
緑のボランティアについては、今年度アンケートの実施をしていただいたり、連絡会議を開いていただいた
りと、尐し動き出したかなという感じが私はしています。そのアンケートや連絡会議などで、ボランティアの
方からどのような意見が出たのかを尐し教えてください。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) アンケートとボランティアの方々との情報連絡会、そういった席上でボラン
ティアの方々からの意見というところでございますけれど、大きく3点ほどございます。
1点目は、モラルとマナーの関係、そういったことで公園等のたばこの吸い殻、またトイレのいたずら、ご
みの不法投棄、そういったものがあるというところ。また2点目は、このボランティア制度の啓発、PRとい
う形で、アドプト制度等の制度の取り組み、また市民への啓発、そういったものの今後の方針、そういったも
のを示してほしいというようなお考えもございました。また3点目には、情報交換という形で、現在ボラン
ティアでおやりいただいてるところと、我々が委託で作業を行ってる部分との調整、またこのような情報連絡
会の定期的な実施、そんな形の意見が集約されてございます。
以上です。
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○4番(実川圭子君) ではその意見の中で、意見をもらって今までに改善した点と、それから今後改善してい
く点ということで、具体的に何かありましたらお願いします。
それからもう一つ、次回の情報連絡会のようなものは、いつ予定しているのかお聞きします。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 公園自体がだれでも使えるというような内容の中で、そういったモラルに反
するような行動、そういったものに対応するという形で看板設置をしたり、そういった中でできる限り使いや
すい公園という位置づけに、私どもも当然そういった取り組みをしていくということは御回答さしていただい
てございます。
またこの情報連絡会につきましては、今回23年度に初めて行わさしていただきました。今後につきましては、
おおむねですけど、年間、四半期ごと程度に開催できたらというふうには考えてございます。
以上です。
○4番(実川圭子君) 私はこの情報連絡会のようなものが、行く行くは職員の方を通さなくてもボランティア
同士で行えるようになればいいかなというふうに思います。そしてせっかく志があっても思うように活動でき
ないというのではもったいないですので、ぜひこの連絡会は続けていただいて、情報交換をしたりとか、また
行政のほうに要望があったらそれをすぐ通せるような形で進めていっていただきたいと思います。
それでその緑のボランティアの活動を活性化させるにはもう尐し、先ほど答弁の中でも都合のよい時間にボ
ランティアをしてもらっているけれども、そういうあいまいなことではなくて、場所などを決めていってほし
いと、あらかじめ設定していってほしいというような意見もあったというふうに聞いていますけれども、活動
がしやすいような仕組みというのをもう尐し、私はあってもいいのかなというふうに考えています。今のとこ
ろ何かそういった仕組みで改善していこうと思っているようなものがありましたら教えてください。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 先ほどお話ししましたボランティアに関するアンケートの中にもございまし
たとおり、やはりボランティアの方々が都合のよい時期、よい時間に活動を実施するという前提ではございま
すけれど、その箇所をやろうと思ったら既に市のほうで手を入れてるといったところは、やはりある程度調整
で行っていかなくちゃいけない部分という形がございますのでね、できる限りボランティアの方々と我々が維
持管理していく、そういった方向のすみ分け、そういったものもやはり情報連絡を密にしてやってまいりたい
というふうには考えてございます。
以上です。
○4番(実川圭子君) それでは、この緑のボランティアの方に行政としてどのようなことを期待してるという
か、どんなふうに活動してもらいたいとか、どういうふうにしてほしいというようなイメージでもいいですし、
何かそういうものがないと、やはりボランティアのほうも好きな時間に好きなように活動してくださいって言
われても、なかなか続かなかったりとか、あとは先ほどのようにやろうと思ったのに行政がもうやってたみた
いなことですと、だんだん意欲も失せてきてしまうと思いますので、やはりそのあたりはどんなことを緑のボ
ランティアさんにやってもらいたいとか、そういったことも私は行政のほうではっきりと示したほうがいいの
ではないかと思います。
昨年の夏なんですけど、板橋区のほうに視察に行きまして、そこで公園制度というのと、あと花いっぱい運
動というののボランティア活動について尐し見てきました。ちょっとその例をお話ししますと、区民のグルー
プの方が公園を管理するということで区と協定を結んでいるんですね。区民のグループと、団体と行政が協定
を結んで、それで公園を管理するということを行ってました。
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そのきっかけになったのが、もともとそういう工場の跡地のようなところがありまして、それをどのような
使い方をしていくのかというのを周辺の住民の方と区役所の方がワークショップを行って、1年間かけて防災
公園をつくりました。その対話の中で、じゃ今後も公園の管理を、そのグループの有志が集まって管理してい
こうということで、具体的にじゃ住民は何をするのか、行政では何ができるのかというようなことをはっきり
とさせまして協定を結んで公園の管理を行ってます。その中で、そのグループでは、防災公園だということで、
年8回ほどイベントを開催したりして防災訓練をしたりとか、また園芸の講習会をしたりとか、お祭りをした
りということで企画運営などもしていて、周辺の住民も多く参加して、その公園が盛り上がってるというよう
なお話を聞きました。
それが地域がつくる公園制度ということで、ちゃんと事業として位置づけられていて、協定を結んだ公園に
関しては告知板と呼ばれる看板が設置されて、住民の方からもここはどういった団体が管理してるというのが
わかるようになっています。そのような形で、やはり何かしっかりとした契約じゃないですけれども、そうい
うものがあるとボランティアのほうも活動しやすいのではないかと私は思います。
その協定の中で、区のほうが具体的にこんなことが期待できますということで項目を挙げているんですが、
一つが地域の目が公園に向くことにより不審者の侵入や青年のたむろを防止、地域の安全になるということと、
公園の美化、それから子供の安全、それから地域コミュニティーの活性化、それから社会参加意識の向上とい
うことで、この公園制度が実施されることによって、こんなふうなことが期待できますよということも明確に
示しています。
そんなふうにボランティア、ただ管理をするということではなくて、市民にとっても何かメリットがあるか
ら続けられるというところもあると思いますので、市民にとってはどんないいことがある、行政にとってはこ
んなことがあるというような、そういうような期待できることというか、そういう目標を持ってこの緑のボラ
ンティアを進めていっていただきたいと思います。
そしてこの板橋区のもう一つの事業で、花づくりグループ支援事業というのもあるんですけれども、こちら
は3人以上のグループで登録してもらって、行政は場所を指定して年2回苗を提供しています。勝手に植える
のではなくて、担当者の方と相談して、どんなふうな花壇にするのかというのを相談の上、花づくりをしてい
るということです。そしてグループ名を書いた表示板を設置していく。それから毎年アンケートをとって、継
続していくかとか、そういったこともしているということで、まあ人口の規模も違いますけれども、昨年の夏
で78グループが登録していたということです。
今度の国体に向けても花いっぱい運動なども展開するようですけれども、やっぱり花の場合には植えておし
まいということではなく、そういうわけにはいきませんので、ただ登録してもらうということではなくて、や
はりこの活動でどのような成果を期待するのか、そういったことを明確に伝えて市とボランティアの方がそれ
こそ協働で行っていける、そういった仕組みをぜひつくっていただきたいと思います。
では、こちら緑のボランティアのほうはそこまでにしまして、次の3番の落ち葉掃きについて質問します。
落ち葉については、御答弁の中でそのまま現状維持ということなんですが、こちらのほうは市立狭山丘陵の
あたりのことですが、そこは市のほうで放射線量の測定はしましたでしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 公園を含めまして、公共施設という形は、私どものほうで空間放射線量の測
定は定期的には行ってございます。その中にも、当然狭山緑地も含まれてるというところでございます。
○4番(実川圭子君) それでこの落ち葉を堆肥に、毎年落ち葉を集めて堆肥にしているという方がいらっしゃ
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ると思いますけれども、今年度というか、この冬は堆肥化をしないということなんですが、もう一度そこのと
ころはどのような指示があったのか教えてください。
○産業振興課長(中村 修君) 東京都の西部公園緑地事務所及び東京都の村山貯水池管理事務所のほうに確認
しましたところ、このままという形で、来年度もちょっとわからないという回答はいただいております。
○4番(実川圭子君) 落ち葉を現状のままとどめておくというのが、私にはちょっと理解ができない対応なん
ですけれども、まず一つは、その落ち葉が危険なのかということなんですが、もし危険なので堆肥にしないと
いうことであれば、危険なものをそこに置いといていいのかということになります。そしてもしそれが危険で
ないということであれば、どうして使わないのかということになるんですけれども、まず昨年の11月24日の発
表だったと思いますけれども、東京都の産業労働局のほうで都内の129件の剪定枝や落ち葉の堆肥などの測定
を行っているかと思います。そしてそのうち13件が、堆肥の基準の1キログラム当たり400ベクレルを超えた
ということで発表があったかと思います。その中に東大和市のものは含まれてなかったんですけれども、市と
しても独自で9月30日に木材チップを測定して、1キログラム当たり320ベクレルということで基準内という
ことだったと思いますが、市で独自に測定した木材チップはどこで採取したものなのか教えてください。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 現在私どもは暫定リサイクル施設の中で、市の公園または街路樹、また農家
の方々からお持ち込みになられた材料でチップをつくってございます。そういった観点から、現状として狭山
緑地という限定じゃなくて、市内のそういった枝木、そういったものがチップ化されているという現状でござ
います。
○副議長(関田 貢君) ここで10分間休憩いたします。
午後 2時16分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後 2時26分 開議
