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Future Architect Report 2015(PDF:1.74 MB)
FUTURE ARCHITECT REPORT 2015 フューチャーアーキテクト株式会社 TSE 1ST SECTION:4722 2015.01.01 - 2015.06.30 ごあいさつ 新たな経営体制のもと、 当社グループの企業価値向上とさらなる成長を目指します。 代 表 取 締 役会 長 CEO 代 表 取 締 役 社 長 COO 金丸恭文 東裕二 Yasufumi Kanemaru 株 主の皆 様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 東 裕二 略 歴 当 社 グル ープ で は 、近 年 に お いて 、ITシステムの 刷 新・統 合 に 係 る大 型 案 件 が 1980 年 6月 日本 エヌ・シー・アール 株 式 会 社 増 加 するとともに 、流 通 業 、サービス 業 及び 証 券・銀 行 業 の主 要 顧 客 から 継 続 的 に 受 注をいただき、プロジェクトの 規 模・数とも拡 大しております。また、当社グループの Yuji Higashi (現日本 NCR 株 式 会 社)入社 1988 年 6月 日本ディジタルイクイップメント株 式 会 社 (現日本ヒューレット・パッカード株 式 会 社)入社 ITの 知 見をECなどのウェブサービスとして提 供する、新 規の 事 業 分 野にも戦 略 的 20 02年 8月 日本 オラクル 株 式 会 社取 締 役専 務 執行役 員 に 取り組 んでおります 。 20 05 年 6月 同 社取 締 役 副 社 長 執行役 員 こうした事 業 の 進 捗 状 況を踏まえ 、より一 層の当 社グル ープの成 長と経 営 基 盤 の 20 09 年 4月 株 式 会 社ワイディシー 代 表 取 締 役 社 長 強化を図るため、2015 年7月1日付で代 表 取 締 役を1名増員し、代 表 取 締 役 会 長 及び 代 表 取 締 役 社 長 の2名 体 制といたしました 。 株 主 の 皆 様 に お か れ ましては 、今 後とも一 層 のご 支 援・ご 鞭 撻 を 賜りますよう 、 よろしくお 願 い申し上 げます 。 2015年9月 代 表取 締 役会長 CEO 金丸 恭文 代 表取 締 役 社長 COO 東 裕二 2010 年10月 当社 入社 執行役 員 2011年 3月 当社取 締 役 副 社長 2015年 7月 当社代 表 取 締 役 社長(現任) 当社グループの現況および今後の戦略について 2015年12月期第2四半期(累計)の事業概況 2015年12月期第2四半期のハイライト 01 連結売上高は 3年連続で 上期過去最高を 更新 02 連結利益も 上期過去最高を 更新 [連結]半期別業績推移 (単位:百万円) 売上高(左軸) 営業利益(右軸) 20,000 3,200 15,000 2,400 10,000 1,600 800 5,000 0 当第2四半 期(累 計)の連 結 業 績は、売 上高17,033百 万円(前年同 期 比 4.0%増)、 2013年 上半期 2013年 下半期 2014年 上半期 2014年 下半期 2015年 上半期 2013年 上半期 2013年 下半期 2014年 上半期 2014年 下半期 2015年 上半期 営 業 利益2,093百 万円(同11.6%増)、経常 利益2,102百 万円(同11.7%増)、四半 期 純 利益1,197百万円となり、連 結売 上高・連 結営業利益・連 結 経常利益について、第2 四半期(累計)としては3年連 続で過去最高を更 新しました。 当社において、製 造 業を中心にITシステムの刷 新・統 合に係る大 型 案件 の売 上が 拡 大するとともに、流 通 業、サービス業 及び 証 券・銀 行業の主要 顧 客についても継 続 的に案件を受 注したことにより売 上高が増加したことやeSPORTSも順調に推移した こと等により連 結売上高は増収となりました。 また、科 学 的なプロジェクト運営手法 の 全社 展開を進めたことによりプロジェクト の利益率が向上したことが、連 結営業利益の増加に貢献しました。 12,000 受注高 受 注 残高 8,000 4,000 0 0 今後の成長に向けて [連結]2015年第2四半期実績(累計) 当社グループは、既存の大 規模システムを科 学的に分析する手法(Future Formul a)を用いて刷 新・再 構 築し、同時に自社 製コンポーネントを基に単品ごとの売 上・損 2015年第2四半期実績 益情 報などのリアルタイムな処 理を可能にするITシステムの提 供を行ってまいりまし 売上高 た。