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宗谷地域における インバウンドの受入強化に向けて

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宗谷地域における インバウンドの受入強化に向けて
宗谷地域における
インバウンドの受入強化に向けて
国土交通省北海道運輸局
観光部次長 小松重之
平成27年10月22日(木)14:00∼17:00
稚内港湾合同庁舎2階共用会議室
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
人口減少・少子高齢化の推移・予測
„ 今後、人口減少が進み、2047年には1億人程度となる見通し。
„ 少子高齢化が急速に進行しており、2060年には総人口の約40%が65歳以上になる見通し。
„ それにより、生産年齢人口は現在の2060年には現在の半分近くまで減少。
15歳未満人口
(人口:千人)
140,000 65歳以上人口
総人口
約1.28億人
120,000 15歳以上64歳以下人口(生産年齢人口)
65歳以上割合
約23%
100,000 総人口(2047年)
約1億人
総人口
約8700万人
80,000 65歳以上割合
生産年齢人口
60,000 約40%
約8200万人
40,000 生産年齢人口
約4400万人
20,000 2060
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
2039
2040
2041
2042
2043
2044
2045
2046
2047
2048
2049
2050
2051
2052
2053
2054
2055
2056
2057
2058
2059
2060
2010
2010
0 (国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(中位推計))
(年)
1
観光交流人口増大の経済効果(2014年)
○定住人口1人当たりの年間消費額(125万円)は、旅行者の消費に換算すると外国人
旅行者9人分、国内旅行者(宿泊)27人分、国内旅行者(日帰り)84人分にあたる。
定住人口=1億2,805万人
減少
定住人口1人減少分
1人当たり年間消費額=125万円
拡大
旅行消費額
訪日外国人旅行2.0兆円
国内旅行(海外分除く)18.8兆円
うち宿泊旅行 14.2兆円
うち日帰り旅行 4.6兆円
国内旅行者(宿泊+日帰り)
訪日外国人旅行者
1,341万人<延べ人数>
又は
国内旅行者(宿泊)27人分
6億1,270万人 <延べ人数>
+
1人1回当たり消費額
15万1千円
外国人旅行者9人分
うち宿泊
3億499万人
うち日帰り 3億771万人
又は
1人1回当たり消費額
宿泊
4万7千円
日帰り
1万5千円
国内旅行者(日帰り)84人分
定住人口は2010年国勢調査(総務省)、定住人口1人当たり年間消費額は2014年家計調査(総務省)による。
旅行消費額の訪日外国人旅行は訪日外国人消費動向調査(2014年)より算出、国内旅行は旅行・観光消費動向調査(2014年第1∼3四半期確報及び第4四半期速報)より算出。
訪日外国人旅行者はJNTO(2014年)発表数値、国内旅行者は旅行・観光消費動向調査(2014年第1∼3四半期確報及び第4四半期速報)より算出。
訪日外国人旅行者1人1回当たり消費額は訪日外国人消費動向調査(2014年)、国内旅行者(宿泊/日帰り)1人1回当たり消費額は旅行・観光消費動向調査(2014年第1∼3四半期確報及び第4四半期速報)より算出。
定住人口1人減少分に相当する旅行者人数は、定住人口1人当たり年間消費額を訪日外国人旅行者又は国内旅行者1人1回当たり消費額で除したもの。 (※観光庁資料)
2
2015年7月の訪日外国人旅行者数
市場別増減率(2015年7月の前年同月比)
訪日外国人旅行者数の推移
万人
%
1300
1∼7月計
1,105.8万人
(46.9%増)
1200
150
105.1
100
74.0
1100
191.8
1000
7月 51.0%増
33.7
-13.9
その他
スペイン
ロシア
イタリア
ドイツ
フランス
英国
カナダ
米国
豪州
インド
ベトナム
フィリピン
インドネシア
-50
マレーシア
6月 51.8%増
シンガポール
タイ
香港
台湾
160.2
800
52.2
44.5
34.0
26.5
25.6
19.618.4
18.4
14.7
31.8
23.1
21.0
29.5
中国
0
韓国
1341
51.948.6
40.3
51.0
37.1
総数
900
50
700
164.2
5月 49.6%増
1~7月計
752.9
600
1036
500
%
176.5
4月 43.3%増
861
835 835
400
VJ開始
614
300
673
733
679
市場別増減率(2015年1∼7月の前年同期比)
150
836
113.8
152.6
622
100
3月 45.3%増
66.0
521
200
50
138.7
50.655.5
46.941.7
32.6
27.3
29.0
2月 57.6%増
32.5
17.1
15.9
22.8
28.0
14.4
19.422.115.7
100
その他
スペイン
ロシア
イタリア
ドイツ
フランス
英国
カナダ
米国
豪州
インド
ベトナム
フィリピン
インドネシア
マレーシア
シンガポール
タイ
香港
注) 2015年6月∼7月の値は推計値、%は対前年(2014年)同月比
台湾
-50
中国
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
韓国
1月 29.1%増
0
-16.8
総数
0
121.8
30.325.7
28.2
3
(出典)JNTO(日本政府観光局)
訪日外国人旅行者数及び割合(国・地域別)
【2013年(確定値)】
フランス
15万人
(1.5%)
ドイツ
12万人
(1.2%)
ロシア
6万人
(0.6%)
オーストラリア
24万人
(2.4%)
その他
69万人
(6.6%)
カナダ
15万人(1.5%)
ベトナム
8万人
(0.8%)
フィリピン
11万人
(1.0%)
インドネシア
14万人
(1.3%)
マレーシア
18万人
(1.7%)
フランス
18万人(1.3%)
ドイツ
14万人
(1.0%)
イギリス
22万人
(1.6%)
イギリス
19万人
(1.9%)
インド
8万人(0.7%)
【2014年(推計値)】
④米国
80万人
(7.7%)
欧州主要
3ヵ国
47万人
(4.5%)
北米
95万人
(9.2%)
(23.7%)
欧州主要
3ヵ国
54万人
(4.0%)
インド
9万人
(0.7%)
アジア 795万人(76.7%)
うち東アジア
673万人(64.9%)
うち東南アジア 115万人(11.1%)
(6.6%)
(21.3%)
③中国
131万人
(12.7%)
(21.1%)
107万人
(8.0%)
総計
1341万人
フィリピン
18万人
(1.4%)
②台湾
221万人
①台湾
283万人
⑤米国
89万人 北米
ベトナム
12万人
(0.9%)
総計
1036万人
⑥タイ
45万人
(4.4%)
⑤香港
75万人
(7.2%)
その他
82万人
(6.1%)
カナダ
18万人(1.4%)
①韓国
246万人
オーストラリア
30万人(2.3%)
ロシア
6万人
(0.5%)
インドネシア
16万人
(1.2%)
⑥ タイ
66万人
(4.9%)
マレーシア
25万人
(1.9%)
アジア 1061万人(79.1%)
うち東アジア
892万人(66.5%)
うち東南アジア 160万人(11.9%)
②韓国
276万人
(20.5%)
④香港
93万人
シンガポール
23万人
(1.7%)
