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採点基準 世界史

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採点基準 世界史
第 1 回 6 月 京大本番レベル模試
採点基準
※
以下の加点ポイントは目安です(加点ポイントは<
(2016 年 6 月 5 日実施)
世界史
>でくくり、得点を○の中に記入)。実際は個々の答
案の状況に応じて採点しています。
※ 学習の成果を少しでも拾いたいため、部分点はできるだけ与える方向で採点していますが、実際の入試では
同じ扱いとは限りません。完全な答案を目指して、しっかり復習しよう!
Ⅰ
オスマン帝国とヨーロッパ
※
6 行目に入っている答案を採点対象とする。
※
15 行目に入っていない答案は、加点ポイントを満たしていても満点にしない。
(以上Ⅲも同)
<I
(20 点満点)
16 世紀前半の動向・主にオスマン帝国>
① スレイマン 1 世の治世であったこと…1 点
②
①は立法者(壮麗者)と呼ばれたこと…1 点
③
モハーチの戦いで勝利したこと…1 点
④
ハンガリーを征服したこと…1点
⑤
征服地(バルカン半島など)でデヴシルメが実施されたこと…1 点
⑥
⑤ではキリスト教徒の子弟を徴発したこと…1 点
⑦
⑤によりイェニチェリや高級官僚が採用されたこと…1 点
⑧
非ムスリムは納税を条件にミッレトで自治などを認められたこと…1 点
⑨
ロードス島を占領したこと…1 点
<Ⅱ
①
16 世紀前半の動向・主にヨーロッパ諸国>
ハプスブルク家の当主(神聖ローマ皇帝)がカール 5 世であったこと…1 点
② カール 5 世がスペイン王(カルロス 1 世)でもあったこと…1 点
③ ハプスブルク家が旧教(カトリック)勢力の中心であったこと…1 点
④ フランス王フランソワ 1 世がカール 5 世と対立していたこと…1 点
⑤ ④はイタリア戦争や神聖ローマ皇帝選挙が原因であったこと…1 点
⑥ スレイマン 1 世とフランソワ 1 世が同盟を結んだこと…1 点
⑦ スレイマン 1 世が第 1 次ウィーン包囲を行ったこと…1 点
⑧ オスマン帝国とハプスブルク家との対立が激化することになったこと…1 点
⑨ スレイマン 1 世がプレヴェザの海戦に勝利したこと…1 点
⑩ ⑨で旧教勢力(ローマ教皇・ヴェネツィア・スペイン)の連合艦隊と戦ったこと…1 点
⑪
(東)地中海の制海権の確保に成功したこと…1 点
⑫
ヨーロッパの宗教改革に影響を与えたこと…1 点
<Ⅲ
16 世紀後半の動向>
①
セリム 2 世の治世であったこと…1 点
②
カピチュレーションをヨーロッパ諸国に公式に与えたこと…1 点
※「カピチュレーションはスレイマン 1 世の時代の慣習であった」ことを述べても可
③
②は居住や通商の自由などの恩恵的特権であったこと…1 点
1/4
④
最初に同盟国のフランスに与えたこと…1 点
⑤
後に新教国のイギリスにも与えたこと…1 点
⑥
レパントの海戦で敗北したこと…1 点
⑦
⑥で旧教勢力の連合艦隊と戦ったこと…1 点
⑧
東地中海の制海権は維持したこと…1 点
【論理構成点】(=上記加点ポイントの他に、論理展開を意識している答案に与えるプラスアルファの点。論述
問題の解答は、単に歴史用語をつなげればいいというわけではないことを受験者に理解してほしいために設け
ている。解答欄の右下欄外に、「12+R1=13」などと記している。(Ⅲも同)
① オスマン帝国の軍事的進出と政治的政策が述べられていること…R1 点
② カール 5 世(ハプスブルク家)との対立と、フランソワ 1 世との同盟が明記されていること…R1 点
Ⅱ
A 中国と外来宗教
B 朝鮮半島の歴史
(配点
30 点)
※漢字の誤りは不可
※ひらがな表記は不可
※b音をv音で表記しているものは不可
※音引きの有無や位置が違うものは不可
※空欄の後の語句を入れてしまった場合は許容(以上Ⅳも同)
A
a
クマーラジーヴァ
b
武則天
e
諸色目人
可
可
(2) 三武一宗の廃仏
(4) ザイトン
可
可
不可(問題文中にあり)
B
i
楊広
k
渤海国
l
太祖
m
儒
(12) 太祖
可
可
許容
不可
許容