ブラックボックス化した旧来のITシステムの統 合や刷 新を進め、グループ内の経 営情 報の集 約による迅 速な 意 思 決 定を必 要とする企 業からこの実 績が評 価され、多 また 、パッ ケ ー ジ&サ ービ ス 事 業 に おきまして は 、自 社 製 品 を 強 化 することで 35,250百万円 営業利益 営業利益率 2,093百万円 12.3% 4,800百万円 13.6% 経常利益 経常利益率 2,102百万円 12.3% 4,830百万円 13.7% 当期純利益 当期純利益率 1,197百万円 2,770百万円 くの引き合いをいただいており、当上半 期には複 数の新規 顧客のプロジェクトが開始 されております。 17,033百万円 2015年通期計画 7.0% 7.9% 顧客基盤のさらなる拡大を進め、ニューメディア&ウェブサービス事業におきましては、 当社のITに関する知見等を活用し、本 格的なウェブサービスの提 供に取り組んでまい ります。 株主還元策 (単位:円) 当社は、技 術 優 位 性を確 保するための 研 究 開 発 活 動、人 財の 確 保・育成、プロ ジェクトマネジメント強化 施 策の実 施、及びM&Aやアライアンス強化などを目的 (予定) 10 中間配当 期末配当 とした投 資 に 必 要 な内 部留保 資 金を確 保したうえで、期 間 損 益、キャッシュ・フ 創業25周年 記念配当 ローの状 況とのバランスや自己 株 式の買付状 況等も総合的に勘案して、個 別業 績 における配当性向30%以 上を目安に剰 余 金の配当を実 施しております。2015年 12月期の中間配当金については、2015年7月開催の取 締 役会において、1株当た り9.5円をお支払いすることを決議いたしました。 0 2013 2014 2015 * 当 社 は 、2 013 年 7月1日を 効 力 発 生日として1:10 0 の 株 式 分 割 を行 っております 。上 記 で は 、当 該 株 式 分 割 に伴う影 響を 加 味し、遡 及 修 正を行 った 場 合 の 配 当 金 額 の 推 移 を 表 記しております。 FutureTopics -フューチャートピックス- 今期の取り組みについてご紹介します 4月 フューチャーアーキテクト サッポロホールディングス傘下の事業 会社に「Oracle Siebel CRM」を導入 3月 フューチャーアーキテクト 「SKYBANK」個人向け営業支援サービスの機能拡張 詳細は 詳細は P07 詳細は P05 6月 P08 JUNE 5月 3月 フューチャーアーキテクト 全日本食品株式会社のビジネスの成長を具現化する 高性能IT基盤を構築 詳細は 4月 フューチャーアーキテクト 群馬銀 行の次 期融 資 支 援 システムの開発を開始 MAY 4月 P06 APRIL 3月 MARCH 2 月 FEBRUARY 1月 3月 フューチャーアーキテクト 楽 天 証 券 の 株 式トレ ードツール 「 i S P E E D 」に 株 価 アラート 通 知 機能を追 加 詳細は JANUARY 3月 フューチャーアーキテクト ダンロップスポーツの国内主要 拠 点に 「JD Edwards EnterpriseOne」を導入 詳細は P05 5月 詳細は P07 3月 フューチャーアーキテクト 長野銀 行向け渉外業務タブレット システムを構築・導入 詳細は フューチャーアーキテクト システム解析・刷新ソリュー ション「Future Formula」の 提供を4月より開始 P06 P08 5月 フューチャーアーキテクト ローソンシステムラボ 構 築 の取り組みについて 詳細は P08 FutureTopics -フューチャートピックス- 「SKYBANK」個人向け営業支援サービスの機能拡張 SKYBANKは金融機関向けの戦略業務系クラウドサービスで、コア業務を支える 機 能を統 合 的に提 供しています。2012年 4月から開 始した中期 経営 計 画の重 要 ポイントとして営業力の抜本的強化に取り組むトマト銀行は、2013年にSKYBANKの 預り資産商品販売事務 「営業 支 援」、 「 格付・自己査 定」、 「 償却引当」サービスを先行して導入し、法 人向け 営業業務の改革を推進してきました。現在、新たな課題として個人(リテール)分野の センターカット約定 SKYBANK 投信業務システム 推進強化・業務改善に取り組んでおり、今回新たにSKYBANKの「預り資産販売事務 支援」サービスの導入を決定しました。 