(6.9%)
③中国
241万人
(18.0%)
シンガポール
19万人
(1.8%)
※
※
※
※
( )内は、訪日外国人旅行者数全体に対するシェア
その他には、アジア、欧州等各地域の国であっても記載のない国・地域が含まれる。
数値は、それぞれ四捨五入によっているため、端数において合計とは合致しない場合がある。
日本政府観光局(JNTO)資料より観光庁作成
4
北海道観光入込客数(実人員)の推移
(単位:万人)
6,000
5,000
28 29 610
606
43 589
51 584
59 71 600
578
69 68 529
559
4,000
74 521
79 544
57 115 565
154 569
487
3,000
2,000
4,178
1,000
4,370 4,304
4,079 4,085
4,250 4,309
4,532
4,068
4,475 4,629 4,654
4,207
0
2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
外国人
道外客
(単位:年度)
道内客
(単位:年度)
2002
道内客
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
4,370万人 4,304万人 4,207万人 4,178万人 4,250万人 4,309万人 4,079万人 4,085万人 4,532万人 4,068万人 4,475万人 4,629万人 4,654万人
対前年度比
100.5%
道外客
610万人
606万人
589万人
584万人
600万人
578万人
559万人
529万人
521万人
487万人
544万人
565万人
569万人
100.7%
外国人
28万人
29万人
43万人
51万人
59万人
71万人
69万人
68万人
74万人
57万人
79万人
115万人
154万人
133.7%
5,009万人 4,939万人 4,839万人 4,813万人 4,909万人 4,958万人 4,707万人 4,682万人 5,127万人 4,612万人 5,098万人 5,310万人 5,377万人
101.3%
合計
注)2010年4月より新調査方式によるため単純に経年比較はできない
出典:北海道経済部 北海道観光入込客数調査
5
訪日外国人来道者数(実人員)の推移
免税制度の改正
訪日ビザ免除拡
大(※1)
第1回日中韓観光大臣
会合開催(釧路市他)
単位:万人
160 VJC事業の
高度化・重点化
愛知万博開催
140 タイ・マレーシア訪日
短期滞在ビザ免除
中国個人観光ビザ制度の緩和
北海道洞爺湖サミット
知床世界自然遺産登録
新型インフルエンザの流行
中国ビザ発給地域を全土に拡大
中国個人観光ビザ制度の導入
120 台湾・韓国訪日短期滞在ビザ免除
尖閣諸島問題
中国個人観光ビザ制度
の緩和
(マルチビザ発給)
香港訪日短期滞在ビザ免除
80 ビジット・ジャパン
キャンペーン始動
60 71
69
59
79
74
68
57
51
SARS流行
115
3.11 東日本大震災
世界同時不況・円高
中国ビザ発給地域拡大
100 ASEAN諸国観光
ビザ制度の緩和
154
43
40 28
29
2002
2003
20 0 2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
(単位:年度)
台湾
韓国
中国
香港
シンガポール
注)2010年4月より新調査方式によるため単純に経年比較はできない
出典:北海道経済部 北海道観光入込客数調査
タイ
マレーシア
豪州
その他
(※1)2014年11月20日よりフィリピン・ベトナムが実質ビザ免除
2014年12月1日よりインドネシアがビザ免除
合計
6
訪日外国人来道者数(実人員)の推移
オーストラリア
3.9万人(2.5%)
カナダ
1.4万人(0.9%)
ロシア
1.3万人
(0.8%)
不明・その他
8.2万人
(5.3%)
台湾
47.3万人
(30.7%)
米国
4.2万人
(2.7%)
シンガポール
4.1万人
(2.7%)
マレーシア
4.9万人
(3.2%)
北米
5.6万人
(3.6%)
香港
12.0万人
(7.8%)
タイ
12.8万人
(8.3%)
総計
154.1万人
(2014年度)
アジア
135.3万人(87.8%)
韓国
20.1万人
(13.0%)
出典:北海道経済部 北海道観光入込客数調査
中国
34.0万人
(22.1%)
7
圏域別訪日外国人宿泊延べ数の割合
2013年度 訪日外国人宿泊延べ数(北海道全体)368.8万人泊
オホーツク圏
道北圏
2.1%
11.0%
7.9万人
40.6万人
道央圏
72.4%
267万人
釧路・根室圏
2.8%
10.2万人
十勝圏
2.9%
道南圏
10.7万人
8.8%
32.4万人
出典:北海道経済部 北海道観光入込客数調査
8
北海道の空港利用状況
道内空港の旅客数
○国際線旅客数 平成25年(暦年)
北海道内空港 152.4万人 (対前年比124.4%)
○国内線旅客数 平成25年(暦年)
北海道内空港 2,245.2万人 (対前年比 105.4%)
単位:万人
利尻
3.7(119%)
稚内
17.7(101%)
旭川
98.2(96%)
函館
150.3
(106%)
単位:万人
旭川
8.6(148%)
女満別
73.1(102%)
中標津
19.4(103%)
帯広
55.6(102%)
新千歳
1,739.9
(106%)
約85%は
新千歳空港
紋別
5.8(114%)
札幌(丘珠)
14.9
奥尻
1.0
(111%)
約80%は
新千歳空港
釧路
65.6
(105%)
帯広
1.5(68%)
函館
12.6
(185%)
新千歳
127.6
(118%)
釧路
2.1
(162%)
※東京航空局「管内空港の利用
概況集計表(速報値)」
9
月別訪日外国人宿泊延べ数(北海道)と全国に占める北海道の割合
700,000 2012
600,000 2013
500,000 2014
(単位:年)
2015
400,000 300,000 200,000 100,000 0 1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
16.0%
12.0%
2013
2014
10.0%
2015
12月
(単位:年)
2012
14.0%
11月
8.0%
6.0%
4.0%
2.0%
0.0%
1月
2月
3月
出典:観光庁 宿泊旅行統計調査
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
10
訪日外国人消費動向調査 (平成27年4-6月期)
○平成27年4-6月期の訪日外国人1人当たりの旅行支出は177,428円。前年同期(143,903円)比23.3%増加
○訪日外国人の旅行消費額は8,887億円。前年同期(4,870億円)比82.5%増加
平成27年1-3月期旅行消費額7,065億円を超え、1四半期として過去最高を記録
○平成27年上半期では1兆5,952億円となっており、平成27年年間値は、3兆円を超えるものと考えられる。
訪日外国人1人当たりの旅行支出
旅行消費額と訪日外客数の推移
国籍・地域別の旅行消費額
国籍・地域別の旅行消費額と構成比
11
戦略|平成28年度VJ地方連携事業北海道ブロック戦略
戦
略
Ⅰ
北海道の3大ブランドを核とした誘客促進
z世界最高レベルのパウダースノーを誘客のキラーコンテンツとし、北海道をスノーリゾートとして発信
z爽快で自由度が高い、グリーンシーズンの安全・安心なドライブ観光を発信
z生産地である北海道だからこそ味わえる食の魅力を発信
戦
略
Ⅱ
北海道観光の課題を解消しレベルアップを図る
z閑散期だからこそできるサービスをリピーターに提案し、観光入込の平準化を図る
