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第211号 - 中山クリニック
平成25 成25(2013 2013)年 10 月 22 日(火 日(火)発行 発行者 小浜市多田 2-2-1 中山クリニック 院長 中山茂樹 http://www. nakayama clinic.jp No,2 No,211 世界で最初の予防接種をしたのは誰もが知っているジェン ナー(イギリスの田舎の開業・外科医)。乳搾りの女に天然痘 です。 予防接種が行われる病気のほとんどは感染力が強く、発症す ると有効な治療法がないものもあります。それらの被害を避け たり、軽くすることができるのです。たまに接種のために何ら かの副作用が現われることもありますが、救われる人のほうが 多いことに目を向けねばならないででしょう。 患者が居ないことに注目、1778~18 年間研究し、ついに牛痘に 赤ちゃんの2ケ月までに受けるワクチン ( )内は病名 感染した女性の膿(うみ)を健康な少年に接種したところ、後、 天然痘の膿を接種しても発症しなかったので証明できました。 しかしイギリスの医学会はなかなか認めませんでしたが、国 内で天然痘が大流行してやっと認められました。最初、ジェン ナーが接種したのは自分の息子だったと喧伝されましたが、実 ・インフルエンザ菌b型 (髄膜炎、敗血症、肺炎) ・肺炎球菌 (髄膜炎、敗血症、菌血症、肺炎、中耳炎) ・B型肝炎 ・B型肝炎 (急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、劇症肝炎) ・ロタウイルス胃腸炎 (嘔吐、発熱、水様性下痢) は使用人の8 歳の息子だったようです。でも、その7年前には 赤ちゃんの 3 ケ月までに受けるワクチン ( )内は病名 自分の息子にも接種はしていました。 そもそも免疫とはどういうことなのでしょう。この空中にはウ イルスや細菌がうようよしていて、それが体内にはいると様々 の感染症を引き起こします。それに対する抵抗力=免疫を体が 獲得し、その病気にかからないように働く仕組みなのです。 お母さんから赤ちゃんに贈られた免疫は普通、生後 3~8 ケ月 までに失われてしまうため、この時期を過ぎると、赤ちゃん自 身で免疫をつくる必要があります。その助けの一つが予防接種 イラストは9 ラスト 月22 日付「中日新聞」より ・ジフテリア(鼻汁、発熱、呼吸困難、心筋障害) ・ジフテリア ・百日咳(せき発作、脳症) ・百日咳 ・破傷風(開口障害、けいれん) ・破傷風 ・3 種混合【DPT】 (百日咳、破傷風、ジフテリア) ・ポリオ(発熱、まひ) ・ポリオ ・4 種混合【DPT+不活性ポリオ】 解説=ポリオ様まひ 解説 発症の副作用を避けるため、生ワクチンに替え、12 年 9 月から不活性ワクチンになった。 《あとがき》 1)当院職員は今 月、大阪南の松 竹座で花形歌 舞伎を観て来 ました。例のテ レビの「半沢直 樹」で“おねい 言葉”をしゃべ る歌舞伎俳 優・愛之助がこ の歌舞伎に出 ると言うので 一躍人気にな り、切符は売り 切れ続出のよ うでした。 2)当院ミニギャ ラリーは目下 宮川浩子さん (若狭町・堤) の油絵です。大 作「冬支度」に ご注目下さい。