システム導入による業務改善の結果として、預り資 産 販 売事 務が46%負担軽 減 されることが見込まれ、その結果として営業活動時間の増加につながり、販売金額の 増加、それに伴う手数料収入の増加が見込まれます。 ダンロップスポーツ様の国内主要拠点に「JD Edwards E1」を導入 ダンロップスポーツはゴルフ用品とテニス用品の製造・販売で高い国内シェアを 誇る一方で、国内市場の状況は年々厳しくなっており、引き続きリーディングカンパニー としての地位を堅持するためにも、業務改革や販売強化などに取り組み、経営基盤を グローバルERPパッケージによる SCM&会計業務の情報一元化 足か せとなっていたこれまでのメインフレーム中心のI T 基 盤から、E R Pパッケージ 「JD Edwards EnterpriseOne」を適用した新しい業務(受注・購買・在庫・会計) 中心のI T 基 盤に刷 新することを決 定し、業 務 改 革の実 現に向けてプロジェクトを 推進してきました。 フューチャーは、 ファクトベースでの科学的なアプローチ手法、周辺システム連携を 簡 素 化するコンポーネント技 術 、経 験と実 績に基づいた当社コンサルタントのノウ ハウを駆使し、新基幹系システムを短期間かつ最適なコストで稼働させました。 業務標準化と業務統制の実現 関連システムとの 柔軟性あるシステム連携提供 業 受 買 在庫 原価 当 ・引 注 ダンロップスポーツとそのIT戦略パートナーであるフューチャーは、業務改革推進の 調達・ 購 より強化する必要がありました。 会計 務 統制 ・ ワ ー クフ ロー システム 連 携 FUTUREコンポーネントと グローバルERPを融合 全日本食品株式会社様のビジネスの成長を具現化する高性能IT基盤を構築 全 国 約 1 , 8 0 0 店 余の加 盟 店による食 品ボランタリーチェーンを展 開する全日食は、 2014年からの中長期的成長戦略「第10次5か年計画」 に取り組んでいます。 フューチャーは、 売上・データ量推移 全日食の経 営 計 画の推 進と持 続 的なビジネスの成 長を支 援すべく、提 携チェーン数の 構成とし、 また、最新のフラッシュストレージを採用し処理スピードを従来の4倍に高速化 させたことで、業務担当者がシステムに費やす時間を大幅に削減しています。 また、新IT 基 盤は旧I T 基 盤に比べて高いサービスレベルを維 持するのはもちろんのこと、さらに 運用面を考慮したソフトウェアの採用をしながらもシステムのトータルコストは更改前の 70%にまで低減されました。 12 データ量が年々増加 1,000 9 900 6 800 3 データ量 ︵億件︶ 新たなI T 基 盤には汎 用的なストレージサーバを採 用、拡 張 性に優れたハードウェア 全日食売上 ︵億円︶ 増加や様々なビジネス環境の変化に柔軟に対応できるIT基盤を構築しました。 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 長野銀行様向け渉外業務タブレットシステムを構築・導入 地 域 密 着 型 金 融 機 関としてお客 様の満 足 度 向 上を目指す長 野 銀 行は、これまでも 業務改革を進め効果を出してきましたが、今回、渉外活動現場の強化・効率化をより一層 促 進 するた め に 、渉 外 業 務 向 けのタブレットシステム「 N - T A B ( N a g a n o B a n k Total Assist Book)」を開発・導入するに至りました。 ー 店内外一体のリアルタイムシステム 「 N - T A B 」は、渉 外 現 場でのタイムリーな情 報 把 握を可 能にし、お客 様への最 適な ー 現場重視の直観的ユーザーインターフェイス 提案につながる新たな「気づき」を生み出し、営業活動がこれまで以上に効率的で的確な ものになります。 フューチャーは、現行営業支援システムのビジネスロジック・データベース等の資産を 有 効 活 用することで、短 期 間かつ低コストで「 N - T A B 」の開 発・導 入を進めています。 今 後も、 「 N - T A B 」を武 器に営 業 力強 化とブランド力向 上を図る長 野 銀 行のI T 戦 略 パートナーとして、より強固に業務効果の最大化を継続してサポートしていきます。 ー 数字は見やすいグラフィカル表示を重視 ー モバイルプリンターによる預り書発行による 確実な証憑管理 FutureTopics -フューチャートピックス- 楽天証券様向け 株 価アラート通知機能を追 加 ネット証券最 大手の楽 天証券は「iSPEED(アイスピード)」を通じてウェブと連動 した登録 銘 柄情 報や、リアルタイム株 価、チャート、板情 報など膨大な量の情 報を ユーザに提 供し、スピーディな 投 資 活 動をサポートしています。