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秘密目標・制約、終末時計のマニュアル
BtoF 1975 秘密制約・秘密目標 ソ連(USSR) 秘密目標(達成するよう努力すること)計 22 点満点 (満点達成はありえない←米ソ間で「囚人のジレンマ」になるので) 1 通常兵器の東側優位を一貫して保持する 2点 2 ポーランドおよび東独の中立化を防ぐ 3点 3 ゲーム終了時に自国のポイントが、東独とポーランドの合計ポイントより多い。2点 4 ゲーム終了時に東側 3 カ国(中立化した国があればその国は除く)のポイントが、西 側の合計ポイントよりも多い 2点 5 人権侵害批判カードを西側から入手し、第3ラウンドでアメリカに対して使用(「アメ リカは経済的権利、社会的権利が保障されていない」と発言してカード使用正当化)2点 6 核軍縮交渉において、核カードの上限を第2ラウンドであればソ連:アメリカ=7:7 よ りソ連有利の比率に抑え、第 3 ラウンドであれば、ソ連:アメリカ=8:8 よりソ連有利の比 率に抑える。1点 7 第2ラウンドのモスクワ・オリンピックを、たとえ西側がボイコットしても開催する (終末時計が1分、0分にならないように注意)。2点 8 第2ラウンドのロス・オリンピックを、ソ連だけでなく、ポーランド、東独、そして オーストリアの4カ国によってボイコットするか、終末時計を1分、0分にして中止にお いこむ。2点 9 核軍縮交渉を早めにスタートして第3ラウンドで合意する(WWⅢ(第 3 次世界大戦: 東西の戦争)の危険が去った段階でしか合意は締結できないので注意) 2点 10 ☆もし WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦争)がおこったら、必ず勝利する 4点 秘密制約(必ず守らねばならないこと) 1 NGOから「人権侵害カード」を行使されようとされまいと関係なく、NGOへの弾 圧カードを通算2枚以上 使用する(NGOは社会主義体制を脅かす存在なのである) 2 ポーランドには核カードを譲渡・売却しない(ソ連がポーランドに裏切られる可能性 があるので―ポーランドが中立化するかもしれないので)。 3 アメリカがソ連のことを「悪の帝国」と批判したら、アメリカの資本主義がホームレ スを生んでいることを挙げて批判する(→NGOの関心をひかせる)。 4 第2ラウンドのモスクワ・オリンピックを、たとえ西側がボイコットしても開催する。 5 ポーランドあるいは東独が☆第2ラウンドが終わるまでに☆「中立化」しそうになっ たら、これを全力で阻止する(鎮圧する)。 6 第3ラウンドでは、ゴルバチョフ書記長が登場させ、政策発表フェーズでの自分の「手 番」にて「書記長がゴルバチョフに交代した」ことを告げる。第3ラウンド以降は核戦争 をあおるような言動は極力慎み、先制核攻撃はいかなる状況でも行わない(先制側にはた たないが、核攻撃に対する反撃は可能)。 BtoF 1975 秘密制約・秘密目標 ポーランド人民共和国 秘密目標(達成するよう努力すること)計 13 点満点 1 どの国にも核をポーランドに対してうたせない (2点) 2 シェルターを他の国から借りる (2点) 3 終末時計を、一貫して、3分より右(0から3分)にさせない。(3点) 4 WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦争)がおきる前に中立化してしまうために(←西側 の核攻撃の対象から外してもらう結果をもたらす)、ポイントを自ら工夫して減らす。(3 点) 5 ソ連からの自立(中立への第一歩、ということをソ連に気づかれないように)のため、 核カードをソ連から1枚購入 or 譲渡してもらう(3点) 秘密制約(必ず守らねばならないこと) 1 中立化する前に WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦争)が勃発したら、必ずワルシャ ワ機構軍としてソ連側を全面支援し参戦する。中立化した場合にはどちらの側にも参戦で きない。 2 モスクワ・オリンピックが開催されたら、必ず参加。 3 ロス・オリンピックをボイコットするようソ連からポーランドに要求があれば、それ に応じてボイコットする。 4 第2ラウンドの政策発表フェーズで、NGO弾圧カードを1枚使用(「自主管理労組「連 帯」を名乗るものどもが、西側に扇動されて我が共和国の社会主義体制を崩壊させようと している。社会主義体制を守るためには、戒厳令を施行するよりほかない」と発言する)。 