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(57)【要約】 肥満、低BMR、高血糖、高血圧、高コレステロール血症、2型

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(57)【要約】 肥満、低BMR、高血糖、高血圧、高コレステロール血症、2型
JP 2007-534747 A 2007.11.29
(57)【 要 約 】
肥満、低BMR、高血糖、高血圧、高コレステロール血症、2型糖尿病、片頭痛、変形
性関節炎および関節の変性/炎症、臨床的うつ病、更年期障害、老化症候群、循環症候群
、毛細血管の変性、認識および記憶の機能の低下、難聴、性機能障害、などの障害/状態
の治療のための、プレグナン配糖体を単独でまたはいくつかの他の化合物との組み合わせ
で含む投与量が開示される。投与量は、また、上述の障害に関連するさまざまな身体的な
パラメータ/状態/機能、ならびに皮膚の状態、関節可動性、心的状態、記憶の機能およ
び想起、除脂肪体重、スタミナ、性欲などの他のパラメータ/状態/機能の調節/改善の
ために提供される。好ましい配糖体は、90∼95%のカラツバシドを含むカラツバシド
とボウセロシドとの、プレグナン配糖体の相乗的な混合物を含むカラルマ植物の抽出物で
ある。その緑茶、フェヌグリーク、アシュワガンダ、シラジット、コムフォラ ムクル、
ガルシニア、ハイビスカス サブダリッファ、コッキニア、ニガウリ、シナモン、甘草、
レッドクローバー、ホップスフラワー、ザクロの抽出物、およびグルコサミン、モノメチ
オニン亜鉛、シトラスビオフラボノイド、ルチン、バンブーシリカ、シラジット、カラル
マのサポニン配糖体および苦味成分、ならびにセレンとの組み合わせが開示される。
10
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
肥満、片頭痛、変形性関節炎、体重超過、臨床的うつ病、難聴、性機能障害、高BMI
、低BMR、高血糖、高血圧、高コレステロール血症、低スタミナ、低持久力および低エ
ネルギーレベル、認識および記憶の機能の低下、毛細血管の変性、関節の炎症/変性、更
年期障害、老化症候群、循環症候群などの症状/障害の治療ならびに管理における;食欲
のレベル、体重、BMI、BMR、ウエスト、腕、およびヒップの周囲、脂肪レベル、除
脂肪体重、血糖、血圧(bp)、総血中コレステロール、血中のHDLのLDLに対する
比、スタミナ、エネルギーおよび持久力のレベル、認識および記憶の機能、心的状態、循
環、毛細血管の健康、聴力、老化、関節可動性、性的な力、活力、スタミナおよび性欲な
10
どのパラメータ/状態/機能の変化/改善/調節における;ならびに皮膚の栄養における
、ならびに抗酸化剤、抗炎症剤、および抗うつ剤としての、カラルマ(carallum
a)種の植物の抽出物などの形態でのプレグナン配糖体(PG)の、単独でまたはこれら
の混合物としての使用であって、前記治療および管理ならびに変化/改善/調節は、適当
な期間にわたってその有効な毎日の治療用(主)投与量を、次いで任意で、長期間にわた
ってもしくは無期限に、任意で継続的なまたは周期的な(連続的な)形態で服用されるそ
の毎日の維持用投与量を患者に投与することを含み、前記主および維持用投与量の前記P
Gの含有量は含まれるカラツバシド(caratuberside,CTB)の分子当量
で規定され、前記プレグナン配糖体は任意で前記カラルマ種のサポニン配糖体および/ま
たは苦味成分を含み、任意で1以上のさらなる治療の、栄養補給の、または栄養性の成分
20
によって補われる、使用。
【請求項2】
肥満に悩み約25から30のBMIを有し、2型糖尿病および/または軽度から中程度
の高血圧があるかまたはなく、全身の機能障害がない患者のための前記治療用投与量が、
1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月で
あって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBであ
り約6∼8か月間または無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
肥満に悩み約30から50のBMIを有し、2型糖尿病および/または軽度から中程度
の高血圧があるかまたはなく、全身の機能障害がない患者のための前記治療用投与量が、
30
1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月
であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBで
あって約6∼8か月間または無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項4】
肥満に悩む患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから240mg
のCTB、および約150mgから300mgの(−)−ヒドロキシクエン酸塩(HCA
)(ガルシニアカンボジア(Garcinia cambogia)抽出物または他のも
のとして)の組み合わせを含み、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の維持
用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服用される
、請求項1に記載の使用。
40
【請求項5】
中程度の運動を行い、BMRの増加および/または前記スタミナ、エネルギーおよび持
久力のレベルの増加を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250m
gから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意の維
持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBであって長期間にわたって
または無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項6】
スポーツなどの激しい運動を行い、BMRの増加および/または前記スタミナ、エネル
ギーおよび持久力のレベルの増加を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あた
り約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって
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、前記任意の維持用投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTBであって長
期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項7】
中程度のBMRおよび/またはスタミナ、持久力およびエネルギーのレベルの増加を希
望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約2mgから15mgの前記サポニ
ン配糖体を含む約90mgから150mgのCTB、および約100mgから200mg
の緑茶カテキンの組み合わせを含み、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の
維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服用さ
れる、請求項1に記載の使用。
【請求項8】
10
BMRおよび/またはスタミナ、持久力およびエネルギーのレベルの増加を希望する患
者のための前記治療用投与量が、1日あたり約2mgから20mgの前記サポニン配糖体
を含む約100mgから200mgのCTBと、約100mgから200mgの緑茶カテ
キン、および約100mgから200mgのアシュワガンダ(Ashwagandha)
のウィタゴライドとの組み合わせを含み、前記治療期間が約6∼9か月であって、前記任
意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服
用される、請求項1に記載の使用。
【請求項9】
中 程 度 の 運 動 を 行 い 、 除 脂 肪 体 重 ( 筋 肉 量 )の 増 加 を 希 望 す る 患 者 の た め の 前 記 治 療 用
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3
20
∼4か月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgの
CTBであって長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項10】
激 し い 運 動 を 行 い 、 除 脂 肪 体 重 ( 筋 肉 量 )の 増 加 を 希 望 す る 患 者 の た め の 前 記 治 療 用 投
与量が、1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3
∼4か月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約250mgから500mgの
CTBであって長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項11】
軽度から中程度の放射線症状を伴う、初期から中期の体重を支える関節の変形性関節炎
を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者のための前記治療用
30
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約4
∼5か月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgの
CTBであって長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項12】
軽度から中程度の放射線症状を伴う、重度の体重を支える関節の変形性関節炎を患う、
および/または関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約4∼5か
月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTB
であって長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項13】
40
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから300mgのCTBと、約4
00mgから1000mgのグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)との組み合わ
せであり、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用
投与量と同じであるか、または約250から300mgのCTBを含み、約6か月間にわ
たってまたは無期限に服用され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩と
してのものである、請求項1に記載の使用。
【請求項14】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約90mgから270mgのCTBと、約25
50
(4)
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0mgから750mgのグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)、および約75m
gから250mgのルチン(または他のビオフラボノイド)との組み合わせであり、前記
治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じで
あるか、または約250から300mgのCTBを含み、約6か月間にわたってまたは無
期限に服用され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩としてのものであ
る、請求項1に記載の使用。
【請求項15】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから300mgのCTBと、約3
00mgから900mgのルチン(または他のビオフラボノイド)との組み合わせであり
10
、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と
同じであるか、または約250から300mgのCTBを含み、約6か月間にわたってま
たは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項16】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和ならびに関節の
若返りを希望する患者(特に40歳以上)のための栄養補助食品を構成する前記治療用投
与量が、1日あたり約100mgから200mgのCTBと、約600mgから750m
gのグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間
が長期間から無期限であり、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩として
のものである、請求項1に記載の使用。
20
【請求項17】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから300mgのCTBと、約3
00mgから900mgのルチン(または他のビオフラボノイド)および約50mgから
100mgのバンブーシリカ(70%濃度または他のもの)との組み合わせであり、前記
治療期間が約6∼8か月または関節炎の状態が鎮圧されるまでのいずれか早いほうであっ
て、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであるか、または約250から3
00mgのCTBを含み、長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載
の使用。
【請求項18】
30
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約90mgから270mgのCTBと、約25
0mgから750mgのグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)、約75mgから
250mgのルチン(または他のビオフラボノイド)および約50mgから100mgの
バンブーシリカ(70%濃度または他のもの)との組み合わせであり、前記治療期間が約
6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであるか、また
は約250から300mgのCTBを含み、約6か月間から無期限に服用され、ここで規
定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩としてのものである、請求項1に記載の使用
。
【請求項19】
40
2型糖尿病を患い、約120∼150mg/dLの空腹時血糖(FBS)値を有する、
および/または血糖の制御/調節を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あた
り約500mgから1000mgのCTBであり、長期間にわたってまたは無期限に服用
される、請求項1に記載の使用。
【請求項20】
2型糖尿病を患い、約150mg/dLを超える空腹時血糖(FBS)値を有する、お
よび/または血糖の制御/調節を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり
約1000mgから1500mgのCTBであり、長期間にわたってまたは無期限に服用
される、請求項1に記載の使用。
【請求項21】
50
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高血糖値もしくは2型糖尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約2mgから8mgのカラルマ種の植物の苦味
成分を含む約100mgから250mgのCTBと、約100mgから200mgの4−
ヒドロキシ−イソロイシン(フェヌグリーク(Fenugreek)抽出物または他のも
のとして)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の維
持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服用され
る、請求項1に記載の使用。
【請求項22】
2型糖尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者のための前記治療
用投与量が、1日あたり約100mgから250mgのCTBと、約10%のテルペンを
10
含む約100mgから200mgのコッキニア(Coccinia)抽出物、約8%の苦
味成分を含む約100mgから200mgのニガウリ、約15%のポリフェノールを含む
約100mgから200mgのシナモン抽出物、および約40%の4−ヒドロキシ−イソ
ロイシンを含む約100mgから200mgのフェヌグリーク抽出物との組み合わせであ
り、前記治療期間が約6∼7か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量
と同じであって長期間にわたってまたは好ましくは無期限に服用される、請求項1に記載
の使用。
【請求項23】
軽度から中程度の高血圧を有する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約25
0mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意
20
の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBであって、長期間にわ
たってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項24】
重度の高血圧を有する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500mgから
1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意の維持用
投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTBであって、長期間にわたってま
たは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項25】
軽度から中程度の高血圧を有する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約12
5mgから250mgのCTBと、約125mgから250mgのHCA(ガルシニア抽
30
出物または他の形態で)との組み合わせであり、長期間にわたってまたは無期限に服用さ
れる、請求項1に記載の使用。
【請求項26】
軽度から中程度の高血圧を有する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約12
5mgから250mgのCTBと、約3%のググルステロンを含む約125mgから25
0mgのコムフォラ ムクル(Commiphora Mukul)抽出物との組み合わ
せであり、長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項27】
軽度から中程度の食欲の減退を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり
約250mgから500mgのCTBであり、長期間にわたってまたは無期限に服用され
40
る、請求項1に記載の使用。
【請求項28】
重度の食欲の減退を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500m
gから1000mgのCTBであり、長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求
項1に記載の使用。
【請求項29】
食欲の減退を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから
240mgのCTBと、約150mgから300mgのHCA(ガルシニア抽出物または
他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任
意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服
50
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用される、請求項1に記載の使用。
【請求項30】
ゆるやかな/段階的な体重の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あ
たり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって
、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBであって長
期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項31】
速やかな体重の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500
mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意
の維持用投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTBであって長期間にわた
10
ってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項32】
体重の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから
240mgのCTBと、約150mgから300mgのHCA(ガルシニア抽出物または
他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任
意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服
用される、請求項1に記載の使用。
【請求項33】
ウエスト、ヒップ、および腕の周囲の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月
20
であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBで
あって長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項34】
ウエスト、ヒップ、および腕の周囲の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約120mgから240mgのCTBと、約150mgから300mgのH
CA(ガルシニア抽出物または他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が
約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期
間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項35】
片頭痛を患う患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500mgから1000
30
mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、偏頭痛の攻撃が続く期間中
は前記投与量を2倍にする、請求項1に記載の使用。
【請求項36】
軽度の臨床的うつ病を患う患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約125mg
から250mgのCTBであり、前記治療期間はその症状がなくなるまで延長される、請
求項1に記載の使用。
【請求項37】
重度の臨床的うつ病を患う患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250mg
から1000mgのCTBであり、前記治療期間はその症状がなくなるまで延長される、
請求項1に記載の使用。
40
【請求項38】
臨床的うつ病を患う、または心的状態の向上を希望する患者のための前記治療用投与量
が、1日あたり約250mgから500mgのCTBと、約100mgから200mgの
アシュワガンダのウィタゴライドとの組み合わせであり、前記治療期間が約12∼18か
月であって、前記任意の維持用投与量が、約125mgから250mgのCTBと、約5
0mgから100mgの前記ウィタゴライドとの組み合わせであり、長期間にわたってま
たは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項39】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者のための前記治療用
50
(7)
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投与量が、1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が、
前記機能障害および性欲の低下が存在する期間にわたって、または患者が性的な活力、力
、およびスタミナの向上を希望するかぎり延長される、請求項1に記載の使用。
【請求項40】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者のための前記治療用
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBと、約100mgから200
mgのアシュワガンダのウィタゴライドとの組み合わせであり、前記治療期間が約6∼1
2か月にわたって延長され、前記任意の維持用投与量が、約125mgから250mgの
CTBと、約50mgから100mgの前記ウィタゴライドとの組み合わせであり、前記
10
機能障害および性欲の低下が存在する期間にわたって、または患者が性的な活力、力、お
よびスタミナの向上を希望するかぎり服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項41】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者のための前記治療用
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBと、約100mgから200
mgのシラジット(Shilajith)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼
12か月にわたって延長され、前記任意の維持用投与量が、約125mgから250mg
のCTBと、約50mgから100mgのシラジットとの組み合わせであり、前記機能障
害および性欲の低下が存在する期間にわたって、または患者が性的な活力、力、およびス
20
タミナの向上を希望するかぎり服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項42】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者のための前記治療用
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBと、約50%のプロトジオシ
ンを含む約250mgから500mgのフェヌグリーク抽出物との組み合わせであり、前
記治療期間が約3∼4か月にわたって延長され、前記任意の維持用投与量が、約125m
gから250mgのCTBと、約125mgから250mgの前記フェヌグリーク抽出物
との組み合わせであり、前記機能障害および性欲の低下が存在する期間にわたって、また
は患者が性的な活力、力、およびスタミナの向上を希望するかぎり服用される、請求項1
30
に記載の使用。
【請求項43】
認識および記憶の機能の低下に悩む、および/または認識および記憶の機能の向上を希
望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCT
Bであり、前記治療期間が約3∼4か月である、請求項1に記載の使用。
【請求項44】
老化症候群の治療を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250m
gから500mgのCTBであり、前記治療期間が長期間から無期限である、請求項1に
記載の使用。
【請求項45】
40
老化症候群の治療を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約100m
gから200mgのCTBと、約100mgから200mgの緑茶のカテキンおよび約1
00mgから約200mgのカラルマのサポニン配糖体との組み合わせであり、前記任意
の維持用投与量が、約100mgから200mgのCTBと、約50mgから100mg
の前記カテキンおよび約120mgから約300mgの前記サポニン配糖体との組み合わ
せであって、長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項46】
老化症候群の治療を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約100m
gから200mgのCTBと、約40%のカテキンを含む約250mgから350mgの
緑茶抽出物との組み合わせであり、前記治療期間が長期間から無期限であり、前記組み合
50
(8)
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わせが老化症候群と戦う抗酸化栄養補助食品でもある、請求項1に記載の使用。
【請求項47】
老化症候群の治療を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約50mg
から100mgのCTBと、約100mgから150mgのモノメチオニン亜鉛、約15
0mgから250mgのシトラスビオフラボノイド、および約2mgから8mgのセレン
(キレートまたは他のものとして)との組み合わせであり、長期間にわたってまたは無期
限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項48】
聴力障害に悩む患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250mgから500
mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意の維持用投与量が
10
1日あたり約125mgから250mgのCTBであり長期間にわたってまたは無期限に
服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項49】
循環障害に悩む患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500mgから100
0mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意の維持用投与量
が1日あたり約250mgから500mgのCTBであり長期間にわたってまたは無期限
に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項50】
毛細血管の弾力性の損失などの毛細血管の変性に悩む、および/または毛細血管の弾力
性の回復または維持を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500m
20
gから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記維持用
投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTBであり長期間から無期限に服用
される、請求項1に記載の使用。
【請求項51】
皮膚の栄養、弾力性、および健康を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あ
たり約50mgから100mgのCTBと、約100mgから150mgのモノメチオニ
ン亜鉛、約150mgから200mgのシトラスビオフラボノイド、および約2mgから
8mgのセレン(キレートまたは他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間
が長期間から無期限である、請求項1に記載の使用。
【請求項52】
30
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約100mgから
150mgのモノメチオニン亜鉛、約150mgから200mgのシトラスビオフラボノ
イド、および約6mgから10mgのセレン(キレートまたは他のものとして)との組み
合わせであり、前記治療期間が、症状が続く、または必要な期間である、請求項1に記載
の使用。
【請求項53】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約5%のトリフィ
トエストロゲンを含む約100mgから200mgの甘草(Liquorice)の抽出
40
物との組み合わせであり、前記治療期間が、症状が続く期間、または所望の期間である、
請求項1に記載の使用。
【請求項54】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約8%のイソフラ
ボンを含む約100mgから200mgのレッドクローバー(Red Clover)の
抽出物との組み合わせであり、前記治療期間が、症状が続く期間、または所望の期間であ
る、請求項1に記載の使用。
【請求項55】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
50
(9)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約5%のトリフィ
トエストロゲンを含む約100mgから200mgのホップスフラワー(Hops Fl
ower)の抽出物との組み合わせであり、前記治療期間が、症状が続く期間、または所
望の期間である、請求項1に記載の使用。
【請求項56】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約10%のエラグ
酸を含む約100mgから200mgのザクロ(Pomegranate)の抽出物との
組み合わせであり、前記治療期間が、症状が続く期間、または所望の期間である、請求項
1に記載の使用。
10
【請求項57】
癌の予防/防御を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約50mgか
ら100mgのCTBと、約100mgから150mgのモノメチオニン亜鉛、約150
mgから200mgのシトラスビオフラボノイド、および約2mgから8mgのセレン(
キレートまたは他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が無期限である、
請求項1に記載の使用。
【請求項58】
血中コレステロールの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約
125mgから500mgのCTBと、約25%のポリフェノールを含む約150mgか
ら250mgのハイビスカス サブダリッファ抽出物および約3%のググルステロンを含
20
む約100mgから200mgのコムフォラ ムクル抽出物との組み合わせであり、前記
治療期間が長期間から無期限である、請求項1に記載の使用。
【請求項59】
血中コレステロールの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約
120mgから240mgのCTBと、約150mgから300mgのHCA(ガルシニ
アカンボジア抽出物または他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が約6
∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間に
わたって、好ましくは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項60】
血中コレステロールの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約
30
2mgから15mgのカラルマのサポニン配糖体を含む約90mgから150mgのCT
Bと、約100mgから200mgの緑茶のカテキンとの組み合わせであり、前記治療が
長期間にわたるかまたは無期限である、請求項1に記載の使用。
【請求項61】
約25から30のBMIを有し、糖尿病または正常であり、正常血圧または軽度から中
程度の高血圧があり、全身の機能障害がなく、好ましくは食事制限をしているおよび/ま
たは中程度の運動をしていて、BMIの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月
であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBで
あり約6∼8か月間、好ましくは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
40
【請求項62】
約30から50のBMIを有し、糖尿病または正常であり、正常血圧または軽度から中
程度の高血圧があり、全身の機能障害がなく、好ましくは食事制限をしているおよび/ま
たは中程度の運動をしていて、BMIの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か
月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTB
であり約6∼8か月間、好ましくは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項63】
BMIの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgか
ら240mgのCTBおよび約150mgから300mgの(−)−ヒドロキシクエン酸
50
(10)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
塩(HCA)(ガルシニアカンボジア抽出物または他のものとして)の組み合わせを含み
、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と
同じであって長期間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項64】
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBを含
み、前記治療期間が長期間から無期限である、請求項1に記載の使用。
【請求項65】
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約100mgから200mgのCTBと、
10
約100mgから200mgの緑茶のカテキン(緑茶抽出物または他のものとして)およ
び約100mgから約200mgのカラルマのサポニン配糖体との組み合わせを含み、前
記治療期間が長期間から無期限である、請求項1に記載の使用。
【請求項66】
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約100mgから200mgのCTBと、
約40%のカテキンを含む約250mgから350mgの緑茶抽出物との組み合わせを含
み、前記治療期間が長期間から無期限であり、前記治療用投与量が老化症候群と戦う抗酸
化栄養補助食品でもある、請求項1に記載の使用。
【請求項67】
20
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約
100mgから150mgのモノメチオニン亜鉛、約150mgから200mgのシトラ
スビオフラボノイド、および約2mgから8mgのセレン(キレートまたは他のものとし
て)との組み合わせを含み、前記治療期間が無期限である、請求項1に記載の使用。
【請求項68】
2型糖尿病を患う患者の治療ための、前記治療用投与量が、1日あたり約100mgか
ら250mgのCTB、約100mgから200mgの前記4−ヒドロキシ−ロイシン、
および約2gから約8mgの範囲のカラルマの苦味成分の組み合わせであり、前記期間が
約6∼8か月であり、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間
30
にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の使用。
【請求項69】
前記組み合わせが、混合物もしくはその成分の形態で、または連続的に投与される、請
求項1∼68のいずれか1項に記載の使用。
【請求項70】
前記治療用投与量が、部分に分割され、それぞれが別々に、好ましくは食事時に投与さ
れる、請求項1∼69のいずれか1項に記載の使用。
【請求項71】
前記プレグナン配糖体は、異性体を含むカラツバシドおよびボウセロシドを主に含む、
請求項1∼70のいずれか1項に記載の使用。
40
【請求項72】
前記カラツバシドおよびボウセロシドは、99重量%以上の前記配糖体を含む、請求項
71に記載の使用。
【請求項73】
前記カラツバシドのボウセロシドに対する比は、重量比で約9:1∼19:1である、
請求項72に記載の使用。
【請求項74】
前記プレグナン配糖体は、植物由来のものであって、1以上のカラルマ種の植物の抽出
物を含む、請求項1∼73のいずれか1項に記載の使用。
【請求項75】
50
(11)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
前記プレグナン配糖体は、カラルマフィンブリアタ種の抽出物を含む、請求項74に記
載の使用。
【請求項76】
前記プレグナン配糖体は、変換されていない形態で存在する、請求項1∼75のいずれ
か1項に記載の使用。
【請求項77】
前記プレグナン配糖体が水性エタノール抽出物の形態で存在し、前記プレグナン配糖体
の含有量が、好ましくは、約5∼15%(w/w)または約15%(w/w)超である、
請求項1∼76のいずれか1項に記載の使用。
【請求項78】
10
前記プレグナン配糖体が適当な賦形剤に吸着した形態で存在し、前記プレグナン配糖体
の含有量が、好ましくは、約25∼30%(w/w)または約30%(w/w)超、好ま
しくは約25%(w/w)または50%(w/w)である、請求項1∼76のいずれか1
項に記載の使用。
【請求項79】
前記賦形剤が、マルトデキストリンまたは炭酸マグネシウムである、請求項78に記載
の使用。
【請求項80】
前記プレグナン配糖体は、任意の製薬上許容される塩および/または任意の製薬上許容
される担体の形態で存在する、請求項1∼75のいずれか1項に記載の使用。
20
【請求項81】
前記治療用および維持用投与量は、カプセル、錠剤、シロップ、スプレーなどの任意の
製薬上許容される形態で存在する、請求項1∼80のいずれか1項に記載の使用。
【請求項82】
前記治療用および維持用投与量は、ソフトな、またはハードなゼラチンのカプセルの形
態で存在し、前記プレグナン配糖体の含有量が、好ましくは約25重量%または50重量
%である、請求項81に記載の使用。
【請求項83】
肥満、片頭痛、変形性関節炎、体重超過、臨床的うつ病、難聴、性機能障害、高BMI
、低BMR、高血糖、高血圧、高コレステロール血症、低スタミナ、低持久力および低エ
30
ネルギーレベル、認識および記憶の機能の低下、毛細血管の変性、関節の炎症/変性、更
年期障害、老化症候群、循環症候群などの症状/障害に悩む;または食欲のレベル、体重
、BMI、BMR、ウエスト、腕、およびヒップの周囲、脂肪レベル、除脂肪体重、血糖
、血圧(bp)、総血中コレステロール、血中のHDLのLDLに対する比、スタミナ、
エネルギーおよび持久力のレベル、認識および記憶の機能、心的状態、循環、毛細血管の
健康、皮膚の健康、聴力、老化、関節可動性、または性的なスタミナ、力、活力、および
性欲などのパラメータ/状態/機能の変化/改善/調節を希望する患者の治療/管理の方
法であって、適当な期間にわたって、プレグナン配糖体(PG)の有効な毎日の治療用(
主)投与量を、カラルマ種の植物の抽出物などの形態で、単独でまたはこれらの混合物と
して、次いで任意で、長期間にわたってもしくは無期限に、任意で継続的なまたは周期的
40
な(連続的な)形態で服用されるその毎日の維持用投与量を患者に投与することを含み、
前記主および維持用投与量の前記PGの含有量は含まれるカラツバシド(CTB)の分子
当量で規定され、前記プレグナン配糖体は任意で前記カラルマ種のサポニン配糖体および
/または苦味成分を含み、任意で1以上のさらなる治療の、栄養補給の、または栄養性の
成分によって補われる、方法。
【請求項84】
肥満に悩み約25から30のBMIを有し、2型糖尿病および/または軽度から中程度
の高血圧があるかまたはなく、全身の機能障害がない患者のための前記治療用投与量が、
1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月で
あって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBであ
50
(12)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
り約6∼8か月間または無期限に服用され、あるいは前記維持用投与量が、約6∼7か月
のオフと約4∼5か月のオンとで周期的に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2
回の主要な食事の前約1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項85】
肥満に悩み約30から50のBMIを有し、2型糖尿病および/または軽度から中程度
の高血圧があるかまたはなく、全身の機能障害がない患者のための前記治療用投与量が、
1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月
であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBで
あって約6∼8か月間または無期限に、あるいは前記維持用投与量が、約6∼7か月のオ
フと約4∼5か月のオンとで周期的に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の
10
主要な食事の前約1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項86】
肥満に悩む患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから240mg
のCTB、および約150mgから300mgの(−)−ヒドロキシクエン酸塩(HCA
)(ガルシニア抽出物または他のものとして)の組み合わせを含み、前記治療期間が約6
∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間に
わたってまたは無期限、あるいは前記維持用投与量が、約6∼7か月のオフと約4∼5か
月のオンとで周期的に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の前
約1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項87】
20
中程度の運動を行い、BMRの増加および/または前記スタミナ、エネルギーおよび持
久力のレベルの増加を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250m
gから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意の維
持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBであって長期間にわたって
または無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約1時
間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項88】
スポーツなどの激しい運動を行い、BMRの増加および/または前記スタミナ、エネル
ギーおよび持久力のレベルの増加を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あた
り約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって
30
、前記任意の維持用投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTBであって長
期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な
食事の後約1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項89】
中程度のBMRおよび/またはスタミナ、持久力およびエネルギーのレベルの増加を希
望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約2mgから15mgの前記サポニ
ン配糖体を含む約90mgから150mgのCTB、および約100mgから200mg
の緑茶カテキンの組み合わせを含み、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の
維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服用さ
れ、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約1時間以内に2段階で服用
40
される、請求項1に記載の方法。
【請求項90】
BMRおよび/またはスタミナ、持久力およびエネルギーのレベルの増加を希望する患
者のための前記治療用投与量が、1日あたり約2mgから20mgの前記サポニン配糖体
を含む約100mgから200mgのCTB、約100mgから200mgの緑茶カテキ
ン、および約100mgから200mgのアシュワガンダ(Ashwagandha)の
ウィタゴライドの組み合わせを含み、前記治療期間が約6∼9か月であって、前記任意の
維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服用さ
れ、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約1時間以内に2段階で服用
される、請求項1に記載の方法。
50
(13)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
【請求項91】
中 程 度 の 運 動 を 行 い 、 除 脂 肪 体 重 ( 筋 肉 量 )の 増 加 を 希 望 す る 患 者 の た め の 前 記 治 療 用
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3
∼4か月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgの
CTBであって長期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1
日の2回の主要な食事の後約1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項92】
激 し い 運 動 を 行 い 、 除 脂 肪 体 重 ( 筋 肉 量 )の 増 加 を 希 望 す る 患 者 の た め の 前 記 治 療 用 投
与量が、1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3
∼4か月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約250mgから500mgの
10
CTBであって長期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1
日の2回の主要な食事の後約1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項93】
軽度から中程度の放射線症状を伴う、初期から中期の体重を支える関節の変形性関節炎
を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者のための前記治療用
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約4
∼5か月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgの
CTBであって長期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1
日の2回の主要な食事の後約1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項94】
20
軽度から中程度の放射線症状を伴う、重度の体重を支える関節の変形性関節炎を患う、
および/または関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約4∼5か
月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTB
であって長期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2
回の主要な食事の後約1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項95】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから300mgのCTBと、約4
00mgから1000mgのグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)との組み合わ
30
せであり、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用
投与量と同じであるか、または約250から300mgのCTBを含み、約6か月間にわ
たってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後
約1時間以内に2段階で服用され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩
としてのものである、請求項1に記載の方法。
【請求項96】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約90mgから270mgのCTBと、約25
0mgから750mgのグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)、および約75m
gから250mgのルチン(または他のビオフラボノイド)との組み合わせであり、前記
40
治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じで
あるか、または約250から300mgのCTBを含み、約6か月間にわたってまたは無
期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約1時間以内に
2段階で服用され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩としてのもので
ある、請求項1に記載の方法。
【請求項97】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから300mgのCTBと、約3
00mgから900mgのルチン(または他のビオフラボノイド)との組み合わせであり
、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と
50
(14)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
同じであるか、または約250から300mgのCTBを含み、約6か月間にわたってま
たは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約1時間
以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項98】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和ならびに関節の
若返りを希望する患者(特に40歳以上)のための栄養補助食品を構成する前記治療用投
与量が、1日あたり約100mgから200mgのCTBと、約600mgから750m
gのグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間
が長期間から無期限であり、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約1
時間以内に2段階で服用され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩とし
10
てのものである、請求項1に記載の方法。
【請求項99】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから300mgのCTBと、約3
00mgから900mgのルチン(または他のビオフラボノイド)および約50mgから
100mgのバンブーシリカ(70%)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼8
か月または関節炎の状態が鎮圧されるまでのいずれか早いほうであって、前記任意の維持
用投与量が前記治療用投与量と同じであるか、または約250から300mgのCTBを
含み、長期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回
の主要な食事の後約1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
20
【請求項100】
体重を支える関節の変形性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり約90mgから270mgのCTBと、約25
0mgから750mgのグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)、約75mgから
250mgのルチン(または他のビオフラボノイド)および約50mgから100mgの
バンブーシリカ(70%)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼8か月であって
、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであるか、または約250から30
0mgのCTBを含み、約6か月間から無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1
日の2回の主要な食事の後約1時間以内に2段階で服用され、ここで規定される前記グル
コサミンの量はその硫酸塩としてのものである、請求項1に記載の方法。
30
【請求項101】
2型糖尿病を患い、約120∼150mg/dLの空腹時血糖(FBS)値を有する、
および/または血糖の制御/調節を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あた
り約500mgから1000mgのCTBであり、長期間にわたってまたは無期限に服用
され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2
段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項102】
2型糖尿病を患い、約150mg/dLを超える空腹時血糖(FBS)値を有する、お
よび/または血糖の制御/調節を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり
約1000mgから1500mgのCTBであり、長期間にわたってまたは無期限に服用
40
され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2
段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項103】
高血糖値もしくは2型糖尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者
のための前記治療用投与量が、1日あたり、約2mgから8mgのカラルマ種の植物の苦
味成分を含む約100mgから250mgのCTBと、約100mgから200mgの4
−ヒドロキシ−イソロイシン(フェヌグリーク(Fenugreek)抽出物または他の
ものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任意の
維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服用さ
れ、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段
50
(15)
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階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項104】
2型糖尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者のための前記治療
用投与量が、1日あたり、約100mgから250mgのCTBと、約10%のテルペン
を含む約100mgから200mgのコッキニア(Coccinia)抽出物、約8%の
苦味成分を含む約100mgから200mgのニガウリ、約15%のポリフェノールを含
む約100mgから200mgのシナモン抽出物、および約40%の4−ヒドロキシ−イ
ソロイシンを含む約100mgから200mgのフェヌグリーク抽出物との組み合わせで
あり、前記治療期間が約6∼7か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与
量と同じであって長期間にわたってまたは好ましくは無期限に服用され、前記投与量は、
10
好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請
求項1に記載の方法。
【請求項105】
軽度から中程度の高血圧を有する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約25
0mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意
の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBであって、長期間にわ
たってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後
約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項106】
重度の高血圧を有する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500mgから
20
1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意の維持用
投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTBであって、長期間にわたってま
たは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5
∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項107】
軽度から中程度の高血圧を有する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約12
5mgから250mgのCTBと、約125mgから250mgのHCA(ガルシニア抽
出物または他の形態で)との組み合わせであり、長期間にわたってまたは無期限に服用さ
れ、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段
階で服用される、請求項1に記載の方法。
30
【請求項108】
軽度から中程度の高血圧を有する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約12
5mgから250mgのCTBと、約3%のググルステロンを含む約125mgから25
0mgのコムフォラ ムクル(Commiphora Mukul)抽出物との組み合わ
せであり、長期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の
2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方
法。
【請求項109】
軽度から中程度の食欲の減退を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり
約250mgから500mgのCTBであり、長期間にわたってまたは無期限に服用され
40
、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の前約1∼2時間以内に2段階で服
用される、請求項1に記載の方法。
【請求項110】
重度の食欲の減退を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500m
gから1000mgのCTBであり、長期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投
与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の前約1∼2時間以内に2段階で服用される
、請求項1に記載の方法。
【請求項111】
食欲の減退を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから
240mgのCTBと、約150mgから300mgのHCA(ガルシニア抽出物または
50
(16)
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他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任
意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服
用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の前約1∼2時間以内に2段
階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項112】
ゆるやかな/段階的な体重の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あ
たり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって
、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBであって長
期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な
食事の前1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
10
【請求項113】
速やかな体重の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500
mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意
の維持用投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTBであって長期間にわた
ってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の前約
1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項114】
体重の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgから
240mgのCTBと、約150mgから300mgのHCA(ガルシニア抽出物または
他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼8か月であって、前記任
20
意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間にわたってまたは無期限に服
用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の前約1∼2時間以内に2段
階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項115】
ウエスト、ヒップ、および腕の周囲の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月
であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBで
あって長期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回
の主要な食事の前約1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項116】
30
ウエスト、ヒップ、および腕の周囲の減少を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約120mgから240mgのCTBと、約150mgから300mgのH
CA(ガルシニア抽出物または他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が
約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期
間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食
事の前約1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項117】
片頭痛を患う患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500mgから1000
mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、偏頭痛の攻撃が続く期間中
は前記投与量が2倍にされ、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0
40
.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項118】
軽度の臨床的うつ病を患う患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約125mg
から250mgのCTBであり、前記治療期間はその症状がなくなるまで延長され、前記
投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用
される、請求項1に記載の方法。
【請求項119】
重度の臨床的うつ病を患う患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250mg
から1000mgのCTBであり、前記治療期間はその症状がなくなるまで延長され、前
記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服
50
(17)
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用される、請求項1に記載の方法。
【請求項120】
臨床的うつ病を患う、または心的状態の向上を希望する患者のための前記治療用投与量
が、1日あたり約250mgから500mgのCTBと、約100mgから200mgの
アシュワガンダのウィタゴライドとの組み合わせであり、前記治療期間が約12∼18か
月であって、前記任意の維持用投与量が、約125mgから250mgのCTBと、約5
0mgから100mgの前記ウィタゴライドとの組み合わせであり、長期間にわたってま
たは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5
∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項121】
10
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者のための前記治療用
投与量が、1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が、
前記機能障害および性欲の低下が存在する期間にわたって、または患者が性的な活力、力
、およびスタミナの向上を希望するかぎり延長され、前記投与量は、好ましくは1日の2
回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法
。
【請求項122】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者のための前記治療用
20
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBと、約100mgから200
mgのアシュワガンダのウィタゴライドとの組み合わせであり、前記治療期間が約6∼1
2か月にわたって延長され、前記任意の維持用投与量が、約125mgから250mgの
CTBと、約50mgから100mgの前記ウィタゴライドとの組み合わせであり、前記
機能障害および性欲の低下が存在する期間にわたって、または患者が性的な活力、力、お
よびスタミナの向上を希望するかぎり服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の
主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項123】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者のための前記治療用
30
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBと、約100mgから200
mgのシラジット(Shilajith)との組み合わせであり、前記治療期間が約6∼
12か月にわたって延長され、前記任意の維持用投与量が、約125mgから250mg
のCTBと、約50mgから100mgのシラジットとの組み合わせであり、前記機能障
害および性欲の低下が存在する期間にわたって、または患者が性的な活力、力、およびス
タミナの向上を希望するかぎり服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な
食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項124】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者のための前記治療用
40
投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBと、約50%のプロトジオシ
ンを含む約250mgから500mgのフェヌグリーク抽出物との組み合わせであり、前
記治療期間が約3∼4か月にわたって延長され、前記任意の維持用投与量が、約125m
gから250mgのCTBと、約125mgから250mgの前記フェヌグリーク抽出物
との組み合わせであり、前記機能障害および性欲の低下が存在する期間にわたって、また
は患者が性的な活力、力、およびスタミナの向上を希望するかぎり服用され、前記投与量
は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される
、請求項1に記載の方法。
【請求項125】
認識および記憶の機能の低下に悩む、および/または認識および記憶の機能の向上を希
50
(18)
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望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCT
Bであり、前記治療期間が約3∼4か月であり、前記投与量は、好ましくは1日の2回の
主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項126】
老化症候群の治療を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250m
gから500mgのCTBであり、前記治療期間が長期間から無期限であり、前記投与量
は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される
、請求項1に記載の方法。
【請求項127】
老化症候群の治療を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約100m
10
gから200mgのCTBと、約100mgから200mgの緑茶のカテキンおよび約1
00mgから約200mgのカラルマのサポニン配糖体との組み合わせであり、前記任意
の維持用投与量が、約100mgから200mgのCTBと、約50mgから100mg
の前記カテキンおよび約120mgから約300mgの前記サポニン配糖体との組み合わ
せであって、長期間にわたってまたは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日
の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の
方法。
【請求項128】
老化症候群の治療を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約100m
gから200mgのCTBと、約40%のカテキンを含む約250mgから350mgの
20
緑茶抽出物との組み合わせであり、前記治療期間が長期間から無期限であり、前記投与量
は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される
、請求項1に記載の方法。
【請求項129】
老化症候群の治療を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約50mg
から100mgのCTBと、約100mgから150mgのモノメチオニン亜鉛、約15
0mgから250mgのシトラスビオフラボノイド、および約2mgから8mgのセレン
(キレートまたは他のものとして)との組み合わせであり、長期間にわたってまたは無期
限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間
以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
30
【請求項130】
聴力障害に悩む患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250mgから500
mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意の維持用投与量が
1日あたり約125mgから250mgのCTBであり長期間にわたってまたは無期限に
服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内
に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項131】
循環障害に悩む患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500mgから100
0mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記任意の維持用投与量
が1日あたり約250mgから500mgのCTBであり長期間にわたってまたは無期限
40
に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以
内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項132】
毛細血管の弾力性の損失などの毛細血管の変性に悩む、および/または毛細血管の弾力
性の回復または維持を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約500m
gから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月であって、前記維持用
投与量が1日あたり約250mgから500mgのCTBであり長期間から無期限に服用
され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2
段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項133】
50
(19)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
皮膚の栄養、弾力性、および健康を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あ
たり約50mgから100mgのCTBと、約100mgから150mgのモノメチオニ
ン亜鉛、約150mgから200mgのシトラスビオフラボノイド、および約2mgから
8mgのセレン(キレートまたは他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間
が長期間から無期限であり、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0
.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項134】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約100mgから
150mgのモノメチオニン亜鉛、約150mgから200mgのシトラスビオフラボノ
10
イド、および約6mgから10mgのセレン(キレートまたは他のものとして)との組み
合わせであり、前記治療期間が必要な期間であり、前記投与量は、好ましくは1日の2回
の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項135】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約5%のトリフィ
トエストロゲンを含む約100mgから200mgの甘草(Liquorice)の抽出
物との組み合わせであり、前記治療期間が、症状が続く期間、または所望の期間であり、
前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で
服用される、請求項1に記載の方法。
20
【請求項136】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約8%のイソフラ
ボンを含む約100mgから200mgのレッドクローバー(Red Clover)の
抽出物との組み合わせであり、前記治療期間が、症状が続く期間、または所望の期間であ
り、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段
階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項137】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約5%のトリフィ
30
トエストロゲンを含む約100mgから200mgのホップスフラワー(Hops Fl
ower)の抽出物との組み合わせであり、前記治療期間が、症状が続く期間、または所
望の期間であり、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時
間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項138】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のための前
記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約10%のエラグ
酸を含む約100mgから200mgのザクロ(Pomegranate)の抽出物との
組み合わせであり、前記治療期間が、症状が続く期間、または所望の期間であり、前記投
与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用さ
40
れる、請求項1に記載の方法。
【請求項139】
癌の予防/防御を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約50mgか
ら100mgのCTBと、約100mgから150mgのモノメチオニン亜鉛、約150
mgから200mgのシトラスビオフラボノイド、および約2mgから8mgのセレン(
キレートまたは他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が無期限であり、
前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で
服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項140】
血中コレステロールの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約
50
(20)
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125mgから500mgのCTBと、約25%のポリフェノールを含む約150mgか
ら250mgのハイビスカス サブダリッファ抽出物および約3%のググルステロンを含
む約100mgから200mgのコムフォラ ムクル抽出物との組み合わせであり、前記
治療期間が長期間から無期限である、請求項1に記載の方法。
【請求項141】
血中コレステロールの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約
120mgから240mgのCTBと、約150mgから300mgのHCA(ガルシニ
アカンボジア抽出物または他のものとして)との組み合わせであり、前記治療期間が約6
∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期間に
わたって、好ましくは無期限に服用され、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な
10
食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項142】
血中コレステロールの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり、
約2mgから15mgのカラルマのサポニン配糖体を含む約90mgから150mgのC
TB、および約100mgから200mgの緑茶のカテキンの組み合わせであり、前記治
療が長期間にわたるかまたは無期限であり、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要
な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項143】
約25から30のBMIを有し、糖尿病または正常であり、正常血圧または軽度から中
程度の高血圧があり、全身の機能障害がなく、好ましくは食事制限をしているおよび/ま
20
たは中程度の運動をしていて、BMIの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約250mgから500mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か月
であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTBで
あり約6∼8か月間、好ましくは無期限に服用されるか、あるいは前記維持用投与量が、
約6∼7か月のオフと約4∼5か月のオンとで周期的に服用され、前記投与量は、好まし
くは1日の2回の主要な食事の前約1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に記
載の方法。
【請求項144】
約30から50のBMIを有し、糖尿病または正常であり、正常血圧または軽度から中
程度の高血圧があり、全身の機能障害がなく、好ましくは食事制限をしているおよび/ま
30
たは中程度の運動をしていて、BMIの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が
、1日あたり約500mgから1000mgのCTBであり、前記治療期間が約3∼4か
月であって、前記任意の維持用投与量が1日あたり約125mgから250mgのCTB
であり約6∼8か月間、好ましくは無期限に服用されるか、あるいは前記維持用投与量が
、約6∼7か月のオフと約4∼5か月のオンとで周期的に服用され、前記投与量は、好ま
しくは1日の2回の主要な食事の前約1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に
記載の方法。
【請求項145】
BMIの低減を希望する患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約120mgか
ら240mgのCTBおよび約150mgから300mgの(−)−ヒドロキシクエン酸
40
塩(HCA)(ガルシニア抽出物または他のものとして)の組み合わせを含み、前記治療
期間が約6∼8か月であって、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであっ
て長期間にわたってまたは無期限に服用されるか、あるいは前記維持用投与量が、約6∼
7か月のオフと約4∼5か月のオンとで周期的に服用され、前記投与量は、好ましくは1
日の2回の主要な食事の前約1∼2時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方
法。
【請求項146】
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約250mgから500mgのCTBであ
り、前記治療期間が長期間から無期限であり、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主
50
(21)
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要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項147】
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約100mgから200mgのCTBと、
約100mgから200mgの緑茶のカテキン(緑茶抽出物または他のものとして)およ
び約100mgから約200mgのカラルマのサポニン配糖体との組み合わせを含み、前
記治療期間が長期間から無期限であり、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食
事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項148】
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
10
患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約100mgから200mgのCTBと、
約40%のカテキンを含む約250mgから350mgの緑茶抽出物との組み合わせを含
み、前記治療期間が長期間から無期限であり、前記治療用投与量が老化症候群と戦う抗酸
化栄養補助食品でもあり、前記投与量は、好ましくは1日の2回の主要な食事の後約0.
