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Page 1 Page 2 学校教育とレクリエーション 神奈川大学 山下 昭子 日常

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Page 1 Page 2 学校教育とレクリエーション 神奈川大学 山下 昭子 日常
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Title
Author(s)
Citation
学校教育とレクリエーション
山下 , 昭子; Yamashita, Akiko
女子体育, 20(11): 35-38
Date
1978-11-01
Type
Journal Article
Rights
publisher
KANAGAWA University Repository
学 校教育 と
山下
レ ク リ エー シ ョ ン
神奈 川大学
昭子
大 切 であり'そ の上 で学生自身 に楽 しみを優
ョンは期待 され るも のが大 き い。 こう した こ
手 段 とし て'学校教 育 の中 で の レクリ エー シ
まず自分白身 が楽 しむ と いう こと'そ れが
に影響 し合 えるも のであることが望 ま れる。
ョンのみな らず 'レクリ エー シ ョンは'お互 い
う。 し かし、 学校教 育 の場 で のレク リ エー シ
二日制 の時代 を む かえ ての余暇 のすご し方等
て人間関係 を より良 き も のにす る。ま た週休
・レク'すな わちへ レクリ エー シ ョンを通 し
場 のレク リ エー シ ョンの場合 ' コミ ュニテ ィ
考 え る。 レク リ エー シ ョンの必要性 とは'職
重視 '「口で言う より指導者 がまず 実 践 」 を
モ ット ーとし た例 であ る.
視 の指導者 に二分 され るが' ここでは実践 を
ねば意味 がな い。 理論重視 の指導者 と実技 重
教 育 に必要だ と 一口で言 っても、実践 に移 さ
に記 した い。 ただ レク リ エー シ ョンは'学校
と からそ の必要性 を感 じ て実践 した例 を ここ
こ のよう にみるとき'そ の役割 の中 で の 山
日常 生 活 は'緊張 と弛緩 のより よき バ ラ ン
スにより保 たれ ている。そ の中 で レク リ エー
及活動 を始 めると い った段階 が必要 であ ると
先 した レク リ エー シ ョンを身 に つけさ せ'普
われ る。
シ ョンは'人 それぞ れ によ って' とら え方 が
では レクリ エー シ ョンのため の) ことが最 も
違 う Ltま たそ れ は自 由 であ っても良 いと思
自然 に周 囲 の人 にま で影響 を与 え ると いう成
エー シ ョンにお いても同 じく'人 と人 (学生
まず 学校教 育 にレクリ エー シ ョンを取 り入
と考 えられ ている。学校教 育 の中 で のレク リ
対 学生) と の コミ ュニケー シ ョンであ る。家
れ てから の成果 は目を 見張るも のがあ った。
う も のである。 レク リ エー シ ョン の 必 要 性
は' あ らゆ る面 で'大体 言 い尽 - され ては い
庭 と学校 が自分 たち の世界 である学生 たち に
果 があ ってこそ'そ の真価 が認 められ ると い
るが'現在 の日本 で のレクリ エー シ ョンを 見
対象 は'短 大初等教 育科 の学生 '百 五十名。
る。実践 方法 は'次 の四点 に分 け て記 す。
場 所 は'音楽 リズ ムの授業 の中 で 取 り 上 げ
と って'家庭 で の親 子 の断絶 など さまざま な
や'学校 教育 を通 し ての日常 生 活 のすご し方
問題 を かかえ た現在 '学校 の中 で の人間関係
を考 え るとき'非常 に大 きな役割 があ ると思
は残 念 に思わ れ る。
これ は'学校 教 育 の中 にお いても同様 であ
回 したとき'まだ まだ普 及 の段階 にあ る こと
る。まず指導者 が環境設定 を し てやる (ここ
- 35 -
It授業中 で の レクリ エー シ ョンに対 し て
の意故
