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教育基礎学Ⅱ (Fundamental Theory of EducationⅡ)
授 業 科 目 名 科 目 単 実 番 位 施 学 教育基礎学Ⅱ (Fundamental Theory of EducationⅡ) 号 9206 021 授業形態 講義 数 標準履修年次 2 年次 曜時限 火曜・2 時限 1 単位 期 春学期 AB 対象学群・学類 体育専門学群 (学籍番号末尾奇数) 担当教員( 連絡先) 米澤 茂 (人間系学系棟 A506 オ フ ィ ス ア ワ ー 木曜 3 限 授業の到達目標 教育という営みに関わる様々の知識を習得するとともに、教育について様々の角度から、根源的に考 ℡853-4736) えることができるようにしたい。 授 業 の 概 要 教育基礎学Ⅰは先達の教育思想についての歴史的考察を主とする。教育思想は教育の対象たる人間 とは何か、人間の幸福、教育がその中で行われる社会、人間の認識方法などの考察と分離しがたい仕 方で統合されていることを理解することが大切である。 授 業 計 画 <春学期 AB> 第 1 回 「ギリシア人の知恵の宝庫」ホメロスと 吟遊詩人たち。ヘシオドスと人生教訓詩。 第 2 回 ソフィスト的新教育。 第 3 回 ソクラテスとソクラテス的教育について。 第 4 回 プラトンの教育思想。『法律』第七巻から。 第 5 回 アリストテレスの教育理念。 中庸の徳と『政治学』第八巻。 第 6 回 アウグスティヌス:「内なる超越」と 神の教育。 第 7 回 ルソーの教育思想。 第 8 回 ジョン・ロックとカントの教育論。 第 9 回 デューイの教育論。 第 10 回 総括 第11回 試験 成 績 評 価 方 法 期末の筆記試験と授業中に折々課す小作文等を総合的に評価する。 テ キ ス 参 考 文 ト ノート講義なので、特に指示しない。 献 廣川洋一『ギリシア人の教育』(岩波新書) 堀尾輝久『現代社会と教育』(岩波新書) 米澤茂『ソクラテス研究序説』(東海大学出版会) その他は教場で指示する。 授業外における学習 古典を読むとともに、新聞などの教育関連の記事に注意を払うこと。 方法 受講学生に望むこと 備 つねに真の教育とは何かを考えるようにしてください。 考 免許法に基づく中学校・高等学校の教員免許状取得に必要な「教職の基礎理論に関する科目」におけ る「教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想、教育に関する社会的、制度的又は経営的事項」 (3 単位)の 1 単位に対応する。