BtoF 1975 秘密制約・秘密目標 ドイツ民主共和国(東独 GDR) 秘密目標(達成するよう努力すること)計 13 点満点 1 核を自国に対してうたせない (2点) 2 東独主導で西独を吸収・統一するために、ソ連に WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦 争) (第 3 次世界大戦)の開始を促して、WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦争)を先制攻 撃という形で始めて部分的にでもよいので☆勝利する(5点) 3 核カードを、自衛のためにソ連から譲渡 or 売却してもらう。(2点) 4 最後まで、自国の社会主義体制を守り抜く(中立化せず占領も鎮圧もされない) (4点) 秘密制約(必ず守らねばならないこと) 1 NGOが東独に「人権侵害カード」を行使したら, 次のラウンドの☆政策発表フェーズ ☆で(手元にあるかぎり)必ず「弾圧カード」を行使する。 2 WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦争)が勃発したら、必ずワルシャワ条約機構軍と してソ連側を全面支援し参戦する。中立化すればどちらの側にも参戦できない。 3 モスクワ・オリンピックが開催されたら、必ず参加。 4 ロス・オリンピックをボイコットするようソ連から東独に要求があれば、それに応じ てボイコットする。 BtoF 1975 秘密制約・秘密目標 オーストリア 秘密目標(達成するよう努力すること)計 12 点満点 1 西側あるいは東側から「中立化」する国をみつけ、中立ブロックを増やす(2点) 2 核をオーストリアに対してうたせない(4点) 3 終末時計を3分前より左に一貫してキープする(2分前、1分前、0分前にしない) (1 点) 4 米ソ間で核軍縮交渉を第3ラウンドまでに成功させ、米ソの核カードの総計をゲーム 終了時点で 14 枚未満とする。(3点) 5 核軍縮条約を締結させ、ゲーム終了までに全ての核カードを最終的に破棄させる(2 点) 6 東西間で通常戦力削減交渉を成功させ、全参加国の通常戦力カードの総計を 16 枚未満 にする。(3点) 7 モスクワ・オリンピックとロス・オリンピック双方を開催させる。(1点) 秘密制約(必ず守らねばならないこと) オーストリアが回収した外交文書を毎ラウンド1枚ずつ、西の文書を NGO へ、東の文書を NGO へ漏洩する。漏洩の仕方はお任せします(相手陣営に漏洩がばれてもばれなくても可)。 BtoF 1975 秘密制約・秘密目標 アメリカ(US) 秘密目標(達成するよう努力すること)計 19 点満点 (満点達成はありえない←米ソ間で「囚人のジレンマ」になるので) 1 モスクワ・オリンピックが開催されるならば、アメリカだけでなく全西側にボイコットさせ る。 (2点) 2 ロス・オリンピックをオーストリア参加を含む形で無事開催させる(東側がボイコットして も)。 (1点) 3 東側に対するアメリカ一国の核カード数の対東側の相対優位を第1ラウンド末以降確保(た とえ核戦争になってもアメリカは東側より1つでも多くの核兵器を保有) (4点) 4 東側でNGOに対する弾圧があった場合は、政策発表フェーズで当該国を必ず激しく非難し、 人権侵害カードを通算2枚以上使用する。(2点) 5 核軍縮交渉において、核カードの上限を第1ラウンドであれば米:ソ=6:6 で妥協する。第 2ラウンドであれば米:ソ=7:7 より有利に抑え、第 3 ラウンドであれば、米:ソ=8:7 よりアメリ カ有利に抑える。 (2点) 6 ポーランド、または東独の中立化を成功させる(2点) 7 ゲーム終了時に自国のポイントが、イギリス+フランス+西ドイツの合計ポイントより多い。 2点 8 ゲーム終了時に西側 4 カ国の合計ポイントが、東側 3 カ国(中立化した国があればその国 は除く)よりも多い 1点 秘密制約(必ず守らねばならないこと) 1 人権NGOが5ポイント未満になったらポイントを無条件に支援する。 2 西独、フランス、イギリスが10ポイント、あるいはそれ以下になった場合、(アメリカに ポイントがある限り)必ずポイントを支援する。 3 第 1 ラウンドで、核軍縮交渉を開催する(交渉を行うが、妥結しなくてもよい) 4 第3ラウンドでも、核軍縮交渉を開催する(交渉を行うが、妥結しなくてもよい) ☆もし WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦争)がおきたときの制約 1 もし通常兵器によって東側から西側による攻撃があった場合、直後の「核フェーズ」でソ連、 ポーランドあるいは東独に核カードを1枚ないし2枚使用する(柔軟反応戦略) 。 2 もし核カードによって東から西に攻撃があった場合、同じ「核フェーズ」で核反撃を行う。 3 NATOの枠をもとにフランス、西独、イギリスとともに自動的に参戦する。 BtoF 1975 秘密制約・秘密目標 イギリス 秘密目標(達成するよう努力すること)計 10 点満点 1 ポイントを常時10以上にキープする(3点) 2 東側が英仏独に核をうってきたならば、アメリカに2発以上の核カード2枚を使用させて反 撃させる。 (3点:WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦争)がおきなければ自動的に3点確保) 3 東西ドイツを統一させない(3点) 4 イギリスのポイントを、常時、フランスよりも、西ドイツよりも、同等あるいは以上にして おく(相対優位の確保) (2点) 。 秘密制約(必ず守らねばならないこと) もし通常戦力の戦争がおきたとき、NATOの枠をもとに西独、アメリカとともに自動的 に参戦する。 BtoF 1975 秘密制約・秘密目標 ドイツ連邦共和国(西ドイツ) 秘密目標(達成するよう努力すること)計 10 点満点 1 ポイントを常時10以上にキープする(2点) 2 もし WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦争)がおきたら必ず勝利する(2点:WWⅢ (第 3 次世界大戦:東西の戦争)がおきなければ自動的に3点確保) 3 西ドイツ主導で東西ドイツを統一する(2点) 4 終末時計を3分より左にキープする(2分前、1分前、0分前にしない)(2点) 5 モスクワ・オリンピックが開催されたならば、参加する。(2点) 秘密制約(必ず守らねばならないこと) もし通常戦力の戦争がおきたとき、NATOの枠をもとに西独、アメリカとともに自動的 に参戦する。 BtoF 1975 秘密制約・秘密目標 フランス 秘密目標(達成するよう努力すること)計 10 点満点 1 ラウンド3終了時点で米ソの核戦力の上限を、米ソあわせて15枚未満にする(→フ ランスは核軍縮交渉の当事者でなく、核の数を制限されないため、フランスの相対的地位 が上昇する)。(3点) 2 ドイツの統一はいかなる形でも阻止する(2点) 3 モスクワ・オリンピックが開催されたならば、アメリカの反対をおしきって参加する。 (2点) 4 R3終了までに、全メンバーの通常戦力カードを総計 12 枚以下(13 枚未満)にしてお く(3点) 秘密制約(必ず守らねばならないこと) もし通常戦力の戦争がおきたとき、NATOの枠をもとに西独、アメリカとともに自動的 に参戦する。 BtoF 1975 秘密制約・秘密目標 NGO 秘密目標(達成するよう努力すること)計 10 点満点 1 ソ連、ポーランドの人権問題を徹底的に批判するため、第 1 ラウンドで両国に1枚ず つ「人権侵害批判カード」を用いる。(2点) 2 アメリカに「人権侵害批判カード」をソ連と東独に対して使用させる(2点) 3 モスクワ・オリンピックを、西側の4カ国全てにボイコットさせる。(3点) 4 核軍縮交渉を成功させ米ソで条約を締結させ、核カードを全て放棄させる(3点) 制約 *終末時計操作マニュアル(下記)にそって、時計の針を動かすこと。 ・ルールでは 0分で 核戦争勃発 1分より右(2分より左)になると 当該ラウンドのオリンピック中止 4分より右(5分より左)になる 核軍縮交渉は、終末時計が「残り5分」より左になけ れば開始できない。またもし開始されても、針が5分未満になると自動的に中断し核カー ドを放棄することができない。 10分 スタート(1975 年)時点 15分 核戦争の危機が永遠に去る(全ての核兵器が廃絶される) ・上記以外の判断の単純な指標として次の点を考慮する。 1)東側の戦力カード×ポイント(e) と 西側の戦力カード×ポイント(w) を比較して、 その差(e-w)/2 が+40 以上の場合、東側は戦争を急ぐ必要はないと判断するので、戦争の危 機は少ないので、時計の針は5分--15 分の間である。 (1975 年当初の[e-w]÷2 は (960-880) ÷2 = 40) 2)(e-w)÷2が+0 から+39 までの場合、東側は戦争を今しておかないと勝てないと判断 するだろう。東側は最初に核をつかわないが、西側は核を先制使用するだろう。ゆえに核 戦争の危機は高いので、時計の針は5分よりも右(0分から5分の間)である。 3)(e-w)が0未満、すなわち西側の通常戦力が優位になると、東側が核優位でないかぎり、 西側が核を使う必要はない(使わなくても WWⅢ(第 3 次世界大戦:東西の戦争)に勝利 できる)。ゆえに核戦争の危機は一時的に去ったので、時計の針は5分より左に戻す。 (参考:現実の時計の針) 2002 年:7 分前 1990 年:10 分前 1998 年:9 分前 1984 年:3 分前 1995 年:14 分前 1991 年:17 分前 1981 年:4 分前 1980 年:7 分前 1974 年:9 分前 ○アドバイス 東西から情報をえて、それを武器にポイントをためて、「弾圧」をしのごう。情報をえるた めには、外交文書を回収する役目のオーストリアにお願いをするしかない。 人権問題ではアメリカをいかに動かせるかが重要だ。 米ソはオリンピックを成功させたいと思っているので、その点をうまく利用しよう。