○副議長(関田 貢君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○4番(実川圭子君) 先ほど落ち葉について、放射能の影響のことについて尐し質問をしてきました。続きを
行います。
3月1日に林野庁が発表した福島県内の落ち葉の測定の結果というのが出たんですけども、福島県ですので
こことはけた違いに多い値だったんですけれども、そこの林野庁の発表の中で、その多くは土壌に浸透せず、
今のところは落ち葉の層にとどまっているという見解を示しました。落ち葉が本当に危険ならば、今落ち葉に
とどまってる間にそれを取り除くのが普通─普通というか、私の感覚では取り除いて危険がないようにし
たいというふうに思います。そのままにしておくと、やがて放射性物質は、落ち葉は土になってまた木に取り
込まれてしまいますので、その生態系の循環に入って、放射能を拡散してしまうということになってしまうか
と思います。そのあたり先ほどあそこの測定もしているということなんですが、その落ち葉は危険だというふ
うに認識しているのでしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 先ほどお話ございましたとおり、落ち葉からの堆肥、そういったものに関し
ましては、やはり暫定規制値じゃなくて基準値という扱いでの400ベクレルというものが示されてございます。
そういった観点から、また今回4月1日から、いわゆる暫定規制値から新規制値が今度食品にも適用されると
いった中では、かなり厳しい規制値が示されてございます。そういった観点から、今落ち葉から堆肥をつくっ
て、それが食品に移行するといった内容の中で、またある程度の月数を要するわけでございますから、とりあ
-334-
えずそういった観点から我々のほうも現在の東京都の対応というような形を、我々も同じような形という形で、
いわゆるくず掃き、そういったものは遠慮いただいてるという状況でございます。
○4番(実川圭子君) 危険だということであれば、あそこに落ち葉を放置しておいていいというお考えなので
しょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) まあ狭山緑地全体の面積をすべて把握できるといった観点からは、非常に難
しい問題かとは思いますけれど、現状の時点ではあの部分においては、やはり市街地と同様な線量という形で
すので、危険という発想はございませんけれど、それが堆肥という形で示された場合においては、やはりある
程度のベクレル数が出るといった段階では、そういったものは規制値、今後の場合も含めて懸念される部分が
あるとなれば、やはりある程度そういった対応をせざるを得ないというのが今の状況ということです。
○4番(実川圭子君) 最初に話しました東京都産業労働局の都内の剪定枝や落ち葉の堆肥の測定の結果を120
件見ましたところ、数字が高く出ているところも、同じ市内や同じ区内でも場所によって全然その値が違うん
ですね。ですので本当にこれは測定をしてみないと、その結果というのはわからないと思います。堆肥にして、
それが本当に同じ─近くの場所でも値が低いところと高いところというのもありますので、それは測定を
しないとわからないと思いますので、ぜひ私は測定をして、測定をした結果、ベクレルが低ければ利用して
いって構わないと思いますし、値が高かったらそれなりに取り除いたり、焼却して埋めるなり、まとめてどこ
かに保管するなり、何かしらの対応をするべきだと考えています。今後そういった対応をして、都立の公園の
ほうはちょっと都との関係で難しいかもしれないんですけども、まず市立の狭山丘陵からやっていただけない
でしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 私どものほうも、通常の街路樹もしくは農家の方々から提出された木材に関
しましては、チップ化としてお譲りしてるわけでございます。そういった観点から狭山丘陵の部分、落ち葉に
限らず枝木等も含めて、ある程度また線量をはかっていきながら、そういったものが安全だというような事象
を得た内容の中では、そういったものをまたチップ化してお配りすることも可能になろうかというふうには考
えてございます。
○4番(実川圭子君) ぜひそのままということではなく、きちんと対応していってください。よろしくお願い
します。
それでは、次の2の公共施設の利用について移らさせていただきます。
①番、施設予約システムについてということで、公民館や市民センターや集会所、それから市民体育館など
の運動施設なども、現在は窓口に行って予約をしたりとか、あるいは月初めの調整会議などで部屋の予約など
をしているかと思います。その場所に行かなくても、インターネットや携帯電話やパソコンなどを使って、予
約ができたらとても便利だろうなという発想でこちらを質問させていただきましたが、市長からの答弁でもか
なり費用がかかるので難しいんではないかというお話でした。
近隣市なども見ましても、ほとんどの市が予約ができるような形になっています。パソコンがない方も利用
できるように、施設のロビーなどに利用者の端末なども設置していて、そういうところからも予約ができるよ
うなふうにやってる市もありますけれども、そういったことをしないでもホームページ上だけで簡単に運営す
るという形でも、やはり費用的に難しいのでしょうか。そのあたりを伺います。
○総務部長(北田和雄君) 予約システムではなくて、ホームページに施設の利用状況を載せて見えるようにで
きないかという御質問というふうに理解をしてお答えをいたしますが、ホームページにその施設の利用状況を
-335-
載せるだけであれば、今の市のホームページを使えばそれは可能です。費用もそれほどかからないというふう
には思っております。
以上です。
○4番(実川圭子君) 利用状況というのは、どの部屋があいているかとか、そういった空き部屋の情報などの
ことを指しているのでしょうか。
○総務部長(北田和雄君) その時点であいている部屋はここですということが見えるというだけで、そこでそ
の部屋の予約をできるというシステムではなくて、見れるだけということです。
○4番(実川圭子君) 空き情報だけでも確認できるというのは、とても便利だと思います。それがいろいろな
施設でのことを見られるというのは……。でも当面はそれほど費用がかからないでできるということであれば、
それはぜひすぐにでもやっていただきたいと思います。そこで空き情報だけでも確認できれば、あとは電話で
即予約ということができるかと思いますので、そのようなことができるのであれば、すぐにやっていただきた
いと思いますが、いかがでしょうか。
○総務部長(北田和雄君) 説明が不足しましたが、リアルタイムになりますとやはりちょっと考えなきゃいけ
ない部分が出てくるかと思います。ただ時間差は出ますけども、ある一定の時期で載せることはできると思い
ますが、ただそれはその時点、載せた時点があいてるということで、それから何日かたったりしますから、そ
の時点でどうなってるかというのはまた別の話になってきますのでね。そういうことであれば、ホームページ
の容量の問題とかいろいろありますし、あとどこまで施設を取り入れるのか、それからどこがそれを管理して
くとか、そういう問題はありますけども、費用ですとかそういう面ではそれほどかからずにできるとは思いま
す。
○4番(実川圭子君) 予約をホームページ上でできるというふうになると、やはりセキュリティーの問題とか
出てくるかもしれないので、ちょっとハードルが高いかなと思ったんですが、できるところから進められると
いうことであれば、ぜひやっていただきたいと思います。リアルタイムではなくても、何月何日の時点でとい
うことがはっきりわかれば、それは利用者も納得できるかと思います。
体育施設については、今予約というのは市民体育館と上仲原公園でも一部予約ができるようになったようで
すが、民間委託になっていますけれども、民間に委託するときに、そういったシステム化というか、その導入
の話などは検討されたことはなかったのでしょうか。
○社会教育部長(小俣 学君) スポーツ施設に関します予約システムの関係でございますけども、指定管理に
移行をした時点では、特に使い勝手、それから利用方法に変更はなく、あるものをそのまま踏襲して使ってい
くような形での引き継ぎという形でなっておりまして、そのほかの取り扱い、その他申し込み関係の変更とか、
その当時はございませんでした。現在もそのままでございます。
以上です。
○4番(実川圭子君) そういった切りかえの機会などに、機会を見つけて導入されるといいのかなと思いまし
たけれども、そのまま踏襲したということで、今窓口だと思いますけれども、ぜひこのあたりできるところか
ら進めていっていただきたいと思います。
それで第二次東大和市情報化推進計画においても、市民サービスの充実ということで施設予約抽せんシステ
ムの導入という項目がありました。平成16年度から20年度まではやってないということで達成はバツというふ
うに載っていましたけれども、21年度から25年度までの5年間の計画にも載っていますが、現在までのところ
-336-
どんな話し合いがなされていて、これからどんな計画になるのか教えてください。
○総務部長(北田和雄君) 情報化計画には、確かに計画はされております。ただ市長のほうから御説明ありま
したとおり、近隣市の状況をやはりいつも調べてるんですが、年間の運営費がやはり1,000万円ですね、1,000
万円もかかりますんで、やはりこれはかなりの費用が出るんで、なかなか導入には至ってないということです。
ただ今後もっと安価な形のシステムが開発されてくれば、その段階でまだ検討していくということを考えてま
すので、計画上は今も載せてるということでございます。
それと先ほどのホームページを利用した施設の利用状況を載せる件ですけども、まあリアルタイムじゃなけ
れば可能は可能ですが、ただ時間差がかなり出たがために、かえって無用な混乱を招くかどうか、その辺もよ
く検討しなきゃいけないということはあると思いますので、すぐにはちょっとなかなかまだ考えるべき課題が
あるかなというふうに考えています。
以上です。
○4番(実川圭子君) この空き情報などを確認できるのと同時に、どんな施設がどの建物にあって、部屋の広
さとか使用できる人数とかっていうのが、もう尐し一目で一覧なり何なりでわかるようになっていると、ホー
ムページなども利用する側としては便利かなと思います。公民館の─まあ私の感じてることなんですけれ
ども、やはりなれて利用している方は、もうこういうものよという感じでどんどん利用されているんですけれ
ども、初めて利用したりとか、利用したことがないという方にとっては、何となく不親切だといいますか、な
かなかわかりにくいようなところもありますので、やはりそういった広くいろいろな人が利用できるような形
で、もう尐しわかりやすいような、例えば施設のレイアウトですとか、どの部屋が何階にあるかとかいうよう
な情報を載せていただくことはできるでしょうか。
○中央公民館長(乙幡正喜君) 現在市のホームページに公民館の利用案内を掲載させていただいております。
各公民館の部屋の案内図は、残念ながら掲載してございません。今後利用者に部屋の配置図がわかりやすいよ
うに、ホームページの更新時に部屋案内図及び部屋の大きさを載せていきたいと思います。
以上でございます。
○市民生活課長(関田実千代君) 私どもは市民センター等を管理しておりますけれども、ホームページにつき
ましては、やはり以前はセンターごとにそれぞれ管理をしてたということがございまして、配置図が載ってい
るところもありますけれども、まだそれが不十分というところがございます。これに関しましては、先ほど公