z広大な北海道の様々な地域まで「わざわざ行くだけの価値」を発信し、観光入込の広域分散化を図る
zラグジュアリー層を取り込むことによりサービスの進化に繋げ、観光の稼ぐ力を強化する
戦
略
Ⅲ
成熟度
成
成
潜
市場ごとの成熟度に基づいたプロモーションの展開
対象市場
長
zタイ
zマレーシア
zフィリピン
zインドネシア
zベトナム
z中国(北京・上
海・広東省以外)
熟
z台湾
z韓国
z中国(北京・上
海・広東省)
z香港
zオーストラリア
zシンガポール
在
zアメリカ
zイギリス
zカナダ
zフランス
zドイツ
zインド
zイタリア
zロシア
zスペイン
実施方針
今後の発展が見込める市場。旅行商品の造成や情報
発信により「北海道ブランド」を売り込む。
・ 広域連携により北海道
総がかりでの誘客促進
一定の来道客が存在する市場。再来訪(リピート)を
促すため、多様な北海道(主に地方)の魅力を発信
するとともに、公共交通などを含め情報の深化を進
める。
・ FIT促進
・ 旅行者目線の具体的で
実用的な情報提供
送客元の多様化を図る上でプロモーションを検討す
るべき市場。
・ 認知度向上のための情
報発信
・ 特定のテーマを持って
誘客促進
z 平成28年度のVJ地方連携事業においては、上表の実施方針に基づき、プロモーションの手法や他の事業
との連動など、創意工夫があり相乗効果の見込める提案を優先して実施
12
戦略Ⅱ|北海道観光の課題を解消しレベルアップを図る
観光入込の平準化
閑散期だからこそできるサービスをリピーターへ
外国人観光客が減少する3月∼6月期、9月∼11月期の観光魅力を掘り起こして観光入込の平準化を図るこ
とで、観光従事者の雇用の通年化、サービス水準の向上を図る。
z 閑散期だからできるおもてなし、旬の食材にアップグレードできるなどの上質なサービスを発信
z 受入れに余裕がある地域・時期こそMICEの誘致を強化
z 新幹線を活かして、関東・東北と連携し閑散期の入り込みに変化を加える
(例:北海道と異なる時期に見頃を迎える3∼4月の桜や10∼11月の紅葉など)
4,000,000 H27
3,500,000 H26
H25
3,000,000 H27
700,000 600,000 掘り起こしの時期
H26
H25
H24
500,000 H24
400,000 300,000 2,500,000 200,000 2,000,000 100,000 1,500,000 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
道内月別延べ宿泊者数(外国人含む)
0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
道内月別延べ宿泊者数(外国人のみ)
※観光庁宿泊統計調査参照
13
戦略Ⅱ|北海道観光の課題を解消しレベルアップを図る
観光入込の広域分散化
「わざわざ行くだけの価値」があることを発信
広い北海道で、かけた費用と時間に十分値する満足が得られるような地域の魅力を発信。
z その場所・季節にしか経験できない旬の風景、食、体験を組み合わせて「わざわざ行く価値」を創造
z 二次交通の整備に合わせてアクセス情報を発信
z 地方空港を活用したルートを提案
広域分散化
道北
オホーツク
十勝
北海道新幹線
知床
釧路・根室
道央
2015年3月末開業予定
日高
広域観光周遊ルート
「アジアの宝、悠久の自然美への道
道南
Hokkaido Railway Company Series H5
(提供:JR北海道)
ひ
がし北・海・道」への誘導
14
広域観光周遊ルート形成計画(認定)位置図
凡例
骨太な観光導線
広域観光周遊を構成するルート例
①「アジアの宝 悠久の自然美への道 ひがし 北・海・道」
(「プライムロード ひがし北・海・道」推進協議会)
④「美の伝説」
(関西広域連合、関西経済連合会、関西地域振興財団)
⑤「せとうち・海の道」
(瀬戸内ブランド推進連合、瀬戸内観光ルート誘客促進協議会)
⑥「スピリチュアルな島∼四国遍路∼」
(四国ツーリズム創造機構)
⑦「温泉アイランド九州 広域観光周遊ルート」
(九州観光推進機構)
①
②
②「日本の奥の院・東北探訪ルート」
(東北観光推進機構)
④
⑤
⑥
⑦
③
③「昇龍道」
(中部(東海・北陸・信州)広域観光推進協議会)
※申請のあった広域観光周遊ルート形成計画について骨太な観光動線及び広域観光周遊を構成するルート例を概略的にイメージ化したもの。
15
「アジアの宝 悠久の自然美への道 ひがし北・海・道」 概要
網走 サンゴ草
事業実施体制
『プライムロード ひがし北・海・道』推進協議会
・会長 ひがし北海道観光事業開発協議会
上野洋司
• 事務局
ひがし北海道観光事業開発協議会
北海道観光振興機構、北海道
• 構成員
ひがし北海道観光事業開発協議会
北海道観光振興機構、
広域観光団体(観光連盟、観光圏等)
拠点地区観光協会、
拠点地区市町村、各地方空港誘致協議会
JR北海道、NEXCO東日本、JAL、ANA
AIRDO ほか
サロマ湖
紋別空港
網走港
網走
北見
女満別空港
旭川空港
旭川
中標津空港
摩周・川湯温泉
上川
層雲峡
美瑛
知床五湖
阿寒湖温泉
富良野
事業の概要
(1)事業計画策定・マーケティング
(2)受入環境整備・交通アクセスの円滑化
・移動wifiシステム実証可能性調査
・多言語情報コンテンツの整備
(3)滞在コンテンツの充実
・国際観光新商品開発・販売促進事業
(4)対象市場に向けた情報発信・プロモーション
知床
十勝川
温泉
トマム
釧路空港
釧路
札幌
羅臼 ワシ
釧路港
帯広
新千歳空港
帯広空港
十勝牧場 白樺並木
広域観光拠点地区
主要広域観光ルート
阿寒湖水面に咲く
フロストフラワー
広域観光促進地域
十勝平野
十勝平野
阿寒湖水面に咲く
羅臼 ワシ
フロストフラワー
津別 雲海
:主要ゲートウェイ施設
16
新基本方針に基づく観光圏整備実施計画認定地域(13地域)
27年度認定圏域名(3地域)
(対象市町村名)
25,26年度認定圏域名
(10地域)(対象市町村名)
富良野・美瑛観光圏
(北海道:富良野市、美瑛町、上富良野町、
中富良野町、南富良野町、占冠村)
水のカムイ観光圏∼釧路湿原・阿寒・摩周∼
(北海道:釧路市、弟子屈町)
ニセコ観光圏
(北海道:蘭越町、ニセコ町、倶知安町、)
トキめき佐渡・にいがた観光圏
(新潟県:新潟市、佐渡市)
雪国観光圏
(新潟県:魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、
津南町、群馬県:みなかみ町、長野県:栄村)
海の京都観光圏
(京都府:福知山市・舞鶴市・綾部市・宮津
市・京丹後市・伊根町・与謝野町)
香川せとうちアート観光圏
(香川県:高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、
観音寺市、さぬき市、東かがわ市、三豊市、土庄
町、小豆島町、三木町、直島町、宇多津町、綾川
町、琴平町、多度津町、まんのう町)
「海風の国」佐世保・小値賀観光圏
(長崎県:佐世保市、小値賀町)
八ヶ岳観光圏
(山梨県:北杜市、長野県:富士見町、原村)
浜名湖観光圏
(静岡県:浜松市、湖西市)
にし阿波∼剣山・吉野川観光圏
(徳島県:美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町)
豊の国千年ロマン観光圏
(大分県:別府市、中津市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、国東市、日出町、姫島村)
阿蘇くじゅう観光圏
(熊本県:阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、西原村、
南阿蘇村、山都町、大分県:竹田市、宮崎県:高千穂町)
17
観光圏
