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2011年7月7日臨時号
※この情報紙は、ご自由に複写してご利用ください。 県消費生活センターには、震災に便乗した悪質商法・詐欺などに関する相談が、引き続き寄せられてい ます。不審な電話や訪問があった時は、絶対にその場で応じないこと、また、消費生活に関して困ったこ とがあったら、すぐに県消費生活センターや国民生活センター、各市町村の消費者行政担当窓口に相談す ることが大切です。 ◆義援金をかたった詐欺(貴金属 受け取り・買い取り)と疑われる事例◆ 福祉団体らしき人が訪問してきて「貴金属を 換金して震災の義援金にする活動をしてい る。不用な貴金属があれば協力してほしい」 と言われた。信用してよいか? ●信用できる人物・団体か、また、提供し た貴金属が義援金にされるかどうかは定 かではありません。相手の言うことをうのみ にせず、慎重に検討してください。 ●業者が訪ねてきて「震災で医療器具が不足し ている。再利用するために不用な貴金属を売 ってほしい」などと貴金属の買い取りを勧誘 される事例もあります。 買い取ってもらう意思がない場合は、きっぱ りと断りましょう。 ◆放射能測定器などの インターネット通販のトラブル◆ ◆住宅の解体に関するトラブル◆ 震災で自宅が全壊したので地元の工務店に相 談し、解体工事業者を手配してもらった。事 前に見積りを取らないで解体してもらったと ころ、完了後、代金 500 万円を請求された。 高額すぎると思う。 ●業者に対して解体工事代金の明細・内訳を 提示するよう求めてください。また、金額 の妥当性については下記の窓口へ相談して ください。 《住まいるダイヤル ※》0120-330-712 一部の IP 電話等からは 03-3556-5147 ※国土交通大臣指定の住宅相談窓口 ●今後、住宅の修繕などを契約する場合には、 事前に複数の業者から見積りを取り、十分 に検討してから契約してください。 ◆震災に便乗した 利殖商法の二次被害◆ インターネットで放射能測定器を申込み、代 金引換で購入した。しかし、どこを測っても 同じ値しか表示されず、不良品だと思われる。 業者へ問い合わせたいが電話をしても通じな くて困っている。 過去に「水」を扱う会社の『未公開株』を購 入したが、その会社から電話があり「会社が 津波で流され存続不能になった。株主に返金 したいので先に手数料を振り込んでほしい」 と言われた。 ●インターネットやテレビ・雑誌などの通信 販売には、クーリング・オフ(契約の無条 件解除)制度がありません。 ●過去に未公開株などを購入した 人に電話かけてきて、「返金す るから」などと言って手数料を 要求する“詐欺”だと思われます。 絶対に振り込まないでください。 ●事前に返品の可否・条件や業者の連絡先な どを確認するとともに、商品の性能などに ついて十分確かめて必要性を検討してくだ さい。 ※福島県、宮城県、岩手県の方が 利用できます。 被災してお金が必要という方に対する悪質商法・詐欺の 発生が懸念されます。 ◆融資保証金詐欺◆ ◆内職商法◆ 「低金利・即日融資」というチラシを見て融資 を申し込んだところ、「先に保証金が必要」と 言われたので振り込んだら、だまし取られてし まった。 正規の業者であれば、融資の前に金銭を要求 することはありません。保証金などの振り込 みを求められても絶対に振り込まず、警察や 県消費生活センターに相談してください。 「パソコン内職」のダイレクトメール広告が届 き、申し込んだ。「就職支度金60万円が必要」 と言われ事前に支払ったところ、業者と連絡が 取れなくなってしまった。 事前に業者の連絡先などを確認し、契約は慎 重にしてください。仕事を提供する前に支度 金などの支払いを求める業者は要注意です。 ●あやしい訪問や電話があったら、その場で応じず、すぐに周囲の人に相談するよう助言してく ださい。 ●日頃から新聞・テレビの報道や自治体の広報などから情報を収集し、高齢者など見守りが必要 な方へ「こんな手口がはやっている」「みんなで気をつけよう」と声をかけ、注意喚起するよ うお願いします。 ●消費生活に関して困ったことがあったら、県消費生活センターや国民生活センター、各市町村 の消費者行政担当窓口に相談してください。 県では、借金・多重債務問題や震災関連の問題など様々な消費生活相談に対応するため、【弁護士・ 司法書士による法律相談】、【ファイナンシャルプランナーによる生活再建等相談】を 実施しています。早めの相談が良い解決につながります。是非ご利用ください。 1 相談日・方法・時間 【弁護士・司法書士による法律相談】 相 談 日 相談方法 相談時間 《平日》 原則、毎週月・木曜日 来所相談 及び 電話相談 《休日》 原則、毎月第4日曜日 来所相談 ※来所相談は[予約]が必要です。 ※来所相談は[予約]が必要です。 午後1時~午後5時 午前10時~午後3時 【ファイナンシャルプランナーによる生活再建等相談】 相 談 日 相談方法 2 3 原則、毎月第4木曜日 来所相談 及び 電話相談 ※来所相談は[予約]が必要です。 相談時間 午後1時~午後5時 会場 県消費生活センター(消費生活課) 福島市中町8番2号 自治会館 1 階 予約・問い合わせ先 県消費生活センター相談電話 024-521―0999 上記のほか、県会津地方振興局でも弁護士による法律相談を実施しています。また、県南地方振興 局では8月から実施予定、県中地方振興局でも順次実施の予定です。 詳しくは、県消費生活センターへお問い合わせください。 《発行》福島県消費生活センター(消費生活課)