5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項149】
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
患者のための前記治療用投与量が、1日あたり約50mgから100mgのCTBと、約
100mgから150mgのモノメチオニン亜鉛、約150mgから200mgのシトラ
スビオフラボノイド、および約2mgから8mgのセレン(キレートまたは他のものとし
20
て)との組み合わせを含み、前記治療期間が無期限であり、前記投与量は、好ましくは1
日の2回の主要な食事の後約0.5∼1時間以内に2段階で服用される、請求項1に記載
の方法。
【請求項150】
2型糖尿病を患う患者の治療ための、前記治療用投与量が、1日あたり約100mgか
ら250mgのCTB、約100mgから200mgの前記4−ヒドロキシ−ロイシン、
および約2gから約8mgの範囲のカラルマの苦味成分との組み合わせであり、前記期間
が約6∼8か月であり、前記任意の維持用投与量が前記治療用投与量と同じであって長期
間にわたってまたは無期限に服用される、請求項1に記載の方法。
【請求項151】
30
前記組み合わせが、混合物もしくはその成分の形態で、または連続的に投与される、請
求項83∼150のいずれか1項に記載の方法。
【請求項152】
前記治療用投与量が、部分に分割され、それぞれが別々に、好ましくは食事時に投与さ
れる、請求項83∼151のいずれか1項に記載の方法。
【請求項153】
前記プレグナン配糖体は、異性体を含むカラツバシドおよびボウセロシドを主に含む、
請求項83∼152のいずれか1項に記載の方法。
【請求項154】
前記カラツバシドおよびボウセロシドは、99重量%以上の前記配糖体を含む、請求項
40
153に記載の方法。
【請求項155】
前記カラツバシドのボウセロシドに対する比は、重量比で約9:1∼19:1である、
請求項154に記載の方法。
【請求項156】
前記プレグナン配糖体は、植物由来のものであって、1以上のカラルマ種の植物の抽出
物を含む、請求項83∼155のいずれか1項に記載の方法。
【請求項157】
前記プレグナン配糖体は、カラルマフィンブリアタ種の抽出物を含む、請求項156に
記載の使用。
50
(22)
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【請求項158】
前記プレグナン配糖体は、変換されていない形態で存在する、請求項83∼157のい
ずれか1項に記載の方法。
【請求項159】
前記プレグナン配糖体が水性エタノール抽出物の形態で存在し、前記プレグナン配糖体
の含有量が、好ましくは、約5∼15%(w/w)または約15%(w/w)超である、
請求項83∼158のいずれか1項に記載の方法。
【請求項160】
前記プレグナン配糖体が適当な賦形剤に吸着した形態で存在し、前記プレグナン配糖体
の含有量が、好ましくは、約25∼30%(w/w)または約30%(w/w)超、好ま
10
しくは約25%(w/w)または50%(w/w)である、請求項83∼158のいずれ
か1項に記載の方法。
【請求項161】
前記賦形剤が、マルトデキストリンまたは炭酸マグネシウムである、請求項160に記
載の方法。
【請求項162】
前記プレグナン配糖体は、任意の製薬上許容される塩および/または任意の製薬上許容
される担体の形態で存在する、請求項83∼157のいずれか1項に記載の方法。
【請求項163】
前記治療用および維持用投与量は、カプセル、錠剤、シロップ、スプレーなどの任意の
20
製薬上許容される形態で存在する、請求項83∼162のいずれか1項に記載の方法。
【請求項164】
前記治療用および維持用投与量は、ソフトな、またはハードなゼラチンのカプセルの形
態で存在し、前記プレグナン配糖体の含有量が、好ましくは、約25重量%または50重
量%である、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は任意のプレグナン配糖体またはこれ
らの混合物を含み、前記第2の成分は(−)−ヒドロキシクエン酸塩(HCA)(ガルシ
ニアカンボジア抽出物または他のものとして)を含み、前記第1の成分の量は約4∼8重
量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約5∼10重量部の範囲であり、ここで前記第
30
1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、患者の、
i.肥満の治療/管理;
ii.食欲のレベルの減少;
iii.ウエスト、腕、およびヒップの周囲の減少;
iv.体重減少
v.血中コレステロールの減少;および
v.BMIの減少;
における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項166】
第1の、第2の、第3の、および第4の成分を含み、前記第1の成分は任意のプレグナ
40
ン配糖体またはこれらの混合物を含み、前記第2の成分はモノメチオニン亜鉛を含み、前
記第3の成分はシトラスビオフラボノイドを含み、前記第4の成分はセレン(キレートと
してまたは他の形態で)を含み、前記第1の成分の量は約25∼50重量部の範囲であり
、前記第2の成分の量は約50∼75重量部の範囲であり、前記第3の成分の量は約75
∼125重量部の範囲であり、前記第4の成分の量は約1∼4重量部の範囲であり、ここ
で前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、患者
の、
i.老化症候群の治療/管理;
ii.皮膚の栄養ならびに皮膚の弾力性および健康;
iii.癌の防御/予防;および
50
(23)
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iv.抗酸化作用ならびに全身の健康およびフィットネスを確実にすること;
における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項167】
第1の、第2の、第3の、および第4の成分を含み、前記第1の成分は任意のプレグナ
ン配糖体またはこれらの混合物を含み、前記第2の成分はモノメチオニン亜鉛を含み、前
記第3の成分はシトラスビオフラボノイドを含み、前記第4の成分はセレン(キレートと
してまたは他の形態で)を含み、前記第1の成分の量は約25∼50重量部の範囲であり
、前記第2の成分の量は約50∼75重量部の範囲であり、前記第3の成分の量は約75
∼100重量部の範囲であり、前記第4の成分の量は約3∼5重量部の範囲であり、ここ
で前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、更年
10
期障害に悩む、および/またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者の治療に
おける治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項168】
第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこ
れらの混合物を含み、これにカラルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成分
は緑茶のカテキン(緑茶抽出物または他のものとして)を含み、前記第1の成分の量は約
45∼75重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約50∼100重量部の範囲であ
り、前記サポニン配糖体の量は約1∼7.5重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分
の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、中程度のBMRおよび
/またはスタミナ、持久力およびエネルギーのレベルの増加を希望する患者の治療におけ
20
る治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項169】
第1の、第2の、および第3の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖
体またはこれらの混合物を含み、これにカラルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記
第2の成分は緑茶のカテキン(緑茶抽出物または他のものとして)を含み、前記第3の成
分はアシュワガンダのウィタゴライド(ウィタニア ソムニフェラ抽出物または他の形態
で)を含み、前記第1の、第2の、および第3の成分の量は、それぞれ約50∼100重
量部の範囲であり、前記サポニン配糖体の量は約1∼10重量部の範囲であり、ここで前
記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、BMRお
よび/またはスタミナ、持久力およびエネルギーのレベルの増加を希望する患者の治療に
30
おける治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項170】
第1の、第2の、および第3の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖
体またはこれらの混合物を含み、前記第2の成分はグルコサミン(硫酸塩または他のもの
として)を含み、前記第3の成分はルチン(または他のビオフラボノイド)を含み、前記
第1の成分の量は約45∼135重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約125∼
375重量部の範囲であり、前記第3の成分の量は約35∼125重量部の範囲であり、
ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定され、こ
こで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩としてのものである、体重を支える関
節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者の
40
治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項171】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分はルチン(または他のビオフラボノイド)を含み
、前記第1の成分の量は約4∼10重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約10∼
30重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシド
の分子当量で規定される、体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節
の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持
用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項172】
50
(24)
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第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分はグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)
を含み、前記第1の成分の量は約1∼2重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約6
∼7.5重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバ
シドの分子当量で規定され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩として
のものである、体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛みおよ
び炎症の緩和ならびに関節の若返りを希望する患者の治療における治療用投与量および/
または維持用投与量として用いるための薬剤組成物および栄養補助食品。
【請求項173】
第1の、第2の、および第3の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖
10
体またはこれらの混合物を含み、前記第2の成分はルチン(または他のビオフラボノイド
)を含み、前記第3の成分はバンブーシリカ(70%濃度または他のもの)を含み、前記
第1の成分の量は約12∼30重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約30∼90
重量部の範囲であり、前記第3の成分の量は約5∼10重量部の範囲であり、ここで前記
第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、体重を支え
る関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患
者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成
物。
【請求項174】
第1の、第2の、第3の、および第4の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグ
20
ナン配糖体またはこれらの混合物を含み、前記第2の成分はグルコサミン(硫酸塩または
他のものとして)を含み、前記第3の成分はルチン(または他のビオフラボノイド)を含
み、前記第4の成分はバンブーシリカ(70%濃度または他のもの)を含み、前記第1の
成分の量は約9∼27重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約25∼75重量部の
範囲であり、前記第3の成分の量は約7.5∼25重量部の範囲であり、前記第4の成分
の量は約5∼10重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、
カラツバシドの分子当量で規定され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸
塩としてのものである、体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の
痛みおよび炎症の緩和を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用
投与量として用いるための薬剤組成物。
30
【請求項175】
第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこ
れらの混合物を含み、これにカラルマ種の植物の苦味成分を含み、前記第2の成分は4−
ヒドロキシ−イソロイシン(フェヌグリーク抽出物または他のものとして)を含み、前記
第1の成分の量は約100∼250重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約100
∼200重量部の範囲であり、前記苦味成分の量は約2∼8重量部の範囲であり、ここで
前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、高血糖
値もしくは2型糖尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者の治療に
おける治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項176】
40
第1の、第2の、第3の、第4の、および第5の成分を含み、前記第1の成分は、任意
のプレグナン配糖体またはこれらの混合物を含み、前記第2の成分は約10%のテルペン
を含むコッキニア抽出物を含み、前記第3の成分は、約8%の苦味成分を含むニガウリを
含み、前記第4の成分は約15%のポリフェノールを含むシナモン抽出物を含み、前記第
5の成分は約40%の4−ヒドロキシ−イソロイシンを含むフェヌグリーク抽出物を含み
、前記第1の成分の量は約100∼250重量部の範囲であり、前記第2の、第3の、第
4の、および第5の成分の量はそれぞれ約100∼200重量部の範囲であり、ここで前
記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、高血糖値
もしくは2型糖尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者の治療にお
ける治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
50
(25)
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【請求項177】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分は約3%のググルステロンを含むコムフォラ ム
クル抽出物を含み、前記第1のおよび第2の成分の量はそれぞれ約125∼250重量部
の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量
で規定される、軽度から中程度の高血圧を有する患者の治療における治療用投与量および
/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項178】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分はアシュワガンダのウィタゴライド(ウィタニア
10
ソムニフェラ抽出物または他のものとして)を含み、前記第1の成分の量は約10∼2
5重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約4∼8重量部の範囲であり、ここで前記
第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、臨床的うつ
病を患う、または心的状態の向上を希望する患者の治療における治療用投与量および/ま
たは維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項179】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分はアシュワガンダのウィタゴライド(ウィタニア
ソムニフェラ抽出物または他のものとして)を含み、前記第1の成分の量は約10∼2
0重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約4∼8重量部の範囲であり、ここで前記
20
第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、原発性イン
ポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/または性欲ならび
に性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における治療用投与量およ
び/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項180】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分はシラジットを含み、前記第1の成分の量は約1
0∼20重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約4∼8重量部の範囲であり、ここ
で前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、原発
性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/または性欲
30
ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における治療用投与
量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項181】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分は約50%のプロトジオシンを含むフェヌグリー
ク抽出物を含み、前記第1の成分の量は約10∼20重量部の範囲であり、前記第2の成
分の量は約10∼20重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖
体、カラツバシドの分子当量で規定される、原発性インポテンスおよび/または性欲の低
下などの性機能障害を患う、および/または性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナ
の増加を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用
40
いるための薬剤組成物。
【請求項182】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、これにカラルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成
分は緑茶のカテキンを含み、前記第1のおよび前記第2の成分、および前記サポニン配糖
体の量はそれぞれ約4∼8重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン
配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、老化症候群の治療を希望する患者の治療
における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項183】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
50
(26)
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これらの混合物を含み、前記第2の成分は約40%のカテキンを含む緑茶抽出物を含み、
前記第1の成分の量は約4∼8重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約10∼14
重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定される、老化症候群の治療を希望する患者の治療における治療用投与量およ
び/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項184】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分は約8%のイソフラボンを含むレッドクローバー
の抽出物を含み、前記第1の成分の量は約2∼4重量部の範囲であり、前記第2の成分の
量は約4∼8重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラ
10
ツバシドの分子当量で規定される、更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛
の軽減を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用
いるための薬剤組成物。
【請求項185】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分は約5%のトリフィトエストロゲンを含むホップ
スフラワーの抽出物を含み、前記第1の成分の量は約2∼4重量部の範囲であり、前記第
2の成分の量は約4∼8重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配
糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉
経期の苦痛の軽減を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与
20
量として用いるための薬剤組成物。
【請求項186】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分は約10%のエラグ酸を含むザクロの抽出物を含
み、前記第1の成分の量は約2∼4重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約4∼8
重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定される、更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望
する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬
剤組成物。
【請求項187】
30
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分は約5%のトリフィトエストロゲンを含む甘草抽
出物を含み、前記第1の成分の量は約2∼4重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は
約4∼8重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバ
シドの分子当量で規定される、更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽
減を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いる
ための薬剤組成物。
【請求項188】
第1の、第2の、および第3の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖
体またはこれらの混合物を含み、前記第2の成分は約25%のポリフェノールを含むハイ
40
ビスカス サブダリッファ抽出物を含み、前記第3の成分は約3%のググルステロンを含
むコムフォラ ムクル抽出物を含み、前記第1の成分の量は約5∼20重量部の範囲であ
り、前記第2の成分の量は約6∼10重量部の範囲であり、前記第3の成分の量は約4∼
8重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの
分子当量で規定される、高コレステロール血症を患う、および/または血中コレステロー
ルの低減を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として
用いるための薬剤組成物。
【請求項189】
第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこ
れらの混合物を含み、これにカラルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成分
50
(27)
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は緑茶のカテキンを含み、前記第1の成分の量は約90∼150重量部の範囲であり、前
記第2の成分の量は約100∼200重量部の範囲であり、前記サポニン配糖体の量は約
2∼15重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバ
シドの分子当量で規定される、高コレステロール血症を患う、および/または血中コレス
テロールの低減を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量
として用いるための薬剤組成物。
【請求項190】
第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこ
れらの混合物を含み、これにカラルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成分
は緑茶のカテキン(緑茶抽出物または他のものとして)を含み、前記第1のおよび第2の
10
成分、および前記サポニン配糖体の量はそれぞれ約4∼8重量部の範囲であり、ここで前
記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、抗酸化作
用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する患者の治療
における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項191】
第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこ
れらの混合物を含み、前記第2の成分は約40%のカテキンを含む緑茶抽出物を含み、前
記第1の成分の量は約4∼8重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約10∼14重
量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子
当量で規定される、抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にす
20
ることを希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用
いるための薬剤組成物。
【請求項192】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分はアシュワガンダのウィタゴライド(ウィタニア
ソムニフェラ抽出物または他のものとして)を含み、前記第1の成分の量は約5∼10
重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約2∼4重量部の範囲であり、ここで前記第
1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、臨床的うつ病
を患う、または心的状態の向上を希望する患者の治療における維持用投与量として用いる
ための薬剤組成物。
30
【請求項193】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分はアシュワガンダのウィタゴライド(ウィタニア
ソムニフェラ抽出物または他のものとして)を含み、前記第1の成分の量は約5∼20
重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約2∼4重量部の範囲であり、ここで前記第
1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、原発性インポ
テンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/または性欲ならびに
