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4種混合ワクチンチラシ[PDF:539KB]
~生後3ヶ月以上のお子様がいる保護者の方へ~ ○対象年齢:生後3ヶ月から生後90 月に至るまでの間の者 (3ヶ月児から7歳6ヶ月児未満) ○接種回数:4回 ○接種費用:全額公費負担(無料) ○接種場所:別紙の市内指定医療機関 または 本島内の地区医師会会員医療機関 (※接種前に予約を行い、必ず親子健康手帳を持参して下さい。) ■4種混合(DPT-IPV)ワクチン予防接種 接種スケジュール 追加接種(4回目)のお知らせは、1歳以上で、 3回目までの接種が完了して1年以上 経過したお子様に、毎月通知しています! 4種混合(DPT-IPV)ワクチンで防げる病気って、どんな病気? ジフテリア <D> ジフテリアは、ジフテリア菌によって起こる病気で、感染者のせき等の飛沫によって、 のど等につくことで感染します。(飛沫感染) 感染すると2~5日程度の潜伏期間の後、 高熱、のどの炎症・痛み、犬がほえるような咳、激しい嘔吐等の症状が起こります。 重症化すると、のどの炎症・腫れによる気道の詰まりや、ジフテリア菌が発生させる毒 素による心筋炎や神経麻痺等が起こり、約10%程度の人が死亡するといわれています。 現在はワクチン接種の効果により、日本国内での患者は発生していませんが、かつて接種率の 低下により再流行した国もあるため、今後も予防が必要な病気です。 百日せき <P> 百日せきは、百日せき菌の飛沫感染で起こる病気です。最初は風邪のような症状が1~2週 間続いた後、だんだんせきがひどくなり、コンコンコンコンと短い間隔でせきが連続して 長時間(10 秒以上)続き、その後に急に息を吸い込むので、ヒューと笛を吹くような音が 出ます。 乳幼児期、特に生後6ヶ月未満で発病すると、呼吸ができなくなる無呼吸発作を 起こしやすく、その際に唇が青くなったり(チアノーゼ)、けいれんが見られることもあり ます。重症化すると、肺炎や脳症等の合併症を起こし、後遺症が残ったり、死亡してしまう場 合もあります。感染力も非常に強く、集団感染することもある ため、早めの予防が必要です。 破傷風 <T> 破傷風は、土の中に広く分布している破傷風菌が、けがをした際に傷口等から体内に侵 入して起こる病気です。4~12 日程度の潜伏期間の後、傷口で増殖した破傷風菌が発生させ る毒素によって顔の筋肉がけいれんし、口を開くことができない、痙笑(引きつった笑顔 のような表情になる)等の初期症状が起こります。 処置が遅れ、重症化してしまうと、全身が固まったようなけいれん(強直性けいれん) や後弓反張(体が後ろに大きく弓なりに反り返る)等の症状が起こり、呼吸困難や窒息死に 至ることもあります。破傷風菌は世界中どこにでも存在しており、年齢に関係なくだれでも常 に感染するリスクがあるため、早めの予防が必要です。 ポリオ(急性灰白髄炎)<IPV> ポリオは、ポリオウイルスによって感染する病気で、「小児マヒ」ともいわれています。 人のみに感染する病気で、感染している人の便の中に排泄されたウイルスが口から体内に 侵入することで感染します。90%以上の人は感染しても症状が出ず(不顕性感染)、症 状が出た場合も軽い発熱等、かぜの症状程度がほとんどです。しかし、感染者のうち 1,000~ 2,000 人に 1 人の割合で手足に麻痺が現れ、治った後も後遺症として運動障害が一生残 ってしまうことがあります。有効な治療薬も無いため、ワクチン接種による予防が大切です。 4種混合(DPT-IPV)ワクチンについて 4種混合(DPT-IPV)ワクチンは、ジフテリア(D)・百日せき(P)・破傷風(T)・ポリ オ(IPV)の 4 つの病気を予防するワクチンで、平成 24 年 11 月に定期接種に導入されまし た。4種混合(DPT-IPV)ワクチンは、導入以前に使用されていた3種混合(DPT)ワクチン、 生ポリオ(OPV)ワクチン、不活化ポリオ(IPV)ワクチンと同様の予防効果があり、必要な接 種回数(4回)を適切に接種実施すれば、全ての接種者が病気になるのを防ぐ十分な免疫(抗 体)を獲得できます。