富良野・美瑛観光圏
「田園休暇」
∼アジアでもっとも豊かで美しい四季彩の大地へ∼
( 美 しく豊かな畑・花畑とそこから生まれる食を活用し、自然とともにある豊かさを体感させ、癒しを与える空間を形成)
【観光圏の区域】北海道美瑛町、上富良野町、中富良野町、富良野市、南富良野町、占冠村の全域
【国の支援及び特例内容】
【観光圏整備計画の期間】平成25年4月1日 ∼ 平成30年3月31日
観光地域ブランド確立支援事業
【主たる滞在促進地区】富良野滞在促進地区
認定観光圏案内所
【数値目標の設定(平成25年度→29年度:主たる滞在促進地区)】
来訪者満足度:79.4%→85.7%、来訪者旅行消費額:40,000円→50,000円、宿泊数:1,280,000人→1,500,000人
宿泊者のリピーター率:70.8%→85.7%
滞在プログラム参加者数:2,220人→3,900、 滞在プログラム満足度:70%→85%
【観光地域づくりプラットフォーム】 一般社団法人 ふらの観光協会
交流地区の取組
主たる滞在促進地区の取組
○美瑛地区
・ 美しいパッチワークの丘と、豊かな農村空
間を活かした空間形成と、丘を回るサイクリ
ングツアーを実施。
・ 移住者等美瑛の魅力を語る人物との交流
を促し、滞在時間の延長を図るための抽選
券を配布する取組を実施。
○中富良野地区
・ ファーム富田があり、花観光のシンボルで
あることから、ラベンダー園に田園テラスを
設置し、人との交流を促進し、来訪者の滞在
時間の延長を図る取組を実施。
・ ウォーキングルートの看板整備等、来訪
者のウォーキングを促し、満足度向上を図る
取組を実施。
・泊食分離事業(H25∼29)
・北の峰御料線の景観保全事業(H25∼29)
・富良野マウンテンリゾートプロジェクト事業
(H25∼29)
・田園休暇バス事業(H25∼29)
主たる滞在促進地区を起点とした
滞在プログラムの取組
・ 「田園休暇」の過ごし方=新たなライフス
タイルの提案を行う
・強みである「花・丘・田園・雄大な自然」を活
かし、来訪者がその時々の旬を五感で感じ
る至福の旬感を演出し、感動を味わってもら
う。
主 たる 滞 在 促進地区
富 良野 滞 在 促進地 区
雲海テラス
・「至福の旬感=富良野美瑛の田園テラスを
巡る旅」
至福の旬感
・「自分だけの花畑探しの旅」
住民に対する意識啓発取組
・「はじめての体験@富良野・美瑛の夏」 等
滞在促進地区
観光交流型観光の取組
地域の誇りとなる地域資源を見出し、地域
資源を活用した「住んでよし」を実践するため、
将来的に円滑かつ持続的、かつ自律的に取
り組めるよう、専門家によるアドバイスにより、
地域資源発掘、住民参画、滞在コンテンツの
造成等のノウハウ伝授と実践に取り組む
交流地区
・農業×環境会議事業(H25∼29)
・演劇手法を用いた地域ストーリーづくりセミ
ナー事業(H25∼29) 等
ワンストップ窓口機能取組
すでに、本観光圏内の各案内所において
圏域全体を案内する体制は構築済み。
今後、宿泊・交通・滞在プログラムの予約・
決済システムの開発事業を実施。
18
観光圏
ニセコ観光圏
「NISEKO, My Extreme」
∼世界が選ぶニセコ∼
恵まれた自然環境 × 外国人との共生による躍動
【観光圏の区域】北海道蘭越町、ニセコ町、倶知安町
【国の支援及び特例内容】
【観光圏整備計画の期間】平成26年4月1日 ∼ 平成31年3月31日
観光地域ブランド確立支援事業
【主たる滞在促進地区】アンヌプリ山麓滞在促進地区
認定観光圏案内所
【数値目標の設定(平成26年度→30年度:主たる滞在促進地区)】
来訪者満足度:夏59%→61% 冬80%→83% 来訪者旅行消費額:夏21千円→23千円 冬59千円→65千円 宿泊数:1,527千人泊→1,603千人泊
宿泊者のリピーター率:夏65%→67% 冬84%→87% 滞在プログラム参加者数:1400人 滞在プログラム満足度:25%
【観光地域づくりプラットフォーム】 一般社団法人 ニセコプロモーションボード 代表理事 ロス フィンドレー(観光カリスマ)
NISEKO, My Extremeに向けて
4つの課題
*国際リゾートを運営しうる知見・情報の
集積
主たる滞在促進地区の取組
○経済循環・観光振興意識調査と検証
○受け入れ環境の品質向上
*国際リゾートに相応しい空間の形成
○「ニセコルール」(スキー場のエリア外滑走
ルール)の充実化
*地域経済振興を促進させるエコシステム
の構築
○公共交通網の拡充整備
*持続性を持って地域経営を行える組織
取り 組みの方針
プレイヤーとなる民間事業者の取り組みを支
援し、民間では対応が難しい領域を補完して
いく仕組みを構築していくことで、NISEKO, My Extremeを実現していく。
○情報媒体の整理統合、提供体制の充実化
交流地区の取組
・多様な泉質を誇る温泉地域の魅力発信
・長期滞在に対応するために、市街地地区
との交流促進
*基礎的なデータの収集と公開
*協働事業を通じたノウハウ蓄積
*空間と環境のあり方についての継続協議
主たる滞在促進地区を起点とした
滞在プログラムの取組
恵まれた自然資源、様々なアクティビティへ
の挑戦機会、そして、日本品質の施設・空間・
サービスの提供を通じて、ニセコでしか体験
できない究極のバカンス経験を提供。
○景観も味わう食体験プログラム
○温泉めぐりで健康増進プログラム
○スポーツツーリズムの推進
○MICE誘致の推進
住民に対する意識啓発取組
地域資源や自然環境の保全と持続的活用に
向けた検討を進め、ニセコの環境、空間のサ
スティナブルポリシーを検討する。
地域経営組織の検討
持続性を持って、地域経営を行える組織の
検討(財源確保、法的な権限整備、合意形
成)
19
観光圏
水のカムイ観光圏
「水のカムイと出会える旅へ」Explore the spirit of KAMUY, Deity of water ∼釧路湿原・阿寒・摩周∼
「水のカムイ」によってもたらされた雄大で多様な 自然、そして その自然と共生してきた歴史文化との出会い
【国の支援及び特例内容】
【観光圏の区域】 北海道釧路市、弟子屈町
【観光圏整備計画の期間】 平成27年4月1日∼ 平成32年3月31日
観光地域ブランド確立支援事業
【主たる滞在促進地区】 釧路滞在促進地区、阿寒滞在促進地区、川湯・摩周滞在促進地区
【数値目標の設定(平成27年度→31年度:主たる滞在促進地区)】
来訪者満足度(大変満足):18.2→19.2% 来訪者旅行消費額:23→25千円/人 のべ宿泊数:1,490.0→1,520.0千人泊 宿泊者のリピーター率:58.7→61.0%
滞在プログラム参加者数:0→250人 滞在プログラム満足度:0→27.8%
【観光地域づくりプラットフォーム】 一般社団法人釧路観光コンベンション協会 会長 中山 勝範
主たる滞在促進地区を起点とした
滞在プログラムの取組
主たる滞在促進地区の取組
・来訪者調査(H27∼31)
・「水のカムイ」体感!滞在プログラムの開発
(H27∼31)
・連泊・滞在化の促進(H27∼31)
・「水のカムイ」体感!公共交通網の整備等
(H27∼31)
・食物アレルギーや世界からのお客様など多
様な旅行者へのおもてなし向上
(H27∼31)
・国際化対応等整備事業(H27∼31)
・ブランドコンセプトを体感する食の研究開発
(H27∼31)
雲
海
・観光施設・イベント等のおもてなし向上(H2
7∼31)
湖
海
川
湿
原
・ショッピングの魅力向上事業
(H27∼31)
・バス、レンタカー・観光タクシー等交通の利
便性等向上事業(H27∼31)
・情報発信の強化(H27∼31)
・情報インフラの整備(H27∼31)
住民に対する意識啓発取組
地域の観光関係者やガイド、観光案内所ス
タッフ、住民などを対象、ニーズを勘案した
テーマを設定した研修等による人材育成や
地域づくりのセミナー等を年2∼3回程度実
施する。