民館長のほうからもありましたように、これは今後の課題ということで、もう尐し皆さんが見やすいような形
で見ていただいて、どんな施設があるか、どのぐらいの広さなのかわかるようなものに変えていければと考え
ております。
以上でございます。
○4番(実川圭子君) ぜひよろしくお願いします。
それでは、次の施設の有効利用について、使用目的に応じた利用料金と利用時間帯について伺います。
特に公民館と市民センターについてなんですが、基本的には無料で利用ができるということで、目的外使用
については有料だということも明記されてるようですけれども、体育施設のほうは原則有料ということで、何
か条件に合った場合には減額あるいは免除ということになっているようです。私はこの公民館のほうも、その
ように原則有料ということで、社会教育に関するようなものでしたら免除するというような表記に変えていけ
ないかということをお聞きしたいと思います。
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他市の状況などもちょっとホームページ上で見させていただいたんですが、公民館なども料金表がまず載っ
ていて、社会教育などの目的で使う団体については免除されるというふうな表記になっています。そういった
表記になることで、市民のほうも利用をするときに意識がまた変わってくると思うんですね。私たちはそこを、
本当はこういう有料の施設なんだけれども、無料でただで使わせてもらってるんだというような意識も出てく
ると思いますので、そのあたり表示方法などを変えたりとか、そういったような考えはないかお伺いします。
○社会教育部長(小俣 学君) 公民館につきましては、東大和市に一番最初にできた、昭和46年から基本的に
無料という取り扱いで現在に至っております。基本的に教育機関でございますので、そのような取り扱いには
なってきてるんですけども、年間で22万人の方々に利用していただいている施設でもございます。基本的に有
料というふうに変えていくには、さまざま利用者の方にも伺ったりとか、それから全庁的な視野に立った議論
とか、あと関係部署との話し合いもした中で、慎重な議論が必要かなというふうには考えております。
以上です。
○4番(実川圭子君) 私個人としては、受益者負担ということもあって、全体を有料にしてもいいのではない
かという考えも持っています。市の財政が厳しくて、一方で借金を抱えながら施設も何年もたっていて老朽化
して、メンテナンスなども必要になって苦慮している状況だと思います。家庭の家計で考えれば、そういった
借金をしながら、こっちは無料サービスですよというのも、本当にどうなのかなと思うところもあるんですが、
しかしやはり今まで公民館が果たしてきた役割というのも、もちろんよくわかりますので、慎重な議論が必要
だとおっしゃってましたけど、私はその議論をぜひやっていただきたいと思います。そして議論をして、また
やはりこれは有料じゃなくて、無料で使うことが必要なんだというのを利用者ももう一度考えて、無料を選ん
でいくというようなことが必要なんじゃないかなというふうに考えます。公民館に関しては、公民館運営審議
会などもありますので、ぜひそちらでもこういった話題などを出していただいて、自分たちはなぜそれを無料
で使えるのかというのも問題提起していただけたらなというふうに考えます。
それから1点、公民館を東村山市のほうでは有料化していますけれども、そのメリットやデメリットなど、
もしお聞きになっていることがあったら教えてください。
○中央公民館長(乙幡正喜君) 東村山市の公民館長に聞いた例でございますけれども、以前は公民館を、無料
のときに予約だけして実際に使わなかったという例があったそうです。駅前の公民館ですので、かなり利用率
が高くて使えない場合があると。有料化にしましたらば、かなりそういう突然キャンセルですか、そういうも
のはなくなったということを伺っております。
以上でございます。
○4番(実川圭子君) その東村山市なんですが、次の利用時間帯のことに移るんですけれども、利用時間帯を、
東大和市では午前、午後、夜間と3つの時間帯なんですけれども、東村山市ではそれを4つに分けています。
この時間帯の工夫をちょっと私が思うところは、東大和市の午後の時間帯が1時から5時という使い方をされ
ていて、ちょっと時間が長く、一つのグループは活動しても2時間から3時間のところが多くて、その午後の
時間帯、前後があいてる様子がよく見られます。そのあたりを二こまに分けたり工夫すれば、もう尐し活動で
きる団体もふえると思いますが、そのようなことは考えられないでしょうか。
○社会教育部長(小俣 学君) 午後の時間、1時から5時を2区分に分けて利用したらどうかというような御
質問でございますけども、確かに午後2つに分けることで有効活用はできるかなというふうには考えてござい
ます。今後さまざま、先ほどの原則有料の話とセットといいますかね、一緒に機会あるごとにいろいろな方に
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意見を聞いて考えていきたいというふうに思います。
以上です。
○4番(実川圭子君) ぜひよろしくお願いします。
それからファーマーズセンターの管理棟の利用状況と今後についてですが、こちらのほうは年間の利用日数
が尐ないのではないかということで、ファーマーズセンターの事業、経費ですと年間630万円ほどかかってる
と思いますけれども、それで年間の利用状況というのが……。済みません、年間何日ぐらい、管理棟の集会所
などを使われているか教えてください。
○産業振興課長(中村 修君) 今年度につきましては、大体団体としまして農業委員会のほうが毎月1度使用
しております。そのほかに近隣の自治会、あと農業団体等が使用しております。
以上でございます。
○4番(実川圭子君) もっと活発にここを使っていただきたいというのが、この質問の趣旨だったんですけれ
ども、前に質問させていただいた環境ボランティアの活動の拠点にしたりとか、あと農業ボランティアの活動
の情報などをそこで一括していくような使い方なども、できればいいかなというふうに考えて、こちらのほう
の質問をさせていただきました。
最後に中央図書館の自習室のことなんですが、答弁で自習室は難しいんではないかということだったんです
けれども、1階のコーナーなどにも机などもなくて、調べものをしたりとかというのをする場所がないので
ちょっとこういう提案をしたんですが、きょうはちょっと時間がなくなってしまいましたが、ぜひこういった
要望とても多いですので、何かしら工夫をしていっていただきたいと思います。せっかく来ていただいたのに、
時間がなくなってしまって済みませんでした。また今度質問させていただきますので、よろしくお願いします。
これで私の質問は終わりにします。ありがとうございました。
○副議長(関田 貢君) 以上で、実川圭子議員の一般質問は終了いたしました。
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◇ 西 川 洋 一 君
○副議長(関田 貢君) 次に、2番、西川洋一議員を指名いたします。
〔2 番 西 川 洋 一 君 登壇〕
○2番(西川洋一君) 日本共産党の西川洋一です。一般質問を行います。
福島第一原子力発電所の事故による被害の実情と市の対策について伺うものです。
東大和市は、福島原発事故から遠く230キロ離れてますかね─にもかかわらず大変な被害が出ていると私
は思いました。特に農業関係、せんだって農家の方をお訪ねした折、また茶工場の方をお訪ねした折、強く感
じました。農業という産業に手痛い被害が出てるということを感じたところです。そういうことを思いながら
質問をするものです。
放射能汚染による被害の実態についての調査を行うとともに、被害に対する補償させるための市の取り組み
について。
ア、特に農業に被害が出ています。どのように実情を把握しているのか伺います。
イ、放射性物質の除去について、施策を強化することを求めます。
ウ、いわゆる「風評被害」をなくすために市の対策を伺います。
エ、原発事故の責任を東電、国に果たさせるよう要求すべきですがどうですか。
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②食の安全、食品の放射能汚染に不安を感じています。市に放射能測定器を置き、市民が希望するときに農
作物及び食品の放射能汚染検査をできるようにすることを求めます。「風評被害」をなくすためにも必要です。
2番目が、自然再生エネルギーへの市の取り組みについてです。
電気料金の通知が月一遍来まして、その中に太陽光発電促進付加金ってのがありますね。これはそれぞれの
自宅で太陽光発電をした場合、電力会社に電気を買ってもらえるということの仕組みの中で生まれてるもので、
私はてっきり電気会社が買ってると思ったら、そうでなくて使用者がお金を払ってるんですよね。それで電気
が足りない足りないという話はよくされるんですけれど、その場合、市民と行政は節電ということばかりがよ
く議題になりますけれども、やはり電気の地産地消という言葉もあるようで、やはり電力を私たちもつくって
いく、これ東大和市で何ができるかな、そういうことも考えながら取り組んでいく必要があるんじゃないかと
いうふうに思うわけです。その一つが太陽光発電かなというふうに思っています。
以下2点、太陽光発電など自然再生エネルギー利用設備設置への助成をするなど、市の取り組みについて伺
います。
②原発事故による放射能汚染を起こさせないための根本的対策は、原発からの撤退、自然再生エネルギーへ
の転換を図る以外に道はありません。市長はこのことを国に要求すべきですが、どうですか。
3つ目は、平和施策です。
特に今回、核兵器廃絶を中心に伺うものですけれども、この平和の問題、そして核兵器廃絶の問題は、特定
の政党の活動でなく、これまでもこの東大和市議会は伝統的に、全会派一致して、どこの国が核実験をやった
場合も決議を上げていくという超党派で取り組む伝統が培われてきました。今核兵器をなくす、そういう取り
組みを一層強めるべきときにきているんじゃないかというふうに思っているわけです。以下、質問文書を読み
上げます。
「平和を愛する全世界の人々と手を携えて、戦争と核兵器のない世界の建設にむけて努力することをあらた
めて誓い、東大和市が平和都市であることを宣言する。」という東大和市平和都市宣言に沿って、東大和市議
会は、これまで一貫してどの国が行う核実験に対してもその都度、全会一致で決議を行い、当該国に対して抗
議をしてきました。市もまた平和施策の充実に努めてきました。核兵器廃絶への取り組み及び平和施策のより
一層の充実を求めます。
①核兵器廃絶に向けて、市の取り組みを強めること。
②平和市長会議の活動を推進すること。
③広島・長崎の被爆体験を伝えること。
④平和祈念式典へ市民を派遣すること。
4番目が市民生活についてです。
社会保障と税の一体改革は、市政と市民にどういう影響を与えるのでしょうか。伺うものです。
これまで消費税増税という言葉を政府が言う場合には、その前提として必ず福祉を充実しますという言葉が
ついてたんじゃないかというふうに思うんですね。ところが今回は社会保障との一体改革ということで、よく
よく見ると社会保障を将来に向かって持続させると言うんですが、その中身は削減が主な内容となっています。
これは国の施策ではありますけれど、私たち市民に非常に大きな影響を与えるものです。ですから実際に東大
和市では、この影響がどうあらわれているかを伺うものです。