性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における維持用投与量として
用いるための薬剤組成物。
【請求項194】
40
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分はシラジットを含み、前記第1の成分の量は約5
∼10重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約2∼4重量部の範囲であり、ここで
前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、原発性
インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/または性欲な
らびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における維持用投与量
として用いるための薬剤組成物。
【請求項195】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分は約50%のプロトジオシンを含むフェヌグリー
50
(28)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
ク抽出物を含み、前記第1の成分の量は約5∼10重量部の範囲であり、前記第2の成分
の量は約5∼10重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、
カラツバシドの分子当量で規定される、原発性インポテンスおよび/または性欲の低下な
どの性機能障害を患う、および/または性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増
加を希望する患者の治療における維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項196】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、これにカラルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成
分は緑茶のカテキン(緑茶抽出物または他のものとして)を含み、前記第1成分の量は約
10∼20重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約5∼10重量部の範囲であり、
10
前記サポニン配糖体の量は約12∼30重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量
はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、老化症候群の治療/管理、
および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する患者の治療に
おける維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項197】
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物を含み、前記第2の成分はグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)
を含み、前記第1の成分の量は約12∼30重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は
約40∼100重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カ
ラツバシドの分子当量で規定され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩
20
としてのものである、体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛
みおよび炎症の緩和ならびに関節の若返りを希望する患者の治療における治療用投与量お
よび/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項198】
第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこ
れらの混合物を含み、これにカラルマ種の植物の苦味成分を含み、前記第2の成分は4−
ヒドロキシ−イソロイシン(フェヌグリーク抽出物または他のものとして)を含み、前記
第1の成分の量は約100∼250重量部の範囲であり、前記第2の成分の量は約100
∼200重量部の範囲であり、前記苦味成分の量は約2∼8重量部の範囲であり、ここで
前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、2型糖
30
尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者の治療における治療用投与
量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項199】
第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は任意のプレグナン配糖体またはこれ
らの混合物を含み、前記第2の成分は(−)−ヒドロキシクエン酸塩(HCA)(ガルシ
ニアカンボジア抽出物または他のものとして)を含み、前記第1のおよび第2の成分の量
はそれぞれ約125∼250重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナ
ン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、軽度から中程度の高血圧を患う患者の
治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物。
【請求項200】
40
前記プレグナン配糖体は、異性体を含むカラツバシドおよびボウセロシドを主に含む、
請求項165∼199のいずれか1項に記載の薬剤組成物。
【請求項201】
前記カラツバシドおよびボウセロシドは、99重量%以上の前記配糖体を含む、請求項
200に記載の薬剤組成物。
【請求項202】
前記カラツバシドのボウセロシドに対する比は、重量比で約9:1∼19:1である、
請求項201に記載の薬剤組成物。
【請求項203】
前記プレグナン配糖体は、植物由来のものであって、1以上のカラルマ種の植物の抽出
50
(29)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
物を含む、請求項165∼202のいずれか1項に記載の薬剤組成物。
【請求項204】
前記プレグナン配糖体は、カラルマフィンブリアタ種の抽出物を含む、請求項203に
記載の薬剤組成物。
【請求項205】
前記プレグナン配糖体は、変換されていない形態で存在する、請求項165∼204の
いずれか1項に記載の薬剤組成物。
【請求項206】
前記プレグナン配糖体が水性エタノール抽出物の形態で存在し、前記プレグナン配糖体
の含有量が、好ましくは、約5∼15%(w/w)または約15%(w/w)超である、
10
請求項165∼205のいずれか1項に記載の薬剤組成物。
【請求項207】
前記プレグナン配糖体が適当な賦形剤に吸着した形態で存在する、請求項165∼20
5のいずれか1項に記載の薬剤組成物。
【請求項208】
前記賦形剤が、マルトデキストリンまたは炭酸マグネシウムである、請求項207に記
載の薬剤組成物。
【請求項209】
前記プレグナン配糖体および他の成分が変換されていない形態で、または、任意の製薬
上許容される塩および/または任意の製薬上許容される担体の形態で存在し、任意の製薬
20
上許容される香料および/または着色料を含む、請求項165∼208のいずれか1項に
記載の薬剤組成物。
【請求項210】
前記治療用および維持用投与量は、カプセル、錠剤、シロップ、スプレーなどの任意の
製薬上許容される形態で存在する、請求項165∼209のいずれか1項に記載の薬剤組
成物。
【請求項211】
患者の、
i.肥満の治療/管理;
ii.食欲のレベルの減少;
30
iii.ウエスト、腕、およびヒップの周囲の減少;
iv.体重減少
v.血中コレステロールの減少;および
v.BMIの減少;
における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製
するための混合の方法であって、前記組成物が第1のおよび第2の成分を含み、前記第1
の成分は任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分は(−)
−ヒドロキシクエン酸塩(HCA)(ガルシニアカンボジア抽出物または他のものとして
)であり、この際約4∼8重量部の前記第1の成分が、約5∼10重量部の前記第2の成
分と混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量
40
で規定される、方法。
【請求項212】
患者の、
i.老化症候群の治療/管理;
ii.皮膚の栄養ならびに皮膚の弾力性および健康;
iii.癌の防御/予防;および
iv.抗酸化作用ならびに全身の健康およびフィットネスを確実にすること;
における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製
するための混合の方法であって、前記組成物が第1の、第2の、第3の、および第4の成
分を含み、前記第1の成分は任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記
50
(30)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
第2の成分はモノメチオニン亜鉛であり、前記第3の成分はシトラスビオフラボノイドで
あり、前記第4の成分はセレン(キレートとしてまたは他の形態で)であり、この際、以
下の:
i.約25∼50重量部の前記第1の成分、
ii.約50∼75重量部の前記第2の成分、
iii.約75∼125重量部の前記第3の成分、および
iv.約1∼4重量部の前記第4の成分、
が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定される、方法。
【請求項213】
10
更年期障害に悩む、および/またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者の
治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を
作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1の、第2の、第3の、および第4
の成分を含み、前記第1の成分は任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、
前記第2の成分はモノメチオニン亜鉛であり、前記第3の成分はシトラスビオフラボノイ
ドであり、前記第4の成分はセレン(キレートとしてまたは他の形態で)であり、この際
、以下の:
i.約25∼50重量部の前記第1の成分、
ii.約50∼75重量部の前記第2の成分、
iii.約75∼100重量部の前記第3の成分、および
20
iv.約3∼5重量部の前記第4の成分、
が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定される、方法。
【請求項214】
中程度のBMRおよび/またはスタミナ、持久力およびエネルギーのレベルの増加を希
望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための
薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1のおよび第2の成分
を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、これ
にカラルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成分は緑茶のカテキン(緑茶抽
出物または他のものとして)であり、この際、以下の:
30
i.約45∼75重量部の前記第1の成分、
ii.約50∼100重量部の前記第2の成分、
が合わせて混合され、前記サポニン配糖体の量は約1∼7.5重量部の範囲であり、ここ
で前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法
。
【請求項215】
BMRおよび/またはスタミナ、持久力およびエネルギーのレベルの増加を希望する患
者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成
物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1の、第2の、および第3の成
分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、こ
40
れにカラルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成分は緑茶のカテキン(緑茶
抽出物または他のものとして)であり、前記第3の成分はアシュワガンダのウィタゴライ
ド(ウィタニア ソムニフェラ抽出物または他の形態で)であり、この際、それぞれ約5
0∼100重量部の前記第1の、第2の、および第3の成分が、合わせて混合され、前記
サポニン配糖体の量は約1∼10重量部の範囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレ
グナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項216】
体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和
を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるた
めの薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1の、第2の、お
50
(31)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
よび第3の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合
物であり、前記第2の成分はグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)であり、前記
第3の成分はルチン(または他のビオフラボノイド)であり、この際、以下の:
i.約45∼135重量部の前記第1の成分、
ii.約125∼375重量部の前記第2の成分、および
iii.約35∼125重量部の前記第3の成分、
が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩としてのもので
ある、方法。
【請求項217】
10
体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和
を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるた
めの薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前期組成物が第1の、および第2
の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり
、前記第2の成分はルチン(または他のビオフラボノイド)であり、この際、以下の:
i.約4∼10重量部の前記第1の成分、および
ii.約10∼30重量部の前記第2の成分、
が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定される、方法。
【請求項218】
20
体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和
ならびに関節の若返りを希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用
投与量として用いるための薬剤組成物および栄養補助食品を作製するための混合の方法で
あって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレ
グナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分はグルコサミン(硫酸塩また
は他のものとして)であり、この際、以下の:
i.約1∼2重量部の前記第1の成分、および
ii.約6∼7.5重量部の前記第2の成分、
が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩としてのもので
30
ある、方法。
【請求項219】
体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和
を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるた
めの薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1の、第2の、お
よび第3の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合
物であり、前記第2の成分はルチン(または他のビオフラボノイド)であり、前記第3の
成分はバンブーシリカ(70%濃度または他のもの)であり、この際、以下の:
i.約12∼30重量部の前記第1の成分、
ii.約30∼90重量部の前記第2の成分、および
40
iii.約5∼10重量部の前記第3の成分、
が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定される、方法。
【請求項220】
体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和
を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるた
めの薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1の、第2の、第
3の、および第4の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれ
らの混合物であり、前記第2の成分はグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)であ
り、前記第3の成分はルチン(または他のビオフラボノイド)であり、前記第4の成分は
50
(32)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
バンブーシリカ(70%濃度または他のもの)であり、この際、以下の:
i.約9∼27重量部の前記第1の成分、
ii.約25∼75重量部の前記第2の成分、
iii.約7.5∼25重量部の前記第3の成分、および
iv.約5∼10重量部の前記第4の成分、
が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定される、方法。
【請求項221】
高血糖値もしくは2型糖尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者
の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物
10
を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1のおよび第2の成分を含み、前
記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、これにカラルマ
種の植物の苦味成分を含み、前記第2の成分は4−ヒドロキシ−イソロイシン(フェヌグ
リーク抽出物または他のものとして)であり、この際、以下の
i.約100∼250重量部の前記第1の成分、および
ii.約100∼200重量部の前記第2の成分、
が合わせて混合され、前記苦味成分の量は約2∼8重量部の範囲であり、ここで前記第1
の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項222】
高血糖値もしくは2型糖尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者
20
の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物
を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1の、第2の、第3の、第4の、
および第5の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混
合物であり、前記第2の成分は約10%のテルペンを含むコッキニア抽出物であり、前記
第3の成分は、約8%の苦味成分を含むニガウリであり、前記第4の成分は約15%のポ
リフェノールを含むシナモン抽出物であり、前記第5の成分は約40%の4−ヒドロキシ
−イソロイシンを含むフェヌグリーク抽出物であり、この際、約100∼250重量部の
前記第1の成分、および、それぞれ約100∼200重量部の前記第3の、第4の、およ
び第5の成分が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラ
ツバシドの分子当量で規定される、方法。
30
【請求項223】
軽度から中程度の高血圧を有する患者の治療における治療用投与量および/または維持
用投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成
物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体また
はこれらの混合物であり、前記第2の成分は約3%のググルステロンを含むコムフォラ ムクル抽出物であり、この際、それぞれ約125∼250重量部の前記第1のおよび第2
の成分の量が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツ
バシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項224】
臨床的うつ病を患う、または心的状態の向上を希望する患者の治療における治療用投与
40
量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方
法であって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意の
プレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分はアシュワガンダのウィ
タゴライド(ウィタニア ソムニフェラ抽出物または他のものとして)であり、この際、
約10∼20重量部の前記第1の成分が約4∼8重量部の前記第2の成分と混合され、こ
こで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方
法。
【請求項225】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における治療
50
(33)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混
合の方法であって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、
任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分はアシュワガンダ
のウィタゴライド(ウィタニア ソムニフェラ抽出物または他のものとして)であり、こ
の際、約10∼20重量部の前記第1の成分が約4∼8重量部の前記第2の成分と混合さ
れ、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定され
る、方法。
【請求項226】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における治療
10
用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混
合の方法であって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、
任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分はシラジットであ
り、この際、約10∼20重量部の前記第1の成分が約4∼8重量部の前記第2の成分と
混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規
定される、方法。
【請求項227】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における治療
用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混
20
合の方法であって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、
任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分は約50%のプロ
トジオシンを含むフェヌグリーク抽出物であり、この際、約10∼20重量部の前記第1
の成分が約10∼20重量部の前記第2の成分と混合され、ここで前記第1の成分の量は
プレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項228】
老化症候群の治療を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投
与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこ
れらの混合物であり、これにカラルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成分
30
は緑茶のカテキンであり、この際、それぞれ約4∼8重量部の前記第1のおよび第2の成
分が合わせて混合され、前記サポニン配糖体の量もまた約4∼8重量部であり、ここで前
記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項229】
老化症候群の治療を希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用投
与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が
第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこ
れらの混合物であり、前記第2の成分は約40%のカテキンを含む緑茶抽出物であり、こ
の際、約4∼8重量部の前記第1の成分が約10∼14重量部の前記第2の成分と混合さ
れ、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定され
40
る、方法。
【請求項230】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者の治療にお
ける治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製する
ための混合の方法であって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の
成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分は約8%
のイソフラボンを含むレッドクローバーの抽出物であり、この際、約2∼4重量部の前記
第1の成分が約4∼8重量部の前記第2の成分と混合され、ここで前記第1の成分の量は
プレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項231】
50
(34)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者の治療にお
ける治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製する
ための混合の方法であって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の
成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分は約5%
のトリフィトエストロゲンを含むホップスフラワーの抽出物であり、この際、約2∼4重
量部の前記第1の成分が約4∼8重量部の前記第2の成分と混合され、ここで前記第1の
成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項232】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者の治療にお
ける治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製する
10
ための混合の方法であって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の
成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分は約10
%のエラグ酸を含むザクロの抽出物であり、この際、約2∼4重量部の前記第1の成分が
約4∼8重量部の前記第2の成分と混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配
糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項233】
更年期障害に悩む、またはほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者の治療にお
ける治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製する
ための混合の方法であって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の
成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の成分は約5%
20
のトリフィトエストロゲンを含む甘草抽出物であり、この際、約2∼4重量部の前記第1
の成分が約4∼8重量部の前記第2の成分と混合され、ここで前記第1の成分の量はプレ
グナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項234】
高コレステロール血症を患う、および/または血中コレステロールの低減を希望する患
者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成
物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1の、第2の、および第3の成
分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前
記第2の成分は約25%のポリフェノールを含むハイビスカス サブダリッファ抽出物で
あり、前記第3の成分は約3%のググルステロンを含むコムフォラ ムクル抽出物であり
30
、この際、以下の:
i.約5∼20重量部の前記第1の成分、
ii.約6∼10重量部の前記第2の成分、および
iii.約4∼8重量部の前記第3の成分、
が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定される、方法。
【請求項235】
高コレステロール血症を患う、および/または血中コレステロールの低減を希望する患
者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成
物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1のおよび第2の成分を含み、
40
前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、これにカラル
マ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成分は緑茶のカテキンであり、この際、
約90∼150重量部の前記第1の成分が約100∼200重量部の前記第2の成分と混
合され、前記サポニン配糖体の量は約2∼15重量部の範囲であり、ここで前記第1の成
分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項236】
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組
成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1のおよび第2の成分を含み
、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、これにカラ
50
(35)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
ルマ種の植物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成分は緑茶のカテキン(緑茶抽出物ま
たは他のものとして)であり、この際、それぞれ約4∼8重量部の前記第1のおよび第2
の成分が合わせて混合され、前記サポニン配糖体の量もまた約4∼8質量部の範囲であり
、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される
、方法。
【請求項237】
抗酸化作用および/または全身の健康およびフィットネスを確実にすることを希望する
患者の治療における治療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組
成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第1のおよび第2の成分を含み
、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、前記第2の
10
成分は約40%のカテキンを含む緑茶抽出物であり、この際、約4∼8重量部の前記第1
の成分が約10∼14重量部の前記第2の成分と混合され、ここで前記第1の成分の量は
プレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項238】
臨床的うつ病を患う、または心的状態の向上を希望する患者の治療における維持用投与
量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物が第
1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれ
らの混合物であり、前記第2の成分はアシュワガンダのウィタゴライド(ウィタニア ソ
ムニフェラ抽出物または他のものとして)であり、この際、約5∼10重量部の前記第1
の成分が約2∼4重量部の前記第2の成分と混合され、ここで前記第1の成分の量はプレ
20
グナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項239】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における維持
用投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成
物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体また
はこれらの混合物であり、前記第2の成分はアシュワガンダのウィタゴライド(ウィタニ
ア ソムニフェラ抽出物または他のものとして)であり、この際、約5∼20重量部の前
記第1の成分が約2∼4重量部の前記第2の成分と混合され、ここで前記第1の成分の量
はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
30
【請求項240】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における維持
用投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成
物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体また
はこれらの混合物であり、前記第2の成分はシラジットであり、この際、約5∼10重量
部の前記第1の成分が約2∼4重量部の前記第2の成分と混合され、ここで前記第1の成
分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項241】
原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、および/また
40
は性欲ならびに性的な力、活力およびスタミナの増加を希望する患者の治療における維持
用投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成
物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体また
はこれらの混合物であり、前記第2の成分は約50%のプロトジオシンを含むフェヌグリ
ーク抽出物であり、この際、約5∼10重量部の前記第1の成分が約5∼10重量部の前
記第2の成分と混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシド
の分子当量で規定される、方法。
【請求項242】
老化症候群の治療/管理、および/または全身の健康およびフィットネスを確実にする
ことを希望する患者の治療における維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製す
50
(36)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
るための混合の方法であって、前記組成物が第1の、および第2の成分を含み、前記第1
の成分は、任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、これにカラルマ種の植
物のサポニン配糖体を含み、前記第2の成分は緑茶のカテキン(緑茶抽出物または他のも
のとして)であり、この際、約10∼20重量部の前記第1の成分が約5∼10重量部の
前記第2の成分と混合され、前記サポニン配糖体の量は約12∼30重量部であり、ここ
で前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法
。
【請求項243】
体重を支える関節の変形性関節炎を患う、および/または関節の痛みおよび炎症の緩和
ならびに関節の若返りを希望する患者の治療における治療用投与量および/または維持用
10
投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物
が第1の、および第2の成分を含み、前記第1の成分は、任意のプレグナン配糖体または
これらの混合物であり、前記第2の成分はグルコサミン(硫酸塩または他のものとして)
であり、この際、約12∼30重量部の前記第1の成分が約40∼100重量部の前記第
2の成分と混合され、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分
子当量で規定され、ここで規定される前記グルコサミンの量はその硫酸塩としてのもので
ある、方法。
【請求項244】
2型糖尿病を患う、および/または血糖の制御/調節を希望する患者の治療における治
療用投与量および/または維持用投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための
20
混合の方法であって、前記混合物が第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は、
任意のプレグナン配糖体またはこれらの混合物であり、これにカラルマ種の植物の苦味成
分を含み、前記第2の成分は4−ヒドロキシ−イソロイシン(フェヌグリーク抽出物また
は他のものとして)であり、この際、約100∼250重量部の前記第1の成分が約10
0∼200重量部の前記第2の成分と混合され、前記苦味成分の量は約2∼8重量部の範
囲であり、ここで前記第1の成分の量はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規
定される、方法。
【請求項245】
軽度から中程度の高血圧を患う患者の治療における治療用投与量および/または維持用
投与量として用いるための薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前記組成物
30
が第1のおよび第2の成分を含み、前記第1の成分は任意のプレグナン配糖体またはこれ
らの混合物であり、前記第2の成分は(−)−ヒドロキシクエン酸塩(HCA)(ガルシ
ニアカンボジア抽出物または他のものとして)であり、この際、それぞれ約125∼25
0重量部の前記第1のおよび第2の成分が合わせて混合され、ここで前記第1の成分の量
はプレグナン配糖体、カラツバシドの分子当量で規定される、方法。
【請求項246】
前記組成物の成分は、実質的に治療性でない植物材料などの他の材料を含む、請求項2
11∼245のいずれか1項に記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項247】
前記サポニン配糖体は、前記第1の成分の一部ではなく、前記組成物に混合される追加
40
的な成分である、請求項214、215、228、235、236、および242のいず
れか1項に記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項248】
カラルマの前記苦味成分は、前記第1の成分の一部ではなく、前記組成物に混合される
追加的な成分である、請求項221または244に記載の薬剤組成物を作製するための混
合の方法。
【請求項249】
前記プレグナン配糖体は、異性体を含むカラツバシドおよびボウセロシドを主に含む、
請求項211∼248のいずれか1項に記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項250】
50
(37)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
前記カラツバシドおよびボウセロシドは、99重量%以上の前記配糖体を含む、請求項
249に記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項251】
前記カラツバシドのボウセロシドに対する比は、重量比で約9:1∼19:1である、
請求項250に記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項252】
前記プレグナン配糖体は、植物由来のものであって、1以上のカラルマ種の植物の抽出
物を含む、請求項211∼251のいずれか1項に記載の薬剤組成物を作製するための混
合の方法。
【請求項253】
10
前記プレグナン配糖体は、カラルマフィンブリアタ種の抽出物を含む、請求項252に
記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項254】
前記プレグナン配糖体は、変換されていない形態で存在する、請求項211∼253の
いずれか1項に記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項255】
前記プレグナン配糖体が水性エタノール抽出物の形態で存在し、前記プレグナン配糖体
の含有量が、好ましくは、約5∼15%(w/w)または約15%(w/w)超である、
請求項211∼254のいずれか1項に記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項256】
20
前記プレグナン配糖体が適当な賦形剤に吸着した形態で存在する、請求項211∼25
4のいずれか1項に記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項257】
前記賦形剤が、マルトデキストリンまたは炭酸マグネシウムである、請求項256に記
載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
【請求項258】
前記プレグナン配糖体および他の成分が変換されていない形態で、または、任意の製薬
上許容される塩および/または任意の製薬上許容される担体の形態で存在し、任意の製薬
上許容される香料および/または着色料を含む、請求項211∼253のいずれか1項に
記載の薬剤組成物を作製するための混合の方法。
30
【請求項259】
患者のさまざまな症状/障害の治療および管理における、ならびに患者の身体的なおよ
び他のパラメータ/状態/機能の変化/改善/調節におけるカラルマ種の植物の抽出物な
どの形態でのプレグナン配糖体(PG)の、単独でまたはこれらの混合物としての使用で
あって、前記プレグナン配糖体は、実質的に本明細書中に記載されるように、任意で前記
カラルマ種のサポニン配糖体および/または苦味成分を含み、任意で1以上のさらなる治
療の、栄養補給の、または栄養性の成分によって補われる、使用。
【請求項260】
カラルマ種の植物の抽出物などの形態でプレグナン配糖体(PG)を、単独でまたはこ
れらの混合物として使用する、患者のさまざまな症状/障害の治療および管理の、ならび
40
に患者の身体的なおよび他のパラメータ/状態/機能の変化/改善/調節の方法であって
、前記プレグナン配糖体は、実質的に本明細書中に記載されるように、任意で前記カラル
マ種のサポニン配糖体および/または苦味成分を含み、任意で1以上のさらなる治療の、
栄養補給の、または栄養性の成分によって補われる、方法。
【請求項261】
患者のさまざまな症状/障害の治療および管理における使用のための、ならびに患者の
身体的なおよび他のパラメータ/状態/機能の変化/改善/調節における、ならびに前記
治療/管理または前記変化/改善/調節の方法における、実質的に本明細書中に記載され
るような、カラルマ種の植物の抽出物などの形態でのプレグナン配糖体(PG)を、単独
でまたはこれらの混合物として含む薬剤組成物であって、前記プレグナン配糖体は、任意
50
(38)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
で前記カラルマ種のサポニン配糖体および/または苦味成分を含み、任意で1以上のさら
なる治療の、栄養補給の、または栄養性の成分によって補われる、薬剤組成物。
【請求項262】
患者のさまざまな症状/障害の治療および管理における使用のための、ならびに患者の
身体的なおよび他のパラメータ/状態/機能の変化/改善/調節における、ならびに前記
治療/管理または前記変化/改善/調節の方法における、実質的に本明細書中に記載され
るような、カラルマ種の植物の抽出物などの形態でのプレグナン配糖体(PG)を、単独
でまたはこれらの混合物として含む薬剤組成物を作製するための混合の方法であって、前
記プレグナン配糖体は、任意で前記カラルマ種のサポニン配糖体および/または苦味成分
を含み、任意で1以上のさらなる治療の、栄養補給の、または栄養性の成分によって補わ
10
れる、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肥満、体重超過、高BMI(肥満度指数)、低BMR(基礎代謝率)、高血
圧、高血糖、高コレステロール血症、変形性関節炎、片頭痛、臨床的うつ病、聴力障害、
性機能障害、低スタミナ、低持久力および低エネルギーレベル、認識および記憶の機能の
低下、毛細血管の変性、関節の炎症/変性、循環障害、老化症候群、更年期障害などの症
状/障害の治療および管理における;食欲レベル、体重、BMI、BMR、ウエスト、腕
、およびヒップの周囲、脂肪レベル、除脂肪体重、血糖、血圧(bp)、総血中コレステ
20
ロール、血中HDL/LDL比、スタミナ、エネルギーおよび持久力のレベル、認識およ
び記憶の機能、聴力、老化、関節可動性、心的状態、性的なスタミナおよび力、毛細血管
の健康などの状態/パラメータ/機能の変化/改善/調節における、ならびに皮膚の栄養
における、ならびに抗酸化剤、抗炎症剤、および抗うつ剤としての、カラルマ(cara
lluma)種の植物のプレグナン配糖体、ならびにサポニンおよび苦味成分の使用に関
する。本発明はさらに、前記治療/管理および前記変化/改善/調節の方法、ならびにそ
のためのプレグナン配糖体の組成物に関し、前記組成物は、さらなる治療の、栄養補給の
、または栄養分の成分をさらに含んでもよい。本発明はまた、前記組成物を作製するため
の混合の工程を提供する。
【0002】
30
肥満は、肥満の直接的および間接的な、経済的および社会的なコストを考慮すると、世
界中で大きな公衆の健康問題である。肥満の主な原因の一つは、現代生活のストレスが多
く、あまり動かないライフスタイル、および高カロリーの加工食品を大量に含む食事が広
く取り入れられたことである。いくつかの工業国では、この問題は特に深刻であり、広範
囲に及んでいる。
【0003】
肥満は、多くの疾患の病態生理の直接の原因であり、他のいくつかの疾患を悪化させる
。前記疾患/症状のいくつかは、糖尿病、高血圧、循環器疾患、アテローム性動脈硬化、
脳卒中などである。
【0004】
40
肥満は、体重減少の治療、ならびに、例えば高血糖、b.p.、関節痛など、付随する
症状/障害の管理を提供することにとって、次第に医学的に対処されるようになっている
。
【0005】
体重減少およびBMI(肥満度指数)の調節、除脂肪量の増加、BMR(基礎代謝率)
の増加などの関連する治療もまた、厳密に臨床的に肥満ではないが、気分および外見をよ
くしたいなどの個人的または社会的な理由で行う人々にも次第に取り入れられてきている
。本発明の使用/方法/組成物はまた、このような人々にも適する。
【発明の開示】
【0006】
50
(39)
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本発明者らは、前記問題/障害について広範囲に研究し、前記プレグナン配糖体の肥満
および肥満に関連する障害/症状ならびに他の障害/症状の治療および管理における新規
な使用を開発した。本発明によれば、前記使用のためのプレグナン配糖体はカラツバシド
またはボウセロシドまたは他のもの、またはこれらの混合物であってもよく、前記プレグ
ナン配糖体を含むカラルマ植物の抽出物のひとつであってもよく、カラルマのサポニン配
糖体および/または苦味成分を含んでもよい。前記配糖体は、それらのさまざまな異性体
を含む。同様に、本発明は、肥満および前記肥満に関連する症状/障害の治療および管理
の方法、ならびに、前記プレグナン配糖体または前記混合物または前記抽出物の有効量を
投与することによる前記変化/改善/調節を提供する。さらに、本発明は、前記使用およ
び方法のためのプレグナン配糖体の組成物を提供する。さらにまた、本発明は、これらの
10
成分の混合によって前記組成物を作製する工程を提供する。本発明の使用、方法、組成物
、および工程はまた、肥満に関連するもの以外の障害/症状および状態/パラメータ/機
能にも関する。
【0007】
カラルマのプレグナン配糖体および他の成分が、肥満および肥満に関連する障害/症状
および他の前記障害の治療および管理に非常に効果的であることは、本発明者らの観察で
ある。前記配糖体は、無毒であり、一般に副作用がないことが試験された。試験の間に副
作用が観察された場合では、副作用は、実際は胃腸(GI)のみであり、最小限で一時的
であった。前記副作用は一般に治療の開始から約1週間以内に止まることがわかった。
【0008】
20
本発明の前記使用および方法に適するカラルマの要素は、その前記プレグナン配糖体で
ある。好ましくは、前記配糖体は、カラツバシド(caratuberside)および
/またはボウセロシド(bouceroside)またはこれらの混合物であり、これら
の異性体を含む。より好ましくは、前記組成物は、特に肥満および肥満に関連する障害/
症状の治療および管理へのこれらの適用に関して強い相乗効果を示すことがわかった、カ
ラツバシドとボウセロシドとの混合物である。好ましくは、本発明の前記使用および前記
方法のための組成物中のカラツバシドとボウセロシドとの比は、重量比で9:1∼19:
1である。本発明のいくつかの組成物は、カラルマのサポニン配糖体および苦味成分およ
び/または他のさらなる治療の、栄養補給の、または栄養性の成分をさらに含む。
【0009】
30
前記使用および方法のためのプレグナン配糖体は、例えばカラルマ種の植物などの植物
由来の材料から単離されうるか、または今のところ明らかに知られていない化学合成の方
法で製造されうる。または、カラルマ種の植物の抽出物の1つでありうる。カラルマ種の
植物において、自然の中でみられるカラツバシド−ボウセロシド比(CBR)は、前記相
乗効果が最大になる値にほぼ等しいため、本発明の前記使用/方法において、カラルマ植
物の抽出物を直接用いることが有利である。本発明者らは、前記カラルマ植物の抽出物お
よびカラルマ植物の抽出によってこれを作製する工程を開発した。これは、本発明者らの
2003年6月4日のインド国特許出願第451/MAS/2003の要旨を形成する。
【0010】
したがって、本発明は、前記プレグナン配糖体、好ましくはカラツバシドおよびボウセ
40
ロシドの使用、すなわち投与による、前記治療および管理ならびに前記変化/改善/調節
を提供する。本発明は、したがって、本発明の前記使用、方法、および組成物のための、
相当の相乗効果を与える前記カラツバシド−ボウセロシドの混合物、および特に約90%
∼約95%(w/w)のカラツバシドの含有量を有する混合物に焦点を当てる。
【0011】
カラルマ植物はまた、少量で存在し、多くの有用な製品の前駆体である、いくつかのサ
ポニン配糖体を含む。しかしながら、本発明の前記使用および方法におけるこれらの役割
は、後で議論する1つの用途以外には重要でなく、そのため、本発明の使用/方法/組成
物のための前記カラルマのプレグナン配糖体の抽出物を調製する際には実質的に抽出され
なくてもよい。したがって、以下、本明細書中で「配糖体」の用語は、文脈で要求されな
50
(40)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
いかぎり、一般に前記プレグナン配糖体を表す。
【0012】
カラルマ植物はまた、医学的におよび健康上重要な苦味成分を含み、前記プレグナン配
糖体がいくつかの前記サポニン配糖体および/または前記苦味成分を含む際の、これらの
いくつかの新規な用途が以下に提供される。
【0013】
任意のカラルマ配糖体を純粋な形態で単離して、その後これらを本発明の前記使用/方
法/組成物において単独でまたは混合物として用いることが可能であろう。または、前記
配糖体は、合成の方法によって得られうる。他の方法は、カラルマ植物(またはプレグナ
ン配糖体を含む他の植物)の抽出によって、カラツバシドとボウセロシドとの混合物を得
10
ることである。配糖体に関することは、これらの異性体に関することをも意味する。カラ
ツバシドの2つの異性体およびボウセロシドの10の異性体がカラルマに存在することが
知られている。本発明の範囲において、本発明の使用/方法/組成物における前記配糖体
は、変換されていない形態であってもよく、その任意の製薬上許容される塩の形態であっ
てもよい。任意の製薬上許容される担体が、その変換されたまたは変換されていない形態
で、配糖体とともに用いられうる。
【0014】
上述のように、本発明は、好ましくは、抽出工程を注意深く制御することによって実質
的に植物中のカラツバシドおよびボウセロシドの含有量の全体が抽出され、植物中の前記
CBR値が実質的に抽出物中に保たれる、カラルマ抽出物の使用を提供する。本発明者ら
20
による前記先の特許出願は、水性エタノール溶液中の配糖体の液体状の抽出物と、抽出さ
れた配糖体が適当な賦形剤に吸着している固体状の抽出物との両方を提供する。これらの
抽出物は、例えば錠剤、カプセル、懸濁液、および注射液などの、患者に投与するための
任意の製薬上許容される形態に容易に変換できる。抽出物中の配糖体の任意の製薬上許容
される塩の形態への変換は必要に応じて容易に実施され、前記塩は本発明の範囲に含まれ
る。前記変換は、任意の既知の工程によって実施されうる。
【0015】
肥満の治療すなわち体重減少のための既知の製薬上の選択肢は:熱産生、リパーゼ阻害
剤、ならびに食欲を抑制する、および/または中枢神経系(CNS)を刺激する、化合物
である。
30
【0016】
熱産生法は、身体中央部の温度をわずかに上げることを含む。これは体内に沈着した脂
質の代謝を増加させる。熱産生薬は、脳および甲状腺に作用し、前記身体中央部の温度の
上昇をもたらす。
【0017】
リパーゼ阻害剤は、腸システム中の脂肪の吸収を低下させることによって働く。したが
って、リパーゼ阻害剤が患者に投与されると、患者によって摂取された食物の脂肪部分は
吸収されずに患者の腸システムを通過し、便に排出される。
【0018】
食欲抑制剤/CNS刺激剤は、血中のカテコールアミンおよびセロトニンなどの神経伝
40
達物質の濃度を調整し、空腹感の低下をもたらすことによって作用する。
【0019】
肥満の治療および管理に対する上述の3つのアプローチはすべて、強い∼許容できない
副作用があることがわかっている。
【0020】
熱産生は、その性質から、心調律、血圧、神経伝達の濃度、および内分泌系などの生体
機能の過刺激のような副作用の危険性を有する。患者は緊張感、不安、刺激に対する過敏
症、不眠、および不整脈を経験する。
【0021】
既知のリパーゼ阻害剤に伴う副作用は、事実上GIである。患者は油分および脂肪分の
50
(41)
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多い便、ならびに便通の増加を報告する。彼らはまた、便通の緊急性、およびときにはそ
の調節障害を訴える。便通の間に油分の多いスポッティングもまた起こりうる。さらに他
の副作用は、食品中に存在する脂溶性ビタミンの損失である。これらは吸収されない脂肪
によって便に排出される。これらの理由から、患者の訴えはリパーゼ阻害剤の治療におけ
る問題点であることがわかった。
【0022】
食欲抑制剤およびCNS刺激剤が用いられた場合、神経伝達物質の機能の変化から副作
用が生じる。これらには、心拍数の増加、高血圧、不安、心的状態の変化、発汗、めまい
、四肢のむくみ、口の渇き、便秘および不眠がある。前記既知の肥満の治療は、さらに、
高血圧の肥満患者、または冠動脈疾患、心肥大、および過敏性腸症候群などある種の慢性
10
のGI疾患などを患っている患者のような、多くの臨床的状況において禁忌である。
【0023】
一方、本発明者らによって観察されたように、プレグナン配糖体は消化過程または熱産
生または神経伝達物質濃度に干渉することなく作用する。カラルマ抽出物(そのプレグナ
ン配糖体を含む)は、クレブス回路(クエン酸回路)にその臨界点で、例えば患者の肝臓
および他の細胞における脂肪の合成を阻害し、脂肪燃焼(脂肪の代謝)を向上させるよう
に作用する。
【0024】
本発明者らは、プレグナン配糖体はまた脳の空腹中枢に作用し、食欲の感覚を低下させ
ると信じる。注目すべきことは、本発明者らによって初めて観察されたように、プレグナ
20
ン配糖体の場合、この作用はなんらの副作用を生じることなく起こる。既知の食欲抑制剤
の場合と異なって、プレグナン配糖体は食欲神経伝達物質の機能になんらの有意な妨害を
もたらすことなく、食欲を抑制すると思われる。本発明者らは、プレグナン配糖体がまた
、既知の熱産生エンハンサで観察されるいずれの副作用も現れることなく、明らかに熱産
生を増加させることをさらに見出した。
【0025】
カラルマは実際にかつて摂取されていた食物であり、インドのある人口集団では今も食
物として摂取されている。したがって、カラルマおよびそのプレグナン配糖体が無毒であ
ることは十分に確立されており、さらに本発明者らによって行われた臨床試験によって検
証された。したがって本発明は、医療用製品としてだけではなく、健康を与え、健康を確
30
か に す る 補 助 食 品 と し て の カ ラ ル マ の プ レ グ ナ ン 配 糖 体 (お よ び 前 記 抽 出 物 )を 提 供 す る 。
したがって、本発明はまた、そのままであるいはさまざまな他の補助食品、エネルギーエ
ンハンサもしくは他の健康製品と併せてまたは混合して摂取するための栄養補給の製品と
してのカラルマのプレグナン配糖体および他のカラルマの成分を提供する。
【0026】
カラルマはインド、アフガニスタン、アラビア、南ヨーロッパ、スリランカなどで野生
にみられる多肉植物種の群である。カラルマ植物は小さく、直立していて、肉厚であるが
、いくつかの種は地面に接触するような茎を有する。茎は4つの溝を有し10∼40mm
(1/2”∼1−1/2”)の太さである。茎のとげは、実際は植物の葉である。カラル
マ植物は星型で肉厚の、紫および黒から赤および暗褐色の範囲の濃い色の花をつける。2
40
00をはるかに上回るカラルマ種が知られている。本発明者らによって研究されたカラル
マ種のいくつかは:インディカ種(C.indica)、フィンブリアタ種(C.fim
briata)、アテヌアタ種(C.attenuata)、チューバークラータ種(C