今 回、楽 天 証 券は 顧客満足度の更なる向上を目的にユーザにプッシュ型で通知できるアラート機能を 通知サービスシステム Pushサービス Device 追加することを決定し、2015年1月のサービス提供開始に向けて開発プロジェクトを 推進してきました。 Trigger 刻々と変化する株 価 情 報をはじめ、ニュースなどの各種情 報を全ユーザに遅 滞 なくリアルタイム配 信 する情 報 配 信システムには、非 常に厳しい 要 件が 課 せられ ましたが、フューチャーは要件を満たすのはもちろんのこと、急激なビジネス環境の 変化、株価の変動、増減するデータ量に対応するIT基盤を実現するために柔軟かつ 素早いリソース調 達と増 減 設を容 易とする情 報 配 信システムを構 築し、他の証 券 会社に追随させないリアルタイム配信に特化した本システムは、本番稼働後、現在に 至るまで安定稼働を維持しています。 サッポロHD様傘下の事業会社に「Oracle Siebel CRM」を導入 傘下の事業会社において、国内酒類事業、国際事業、食品・飲料事業、外食事業、 不動産事業を展開するサッポロホールディングスは、今日の多様化する市場のニーズや 急速な環境変化に対応するために、営業力強化とグループシナジーの最大化を目的 国内酒類 小売営業 として、国内酒類事業、食品・飲料事業の営業支援システムの刷新を決定しました。 フューチャーは、サッポログループのIT戦略を担うサッポログループマネジメントと 協力しながら、各事業部門や営業チャネルごとに分散していた個別システムを再編し、 情報の一元管理、 さらには全社レベルでの情報共有を実現し、効果的な営業活動を 食品・飲料 小売営業 案件管理 営業支援 国内酒類 飲食店営業 活動実績 CRMパッケージ「Oracle Siebel CRM」を基盤とした最新の業務モデルへの変革を 行いました。新営業支援システムは、制度・業務プロセスの効率化、顧客情報と営業 新顧客情報データベース 国内酒類 洋酒営業 顧 客 自販機 ロケーション 経費 食品・飲料 自販機営業 自販機売上 Siebel CRM 法人営業 支援し、 また、 システムの集約によるコスト合理化等、守りのメリットの創出だけでなく、 ビジネスの成長をITで加速させる攻めのメリットも創出しました。 担当製品・担当チャネル・担当地域を超えた顧客中心の情報共有と営業活動を支援 群馬銀行様の次 期融資支援システムの開発を開始 「地域社会の発展を常に考え行動すること」 を企業理念に地域に根差した金融サービスを展開する群馬銀行は、 平成25年度から27年度にかけての中期経営計画『V-プラン』において 「価値提案銀行への進化」 を掲げ、法人向 法 人 向 け コン サル ティン グ 機 能 と 個 人 向 け マー ケ ティン グとダイレ クトバ ンキン グの 拡 充 けコンサルティング機能の強化および個人向けマーケティングとダイレクトバンキングの拡充に取り組んでいます。 渉 外活動 今回、業務の徹底的な効率化と、顧客の真のニーズや課題を的確にとらえたコンサルティング力のある提案を実現 推進先 選定 すべく、戦略的な次期融資支援システムを開発して業務とシステムの一体的な改革を推進するに至りました。 フューチャーは群馬銀行のIT戦略パートナーとして、 これまでに培った業務改革のノウハウをもとに、次期融資 訪問 計画 営業情報基 盤 支援システムの構想策定段階より本プロジェクトを支援し、平成29年のシステム本稼働に向けて、引き続き群馬 融資事 務 事業性 個人 ローン 申込 受付 審査 回覧 事後 管理 契約 実行 悪化 事象 管理 モニタ リング 顧客情報 仕入 販 売 先 株主 保 有資産 取引振り 財務 役員 保証 人 負債 取引履 歴 実 行 情報 自動連 携 勘定系システム 銀行を強力にサポートしていきます。 ローソン様 次世代システムラボ構築の取り組み 当社は、 ローソン様と共同で有限責任事業組合「ローソンシステムラボ」 を設立し、2015年5月より次世代 のローソンのITシステムに関わる企画・検討を開始しました。 24 HOURS ローソンシステムラボは、 「変化に強い仕組みの実現」、 「コストパフォーマンスの最適化」、 「全体デザインを踏まえた 業務とシステムの具現化」を取り組みのポイントとして、次世代のローソンのシステムをデザインし、設計から構築、 24 HOURS 運用までの全プロセスを統制することで、ローソンの競争優位性を高め未来価値を向上させることを目的としています。 