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韓国人日本語学習者の日本語文末表現の習得様相 The Acquisition of

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韓国人日本語学習者の日本語文末表現の習得様相 The Acquisition of
発表要旨
研究発表:日本語教育
韓国人日本語学習者の日本語文末表現の習得様相
The Acquisition of Japanese Sentence-final expression by Korean Learners
李吉鎔(韓国・中央大学校)
梁乃允(韓国・中央大学校大学院博士課程)
キーワード:韓国人日本語学習者、フォーマルな談話、文末表現、ノダ形式、終助詞、習得
1.はじめに
学習者が第二言語として日本語を習得する際に、日本語の文末表現は重要な学習項目の一つで
ある。日本語は文末述語を中心とした言語であるだけでなく(益岡1991など)、文末表現には事
態に対する話し手の表現態度や対人コミュニケーションにおける話し相手に対する待遇意図
が表れるためである(菊地1997)。
そこで本研究では、韓国語を母語とする日本語学習者のフォーマルな談話資料から日本語の文
末表現を観察し、文末表現(次の例文の(1)~(5))を相互に有機的に結びついた事象として捉
え、その使用および習得の様相を明らかにする。
例 1)日本語の文末表現の習得には、/(1)時間がかかる/(2)ん/(3)です/(4)よね/。
例 2)日本語の文末表現の習得には、時間がかかるんです/(5)けど/。
(1)はテンス・アスペクトを含め、述語文を対象とするものであり、(2)では説明のモダリ
ティ形式の習得を捉える。また、(3)の丁寧さ、(4)の終助詞を分析の対象とする。なお、例2
における(5)の中途終了型発話文は、接続助詞が終助詞的に使用されたものである。本発表で
は(2)の説明のモダリティ形式および(4)の終助詞の使用および習得の様相を中心に報告する。
2.先行研究の検討
これまで日本語の文末表現の習得に関しては、個別の項目を中心に研究が進められてきた
(峯2012)。以下では、本研究で分析の対象とする項目に分けて先行研究の成果と残された
課題を簡略にまとめる。
まず、(1)の述語文の種類に関しては、動詞文と形容詞文、名詞文に大別され、さらに接続
助詞終了型や中途終了型発話など、何らかの理由により述語文が完結されない発話に分ける。
今まで多くの先行研究において、中途終了型とは接続助詞で終了しているものを指すことが多か
1
発表要旨
研究発表:日本語教育
ったが(小田2002など)、本研究では接続助詞終了型という項目を立て、さらにそれとは別に(b)
のように発話文の中途で終わっているという意味で、中途終了型という用語を用いて区別する。
(2)の説明のモダリティ形式の習得に関する研究は、大島(1993)などの以外に多くないように
思われる。(3)については、日本語の文末表現では丁寧さの選択が義務的であるだけでなく、日本
語の丁寧体は、その活用において動詞述語文とイ形容詞述語文、ナ形容詞述語文、名詞述語文と
で不合理で複雑な体系を有しており(野田2001)、また日本人の規範意識にゆれがある(川口200
6)。学習者言語における日本語の丁寧体の誤用の原因とそのメカニズムについて、野田(2001:
49)などにまとめられているが、学習者の用いる丁寧体の具現形を条件づける要因やたとえば
「-ません」形から「-ないです」形へと移行していく過程(つまり、習得過程)などについて
は、未だほとんどその実態が知られていない。
一方、(4)に関しては多くの研究がなされている。特に、日本語の終助詞「よ」と「ね」に関
しては、これまで言語学、日本語教育の面から様々な研究が行われてきた。最後に、(5)につ
いては、逆接表現のケド類や原因・理由を表すノデ・カラなどが終助詞的に使われることに
興味がもたれてきた。たとえば原因・理由表現に関して、李吉鎔(2008)によると、学習者
は「ノダカラ」や「ノデスカラ」のようにノダ形式に後接する原因・理由表現を用いること
があるが、これらの表現は話し相手を叱咤するニュアンスを含むこともある。原因・理由表
現は時に意味的制約を持ち、FTA発話になり得るため優先的に指導され、また研究が急がれ
るのである。
3.分析資料および学習者情報
韓国人日本語学習者の文末表現の習得の様相を明らかにするためには、学習者を一定期間
追跡し観察する方法がもっとも望ましいが、本研究では日本語運用能力の異なるいくつかの
グループを設定し、グループ間の文末表現の使用状況を調査し、文末表現の習得様相や特定