また、予防効果は 5 年~10 年程度持続するといわれています。 なお、現在は3種混合(DPT)ワクチンの製造・販売が中止されているため、過去に3種混合 (DPT)ワクチン、生ポリオ(OPV)ワクチン、不活化ポリオ(IPV)ワクチンを接種した ことがあり、まだ必要回数接種が完了していない方についても、現在は4種混合(DPT -IPV)ワクチンに切り替えて接種することができます。 接種スケジュール途中でワクチンを切り替えて接種した場合の予防効果についても、同一のワ クチンを接種した場合と同様の予防効果が得られるといわれています。 4種混合(DPT-IPV)ワクチンの副反応について 4種混合(DPT-IPV)ワクチン接種後に、最も多く見られる副反応は、接種部位の発赤 (赤くなる)や硬結(硬くなる)、腫脹(腫れ)等です。その他、発熱や下痢等が見られます。 また、極めてまれではありますが重大な副反応として、ショック、アナフィラキシー様症状、 血小板減少性紫斑病、脳症やけいれん等が現れることがあります。 接種後に気になる症状のある時は、早めにかかりつけの医師の診察を受けましょう。 同時接種について 2種類以上の予防接種を同時に同一の接種対象者に対して行う同時接種は、医師が特に必要と 認めた場合に行うことができます。希望する方は、かかりつけ医師と相談して下さい。 予防接種法の健康被害救済制度について 定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生 活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を 受けることができます。健康被害の程度等に応じて、医療費、医療手当、障害児養育年金、障害 年金、死亡一時金、葬祭料の区分があり、法律で定められた金額が支給されます。 死亡一時金、葬祭料以外については、治療が終了する または障害が治癒する期間まで支給され ます。ただし、健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因によるもの なのかの因果関係を、予防接種・感染症医療・法律等、各分野の専門家からなる国の審査 会にて審議し、予防接種によるものと認定された場合に補償を受けることができます。 1994年に予防接種法が改正され、1948年に制定されて以来続いていた強制義務接種 から個別勧奨義務接種(努力義務接種)に切り替わっています。 そのため予防接種は強制ではありません。 お問い合わせ先 浦添市保健相談センター こども健康課 予防係 TEL 875-2100 予防接種前にチェックしてみましょう♪ □ 1.お子さんの体調は良いですか? □ 2.今日受ける予防接種について、必要性、効果及び副反応等 理解していますか?(この説明チラシを読みましょう。) わからないことがあれば、メモをして接種する前にお医者さん に質問や相談してみましょう。 メモ欄 □ 3.親子(母子)健康手帳は持ちましたか?(必ず持参しましょう。) □ 4.予防接種予診票の記入はお済みですか? 1. 異なるワクチンを接種する場合 に必要な間隔 2.接種前に病気にかかった場合 生ワクチン(BCG・MR・水痘等)の予防接種を 受けてから 27日以上おく 不活化ワクチン (Hib(ヒブ)ワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン・ 日本脳炎等)の予防接種を受けてから 突発性発疹・手足口病・リンゴ病・インフルエンザが 治ってから 麻しん・風しん・水ぼうそう・おたふくかぜが治ってから 6日以上おく 2 週間以上おく ※主治医の判断が必要です 4週間以上おく ※主治医の判断が必要です 4 種 混 合 ワ ク チ ン 予 防 接 種 を 受 け る ※4種混合ワクチンを続けて接種する場合は、チラシ1枚目で示す接種間隔で受けて下さい。 ※3ヶ月以内にけいれんを起こしたお子様は、予防接種を受けることが出来ません。 その後は、かかりつけの医師から事前に接種の許可をもらい、接種してください。 ※1ヶ月以内に家族や友達に麻しん、風しん、水ぼうそうなどの病気の方がいた場合、予防接種が受けら れない事があります。接種医にご相談下さい。