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ブリュッセル現地レポート 12月19日(土) 曇り時々小雨 日中の気温約10

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ブリュッセル現地レポート 12月19日(土) 曇り時々小雨 日中の気温約10
ブリュッセル現地レポート
12月19日(土) 曇り時々小雨
日中の気温約10℃
本日も朝から変わった様子は感じられず、土曜日ということもあり、市内中心部は多くの
観光客や買い物客で賑わっていました。
ブリュッセルといえば19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した、草花
や幾何学模様をあしらった曲線と直線を装飾として用いた造形様式「アール・ヌーヴォー」
建築の宝庫ということもあり、本日はその代表ともいえるスポットを散策しながら見学
することにしました。
昨日は徒歩移動がメインだったため、本日は移動に地下鉄とトラムを利用する事にしまし
た。ブリュッセルの公共交通機関はトラム・プレメトロ・メトロ・バスの4種類があり、
グランプラス近くのインフォメーションセンターで詳しい路線図がもらえます。
切符は全て共通で1回券は€2.10 1時間以内ならどれにも何回でも乗り換えできます。
その他1日券・5回券・10回券などもあります。
路線図の書かれたMAP
地下鉄のホーム
駅構内にある券売機
近代的車両のトラム
刻印を押す検札機
まず最初に訪ねたのが楽器博物館。元々国王の所蔵品を保管していた建物をサントノワが
改築。バイオリン・ピアノなど西洋楽器の他、世界各地の楽器を収集している博物館です。
外観のアール・ヌーヴォー建築が見事です。音楽好きの私としてはどれも興味を惹かれる
展示物ばかりでした。オーディオガイドもありますが、日本語がないのが残念。
近くのグラン・サブロン広場では土日の週末にのみの骨董市が開かれていました。
その後、1847年に完成したヨーロッパで最も古いアール・ヌーヴォー建築のショッピ
ングアーケード、ギャルリー・サンチュベールへ。老舗カフェや有名ショコラティエが軒
を連ねます。
チョコレートは量り売りで購入できる
カフェでくつろぐ人達
次は、アール・ヌーヴォーの巨匠といわれるヴィクトル・オルタ氏が設計したベルギー漫
画センターへ。
ベルギーでも漫画は人気らしく、日本でも有名なタンタンなどのオブジェがところどころ
に配置されていました。あまり日本人観光客向けではない感じですが、アール・ヌーヴォ
ー建築に興味のある方は是非。
続いて、1895年創業の5つ星老舗ホテル「メトロポール」へ。開放感のある高い天井と
美しいステンドグラスやアールヌーヴォー調の家具など豪華な内装です。宿泊しなくても
併設されているカフェのみの利用も可能です。会議やパーティーも多く開かれるようで、
ホテル前には兵士が巡回していました。
歩き疲れた際におすすめしたいのが、アールヌーヴォー建築が楽しめるカフェ「ファルス
タッフ」と「ル・シリオ」です。2軒とも室内装飾が大変美しいと定評があります。今日
はファルスタッフに行きました。
店内は扉、天井、壁、調度品に至るまで精巧かつ絢爛豪華な造りになっており、どこか
ノスタルジックな気分を味わえます。
夜は再びグランプラス周辺を散策いたしました。
さすがは土曜日ですれ違うのも苦労するほどの人だかりでした。
テロの不安や脅威などはほとんど感じられません。
観光客は本日も日本人はあまり見かけませんでしたが、ヨーロッパ・アジアの人を中心に
多数訪れていました。
ただ、やはり気をつけたいのがスリなどの軽犯罪。ベルギーは移民を多数受け入れている
国のため、街ですれ違う人々も本当に多種多様といった感じです。以前、添乗員として来
た時もお客様がスリの被害に遭われたことがありました。人が込み合う時間帯や場所では
充分に注意が必要です。
以上、本日の報告とさせていただきます。
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