その他事業(プロモーション等)
「水のカムイ」ブランドのコンセプトを来訪者
が体感できる滞在プログラムの研究開発や、
マーケティング調査等、ブランド戦略を策定す
る。
20
地域資源を活用した観光地魅力創造事業
地域の観光資源を世界に通用するレベルまで磨き上げるため、歴史的景観、美しい自然、海洋資源、豊かな農山漁村、魅力ある食
文化等の観光資源を活かした地域づくり施策と、体制づくり、受入環境整備、二次交通の充実等の観光振興のための施策を一体で
実施する。
スケジュール(予定)
様々な地域づくりの取組と連携し、地域の観光資源を世界に通用するレベルまで磨き上げるととも
に、外国人の受入環境整備を実施。(関係省庁の施策との一体的実施を推進。)
歴史的景観とバリアフリー
の相乗効果による観光振興
「農」の優位性を活かした
産業と観光の融合
世界自然遺産で観光と
保護の両立
離島のハンデを克服した
観光システムづくり
地産から地消までを観光客
とともに創りあげる地域
産業遺産を核とした広域
連携での観光振興
等
5月
公募開始
6月
有識者委員会の開催
対象地域の決定
7月
事業開始
観光関係者による取組
マーケティングの実施
マネジメント(各事業の一体的実施)
成果把握
協議会:市町村、観光協会、交通事業者、関係行政機関その他地域づくり
の取組を実施する者等により構成
マーケティングの実施
地域の魅力を高める取組の実施
①滞在コンテンツの充実・強化
・着地型旅行商品の造成・販売
・地産地消の推進
・ガイドの育成
③来訪者の利便性等向上
・観光案内所の機能強化
・観光地周遊バスの実証運行
・美観の維持、トイレ改修
②来訪需要の喚起
・一元的な情報発信/予約
システム の構築
・宿泊施設の魅力向上
・地域版MICEの推進検討
④外国人受入環境整備
・観光案内の多言語表記化
・Wi-Fi環境の整備
・免税店の導入検討
等
国によるパッケージ支援
取組の評価を踏まえた計画の見直し
計画の策定(数値目標、取組体制、事業内容等)
案内ガイドの育成・研修
無料公衆無線LANの整備
宿泊施設の魅力向上
観光案内所の機能強化
ウェブ予約一括システムの構築
二次交通の確保
体験型・交流型滞在プログラムの
企画・開発・提供
支援内容
個別事業の実施に必要な経費の総額の2分の1以内の金額を
予算の範囲内で負担する。
21
地域資源を活用した観光地魅力創造事業 道内選定案件
十勝ファームツーリズム等推進協議会
(事務局:帯広市商工観光部観光課)
総事業費:約1500万円
22
観光庁事業を中心とした道内における広域連携
北海道運輸局
① 広域観光周遊ルート(H27∼)
「アジアの宝 悠久の自然美への道 ひがし北・海・道」
④富良野・美瑛観光圏
④
③ニセコ観光圏
②
②水のカムイ観光圏(H27∼)
③
⑤
⑤地域資源を活用した観光地魅力創造事業(H27∼)
(十勝・帯広地域)
青 函 D C
23
訪日外国人旅行者数2000万人の受入に向けた北海道ブロック連絡会
開催趣旨
○訪日外国人旅行者数は、昨年1300万人を超え、かつてないペースで急増中
→訪日外国人旅行者2000万人時代を見据え、北海道の受入環境の現状と課題を把握、必要な手立てを迅速に講じる
○組織だって解決できる態勢づくりのため、運輸局、開発局、航空局が中心となって、北海道内の経済界、観光・交通関係者のトップに声かけ
→来道外国人旅行者を万全の体制で迎えるべく、北海道ブロック連絡会を設置
行政機関 北海道運輸局 北海道開発局 東京航空局 北海道 札幌市
構成員
経済団体 北海道経済連合会 北海道商工会議所連合会 北海道経済同友会
観光関係 北海道観光振興機構 日本旅館協会 日本ホテル協会 日本旅行業協会 全国旅行業協会
交通事業関係 北海道旅客鉄道(株) 日本航空(株) 全日本空輸(株) 北海道バス協会 北海道ハイヤー協会
北海道旅客船協会 北海道索道協会 北海道地区レンタカー協会連合会
開催経緯
○平成27年3月23日 13:30∼15:00 第1回北海道ブロック連絡会(東京ドームホテル札幌)
‹ 検討体制、スケジュールの決定
○平成27年6月25日 10:30∼12:00 第2回北海道ブロック連絡会(第1合同庁舎 2階講堂)
‹ 現状・課題、対応方針の中間取りまとめ
中間取りまとめ概要
○主な課題及び対応方針
・乗り継ぎ利便性の向上
都市間バス等の周遊パスの導入を検討、道内主要都市におけるバスロケーションシステムの導入
・二次交通の確保、充実
交通結節点のあり方調査を活用し、課題解決をすすめる
・札幌中心部等におけるバスの駐停車場所不足
駐車場不足の解消、夜間駐車場対策の検討、注意喚起の実施
・レンタカーの安全確保
分かりやすい標識の検討、冬期安全運転等に対する渡航前周知の徹底
・マナーの問題
渡航前周知の強化、水際での粘り強い啓発
○各課題毎に実施主体、時間軸を整理し優先順位付け、実施可能なものから年末に向け取り組み
今後のスケジュール
時間軸を整理し各課題(対応
策)を仕分け
構成員及び地域関係者が主体的に解決
に向けた取組を検討、実施
年内
24
進捗状況の確認、とりまとめ
24
課題・対応方針仕分け概要①(観光・交通WG分)
1.二次交通の確保
・二次交通網の整備
・バスの運転手確保
・イレギュラー運航時の対応
2.乗り継ぎ利便性の向上
運輸局/地域における観光を取り込んだ公共交通の整備に向けた支援
運輸局/自動車運送事業労働者確保対策検討会にて具体的方策を検討
運輸局/「観光貸切バスドライバーガイド養成センター創設」「人材派遣の活用」の検討、人材確保セミナー実施
運輸局/札幌交通圏等のタクシー事業者に対して新千歳空港に限った営業を認めるポイント区域の付与による供給確保
運輸局、バス協会/都市間バスを中心とした実証実験実施、使い勝手の良い周遊パス導入に向けた検討
・周遊パスの導入
運輸局/導入に向けた地域のバス事業者・自治体等への働きかけ・支援
・バスロケ、検索システムの導入
運輸局、JR北海道/宅配運送サービスによる調査事業実施
運輸局、JR北海道/手ぶら観光等の全国先進事例共有、各拠点駅で観光協会との連携等による体制整備
・大型荷物の対応
3.宿泊施設の確保
・ピーク時の対応
・耐震診断、耐震改修
・イレギュラー運航時の対応
4.無料公衆無線LAN環境
・ Wi-fi環境の整備
5.駐車場の確保
・ バス駐車場の確保
6.情報提供・発信
・ 新千歳空港観光案内所の整備
運輸局、機構/広域分散化に向けたプロモーションの継続的な実施
運輸局、北海道/北海道内各地の状況把握
運輸局/各宿泊施設・航空会社間でのメーリングリストの作成(情報共有)
千歳市・苫小牧市等近隣自治体/情報の集約と提供を一元的に行う窓口の設置を検討
北海道、機構/NTT東日本と連携し拠点整備
北海道、機構/広域での認証制度の簡素化と外国人用SIMカードの普及促進
札幌市等/夜間営業時間延長、バス駐車場新設、啓発文書配布、交通実態調査実施
札幌市等/冬季駐車場の検討、民間駐車場の活用、徒歩観光の促進
運輸局/JNTO認定観光案内所の早期認定申請に向け働きかけ
北海道等/H28年にカテゴリー3の観光案内所の設置を目指す
・ HP、案内表記の充実
運輸局/各機関HP上の多言語ツールの集約、案内等の実施
・ 観光案内所の人材の確保
北海道、機構、自治体/語学研修、語学セミナー等の実施
25
課題・対応方針仕分け概要②(観光・交通WG分)
7.多言語対応
・ 拠点における多言語対応
自治体、JR北海道等/春節等多客期に重要拠点に通訳等を配置
自治体、JR北海道等/人材確保及び人材育成、観光案内所の充実
・ 通訳ガイド、通訳案内士の不足
機構/通訳案内士等研修会の実施
・ ドライバーの多言語対応
バス協会、ハイヤー協会/研修・講座の開催、翻訳ツール導入の検討
8.災害緊急時の対応体制
・災害時対応
・傷病等緊急時対応
9.旅行消費額の拡大
・土産品の検疫と免税店の拡大
・海外のキャッシュカード利用可能
なATMの不足
