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中3保健体育科学習指導案

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中3保健体育科学習指導案
中 学校
第3学年1組
保健体育科学習指導案
指導者
1
単元
2
指導 観
○
新
邦
治
「球 技 (バ レ ーボ ー ル )」
今 日 の状 況 は , 国 際 化 , 情 報 化 , 少子 高 齢化 , 価 値観 の 多様 化 など , 生徒 を 取り 巻 く環
境 は 大 き く 変 化し て い る 。 日 常 生 活 に おい て も 車 の 利 用 や テ レビ ゲ ー ム ・ イン タ ーネ
ット ・ 携帯 電 話な ど , 長 時 間同 じ 姿勢 に よる 屋 内で の 遊び や 活動 が 主に な り , 屋 外に
おい て 体を 動 かす 機 会が 減 少し て いる 現 状が あ る。 そ のた め 体力 が 低下 し , 幼 年 期や
児童 期 に刺 激 され る べき 各 体力 要 素が 十 分に 発 達で き ない ま ま成 長 して き てい る 。
「生
涯に わ たる 豊 かな ス ポー ツ ライ フ 及び 健 康の 維 持・ 増 進の 基 礎を 培 う」 た めに は , 小
学校 と 連携 を 取り , 基礎 体 力を 向 上さ せ , 運 動 に親 し む態 度 を育 成 する こ とが 大 切と
なる 。 本単 元 で取 り 扱う バ レー ボ ール は , ネッ ト 境に 相 対し た 2チ ー ムが サ ービ ス ,
パス , トス , ス パイ ク やブ ロ ック , レシ ー ブな ど をも ち いて 攻 防を 展 開し , 勝敗 を 競い
合う チ ーム ス ポー ツ であ る 。最 近 では ソ フト バ レー ボ ール や ビー チ バレ ー など , ボー
ルの 形 やコ ー トを 変 えて 行 う競 技 も増 え , 楽 し みな が ら仲 間 とゲ ー ムを 行 える 運 動と
して 親 しま れ てい る 。ま た , テ レ ビ放 送 も頻 繁 の行 わ れ , 北 京オ リ ンピ ッ クに 男 女チ
ーム が 共に 出 場し た こと な どか ら , 人 々 の認 識 度も 高 く , 地 域ク ラ ブ活 動 やマ マ さん
バレ ー など 幅 広い 年 齢層 に 気軽 に 取り 組 むこ と ので き るス ポ ーツ で ある 。
学 習 内容 と して は , バ レ ーボ ー ルの 特 性を 理 解さ せ , 協 力 して 活 動す る 中で 個 人的
技能 や 集団 的 技能 を 身に つ け , で きる 喜 びを 仲 間と 共 に味 わ わせ る こと を ねら い とす
る。 ま た , 6人 制 のル ー ルに 準 じた バ レー ボ ール の 学習 を 通 じて , い つ で も , 何処 で も ,
誰と で も , 気 軽に で きる ス ポー ツ の一 つ とし て 理解 を 深め , 生徒 が 生涯 ス ポー ツ への
意識 を 高め , 生涯 を 通じ て 楽し め るス ポ ーツ に 結び つ く意 義 のあ る 単元 で ある と 考え
る。
○
本 校 の生 徒 (男 子 8 名 ・女 子 4 名 )は ,
明 る く元 気 で活 発 な生 徒 が多 い 。男 子 全員
が バ レ ー ボ ー ル 同 好 会 に 所 属 し て い る 。「 球 技 ( バ レ ー ボ ー ル ゲ ー ム )」 に 対 し て 強
い関 心 を示 す 。そ こ で , ゲ ーム を 中心 と した 学 習過 程 を組 み 立て る 。小 学 校時 代 から
子供 バ レー ボ ール チ ーム と して 慣 れ親 し んで い たの で , 全 員 が基 本 技術 は かな り 身に
付い て いる が , 基 本 的技 能 の習 得 や仲 間 との 協 力な ど を通 し て , バ レー ボ ール の 楽し
さ を 味 わ わ せ るた め の 工 夫 が 必 要 であ る 。
○
指 導 にあ た って は , ま ず オリ エ ンテ ー ショ ン でバ レ ーボ ー ルの 特 性を 理 解さ せ ,
DVD を 鑑 賞 し イ メ ー ジ や 学 習 へ の 動 機 付 け を 高 め さ せ る 。 そ し て , 個 人 カ ー ド を 用 い
