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レメジに関する分類学的研究

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レメジに関する分類学的研究
141 ー
レメジに関する分類学的研究
Rokuya hrAZEKT: Trichol Oiη a aggregσ tum (SCHAEFFER ex SECH
.E
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;
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)
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A
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.conglobatum (VI'J"l'All
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) SACCλHDO.
COS'
也
ふ、
l品j
1
--'-・
ノ、
ジメジには 21重がある
今さらシメジの íE 休は?
などと云うと不'ì1;ーをし、だく人が多いであろう。しかしフランスの
,
Ko mAD et MAunLA )iC の}宮市(IH :247) を見ても,
円イ〈のシメジ i こ相当する Tricholoma
aggregatum / 土非常に多形
aggregatum の名のドに l11'j主にわたる異おをあげ,かつ“ T.
性であるために, ffL 々な阻がつくら ~L たが,示I~f己j 陸として!土ーっとしかっ汚ーえら j しない"と立己し
であるように,大好複雑な:年であり,学名の選択についても諸宗まち全ちで定泣がない。手11 名
についてもとれと /liJ 様で,各回の i誌名 p I也方名が b るばかりでなく,或/土;丘似近縁のf:t[i との1i\J
に協同があり,かなり複雑な様相を呈するのでるる。
広江氏lJ)の応川市'~:'~学 (654 .r D に“シメジ l 土地右によってカプシメジ,センボンシメジ,
イツポンシ J ジ,〆イコ 7 シ t ジ,ヒヤヅバンカンコなどと休せられている。な l 王立却にたい
てサカシメジ p 烏 H~ 県仁多〆也方でコハギ, .r~Jr;{ 也方でセンボンシメジとめtぜられるものは,
)
J
I
J
極のものと沼、めサカシメジなる新手11 名を付して区別したとあり, p
. 657 でサカシメジに対し
て Tricholoma
SakashimejiMAT f' Ut: Hλ , n. sp.
なるおj. -fl
(
f
l
lし nOill.
nudum) を{乍った。
シメジとサカシメジとの区別 l 土,前 jfが多数 ii下生はず今が, 各 1 fi,'ilf本づつがとり離すことが
できる式なのに対して,後 Jfで、は球塊状の共通の抹から小.}Iラの lF を極めて多数 l洋生するもので
あれ又前斤は 11,',/々の茎がí!~\ ;fIJ}f~ に下 '1 と部が膨れるのに対して,後者ーでは市111 くて上 f'I , i] 大であ
るなどの点に,主な泣いがある。また翠討の観祭によるとシメジ J 土 10 }j r/I 'r司 p サカシメジは
1
0 I:J伺'ÍlJ に発生, μII ち 1 i
!
M
n
J
¥)
j
:
E1
0 f1位発生!切に差がちる。
筆者も広江氏と同様に,一般
にシメジと呼ばれる穿には少くとも 2 種があt) ,特に広江氏が区別する再建の存在を認めてい
た。しかし両極に対する手I~ 名及び学名については同氏とは呉った見解をいだくものであり,以
下これに就て記す。
本草書及び地方名に基く和名の考案
第ーに本軍書から広江氏のシメジに相当するものを拾うと p
1
.
Tlii尚治1寛 (23)
・信除菌譜にシメヂとして i~rifc ずるもの (Fig.
1,
a) 。
同書解,;立に日
林業試I技場研究報告第 57 号
一 ].1
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. Sketcheso
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richolomaaggregatumandT. conglobat抑叩 in old)apanese
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so
r manuscriptsonmushrooms.
a T
richolomaaggregatum (信陽商諮:シメヂ,俗称大然)
b T.c
onglobatum (同:イボコプリ,イボ、シメヂ)
c T
.conglobatum (ì問主菌11i: シメヂ, {:谷称大黒)
<n俗f谷下称大J黒
恐思,-者者,
P
2
.