10.おもてなし、日本の習
慣等の周知
・外国人旅行者へのマナー周知
・ニセコ地区の深夜等の案内
11.レンタカーの安全確保
・ 安全運転啓発
北海道/宿泊施設、観光施設等向けのスタッフ教育、音声案内活用など多言語対応に関する研修等の実施
北海道、自治体/多言語対応を含めた防災計画、マニュアルの検討
北海道、自治体/地域毎に関係者による協議、検討
運輸局/函館市の事例など全国の先進事例を共有、各地域の体制構築を促進
運輸局/水産物等に関する国別の検疫対象品目の調査事業実施
運輸局等/制度説明会等による普及促進
自治体/海外のキャッシュカード利用可能なATM設置箇所の把握・周知・共有
機構/マナーに関する冊子の作成・配布
運輸局/マナーに関する渡航前周知の徹底・有効事例共有
ニセコ町、倶知安町/ヒラフウエルカムセンターの営業時間延長の検討
ニセコ町、倶知安町/情報提供の充実と周知方法の検討
運輸局/冬季安全運転の渡航前周知(JNTOのホームページ掲載等)の徹底
運輸局/外国人運転手にも分かりやすい道路標識へのルール改正に向けた警察庁等の検討状況を共有し対応
12.その他
・ツアーの品質向上
運輸局、JATA/ツアーオペレーター品質認証制度周知に向けた取組強化、クオリティジャパンのPRによるツアーの品質向上促進
・地域での課題解決に向けた連携
強化
・旅行業法の見直し(地域限定
の拡大)
運輸局/モデル地域での協議会形成による地域の課題解決に向けた調査事業実施
運輸局、機構/成功事例等を共有し各地域の改善に向けた取組に反映
運輸局/観光庁へ検討依頼
26
路線バスの利用促進・利便性の向上(周遊パス)
必要性について
観光振興対策・・・・・・・・・・・貸切バス料金の改正により遠距離のバス料金が高騰化したことから、都市間バスを乗り継い
で移動する需要が増加が見込まれることから、乗り継ぎ利便性が向上。
北海道新幹線開業対策・・・新幹線の到着する新函館北斗駅から北海道の北部や東部へ移動する旅行者の需要も見
込まれることから都市間バスの需要拡大に向けた取り組みが必要。
積雪等イレギュラー対策・・・積雪等の災害時に、空港・鉄道駅が麻痺することもあり、複数の交通機関による代替交通
確保の観点から、都市間バスの利便性向上が必要。
広域的な地域連携・・・・・・・広域分散型の地域構造である北海道において、今後の少子高齢化社会の振興を見据え、
マイカー移動に頼らず、安全・安心かつ円滑に移動できる都市間バスを実現することによって、
交流人口を拡大を目指す。
実現に向けた取組
• 北海道バス協会において導入検討を開始(検討会 第1回8/11,第2回9/8予定)
(試験的に道央を中心としたバス会社による導入に向け検討を実施)
導入に対する課題
• バス会社間による運賃の煩雑な精算業務
• 予約が必要な路線における予約時等の外国語対応
• チケットの作成、外国語によるPR(HP作成など)、ポスター作成 等に係る費用負担
全道都市間バス周遊パス
・全道に広がる都市間バスネットワー
クを活用した周遊パスによって、あ
らゆるエリアへの移動が可能。
・道央に集中している観光客を全道
に行き渡らせることが可能となる。
最終目標
• 北海道内全ての都市間バスによるパスの導入(期間限定フリーパス、乗継パス など)
• ローカル路線との連携によるフリーパスの導入(例:ひがし北海道フリーパス7日間 など)
北海道各地に広がる都市間バスネットワーク
27
路線バスの利用促進・利便性の向上(バスロケーションシステム)
必要性について
・ 極寒の中、バスの現在地が分からぬまま待ち続けることがバス利用の大きな負担となっていることから、その負担を解消。
・ 利用者が右肩下がりのなか、定常的な利用者の維持、観光客のような一時的利用者の確保も重要。
・ 昨今の通信技術の進歩による、より簡便なバスロケーションシステムの導入という視点が必要。
実現に向けた取組
・ バスロケの現状に関する共通理解を進めると共に、地域特性を踏まえたをシステム構築を促進するため、乗合バス事業者やシステム提供
者、行政等による勉強会 (27.3.11)
・ 利用者及び事業者ニーズの高い複数事業者情報の統合的提供を可能にするためには、バス利用情報の標準化(電子データの標準
データフォーマット化)を図ることが極めて重要なことから、システム開発事業者に働きかけ(既に複数の事業者が合意)。
・ 自治体・バス協会・交通事業者への導入に向けた働きかけ。また、システムの多言語化に向けた関係機関への協力要請。(随時実施)
導入に対する課題
・ 費用対効果への不安
(現在利用している人のサービスだけでは投資を回収できない)
・ イニシャルコスト及びランニングコストの捻出
(スマホ端末 約2万円×保有車両・・多い事業者で数千台
月額通信費 約2千円×保有車両)
・ スマホ利用者に特化したサービスのためスマホ利用者以外へのサービス
提供が課題(公共施設等へのディスプレイ設置 など)
最終目標
• 道内主要都市におけるバスロケーションシステムの導入
• 複数事業者情報の総合的な提供を可能にするためのバス利用者情
報の標準化・共用化
• 情報の共用化によるビックデータの活用
• システムの多言語化による訪日外国人等へのサービス向上 など
現在の取組状況
○ JR北海道バス
一部営業所において「バスキタ!」実証運行中。
※経産省「イノベーション創出事象・技術シーズ事
業課・実用化支援事業(橋渡し研究事業)」
○ 十勝バス 他
十勝バスは既にバス専用検索サービス「Mokuikuu」を導入。
その他数社が導入に向け準備中。また、多言語化を準備中。
○ 北海道バス協会
バスロケ等情報提供高度化事業に関する検討会
(第1回7月3日、今後継続)
○ 旭川市
市内運行2社による「バスキタ!」実証運行(平成28年度
実施)に向け準備中。また、多言語化を計画。
※ その他、多数の乗合事業者が「 NAVITIME 」や「駅ナビ」などの
コンテンツプロバイダへバス時刻表などの情報を提供済み。
28
貸切バスの路上駐車改善に向けた取組
ブロック連絡会により抽出された課題
○ 札幌市内における市街地観光や買い物、食事の際に観光バスの路上駐車が横行しており、交通渋滞や事故の誘発等危険な状態と
なっている。
○ 決められた駐車場があっても市営駐車場は18:00で営業が終了してしまうため、夜間営業駐車場の整備が必要。
対応方針
○ 自治体と関係機関が連携し、駐車場不足の解消、夜間駐車場対策について検討を行うとともに、駐車場、降車場所の使用に関する
注意喚起の実施を検討。
○ 関係者が連携し、市街地の「徒歩観光」促進等を検討。
札幌市の貸切バスの駐車場確保に向けた取組
○待機場の利用時間の延長
(一社)北海道バス協会と共同して設置している待機場の利
用時間を3時間延長して運営
・運用期間
・運用時間
・場
所
・利 用 料
・停車台数
平成27年8月3日より
8:30∼21:00 (通常18:00まで)
札幌市中央区南8条西2丁目
無料
30台(大型バス) *約2,930㎡
○臨時待機場の設置
札幌市中心部の観光バス乗入れ台数の増加に伴い、市有
地の一部を「観光バス臨時待機場」として運用
・運用期間 平成27年8月21日∼平成27年10月31日
・運用時間
8:30∼21:00
・場
所 札幌市中央区北1条西9丁目1-5
・利 用 料 無料 *先着順
・可能台数 12台
*札幌市今年度事業予定:観光バス路上駐車実態調査・巡回指導・民間駐車場活用
29
外国人旅行客のレンタカー利用における安全確保に向けた取組
ブロック連絡会により抽出された課題
○ 外国人旅行者のレンタカーの使用は急増しているが、「止まれ」などの道路標識が外国人旅行者には分かりづらい。また、冬道における
運転上の危険性について、外国人旅行客への渡航前周知が不十分。
対応方針
○ 外国語併記など外国人運転者にも分かりやすい道路標識のあり方の検討や、ルール改正に向け経済団体、観光団体、地方自治体
