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学年通信 23号

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学年通信 23号
太田市立城西中学校
第2学年
学年通信
23号
(ハーモニー)
2012年2月2日(木)
いよいよ立志式です
~「立志式」で人生の節目を考える~
立
志式を通して、14歳という節目に志を立てることの意義について考え、自らの将来の生き方にかかわる
自覚と意欲を高めてほしいと願っています。一人一人が自分の「座右の銘」を考えながらこれまでの自
分を振り返り、これからの自己実現には内省心や向上心が必要なことに気づき、そして、この「座右の銘」が毎
日を前向きに生きていこうとするきっかけなってくれるものと信じています。また、法的にも大人としての立場を
理解することで社会の一員としての自覚も深めることができるのではないでしょうか。
以下の文章は、生徒に「立志式」の意義を考えさせるときに配布したプリントに掲載されたものです。保護者の
皆様も是非ご一読下さい。
私たちの一生には、誕生から始まって死ぬまでの間には、様々な「節」があります。毎年迎える誕生日や入学・進級・
卒業などもその中に入るでしょう。しかし、もっと大きな節目として、いわゆる「冠婚葬祭」というものがあります。「冠」とは「元服」
のこと、「婚」とは「婚礼」、「葬」とは「葬式」のことであり「祭」とは「祖先の祭典」ということです。(死後も「人」が「神仏」にな
るまで、死者を忘れぬ人たちが儀式を行っていることをさしています。そして、それら全てを「人生」ととらえている考え方です。)
皆さんは、昔で言う「元服」の年を迎えています。「元服」とは、服を改め、冠を着けるなどして、女子は前髪を上げ、髪
の結い方を替えるなどして、成人になったということをあらわす儀式を言います。つまりこの儀式を通して、もう子供ではないとい
う自覚と、大人としての責任を持つということ。元服を済ませた後は、一人前の大人として扱われるようになりました。
現代社会では、通念も変わり、一般的な意味で「成人」と認められるのは、20歳です。しかし法律上では「14歳」に成
長の一節を設けて、「元服」と同じように、大人になる自覚を促しています。自らが犯した刑事上の責任は、自らが負う様
に定められいます。
「元服」も「刑事上の責任」も、人間の発達段階からみて誠に時期を得ている「節」といえると思います。人間の発達
心理学で言う「青年期」に入ります。この時期の発達課題では次の①~⑤のような事柄ともピッタリと一致しているとも言え
ます。
① 自己の心身にプライドを持つこと ② 一人の人間として社会的役割を受け入れられること
③ 子供らしい依存から脱却して親や他の成人から情緒的に自立していくこと
④ 職業選択の準備に入ること ⑤ 社会的に責任ある行動が出来るようになること
このような事柄をふまえて、14歳というこの時期に、自分の人生について真剣に考えて欲しいと思います。どの様な環境
に生まれ、どの様に生きようとも、自分でまいた種は自分で刈り取らねばならず、自分の言動は、遅かれ早かれ、自分自身
に跳ね返ってくるものです。環境が悪い、条件が悪い、といってみたところでも結論は同じことです。あなたの人生を他人が
代わって生きることは出来ないのです。
さあ、「立志式」です。
気高い理想を胸に抱き、未来に大きく羽ばたこうという意欲を新たに、巣立つ準備と覚悟をもちましょう。
2月の予定
月
火
水
木
金
土
2/1
2
3
4
45分授業
集金日
立志式
立春
日
5
火の授業
数学豆テスト
6
7
全校集会
8
9
学力検査
10
11
授業参観
建国記念日
12
進路説明会
チャレンジ50開始
学年学級委員選出
英語豆テスト
13
14
15
木の授業
16
17
18
19
火の授業
部活なし
部活なし
部活なし
25
26
3
4
理科豆テスト
20
21
期末試験
期末試験
22
23
24
国語豆テスト
専門委員会
27
28
29
3/1
2
資源回収
資源回収
資源回収
資源回収
資源回収
□2月8日(水)に実施される学力検査では、2年生になって学習した内容がどのくらい身に付いているのかを
検査します。生徒諸君の健闘を期待しています。
□2月20日(月)21日(火)の期末試験の範囲は2月6日(月)に発表します。
□2月27日(月)~3月2日(金)は平成23年度最後の資源回収です。ご協力をお願いいたします。
ちなみにこの「立志式」は、(社団法人)日本児童文芸家協会の提唱で第一回が昭
和39年(1964年)2月5日東京新宿の伊勢丹ホールで開かれたものが起源です。
県内では昭和40年9月4日に下仁田町立下仁田中学校で「成人としての自覚を促し、
将来の心構えをもたせるため」2年生を対象に「立志式」を行ったのが最初です。そして、
その後県内各地に広まっていきました。
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