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江東区臨海エリア南部における観光回遊エリア創造

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江東区臨海エリア南部における観光回遊エリア創造
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江東区臨海エリア南部における観光回遊エリア創造プロジェクト
∼KOTO-NAIKAIプロジェクト∼
企画提案者 :(一社)江東区観光協会
自 治 体 : 江東区
事業実施者 :(株)アール・ピー・アイ
対象地域 : 臨海エリア
現状・課題
成 果
江東区臨海エリアには、多様な地域資源が点在し、今後も増加することが予想されるが、これらを組み
❶湾岸エリアに立地する事業者間の協力関係の醸成
合わせた魅力ある観光プログラムと、これらをつなぐ関係主体の連帯が不足しており、ひとつのエリアとし
これまで一般客の受入を実施していない施設もあったが、
「江東湾岸 MY 博覧会」として、湾岸エリアに
て観光の潜在的な力を発揮するに至っていないのが現状である。
立地する各施設が横並びで事業に取り組むことで、地域の事業者の連携を促すきっかけを提供し、本研
そこで、当該エリアに潜在している観光魅力に着目し、一体的な観光回遊エリアとして訴求していくため、
究会の必要性を理解し維持を求める気運が高まるなど、協力関係を醸成できた。
地域資源の掘り起こしと回遊性を高める取組を行う。また、本取組を通して、沿岸エリアに点在する関係
また、今回協力関係を結んだこと自体が大きな実績となった。
主体間の協力関係を醸成し、次年度以降継続的に実施していくための下地を整備する。
❷地域資源のポテンシャルの再認識と江東湾岸 MY 博覧会の発展性の把握
イベント参加者にとって「新たな地域資源の発見」として受け止められた施設が多い。地域にとっての当
実施内容
たり前が、観光資源としてポテンシャルを有していることが把握できた。
❶地域資源リスト作成
臨海エリアに分布する資源の洗い出しとその内容を把握するため、インターネットにより提供されている
各施設の情報や現地調査を行い、地域資源のリストを作成。また、有識者を交えた現地調査を実施し、
それぞれの専門的な視点から、資源等臨海エリア全体に対する評価を得た。
◇文献等による資源調査と現地踏査
◇専門家を交えた現地調査会の実施
「江東湾岸 MY 博覧会」と称したイベントを企画。各プログラムをモニターツアーとして実施した。
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❶プログラムにおけるストーリーの必要性
コンテンツ(地域資源)が有効に提供できると理解した次の段階においては、地域の在り様を示すコンテ
クスト(文脈)の理解と考察がさらに必要となってくる。商品造成に際し、参加者がプログラムの内容を
理解し、なおかつ参加動機となるような、ストーリー作りが必要である。
❷開催時期の検討
❷イベント実施
No.
課 題
プログラム名
1
圧巻のスケール!
巨大構造物鑑賞&撮影ツアー
2
学生がご案内!
武蔵野大学有明キャンパス周辺ウォーク
3
東京港の達人がご案内!
東京みなと館見学と港湾インフラ鑑賞
4
木材市場に特別入場!
木の街・新木場体感ウォーク
5
若洲内部へ潜入!
物流施設特別見学と周辺探検
6
造成の現場を特別見学!
海の森公園予定地見学ウォーク
7
夢の島熱帯植物館ガイドツアー
8
特別公開!
ゆりかもめ新交通車両基地見学ツアー
9
特別公開!国際展示場駅見学ツアー
10
産業技術の研究拠点へ潜入!
都産技研究本部施設見学ツアー
11
湾岸エリアの今を切り撮る!
フォトロケーションコンテスト
12
湾岸エリアをめぐる!
GPS スタンプラリー
13
湾岸エリアを一筆書き!
無料周遊バス運行
イベントの開催は、休日を中心とすることが集客確保を見込める。湾岸エリア内の施設は、平日のみの営
業も少なくなく、実施日について検討が必要である。
今後の展開
❶地域のコンテクストの理解の醸成
地域をさらに堀り込んで理解する機会の創出が必要である。ワークショップや現地調査なども念頭に、学
びと研究を進める必要がある。
❷湾岸エリアの活性化に向けロードマップの作成が必要
地域の活性化において、単年度事業に終始しない継続的な事業推進に向け、段階的な整備を行うため
のロードマップの作成が必要である。
❸湾岸エリアの周知を促す PR 機会の創出
湾岸エリア内の施設において、展示施設を有する場合は、それぞれで PR を実施している状況がみられる。
共同での PR を積極的に行うことは、高い費用対効果を生むものと考える。
❹湾岸エリア観光開発研究会の継続実施
湾岸エリアを対象とした地域振興に係る連絡協議会は引き続き実施する必要がある。地域内各施設にお
いても、当事者としての参画を促し、連携強化を図る必要がある。
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