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煙道から採取した排ガスをガス分析計に導く導 管中での結露を防止する

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煙道から採取した排ガスをガス分析計に導く導 管中での結露を防止する
2011−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
ライセンス情報番号:L2009005737
電気・
電子
煙道から採取した排ガスをガス分析計に導く導
管中での結露を防止する簡易排ガス前処理装置
特 許 権 者:大森 龍夫
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
機械・加工
焼却炉排ガス前処理装置
○都市ゴミや産業廃棄物の焼却炉排
ガスの分析用前処理装置に活用す
る
都市ゴミや産業廃棄物の焼却炉では排ガス成分は連
続分析されている。煙道で採取された排ガスは高温、
機械・
加工
高湿なのでこれを分析計で分析できる常温・低湿にす
る必要がある。また排ガスは数十m離れた分析計まで
溶解炉・焼成炉排ガス前処理装置
○鉄鋼石溶解炉やセメント焼成炉排
ガスの分析用前処理装置に活用す
る
ガス導管で導かれるがここで排ガスが冷却されると結
輸 送
露の問題が生ずる。このため従来排ガス導管は全長に
わたり120℃以上に加温され、分析計の直前で冷却、
火力発電所ボイラー排ガス前処理装置
○石炭燃焼火力発電所ボイラー排ガ
スの分析用前処理装置に活用する
除湿処理されている。加熱に多大な費用がかかり、ま
た冷却除湿器も大容量が必要であった。
土木・
建築
本発明は、ガス導管の加温を不要とし、且つ除湿器
電気・電子
も小形のもので済ませることのできる排ガス前処理装
置を提供することである。その特徴は、第1、第2の熱
交換器と除湿器を備え、排ガスは第1と第2の熱交換器、
繊維・
紙
除湿器、第2の熱交換器の順に通過して分析計に送ら
れる構成になっている。第1の熱交で排ガスはまず大
気で冷却される。第2の熱交は第1の熱交を通過した排
化学・
薬品
ガスと除湿器を通過した排ガスとを熱交させて除湿器
を通過して冷却された排ガスを昇温させるシステムで
ある。この様な構成によって、除湿器で冷却された排
ガスは第2の熱交で加熱されるので従来のようにガス
金属
材料
導管を加熱する必要はない。また、除湿器に入る排ガ
スは第2の熱交で冷却されているので除湿器は小容量
のものでよく、除湿に要する費用も安くて済む。また、
この前処理装置は第1と第2の熱交を同心円状に配置す
有機
材料
る構造となっておりコンパクトである。
patent review
market potential
本発明は、高温高湿状態で採取された排ガスを
遠方に設置された分析計で分析するための装置で
ある。これは省エネで低コストの排ガス前処理装
置で、連続分析が必要な電力や機械産業設備に広
く活用できる。1つは電力業界で特に石炭を燃料
とする火力発電所ではSOXやNOX、塵埃、最
近では微量重金属の分析も必要となってきてい
る。また原子力発電所では放射性成分の分析が不
無機
材料
可欠である。製鉄業界では溶解炉からのSOX、
用 語 解 説
食品・
バイオ
排ガス前処理装置
煙道等から採取した排ガスをガス分析計に導くまでに行
う前処理設備
業界では種々の廃棄物を燃料の一部に用いている
ので焼成炉からの有害成分の分析が必要である。
いずれも排ガスの採取場所と分析計は相当離れて
産業廃棄物
事業活動に伴って生じた廃棄物の内、燃え殻、汚泥、廃
油、廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物
生活・
文化
NOX成分の分析が必要である。また、セメント
設置されており、また排ガスは高温・高湿なので
結露対策が必要で本発明が活用できる。
溶解炉
金属を加熱し融解する炉。キューポラ・反射炉・平炉・
電気炉等がある
その他
30
原稿作成:江原 勝也 株式会社ベンチャーラボ
2011−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
ライセンス情報番号:L2009005737
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報
・権利存続期間:18年1ヶ月(平41.2.18)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・供与条件:譲渡または許諾
○出願番号:特願2009-034792
○出願日/平21.2.18
参 考 情 報
・特許流通アドバイザーによる推薦
:奈良県 寺田 実
自治体特許流通コーディネーター
・関連特許:なし
・IPC:G01N 1/22
・参照可能な特許流通支援チャート
:13年度 一般 4 焼却炉排ガス処理技術
:16年度 機械13 排気微粒子除去技術
皆様からのお問合わせを、お待ちしています。
○公開番号:特開2010-190692
○公開日/平22.9.2
○特許番号:特許4327901
○登録日/平21.6.19
特許流通データベース情報
・
:分析用排ガス前処理装置
・
:L2009005737
http://www.ryutu.inpit.go.jp/db/
からご覧になれます。
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
無機
材料
■この特許の問合わせ先■
株式会社グリーン大森
代表取締役
大森 龍夫
〒630-0252
奈良県生駒市山崎町21−22
TEL:0743-75-8209 FAX:0743-75-8192
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P121をご覧下さい)
にご連絡下さい。
その他
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