以上がこの場からの質問です。よろしくお願いいたします。
-340-
〔2 番 西 川 洋 一 君 降壇〕
〔市 長 尾 崎 保 夫 君 登壇〕
○市長(尾崎保夫君) 初めに、放射能汚染による被害の実態についてでありますが、本市の農産物につきまし
てはコマツナ、ホウレンソウ、ミズナ、製茶、シイタケの5検体について、東京都による放射性物質検査を継
続的に受けている状況でございます。なお現在までの検査においては、暫定規制値を超えた農産物は出ており
ません。
次に、放射性物質の除去について施策を強化することについてでありますが、「平成二十三年三月十一日に
発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への
対処に関する特別措置法」が本年1月に施行され、放射性物質により汚染された廃棄物及び土壌等の処理に関
する基準として除染関係ガイドラインが示されました。今後はこの基準に沿った取り組みを着実に行ってまい
りたいと考えております。
次に、風評被害をなくすための市の対策についてでありますが、東京都による放射性物質検査の結果を随時、
市公式ホームページ等により市民の皆様へお伝え続けていきたいと考えております。また農産物等の風評被害
への対応につきましては、JA東京中央会が中心となり相談の窓口となっております。
次に、原発事故に対する責任を果たすことを東電、国に求めることについてでありますが、福島第一原子力
発電所の事故に伴う損害や放射能汚染による対応につきまして、東北地方を中心とした県や市町村が賠償請求
を求めていることは承知しているところであります。多摩地域におきましても、セシウムに汚染された下水汚
泥焼却灰の保管の問題が発生しております。今回の事故に伴いますさまざまな対応によります経費への補償要
求につきましては、東大和市だけの問題ではありませんので、市長会等を通じて各市と共同歩調をとりつつ対
応してまいりたいと考えております。
次に、食の安全についてでありますが、現在農産物につきましては東京都で検査を計画的に継続実施してお
り、来年度も同様に実施すると聞いております。また学校及び保育園の給食につきましては、当市におきまし
て継続的に検査を実施していく予定であります。農産物及び食品の検査につきましては、専門的な知識が必要
であると考えられます。
次に、太陽光発電など自然再生エネルギー利用設備への助成などの市の取り組みについてでありますが、市
では現在のところ太陽光発電システムなど自然再生可能エネルギー利用設備への補助制度は導入しておりませ
ん。しかし環境負荷の軽減のため、二酸化炭素を発生させない自然再生可能エネルギーを活用することにつき
まして、環境市民のつどいなどの市の行事において啓発を行っているところであります。
次に、自然再生可能エネルギーへの転換を国に求めることについてでありますが、原子力発電所の大半が稼
働を中止している現在、化石燃料に頼ったエネルギー政策では、二酸化炭素の排出による地球温暖化の観点か
らも限界がきているとの認識でおります。しかし現在の生活や経済活動を維持しつつ、再生可能エネルギーに
転換することも困難であると考えております。再生可能エネルギーの活用を進めながら、国民の安全安心を第
一とするエネルギー政策をとるよう、市長会等を通じて国には求めてまいりたいと考えております。
次に、核兵器廃絶に向けた市の取り組みについてでありますが、市では平成2年10月に東大和市平和都市宣
言を行い、戦争と核兵器のない世界の建設に向けて努力することを誓いました。また平成22年8月には平和市
長会議に加盟し、核兵器廃絶等の市民意識を喚起することで世界恒久平和の実現に寄与することといたしまし
た。市の平和事業といたしましては、8月の平和月間を中心とした平和事業を関連各課が協力して実施してお
-341-
ります。またこの時期に平和文集を発行しておりますが、この中には原爆の悲惨さを訴えた内容の作文も掲載
されております。今後もさまざまな機会を通して、核のない平和なまちづくりへの取り組みを進めたいと考え
ております。
次に、平和市長会議についてでありますが、当市は平成22年8月に平和市長会議に加盟いたしております。
この会議は、昭和57年6月に第2回国連軍縮特別総会で当時の荒木広島市長が、世界の都市が国境を越えて連
帯し、核兵器廃絶への道を切り開くことを提唱したことをきっかけに始まったと聞いております。東大和市と
しましても、この趣旨を大切にし、原爆や戦争の悲惨さを伝えることを通して、平和の大切さを訴えてまいり
たいと考えております。
次に、広島・長崎の被爆体験を伝えることについてでありますが、市では市内在住の方が御自身の原爆体験
について語っていただいた内容をDVDに記録したものを保存しております。このDVDは御本人の了解のも
と、市民への貸し出しも行っております。また広島・長崎被爆写真パネルについても貸し出しを行っておりま
す。こうした平和資料の存在をPRし、活用を図ることで、市民に核兵器廃絶の機運の醸成を図ってまいりた
いと考えております。
次に、平和祈念式典への市民の派遣についてでありますが、市では戦後50周年の節目の事業といたしまして、
平成7年に小中学生の広島派遣事業を実施し、5組の親子に式典へ参加していただきました。次代を担う子供
たちに原爆の悲惨さや平和の大切さを知ってもらう機会になったものと考えております。こうした派遣事業に
つきましては、派遣できる人数が限られますことや予算も伴いますことから、その後は実施してまいりません
でした。平和事業の一環としてさまざまな事業を検討する中で、派遣事業につきましても検討させていただき
たいと考えております。
次に、社会保障と税の一体改革の影響についてでありますが、政府は平成24年2月17日に社会保障・税一体
改革大綱を閣議決定したところであります。大綱では、社会保障の充実、安定化の財源を確保するため、今年
度中に税制改正法案を国会に提出することとし、なお野党各党に社会保障・税一体改革のための協議を提案し、
与野党協議を踏まえ法案化を行うとしており、現時点ではまだその影響を把握することは難しい状況にありま
す。
以上です。
〔市 長 尾 崎 保 夫 君 降壇〕
○副議長(関田 貢君) ここで10分間休憩いたします。
午後 3時11分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後 3時21分 開議
○副議長(関田 貢君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○2番(西川洋一君) 再質問します。
原発の被害が放射能測定ということでは不検出、特にホウレンソウ、コマツナ等、野菜類ですね─とい
うことでの答弁がありました。しかし実態がどうかという実情を、もう尐し詳しく教えていただきたいと思い
ます。
一つは、共同直売所の販売が22年度に比べて23年度は著しく下がっているというふうに聞いておりますけれ
ど、どういう状況だったでしょうか。
-342-
○産業振興課長(中村 修君) 22年度と23年度の直売所の売り上げにつきましては、全体的に200万円ほど売
り上げが下がっております。月にしましては、5月に30万円、6月30万円、7月60万円ほど大幅に下がってお
ります。このことにつきましては直売所の運営されている方にお聞きしたところ、野菜の出荷量が尐なかった
ということであります。23年は全体的に尐なかったというのは、人が尐なくなりまして、量が尐なかったとい
う形で聞いております。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 特に5月、6月、7月という野菜の最盛期に売り上げが著しく落ちて、全体ではこれは
1割の落ち込みということになりますかね。担当のほうでうなずいておりますので、そういうことだと思いま
す。3月の事故、そしてそれから放射能被害の問題が福島などでもいろいろ問題になってきての5月、6月、
7月ということですので、まあそうした影響もあるかなというふうに私は考えるところです。
それからお茶の件ですけども、ホウレンソウ、コマツナなどは確かに不検出となっておりました。しかしお
茶をはかったところ、東大和市のお茶からは出てなかったけれども、武蔵村山市からは出てるわけですよね。
ですから、だから東大和市は大丈夫だというふうに一般的に受けとめるかどうかですね、消費者が。
それで農家の方は次のように言っておりました。この方は生産緑地でお茶の栽培をやっています。大体生産
高は、450キログラムから650キログラムという生産量です。この生茶、お茶の葉っぱが出て上のやわらかい部
分、これを売るわけですけど、この生茶が23年度は、一番茶は買ってもらえたけども、二番茶が買ってもらえ
ないということでしたかね。ここのは生産緑地で、しかも納税猶予がかかってると。ですから、ここで一生涯
農業をしなさいという場所でお茶をつくっているわけですよね。そこで売れなくなったってことです。製茶工
場のほうで買ってくれないってことですよね。それでこの方は、やはりこの収入がなくなってしまったと、東
電に補償してもらいたいという話でしたね。消毒、肥料、刈り込み、これはきちんと買ってもらえなくてもし
なければいけない。農家の誇りとしていいお茶つくるんだと。だから買ってもらえなくてもきちんと手入れす
るということですよね。そのための費用がかかる。
もう1人の方は、年間2トン以上お茶を生産しています。肥料は正確にはそちらで答えてほしいんですけど
も、肥料も入れる。そのための肥料も多額にかかる。それから収穫のころになると、霜がおりると葉っぱがだ
めになっちゃうから、防霜、霜を防ぐ扇風機を上のほうからやりますよね、風を送りますね、温かい。これが
ここでは月10万円かかると。要するに随分広い畑なわけですね。というお宅が、ここもやはり収入がなくなっ
たわけです。
ここのお宅では、1反歩を抜根したと。お茶の木を抜いて別の作物に変えるというんですかね。この抜根の
ために、反当たりどのくらいかかるかと。まあバックホウというんですか、そういう機械を使ってやると15万
円ぐらいかかるのかな。またその処理のために、この方はたまたま県外に畑があるんで、そこでは東京都と
違って畑の作物を燃やしていいという場所なんで、その燃やしていい場所へトラックで運んでもらうと、ト
ラック10台分あったというんですね。1台7万円かかると。まあこの数字がちょっと正確かどうか私わかんな
い、聞き間違えたところがあるんですけど、合わせて80万円ぐらいかかるわけですよね。お茶がだめだからほ
かの作物に変えようとしたらそれだけ費用がかかるという話でした。これがことしだけなのかと。来年も買っ
てもらえないってことになったら大変なことになるわけですよね。この方の場合は2トンですから、2トン、
2,000キログラムですよね。それ以上の収穫ですから。というような状況がありました。
そこでお伺いしたいんですが、東大和市のこの狭山茶というブランド名のお茶、これをきちんとやってく上
-343-
で、実際どれだけの費用だとか作業が必要か、よいお茶をつくるために茶の木の管理を具体的にどのようにさ
れて、費用がどのくらいか、また茶畑を転作する場合、具体的にどのくらいかかるのか。この辺を教えてくだ
さい。
○産業振興課長(中村 修君) お茶を管理するときなんですけども、肥料につきましては年3回、春、秋に2
回という形で3回ほどまかれるそうです。1反につきまして、1反当たり60キロぐらいの肥料をまくそうです。
肥料としましては、やはり肥料によっては違うんですけど、大体5万円から6万円かかるというふうに聞いて