柄目肥巴大而市j倒
qめ財味~未
kど廿
-ji
坂本浩然 (24)
・ 1青然菌譜にセンボンシメヂとして図示するもの。
併設に日<
r形小
(,松薗 l亡似て叢生す,益ノj 、にして茎肥えたり,廿美口 l亡可也,亦大黒山地と 11乎ぴ形木塑の大
黒jftlll に似たるを以て名くと云へり !o
3
. 11f 川千九郎 (26)
雀巣m;WI' にシメヂ p
シラシメヂ(湿ユf',シメヂ,シツジヨウ;玉主主,
ギョクシン)として閲示ずるもの。
..:5( 1亡広江氏のサカシメジに相当するものとしては,
1
.
11'î'防菌譜にイボコゴリ,イボシメヂとして図示するもの (Fig.
1,
b) 。
解説 i 亡日(,
「似湿地草而形小也,為座数百叢生,味漸減為中品」。
2
. t告然菌譜にセンボンシメヂとあるもので, (
F
i
g
. 1, c
) r楳:樹の下に生歩,
の主n
<,後数千頭のシメヂ長々として生サヘその色友白 p
初生大さ拳
土俗11子んで、千本シメヂと云,味い最
も美なり」と図解されているもの。
3
.
雀巣苗譜にイボククリとし,併設に「三河国加茂郡和合村二七人,千本シメヂと云う j と
したもの。
上記を見ても,シメジを 2 樟に区分するととは今日に始ま-cJk_ととではないととがわかる。
シメジに関する分類学的研究
(今関)
-143 ー
近年の x献によっても, ttr王l :ítëí走氏(17) は兵 [iji 県下ではシメジ又はグイコクシメジと呼ば
れるものと,シヤカシメジ又は子持シメジといわれるものとが区別されているし,又尾形大治
氏 (21) によれば岩子県でもシメジとセンボンシメジ(又の名アンズキモタセ,センヂンモダ
ツ)の 2 種を区別している。筆者も亦, iPI高島県相馬郡及び Hl 村郡(いやれも相JA シメジの名が
あるくらいのシメジの名産地でるる)でも両 x. は発生の時期,形態,生態, ,日122 などの点から
IIJJ らか IC 区別しているととを見聞きしている。
以上を綜合して p
シメジ I乙所前大黒釆と千本系の 2 :{tT[がるるととは,古来また各地に沿いて
認められてゐり,分類学的にもとれを区別するのが安当な見方であると考えるのである。
和名の整理
以上の結論に従って,古来各地でJijいられるシメジの手11 名を大黒系と千本系にあてはめて整
33U すると,
a) 犬 I~!~~ 系:シメジ,カプシメジ,グイコクシメジ,
センボンシメジ,
イツポンシメジな
ど。
b) 千本系
シメジ,センボンシメジ,コモチシメジ,シヤカシメジ,サカシメジ,イボコ
ゴリ,イボククリなど。
となる。とれらの Iいから両シメジの正名を選ぶ前 i 乙,シメジとゅう名を,例えばサクラ,マツ
の様にシメジ類の綜介名とするか,或は特定の 1 極 p 即ち狭義のホンシメジとも云はれるグイ
コクシメジの IE 名に限定するがよいかを考えたい。筆者はとれについてシメジを本片合種名とす
る広義の併釈をとるととが,和名の混乱を泣ける為に良いと思う。なぜなればシメジを上記の
2 極に区別する地方は少く友いが,
シメジとゆう 4
名名竹九i は必必-j
歩ド、しも厳 5梓常#必;友意味でで、は大恐系だけを示
すものとしては月川j作
い、られ τ はいない。 i蔚
U
T官J学V千
~;It
与子を見ても川村 f博専士はとれら削[ì品b両j曲薗‘を区別せ
ジ又の名センボンシメジとゆう様に記しているのでで‘ある。かりに大黒系に対してシメジを,千
本系に対してセンボンシメジをあてるとした場合,とれら 2 胞の薗はともに多かれ少かれ箆生
する性質がるり, 1也のシメジ属の菌と区別するのにはむしろ千本シメジの名の方が都合がよい
くらいである。
例えば千本シメジに対して 1 二本シメジ(菌学的にはとの名は Entoloma をさ
すのであるが p 一般にはシ式ジの孤生するものにも通用させている)の名があるように,千本