て , め あて や 自己 評 価を 行 い , 学 習 を振 り 返る こ とに よ って 基 本技 能 を向 上 させ た い。
次に , 今も っ てい る 力で ゲ ーム を 行わ せ る。 そ の 際 , 進 んで 仲 間に 言 葉を 掛 けな が ら ,
-1-
楽 し く 学 習 を 進め さ せ る 。 さ ら に 自 分 やチ ー ム の 課 題 を 見 つ け解 決 に 適 し た練 習 方法
や作 戦 を考 え ゲー ム に生 か し , 称 賛と 的 確な ア ドバ イ スが で きる よ うに さ せる 。 ここ
では , チー ム 内の 個 人的 技 能を 確 認し な がら お 互い に アド バ イス さ せる 。 また , チー
ム内 で 技能 を 高め さ せる た めに ア ドバ イ スを 活 発に 行 わせ る 。さ ら に , 声 を かけ あ い ,
活発なゲームを行わせる。 最後にまとめのゲームを行い,
個人カードに記入し自己
評 価 と 学 習 の 振り 返 り を さ せ る 。
3
目標
・ 自 分の ペ アや 仲 間に 進 んで 励 まし や 称賛 , アド バ イス の 言葉 を 掛け よ うと す る。
( 関 心・ 意 欲・ 態 度)
・ 技 能の 向 上に つ いて , 具体 的 に称 賛 した り , 仲 間 に的 確 なア ド バイ ス をし た りで き る。
(思考・判断)
・ オ ーバ ー ハン ド パス , アン ダ ーハ ン ドパ ス , サ ー ビ ス , ス パイ ク の技 術 を使 い , 正 確 に ボ
ー ルを 扱 った り , 試 合 中の 動 きを 身 に付 け たり で きる 。
( 技能 )
・ 三 段 攻 撃 を 使 っ たゲ ー ム を す る こ と がで き る。
( 技能 )
・ バ レー ボ ール の 特性 や ゲー ム に必 要 なル ー ルや 審 判の 仕 方を 理 解し , 仲間 に 説明 で き
る。
4
( 知識 ・ 理解 )
計画
回
1
2
3
学習のね めあて
4
5
6
1
7
8
めあて
9
⑩
11
2
12
まとめ
め
ら い や 計 自 分 や チ ー ム の 現 在 の 力 自 分 や チ ー ム の 課 題 を 見 つ け ,解 評 価 し
あ
画 を 理 解 を知り,
て
す る。
今持っている力 決に適した練習方法や作戦を考 次に生か
で ゲ ー ム を 行 い そ の 中 で , え , 工 夫 して 活 動し , ゲ ー ムに 生 す
アドバイスの言葉掛けを かし,
する。
称賛と的確なアドバイス
が で きる 。
オリエン
パ ス 練習
対人 練 習
授
テ ー シ ョ 同 じ 技 能 目 標 を 持 っ た ペ サ ー ブ練 習
まとめの
業
ン
ゲーム
ア で の練 習
ス パ イク 練 習
の
主
三 段 攻撃 練 習
技 能調 査
技能 調 査
技 能 調査
な
と反省
内
容
自己評価
3学年合同のチームによ
3 学 年合 同 のチ ー ムに よ る試 合
ペ ア 及 び る試合
チーム作
⑩ 回 目は , 3 学年 の みの 学 習
り
-2-
5
本時
平成 23 年 11 月 11 日 (金 ) 第1 校 時
計画
10 時 間目 /12 時 間中
体育 館 にて
(1)本時の指導観
前 時ま で に生 徒 たち は , バレ ー ボー ル の特 性 や基 本 的技 能 を学 習 し , 3 学年 合 同チ
ー ム とし て 試合 を して い る。 合 同の 時 は5 人 また は 6人 で 試合 が でき , お 互い 声 を
出 し 合い 相 手コ ー トへ 返 球す る こと は でき る が , ブ ロ ック し たり 三 段攻 撃 する こ と
は難 し い 状 況 で あ る 。
そ こで 本 時は , 練 習を ゲ ーム に 生か し 声を 出 して 的 確な ア ドバ イ スが で きる よ う
にす る こ と を ね ら い と す る。 今 回は 4 人( 男 2・ 女 2) の 学習 に なる の でビ ー チバ
レ ー ボー ル の形 式 でコ ー トを 半 分に し てゲ ー ムを 行 う。 ま ず , 基 本の チ ーム 別 対人
練習 で パ ス ・ サ ー ブ レ シ ーブ ・ スパ イ ク・ 三 段攻 撃 など の 技能 練 習か ら 基本 の ポジ