おります。また先ほど西川議員がおっしゃったように、抜根して処理とかする場合なんですけれども、市内の
ほうの廃棄物等の処理をしてるところの業者に聞いたところ、キロ12円で行っていただくことができるそうで
す。それにつきましては、やはり放射能検査の基準値を超えているかどうかの検査をしていなければ、ちょっ
と運べないというお話になっております。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 抜根した茶の木の処理、キログラム12円というのは、反当たりにするとどのぐらいにな
るんですかね。─じゃ、それはいいです。
先ほどのもう1人の方が、随分かかるということを参考に話を進めるとして、これがお茶生産農家の側の放
射能による被害が、去年はどう出たかというほんの一部分ですね。それにしても随分大変な額と。
ああそうか。済みません、450キログラムの生産量というと、生茶でね、これは幾らで買ってもらえるんで
しょうか。
○産業振興課長(中村 修君) キロ大体550円ほどで買っていただけると思います。450からの方にしますと30
万円からの売り上げになると思います。
以上です。
○2番(西川洋一君) 被害の金額もおおよそ出されました。ところで東大和市のお茶経営研究会というのがあ
りまして、そこに参加されてる方は21軒の農家で、その総面積は400アールぐらいあるんでしょうかね。それ
だけのところでのお茶が売れなくなってるという内容だと思います。
それから今度は茶工場の話なんですけども、ここもまた非常に苦労してました。5月11日に足柄で放射能が
出たとか、そういうことがあって東京都にすぐ連絡して生葉を持ち込んで、沃素は問題なしだったと。埼玉県
でも検査をして、抽出検査ですよね─して放射能の検出がされなかったことで安全だと報道されたと。し
かしその後、製品になったお茶から放射能が検出されて、これは大変だと、こうなったわけですよね。それが
マスコミで大々的に報道されたと。そういうときに東大和市でつくるお茶は売っていいのか悪いのか、この判
断が東京都のほうからなかなか出てこないと。しかし茶工場とすれば、つくって売らなきゃならないので、ま
ずは狭山茶については一番茶は買ったけれど、二番茶からはストップして、鹿児島、静岡、そちらのほうから
仕入れてつくって販売するというふうになっていくわけですね。
ここの話では、農家の方も高齢になっているので、そこの家が摘み取りできない場合には茶工場のほうで人
を派遣して、お茶っぱを摘み取って、それでそれを購入するというところまでやってるわけですよね。じゃ今
年度、仕入れて、お茶を買って、つくって売って売れるのかどうか、これがわかんないわけですよ。ですから
それを突然に連絡しちゃ悪いから、早目に農家の方には24年度のお茶は買い入れませんという連絡をしたわけ
ですよね。極めて善意にやってる姿がありますよね。ここでは一番茶でつくったお茶が売れ残ってしまったと。
随分の滞貨を抱えたということですね。
-344-
それからもう1軒のところでは、ここはまあ努力、違う努力をしてるんですけども、買いつけをして、全部
のお茶を銘柄、15銘柄といったかな─をつくって、その銘柄全部について、製品について検査をして、放
射性物質検査済証というラベルを張って売り出してると。この検査のために1検体、まあ通常価格だと2万円
から2万5,000円ぐらい。でもこの方は遠くまで、安いところまで運んでって検査してもらったから1万円、
それにしたって15検体あるわけですから15万円かかるわけですよね。そういう努力をしたけども、20%から
25%ダウンという状況があります。
これは私も行って初めてわかって、ああ本当にこれは大変なことだなと。農家のほうはつくりたいけど買っ
てもらえなければ、困っちゃうけどつくらなければならない。ずっとこのまま買ってもらえない状況が続けば、
狭山茶なくなっちゃうんじゃないかと、東大和市から。そういう危機感を私受けたんですけども、市長も近く
に茶工場がありますけれど、そういうお話も聞いてるかもしれませんけども、市長こういう状況についてどの
ように判断されますか。
○市民部長(榎本 豊君) 農家の方、それからお茶の茶業をやっている方は危機感はかなりのもんだと思って
おります。そのような中、東京都の農業の指導センターのほうも、来年度の5月明けぐらいから刈るんでしょ
うか、そちらにつきましての技術的な説明会というのが来週あるというふうにお聞きしております。さらには
お茶の被害、それから風評被害も含めまして、すべて窓口はJAの中央会に任されてるということでございま
して、そちらの説明会も今月中旪でしょうか、農家の方、お茶の農家の方等に被害、風評も含めて説明会があ
るということでございますので、そちらのほうでどのようになるのかというような動向は、我々も注視してい
きたいなというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 私はこのことではやはり、本当に私も何軒かしか行かなかったんですけども、現場を担
当のほうで足しげく運んで状況を聞いて回ってもらいたいと思うんです。お茶だけでなくて、それから野菜を
直売に出しているところも、場所によってはやはり売り上げは落ちてるというふうに言う方もおります。特に
スーパーなどに買いに行く方よりも、どちらかというと目の前に見える安全な野菜をという方のほうが、やっ
ぱり放射能の問題なんかについてもかなり熱心に勉強されてる方と、そういう方が多いんじゃないかと。そう
いう方が「ここの野菜は大丈夫」というような形で聞かれるというんですよね。ですからそういう状況をまず
市のほうで、私は数件でしたけど、市のほうではもっと全体についてつかんでいただきたいというふうに思う
んです。そういうことをやっていただけるでしょうか。
○市民部長(榎本 豊君) 昨年5月以降、お茶の問題がかなり連日のように報道されてたと思うんですけれど
も、非常に東京都の対応、それから東京狭山茶組合の動向というのは、毎日のように連絡をとって情報収集、
それから情報発信をしてきてたつもりでございます。東京狭山茶の組合長は瑞穂町におりますので、そちらに
直接聞くほうが早いというようなこともございまして、そちらから東京都の動き等も、早目に知れたものにつ
きましては市内のお茶の業者さんに、工場の方に情報提供するというようなことはしてまいりましたので、今
後もそのような新たな情報が入り次第、情報提供には努めたいと考えているところでございます。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 私がお願いしたいのは、実際に農家の人のところに足を運んで、その人の声を聞いても
らいたい。それから茶工場はそれほど軒数がないですから、そちらは全数やってもらって、今現在どういう状
況にあるかというのはまずやってほしいと思います。
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それで売れなくなった、買ってもらえない、こういう原因は福島第一原発の事故がなければないですよね。
これは明らかに東京電力の責任ですよね。いかがですか、そういうふうに判断していいですか。
○市民部長(榎本 豊君) 今西川議員おっしゃったように、このような事故がなければなかったものだと思っ
ております。その中で、この原子力災害についての補償というのが、原子力損害賠償紛争審査会というのを設
けて、そちらのほうが昨年の8月に判定にかかわる中間指針というのを出したわけですけれども、これに基づ
いてそれぞれの農産物とかにつきまして、いわゆる風評被害はどこの地域だというところを指定したわけでご
ざいます。福島を初めお隣の埼玉県も含めて8県あるんですけども、東京都はその風評被害の地域には指定さ
れてなかったというふうには、まあ非常にお隣であるんですけれども、風評被害地とは指定をされてなかった
というふうに、今の状況ではこの指針が生きているのかなというふうにとらえているところでございます。
ちょっと話が飛びますけれども、最近の話なんですけども、昨年の11月に東日本大震災事業者再生支援機構
というのが法の支援機構法というのが公布されまして、この3月5日からその支援機構が立ち上がったという
ようなところが、今月に入りまして東京都から通知がいきなり来たところでございますけれども、これにつき
ましては東日本大震災によって被害を受けたことによって、過大な債務を負ってる事業者であって、その事業
の再生を図るために力をかすということで、対象事業者は小規模事業者、農林水産業事業者等でございますけ
ども、金融機関等から債権の取り立てとか新事業の支援をするということで、今週発足したというところでご
ざいますけれども、その中で当市がその支援機関法の政令で、第2号指定というのがあるんですけれども、そ
れが東京都の中で当市を含めて5市が指定をされたんですけども、そちらに指定をされたというようなところ
が、今月に入りまして通知が来たところでございます。
これは、当市はお茶の出荷制限や、それから販売制限があったわけではないんですけれども、お隣の埼玉県
が被害があったんだけれども、出荷制限や販売制限を受けなかった市町村も含めて、すべてを指定したという
ことに倣って、東京都におけるお茶の作付面積上位5市町村、当市を含めまして青梅市、武蔵村山市、あきる
野市、それから瑞穂町ですけれども、そちらのほうを指定されたということが、今月に入って情報が入ってき
たところでございます。これを受けて、指定を受けてそれが風評被害を受けたというような解釈でいいのかと
いうような問い合わせをしたんですけれども、そういう意味ではないということでございますけども、先ほど
申し上げた原子力損害賠償審査会の中間指針では、東京都は風評被害の指定にはなってないけれども、ある程
度今後参考にはなっていくのかなというような東京都の担当の意見がございましたので、今後風評被害につい
て何らかの動きがこれによってあればいいのかなと思って、その情報を見たところでございます。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 新しい情報をありがとうございました。株式会社東日本大震災事業者再生支援機構法に
よる、東大和市が第2号指定ですか。ただこれによってどれだけ補償されるかどうかはまた次の段階ですけど
も、まあそういうことですよね。情報はそれでありがとうございます。
私が言いたいのは、国と東電は、東大和市は風評被害はありませんでしたという認定ですということですよ
ね、平たく言えば。しかし現実にはあったわけです。このあったという事実から、東大和市がそういう事実を
きちんと認識して、その立場で今後対応してくと。そのため自分自身がどう判断するかってのが大変大事なと
ころです。それをまずお伺いしたんです。国はどう言ってるかじゃなくて。市長、いかがでしょうか、その辺
のところは。
○市長(尾崎保夫君) 原発の事故による放射能汚染ということで、これにつきましては市の安全というふうな
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面を含めて、しっかりと調査なりをできる範囲でやっていきたいというふうに思ってますし、またその事故の
責任というのは、東電、国にあるというふうに認識してございますし、まあいずれ賠償だ何だかんだというと
きがあれば、やはり市長会等の中でも出てくるような状況になってくんではないかなというふうに思ってござ
いますけども、そういうときにはきちっと市としての考え方を伝え、実行していきたいというふうには思って
いるところです。
