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4400 Enterprise Virtual Arrayリリースノート(XCS 9.000)

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4400 Enterprise Virtual Arrayリリースノート(XCS 9.000)
HP StorageWorks 4400 Enterprise Virtual
Arrayリリース ノート(XCS 9.000)
製品番号: 488713-001
初版: 2008年2月
ご注意
© Copyright 2008 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
バージョン:
XCS 9.000
説明
このリリース ノートには、HSV300コントローラ エンクロージャとM6412ディスク エンクロージャ、XCS 9.000
コントローラ ソフトウェアを含む、HP StorageWorks 4400 Enterprise Virtual Array(EVA4400)のリリー
スに関わる情報が含まれています。
このリリース ノートに記載されている情報は、他の場所では提供されていません。この情報を熟読
されることをお勧めします。
機能強化
XCS 9.000は、以下の機能を備えています。
• EVA管理ソフトウェア サポート。XCS 9.000では、HP Command View EVA 8.0がサポートされてい
ます。HP Command View EVAについて詳しくは、『HP StorageWorks Command View EVA 8.0リ
リース ノート』を参照してください。
• ローカル複製。XCS 9.000では、スナップショット、スナップクローン、ミラークローン、およびコンテナ
を含む、HP Business Copy EVA(ローカル複製)機能がサポートされます。
注記:
HP Business Copy EVAおよびHP Continuous Access EVAは、オプションの複製機能です。これ
らの機能を使用するには、ライセンスを購入する必要があります。ローカル複製およびリモート
複製のサポートについては、『HP StorageWorks Enteprise Virtual Array互換性リファレンス』
を参照してください。
• リモート複製。HP Continuous Access EVA(リモート複製)は、XCS 9.000を実行するEVA4400
間でのみサポートされています。
• 複製ソフトウェア サポート。XCS 9.000では、HP Replication Solutions Manager 4.0がサポートされて
います。HP Replication Solutions Managerは、ローカル複製およびリモート複製の高度な管理を可
能にするオプションのインターフェースで、無償で提供されます。Replication Solutions Manager
には、HP Business Copy EVAおよびHP Continuous Access EVA用のユーザー インターフェー
スが付属しています。詳細については、『HP StorageWorks Replication Solutions Manager 4.0リ
リース ノート』を参照してください。
• Web-based Operator Control Panel。WOCP(Web-based Operator Control Panel)を使用して
EVA4400のステータスを監視できます。
• お客様ご自身による取り付けと修理。EVA4400では、EVA4400をお客様ご自身で取り付けることが
できます。また、現場で交換可能なすべての構成部品をお客様ご自身で交換できます。
オペレーティング システム
XCS 9.000は、以下のオペレーティングシステムをサポートしています。
•
•
•
•
•
•
•
•
HP-UX 11.11(11iv1.0)、11.23(11iv2.0)、11.31(11iv3.0)
HP OpenVMS 7.3-2、8.2、8.3(Alpha)、8.2-1、8.3、8.3-1H1(Integrity)
IBM AIX 5.2、5.3
Microsoft Windows Server 2003(Standard、Enterprise、Datacenter)およびWindows Server 2008
(Standard、Enterprise)(x86 32ビット、x64 64ビット、Itanium)
Red Hat Enterprise Linux ASおよびES 4.0 Update 5、6、ならびに5.0、5.0 Update 1(x86 32ビッ
ト、x64 64ビット、Itanium)
SuSE Linux Enterprise Server 9.0 SP3、SP4、ならびに10.0、10.0 SP1(x86 32ビット、x864_64 32ビッ
ト、x64 64ビット、Itanium)
Sun Solaris 8および9(SPARC)、10(SPARC、x86)
VMware ESX Server 2.5.4、2.5.5、3.0.1、3.0.2、3.5