シメジは大黒系 i乙対する千本系の l呼び名として通つ τ いる場合がるると同時に,孤生するシメ
ジや Entoloma に対して,
集生するシメジ類のー障の綜合名として用いられる場合も少くな
いのである。
以上の様な粉らはしさを思いめぐらすと,シヤカシメジとかダイコクシメジの名は,何れも
ただ一つの種を指していて紛らはしさもなく,
また適当な名称でもある。
とれらのととから
狭義のシメジの本名としてダイコクシメジの名を用い,千本系に対してシヤカシメジのような
林業試験場研究報告第 57 -8・
-144 ー
名を JIJ いるのが p 若し白紙の上に立って命名する場介にはよいと,U うが,との様な菌学者流の
i紫縦性を一般に;j:ljl しつけても,たやすくは交けいれられないむサ功ミしさを考えるならば,筆~
はさたの様な結論を与えるのがよいと考えるのである。 μ[J ち,
k!'I'L 系の[[名・ホンシメジ(;析〉及びダイコクシメジ(異名
千本系の [E .fl ・シヤカシメジ及び‘センボンシメジ(_%1:.名
クリ,
カプシメジ)
サカシメジ,イボコゴリ p
イボク
r~~J シメジなど)
Iヒ名を 2 つづっ設けたととはどうかと Jι うが,とれほど人口に組まれている茸に対しては余
りに illljl経 tt な提案をしても一般には受け入れられなし h と J品うからである。
ちなみにグイコクシメジの名は,茎がi忠利状にふくらみ, H
!
l
"g~~r~lMf:. に吉かれた様に,その状
大fmll[1 を d目、わせるととろから p
シヤカシメジは球塊状 i乙 m~ 小のきのとがかたまって生じ p 若い
草の様子が恰も仏陀の到の角 1< ,いわゆる釈迦聞に似た観を呈するととから起ったものと解せ
られる。サカシメジはえうまでもなくその転社であろうが,シヤカシメジの方が適切である。
また後{í'の異名イボククリ又はイボコゴリは幼正i の釈迦1îJ1状を æの凝り塊ったものとし,比の
とごったものとゅう立l止であろう。子持シメジの名も1'tîの形態からっくりだされた良い名であ
る。とれらの名は何れも両菌の特徴を良〈表現し,みな趨切な名と考えるが,弘明(旨としては 1-.
記の女" <殺到!したい。
学名の検討
いま Km'HAD e
t MAUBLANC の Ic:mes Selectae Fungorum から j-.;;己ホンシメジ(グイコ
クシメジ)とシヤカシメジ(センボンシメジ)にあてはまる学名を求めて見ると,
Tricholomaaggregatum (SCIIAEFl'JW.ex SECRE'l'λN) CO f;'J' A},"rI N et Dt:l" OUR
T
.aggregatumsubsp. c
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s (BULL. ex COOKE) KOXH.AD
図を日本の両立j と比較すると ,
T
. aggregatum
前村には
が,後者ーには
がるげられる。とれらの
は傘が余りにも æ きにすぎているし,
巴ubsp. cinerascens の図は前障の単なる淡色系を示す松度で,
また
その形状は n 本のセンボンシ
メジの4折設をあらはしてはいない。然し両者'の記我とそれに付記されている詳しい記事によれ
ば,とれらは明らかにそれぞれ日本の 2 極のシメジの特徴を云って店れとれらがホンシメジ
及び、センボンシメジに一致するととを示している。
とれに対して日本では川村清一博士がかつて Tricholoma
けたととがあったが p
の名が埴 fl]している。
その後は例外なく
ShimejiKAWAßI.なる新名をつ
Tricholoma conglobatum が用いられ,今日までそ
との T. conglobatum の名は KOXH.AD etMAUBLAXC によれば
aggregatumsubsp. cinerascens
の異名となっている。
T.