音楽 リズ ムの授業 で、 レクリ エー シ ョンの
導 入 とし て授業 の前後 に' ソ ング ・ダ ンス ・
ゲ ー ムをそ れぞ れ用 い指導者 の得意 とす るダ
ンスの種 目 には特 に力 を 入 れ た。 (こ れ は'
ン同好会 とし て発 足 した のであ る。
修 会終 了後' それがそ のまま レク リ エー シ ョ
車 ' 六十 五∼ 七十名 の希 望者 が参 加 した。研
あ ったため に希望者 だ け の参 加 で 百 五 十 名
など の レク
や 「ソ ング
リ
」
エー シ ョン指導 に余念 がな か っ
に 「お話」「紙芝 居」「折り紙 」
の子供 たち の コーナーを設定 し'「ゲ ー ム」
し て学友会 と阻 ん で年 に 一度 のクリ ス マスパ
た。 これ らす べては学生 の手 で創 意 工夫 され
実行 に移 され た。ま た学内 で の大 きな行事 と
か月 で同好会 とし て発 足 し'そ の後 そ の活動
が認 められ て 1年 後 には レグリ エー シ f
nン研
るも のを発 足 させる。 (これ はわず か 三、 四
実践段階 とし て'まず活動 団体 の母体 とな
二、 レク- エー シ ョン同好 会 を発 足
笑 い'友 を知 る場 とな るよう に努 めた。
エー シ ョンの授業 は唯 一の友 と語 ら い'友 と
友 人関係 の者 が多数 であ るQ そ の中 で レク リ
は'多 - の友達 と語 らう ことも少 な-特 定 の
れた のであ る。故 に'学友 会行事 に参 加 す る
交流 を目的 と した 。南 の日は体 育 館 で 行 っ
た。 そ の結果 、学友会 でグ ラブ とし て認 めら
がら' 1般 学生 への参 加を呼び かけ学生間 の
た。 こ の目的 は自 分 たち の指導 の勉 強 を しな
スを学内 の広場 で行 った。 こ のため の準 備 は
一週 ず つ指導 計画 を立 てさせ て実 行 に 移 し
ま た昼休 みを利用 し てレグリ エー シ nンダ ン
間 とした (ゲー ム ・ソ ング ・ダ ンス な ど)0
後 十分間 を学生 のレクリ エーシ ョン指導 の時
(日本 レグ>.エー シ ョン協 会 二級 指導資 格申
請 可能 程度 のもの) を行 い'授業 の中 で の前
さ ってく'学内 で の活動 が活発 とな って い
った。引 き続 き'年 に 一度 学外 で の 研 修 会
ル にも出演 ' レクリ エー シ ョンダ ンス全 国 コ
レクリ エー シ ョンダ ンスを創 るよ う に な っ
心 とし て展 開 された。 学生 たち自身 が色 々な
地 域社会 には指導者 の専門 がダ ンスと いう
こともあ って' レク リ エー シ ョンダ ンスを中
祉 関係行事 ・そ の他 )
四'学 外 で の活 動 (
特 に市 の主催 によ る福
ー テ ィー は充実 した行事 の 一つとな ってい っ
た。
好 意 でもあ った。学内 では こ のクリ ス マスパ
ご ろ の活躍 ぶりを認 め て下 さ った学長先 生 の
は 「火 の長」を 学長先生 にお願 いし て'そ れ
ー テ ィーも計画 さ れ' キ ャンド ルサービ スで
究部 とな る)。 これ は結果 とし て発 足 し た も
ことが出来、学園祭 など には'活動 範 囲を広
施 設 の運動 会 そ の他 にも協 力 を求 められ' レ
三'学内 で のレクリ エー シ ョン活動 の実 態
ので'最初 は学生 たち に授業 の中 で レグリ エ
げ '前夜祭 ・後夜祭 '星間 の広場 で のレグ ・
ダ ,tスの指導 を始 め'手造 り の ペ ンダ ンI や
ベー パー グ ラ フ- で の人形 など の即売 '更 に
スキ ンシ ップ を大 切 に楽 し みを優先 とし たも
ー ソ ヨンの導 入を指導 し た にすぎず ' こ心 か
ら の初等教 育科 の教師 とし て身 に つけ てはし
教室 ・
十室 に飾 り つけを し て'・
見学 に来 た 1般
ここでは大 学 の例 であ るが、大 学 と いう所
ンクー ル にも入選 したO市 の行 事 と し ては'
た。 NHK テレビ の ローカ ル番 組 でも紹介 さ
れ'レクリ エー シ ョンダ ンス ・フ ェステ ィ.