同時に、 フューチャーはローソンとのシステムの共同開発や人財交流を通じて、次世代システムの運用を 24 フランチャイズ本部 HOURS 担う人財の育成も図っていきます。 全国12,000店舗 システム解析・刷新ソリューション「Future Formula」の提供を開始 大規模レガシーシステムは、経営統合効果の早期実現、新製品や新サービスの提供、 ビッグデータの高度分析 など、経営戦略の実行への阻害要因となっています。 背景には、全体設計とその詳細を把握する技術者が不在で、設計資料に重要な仕様が記載されないまま、システムが 地層化、ブラックボックス化してしまっているという問題があります。その結果、既存機能の改修や拡張、 また新機能の追加 開発に大きな支障をきたし、 さらにはその品質保証や維持管理コストの肥大化という深刻な経営課題になっています。 フューチャーは創業以来、巨大レガシーシステムの解析から刷新という困難なプロジェクトに真摯に挑戦し続け、 実績を積み重ねてきました。 その過程で培われたノウハウをコンピュータサイエンスに基づいた科学的なソリュー ションとして体系的に整備し、今回新たに実践的なサービス 「Future Formula」 として提供を始めました。 外部 接続先 利用者 業 務 A 業 務 B 業 務 C UI 業 務 D,E,F,G 外部 IF ビジネスロジック(計算式) DFD ERD フューチャーの業 績・財 務 状 況 連結貸借対照表 ● ● 連結損益計算書 -決算のポイント- -決算のポイント- 総資産は受取手形及び売掛金等の減少等により、前期末より411百万円減少 ● フューチャーの増収やマイクロCADの 連 結 寄 与 等により増収 純資産は利益剰余金の増加等により、前期末より760百万円増加 ● 増収に加えフューチャーインスペースなどの利益 率向上により増 益 ● 売 上高・営 業 利益・経常 利益が上 期 過去 最 高を更 新 [単位:百万円] [単位:百万円] 前連結会計年度末 当第2四半期連結会計期間末 16,662 5,040 5,800 1,426 14,475 21,702 16,025 5,265 4,620 1,435 15,235 21,291 2 014 年12 月31日現 在 流動資産 固定資産 流動負債 固定負債 純資産 総資産 固定資産 5,040 2014期末 自己資本比率 65.8% 17,033 6,382 4,288 2,093 2,102 1,197 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 経常利益 四半期純利益 総資産 21,291 流動負債 4,620 営業利益の増減要因 ITコンサル ティング 事業の 営業利益の増加 自2 015 年 1月 1日 至 2 015 年 6月3 0日 増加要因 パッケージ& サービス事業の 営業利益の増加 ニューメディア& ウェブサービス事業の 営業利益の減少 減少要因 [単位:百万円] 企業活性化事業の 営業利益の増加 固定負債 1,435 固定負債 1,426 純資産 14,475 16,372 5,628 3,752 1,875 1,882 1,031 自2 014 年 1月 1日 至 2 014 年 6月3 0日 売上高 [単位:百万円] 流動負債 5,800 流動資産 16,662 当第2四半期連結累計期間 2 015 年 6月3 0日現 在 総資産 の 推 移 総資産 21,702 前第2四半期連結累計期間 2,093 流動資産 16,025 純資産 15,235 固定資産 5,265 「調整額 」の 前年同期との差 額 1,875 17 △29 9 10 209 自己資本比率 70.7% 2015第2四半期末 ※グラフを見やすくするため、数値と高さは比例していません。 2014第2四半期(累計) 2015第2四半期(累計) ※グラフを見やすくするため、数値と高さは比例していません。 