シメジに関する分類学的研究
一 145 ー
(今関)
ホンシメジの学名
Tricholoma aggregatu 1n
たり,
とれを
の名は
Agaricus
aggregatusS
C
I
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.
H:Fl
:
'
E
H
(1770) から 11\ て
SECllE'l' AS (1833) が 1821 以後はじめて J弔問したのである。
とれに対して
KOXHAJl e
tMλu了JlLJ川C が T. aggregatum の異名として列記する, 1 1 には , SECHE'l'"はよりも
古い Agaricus
molybdinusFmEs0821) , A. amρlus Pm:s. exE
l
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. (1 821) , A
.h
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8
. exFJ:. (1821) , A. d
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sFR. (1821) などがある。とれらはいす下れも規約上の先名
権をもつものであるが,とれらをさし沿いて KOXltAD 氏等が aggregatus を採川したのは,
との名が11よもひろく ilJ いられているのである為か,
或は FHIES 以前の先名権をも認めたため
であるかと考えられる。 q'fECX'は FltmS 以前の先名権を f!\J{1直にする立志はないが,
異名と二~え
られる学名が多数あししかも未だにその取拾に定日立がない iA-介には正確な図と記il&iJ ~h
1
),
しかも広く )IJ いられている学名をとりあげるのが,学名の混乱をさけるのに最善の方法である
と信守る。
の為,
との;立:n~とで“ aggregatus"
を保Jrjするのが一番穏当であると思うが,
多くの異名の "1 から有力な候有B 者をあげると ,
Tricholoma)
と Agaricus
d
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s (Clitocybe)
Agaricusamρlus
な 1 1'念
(Clitocybe
とがある。首な名 i乙対しては,
又は
F
n
:
m
:
: (6) ,
CO Olζg (3) , BHE仙I川 LA (2) の図があるが FUIES の図は概JIラ的にはシメジによく似るが p 茎
l亡 l珂らかな E がある点 (Stipite
apicesubvi l1ose) が難点である。 C()OKE の図は 1 本立のも
のであり, BnE乱HH lT, A の悶も 1 本立でしかも茎が市111 く 1 ,;)大で,シメジに似ない υ decasetes に
ついては FIUES (6) , BA H. I,A (1)がるるが, Fn.TJ郊の闘は多数族生する形はよいが,今の色が
梢色をむぴ,茎が I-.TH 大で、ある点がます7,
<, BAllLA
の岡はホンシメジ p
イì'Jれにも似ない。図で最も良いと忠はれるのは傘の色は!iI~過ぎるが KOXRA lJ
T
. aggregatum
の!惑と, B.A H. LA が T.
センボンシメジの
e
tMAunLAxc の
tumulosum(KALCH Ill:..)の名でi主せたものである。
COOKE の tumulosum の図も大11,;良いが,イ/iJれにしても tumulosum の名は ]873 /,rの命名
で,他にくらべて会りにも新ししとれをもってホンシメジを代表させるわけには行かない。
子O: f)'はとの 1lß に Clitocybe
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sBHEP. , I
con. Myc. , l
l
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:1
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19
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) C ニ C. c
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aBnEs. , Fung. Trid. , 1
:27 , t
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2 (1 883) , nonI
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. Myc. , l
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:1
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)I
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. aggregatu lIl
の 11-4111 と考える。 C.
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sBnEs.
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lbasi attenuatus" の点を除いて,
を
は氏の記載交の rll “ stipes. .
記ii売も図もホンシメジに極めて類似する。
cinerascens と conglobata との差異は, BHESADOLA の言葉を借りると“ Species haec (
C
.
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eBULL. , cuivalde affinis , colorep
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ie
tpraesertim
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) a C. c
tuberesubterranes , camoso , compactobenedistin_guitur." とあり,
カシメジとの1'f1 泣点に符合している。一方 LAXGE は F l.