(13) ヤンバン
可
(14) ハングル
不可(問題文中にあり)
Ⅲ
<I
ローマの政体の変遷
(20 点満点)
共和政ローマとイタリア半島征服>
① エ ト ル リ ア 人 を 追 放 し て 共 和 政 を 始 め た こ と …1 点
② 共和政ローマは貴族と平民の市民共同体で形成されたこと…1 点
③ 自作農は重層歩兵となったこと…1 点
④ ③はイタリア半島のローマによる征服で活躍したこと…1 点
⑤ ④により平民の政治的発言権が大きくなったこと…1 点
2/4
⑥ 平民は貴族との身分闘争を経て対等な身分を獲得したこと…1 点
⑦
<Ⅱ
ホルテンシウス法によって平民は貴族と身分的に対等となったこと…1 点
ポエニ戦争後の変質と「内乱の 1 世紀」>
① 半島統一後ポエニ戦争を行った(勝利した)こと…1 点
② ①の後、自作農は没落したこと…1 点
③
(没落した自作農は)無産市民となったこと…1 点
④
属州が拡大したこと…1 点
⑤
大土地経営のラティフンディアが普及したこと…1 点
⑥
⑤で戦争奴隷が働いたこと…1 点
⑦
有力者は閥族派と平民派にわかれて対立したこと…1 点
※「「内乱の 1 世紀」時代にローマ社会は混迷した」ことなども可
⑧
グラックス兄弟の改革は失敗したこと…1 点
⑨
マリウスの軍政改革で傭兵が用いられるようになったこと…1 点
⑩
同盟市戦争が起こったこと…1 点
⑪
⑩の後、イタリア半島のすべての自由人にローマ市民権が与えられたこと…1 点
⑫
三頭政治が行われたこと…1 点
⑬
⑫により元老院の権力は弱まったこと…1 点
<Ⅲ
元首政(プリンキパトゥス)と「ローマの平和(パクス=ロマーナ)」>
①
オクタウィアヌスは元首政(プリンキパトゥス)を開始したこと…1 点
②
①は実質的には帝政であった(共和政の形式は残した)こと…1 点
③
常備軍が用いられたこと…1 点
④
五賢帝の時代にかけては「ローマの平和(パクス=ロマーナ)」という時代であったこと…1 点
⑤
トラヤヌス帝の治世にローマ帝国の領土が最大になったこと…1 点
⑥
コロナトゥスが発達したこと…1 点
⑦
⑥で小作人であるコロヌスが働いたこと…1 点
⑧
アントニヌス勅令でローマ全土の自由人にローマ市民権が与えられたこと…1 点
⑨
軍人皇帝の時代になったこと…1 点
<Ⅳ
専制君主政(ドミナトゥス)>
①
ディオクレティアヌス帝が専制君主政(ドミナトゥス)を始めたこと…1 点
②
①の下では元老院は全く無力になったこと…1 点
※「共和政の伝統は消滅した」ことを述べても可
③
四帝分治制(テトラルキア)を始めたこと…1 点
④
帝国統治のため軍隊が強化されたということ…1 点
⑤
官僚を増やして都市の自治への介入を強めたこと…1 点
⑥
(コンスタンティヌス帝の時代に)コロヌスは土地に縛られたこと…1 点
⑦
テオドシウス帝が帝国を二分したこと…1 点
3/4
【論理構成点】
①
政体の変遷(貴族支配の共和政→平民の政治参加→有力者の対立→元首政→専制君主政)の流れが明記さ
れていること…R1 点
②
Ⅳ
土地制度や軍隊の変化が各時期で述べられていること…R1 点
A ロマノフ朝の歴史
B イギリスの議会制
C 1950 年代の世界 (配点
30 点)
A
ニコライ、ニコライ 1 世
a
(1)
雷帝
不可
可
イヴァン、イヴァン 3 世など
不可
(2)
ドイツ三十年戦争
可
(3)
サンクト(=)ペテルブルク
(7)
1856 年のパリ条約
(8)
アレクサンドル、アレクサンドル 1 世
可
可
不可
B
エドワード、エドワード 1 世など
b
(10)
ヘンリ、ヘンリ 1 世など
(12)
第 3 回統一法、礼拝統一法
不可
不可
可
(15)2 点満点
①
内閣が議会に対して責任を負うこと…1 点
②
内閣は議会の多数派が組織すること…1 点
③
ウォルポールが始めたこと…1 点
C
c
(18)
(25)
フルシチョフ第一書記
可
2 点満点
①
ギリシアとトルコへの援助を表明したこと…1 点
②
①はヨーロッパの共産化拡大を恐れたためであること…1 点
部分的核実験停止条約、PTBT
可
以上
4/4
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