HP StorageWorks 4400 Enterprise Virtual Arrayリリース ノート(XCS 9.000)
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• Apple Mac OS X 10.4.7、10.4.8、10.4.9、10.4.10、10.4.11、10.5、10.5.1(Power Mac G5、Xserve、
MacPro)
オペレーティング システムの仕様については、『HP StorageWorks Enteprise Virtual Array互換性リファ
レンス』を参照してください。
注記:
XCS 9.000では、HP Continuous Access EVAは、HP-UX、Linux、Windows、およびVMwareを使用する
場合のみサポートされます。
HP StorageWorks SmartStart EVA Storageキット
HP StorageWorks SmartStart EVA Storageは、Windows 2003システム上でのHP Command View EVAのイン
ストールおよび設定に使用できるCDベースのウィザードです。HP StorageWorks Enterprise Virtual Array
(EVA)ストレージ システムは、HP Command View EVAを使用して設定、管理、および監視できます。
HP SmartStart EVA Storageインターフェースを使用せずに、HP Command View EVAのインストーラを手動
で起動するには、CD上の\bin\installers\CVディレクトリに移動してください。
HP SmartStart EVA Storageは、Windows MPIO DSMをインストールします。アレイからのストレージのプ
ロビジョニングはこのMPIO DSMにより可能になります。DSM Managerと呼ばれるもう1つのコンポーネ
ントを使用すると、MPIO DSMのデフォルト設定を変更できますが、HP SmartStart EVA Storageはこの
コンポーネントをインストールしません。システムにDSM Managerをインストールする場合は、Microsoft
Windows MPIO DSM 3.00.00の必要性(7ページ)を参照してください。
サポートされるシステム構成
サポートされている構成とオペレーティング システムに関する完全な情報については、『HP StorageWorks
SAN design reference guide』を参照してください。この資料は、次のWebサイトからダウンロードできます。
http://www.hp.com/support/manuals(英語)
[Storage]の下にある[Storage Networking]をクリックし、[HP StorageWorks SAN Solutions]の下にある
[HP StorageWorks SAN]を選択します。
サポートされているファイバ チャネル スイッチ
EVA4400は、1/2/4Gbのファイバ チャネル通信をサポートしますが、コントローラのホスト ポートに4Gb SFP
を装着する必要があります。
注記:
1Gbのパスとコンポーネントには、特別な構成要件があります。構成要件と2Gbおよび4Gb EVAのサポー
トの詳細については、『HP StorageWorks SAN design reference guide』を参照してください。この資料
は、次のWebサイトからダウンロードできます。
http://www.hp.com/support/manuals(英語)
[Storage]の下にある[Storage Networking]をクリックし、[HP StorageWorks SAN Solutions]の下にある
[HP StorageWorks SAN]を選択します。
サポートされるディスク
表1に、サポートされるファイバ チャネル ディスクを示します。
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注記:
• この表の情報は、本書出版時の最新情報です。
• ご使用のストレージ システムを最新の構成で維持できるように、すべてのディスク ドライブで推奨
バージョンのファームウェアを使用することをお勧めします。
• ディスク グループを作成するには、最低8つのディスクが必要です。これ以上のディスクは、所定の
ディスク グループの限界まで追加できます。
• ディスク グループには、オンライン(高性能)ディスクとFATAディスクの両方を含めることはできま
せん。グループには1つのタイプのディスクしか含めることができません。
FATAディスク ドライブの使用
FATAドライブは、バックアップ用の二ア オンライン データ複製など、デューティ サイクルの低い用途向け
に設計されています。FATAドライブを、標準的なデューティ サイクルの高パフォーマンスEVAファイバ チャ
ネル ドライブの代わりに使用することはできません。FATAドライブをファイバ チャネル ドライブの代わり
に使用すると、ドライブの寿命を縮める可能性があります。FATAドライブとその使用法や利点につい
て詳しくは、次のドキュメントをダウンロードして参照してください。