等により関係機関へ要望。また、事故多発地区を中心に、注意喚起等補助的な看板の拡大設置を検討。
○ 外国人運転手にも分かりやすい道路案内標識の英語標記などを推進。
○ 外国人旅行者の冬期運転に対する渡航前周知として、JNTO海外事務所等の協力を得て、「北海道ドライブまるわかりハンドブック
」等の安全運転啓発ツールにより情報発信。また、旅行博等において海外旅行エージェント等への周知を徹底。
増加する外国人旅行客のレンタカー利用
安全運転啓発ツールによる情報発信
4,500 (件)
4,227
4,000 3,758
3,500 2,414 2,000 500 3,126
年計 2013
2,834
2,500 1,000 年計 2014
3,142
3,000 1,500 年計 2015
1,646 927 532 1,403 997 1,359
1,383
681
508
804
497
1,609
2,473
2,221
1,815
2,333
1,756
1,538
1,847
1,082
1,792
1,275
956
752
0 1月
2月
3月
4月
5月
○ 北海道運輸局からの働きかけにより、各国のJNTO海外事務所の
HP等において、 「北海道ドライブまるわかりハンドブック」を公開し、渡航
前周知を実施。
6月
7月
8月
STOP等の補助的な看板設置
○ 富良野市と美瑛町では
、関係者間の調整を含め
地域の積極的な取組によ
り、「STOP」等の補助的
な看板を設置。
9月
10月
11月
12月
【JNTO海外事務所発信状況】
① バンコク事務所HP
② シンガポール事務所Facebook
③ パリ事務所HP
④ JNTO通訳案内士試験Facebook
⑤ ソウル事務所HP
バンコク事務所HP
○ レンタカー会社において、動画やパンフレット等の冬道安全啓発ツール
の作成や貸渡時のリーフレット配布を実施。
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おもてなし・日本の習慣等の周知に向けた取組
ブロック連絡会により抽出された課題
○ 外国人旅行者の中にはトイレの使用、温泉の入り方、大声を出すなど身勝手な振る舞いなどが問題となっている。
○ 富良野・美瑛では特に中国人の農地への侵入、たばこポイ捨て、ゴミ置き去り等が発生しており、観光客と農家との軋轢が拡大。中国
人に私有地の概念がなく注意してもうまく伝わらない。
対応方針
○ 訪日外国人旅行者に対する渡航前周知を強化。特に中国人観光客向けにはマナーに関する基本的な事項を記載した冊子を作成し
配付する。
北海道観光振興機構の取組
○ 中国人観光客に向けて日本の習慣を正しく理
解して道内旅行を楽しんでもらうため、旅のマナ
ーを中国語で解説した冊子を作成。
○ 主な記載事項
・バイキング(食べ放題)の飲食物を持ち帰ら
ない。
・飲食店で食べかすを床に落とさない。
・ホテルの部屋から消耗品以外の備品を持ち帰
らない。
・入浴前には体を洗うこと。
・お店で会計待ちの列に割り込まない。
・会計前に商品の包みを開けない。 等々
○ 4千部を印刷して道内の観光施設や駅などで
配付するほか、中国の旅行代理店に電子データ
を提供する予定。
(新聞にも掲載)
平成27年8月31日(月)道新朝刊
31
外国人旅行者のお土産品自国持ち帰りの利便性向上に向けた取組
ブロック連絡会により抽出された課題
○ 国によって検疫の関係で果物や魚貝類等の土産品を持ち帰れるか否か違いがあり、国ごとに何が検疫の対象になるかを確認しなければ
ならないのが煩雑。
対応方針
○ 検疫に関する情報を事業者にわかりやすく表現することが必要。
○ 果物など農産物の輸出については、農林水産省が「諸外国への農産物のお土産としての持ち帰りに必要な検疫手続」として情報を提
供している。
○ 水産物等の輸出については、水産庁及び厚生労働省のHPにおいて対象国で必要となる各種証明書等など、二カ国間での取り決めに
ついて情報を提供している。
○ ただし、二カ国で取り決めのない各国独自の規制については情報が無いため更なる調査が必要。
函館朝市の取組/独自のピクトグラムの作成
○ 国によって検疫等の手続きが不
要な水産物に違いがあるため、外
国人観光客の70%を占める台
湾を調査。検疫等の手続なしで
持ち込み可能な水産物の写真付
き品目一覧を作成し検疫対象品
の確認について簡素化を図った。
○ 調査対象国の拡大や国別の認
定シールの作成について検討。
【参考:主な国の水産物の持ち帰りについて】
○ 中国・・・水産物全般で水産庁及び厚労省の
証明書が必要なため、実質的に個人旅行者の
持ち帰りは困難。
○ 香港・・・福島、茨城、栃木、群馬、千葉の各
県で生産される水産物は水産庁の証明書が必
要。上記各県以外の水産物全般については持ち
帰りについては規制無し。
○ タイ・・・水産物全般で水産庁及び厚労省の証
明書は必要無いため、すべての水産物の持ち帰り
については規制無し。
○ マレーシア・・・「エビ」については厚労省の証明書
が必要。エビ以外の水産物全般について持ち帰り
について規制無し。
/
32
岸壁周辺の受入環境に関する現状と課題
クルーズ船対応岸壁の確保
≪現状と問題≫
大型船の場合、岸壁の延長・喫水等の不足により、通常クルーズ船
が利用する岸壁に着岸することができない場合は、市街地から離れ
た貨物船用岸壁に着岸している。この場合、日頃から利用している貨
物船の運航を妨げることがある。また、岸壁にスクラップ等の貨物を
山積みしている場合、景観が悪く、旅客の第一印象を大きく損ねる可
能性がある。
≪対応方針≫
・市街地に近接した既存岸壁等の
確保の検討
・貨物船とのバッティングに関する
問題等の情報共有
・船舶代理店等との十分な調整
・円滑な旅客導線の検討
≪現状と問題≫
市街地から離れた岸壁に着岸する場合、徒歩でのアクセスが行えず、自
治体の費用負担により市街地や主要駅を結ぶバスを運行しているが、寄港
回数が増えると財政負担が大きくなり、対応が困難となる可能性がある。
≪対応方針≫ (下線は優良事例あり)
・負担低減とサービス充実のためのバスの有料化の検討
※室蘭では一日乗り放題・市内循環バス乗車チケット(1,000円/人)を
販売して地元バス会社がバスを運行
・地域の商店等による支援の検討
(函館)スクラップが山積みで
景観が悪い
車両待機スペースの確保
≪現状と問題≫
船舶の大型化に伴い、50台以上のオプショナルツアーバス・市街
地へのシャトルバス・タクシー等の対応が必要となる場合、岸壁の
車両待機スペースでは不足が生じる。
≪対応方針≫
・岸壁近郊にバス等の駐車スペースの確保と船内と連携
した岸壁までの誘導
(小樽)
数十台もの待機バス
市街地へのアクセス手段の確保
(室蘭)バスチケットを
岸壁テントで販売
Wi‐Fi環境の整備
≪現状と問題≫
船内のインターネット利用料が高額なため、乗客・乗員が寄港地に無料
のWi-Fi環境を求める声が多いが、岸壁周辺に十分な利用環境が整備さ
れていない。
また、Wi-Fi環境のある飲食店等に大勢のクルーズ
客が押し寄せ、飲食せずに長時間利用する場合がある。
≪対応方針≫ (下線は優良事例あり)
・Wi-Fi利用可能な公共施設等の拡大
・岸壁への可動式Wi-Fiの設置の検討
※小樽と室蘭では可動式Wi−Fiを複数台設置
(室蘭)岸壁に可動式
Wi−Fiを設置
33
外国語等への対応に関する現状と課題
外国語による観光案内
≪現状と問題≫
海外クルーズ船寄港時は、市民団体が通訳ボランティアとして観光案内を実施している場合が多
いが、毎寄港時に必要人数を確保することが困難となっている。
また、近年増加している中国人客への対応のため、中国語対応が必要となっているが、対応でき
るボランティアがほとんどいない。
≪対応方針≫ (下線は優良事例あり)
・ボランティア団体との連携や業務委託