.tuberculata)、エジュリス種(C.edulis)、アドセンデンス種(
C.adscendens)、スタラグミフェラ種(C.stalagmifera)、
ウンベラータ種(C.umbellata)、ラシアンサ種(C.lasiantha)
、およびペニシラータ種(C.penicillata)である。カラルマのいくつかの
薬理特性に関して、いくつかの限定的なおよび非決定的な試験ならびに動物実験が過去に
行われたように思われるが、プレグナン配糖体の食欲抑制特性について、または体重減少
および他の肥満の症状に関連する特性についての試験、動物実験あるいは人の臨床試験は
50
(42)
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行われていないと思われる。このことはまた、上述した他の障害/症状に関連する前記配
糖体の特性にも当てはまる。
【0027】
したがって本発明は、明らかに、肥満および肥満に関連する障害/症状および他の前記
障害/症状の治療および管理に関する、カラルマ抽出物の食欲抑制、体重減少および関連
する性質、さらに前記状態/パラメータ/機能の前記変化/調節/改善に関する性質を初
めて確立した。この特性は、注意深く設計され、実行された、動物実験およびその後の人
の患者の臨床試験によって確立された。本発明はまた、前記特性を、カラルマ種の植物に
含まれるプレグナン配糖体およびプレグナン配糖体の群の他の物質と、初めて関連づけた
。
10
【0028】
したがって、本発明は、カラルマ配糖体および/または前記カラルマ抽出物の、体重の
減少、BMIの減少、脂肪の減少、ウエスト、ヒップ、および腕の周囲の減少、血糖の減
少、血圧の低下、除脂肪体重の増加、BMRの増加、血中コレステロールの減少、血中H
DL/LDL比の向上、食欲抑制、スタミナ、エネルギーおよび持久力のレベルの向上、
聴力の向上、毛細血管の健康の向上、認識および記憶の機能の改善を達成するために、お
よび/または臨床的うつ病、片頭痛、変形性関節炎、老化症候群、更年期障害、心的状態
の向上、および関節の炎症の治療および管理のために、ならびに、これらのパラメータ/
状態/機能を改善/調節するために前記配糖体および/または抽出物が投与される、肥満
および肥満に関連する障害/症状および他の障害/症状の治療および管理における新規な
20
使用を提供する。
【0029】
したがって、本発明によれば、肥満、片頭痛、変形性関節炎、体重超過、臨床的うつ病
、難聴、性機能障害、高BMI、低BMR、高血糖、高血圧、高コレステロール血症、低
スタミナ、低持久力および低エネルギーレベル、認識および記憶の機能の低下、毛細血管
の変性、関節の炎症/変性、更年期障害、老化症候群、循環症候群などの症状/障害の治
療ならびに管理における;食欲のレベル、体重、BMI、BMR、ウエスト、腕、および
ヒップの周囲、脂肪レベル、除脂肪体重、血糖、血圧(bp)、総血中コレステロール、
血中のHDLのLDLに対する比、スタミナ、エネルギーおよび持久力のレベル、認識お
よび記憶の機能、心的状態、循環、毛細血管の健康、聴力、老化、関節可動性、性的な力
30
、活力、スタミナおよび性欲などのパラメータ/状態/機能の変化/改善/調節における
;ならびに皮膚の栄養における、ならびに抗酸化剤、抗炎症剤、および抗うつ剤としての
、カラルマ種の植物の抽出物などの形態でのプレグナン配糖体(PG)の、単独でまたは
これらの混合物としての使用であって、前記治療および管理ならびに変化/改善/調節は
、適当な期間にわたってその有効な毎日の治療用(主)投与量を、次いで任意で、長期間
にわたってもしくは無期限に、任意で継続的なまたは周期的な(連続的な)形態で服用さ
れるその毎日の維持用投与量を患者に投与することを含み、前記主および維持用投与量の
前記PGの含有量は含まれるカラツバシド(CTB)の分子当量で規定され、前記プレグ
ナン配糖体は任意で前記カラルマ種のサポニン配糖体および/または苦味成分を含み、任
意で1以上のさらなる治療の、栄養補給の、または栄養性の成分によって補われる、使用
40
が提供される。
【0030】
本発明によれば、上述の、前記障害/症状の治療および管理、ならびに前記パラメータ
/機能/状態の変化/改善/調節の方法がさらに提供される。
【0031】
さらに、本発明によれば、プレグナン配糖体をカラルマ種の植物の抽出物または他の形
態で含む、前記障害/症状の治療および管理のための、ならびに前記パラメータ/機能/
状態の変化/改善/調節のための、前記プレグナン配糖体および任意でそれに含まれるカ
ラルマ種の植物のサポニン配糖体および/または苦味成分を含み、さらに、任意で1以上
のさらなる治療の、栄養補給の、または栄養性の成分を含む、薬剤組成物が提供される。
50
(43)
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【0032】
さらに、本発明によれば、前記薬剤組成物を作製するための混合の工程が提供される。
【0033】
本発明はまた、体重および他の前記肥満に関連するパラメータならびに他のパラメータ
/機能/状態の調節に使用するための、前記配糖体および/または前記抽出物を含む新規
な補助食品組成物を提供する。前記配糖体および/または抽出物に加えて、前記補助食品
は、前記配糖体および/または抽出物の性能を相乗的にもしくは他の方法で高めるか、ま
たは前記抽出物/配糖体を、その1以上の前記症状/障害もしくはパラメータ/機能/状
態についてのその作用に関して、またはさらなる栄養分の提供において補足する、第1の
、第2の、およびその上にさらなる成分を含みうる。本発明は、前記補助食品組成物の新
10
規な使用およびそれを使用する方法を提供する。本発明の範囲において、前記補助食品は
、1以上の前記さらなる成分を、すなわち、前記プレグナン配糖体に加えて、含みうる。
【0034】
本発明の前記使用および方法は、1以上の前記パラメータ/状態/機能を、特定のまた
は所望の値に制御/調節するために、さらに、逸脱して前記特定の/所望の値に合わせる
必要があるとき、これらを修正するために採用されうる。
【0035】
本発明は、1日あたりの投与量として10mgから1500mgのカラツバシドまたは
カラツバシド−ボウセロシド混合物が、何人かの患者によって経験された前記一時的な影
響以外は、なんらの毒性も副作用も示さないことを見出した。以下にさらに説明する臨床
20
試験においては、追跡された投与量は、1日あたり300mgの前記カラツバシド−ボウ
セロシド混合物であって、2つの前記成分の比(CB比)は、重量比で約9:1から約1
9:1であった。次いで、患者1人あたり、1日あたり約450mgのより高い投与量が
採用された。投与量の増加は、他のすべての事柄は同じで、対応してパラメータの変化の
増加をもたらし、2つは一般に比例することを示した。本発明者らは、投与量と効果との
この比例関係は、1日あたりの投与量が少なくとも1500mgまで拡張されることを観
察する。したがって、本発明は、前記投与量を設計して前記パラメータ/機能/状態の変
換の所望のスピードを得ることを提供する。
【0036】
前記投与量は、前記配糖体を変換されていない形態でまたは他の形態で含んでもよい。
30
変換された、または変換されていない前記配糖体は、任意の既知の製薬上許容される担体
および賦形剤を伴ってもよく、さらに、任意の製薬上許容される塩の形態であってもよい
。組成物は、任意の製薬上許容されるおよび/または食用の着色料、香料、および他の添
加剤を含んでもよい。
【0037】
前記治療および管理ならびに前記変化/改善/調節におけるプレグナン配糖体とその効
果との間の関連は、はじめにインドで、次いでアメリカ合衆国で、本発明者らによって行
われた前記動物実験および臨床試験によって確立された。これらは、その前記治療上のお
よび健康上の効果を確認する統計的な証拠を提供する。
【0038】
40
前記実験/試験は、確立され、認識された医療機関で行われた。インドでは、試験は、
インドのバンガローのInstitute of Population Health
&Clinical ResearchのProf.Dr.Anura V.Kurpa
d,M.D.,Ph.D.,Deanの指導のもとで、インドのバンガローのSt.Jo
hn’s Medical College&Hospitalで行われた。アメリカ合
衆国での試験は、アメリカ合衆国、カリフォルニア、ロサンゼルスのWestern G
eriatric Research InstituteのDr.Ronald W.
LawrenceおよびDr.Suneeta Chaudharyの指導のもとで行わ
れた。インドのバンガローでの試験の完了時には、患者はカラルマ抽出物の投与量の継続
の希望を示した。前記試験および延長したバンガローの試験および他の試験は、関節炎の
50
(44)
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痛みの軽減/除去、血糖の減少、BPの減少における、および上述の他のパラメータ/機
能/状態の効果的な変化における、カラルマ配糖体の効果を確立した。これらは、前記肥
満に関連する症状/障害および他の前記障害/症状の治療/管理における、ならびにさま
ざまなパラメータ/機能/状態の前記変化/改善/調節における、プレグナン配糖体の効
果を確立した。
【0039】
ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium)による変異原性試
験(カラルマ抽出物の復帰突然変異試験)が、M/s.Intox Private L
td.,of Dist.Pune,Maharashtra,Indiaによって、D
r.P.Y.Naik,DirectorおよびDr.N.S.Deshmukh,St
10
udy Directorのもとで研究された。この研究は、OECD Princip
les of Good Laboratory Practices(OECD,19
98)および1997年7月21日に採用されたOECD Guidelines fo
r Testing of Chemicals,Section 4,No.471に
従った。この研究は、カラルマ抽出物は、ネズミチフス菌の株TA1535、TA97A
、TA98、TA100およびTA102において、変異原性でないと結論づけた。
【0040】
上述の動物およびヒトの研究ならびにカラルマについての他の証拠に基づく、カラルマ
抽出物のリスクおよび効果についての報告が、Dr.Harry T.Preuss,M
.D.,M.A.C.N.,C.N.S.,Prof.Of Physiology,M
20
edicine and Pathology,Georgetown Univers
ity Medical Centre,Washington DC 20057,U
SAから依頼された。前記報告は:
i.カラルマが数百年以上いくつかの人口集団で食物連鎖の一部であって、前記人口集
団による平均の1日の摂取が、約100gから約400gの範囲のカラルマ植物である、
インドの亜大陸地域からのカラルマに関しては、いかなる有害事象の報告もないこと、
ii.植物の水性エタノールでの抽出工程の間、カラルマ主成分の化学的性質に、明ら
かに変化が起こらないこと、
iii.カラルマ抽出物の重金属の含有量は非常に低く、十分にいくつかの別々の調査
に基づく制限の範囲内であることがわかったこと、
30
iv.さまざまな試験が、カラルマ抽出物中のヘキサン、メタノール、2−プロパノロ
ール、クロロホルム、1,4−ジオキサン、塩化メチレンおよびトリクロロエチレンが非
常に少量(十分に安全限界の範囲内)であることを示すこと、
v.上述のインドのバンガローでの前記2か月間の試験は、差は大きさにおいて有意で
はなかったが、体重減少を示唆するものであること。しかしながら、脂肪の減少の一部は
筋肉の増加によって見えなかったと思われることを示唆する、ウエストの周囲の有意な減
少があったこと、
vi.さまざまなカテゴリの糖尿病のマウスについての試験は、インスリン様の作用を
通じて、すなわちインスリンの放出の増加および/またはより少ない量のインスリンに対
する動物の感作によって、血糖値の明らかに有意な低下を示すこと、
40
vii.カラルマ抽出物は、血糖降下特性に加えて、抗侵害受容および抗炎症作用を有
すること、
を記載している。
【0041】
前記効果の発生におけるカラルマの配糖体の作用のメカニズムは、現在のところ完全に
理解されておらず、それを解明し確立するためにさらなる研究が要求される。しかしなが
ら、メカニズムの概要は、本発明者らによって本明細書中に提案され、これに関連して本
発明者らは下記の観察を行った。これは、いかなる特定のメカニズムまたは作用の形態に
ついても、本発明によって拘束されないことを注意する。前記カラルマ配糖体と前記効果
との関連は、前記試験によって提供された統計的な証拠によって決定的に確立されるとい
50
(45)
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うこの点で、再度言及することは適切であろう。
【0042】
本発明の主題に関連する、炭水化物、タンパク質、および脂質の代謝ならびに脂質の分
解および生合成の生化学的なプロセスを以下にまとめる。
【0043】
i.炭水化物、タンパク質、および脂質は細胞中で分解し、ATP(アデノシン三リン
酸)のようなエネルギーを運搬する分子の形態でエネルギーを産生する。前記分解はまた
、一連の反応が、特にアセチル補酵素Aおよびオキサロ酢酸を生成するミトコンドリアの
中に拡散するピルビン酸を生成する。NADおよびFADの化合物もまた生成する。これ
らは、後に脂質合成反応に関与する活性化された水素原子を運搬する。さらなる反応がア
10
セチル補酵素Aとオキサロ酢酸とを結びつけ、ミトコンドリアの壁を横切って細胞の細胞
質の中に核酸することができる分子を与える。NADおよびFADもまた、アセチル補酵
素Aとともに脂質分子の合成で終わるさまざまな反応を受ける細胞質中へ拡散される。
【0044】
ii.細胞質中で、クエン酸リアーゼと呼ばれる酵素が、前記一体化された分子のその
構成部分、オキサロ酢酸およびアセチル補酵素Aへの分解を触媒する。クエン酸リアーゼ
の作用は臨界的で、その作用を阻害すると細胞質中でのアセチル補酵素Aの生成が妨げら
れ、それによって細胞中の脂質の合成が乱される。
【0045】
iii.細胞中の脂質の合成における前駆体(ビルディングブロック)は、アセチル補
20
酵素Aから生成するマロニル補酵素Aである。マロニル補酵素Aは、細胞中の脂質の合成
の鍵であり、その生成が阻害または制限されると、脂質の合成は同様に影響を受ける。
【0046】
iv.脂質の分解(脂質の代謝)および脂質の合成の両方が、細胞の細胞質、特に肝細
胞中で同時に起こる。脂質の分解は、カルニチンアシルトランスフェラーゼと呼ばれる酵
素によって促進(触媒)される。カルニチンアシルトランスフェラーゼおよびマロニル補
酵素Aの相対的な濃度は、脂質の合成および分解の2つの反応の間のバランスを決定し、
一方の量が多いと一方を促進し、他方が多いと他方を促進する。
【0047】
v.アセチル補酵素Aもまたミトコンドリア中で消費され、エネルギーを生成/放出す
30
る。細胞のエネルギーの要求がそれと一致したときにのみ、過剰のアセチル補酵素Aが生
成し、上述したようにそれが脂質の合成に関与する細胞質中に移動する。
【0048】
vi.重要な因子は、視床下部に生じる満腹/空腹の感覚である。視床下部は、位置、
すなわち胃がいっぱいであるかそうでないか、を運ぶ胃からの信号を受ける。これは、脳
で空腹または満腹の適切な感覚に翻訳される。他のチャンネルを経由して、脳はまた肝臓
のグルコースおよびグリコーゲンの濃度の位置を示す信号を受ける。これらの濃度が高け
れば脳に満腹の感覚を生じ、逆も同様である。
【0049】
本発明は、プレグナン配糖体が、前記酵素のクエン酸リアーゼの作用を阻害する、およ
40
び/またはその作用を一体化したアセチル補酵素A−オキサロ酢酸の構造の分裂から逸ら
すことを観察する。その結果細胞質におけるアセチル補酵素Aの濃度が低下し、脂質の合
成が減少する。本発明者らは、さらに、プレグナン配糖体が脂質の合成におけるマロニル
補酵素Aの作用を阻害すると信じる。したがって、カラルマの配糖体は、脂質の合成の減
少において2つの作用:1つはマロニル補酵素Aの生成を減少させることによる、他方は
生成したマロニル補酵素Aの作用を阻害することによる:を提供する。
【0050】
マロニル補酵素Aの濃度の減少は、マロニル補酵素A−カルニチンアシルトランスフェ
ラーゼのバランスを、脂質の分解の増加に有利に、脂質の合成に不利にシフトさせる。し
たがって、プレグナン配糖体の効果のもとでは、体は脂質の合成を減少させるだけではな
50
(46)
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く、脂質の分解(脂質の代謝)の速度を上げる。その効果はより大きなエネルギーの放出
であり、すなわちBMRの増大である。体内で1日に合成される脂質の量は、どのような
場合でも少量である事実を考慮すると、脂質の合成の減少の範囲は非常に小さいため、後
者の効果がより重要である。脂質の代謝の増加およびBMRの増加は、既知の食欲抑制剤
の場合と異なって、患者をよりエネルギッシュに感じさせ、以下のさらなる説明からわか
るように、これらはプレグナン配糖体の他の特性とあわせて、非常に多くの他の身体の機
能/状態/パラメータおよびその改善をもたらす過程にカスケード効果を有する。したが
って、プレグナン配糖体は、エネルギーおよびスタミナのエンハンサであり、持久力の増
大を提供する。このプレグナン配糖体の作用のメカニズムは、本発明者らによって初めて
観察された。
10
【0051】
本発明者らはまた、プレグナン配糖体がさらに視床下部に作用し、満腹および満足の感
覚を生じさせ、空腹の感覚を低下させることを見出した。これは、既知の食欲抑制剤にと
もなう副作用のような、なんらの副作用もなく起こる。プレグナン配糖体はまた、肝臓で
作用し、脂質をグリコーゲンの生成に向かわせる。グリコーゲンの濃度の増加はまた、患
者によって感じられる空腹の感覚の低減にも寄与する。
【0052】
肥満ならびに肥満に関連する症状/障害およびパラメータ/状態/機能に関する、プレ
グナン配糖体の作用のこのメカニズムは、これまで従来技術では、明らかに知られて/存
在していなかった。上述の記載は、肥満に関連するさまざまな症状/障害/機能/パラメ
20
ータ/状態に関するプレグナン配糖体の前記効果を確立する。肥満および肥満に関連する
症状/障害に関する前記効果の基礎は、食欲の減少、脂質の合成の分断、脂質の代謝の増
大および、プレグナン配糖体の他の特性である。特に、プレグナン配糖体に影響される、
肥満および肥満に関連する機能/パラメータ/状態/障害/症状は:体重、肥満、BMR
、BMI、血糖、BP、血中脂質、食欲、除脂肪体重、ウエスト、腕、およびヒップの周
囲、関節などである。作用に関与するプレグナン配糖体の他の特性は:毛細血管の健康の
改善、抗炎症、抗酸化などである。
【0053】
以下のさらなる記載は、いくつかの他の肥満以外の障害/症状/機能/状態/パラメー
タに関するプレグナン配糖体の前記効果を確立する。変形性関節炎および関節の変性/炎
30
症に関して、本発明者らは、プレグナン配糖体の作用は、前記炎症を低減する/除くだけ
でなく、骨および滑膜組織の変性を低減させる/改善させることによって、関節の健康の
改善を与えるため、非常に重要であることを観察した。プレグナン配糖体は、抗関節炎お
よび抗炎症の両方の特性を有する。カラルマ抽出物は、さらに、関節の効率および可動性
を増加させる滑液の分泌を増加させる。プレグナン配糖体を用いると、朝のこわばりが低
減されるか解消され、関節がより強く感じられ、より大きな荷重を持ち上げられるように
なる。
【0054】
臨床的うつ病および心的状態の向上に関して、本発明者らは、プレグナン配糖体が神経
伝達物質濃度への介入を通して作用することを観察する。これは従来技術において観察/
40
報告されていない。
【0055】
プレグナン配糖体と臨床的うつ病および心的状態の向上との関連は、カラルマ抽出物の
食欲抑制および体重減少の特性についての前記臨床試験の間に、本発明者らによって初め
て観察された。抽出物を摂取した患者は、満足感の増加、エネルギーレベルの増大、心的
状態の向上、ならびに痛みおよびストレスに対する耐性の増加を経験することが観察され
た。臨床的うつ病は、神経伝達物質の機能、特にカテコールアミン濃度における病理学的
変化によって特徴づけられる。意義深いことには、セロトニン(5−ヒドロキシトリプタ
ミン、5HT)の低い濃度は、臨床的うつ病、強迫神経症、対人恐怖、および心気症のよ
うな神経系障害において示されてきた。セロトニンはまた、明らかに空腹の感覚に組み込
50
(47)
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まれている。本発明者らは、食欲の抑制における神経伝達物質のセロトニンなどに対する
効果を通して、プレグナン配糖体は、心的状態の向上、ストレスに立ち向かう能力の増加
、およびより大きな社会的関心を同時に提供することができると信じる。既知のSSRI
類(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)の抗うつ剤と異なって、プレグナン配糖体は、
心臓血管の副作用、または律動不整および高血圧などの他の副作用を有さない。SSRI
の採用は、プレグナン配糖体の場合と異なって、しばしばセロトニン中毒をもたらす。セ
ロトニン中毒は、患者に攻撃的な/暴力的な、または異常な行動、不眠、および過活動状
態をもたらしうる。
【0056】
最も一般的な性機能障害のひとつは、原発性インポテンス、すなわち勃起障害(ED)
10
である。EDは、うつを含むさまざまな心理的、身体的要因によって引き起こされ、その
影響は、海綿体として知られるペニスの勃起組織における血液の流れを制限する、または
減少させることである。血中の酸化窒素は、ペニスの筋肉を弛緩させてより多くの血液を
流入させるようにし、一方PDE5と呼ばれるホスホジエステラーゼ酵素は酸化窒素の作
用を阻害する。EDの既知の治療は、PDE5阻害剤を投与することに基づいている。し
かしながら、PDE5阻害剤の作用は非常に遅く、その上心臓病の副作用を有する。これ
は、心臓血管の患者においては、および、特に硝酸系の血管拡張剤を用いている低BPま
たは高BPを患う患者には禁忌である。PDE5阻害剤はまた、EDにおいてそれ自体が
よく知られた原因となる要素であるうつを誘発することが知られている。本発明者らによ
って行われた試験は、プレグナン配糖体が、患者のエネルギーレベルを増加させ:心的状
20
態の向上および満足感をもたらすことを示した。プレグナン配糖体の抗うつ特性もまた、
これに関連して適切である。プレグナン配糖体がペニスの組織への血液の流れの直接的な
増加を引き起こすことは知られていないが、前記試験がEDを患う患者における性的機能
の改善を裏付けることから、本発明者らはプレグナン配糖体が、その心的状態の向上、エ
ネルギーの増大、毛細血管の健康の復元、および抗うつ特性のために、これを引き起こし
うることを観察した。男性および女性の生殖器官における体液分泌の増加もまた、本発明
者らによって観察された。女性の患者、特に老化症候群および/または更年期障害を患う
患者において、本発明者らは、プレグナン配糖体が性的関心を生じさせ性欲を増加させる
ことを見出した。
【0057】
30
記憶障害および記憶力の低下は、脳内の神経伝達物質の濃度、特にセロトニンの濃度に
関連する。プレグナン配糖体は、本発明者らによって観察されたように、エネルギーレベ
ル、性欲および胃腸の運動性の増大をもたらす。これらはまた、心的状態の向上をもたら
す。結果として起こるセロトニン濃度の増加は、満足感、痛みおよびストレスの知覚の増
大、想起および記憶力の増加、回復のスピードの増加、および認識機能の増大を生じさせ
る。
【0058】
本発明は、プレグナン配糖体が患者の総コレステロールを減少させ、またHDL/LD
L比を向上させることを観察した。この作用のメカニズムはわかっていないが、上述の効
果は、上述した臨床試験によって示された。
40
【0059】
片頭痛の攻撃の場合、本発明者らはプレグナン配糖体が炎症および痛みを減少させ、ス
トレスおよび痛みに対する耐性を増加させることを見出した。本発明は、プレグナン配糖
体が毛細血管の弾力性を増加させ、一般的に毛細血管の健康を確実にすることを見出した
。プレグナン配糖体の抗うつおよび心的状態の向上の特性は、患者に精神的な励みを与え
、配糖体によって生じるより高いセロトニン濃度は、片頭痛の攻撃に対面する患者の自信
のレベルを増加させる。
【0060】
本発明者らは、上記に概説したように、プレグナン配糖体がエネルギーレベル、持久力
のレベルを高め、スタミナを増加させることを報告する。プレグナン配糖体のこの作用は
50
(48)
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、脂質の合成の減少および脂質の燃焼の増加とともに、筋肉組織を作り上げることを助け
る。したがって本発明は、除脂肪体重を作り上げるためのプレグナン配糖体の投与を提供
する。プレグナン配糖体およびその製剤は、したがって、スポーツおよび運動のトレーニ
ングスケジュールでのよい栄養付加/補助食品である。
【0061】
糖尿病に関して、本発明者らは、プレグナン配糖体が2つの作用:前記試験によって確
立された、体重減少および脂質の代謝に対する影響、ならびに血糖の減少/調節;を示す
ことを観察する。臨床試験はまた、カラルマ抽出物の抗高血圧および抗コレステロール特
性を確立した。
【0062】
10
本発明者らは、カラルマのエネルギー、スタミナおよび持久力を向上させる特性、なら
びにその毛細血管の弾力性を回復させる特性を考慮して、その抗酸化作用は、老化症候群
の治療におけるその使用に適切であることを観察する。
【0063】
プレグナン配糖体の毛細血管の再生および保護における役割は、上述した。これは、本
発明によって提供されるように、毛細血管の変性の治療および毛細血管の健康の維持にお
けるその新規な使用の基礎を形成する。
【0064】
毛細血管壁の再生におけるプレグナン配糖体の役割もまた、本発明によって提供される
ように、難聴の治療におけるプレグナン配糖体の新規な使用の基礎である。プレグナン配
20
糖体は、耳の領域における毛細血管の健康を回復させ、聴覚機能の改善に導く。
【0065】
前記毛細血管壁の再生は、体内のさまざまな機能領域への血液の流れの増加/回復を助
ける。したがって、プレグナン配糖体は、さまざまな性器および生殖器官への血液の流れ
を高めるため、男性および女性の性機能障害の治療に効果的である。プレグナン配糖体は
また、生殖器官における潤滑剤および他の体液の流れを高め、膣の乾燥を防ぐ。したがっ
て、本発明は、性機能障害、生殖機能障害、難聴、老化症候群などの治療におけるプレグ
ナン配糖体の新規な使用を提供する。
【0066】
プレグナン配糖体と毛細血管の健康との関連性はまた、本発明によって提供されるよう
30
に、皮膚の栄養におけるその新規な使用の基礎である。したがって、プレグナン配糖体は
、顔、腕、および身体の他の部分などの皮膚の健康を回復し維持しうる。
【0067】
カラルマを食物として消費する人口集団によるカラルマの配糖体の摂取は、1日あたり
1500mg程度まででありうる。さらに、OECD Guidelines for Testing of Chemicals(Acute Oral Toxicity
−Fixed Dose Method)に従って、インド、バンガローのSt. Jo
hn’s Medical College and Hospitalで行われた集中
的なLD50安全薬理試験では、約50%(w/w)のプレグナン配糖体を含むカラルマ
フィンブリアタ抽出物を、5g/kg体重の非常に高い投与量で投与されたラットで死亡
40
がみられなかった。死亡も副作用も記録されなかった。これらのデータは、いずれのプレ
グナン配糖体であっても毒性限界は非常に高く、ヒトでは1日あたり5000mgを十分
に上回りうることを示す。このことはまた、プレグナン配合体(またはカラルマ抽出物)
の偶発的な過剰投与はいかなるリスクも負わないことを確立する。
【0068】
インド、バンガローのSt.John’s Medical College and
Hospitalで行われた臨床試験は、ダブルブラインドであって、コントロールさ
れ、ランダム化され、方法論および倫理規定および他の因子を考慮して、インド、ニュー
デリーのIndian Council of Medical Researchのガ
イドラインに従った。
50
(49)
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【0069】
62人の肥満の患者が試験のためにランダムに選択され、そのうち50人が試験を完了
し、残りは試験の間に脱落した。試験を完了した患者の半数は、活性な薬剤で、残りはプ
ラセボで行った。
【0070】
それぞれの患者は試験の開始時に、次いで最初の月および2か月目の最後に検査された
。検査には、体重、ウエストの周囲、MAC、ヒップの周囲、脂肪(%)、BIA脂肪(
%)、および除脂肪(%)の身体測定パラメータ、ならびに血糖、脂質のプロファイルな
どを含む一連の生化学的測定が含まれた。患者は空腹のレベル、食べたいという衝動、満
腹感、および食べ物のことを考えることについて質問され、その答えが記録された。
10
【0071】
パラメトリック検定(対応のあるt−検定)ならびにWilcoxon Signed
Rank test(対応のある解析)およびMann−Whitney test(
対応のない解析のための)などのノンパラメトリック検定の両方が、時点間で、および群
間での有意な変化を調べるために用いられた。パラメトリック検定およびノンパラメトリ
ック検定の両方が同様の結果を与えた。
【0072】
群ごとの解析では、Wilcoxon−Signed Rank testがそれぞれ
の群ごとの時点間の差を検査するために用いられた。有意値はp<0.0016に基づい
た。対応のあるt−検定の解析は、それぞれの群ごとの時点間の平均値の差を調べるため
20
に用いられた。有意値はp<0.016(各解析について3回の多重比較のボンフェロー
ニ補正で補正した0.05の値)に基づいた。
【0073】
群間の解析では、独立比較のためのMann−Whitney testを用いて、群
間でそれぞれのパラメータの変化の差を比較した。有意値はp<0.05でとった。
【0074】
試験の総合的な結論は、体重、BMI、ウエストの周囲、ヒップの周囲、脂肪減少、血
圧、および空腹感のレベルのパラメータについて、活性群において時点間で有意な差がみ
られたが、血糖および脂質のプロファイルは、なんらの有意な結果を示さなかったことで
ある。
30
【0075】
患者に投与された投与量は、カラルマフィンブリアタの抽出物から構成された。植物の
地上部は、30%(v/v)の水性エタノールで抽出された。樹脂の除去はn−へキサン
溶媒で行われた。これによって水性エタノール溶液中のカラルマ配糖体が得られた。これ