http://h71028.www7.hp.com/ERC/downloads/5982-7353EN.pdf(英語)
注記:
強化された非同期複製書き込み履歴ログには、FATAディスク ドライブを使用しないでください。この履
歴ログは常時使用され、低デューティ サイクル環境ではありません。
表1 サポートされるディスク
フ ァイ バ チ ャネ ル
ディスク
HP Command View EVA
に表示されるHPモデル
サポートされる最
小ファームウェア
バージョン
推奨のファームウェ
ア バージョン
高性能ディスク
400 GB、10K RPM
BD400DADFQ
HP01
HP01
146 GB、15K RPM
BF146DA47A
HP00
HP00
146 GB、15K RPM
BF146DA47C
HP02
HP02
300 GB、15K RPM
BF300DA482
HP02
HP02
300 GB、15K RPM
BF300DA47B
HP00
HP00
450 GB、15K RPM
BF450DA483
HP02
HP02
既知の問題
この項では、EVA4400ハードウェアとXCSコントローラ ソフトウェアに関する特記事項と問題の回避策
について説明します。
RAWデバイスのマッピングに関するVMware設定の詳細情報
Windows 2003仮想マシン ゲスト オペレーティング システムでは、RAWデバイスのマッピングはサポートさ
れていません。ESXのバージョンに合わせて、次の変更を加えてください。
VMware ESX 2.5.4または2.5.5の場合
ESXサーバ コンソールを使用して、次の設定項目にHSV3を追加します。
echo “HSV1:HSV2:DGC:MSA_VOLUME:HSV3" > /proc/vmware/config/Disk/
SANDevicesWithNonConstantSNInPa
HP StorageWorks 4400 Enterprise Virtual Arrayリリース ノート(XCS 9.000)
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VMware ESX 3.0.1または3.0.2の場合
Virtual Infrastructure Clientコンソールを使用して、次の手順を最後まで実行します。
1.
2.
3.
[Configuration]タブで、[Advanced Settings]、[Disk]の順に選択します。
次の設定項目に、HSV3を追加します。HSV1:HSV2:DGC:MSA_VOLUME:HSV3
[OK]を選択して変更内容を適用します。
HBA側の切断/再接続後、Emulex Multipulseがパスの復旧を認識しない。
Emulexドライバ(8.1.10.11)とMultipulse(2.2.29)を組み合わせて使用する場合、HBAをSANに再接続し
た後、SANデバイスへのパスは良好とマークされません。この問題の発生を避けるには、1つのゾーン
に複数のHBA wwpnが存在しないようにします。
ホスト ポート トポロジの変更
注記:
EVA4400は、出荷時の状態では、ファブリック モードに設定されています。
アレイ ホスト ポートのトポロジ設定を変更する前に、ホスト ポートを既存の接続から物理的に切断し、トポ
ロジ設定を変更してから、ホスト ポートを接続しなおしてください。たとえば、ファブリック(スイッチ経由)ト
ポロジから直接接続トポロジに変更するには、以下の手順を実行します。
1. ファイバ チャネル スイッチからホスト ポートを切断します。
2. WOCP(web-based operator control panel)を使用して、コントローラのホスト ポート モードをfabricから
direct connectに変更します。手順については、『HP StorageWorks 4400 Enterprise Virtual Arrayインス
トール ガイド』の「Changing the default operating mode」を参照してください。
3. ホストHBAをアレイのホスト ポートに直接接続します。
Bシリーズ3200および3800スイッチのホスト ポート接続の制限
EVA4400では、バージョン3.2.xを実行する単一のBシリーズ3200および3800スイッチのホスト ポートは最大
3つに制限されています。1台のスイッチで複数のストレージ ホスト ポート接続を行わないことを推奨しま
す。1台のスイッチで複数のストレージ ホスト ポート接続を使用する必要がある場合は、接続を異なるセグ
メントに分割してください。通常、アレイ コントローラの再同期化の後や、リブートやスイッチの追加のよ
うなイベントがファブリックに影響したときに、接続が切断します。
ポート制限を回避または管理するには、以下のオプションを使用します。
• すべてのホストで、『HP StorageWorks SAN design reference guide』で定義されているように
HBA別にゾーンを設定する。
• 影響を受けるスイッチをホスト当たりただ1つのHBA接続に制限する。
• コア デバイスの一部でなく、エッジ デバイスとしてスイッチの配置を制限する。
スイッチの接続が切断したときは、次のように接続を再確立します。
1.