※函館・釧路では、観光案内を、国際交流関連団体に業務委託し、釧路は団体がボランティアを募集・
配置(地元留学生にも協力を依頼)
・高校生や大学生との連携
※函館・室蘭では、地元高校に学校行事として通訳案内を依頼
多言語に対応した案内板の設置
≪現状と問題≫
市街地への案内については、多言語に対応した案内板等が岸壁周辺にないことから、主にボラ
ンティアがパンフレットを使用して案内しているが、船舶の大型化に伴う乗客数の増加により、ボラ
ンティアにかかる負担が大きくなる。
≪対応方針≫ (下線は優良事例あり)
・外国人ニーズに応じたマップや案内板等の検討
両替対応
≪現状と問題≫
船内の両替レートが高いこともあり、特にファー
ストポートになった場合、外国人クルーズ客が十
分な日本円を有しておらず、岸壁周辺での両替を
希望する声が多い。しかし、金融機関が岸壁周辺
にない為、平日は市街地の金融機関を案内してい
るが、休日の場合は案内先が無く、クルーズ客の
消費行動の妨げになっている。
≪対応方針≫ (下線は優良事例あり)
・観光協会等での両替の実施
※小樽では、両替金額上限$500/人として、直前
金曜日のレートで両替し、パソコンでレシートを
作成して対応。
なお、民間企業から寄付で得た偽札判別機を使用。
・岸壁露店や商店街でUS$での商品販売
※室蘭では、後日出店者が銀行で日本円に両替
・岸壁での金融機関の出店
※釧路では、過去に金融機関が岸壁のテントにて
両替を行った実績あり
※小樽商大生が作成
・スマートフォン等への電子媒体でのマップやQ&A等の配布の検討
※釧路ではQRコードを活用して電子媒体で多言語観光マップを配布(日、英、韓、中(繁・簡))
(室蘭)US$で商品販売
CIQ体制の強化
≪現状と問題≫
ファーストポートとなる場合は上陸前にCIQを行うが、大型船の場合は手続きに長時間要すことが
ある。
(小樽)観光協会で両替対応
≪対応方針≫
・関係機関との情報共有等の連携強化
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おもてなしに関する現状と課題
地域の連携強化
≪現状と問題≫
クルーズ旅客は広範囲で周遊する場合があるが、周辺地域には情報
提供が行われておらず、経済効果が十分に発揮されていない可能性が
ある
≪対応方針≫
・旅客船の情報(乗客数、国籍、オプショナルツアー等)の関係機関
や周辺自治体への提供
客層や国籍に応じた受入体制の整備
≪現状と問題≫
欧米系の旅客は自然や景観、アジア系の旅客は買い物等、国籍によっ
て行動が異なる。また、カジュアルクルーズとラグジュアリークルーズ等、ク
ルーズ形態によっても旅客の嗜好が異なっている。
しかし、受入れ側の地域では、これらが考慮された体制整備が行われて
おらず、経済効果が十分に発揮されていない可能性がある。
≪対応方針≫
・客層や国籍に応じた旅客の動向の分析と情報共有
・客層や国籍に応じたおもてなし内容の検討
港湾間の連携強化
≪現状と問題≫
北海道の港湾に複数寄港するクルーズが設定されるが、入港時のイベン
ト等は同様なものが実施される場合がある
≪対応方針≫(下線は優良事例あり)
・道内寄港港湾のイベント等に関する情報共有
※平成26年6∼9月に渡り実施されたサン・プリンセス北海道定期定点
クルーズでは、北海道クルーズ振興協議会が事前に各寄港地の関係者と
の情報共有を図り、港湾毎にイベント内容の調整を行ったことでイベント等
が重複しないバランスのとれた受入体制を構築した
35
国土交通省の取組
外国人クルーズ客に喜ばれる制度やサービスを活用
外国人旅行者向け消費税免税店制度
海外おみやげ宅配便
一般型消費税免税店を経営する事業者が、外国人旅行者等の非居住者に対
して一定の方法で販売する場合には、消費税が免除される
自宅用やお土産用に購入した北海道
の生鮮食品を自分の国に宅配できる
36
北海道へのクルーズ客船入港回数の推移
160
140
120
外国船籍
53
60
71
70
70
53
45
56
20
0
日本籍船
プリンセス
22
71
60
40
外国籍船サン・プリンセス
の定点クルーズが実施され
ないことから
日本船籍
100
80
平成27年(見込)
157
7
14
18
8
23
24
25
72
プリンセスクルーズ
以外の外国籍船
39
82
33
26
27
(※)北海道内の複数港に寄港する場合は延べ回数でカウント
定点クルーズによる経済効果(推計)
サン・プリンセスの定点クルーズにより北海道にもたらされた直接
的経済効果は、少なくとも
*乗船客の消費額
12億円
5.6 億円
〔クルーズ料金、北海道までの交通費、クルーズ終了後の宿泊観光
消費、クルーの消費額は含まない〕
*寄港地関連消費額
6.4 億円
(入港料、船用品、食材、シャトルバス等)
※乗船客アンケート、港湾・船社代理店・旅行エージェントに対す
る調査により推計
プリンセスク
ルーズ
(82回)
※サン・プリン
セスの定点ク
ルーズ60回
(北海道周遊と
サハリン8日間
を12週連続で
運航)
北海道における定期・
定点クルーズは日本籍
船の「にっぽん丸」の
み
効果的な誘致策を検討
北海道クルーズ振興協議会(国の機関、自治体・港湾
定点クルーズ
の定着に向け
た受入環境整
備が重要
※定点クルーズとは、ハ
ブ港から一定のスケ
ジュールで何回も運航さ
れ、エリアが限定されて
いるクルーズ
クルーズ船は
宝 船
関係者、観光関係者等で構成。事務局:北海道運輸
局)が主体となって、より効果的な誘致策を検討
・クルーズ船社・代理店等に対するオール北海道での
プロモーションを強化
・見本市、商談会でのプロモーションを強化(マイア
ミ、シンガポール、上海で開催されるクルーズコン
ベンション等)
・アジア配船の外国船社キーパーソン招請
・北海道クルーズガイド(港湾スペック、観光情報)
の作成・配付
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海外クルーズ客船商談会への参加
Seatrade Cruise Global
北海道における主要港には、海外クルーズ客船の寄港する港が数多く存在しているが、常に新しい寄港地を探し
ているクルーズ船社に対して、十分な情報提供ができていない
現状があります。
正確で魅力的な情報を提供することによって、クルーズ客船の寄港は確実
に増加し、新たな経済効果も期待できます。
北海道クルーズ振興協議会では、平成27年度のビジット・ジャパン事業
(VJ事業)を活用し、外国クルーズ客船を誘致するため、米国フロリダ州
フォートローダーデールで開催される「クルーズ・シッピング・グローバル
2016」に参加し、外国クルーズ船社に対して誘致活動を展開することとし
ました。
北海道クルーズ
振興協議会
クルーズ客船の新規
寄港誘致と
定期・定点クルーズの定
着に向けて
参考:cruise shipping miami 2015
「クルーズ・シッピング・グローバル2016」
2016.3.14-17 米国フロリダ州フォートローダーデール
海外におけるクルーズ客船の商談会等への参加と、各港のスペック&観光情報掲載の冊
子製作と配布。
また、製作した冊子は各港湾の誘致セールス時のツールとしても活用。
外国籍クルーズ客船をターゲットに
○北海道の魅力ある寄港地を紹介する事により、寄港を増加させることで、 大
きな経済効果が期待
○各港の正確なスペックと各港の後背圏にある地元ならではの独自性を持った
自然、食文化等
○海外クルーズ客船の寄港数増加による北海道経済・港湾自治体の活性化
北海道クルーズ振興協議会の平成28年度の取り組みとして、平成27年度に作成した冊子の更新を行い、海外におけるクルー
ズ客船の商談会等へ参加し、プロモーション活動を実施することとしています。
38
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