ハ
は学生 と の交流 の 一端 ともな った。 これ は 日
いと いう願 望 を含 め て学外 で の研究 会 を試 み
の に気 を配 る)
た結 果 がそうな った のであ る。 これ は有料 で
- 3
6-
ク リ エー シ ョン研究 部 とし
ては全面的 に協力
邑
し体験 する ことがそ のま ま 分 たち の大 きな
ス マスパー テ ィーで の 一般 学生同 士 の交流 と
学校 行事参 加 で の創意 工夫、年 に 一皮 のク リ
日 の昼休 み'学内 広場 で のレグリ エー シ nン
・ダ ンスの指導 など学内 の コミ ュニケー シ ョ
学長先 生 の参 加 によ る 一層 の盛 り上 がり'毎
ンとし て徐 々に成 果 を上げ てい った。
収 穫 とな った。
ンを いか に楽 しむ かと いう より' レクリ エー
のような発展 を遂 げ た のは 「レクリ エーシ ョ
以上 の体験 を し てき た学生 たち は' 〟レ ク
リ エー シ ョンは人 を かえ る ″ の言 葉 ど お り
学校教 育 の中 で のレク リ エー シ ョンが' こ
シ ョンを楽 し んで いたらtよ り良 き人間 関係
の中 に入 っても 一度身 に つけた技 術 '人間性
に'学校 を卒業 し てそれぞ
が出 来 '周 囲 により良 き影響 を 及 ぼした 」 と
いう レク リ エー シ ョンの域 に少 し でも触
はど こ へ行 っても素晴 ら し い人間 関係 を つ-
の生 活 サイ ク ル
からだ と思 われ る。 そ れ は学内 の活動 の歯 車
三
終 わり に' ここ では'学校教 育 と レグリ エ
れ
が ア ッと いう間 に回り出 し'学外 にま で影響
って更 に影響 を与 え てく れ ることと思う。
れた
を 及 ぼし た事 '授業 に取 り 入れ たとき の意 欲
的な創意 工夫など でもう かがえま す。実際 に
三 三 二三 三
三 三 二 ',
...:ItJ.I:.L二
- シ ョンの実践 に基 づ いて記 したが' これ か
ら のレクリ エー シ ョンは' も っと社会生 活 と
思う。実践 例 は大学 であ ったが' 小学校 ・中
の密着 '生涯体 育 の担 い手 とし て学校 教 育 の
中 で のレクリ エー シ ョンを考 え ていき た いと
は 1つで共通 す るも のと思 うO
学校 ・高校 ・大 学 二 蝦 など の差 別 な-' そ
れぞ れ の独自 の流 れ はあ っても'目的'趣旨
レクリ エー シ ョン ・ダ ンスを紹介 i
ポ リー ウ ォリー ド ゥド ル (
sK1 540)
隊 形 -自 由隊 形 ・座 った まま で行う。
前奏 - 8呼聞 き -0
ねらい- アヒルを テー マにした動作 で アヒル
の鳴 き声 「ガ アガ ア」 と声 を出 し て行 っ
ても よ い。座 った状態 の疲 労 回復 にも良
い。 立 って移動 も でき る。
踊 り方
A- 1
6呼間
左手 アヒルの口ば し の格好 で鳴 き声 3回
右 手 アヒルの口ば し の格好 で鳴 き声 3回
の肘 '手首 と順 にボ ンボ ンと叩 いて曲げ
① 左手肩 の高 さ で前 に伸 ば し'右手 で左腕
てい-0 (
図①② ③)次 に手 首を 回 し て
前 に曲げ 3回前 に出 す。右手 は左手肘 の
- 37-
B-1
6呼間
下 におく。(
図④⑤)
②右手 より同じ動作をする。
以上①、②を 2回繰り返す。
*3回手首を前 に出すとき は' アヒルのロ
ばしの表現 で' このとき アヒルの鳴き声を入
れる。
片手ず つ前通しで両肩上げ下 ろし'片手
ず つ前通 しで片肩交互 に上げ下 ろし。
①右手指先を ヒラヒラさせながら右方 より
左方 へ顔 の前を通過 させる。左手より同
じ動作をする。(
図⑥⑦)
② 両肩を上げたり下ろしたりする (2回)
(このとき両手首を立 てるとアヒルが歩
いているような感 じになる)(
岡⑧)
③① と同 じ動作をする。(
図⑨⑩)
④片方ず つ肩 の上げ下げをする。(3 回)
(
② と同 じく手首を立 てる)(図⑪ )
cl1
6呼間
①Bの動作 の繰 り返 し。
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