を濃縮して適当な賦形剤に吸着させた。次いで材料を乾燥させてハードゼラチンカプセル
に満たした。乾燥し、吸着した材料は約25%または50%(w/w)の配糖体を含有し
た。各カプセルは、シングルおよびダブルの2つの強さを与える、25%または50%(
w/w)のプレグナン配糖体を含む抽出物が吸着した500mgの前記賦形剤を含有した
。患者は1日に2つのカプセルを、それぞれ食前に1つ、服用した。プラセボ群に与えら
れたカプセルは、抽出物を含有しなかった。低値の投与量を含むいくつかの試験では、2
40
5%または50%(w/w)のプレグナン配糖体を含む250mgの前記抽出物を含有す
るカプセルが用いられた。
【0076】
観察された副作用は、自然のGI(胃腸)であり、活性とプラセボの両方の群で観察さ
れた。副作用は、中程度の酸性度、軽度の便秘および軽度から中程度の鼓腸であって、試
験の開始から1週間以内に治まった。他の全身の機能において副作用は記録されなかった
。ECGの変化は観察されなかった。交感神経刺激作用はみられなかった。
【0077】
アメリカ合衆国、カリフォルニア、ロサンゼルスのWestern Geriatri
c Research InstituteのDr.Ronald Lawrenceお
50
(50)
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よびDr.Suneeta Chaudharyによるアメリカ合衆国での試験は、26
人のランダムに選択された体重超過の患者、そのうち19人は活性群に入れられ、7人は
プラセボである、に対して行われた。試験は4週間にわたって行われた。
【0078】
患者はロサンゼルス地域の2つのアクティブプラクティスからとり、ランダムに2つの
群に割り当てられた。年齢のプロファイルは31から73まで変化した。2人の患者が試
験の間に脱落し、残った24人が試験を完了した。
【0079】
以下のパラメータが試験の前および最後に測定された;体重、身長、ヒップおよびウエ
ストの周囲、ならびにb.p.。すべての患者は活動、運動、および食物の摂取の通常の
10
パターンを続け、試験の間に食事を変化させないように指導された。
【0080】
活性群は、カラルマフィンブリアタの抽出物を含むゼラチンカプセルを与えられた。プ
ラセボのカプセルは抽出物を含まなかった。患者は各食事の前に1つ、1日あたり2つの
カプセルを服用するように依頼された。活性カプセルは、それぞれ約50%(w/w)の
プレグナン配糖体を含む500mgの抽出物を含有した。
【0081】
米国での研究で投与されたカプセルに封入された抽出物は、以下のように調製された。
カラルマフィンブリアタの地上植物の地上部が水性エタノールで抽出され、前記抽出物は
樹脂の除去を受けた。その後前記抽出物は濃縮され、適当な賦形剤に吸着され、材料は乾
20
燥されてゼラチンカプセルに封入された。
【0082】
米国での研究は、患者の日常の活動パターンおよび食事の変化を伴わない体重減少プロ
グラムに用いられるカラルマフィンブリアタ抽出物の投与は、わずか4週間の期間で統計
的に有意な体重減少をもたらしたことを結論する。この研究は、毒性がないこと、および
なんらの副作用もないことを指摘した。この研究はさらなる試験を推奨し、このような体
重減少効果を生じさせうる店頭で買える自然薬品は、あったとしてもわずかであることを
記載する。
【0083】
インドでの研究の結論として、患者はカラルマの配糖体の投与量を継続する自発的な希
30
望を示した。したがって、この研究は延長され、すでに12か月以上行われ、継続してい
る。初期の研究の期間はわずか2か月であったため、これは効果的であった。研究の継続
において、投与量は、2プラス1システムで、1日あたり3カプセルに増加された。増加
した投与量のおよびより長い期間は、これまで明らかになっていなかったいくつかの重要
な見識を与えた。したがって、初期の試験は患者の血糖については統計的に有意な効果を
示さなかったが、延長した研究の結果からこの関係がはっきりと明らかになった。延長し
た試験は、プレグナン配糖体の投与は、血糖値の減少、BPの減少、血中コレステロール
の減少、および血中のHDLコレステロールの増加と合わせてLDLの減少、を導くこと
を確立した。
【0084】
40
本発明は、プレグナン配糖体に加えられうる、またはプレグナン配糖体とともに服用さ
れうる、いくつかの前記さらなる成分を考慮した。これらを以下に記載する。
【0085】
ガルシニア(ガルシニアカンボジア(Garcinia cambogia))抽出物
は、体重減少剤として知られている。これはインドおよび中国で数百年以上栄養補助食品
として用いられてきており、その無毒性は十分に確立されている。ガルシニアカンボジア
の活性な主成分は、(−)−ヒドロキシクエン酸塩、またはHCAである。
【0086】
HCAは、食欲を抑制し、脂肪、コレステロール、およびトリグリセリドの吸収および
生合成を阻害する。キログラム体重あたり3mgのHCAの投与量は、6.5時間で約4
50
(51)
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3%、24時間で約29%の食欲の低減をもたらすことが知られており、好ましくは食事
の30∼60分前に摂取される。食欲低減の効果は投与量に依存し、投与を止めてもリバ
ウンドの飲食は観察されない。
【0087】
食欲の低減において、脳および神経伝達物質系に対するHCAの効果は、いかなる副作
用も有さないように思われる。HCAはまた、上部消化管における脂質の吸収の減少にお
いて、およびクレブス回路の間の脂質の生合成を減少させるように作用する。HCAはま
た、肝臓で作用し、炭水化物を脂質の生合成から肝グリコーゲンの合成まで逸らし、この
こともまた食欲の減少の感覚に寄与する。
【0088】
10
食欲抑制および体重減少におけるプレグナン配糖体およびHCAの作用にかなりの類似
点があることが観察されるであろう。本発明は、したがって、プレグナン配糖体(または
カラルマ抽出物)およびガルシニア抽出物(またはHCA)の混合物を提供する。前記混
合物は、肥満および肥満に関連する症状および障害の治療および管理、ならびに体重、B
MI、BMR、ウエスト、ヒップ、および腕の周囲、除脂肪体重、食欲抑制などの肥満に
関連するパラメータ/状態/機能の前記変化/改善/調節において、相乗効果を示すこと
が、本発明者らによって観察された。前記混合物は、なんらの副作用もなく熱産生を刺激
することによって除脂肪体重を増加させる。前記混合物はまた、最高血圧および最低血圧
をゆるやかに減少させ、肝臓でのコレステロールの製造を阻害することによってコレステ
ロールを減少させる。
20
【0089】
グルコサミンは、関節炎の治療および緩和に用いられることが知られている。これは、
軟骨に強度を、関節に剛性を与える。本発明者らは、グルコサミンとプレグナン配糖体(
またはカラルマ抽出物)との混合物が関節の健康の治療および維持において相乗的である
ことを見出した。前記混合物は、新しい軟骨の合成を増強し、軟骨破壊酵素の作用を阻害
する。この組み合わせは、関節の痛みおよび炎症の低減ならびに関節可動性の増大におい
て、2つの成分によって個々に得られうる作用の和に比べて、はるかに有効である。グル
コサミンは、硫酸塩または任意の他の製薬上許容される塩の形態で、本明細書中に開示さ
れる組成物中に存在しうる。
【0090】
30
ルチンは関節炎の痛みの治療に用いられてきたビオフラボノイドである。ルチンは、毛
細血管壁の弾力性を回復する点で、毛細血管の保護剤である。ルチンの適用は、関節への
血液の流れを回復させ、これによって滑液の分泌を増加させる。用いられうる他のビオフ
ラボノイドのひとつは:ヘスペリジンおよびジオスミンまたは他のものである。本発明は
、プレグナン配糖体およびグルコサミンおよびルチンの混合物における、PGおよびグル
コサミンの混合物における、ならびにプレグナン配糖体およびルチンの混合物における相
乗効果を見出し、変形性関節炎の治療および管理のための、ならびに関節の炎症および痛
みの低減/除去における、このような混合物を提供する。前記混合物は、コンドロイチン
もまた含みうる。グルコサミン硫酸塩およびコンドロイチン硫酸塩はともに酸性であり、
したがって、これらのプレグナン配糖体との混合物は、胃酸過多を患う患者には問題があ
40
る。このような患者には、本発明は、プレグナン配糖体とルチンまたは他のビオフラボノ
イドの1つとの混合物を提供する。
【0091】
緑茶抽出物は、抗酸化剤、抗老化剤、抗菌剤、抗かび剤、および抗癌剤としての使用が
知られている。また、血漿コレステロール制御に、ならびに血糖値およびインスリン濃度
の制御にも用いられてきた。緑茶抽出物はまた、体内、特に肝臓における脂肪の蓄積を阻
害する。その卓越した使用は、抗老化剤としてである。プレグナン配糖体もまた、それ自
体抗老化剤である。プレグナン配糖体は、活気を提供し、関節の痛みを防止/最小化し、
毛細血管の健康を確実にする。緑茶は、カテキンとも呼ばれるポリフェノールを含む。
【0092】
50
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緑茶抽出物中の主なカテキンは:エピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキン
没食子酸塩(EGCG)、エピカテキン没食子酸塩である。EGCGは4つの中で最も強
い抗酸化剤であり、フリーラジカルのダメージを治し、細菌感染を防ぎ、コレステロール
を減少させることが知られている。本発明者らは、カラルマに見られるサポニン配糖体を
含めて、プレグナン配糖体と緑茶抽出物との混合物は、老化症候群を治療し戦うこと、組
織において若い弾力性を維持すること、白内障の形成を遅らせるまたは防ぐこと、ならび
にスタミナ、エネルギー、持久力およびBMRを増加させることに関して、相乗的である
ことを見出した。前記混合物は、優れた抗酸化剤であり抗老化剤である。
【0093】
アシュワガンダ(Ashwagandha)(ウィタニア ソムニフェラ(Witha
10
nia somnifera))は、催淫薬および性的能力エンハンサとして知られてい
る。本発明者らは、プレグナン配糖体は本来、性ホルモンと非常に類似したステロイドで
あることを観察し、プレグナン配糖体は体内での重要な性ホルモンの合成における前駆体
または連結であると信じる。本発明は、プレグナン配糖体とアシュワガンダのウィタゴラ
イドとの組み合わせは、その催淫薬ならびに性的な力および能力のエンハンサとしての適
用について相乗的であることを発見した。催淫薬としての、ならびに性的能力および力を
増加させるための前記適用は、両性に関係する。したがって本発明は、性的な力および能
力を向上させるための、催淫薬としての、両性の生殖器官の機能を改善するための、なら
びにEDの治療のための、前記組み合わせを提供する。本発明者らは、プレグナン配糖体
およびアシュワガンダの組成物は抗うつ剤であり、本発明によって臨床的うつ病の治療お
20
よび管理のために提供されることを観察する。
【0094】
シラジット(Shilajith)は、アスフェルタム(Asphaltum)または
ミネラルピッチ(Mineral pitch)としても知られるが、強い催淫薬であり
性的活力エンハンサである。本発明は、シラジットおよびプレグナン配糖体の混合物もま
た相乗効果を示すことを報告する。これは、催淫薬としての、原発性インポテンスの治療
のための、ならびに性的な活力および性欲を増加させるための組み合わせの適用に関する
。前記適用のためにシラジットおよびプレグナン配糖体の混合物が本発明によって提供さ
れる。
【0095】
30
フェヌグリーク(Fenugreek)抽出物は、血糖の低下に効果的であることが知
られており、抗糖尿病製剤に用いられる。含まれるこの点で活性な成分は、4−ヒドロキ
シ−イソロイシンである。本発明は、フェヌグリーク抽出物と、カラルマの苦味成分をあ
わせたプレグナン配糖体との混合物を血糖、特にFBS(空腹時血糖)の減少における適
用のために調査し、このような混合物が相乗効果を示し、血糖の減少および制御に非常に
効果的であることを見出した。前記混合物は、2型糖尿病の患者ならびに血糖の低下およ
び/または制御を希望する人に適切である。
【0096】
両方の成分は食品として消費され、したがって、非常に高い投与量であっても全体的に
無毒であり、安全である。本発明者らは、投与量を増加するにつれてFBSは約70∼8
40
0mg/dLの底辺のレベルに達するが、前記レベルより低くならないことを見出した。
約125mgのPGを含む約250mgのカラルマ抽出物と合わせた40%の4−ヒドロ
キシ−イソロイシンを含む250mgのフェヌグリーク抽出物の、約6か月間にわたって
服用される組み合わせは、FBSを約160mg/dLから約80mg/dLに低下させ
た。本発明は、したがって、血糖を低下させるための、プレグナン配糖体、4−ヒドロキ
シ−イソロイシンを含むフェヌグリーク抽出物、約10%のテルペンを含むコッキニア(
Coccinia)抽出物、約8%の苦味成分を含むニガウリ抽出物、および約15%の
ポリフェノールを含むシナモン抽出物の、混合物を提供する。
【0097】
フェヌグリークはまた、男性の性欲を刺激するアンドロゲンを含むさまざまな性ホルモ
50
(53)
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ンの前駆体であるプロトジオシンを含む。性機能障害の治療における、ならびに性的な活
力、力、およびスタミナを増加させるための、ならびに性欲の向上のためのプレグナン配
糖体の役割は、上記で議論した。本発明は、プレグナン配糖体とプロトジオシンとの組み
合わせが、上述の性機能障害の側面の治療において相乗的であることを見出す。したがっ
て、本発明は、性機能障害の症状の前記治療のための、および/または性的な活力、力、
スタミナ、および性欲の向上のための、プレグナン配糖体と、約50%のプロトジオシン
を含むフェヌグリーク抽出物との混合物を提供する。
【0098】
本発明は、特定の発癌物質を中和し、プレグナン配糖体を、モノメチオニン亜鉛、シト
ラスビオフラボノイド、およびセレンキレートとしてセレンとともに含む、抗癌組成物を
10
提供する。前記混合物は相乗効果を示す。
【0099】
同じ成分を含む他の新規な組成物、すなわち、プレグナン配糖体を、モノメチオニン亜
鉛、シトラスビオフラボノイド、およびセレンキレートとしてセレンとともに含む組成物
が、更年期障害の治療および管理のために、本発明によって提供される。同様に相乗的で
ある前記組成物は、ほてりおよび閉経期の苦痛をの緩和を提供する。
【0100】
プレグナン配糖体を、モノメチオニン亜鉛、シトラスビオフラボノイド、およびセレン
キレートとしてセレンとともに含むさらに他の新規な組成物が、皮膚の栄養のために、本
発明によって提供される。前記組成物は相乗効果を示し、細胞膜および組織を保護し、毛
20
細血管の健康を確実にする。これは、組織の硬化を防ぐことにより組織の若い弾力性を維
持することにおいて有用である。これは優れた抗老化剤および抗酸化剤の組成物である。
これは、さらに、白内障の形成を遅らせる/防ぐ。上述の混合物中のセレンは、セレン酸
ナトリウムまたはセレノメチオニンであってもよい。
【0101】
本発明によって提供される組成物に組み込まれる、いくつかの他の前記さらなる成分は
:約10%のテルペンを含むコッキニア抽出物、約8%の苦味成分を含むニガウリ抽出物
、約25%のポリフェノールを含むハイビスカス サブダリッファ(Hibiscus Subdarifa)抽出物、約25%のポリフェノールを含むシナモン抽出物、および
約3%のググルステロンを含むコムフォラ ムクル(Commiphora Mukul
30
)抽出物である。
【0102】
女性のエストロゲン濃度を補足するまたは高める成分を含むいくつかの植物の抽出物は
、したがって、女性がほてり、うつ、寝汗、激しい感情変化などの症状に悩む更年期障害
の治療に適する。これらの植物の抽出物とプレグナン配糖体との組み合わせは、閉経期の
問題の治療において、ならびに閉経後の女性の循環器疾患および骨粗しょう症のリスクを
低下させることにおいて、相乗効果を与えることが本発明者によって見出された。
【0103】
前記植物の抽出物は:約5%のトリフィトエストロゲンを含む甘草(Liquoric
e)抽出物、約8%のイソフラボンを含む約100mgから200mgのレッドクローバ
40
ー(Red Clover)抽出物、約5%のトリフィトエストロゲンを含むホップスフ
ラワー(Hops Flower)抽出物、および約10%のエラグ酸を含むザクロ(P
omegranate)抽出物である。
【0104】
バンブーシリカ(Bamboo silica)は、変形性関節炎に役立つことが知ら
れている。本発明はまた、プレグナン配糖体と、ルチンおよびバンブーシリカとの混合物
を調査し、これらが関節の変性および炎症の治療および管理ににおいて相乗的であり有用
であることを見出した。関節の問題の治療および管理のための、ならびに関節の健康およ
び可動性の維持のための、前記プレグナン配糖体にグルコサミンおよびルチンを合わせ、
さらにバンブーシリカを含む混合物もまた、本発明によって提供された。
50
(54)
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【0105】
本明細書中のさまざまな治療に関して、以下の説明がなされる。
【0106】
i.本明細書中に記載される投与量中のプレグナン配糖体の含有量は、プレグナン配糖
体、カラツバシドの分子当量の重量によって規定されている。
【0107】
ii.本明細書中に記載されるさまざまな投与量中のグルコサミンの含有量は、その硫
酸塩の重量によって規定されている。
【0108】
iii.本明細書中に定義され、請求の範囲に記載される全ての成分は、本発明者らに
10
よって相乗効果を示すことが見出された。
【0109】
iv.一定の濃度の活性な主成分を有する植物の抽出物が前記投与量の成分として規定
された場合、他の前記濃度も、投与量に投入する量を調節するだけで前記投与量に採用さ
れうるため、本発明の範囲に含まれることに注意する。例えば、70%のバンブーシリカ
が規定されている。任意の他の濃度を用いてもよく、投与量中の前記成分の量は濃度の差
を考慮して調節されてもよい。
【0110】
v.これは、もしあれば、植物成分以外にも適用される。
【0111】
20
vi.特に規定されない限り、維持用投与量は、投与期間が無期限である場合、毎日継
続的な基準(継続的な形態)で、または、投与量が一定の期間服用され、その後一時中止
される、周期的な(連続的な)形態で服用されうる。このようなオン−オフの処置では、
前記オンの期間は約2∼7か月であり、オフの期間もまた同様の期間でありうる。
【0112】
vii.「主投与量」の用語は、維持用投与量に対して、治療用投与量を意味するもの
として本明細書中のいくつかの箇所で用いられている。したがって、「主投与量」および
「治療用投与量」の用語は、本明細書中で同じ意味で用いられる。
【0113】
viii.投与量は、錠剤、カプセル、シロップ、懸濁液などの形態で服用されうる。
30
投与量はまた、容易に飲料および食物に組み込まれる。
【0114】
ix.投与量によっては、カラルマ種の植物のサポニン配糖体を含む。同様に、投与量
によっては、カラルマの苦味成分を含む。これらの成分は、プレグナン配糖体に含まれる
とされている。投与量中のプレグナン配糖体がカラルマ由来である場合、前記サポニン配
糖体および苦味成分もプレグナン配糖体とともに抽出するのが便利である。しかしながら
、前記サポニン配糖体および苦味成分は、本発明の範囲内で別の成分であり、プレグナン
配糖体に添加して組成物を形成してもよい。
【0115】
x.投与量の成分が植物由来化学物質である場合、その成分は植物の抽出物または他の
40
形態で前記組成物中に組み込まれうる。
【0116】
本発明によって提供される前記使用、方法、および組成物および製剤を以下に述べる。
【0117】
1.肥満:
1.1 約25∼30のBMIの臨床的肥満を患い、2型糖尿病または正常であり、正
常血圧または軽度から中程度の高血圧であり、全身の機能障害がない両性の患者であって
、好ましくは食事制限および/または中程度の運動を行い、他は制限がない患者のために
。
【0118】
50
(55)
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主投与量:1日あたり約250∼500mgのカラツバシド(CTB)を3∼4か月に
わたって、その後任意の維持用投与量として1日あたり約125∼250mgのCTBを
約6∼8か月間。カラルマのプレグナン配糖体は優れた抗酸化剤であり無毒であって安定
した栄養補助食品であるため、前記維持用投与量は何らの副作用もなく長期間にわたって
または無期限に服用されうる。
【0119】
1.2 約30∼50のBMIの臨床的肥満を患い、2型糖尿病または正常であり、正
常血圧または軽度から中程度の高血圧であり、全身の機能障害がない両性の患者であって
、好ましくは食事制限および/または中程度の運動を行い、他は制限がない患者に対して
、上記のより低いBMIのカテゴリの患者の投与量の2倍の治療用投与量、およびより低
10
いBMIのカテゴリの患者と同じ任意の維持用投与量が提供され、投与期間を含むすべて
のパラメータはより低いBMIのカテゴリと同様である。
【0120】
1.3 主投与量の他のスケジュールは、これを約4∼5か月間服用し、その後これを
約6か月間中止する。維持用投与量は、前記6か月間の最後に開始され、約3か月間継続
されうる。維持用のコースはこの6か月および3か月の連続で無期限に継続されうる。治
療中は通常の2倍の水を摂取しなければならない。治療中は朝と夕方との30分の早歩き
および食事制限が推奨される。
【0121】
およそ5週目までに、患者は食欲および食べ物のことを考えることが減っていることを
20
感じ、同時により精力的に感じ始める。患者は適当な時間に食欲を感じるが、より少ない
量の食物で満足する。この時点から、体重減少もまた非常に明らかになりはじめる。9週
目までには、体重減少、食欲の低減、ウエスト、ヒップ、および腕の周囲の減少ならびに
他のパラメータにおいて、効果がはっきりと現れるであろう。ウエストの周囲は少なくと
も約50mm(2インチ)、体重は少なくとも3∼4kg落ちるであろう。
【0122】
1.4 PGおよびHCAの混合物を含む、本発明によって提供される肥満ための他の
治療。
【0123】
主投与量:1日あたり約120∼240mgのCTBおよび約150∼300mgのH
30
CAを約6か月間。任意の維持用投与量:主投与量と同様。期間:長期間から無期限。
【0124】
ガルシニア抽出物をHCAの代わりに用いてもよい。
【0125】
カプセルのゼラチンが副作用のGI反応を引き起こす患者の場合は、投与量は飲料に組
み込まれて液体の形態で消費されうる。これは本明細書中に記載されるすべての治療に適
用される。本発明は、PGおよび他の成分を含むむ、多くの健康を確実にする、栄養補給
の組成物を提供し、前記組成物は固体および飲料の両方の形態で提供される。
【0126】
2.BMR:
40
2.1 中程度の運動を行い、BMRならびにエネルギー、持久力、およびスタミナの
レベルの増加を希望する患者のために。
【0127】
主投与量:1日あたり約250∼500mgのCTBを約3∼4か月間。
【0128】
任意の維持用投与量:1日あたり約125∼250mgのCTBを長期間または無期限
に。
【0129】
2.2 スポーツ選手など激しい運動を行い、BMR、エネルギー、持久力、およびス
タミナのレベルの増加を希望する患者のために:
50
(56)
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主投与量:1日あたり約500∼1000mgのCTBを約3∼4か月間。
【0130】
任意の維持用投与量:1日あたり約250∼500mgのCTBを長期間または無期限
に。
【0131】
2.3 中程度のBMR、スタミナ、エネルギー、および持久力のレベルの増加を希望
する患者のための他の治療:
主投与量:1日あたり約2mg∼15mgのカラルマのサポニン配糖体を含む約90∼
150mgのCTB、および約100∼200mgの緑茶カテキン。
【0132】
10
任意の維持用投与量:主投与量と同様。期間:長期間から無期限。
【0133】
2.4 BMR、エネルギー、持久力、およびスタミナの増加を希望する患者のための
さらに他の治療のコース:
主投与量:1日あたり約2mg∼約15mgのカラルマのサポニン配糖体を含む約10
0∼200mgのCTB、約100∼200mgの緑茶のカテキン、および約100∼2
00mgのアシュワガンダのウィタゴライド。
【0134】
期間:約6∼9か月。
【0135】
20
任意の維持用投与量:主投与量と同様。期間:長期間から無期限。
【0136】
2週間の終わりには、運動および練習の間の疲れが減少し、患者はより精力的に、さら
に運動できると感じるであろう。4週目には、ウエイトトレーニングなどの運動プログラ
ムを行っている男性の患者は、二頭筋の周囲、胸の周囲の増加傾向、および筋肉のサイズ
の増加に気づくであろう。ウエイトトレーニングを行っている女性の患者は、筋肉群を囲
む脂肪の減少の明らかな兆候を見るであろう。この治療は、朝の一連の仕事の後、エネル
ギーレベルが低下する傾向にある主婦にも適する。
【0137】
3.除脂肪体重:
30
3.1 中程度の運動を行い、除脂肪体重の増加を希望する患者のために:
主投与量:1日あたり約250∼500mgのCTBを3∼4か月にわたって、その後
任意の維持用投与量として1日あたり約125∼250mgのCTBを長期間にわたって
または無期限に。
【0138】
3.2 激しい運動を行い、除脂肪体重の増加を希望する患者のために、本発明によっ
て提供される主投与量は、1日あたり約500∼1000mgのCTBを3∼4か月にわ
たって、その後任意の維持用投与量として1日あたり約250∼500mgのCTBを長
期間にわたってまたは無期限に、である。
【0139】
40
4.変形性関節炎:
4.1 軽度から中程度の放射線症状を伴う、初期から中期の体重を支える関節の変形
性関節炎を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者のために:主投与量:1日
あたり約250∼500mgのCTBを約4∼5か月にわたって、その後任意の維持用投
与量として1日あたり約125∼250mgのCTBを長期間にわたってまたは無期限に
。
【0140】
4.2 軽度から中程度の放射線症状を伴う、重度の体重を支える関節の変形性関節炎
を患い、関節の痛みおよび炎症の緩和を希望する患者のために:
主投与量:1日あたり約500∼1000mgのCTBを約4∼5か月にわたって、そ
50
(57)
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の後任意の維持用投与量として1日あたり約250∼500mgのCTBを長期間にわた
ってまたは無期限に。
【0141】
変形性関節炎を患う、および/または体重を支える関節の若返りおよび/または関節の
痛みの緩和を希望する患者のための治療の6つの他のコースを以下に提供する。
【0142】
4.3 主投与量:1日あたり約120∼300mgのCTBと、約400∼1000
mgのグルコサミン硫酸塩とを約6∼8か月にわたって、その後主投与量と同様の任意の
維持用投与量を約6か月間または無期限に。
【0143】
10
4.4 主投与量:1日あたり約90∼270mgのCTBと、約250∼750mg
のグルコサミン硫酸塩、および約75∼250mgのルチンとを約6∼8か月にわたって
、その後主投与量と同様の任意の維持用投与量を長期間または無期限に。
【0144】
4.5 主投与量:1日あたり約120∼300mgのCTBと、約300∼900m
gのルチンとを約6∼8か月にわたって、その後主投与量と同様の任意の維持用投与量を
長期間または無期限に。維持用投与量は、関節炎の状態が鎮圧されたときに採用され、1
つは朝、1つは夕方の2つの部分で服用されうる。
【0145】
4.6 主投与量:2つの部分で服用される、1日あたり約100∼200mgのCT
20
Bと、約600∼750mgのグルコサミン硫酸塩。この投与量は、40歳以上であり、
変性過程に向かう関節による変形性関節炎の開始の予防を希望する患者のための栄養補助
食品として本発明によって提供される。この投与量は、適当な滑液の分泌を確実にし、靭
帯を若返らせる。ここに記載された投与量において、ビオフラボノイドルチンは、他のビ
オフラボノイドの1つで置換されてもよく、グルコサミン硫酸塩は、ナトリウム塩または
カリウム塩または他のものであってもよい。グルコサミン硫酸塩は胃で酸性反応を有する
ため、胃液酸度の問題を有する患者にはグルコサミン硫酸塩を含まない投与量が推奨され
る。期間:長期間にわたってまたは無期限。
【0146】
4.7 主投与量:1日あたり約120∼300mgのCTBと、約300∼900m
30
gのルチン、および約50∼100mgのバンブーシリカ(70%)(または他の濃度で
等量)とを約6∼8か月にわたって、その後主投与量と同様の任意の維持用投与量が長期
間または無期限に服用される。関節炎の状態が鎮圧され次第、主投与量が中止され、維持
用投与量が採用されうる。
【0147】
4.8 主投与量:1日あたり約90∼270mgのCTBと、約250∼750mg
のグルコサミン硫酸塩、約75∼250mgのルチン、および約50mgから100mg
のバンブーシリカ(70%)(または他の濃度で等量)とを約6∼8か月にわたって、そ
の後主投与量と同様の任意の維持用投与量を約6か月間または無期限に。
【0148】
40
変形性関節炎のための上述の投与量中のプレグナン配糖体は、抗炎症作用および再生作
用を提供する。グルコサミンおよびコンドロイチンの両方が抗炎症特性を有さないため、
このことは重要である。患者はNSAID療法および/または物理療法を受けていてもよ
い。カラルマ抽出物は安定であって、長期で消費しても副作用を示さない。好ましくは、
前記投与量は食事の後に服用されうる。
【0149】
3週目で、痛みの段階的な緩和が、関節可動性の増加および肉体的なストレスに対する
耐性の増加とともに起こる。5週目で、患者は関節の動きがほぼ正常になり、痛みが止ま
り、朝のこわばりが有意に低減され、運動に対する耐性が増加し、運動からの回復がより
速くなることを体験する。13週目で、放射線検査によって確立されたように、ほぼ全体
50
(58)
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的にさらなる骨の変性が停止する。
【0150】
組み合わせの主投与量が提供されたが、これは関節炎の状態が鎮圧されたときは中断し
てもよい。この時点から、維持用投与量として1日あたり約250∼300mgのCTB
が6∼8か月間採用されうる。前記維持用投与量は、好ましくは、1日の2度の主要な食
事の後に、2段階で服用されうる。重度の場合には、組み合わせの投与量が、好ましくは
無期限に継続されうる。
【0151】
5.血糖:
5.1 2型糖尿病を有し、約120∼150mg/dLのFBS(空腹時血糖)を有
10
する患者のための、本発明によって提供される治療
主投与量:1日あたり約500∼1000mgのCTB。期間:長期間から無期限。
【0152】
5.2 2型糖尿病を有し、約150mg/dLを超えるFBSを有する患者のために
主投与量:1日あたり約1000∼1500mgのCTBを、長期間にわたってまたは
無期限に。
【0153】
以下の2つの他の治療のコースが本発明によって提供される。
【0154】
5.3 2型糖尿病を有する、および/または血糖の制御/調節を希望する患者のため
20
に:
主投与量:1日あたり約100∼250mgのCTBと、約100∼200mgの4−
ヒドロキシ−イソロイシン(またはフェヌグリーク抽出物として)とであり、PGは約2
∼3%のカラルマ種の植物の苦味成分を含む。期間:6∼8か月。
【0155】
主投与量と同様の任意の維持用投与量。期間:長期間にわたってまたは無期限。
【0156】
5.4 2型糖尿病を有する患者のために。
【0157】
主投与量:1日あたり、約100∼250mgのCTBと、約10%のテルペンを含む
30
約100∼200mgのコッキニア抽出物、約8%の苦味成分を含む約100∼200m
gのニガウリ、約15%のポリフェノールを含む約100∼200mgのシナモン抽出物
、および約40%の4−ヒドロキシ−イソロイシンを含む約100∼200mgのフェヌ
グリーク抽出物とを約6∼7か月にわたって、その後、主投与量と同様の任意の維持用投
与量を、好ましくは無期限に。
【0158】
好ましくは、前記投与量は食後30分に服用される。投与量は1段階でまたは2段階で
服 用 さ れ う る 。 2 週 目 で 、 患 者 は F B S お よ び P P B S ( 食 後 血 糖 )の 約 1 0 % の 低 下 を
体験するであろう。4週目以降、体重減少が観察され、さらに身体的なスタミナが増加す
るであろう。血糖値がさらに低下する。この時点でFBSおよびPPBSの約20%の低
40
下が期待されうる。16週目で、グリコシル化ヘモグロビンの低減が観察されるであろう
。患者は約6∼8か月の規定の期間の後は、主投与量を中止してもよい。約2∼3か月の
中断の後、主投与量を約2∼3か月間再開してもよい。この連続は無期限に継続されうる
。40歳以上の患者では、前記連続を無期限に継続することが好ましい。50歳以上の患
者では、好ましくは主投与量が無期限に継続されるべきである。朝および夕方の45分間
の早歩きの形態の規則的な運動が推奨され、患者は精製炭水化物の食物を避けることを勧
められる。
【0159】
6.血圧:
6.1 軽度から中程度の高血圧を患う患者のために、本発明によって提供される主投
50
(59)
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与量は、1日あたり約250∼500mgのCTBを含み、約3∼4か月間服用され、そ
の後任意の維持用投与量として1日あたり約125∼250mgのCTBが、長期間にわ
たってまたは無期限に服用される。
【0160】
6.2 重度の高血圧を有する患者のために、本発明によって提供される治療は:主投
与量:1日あたり約500∼1000mgのCTBを約3∼4か月間、その後維持用投与
量として1日あたり約250∼500mgのCTBを長期間または無期限に:を含む。
【0161】
6.3 軽度から中程度の高血圧を有する患者のために、主投与量が1日あたり約12
5∼250mgのCTBと、約125∼250mgのHCA(ガルシニア抽出物)とであ
10
り、長期間にわたって服用される、他のコースが本発明によって提供される。
【0162】
6.4 本発明によって提供されるこの状態の治療および管理のさらに他のコースは、
主投与量として、長期間にわたってまたは無期限に服用される、1日あたり約125∼2
50mgのCTBと、約3%のググルステロンを含む約125∼250mgのコムフォラ
ムクル抽出物とを含む。
【0163】
試験は、プレグナン配糖体が血圧、最高血圧および最低血圧の両方を低下させることを
確立した。他の関連する効果は、血中のLDL(低比重リポタンパク質)を減少させ、H
DL(高比重リポタンパク質)を増加させることである。前記投与量は1段階または2段
20
階で服用されてもよく、好ましくは食後に服用される。3週目には、エネルギーおよび運
動の持久力の増加が観察された。これは、LDL値の低下をもたらす。治療の間、身体的
なトレーニングが推奨される。5週目には、HDL値が増加し、さらなるエネルギーおよ
び持久力の増加が観察される。
【0164】
7.食欲減退:
7.1 軽度から中程度の食欲の減退を希望する患者のために、本発明は:主投与量:
1日あたり約250∼500mgのCTBを、長期間にわたってまたは無期限に:を提供
する。
【0165】
30
7.2 重度の食欲の減退を希望する患者のために:主投与量:1日あたり約500∼
1000mgのCTBを、長期間にわたってまたは無期限に。
【0166】
7.3 本発明は、プレグナン配糖体およびHCAを含む他のコースを提供する。主投
与量:1日あたり約120∼240mgのCTBと、約150∼300mgのHCAとを
、約6か月間にわたって。任意の維持用投与量:前記治療用投与量と同様。期間:長期間
から無期限。
【0167】
HCAの代わりにガルシニア抽出物が用いられてもよい。
【0168】
40
8.体重減少:
8.1 ゆるやかな/段階的な体重の減少を希望する患者のために:主投与量:1日あ
たり約250∼500mgのCTBを約3∼4か月間にわたって、その後任意の維持用投
与量として1日あたり約125∼250mgのCTBを、長期間にわたってまたは無期限
に。
【0169】
8.2 速やかな体重の減少を希望する患者のために:主投与量:1日あたり約500
∼1000mgのCTBを、約3∼4か月間にわたって、その後任意の維持用投与量とし
て1日あたり約250∼500mgのCTBを、長期間にわたってまたは無期限に。
【0170】
50
(60)
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8.3 本発明は、プレグナン配糖体およびHCAを含む他のコースを提供する。主投
与量:1日あたり約120∼240mgのCTBと、約150∼300mgのHCAとを
、約6か月間にわたって。任意の維持用投与量:前記治療用投与量と同様。期間:長期間
から無期限。
【0171】
HCAの代わりにガルシニア抽出物が用いられてもよい。
【0172】
9.ウエスト、腕、およびヒップの周囲:
9.1 ウエスト、ヒップ、および腕の周囲の減少を希望する患者のために:主投与量
:1日あたり約250∼500mgのCTBを約3∼4か月間にわたって、その後任意の
10
維持用投与量として1日あたり約125∼250mgのCTBを長期間にわたってまたは
無期限に。
【0173】
9.2 本発明は、プレグナン配糖体およびHCAを含む他のコースを提供する。主投
与量:1日あたり約120∼240mgのCTBと、約150∼300mgのHCAとを
、約6か月間にわたって。任意の維持用投与量:前記治療用投与量と同様。期間:長期間
から無期限。
【0174】
HCAの代わりにガルシニア抽出物が用いられてもよい。
【0175】
20
10.片頭痛:
10.1 片頭痛を患う患者のために:主投与量:1日あたり約500∼1000mg
のCTBを、約3∼4か月にわたって。偏頭痛が続く期間中は前記投与量を2倍にする。
【0176】
1日の投与量は、好ましくは2つの部分で、毎食後1つ服用されうる。5週目には、患
者は痛みの頻度の減少に気づくであろう。プレグナン配糖体は、その抗炎症特性を発揮し
、さらに毛細血管の弾力性を回復させる。プレグナン配糖体の抗うつ特性は、患者に心理
的な励ましを与える。セロトニンの増加によって患者の自信のレベルが向上する。9週目
には、患者は痛みの頻度の有意な減少および身体的なストレスに対する耐性の増加を体験
する。13週目には、痛みの頻度は10%以下に低下することが期待されうる。維持用投
30
与量として1日あたり約125∼250mgのCTBが、好ましくは無期限に継続されう
る。
【0177】
11.臨床的うつ病:
11.1 軽度の臨床的うつ病を患う患者のために:主投与量:1日あたり約125∼
250mgのCTBが、症状がなくなるまで服用される。
【0178】
11.2 重度の臨床的うつ病を患う患者のために:主投与量:1日あたり約250∼
1000mgのCTBが、症状がなくなるまで服用される。
【0179】
40
11.3 臨床的うつ病を患う、または心的状態の向上を希望する患者のための、本発
明によって提供される他のコースは、主投与量として1日あたり約250∼500mgの
CTBと、約100∼200mgのアシュワガンダのウィタゴライドとを約12∼18か
月間にわたって、その後任意の維持用投与量として1日あたり約125∼250mgのC
TBと、約50∼100mgのアシュガワンダのウィタゴライドとを、長期間にわたって
または無期限に、を含む。
【0180】
うつは、セロトニンの再取り込みの異常なレベルに関係する。プレグナン配糖体は、S
SRI類などの既知の抗うつ剤のセロトニン中毒などの副作用もなく、セロトニン濃度を
増加させる。プレグナン配糖体を用いると、そのセロトニン濃度における影響を通して、
50
(61)
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患者は満足感の増加、エネルギーレベルの増加、ストレスに対する耐性の増加、および、
とりわけ一般的な心的状態の改善を経験する。副作用は、あったとしても、前記SSRI
類よりも軽度な形態である。患者は、3週目でエネルギーレベルの増加、倦怠感および疲
労の減少、ならびに一般的な満足感を経験しはじめる。4週目には、さらに、上述のパラ
メータの全体的な改善があり、患者は社会的な関心の増大を経験する。
【0181】
12.性機能障害:
12.1 原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、お
よび/または性欲ならびに性的な活力、力およびスタミナの増加を希望する患者のために
:主投与量:1日あたり約500∼1000mgのCTBを、機能障害および性欲の低下
10
が存在する期間にわたって、または患者が希望するかぎり。
【0182】
12.2 原発性インポテンスおよび/または性欲の低下などの性機能障害を患う、お
よび/または性欲ならびに性的な活力、力およびスタミナの増加を希望する患者のために
、本発明によって提供される他のコース:主投与量:1日あたり約250∼500mgの
CTBと、約100∼200mgのアシュワガンダのウィタゴライドとを、約6∼12か
月間にわたって、その後任意の維持用投与量として、1日あたり約125∼250mgの
CTBと、約50∼100mgのアシュワガンダのウィタゴライドとを、必要なかぎり、
または性的な力の増加が希望されるかぎり。
【0183】
20
12.3 原発性インポテンスおよび/または性欲の低下または喪失などの性機能障害
を患う、および/または性欲ならびに性的な力、スタミナおよび活力の増加を希望する患
者のための、本発明によって提供されるさらに他のコースは:
主投与量:1日あたり約250∼500mgのCTBと、約100∼200mgのシラ
ジットとを、約6∼12か月間にわたって、その後任意の維持用投与量として、1日あた
り約125∼250mgのCTBと、約50∼100mgのシラジットとを、必要なかぎ
り、または性的な活力の増加が希望されるかぎり:を含む。
【0184】
12.4 原発性インポテンスおよび/または性欲の低下または喪失などの性機能障害
を患う、および/または性欲ならびに性的な力/活力およびスタミナの増加を希望する患
30
者のための、本発明によって提供されるさらに他の治療のコース。主投与量:1日あたり
約250∼500mgのCTBと、約50%のプロトジオシンを含む約250∼500m
gのフェヌグリーク抽出物とを、約3∼4か月にわたって、その後任意の維持用投与量と
して、1日あたり約125∼250mgのCTBと、約125∼250mgの前記フェヌ
グリーク抽出物とを、必要なかぎり、または性的な活力の増加が希望されるかぎり。
【0185】
プレグナン配糖体の、その性機能障害の治療への適用に関連する効果は:エネルギー、
持久力、およびスタミナの増加、毛細血管に対する有益な効果および循環に対する効果、
満足感の増加、ストレスに対する耐性の増加、心的状態の向上などである。これらの効果
がまとまって、生殖器官の領域における血液の流れを増加させ、試験によってはっきりと
40
確立されたように、性的な関心の回復および性欲の増加を引き起こすと思われる。
【0186】
カラルマ抽出物はまた、性的衝動の減少、性交時痛、性的相性の減少、オーガズムに達
することの困難、生殖器の感覚の減少を経験する閉経後の女性にも有益であるように思わ
れる。プレグナン配糖体は、例えばPDE5阻害剤のような、性機能障害の治療のための
既知の化合物によって現れる心臓血管の副作用および他の副作用を有さない。
【0187】
13.認識および記憶の機能:
13.1 認識および記憶の機能の低下に悩む、またはその向上を希望する患者のため
に:主投与量:1日あたり約250∼500mgのCTBを、約3∼4か月間にわたって
50
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。
【0188】
カラルマ抽出物は、神経伝達物質の濃度および作用、特にセロトニン濃度に有益な効果
を有する。患者に対するプレグナン配糖体の多重の効果は、認識および記憶の機能、想起
および保持、ならびに回復の速度を含む身体機能の全体的な改善をもたらすカスケード型
の効果を有すると思われる。このことは前記試験によって確立された。投与量は、1段階
または2段階で服用されてもよく、好ましくは食後に服用される。
【0189】
14.老化症候群:
14.1 老化症候群の治療/および管理を希望する患者のために、本発明は、主投与
10
量として1日あたり約250∼500mgのCTBを長期間から無期限として、提供する
。
【0190】
14.2 本発明によって提供される他のコースは、投与量として、1日あたり約10
0∼200mgのCTBと、約100∼200mgの緑茶のカテキン、および約100∼
200mgのカラルマのサポニン配糖体とを、その後任意の維持用投与量として、1日あ
たり約100∼200mgのCTBと、約50∼100mgの前記カテキンおよび約12
0∼300mgの前記サポニン配糖体とを無期限として、含む。
【0191】
14.3 本発明はまた、投与量として1日あたり約100∼200mgのCTBと、
20
約40%のカテキンを含む約250∼350mgの緑茶抽出物とを含み無期限で服用され
る、老化症候群と戦う栄養補助食品を提供する。
【0192】
14.4 老化症候群の低減を希望する患者のために本発明によって提供されるさらに
他の組成物は、主投与量として、1日あたり約50∼100mgのCTBと、約100∼
150mgのモノメチオニン亜鉛、約150∼250mgのシトラスビオフラボノイド、
および約2∼8mgのセレンと等量のセレンキレートとを含み、無期限に服用される。
【0193】
プレグナン配糖体の、その抗酸化剤としての、および老化との戦いにおける適用に関連
する効果は:i.脂肪の減少、ii.エネルギーレベルおよびスタミナレベルの増加、i
30
ii.運動の増加、iv.ストレスの低下および心的状態の向上、v.関節可動性の増加
、vi.毛細血管の弾力性の増加、などである。これらの利点は、実質的に副作用がなく
得られる。
【0194】
15.聴力障害:
15.1 聴力障害に悩む患者のために:主投与量:1日あたり約250∼500mg
のCTBを、約3∼4か月にわたって、その後任意の維持用投与量として1日あたり約1
25∼250mgのCTBが長期間にわたってまたは無期限に服用される。
【0195】
16.循環障害:
40
16.1 循環障害に悩む患者のために:主投与量:1日あたり約500∼1000m
gのCTBを、約3∼4か月にわたって、その後任意の維持用投与量として1日あたり約
250∼500mgのCTBを無期限に。本発明は、重度の循環障害の場合は無期限に服
用される維持用投与量を提供し、障害が軽度な場合は、前記維持用投与量は採用されず、
その後障害/症状が生じた場合に前記主投与量が開始されなければならない。主投与量は
、循環の問題が再び起こった場合は再開されなければならず、重度の循環の問題である場
合は、主投与量が、好ましくは無期限に継続されるべきである。
【0196】
17. 毛細血管の変性:
17.1 毛細血管の弾力性の回復または維持を希望する患者のために:主投与量:1
50
(63)
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日あたり約500∼1000mgのCTBを約3∼4か月間、その後維持用投与量として
1日あたり約250∼500mgのCTBが無期限に服用される。
【0197】
カラルマ抽出物が毛細血管の弾力性を向上させる/回復させることが観察された。プレ
グナン配糖体の他の効果と合わせて、患者は、聴力、性機能、皮膚の健康、精神機能、循
環などを含む身体機能の全体的な改善を経験する。投与量は、1段階または2段階で服用
されてもよく、好ましくは1日の2回の主要な食事の後2段階で服用される。
【0198】
18.皮膚の栄養:
18.1 皮膚の栄養、ならびに皮膚の弾力性および健康を希望する患者のために:主
10
投与量:1日あたり約50∼100mgのCTBと、約100∼150mgのモノメチオ
ニン亜鉛、約150∼250mgのシトラスビオフラボノイド、および約2∼8mgのセ
レンキレートまたは他の化合物としてのセレンとであって、長期間にわたってまたは無期
限に服用される。
【0199】
19.更年期障害:
19.1 更年期障害に悩み、ほてりおよび閉経期の苦痛の軽減を希望する患者のため
に:主投与量:1日あたり約50∼100mgのCTBと、約100∼150mgのモノ
メチオニン亜鉛、約150∼200mgのシトラスビオフラボノイド、および約6∼10
mgのセレンキレートまたは他の化合物としてのセレンとであって、必要なかぎり服用さ
20
れる。
【0200】
更年期障害に悩む患者のための治療および管理の、4つのさらなるコースが以下に示さ
れる。
【0201】
19.2 主投与量:1日あたり約50∼100mgのCTBと、約5%のトリフィト
エストロゲンを含む約100∼200mgの甘草抽出物とであり、必要なかぎり、および
症状が続くかぎり、服用される。
【0202】
19.3 主用投与量:1日あたり約50∼100mgのCTBと、約8%のイソフラ
30
ボンを含む約100∼200mgのレッドクローバー抽出物とであり、必要なかぎり、お
よび症状が続くかぎり、服用される。
【0203】
19.4 主投与量:1日あたり約50∼100mgのCTBと、約5%のトリフィト
エストロゲンを含む約100∼200mgのホップスフラワーの抽出物とであり、必要な
かぎり、および症状が続くかぎり、服用される。
【0204】
19.5 主投与量:1日あたり約50∼100mgのCTBと、約10%のエラグ酸
を含む約100∼200mgのザクロの抽出物と。期間:症状があるかぎり、および必要
なかぎり。
40
【0205】
20.癌の予防/防御
20.1 発癌物質の中和および癌からの防御を希望する患者のために:主投与量:1
日あたり約50∼100mgのCTBと、約100∼150mgのモノメチオニン亜鉛、
約150∼200mgのシトラスビオフラボノイド、および約2∼8mgのセレンキレー
トまたは他の化合物としてのセレンとであり、無期限に服用される。
【0206】
21.コレステロール:
21.1 総血中コレステロールの低減を希望する患者のために:主投与量:1日あた
り約125∼500mgのCTBと、約25%のポリフェノールを含む約150∼250
50
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mgのハイビスカス サブダリッファ抽出物および約3%のググルステロンを含む約10
0∼200mgのコムフォラ ムクル抽出物とであり、無期限に服用される。
【0207】
21.2 血中コレステロールの低減を希望する患者のために本発明によって提供され
る他の組成物:主投与量:1日あたり約120∼240mgのCTBと、約150∼30
0mgのHCAとを、約6か月間にわたって、その後主投与量と同様の任意の維持用投与
量を長期間にわたってまたは無期限に、好ましくは無期限に。
【0208】
21.3 血中コレステロールの低減を希望する患者のために本発明によって提供され
るさらに他の組成物:主投与量:1日あたり約2∼10%のサポニン配糖体を含む約90
10
∼150mgのCTB、および約100∼200mgの緑茶のカテキンを長期間にわたっ
てまたは無期限に。
【0209】
22.BMI:
BMIの減少を希望する患者のために、本発明は、以下の治療および管理のコースを提
供する。
【0210】
22.1 約25∼30のBMIを有し、2型糖尿病または正常であり、正常血圧また
は軽度から中程度の高血圧があり、全身の機能障害がなく、好ましくは食事制限をしてい
るおよび/または中程度の運動をしていて、他は制限がない、両性の患者のために。
20
【0211】
主投与量:1日あたり約250∼500mgのカラツバシド(CTB)を3∼4か月間
にわたって、その後任意の維持用投与量として1日あたり約125∼250mgのCTB
を約6∼8か月間。カラルマのプレグナン配糖体は優れた抗酸化剤であり、無毒であって
安定な栄養補助食品であるため、前記維持用投与量は、何らの副作用もなく長期間にわた
ってまたは無期限に服用されうる。
【0212】
22.2 約30∼50のBMIを有し、2型糖尿病または正常であり、正常血圧また
は軽度から中程度の高血圧があり、全身の機能障害がなく、好ましくは食事制限をしてい
るおよび/または中程度の運動をしていて、他は制限がない、両性の患者のために、上述
30
のより低いBMIのカテゴリの患者に対して提供される治療用投与量の2倍の治療用投与
量、およびより低いBMIのカテゴリと同様の維持用投与量が提供され、投与期間を含む
他のパラメータはより低いBMIのカテゴリの場合と同様である。
【0213】
22.3 維持用投与量の他のスケジュールは、これを約4∼5か月間服用し、その後
、これを約6か月間中止する。維持用投与量は、前記6か月間の終わりに再び開始され、
約3か月間継続される。維持のコースは、この6か月および3か月の連続で、無期限に継
続されうる。治療中は通常の2倍の水を摂取しなければならない。治療中は朝と夕方との
30分の早歩きおよび食事制限が推奨される。
【0214】
40
およそ5週目までに、患者は食欲および食べ物のことを考えることが減っていることを
感じ、同時により精力的に感じ始める。患者は適当な時間に食欲を感じるが、より少ない
量の食物で満足する。この時点から、BMIの減少(体重減少)もまた非常に明らかにな
りはじめる。
【0215】
22.4 BMIの増加のために本発明によって提供される他の組成物:主投与量:1
日あたり約120∼240mgのCTBおよび約150∼300mgのHCAを約6か月
間。任意の維持用投与量:主投与量と同様。期間:長期間から無期限。
【0216】
HCAの代わりにガルシニア抽出物が用いられてもよい。
50
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【0217】
23.抗酸化:
23.1 本発明は、老化症候群の治療/管理、および/または全身のフィットネスお
よび健康を希望する患者のために、主投与量として、1日あたり約250∼500mgの
CTBを、長期間から無期限で含む抗酸化のコースを提供する。
【0218】
23.2 本発明によって提供される他の抗酸化のコースは、投与量として1日あたり
約100∼200mgのCTBと、約100∼200mgの緑茶のカテキンおよび約10
0∼200mgのカラルマのサポニン配糖体とを、その後任意の維持用投与量として1日
あたり約100∼200mgのCTBと、約50∼100mgの前記カテキンおよび約1
10
20∼300mgの前記サポニン配糖体とを、無期限で含む。
【0219】
23.3 本発明はまた、老化症候群と戦う、および/または全身の健康およびフィッ
トネスを提供するための、投与量として1日あたり約100∼200mgのCTBと、約
40%のカテキンを含む約250∼350mgの緑茶抽出物とを含み、無期限に服用され
る、抗酸化栄養補助食品を提供する。
【0220】
23.4 老化症候群の減少および/または全身の健康およびフィットネスを確実にす
ることを希望する患者のために、本発明によって提供されるさらに他の組成物は、主投与
量として、1日あたり約50∼100mgのCTBと、約100∼150mgのモノメチ
20
オニン亜鉛、約150∼250mgのシトラスビオフラボノイド、および約2∼8mgの
セレンと等量のセレンキレートとを含み、無期限に服用される。
【0221】
プレグナン配糖体の、その抗酸化剤としての、および老化との戦いにおける適用に関連
する特性は:i.脂肪の減少、ii.エネルギーレベルおよびスタミナレベルの増加、i
ii.運動の増加、iv.ストレスの低下および心的状態の向上、およびv.関節可動性
の増加、vi.循環の改善、などである。これらの利点は、実質的に副作用がなく得られ
る。
【0222】
上述のすべての治療において、投与量は、食事の前、間、または後に服用されうる。し
30
かしながら、目的が1以上の肥満に関連する症状の緩和の提供である場合、投与量は、好
ましくは、食事の30分∼1時間前に服用されうる。1日の投与量は、1回でまたは2段
階で服用されうる。1回で服用される場合、好ましくは、1日の主要な食事の前、間、ま
たは後に服用されうる。
【0223】
「無期限に」の用語は、前記治療用および維持用投与量に関連して、投与量が毎日中断
なしに服用される継続的な形態で、実質的に生涯服用されることを意味するものである。
前記用語「無期限に」の範囲には、任意で、維持用投与量を、約2∼7か月間にわたって
服用することと、約2∼7か月にわたる中断とを入れて投与量を周期的に服用することを
含む、周期的な(連続的な)配置(形態)で服用することが含まれる。
【0224】
肥満に関連する症状に関する適用において、上述した、維持用投与量の連続的な製剤が
推奨される。
【0225】
上述に記載された以外の、技術的範囲に含まれる多様な実施形態および変形は、本発明
の範囲に含まれる。
40
(66)
【国際調査報告】
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(69)
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(70)
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(71)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
(72)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
(73)
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(74)
JP 2007-534747 A 2007.11.29
フロントページの続き
(51)Int.Cl.
FI
A61P 29/00
A61P 25/06
A61P 25/24
A61P 15/10
A61P 25/28
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A61P
3/06
テーマコード(参考)
(2006.01)
(2006.01)
A61P 19/02
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(2006.01)
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(2006.01)
(2006.01)
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A61P 25/28
(2006.01)
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(2006.01)
(2006.01)
A61P
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A61P
9/14
(2006.01)
(2006.01)
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(2006.01)
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A61P
3/06
(81)指定国 AP(BW,GH,GM,KE,LS,MW,MZ,NA,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),
EP(AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,MC,NL,PL,PT,RO,SE,SI,SK,TR),OA(BF,BJ,
CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CN,CO,CR,
CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L
T,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NA,NI,NO,NZ,OM,PG,PH,PL,PT,RO,RU,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,SY,TJ,TM,TN,TR
,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN,YU,ZA,ZM,ZW
(74)代理人 100114649
弁理士 宇谷 勝幸
(74)代理人 100129126
弁理士 藤田 健
(74)代理人 100130971
弁理士 都祭 正則
(74)代理人 100134348
弁理士 長谷川 俊弘
(72)発明者 ラジェンドラン,ラムズワーミー
インド,560071 バンガロール,セカンド ステージ サード フェーズ,ビーディーエー
ドムラー ナンバー 5
(72)発明者 ラジェンドラン,カメラ
インド,560071 バンガロール,セカンド ステージ サード フェーズ,ビーディーエー
ドムラー ナンバー 5
Fターム(参考) 4C088 AB12 AB99 BA08 BA13 CA06 MA02 MA06 MA07 MA08 MA52
NA05 ZA03 ZA12 ZA15 ZA34 ZA36 ZA42 ZA70 ZA81 ZA89
ZA96 ZB11 ZC33 ZC52
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