2.
切断されたポートからファイバ チャネルケーブルを取り外します。
10秒待ち、ケーブルを再接続します。ポートがファブリックに復帰し、アレイとの接続が再
確立されます。
Windows 2003 MSCSクラスタのインストール
Windows 2003のMSCSクラスタ インストール ウィザードが共有クォーラム デバイスの検索に失敗して、クラ
スタ セットアップ ウィザードによってディスク リソースが自動的に作成されない場合があります。これは、
Windows 2003のリリース以降存在しているWindowsクラスタ セットアップの既知の問題です。
この問題には、次の2つの回避策が考えられます。
6
• この問題と推奨回避策が、Microsoftサポート文書『Shared disks are missing or are marked as
"Failed" when you create a server cluster in Windows Server 2003』(ID886807)に記載されていま
す。これは、次のWebサイトからダウンロードできます。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=KB;EN-US;886807(英語)
• MPIO DSM CLIを使用して各LUNからNLBへの負荷分散ポリシーを設定すると、この問題を
回避できます。
現在、Microsoftは、この問題を解決する作業を行なっています。
Windows直接接続でSANからのブートを有効にする
アレイに直接接続されているWindowsホストでSANからのブートを正常に行うには、HBA BIOSのスピンアッ
プ遅延設定を有効にします。この方法は、QLogicとEmulexのHBAに該当する方法です。
この回避策は、サポートされるすべてのWindowsオペレーティング システムおよびQLogicとEmulexのHBA
で使用できます。サポートについて詳しくは、『HP StorageWorks Enteprise Virtual Array互換性リファ
レンス』を参照してください。
ストレージ システム コンポーネントの電源切断
正常動作中は、個々のEVAストレージ アレイ コンポーネントの電源を切らないでください。任意のストレー
ジ システム コンポーネントの電源を切る前に、HP認定サービス技術者に支援を求めてください。
Microsoft Windows MPIO DSM 3.00.00の必要性
EVA4400では、Windows MPIO DSM(Device Specific Module)バージョン3.00.00が必要です。HP SmartStart
EVA Storageを使用してWindows 2003管理サーバにHP Command View EVAをインストールする場合、MPIO
DSMバージョン3.00.00が自動的にインストールされます。DSM Managerと呼ばれるもう1つのコンポーネント
を使用すると、MPIO DSMのデフォルト設定を変更できますが、HP SmartStart EVA Storageはこのコンポー
ネントをインストールしません。DSM ManagerまたはMPIO DSM(Windowsの別のバージョンを実行している
場合)をダウンロードしてインストールするには、次のWebサイトにアクセスしてください。
http://h18006.www1.hp.com/products/sanworks/multipathoptions/index.html(英語)
1.
[Browse by operating system or capacity]を選択します。
2.
[Browse by OS]で、[Microsoft Windows]を選択します。
3.
[Free Integrations]で、[Multi-Pathing IO (MPIO) Device Specific Modules]を選択します。
4.
[Windows MPIO DSM for EVA]を選択します。
5.
適切なWindowsオペレーティング システムを選択します。
6.
次のいずれかの手順を実行します。
a.
MPIO DSMをダウンロードする場合は、[HP MPIO Full Featured DSM (Device Specific Module) for
EVA 4x00/6x00/8x00 families of Disk Arrays]を選択します。
注記:
EVA4400には、この項目が該当します。
b.
DSM Managerをダウンロードする場合は、[HP MPIO DSM (Device Specific Module) Manager for
Full Featured DSMs]を選択します。
詳細については、ダウンロード ファイルとともに提供されるリリース ノートを参照してください。
複数のEmulex製HBA
複数のEmulex製HBAが1台のEVA4400に接続されている場合、各HBAに固有のゾーンを割り当てる必
要があります。
HP StorageWorks 4400 Enterprise Virtual Arrayリリース ノート(XCS 9.000)
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