ホンシメジとシヤ
Aga
r
. Dann.p
. 88 , C
.c
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の説明の中で“My s
pecimensanswerve巧T wellt
othe d
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sgivenbyFRrESand
Nü了間CH anda
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tofBnEAsADoLA i
nFung. Trid. , buti
nI
conographiaheuses
146
林業試験場研究報告第 57 号
the name A
g.
G
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s BULL. for the same plant , transfer匤g the name C.
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atoanotheralmostwhitespecies."
カt わカ t シヤカシメジで、あるならば、,
と述べている。若し LANGFJ の C.
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a
BH.ESADOLA の cznerascens をホンシメジ UP ち aggregatus
の異名とするととは不合理で、あるが,筆者は前記の現 r11 ,即ち BIU:SADOLA の解釈によってと
れを aggregatus の異名と考える。
また Agaricus
らによると
T.
PesCapraeCOOKE , TricholomaPesCaρ rae GU.J.ET
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l subsp. c
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s
は
Kの)1 lèAD
氏
:/ヤカシメジの異名になっているが,
COOKE , GILJ, E'l'の図及び\記載を見ると,ホンシメジ T. aggregatum に遥かに j'iく,むしろ
同一種と判断せざるを得ない。
シヤカシメジの学名
とれに相当するものとしては KONH.A Il et MAUBLANC は前記の様に T.
cinerascens
を用いている。
aggregatumsubsp.
我国でとれまでホンシメジにあてていた T. canglobatul仰は
KONH, AD 氏等によれば subsp. cinerascens の syn. でるる。たピし両氏らが異名としている
conglobatum は BRESAllOLA , SACCAH.DO, LANGE; BARLA , RrCKEN などの解釈による Clitocybe
co1tglobata 又は Tricholoma conglobatum であって p
conglobatus は“二 espece deuteuse"
原著者 V f'l" I'AD1NI
の
Agaricus
として除外しているのである。とれに対して B B.ESADOLA
以下の諸氏は VXT叫DINI の原品は勿論,我々のシヤカシメジと同じものと見ているのである。
VITT.~DINI の原植物に対するかかる解釈の相違は恐らく解決されないであろう。一方 KONil.Ml
氏らの cinerascens は Agaricus
c
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sBur,MA Hl>
(1778)
から出ているのであり,
KmmAD 氏らはとれをシヤカシメジと [id 定しているが, LANGE はとれを Clitocybe
BRES. f
. nana の異名とし, "Thename c
i
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sBULL. i
s oIder , but
infumata
s
used in 80
many different ways th疸 1prefer to adopt antmdisputed , newer one.....
"と付記
している。 LA~GE も亦,学名の採択には príority 絶対等重には偏しない態度をとっていると
とがわかるし p 叉 Cl n
e
r
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s
c
e
n
s につい τ も B目L1A I:,])の原菌に対する解釈に定誌がないとと
を;示している。
との様にシヤカシメジの学名候補としては cinerascens , conglobatus が第 1 にあげられ,
さらに Agaricus PesCalうrae COOKE などがある。第1fl英利1 Tricholomα cinerascens Bn.T. ・
ex BARLA ~non FmEs) は BABJ, A ,
BOUDJEII, MAIItE , KONH,AD et MAUm, AN(づカ'1* 用して
いるが, BA H.LA の図は貧弱なもので到底シヤカシメジとは見えない。叉 COOKJつの Agaricus
cinerascens の図も形の上ではむしろホンシメジに近いものである。第 2 候補 conglobatus は
C
l
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o
c
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b
econglobα ta
などが ,
BHES. として BrmSADOJ, A , SAOOA J:DO , LANGE , C Olu m, e
t BEAHDf'\I ,EB
Tricholomaconglobatz仰Z
,
として BAHLA , RWKEN , Vm ENOVSKY , ULBBIOI主などが
シメジに関する分類学的研究
J咋宋和}月則
lリj している。
との f戸内入可1Rλ\1
山
川
1:b口L比"企ム L.\山~(“川;リIつら,
ι Bl日u附乙帰乱
札砧今
s
λt印DO
山川川〉汀仏
LA (α2)
f微技を zるうらわし,
C
O
K
E
J
: (4)
-147-
(今~)
の図は上比
目1校
t
j交完的良〈 シヤカシメ ジ J
のコ 4刊
与
の写民は故もよく日本のシヤカシメジに一致してし、る。 COKEB と
BEAIlDSr,J<:Eは“根本;を写!買とともに
BUEi3 A Il OLA に jまった。とれに対して B I: E再λ j)()LA は C.