ションの動作をさせる。次にゲームではサーブレシーブを確実にできるようにサー
ブ の 打点 と パス の 姿勢 の 基本 技 術を 習 得さ せ る。 ま た , 三 段 攻撃 が でき る よう に さ
せる 。 そ の 際 こ こ で は ,
男 女 のチ ー ム に な る の で ス パ イク も 確 実 に コ ー ト 内に 入 り ,
レシ ー ブ が で き る よ う な 力で ス パイ ク しラ リ ーが 続 くよ う にさ せ る。 ラ リー が 続く
こ と によ っ て , ア ド バイ ス や称 賛 の声 が 上が る 。最 後 に学 習 の振 り 返り で は本 時 の
活動 内 容 を 個 人 カ ー ド に 記入 し 意 見 発 表 を 行 う 。 次 時で は 3 学 年 合同 の チー ム に戻
り , 声 を出 し 合い 楽 しく バ レー ボ ール の 試合 が でき 達 成感 を 味わ わ せた い 。
( 2 )主 眼
・コ ー ト半 分 のゲ ー ムを 行 い , 仲 間と 共 に声 を 出し 合 い , ラ リ ーが 続 く試 合 をす る こ
とによって楽しさを体験する。
(関心・意欲・態度)
・練 習 を ゲ ー ム に 生 か し 的確 な ア ドバ イ スを 行 う。
( 思 考 ・ 判 断 )( 技 能 )
( 3 )準 備
① バ レー ボ ー ル
① ボ ール か ご
②笛
③得 点 板
⑧ プ リ ント
④ 支柱
⑤ネ ッ ト
⑨ホ ワ イト ボ ード
-3-
⑥ セー フ ティ カ バー
( 4 )過 程
学
習
活
動・
内
容
資料
留
意
点
教具
点検
・号 令 走 , 準 備 運動 , スト レ ッチ 運
態 (分)
○係 を 中心 に , 全 員で 声 を 出し 元
1 学習 の 準備 と めあ て の確 認 を行 う 。
・出 欠 見学 確 認 , 健 康観 察 , 忘 れ物
形 配時
10
②
気 よ く行 わ せる 。 また , それ ぞ
一
⑧
れ の 運 動 や 動 作の 意 味 を 理 解 さ
斉
⑨
せ 行 わせ る 。
動
○生徒の健康状態を確認するとと
・あ い さつ
もに,
・め あ てと 活 動内 容 の確 認
る。
{ めあ て }
活動場所の安全を確認す
○本日のねらいを明確にすること
練習をゲームに生かし的確なアド
で , 学 習 内容 に 対す る 意 識化 を
バイスを行い,
図 ら せる 。
ラリーの続く試合
を 行う 。
2 チー ム 別対 人 練習 を する 。
◇評 価 規準 ( 行動 観 察)
対人 パ ス
10
※積 極 的に 練 習を 行 い , ア ドバ イ
チ
サー ブ レシ ー ブ
①
ス な ど協 力 して 活 動し て いる 。
│
スパ イ ク
②
( 関 心・ 意 欲・ 態 度)
ム
三段 攻 撃
③
◇評 価 規準 ( 行動 観 察)
④
※課題にあった練習方法を選択し
3コート半分で2対2のゲームをす
る。
⑤
て い る 。( 思考 ・ 判断 )
【考 え る場 】
⑥
◇評 価 規準 ( 行動 観 察)
【伝 え る場 】
⑦
※ 声 を 出 し 合 い な が ら パ ス や サ ー 一 20
ビ ス , ス パイ ク の強 弱 を 工夫 す
○
斉
る な ど 個 々 の 技能 を ゲ ー ム の 中
で 生 かし , 三 段 攻撃 を 使 った ゲ
○
ームをすることができる。
( 技 能)
○ゲ ー ム中 , 粘 り のあ る よ いプ レ
●
ー や , 明 るい 前 向き な チ ーム の
声 か けが あ った 場 合は , それ を
●
み ん なに わ かる よ うに ほ める 。
○本 時 のま と めを し 発表 さ せ , 今
【 考 える 場 】【伝 え る場 】
10
4 学習 の 振り 返 りを 行 う。
⑧
日 の ね ら い が 達成 し た と こ ろ や
一
・ 意見 発 表を 行 う。
⑨
良 か った と ころ を ほめ る 。
斉
・ 次時 の 確認 を 行う 。
◇評 価 規準( 発言 ・ プリ ン ト分 析 )
※自己や仲間の実現状況を適切に
5 あい さ つ・ 片 づけ
判 断 でき る
(思 考 ・判 断 )
-4-
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