○2番(西川洋一君) それで、いわゆる風評被害をどうなくすかなんですけど、これ本当に難しいんじゃない
かと思うんですけれども、安全なのに買わない市民が悪いんだというふうに聞こえるんですよね、風評被害っ
て言うと。何ともないのに市民の皆さんが買わないから、東電の責任じゃないんだよというような感じに聞こ
えてしようがないんですけどね。ここではね、やはりこの商品は大丈夫だという全数検査をして、それを一生
懸命宣伝していく、それしかないんじゃないかと私は思うんです。
かつて狂牛病、BSEでしたっけ、このときも全数検査でこれを克服する動きが出たわけですよね。狭山茶
の例で言えば、先ほどもちょっと言いましたけども、埼玉県がかなりの被害があるんじゃないかということで、
当初38検体について検査したと。いわゆる抜き出し検査ですよね。それを5月、7月にかけてそれを行って、
暫定基準値以下だったから安全ですって宣言をしたわけです。ところが国ができ上がった製茶を検査したとこ
ろ、売ってるやつですよね、市販の。そしたらそこでは暫定基準値を超えているお茶が見つかったわけですよ。
ですからサンプル調査では安全性が確保できないってことなんです。今給食でそれやってますよね、サンプル
調査。
これは埼玉県の報道、ホームページ、本当に最近便利ですよね、そういうのがすぐ手に入りますから。埼玉
県の報道は、東京電力の福島第一原発の事故を受け、県では生茶、荒茶、製茶、飲用茶、38検体を検査したら
暫定基準値以下でした。ところが国が製品検査したところ、一部の製品から規制値を超える放射性物質が検出
されました。これを別の報道では、「安全宣言をした後」と、こうなるわけですよね、新聞の報道でいけば。
ところが、埼玉県は安全宣言しましたなんていうのは余り言ってないんですけど。でも埼玉県のいいのは、こ
れがあって全部検査、全銘柄について検査するって踏み込んでったわけですよ。これいいですよね。検査した
後、「放射性物質検査済銘柄 埼玉県」と、こう県の名前の入ったシールを張って、これがついているのは安
全ですから市民の皆さん使ってくださいと、そういうことをやるわけです。先ほど東大和市の業者がやってる
のは、放射性物質検査済銘柄までなんです。ここに東大和市、東京都と入っていれば、ああ行政もしっかり検
査してくれたんだなと消費者も安心して使うということができるわけです。
ところで、東京都はこうした検査してくれてないんですよね。市長ね、やはりこれ市としても独自にやる必
要があるんじゃないでしょうか、市内の産業を守るために。どうでしょうか。
○市民部長(榎本 豊君) 先ほども市長がお答えしましたけれども、東京都におきましても来年度、引き続き
23年度より検体をふやして検査を行っていくというような通知がきたところでございます。お茶につきまして
は、5月の連休明けぐらいからではないと始められないのかななんていうふうには思ってますけれども、また
今市におきましては、食品の検査機を買う予定もございますので、そちら購入する部署とも、このお茶が、市
民の方からのお茶ということで、購入した場合に検体として扱えるようになればいいかななんて思いますので、
その辺は今後調整さしていただきたいなというように考えているところでございます。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 今のお答えは、放射性物質を空間線量じゃなくて、内容としてはかれる、いわゆるベク
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レルって形ではかれる機械を購入するというふうに答えられたんでしょうか。今度は新基準になりますから、
お茶の場合にキログラム、10ベクレルなんですよね。これはかなり精度の高い、言うならこれまでこの議場で
議論されている500万円とか、そういう単位のものでなくですよね。精度の高いものを買うということになる
と思います。何か理事者席ではいろいろと意見が飛び交ってるようですので、そういう機械を買っていただけ
るという確認したいんですが、いいでしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 私ども環境サイドのほうでは、やはりそういった食品等々の─いわゆる
空間線量じゃない放射性物質が測定できる機器等々の考え方ということで、消費者庁のほうから貸与という形
で申し込んでございます。そういった中で、1次から3次までの申し込みに関しましては残念ながらちょっと
外れてしまいました。今月また第4次がございます。そういった観点から、貸与にかかわりますものに関しま
しては、状況的にそういった観点がございまして、先ほどお話の出ました今度の新規制値に対応するという形
になれば、当然そういったものの内容も導入していく方向性という形で、貸与がだめならいろんな補助金等も
検討しながら、購入に向け検討していく方向という形ではございますけど、今のところ24年度予算に計上とい
う形までは至っていないというのが現状でございます。
以上です。
○2番(西川洋一君) 市長、今担当参事のほうからは、4回目のくじに─くじと言ったらね。それに挑戦
しますと。運の強い人にぜひやっていただきたいと思うんですけども、でも不確定なわけですよね。でもお茶
をつくってる農家からすれば、実はお茶だけじゃないんです、堆肥もそうなんです。それから野菜もそうなん
です。本当にこのものが安全かというのは、市民の健康にも直接、あすの健康にも影響すると言っても言い過
ぎではない内容なんです。ですからこれは買えないとしたら、そういう銘柄ができたときには市も一定の補助
をしてきちんとやりましょうよと、それで市の産業を守りましょうと、そういう立場に立つのが市じゃないで
すか。産業振興って一般的に今、グルメも私も成功してほしいと思います、コンテストね。だけど今現実に起
こっているこの市内産業、これがその一部とはいえ衰退が左右されるような時点にあるわけです。そのことを
やはり真剣に受けとめて施策を行うべきじゃないでしょうか。これはやはり市長の判断にかかるかなというふ
うに思うんですが、いかがでしょうか。
○市長(尾崎保夫君) いろいろとお話を聞かしてもらいましたけど、10ベクレルをはかれる機械というのは今
ありません。今後につきましてですけども、今言った必要な機器を調達だとか整備ということにつきましては、
東京都の状況等を含めて、今後考えていきたいというふうには思っているところであります。また関係機関と
の連絡等、密にしながらとるべき方策も検討していかなきゃいけないだろうというふうに思ってございます。
尐なくとも正確な情報を収集して、市民の皆さんにはできるだけ早く開示していくというふうな取り組みも必
要なんではないかなというふうに考えているところです。
以上です。
○2番(西川洋一君) 10ベクレルはかれる機械は東大和市にはありませんけれど、はかれる機械がなかったら
基準値はつくれないんです。まあ市長がやはり市内産業育成の立場から決断してくれることを望みます。
それからこの②のところでも、やはりこの機械が必要です。それから堆肥の問題でも、実はこの機械が必要
なんです。村山貯水池敷地内にある落ち葉がぱらっと前面にあるうちは大丈夫なんですよね。まとめて堆肥に
したときにどうかですから。やはりその堆肥を使っていいかどうかというのも、農家の大変な関心事です。は
かったら、出ちゃったら怖いからはからないというふうに考える人もいます。だけど実際はそういうのをきち
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んとはかってこそ、正確な対応ができるというものです。ですからこの落ち葉の問題でも、そうした対応をお
願いしたいと思います。
そこでちょっとお聞きしたいんですが、例えば10月6日に若芽・早摘みの製茶をあきる野市ではかったら、
セシウム134が300ベクレル、137が370ベクレル、合わせて670とこうなっていますよね。まあ数字はいいんで
すけど、半減期っていうのがありますよね。これを2つ足すと670ベクレルで、この場合は暫定基準値を超え
てると。2.1年たつとセシウム134は半減します。ということは、これ2年たてば150ベクレルになると、そう
いうふうに見ていいんでしょうか。そうすると今セシウム134、137合わせて400ベクレル超える堆肥、問題だ
と言うけども、2年たてば片方が仮に100になれば合わせて300、これなら使える。こういう発想でいいんで
しょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 同じことは沃素でも言えたわけでございまして、現在は沃素のほうは8日間
という形になってございまして、現在新規制値も含めまして、セシウムのほうとの問題という形で、今お話の
ございましたとおり半減期はそういった形で、134に関しては2年、137に関しては30年ということですから、
あくまで半減期というような内容で、実態上、正確に半分になるか、そこまでのちょっと考え方はございませ
んけれど、そんな形で我々は考えているというところでございます。
○副議長(関田 貢君) ここで10分間休憩いたします。
午後 4時 4分 休憩
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午後 4時14分 開議
○副議長(関田 貢君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○2番(西川洋一君) 風評被害をなくすためには、出荷されている製品について全数検査して、これは検査し
た結果、問題ありませんという証明をきちんとして、その努力をどれだけたくさんできるかということに私は
尽きると思います。そういう点で、今市がすぐには購入する計画はないんですけれども、代表質問に対する答
弁の中で、検査機器の導入も検討したいというふうにおっしゃっていましたので、ああこれは買ってくれるの
かなと期待をしたわけですけれども、第4次抽せんに挑戦するということのようでした。当たることを願って
います。
同時に今いろいろなところで検査を行っている機関がありますので、例えば東京都の3事業所の検査機関で
すか─というところへ東大和市のそうした製品をどんどん持ち込むように、農家の方に折に触れては話を
するとか、あるいは全国農民連というようなところでも独自の機器を購入して測定したり、あるいは日本共産
党の東京都議団も独自に機械を購入して、希望があれば測定しますという対応もしている。そうしたいろいろ
な対応をしている場所がありますので、そうしたところに大いに持ち込むように、そしてまたでき得れば、市
としての費用がかかれば一定の補助もつけるなど、対応をお願いしたいと思います。そのことによって、風評
被害は1日1日払拭していくということになるんじゃないかというふうに思います。
それからこの放射能による被害、その第1原因は東電、これは先ほども市長もお認めになりましたように、
そこをまず前提としながら、各生産者、事業者、そしてまた市長会など、歩調を合わせて賠償の取り組みなど
をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
市長、そういうことで、お願いしますでいいでしょうか。うなずいておりますので、そのように受けとめて
いきたいと思います。
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太陽光発電の問題についてです。
市長は市内各施設に太陽の熱や光など、自然再生可能エネルギーを利用した設備の導入を検討する必要があ