c
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aVI'l"l'., FungiMangericcit
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. 34 (Fungi T
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.t
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sBn, L.
によれば、,
32
の
conglobata 二
ではない)であるとの同定を与えられた"と記している。即ち BH.ESA])OLλ
N. Carolina
から逸られた茸,日!lち H 本のシヤカシメジは cinerascens
ではなく
て conglobata である。
conglobala の図は,
L
A
X
(
.
T
E (10) , BAL:LA (1), BRESADり LA (2) など、イIIJれもるる程度 p シヤ
カシメジの !I 、ケ微であるムW~状休を tJli いているが,典型的なものではない。またいづれも傘はや
やてたきく,
f長J!手にすぎてもいる。
BAR.LA (1)には C. c
o
a
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sVrV. と云う樟が図 l話されている。
i亡極めて去n似する。
た\::
しかも BrmSA])OLA
はとれを彼の
C. conglobala
との図はシヤカシメジ
の異名にしている。
BARI, A は C. coalescens を市歯とし τ いるととが疑問である。
以上のことから綜合して,
円本のシヤカシメジは C.
c
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と考える。たピし BI:ESADOLA が conglobata としてIcon.
Myc.
とするのが安当である
I亡図説するものは,
シヤ
カシメジとしては故良の閲ではなく,又 BA lU, A , LA'\GE の図も同様であるが, BH'ESλ])OLA が
C
. conglobala とした N. Carolina の菌と, BlU:SADOLA が conglobala とみなした BABLλ
の l C" coalescens などが日~のシヤカシメジ i亡極めて符合するとと,及び BBERADOLA の意見
に I , ;J 制して,日本のシヤカシメジに T. conglobata の:fJをあてるととが大fM芸当と;考える。
そしてとれが Agaricus cinerascens
とゅう規約上の光名権を持つものと [r;J 酷であるとして
も, LAXGE がゅう様に cinerascens の解釈はまちまちで,探川しない方がよいとの態度と処
世に賛成したい。
Ag.PesCaρrae
については前記の理 111 でシヤカシメジではな<,
むしろホンシメクであ
るとこ15 える。
"Simezi" fungusi
soneofthetwo b
e
s
t wild mushrooms which are mot
e
a
p
l
e
. The other on号
h
i
g
h
l
yp
r
i
z
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d by Japanese p
is
ArmillariaM
a
l
st
a
k
e
.
TheyEayt
h
a
tthe t
a
s
t
ei
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8
. Iト林義雄 (Y. KOBAYλ81) :日本陪花植物図鑑 Asahina's I
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Explanation ofPLATE 1
1
. ホンシメジー名ダ、イコクシメジ T
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t Isigami.mura , Soma.glln , Pref
. Hukllsima , on t
. 17 , 1949 , bybfAZ<
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. シヤカシメジー名センボンシメジ T
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tMiyakozi-mura ,
Tamura-gun, Pre
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. Hukusima , on]uly20 , 1951, byTOKI-S.
3
. シヤカシメジー名センボンシメジ T
.conglobatu:例 (Vrf'f.) SACι. , c
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tünuma-mura ,
Kitasaku-gun , P
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. Nagano , 0ロ Üct. , 1950 , by I
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