連結キャッシュ・フロー計算書 ● -決算のポイント- 営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額の増加等により、 1,038百万円の収入 ● 証券の取得等により、462百万円の支出 [単位:百万円] 前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間 自2 014 年 1月 1日 至 2 014 年 6月3 0日 営業活動によるキャッシュ・フロー 1,184 投資活動によるキャッシュ・フロー △196 △362 37 662 6,892 7,555 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増加額又は減少額(△) 現金及び現金同等物の期首残高 現金及び現金同等物の四半期末残高 自2 015 年 1月 1日 至 2 015 年 6月3 0日 1,038 △462 △438 △68 69 8,614 8,683 キャッシュ・フローの推移 1,038 総資産経常利益率(ROA) ※ 当社(連結) 当社(連結) % 20 % 25 16 20 12 15 8 10 4 5 0 2013/12 2014/12 2015/6 売上高営業利益率 当社(連結) 0 2013/12 2014/12 2015/6 自己資本比率 東証一部平均 当社(連結) ※※ % 20 % 80 15 60 10 40 5 20 東証一部平均※※ [単位:百万円] △462 △438 8,683 営業キャッシュ・フロー 投資キャッシュ・フロー 財務キャッシュ・フロー 2014 自己資本当期純利益率(ROE) ※ 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得や投資有価 8,614 フューチャーの投資指標 2015第2四半期(累計) ※現金及び現金同等物に係る換算差額については記載を省略しています。それにより生じるグラフの誤差については調整しています。 0 2013/12 2014/12 2015/6 0 2013/12 2014/12 2015/6 ※自己資 本当期 純 利 益 率・総 資 産 経 常 利 益 率の2 0 1 5 年 6 月の数 値は年 率 換 算しております。 ※※2 0 1 3 年 3 月期 、2 0 1 4 年 3 月期 、2 0 1 5 年 3 月期 決 算 短 信( 非 連 結を含む)を発 表した東 証 一 部 上 場 会 社のうち、 変 則 決 算 会 社・各 期における新 規 上 場 会 社・金 融 業に係る集 計 対 象 会 社を除いた会 社の平 均 値 。 (出典:東 京 証 券 取引所 統 計 資 料 ) フューチャーのセグメント別業 績・戦 略 ■ 2015 上半期レビュー ITコンサルティング事業 セグメント別売上高構成比 2015年第2四半期(累計) ・製造業を中心にITシステムの刷新・統合に係る大型 案件の売上が拡大するとともに、流通業、サービス業 及び証券・銀 行業の主要顧客についても継 続 的に 案件を受注 ・プロジェクト進捗のモニタリングと成果物の品質チ ェックを自動化するプロジェクト運営手法(fraqta) の 全 社 展 開を 進 めたことにより 、プロジェクトの 利益率が向上 ・東南アジアのビジネスはマレーシア子会社が好調に 推移し、 東南アジア子会社合計での黒字化を達成 企業活 性化事業 13.1% ニューメディア& ウェブサービス事業 14.1% パッケージ&サービス事業 12.2% ITコンサルティング事業 60.6% 注)セグメント間取引は 含んでいません パッケージ&サービス事業 ITコンサルティング事業(単体)における 業種別売上高構成比 ITコンサルティング事業(単体)における プロジェクト(アカウント)規模別売上高構成比の推移 10億円超 2015年第2四半期(累計) 21.3% 流通業 (コンビニエンスストア・ スーパーマーケット・総合通販など) 23.1% サービス業 (総合物流・教育サービスなど) 30.8% 製造業 (食品製造・住宅設備メーカーなど) 5億円超∼10億円以下 1億円超∼5億円以下 1億円以下 金融業 (銀行・外国為替取引業・ 証券会社など) ニューメディア&ウェブサービス事業 30.0% 33.5% 9.9% 24.8% ・FutureOneは複数の中型案件が順調にカットオーバー したことにより、売上高が増加 ・マイクロCADは自社製の総合知的財産管理システムの 好調な販売により、売上高・営業利益とも目標を上回って 堅調に推移 35.2% 46.7% 8.8% 26.1% 43.2% 22.7% 13.4% 2013年 第2四半期(累計) ・eSPORTSはスポーツ・アウトドア・フィットネス用品の ネット販売の好調とプライベートブランド商品の売上 増加により、売上高・営業利益とも順調に推移 ・東京カレンダーは新Webサービス・サイトリニューアルを 実施し、ユーザー数やページビューが順調に増加 12.0% 2014年 第2四半期 (累計) 18.4% 2015年 第2四半期 (累計) 企業活性化事業 ・ITを利活用して商品毎の売上や在庫量のデータを商 品仕入れに反映させることにより粗利率が改善し、 在庫金額も減少 ■ 2015 上半期実績 1,714 1,924 2,023 2,095 2014 2Q 160 2015 2Q 177 2015 2Q 2,243 2015 2Q 3 2014 2Q 2015 2Q 2014 2Q : [単位 百万円] 12 今後の見通し 2,249 2014 2Q 営業利益 売上高 2015 2Q 今後の見通し : △49 [単位 百万円] △20 2014 2Q して継続的な受注につなげます。