るとの表明がありました。これは具体的には何を指しているんでしょうか。地方自治体もエネルギー問題、こ
れを節電という立場からだけでなく、電気を使ったらお金がかかるけど、そのお金を尐なくしようという消極
的な段階から、もっと積極的にエネルギーを生産していく、そういう方向へと市としても方針を立て、推進を
していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 今年度の東北大震災の影響での節電とか、そういった内容で、この発電に関
しましての関心も非常に大きいものがあるというところで、我々もそういった点を啓発という内容で、市民の
方々にこういうものがあるといった内容をお示しした中で、やはり率先して市の公共施設においてもどのよう
な形のものが導入されるか、まあその代表的なものに関しましてはやはり太陽光発電、またパッシブソーラー
という形で、ある程度電気にかわるようなものとして光を取り入れるような施設、そういった観点のいろんな
形で今後は検討していく必要性があるというところでございます。
以上です。
○2番(西川洋一君) 太陽光発電の機器を工事、設置している市内の業者のパンフレットなどを見たりします
と、これを設置すると10年間でしたかね、10年間か12年間、その機械が発電する能力、1年にならして……。
ああ12年間ですね。12年間の平均年間発電量は3,620キロワットアワーという数字で、通常の家庭の消費電力、
300から400キロワットアワーぐらいですかね、月。そういうふうに計算しても、まあ必要電力量の40%から
60%賄えると。ですからちょっと節電努力するよりも、かなりの効率が望まれるという内容になると思うんで
す。
今原子力発電に対する危険性が認識され、それぞれの市民の方も自分の家でそうした発電の方向へというふ
うに考えておられる方が尐なからずおられると思います。そして東京都の「Tokyo2020 東京都再生可能
エネルギー戦略」、これは2006年に制定されたもののようですけども、これの目標値として、東京都のエネル
ギー消費に占める割合が2.7%のものを2020年には20%まで高めるという目標も持ってるようです。こうした
ことも考慮すれば、東大和市もこのエネルギーをつくる、そういう産業を興していく、こうしたこともまた重
要な市の施策になるんじゃないかというふうに思います。いかがでしょうか。東京都のそういう戦略、それが
市にどういうふうにリンクしてくるのか、それから市としてそういう方向での施策を進めることができるか、
いかがでしょう。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 東京都もこの再生可能エネルギー、そういったものを導入するに際しては、
そういった戦略という形で取りまとめたものがございます。そういった観点から目標を定めたわけでございま
して、私どものほうもそういった東京都の内容も踏まえまして、今後につきましては実情としては節電対策以
外にも自然再生可能エネルギー、そういったものの導入を今後も検討していかなくちゃいけないというところ
では、我々がまとめました東大和市地球温暖化対策実行計画、それがまた見直される際には、そういったもの
も含めた計画を示していきたいというふうには思っているところでございます。
以上です。
○2番(西川洋一君) これもインターネットで、「電気の地産地消」という言葉を検索文字に入れてやると、
もういろいろぱっと出てくるんですね。ある自治体では、小水力、風力、その他入れて自治体、そこの自治体
が必要とするエネルギーの30%近く賄いましたとかね、そういうのがあるんですけど、それはそういうふうに
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進めてるところがあるということにして、東大和市でもやはりそうしたエネルギー産業と言っちゃ変ですけど
も、そういう方向へ今参事は、そういう計画見直しもしたいというふうにおっしゃいましたけれど、私は今太
陽光ということしか提起しておりませんけれども、このほかのことで考えられることはあるんでしょうか。例
えば小水力の場合には、近隣では東村山市の浄水場でやってます。東大和市ではバイオマス、そのほかいろん
な発電方法あると思いますけれど、考えられるんでしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 御指摘のとおり自然再生可能エネルギーには、太陽熱のみならず風力とか、
もろもろのバイオマスといったものがございます。確かにそういったもので当市に導入が可能なものは何かと
いうと、今現在、一番可能性として高いのは太陽光発電、太陽熱利用、そういったものが一番この東大和市に
合った形というような形ではとらえてはございます。
以上です。
○2番(西川洋一君) 改めて今回もお聞きしますけれど、三多摩地域の自治体で太陽光発電、または太陽熱利
用などで市の施策として補助を出している自治体はどのくらいあって、それぞれ補助はどんな内容になってい
るでしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 平成23年度におきましては26市中、逆に実施してない市が7市という形に
なってございます。残りの19市はある程度の導入の実績があるといった中で、一番高いところですと武蔵野市
が、太陽光発電に関しましてはキロワット当たり5万円、補助上限額は50万円、尐ないところでは武蔵村山市
がキロワット当たり2万円、補助限度額が6万円、そういった形になってるというところでございます。
○2番(西川洋一君) そうしますと、大体補助率は5%から10%ぐらいというふうに判断できますね。5%の
補助っていいますと、住宅リフォーム助成制度があります。まあ住宅リフォームですから、太陽光発電はリ
フォームとはちょっと違うかもしれませんけれど、やはりそうした考え方が必要じゃないでしょうか。産業振
興助成制度とかね、何かいろいろ名目はつけて。やはりこれから太陽光発電の産業はかなり見込まれる状況
じゃないかというふうに思うんです。市内事業者がこれに参加する場合に、市もそれを率先して応援していく
というようなことも進めたらどうかと思いますけれど、いかがでしょうか。
○市民部長(榎本 豊君) 今多摩地区でほとんどが助成を始めたというところでございます。市におきまして
は、住宅リフォームの助成、従前に引き続き来年度も継続をする予定でございますけれども、その中で昨年度、
以前は1度この助成を受けた方は2度目は受けられないというところでございましたけれども、昨年度から5
年以内に受けた方以外、それより前に受けた方は再度助成するよというところに変えたところでございます。
来年度から予算の範囲は一緒でございますけれども、今度は3年以内というところに来年度からしようかとい
うところで、住宅の改修はそこで済んだけども、こちらの太陽光の発電を屋根にやるということであれば、そ
れも改修のうちの一部ということで、ただし機器だけを外に設置するというのは、この住宅リフォームでは無
理ですけれども、屋根にパネルを載せる等で工事等があれば対象にはなるのかなというところで、対象の範囲
は多尐広がっていくかと思いますので、その辺はPRしていきたいなと考えているところでございます。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) ただいまの答弁は、住宅リフォーム助成制度の中で太陽光発電を住宅に設置工事をする
場合には、対象の範囲にも入れられるというふうに言われたということでいいんでしょうか。実施時期につい
ては述べませんでしたけれども、そういうことでいいですか。
○市民部長(榎本 豊君) 今申し上げたつもりなんですけども、やはりその屋根の改修工事とかも含める場合、
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機器だけを外に設置する場合では住宅のリフォームになりませんので、その屋根等の造作を変えるとか、そこ
でやる場合にはリフォームということで判断できれば、対象になるかなというふうに考えているところでござ
います。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 一歩前進ということで受けとめさしていただきます。
核兵器廃絶のところに入ります。
先日、私ども日本共産党議員団では、広島市へ視察に行ってまいりました。広島市と東大和市を比べるわけ
にはいきませんけれど、何せ向こうは116万人の人口、こちらは8万3,000人、広島市の予算が6,000億円、一
般会計で。こちらは269億円ということでけたが違いますけれど、それにしても広島市の平和に関する取り組
みの費用は11億3,479万円とおっしゃっておりました。これは一般会計に占める割合は0.18%でした。東大和
市は、ではどうかなということで計算をしてみました。昨年の数字にすると25万円とかそういう数字ですから、
余り低いんで改めて24年度を見ましたら一気に80万円超えてのってたようで、随分ふやしたなということで、
でもまあ八十何万円じゃなんだから100万円ということで、269億円の一般会計に対して率をはかってみました
ら0.004%ということでした。これはこの数字はこうだというだけでね、東大和市は先ほど市長が答弁しまし
たように平和に関する施策は金をかけなくてもいろいろ頑張ってると、そこはまず前提に置いときたいと思い
ます。
その上で、さらにこれを前進させていこうということで平和市長会議の件です。市長も先ほど述べましたよ
うに、22年8月に加盟をいたしました。第1回平和市長会議、国内加盟都市会議というのが広島市で開かれた
ようですけれども、加盟している東大和市には出席要請の通知か何かきてたんでしょうか。
○企画財政部長(浅見敏一君) この加盟につきましては、先ほど市長から御答弁いただきましたように、22年
に加盟いたしましたわけですけれども、昨年の11月8日付で通知がございました。それに基づきまして出欠に
ついて検討したわけでございますけど、日程的に都合つきませんでしたので、本年の1月13、14日ということ
の日程でありましたので、現実的に参加できませんでした。そういうことで今回は欠席ということで、その後、
議案等についての内容とかは情報は収集したわけですけども、欠席させていただきました。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 今欠席はしたけれど、市のほうから積極的にその会議がどうであったかという情報を収
集したと言われたわけですよね。市長会議の事務局のほうから、第1回の会議はこうでしたよという連絡が
あったんでなくて、市のほうから積極的に情報収集に努めたということを今おっしゃったということでいいで
しょうか。積極的だなと、こう思ったんですけど。
○企画課長(原島真二君) 平和市長会議のほうからは毎月情報が寄せられてはおりますけども、最新の情報の
中でもまだそちらのほうには、こういうことがありましたというのは掲示されてなかったものですから、ホー
ムページで拝見して中身を確認させていただきました。
以上です。
○2番(西川洋一君) この第1回の国内の加盟都市会議では、総括文書というのが出されています。これも広
島市へ視察へ行った折、示されたものですけども、この中で「2020年までに核兵器廃絶を実現するための最も
効果的な方法は、世界の全ての国が、核兵器製造、保有、使用等を全面的に禁止する「核兵器禁止条約」を締
結することである。その早期実現を目指し、条約の交渉開始を求める市民署名活動を加盟都市を挙げて展開す