また、SKYBANKの実績を積み上げるとともに、 個人向けサービス機能やモバイル機能を追加し、顧客サービスの充実を図ります。 保守運用サービスについては、当社とフューチャーインスペースとの連携により、 顧 客 に とって 最 適 な 体 制 を 提 供 するととも に 、クラウドサ ービ ス の 利 用 も F u t u r e O n e に お いては 、自 社パッケージ・ソフトウェアの 製 品 力 強 化や 一 層 のプロダクト品 質の向 上により顧 客 の 満 足 度を高めると同 時 に、顧 客 に 最 適な環 境であれば他 社 製のERPやEC関連ソリューション等の導入も行い、 売 上 高・利 益 の 拡 大を目 指します 。 マイクロCA Dは、自社 製 の 総 合 知 的 財産 管 理システムの 機 能 強 化に努める とともに、当社と連 携し顧 客 基 盤 の更なる拡 大を進 めます。 2015 2Q 営業損失 売上高 2,394 1,967 2014 2Q [単位 百万円] : 2014 2Q 受注したプロジェクトを確実に遂行し、システム稼働後も顧客との関係を密に 含めた最 適なITインフラの提 供を行ってまいります。 今後の見通し 2015 2Q 営業利益 売上高 2014 2Q [単位 百万円] : 今後の見通し 10,321 営業利益 売上高 10,139 eSPORTSはスポーツ・アウトドア及びフィットネス商品の戦 略的な仕 入れと PB商品への取り組みを拡大するとともに、ユーザーサービスの改善により売上高・ 利益の拡 大を図り、また、ECにとどまらず「健 康」を軸としたウェブサービスを 提 供することでさらなる成長を目指します。 東 京カレンダーは、質の高いレストランやグルメ情 報を提 供するサイトとして 他のサイトとは異なる魅力を提供し、アクセスするユーザーの拡大を図りながら、 レストラン予約、広告、EC等による収 入の拡 大に努めます。 魚 栄 商 店にお いては 、ITシステムの 利 活 用により 、商 品 毎 の 売 上 高 や 在 庫 データの詳 細な分析を行い、在 庫の削 減を進 めています。こうした取り組みを 継続するとともに、効率的な仕入れを行うことで廃棄ロスや値引販売を最小限に することにより、利益 率の向上を図ります。 2015 2Q *2015年第1四半 期より事業区 分を一 部 変 更したため、2014 年第2四半 期の売 上高、営業利益は、旧事業区 分の実 績を新事業区 分に組み替えた参 考値です。 会社概要(2015年6月30日現在) 主要な連結子会社の状況(2015年6月30日現在) フューチャーアーキテクト株 式会社 ■ North Consulting Group Pte. Ltd. ■ 英 文 社 名 Future Architect,Inc. ■ Brightree Solutions Sdn Bhd. 設 立 1989年11月28日 資 14億21百万円 ■ North Consulting Group (Thailand) CO.,LTD. ■ ライフサイエンス コンピューティング株式会社 会 社 本 名 金 従 業 員 数 1,650名(連 結) 株式会社マイクロ・シー・エー・デー ■ 株式会社eSPORTS ■ フューチャーインスペース株式会社 ■ 東京カレンダー株式会社 ■ FutureOne株式会社 ■ 株式会社魚栄商店 ■ フューチャーインベストメント株式会社 他8社 役 員(2015年7月1日現在) 主な事業所(2015年6月30日現在) 代表取締役会長 CEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー) 金丸 代表取締役社長 COO(チーフ・オペレーティング・オフィサー) 東 恭文 本 社 裕 二 取締役副社長 CTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)兼 CSO(チーフ・セキュリティー・オフィサー) 石橋 国人 取締役 フューチャー経済・金融研究所所長 原田 靖博 取締役(社外取締役) 川 本 明 常勤監査役(社外監査役) 牧 保 監査役(社外監査役) 三田村 典 昭 監査役(社外監査役) 渡邉 