-352-
ることが決定された」というふうに書かれています。この2020年という目標を掲げているようですけれども、
これもお聞きしたところ本当に2020年までにできるかどうかというのは、それはあると。でも被爆者の方がこ
のときまで生存できるかどうかということももう一方であると。そういうこともあり、こういう一定の年度を
設けているようですけれど。
ところで、加盟都市挙げて市民署名活動を展開することが決定されたというふうにあります。この辺につい
ては、市としてはどのように受けとめるでしょうか。そのことを決めた、どういう内容で決まってるかという
ことも、紹介していただければと思います。
○企画課長(原島真二君) 加盟都市の核廃絶に関する署名を求めるというような内容でありますけども、
ちょっと具体的に市のほうでどうやるかという実際の検討はしてないわけですが、例えば平和月間における
コーナーを設けるなどして、そういうことが可能かどうかというようなことを含めて、今後平和事業の中で検
討してまいりたいというふうに考えております。
○2番(西川洋一君) よろしくお願いします。
この加盟都市会議の中でも、せっかくやる方向で検討するって言ってるのに、こう言っちゃなんですけども、
かなり緩く決定してるんですよね。各都市の状況に応じた自主的な市民署名活動を展開するということですか
ら、まあしましょうというのが前提にあって、方法はいろいろそれぞれの市で考えてくださいという内容だと
思います。ぜひ今答弁されましたような内容でお願いしたいと思います。
それで、私はこの核兵器廃絶の問題では、冒頭壇上でも言いましたけれど、これは特定の人たちの運動とい
うよりも、全国民的な運動でなければならないというふうに思っています。市長会議の場合でも、既に日本国
内では約63%に当たる自治体がこれに加盟しているとか、そしてまた国連総会の第1号決議が核兵器をなくす
という決議であったということも、またこれはその当時、戦争が終わる折、原爆が使われて、いかにこれは残
虐な兵器であるか、世界の国連加盟の国々もそのことを認識して、そうした決議が出されたというふうに聞い
ています。それで、それは提出国はアメリカなどの現在では核戦略を推進している国々の、そういう国がこの
決議を出したということです。ですから東大和市においても、ぜひ市民署名を行政として進めていただくよう
に強く要求するものです。先ほど検討を進めるということでしたので、ぜひその実現を願います。
広島・長崎の被爆体験を伝えることということでは、広島市ではいろいろな写真パネル、DVD等、貸し出
しをすると。その視察のときには送料は無料ですというふうに言ったんですけども、いただいたパンフレット
をよくよく見ると有料ですと書いてあるんですね。ちょっとこれしまったかなと思ったんですけど、もっとよ
く見りゃよかったかなと思うんですけど。いずれにしても無料のものもありそうなんで、これはぜひ現地から、
広島あるいは長崎の地から、そうした資料を取り寄せていただいていろいろな場所で、特に8月の平和月間に
は活用していただきたいと思います。
特に平和教育という点では、学校向けの資料も用意されているようです。東大和市の学校でも被爆者の方を
学校で呼んでお話を聞く。その方は、その話をする、もう二、三日前から眠れないと言ってました。それでも
やって、その結果、子供たちからまた招かれて、お茶会かな、茶話会かな、そういう集まりを持ったというよ
うな話も聞きましたけれど、それは学校でされたんでしょうかね。そうした平和教育という観点からも、この
問題、積極的に進める必要があると思うんですが、いかがでしょうか。
○教育長(小島昇公君) 学校におきましても、やはり実際に体験をされた方のお話を聞かせていただくという
のは非常に、西川議員お話ありましたけど、話される方にはつらいお話なんでしょうけども、だんだんそうい
-353-
う体験を持った方が減っているということも事実ですので、平成23年度も市内の小学校3校でそういう機会を
設けて実施をいたしております。これからもそういった機会を、できる限り設けていきたいというふうに考え
ております。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 今の場合は体験を話していただくということですけれども、いろんな写真パネル等を取
り寄せて展示するというのは学校では可能でしょうか。それから市の平和月間では、また新たな写真パネル等
を購入して、こうした活動を積極的に進めるという方向性はあるでしょうか。
○企画財政部長(浅見敏一君) 現在市で持っておりますパネルもございますけれども、また新たにそういった
ものも備えながら、平和について、またこういった原爆についての認識というものも啓蒙したいと思っており
ますし、そういった点は十分に検討していきたいと思っております。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 学校はどうでしょう。
○教育長(小島昇公君) 先ほどお答えをさしていただきました体験談も含めまして、あとは学校にそういった
写真を飾って生徒に見てもらうことはできるのか、もしくは市役所でやったものを見に来るということも含め
て検討したいと思います。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 平和祈念式典への市民の派遣ですけれども、これは市が全面的に行く人にすべてを、費
用を持つということでなくていいと思うんですよね。私も原水爆禁止協議会という活動をしておりますけれど
も、この協議会というのは各地にありますけれど、場所によっては市から補助を出している自治体もあるんで
すよね。これはかなりの数の自治体が補助を出してると思います。しかし私たちは、それはそういうことでな
く、こうした自主的な団体は、みずから財源を確保して、みずから活動するという立場で進めておりまして、
これはもう20年近く募金によって何とか賄ってると。そうした団体でも、毎年5人から10人までの間で代表を
派遣して報告会も開くということができています。市も、やはり市の宣言の立場からそうした方々を10人、20
人の単位で派遣し、そうした方々には一定の報告も書いていただくという形で、費用は補助するという考え方
でも十分じゃないかと私は思うんですけれど、そうしたことの検討ができないかどうか。先ほど人数、費用等、
検討課題というふうにおっしゃいましたか、そういうことのようですけれども、もう一歩踏み込んで、補助額
も含めてそういった考え方でも進めるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○企画財政部長(浅見敏一君) 先ほど市長の答弁の中でいただいたわけですけれども、その中では平和事業、
これをさらにいろいろ展開していく中で、事業を検討する中で、派遣事業につきましてもどんな形ができるか
検討させていただきたいという答弁いただいたわけですので、過去にも既に平成7年が最後で、それから考え
ますと時も大分たっておりますし、西川議員から補助というようなお話もちょうだいしておりますけれども、
どういう形ができるか改めてその方法とか手法について尐し検討させていただきたいと思っておりますので、
お時間いただきたいと思います。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) よろしくお願いします。
最後の市民生活で、社会保障と税の一体改革の件です。
社会保障の改革が市民にどう影響するかということは、なかなか計画が明確に示されない中、難しいという
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ようなお話でしたけれども、消費税については明確ですよね。2014年、8%、15年、10%でしたか。この10%
になった場合、市財政への影響及び市民への影響、事業者への影響、これはどのようになるでしょうか。
日本共産党のしんぶん赤旗で、消費税が10%になったら地方の影響額は、東京では1兆6,050億円になると
いうような試算も出されてます。これは現行の消費税率5%のうち、1%は地方消費税として各地方自治体に
納められていると。この案分の計算方法は、おおむね実際に消費が行われた都道府県の納税になるように計算
されているものが、それが1%は東京では幾ら、東大和市では幾らと、こういうふうになる数字だと。それを
もとに5%上がればどれだけ影響があるかという数字を出しています。それを東大和市に当てはめると、24年
度予算では地方消費税交付金、これは東京都の指導によるということだと思うんですけれども、8億1,274万
円ですから掛ける5で40億6,000万円が新たに出てくと。市民、まあ一般的に市民ですね─から出てくと。
それだけ市民負担がかかると、こういう数字だというふうにはあるわけですけれども、これは赤旗しんぶんの
そうした考え方よる計算と。
市はどのように、この影響額を見ておられるでしょうか。
○企画財政部長(浅見敏一君) 消費税についての市財政の影響ということなんですけれども、非常に数字的に
難しいなというのは正直なところなんですけれども、本当に粗い数値ということで、あくまでも想定というこ
とになると思いますけれども、平成22年度の消費税での影響で見ますと、歳入と歳出での差し引きでいきます
と影響額がマイナスで8,439万5,000円という数字として今推定してございます。そこから置きかえていきます
と、10%の引き上げという形で、仮にこの歳入面で地方消費税、今回これでいきますと1.7%上乗せになりま
すので、それをそのままの条件で置きかえていきますと、要因といたしますとプラスになりますので、約6億
9,082万3,000円という数字になります。プラスになります。これは歳入がかなりの額、歳入が10億7,200万円
強の数字になりまして、一方、歳出の消費税が3億8,148万円という数字になりますので、この差し引きでい
きますと6億9,082万3,000円という数字になりますので、そういった数字になります。これが市財政での影響
額という形になります。
以上でございます。
○課税課長(鈴木俊雄君) 市内の個人、法人の事業者でございますが、消費税につきましては大体19億円から
20億円ぐらいと推計している状況でございます。
以上でございます。
○2番(西川洋一君) 市財政にとっては、まあ粗い数字ということで確固とした答弁にはならないというよう
な内容でおっしゃいましたけど、プラスになるけども、一方、事業者にしてみれば19億円からの負担増という
ことでいいんでしょうかね─ということになるということで、消費者から見れば非常に大きな負担になる
ということが、この社会保障と税の一体改革の問題だと思います。市民の立場を守ろうとすれば、市としても
国の進める社会保障と税の一体改革については、反対の立場で態度表明をしていってほしいと思います。
時間が参りましたので、これで一般質問を終わります。
○副議長(関田 貢君) 以上で、西川洋一議員の一般質問は終了いたしました。
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○副議長(関田 貢君) お諮りいたします。
本日の会議はこれをもって延会としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○副議長(関田 貢君) 御異議ないものと認め、これをもって延会といたします。
午後 4時55分 延会
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