光誠 〒141-0032 東 京都品川区 大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー TEL : 03-5740-5721 FA X : 03-5740-5820 大崎ウエストオフィス 東 京都品川区 ThinkParkオフィス 東 京都品川区 大崎ウィズタワーオフィス 東 京都品川区 大 阪 オ フ ィ ス 大阪市中央区 鹿 児 島 オ フィス 鹿児島市与 次 郎 株式の状況(2015年6月30日現在) 株主メモ 発行可能株式総数 189,376,000株 決 算 期 12月31日 発行済株式の総数 47,664,000株 定時株主総会 3月 株 7,025名 主 数 大株主 配当金受領 株主確定日 株主名簿管理人・特別口座管理機関 株 主名 所有株式数(千株) 持株比率(%) 11,952 25.08 金 丸 恭 文 7,123 14.95 フューチャーアーキテクト(株) 2,958 6.21 SGホールディングス(株) 2,000 4.20 日本トラスティ・サービス信託銀行(株)[信託口] 1,696 3.56 NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE-HCR00 1,438 3.02 957 2.01 (有)キー・ウェストネットワーク (有)クロスシティ CBNY-GOVERNMENT OF NORWAY 690 1.45 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505224 657 1.38 619 1.30 (有)バニヤンブルー (連絡先・照 会先) 公 告 掲載URL 12月31日 中間配当を行う場合は6月30日 三 菱UFJ信 託 銀 行 株 式会社 〒137-8081 東 京都江 東区 東 砂 七丁目10番11号 三菱UFJ信 託 銀 行株 式会社 証券 代行 部 フリーダイヤル: (0120)232-711 ホームペ ージ: http://www.tr.mufg.jp/daikou/ http://www.future.co.jp/ir/notice/index.html ただし、やむを得ない事由により電子公告を行うことができない場合 には、日本経済新聞に公告いたします。 株式の所在地 別状況 北 海 道 0.32% 株式の所有者別状況 東北 地方 0.34% ● ● ● ● ● 個人・その他 20,455 千株 42.92% その他国内法人 15,729 千株 33.00% 外国人 7,084 千株 14.86% 金融機関 3,852 千株 8.08% 金融商品取引業者 541 千株 1.14% 中部地方 1.65% 中国地方 1.60% 九州地方 3.64% 関東地方 69.97% 近畿地方 7.33% 四国地方 0.37% その他(外国)14.78% ○ ご注意 ○ 1.株券電子化に伴い、株主様の住所変更、買取請求その他各種お手続きにつきましては、原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等) で承ることとなっております。 口座を開設されている証券会社等にお問合せください。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱いできませんのでご注意ください。 2.特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、三菱UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、 上記特別口座管理機関(三菱UFJ信託銀行)にお問合せください。なお、三菱UFJ信託銀行全国各支店にてもお取り次ぎいたします。 3.未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいたします。 注 意事 項 本レポートには、現 時点における情 報に 基づいた将 来にかかわる予測が 含まれております 。それらは 今 後 の日 本 経 済 や I T サ ービス 業 界 の 動 向 などにより、変 動 する可 能 性 がございます。従って、当社 が その 確 実 性を 保 証または 約束するものではないことも予めご承 知おきください。 FUTURE ARCHITECT REPORT 2015 フューチャーアーキテクト株式会社 本社 〒141-0032 東京都品川区大崎1-2-2 TEL : 03-5740-5721 FAX : 03-5740-5820 http://www.future.co.jp/