の形式の過剰使用などについて考察する。
3.1 学習者の談話資料
韓国人日本語学習者と日本人(初対面の教師)との目的指向的会話の収集は、2010年11月
1日(月)と8日(月)の両日に行われた。韓国のA大学で日本語を専門に習う女子学生二名
2
発表要旨
研究発表:日本語教育
が一チームを構成し、日本人との日本語による対話形式で行われた(16談話、各16分~30分、
計360分)。学習者の談話収録後、フォローアップ・インタビューを速やかに実施した(上記
の16チームに対して各60分間、計960分)。
3.2 学習者情報
学習者(16チーム、32人)は、話し相手の日本人の教師によって行われた評価を基準にし
て、次の3つのグループに分けられた(次項の表1を参照)。三つのグループを仮に「留学経
験者グループ(日本人の評価は「上」)」、「中長期学習者グループ(日本人の評価は
「中」)」、「短期学習者グループ(日本人の評価は「下」)」と名づける。
表1
ー
留
グ
学
ル
経
験
プ
者
中
長
期
学
習
者
グ
ル
ー
プ
ー
短
グ
期
ル
学
習
プ
者
グループ別の学習者情報
話者
番号
年
齢
学
年
JLPT
取得
級数
CS10KF01
22
3
1
日本で9ヶ月間、中学・高校で5年間、塾で2年間
CS10KF02
21
3
1
日本で1年間、大学で3年間
CS10KF03
24
4
1
日本で5年間、大学で4年間
CS10KF04
24
4
1
日本で1年間、大学で5年間
CS10KF05
24
4
1
日本で9ヶ月間、塾で3ヶ月間
CS10KF07
23
3
1
日本で9ヶ月間、塾で8ヶ月間
CS10KF12
20
2
1
大学で1年間、中学・高校で1年間、独学で3年間
CS10KF06
23
3
-
日本で8ヶ月間、塾で6ヶ月間
CS10KF08
20
3
1
大学で3年間
CS10KF09
22
4
1
中学・高校で2年間
CS10KF10
23
4
1
中学・高校の時に独学で6年間
CS10KF13
19
2
-
大学で2年間、塾で1年間
CS10KF14
19
2
1
大学で2年間、中学・高校で2年間、塾で11ヶ月間
CS10KF19
20
1
1
中学・高校で4年間、高校時代以来独学
CS10KF20
22
3
2
大学で11ヶ月間、中学・高校で1年間
CS10KF21
19
1
1
中学・高校で3年間
CS10KF22
19
1
-
大学で10ヶ月間、中学・高校で1年間
CS10KF23
21
1
-
中学・高校で2年間、塾で2ヶ月間
CS10KF24
19
1
3
大学で6ヶ月間、中ㆍ高校で3年間、塾で1年間
CS10KF27
19
1
1
CS10KF31
19
1
-
中学・高校の時に独学
大学で6ヶ月間、中学・高校で2年間
CS10KF32
19
1
1
中学ㆍ高校で4年間
CS10KF15
19
2
-
大学で2年間、中学・高校で2年間、塾で13ヶ月間
CS10KF16
23
2
-
大学で18ヶ月間、中学・高校で6ヶ月間
CS10KF17
20
2
-
大学で2年間、中学・高校で2年間
CS10KF18
19
2
-
大学で2年間、中学・高校で4ヶ月間
CS10KF25
18
1
-
大学で6ヶ月間、塾で1ヶ月間
CS10KF26
19
1
-
大学で6ヶ月間、中学・高校で3年間
CS10KF28
19
1
-
大学で6ヶ月間、中学・高校で1年間
CS10KF29
19
1
1
中学・高校で2年間、塾で15ヶ月間
CS10KF30
19
1
3
中学・高校で3年間、アニメや歌などで独学
主な学習歴
(CS10KF11は分析対象外とする )
3
発表要旨
研究発表:日本語教育
4.結果および考察
以下では、学習者の談話資料を分析した結果に基づいて、項目間の相互関連に注目して、
述語文の形態と終助詞の使用および習得(§4.1)と説明のモダリティ形式の使用および習得
(§4.2)に分けて報告する。
4.1
述語文の形態と終助詞の使用および習得
述語文の形態と終助詞の使用および習得について検討すると、以下の2点が言える。
(1)文の終結部は「言い切りの文>終助詞ありの文」の順である
(2)終助詞は「よ・ね>よね>の」の順である
以下で一つ一つ検討する。まず、次の表2は、グループ別の述語文の使用様相をまとめた
ものである。ここでは便宜上中途終了型発話は除いている。
表2
名詞述語文
短期学習者グループ
99 (43%)
中長期学習者グループ
143 (34%)
留学経験者グループ
81 (33%)
19 (8%)
68 (16%)
51 (21%)
110 (48%)
213 (50%)
114 (46%)
228
424
246
形容詞述語文
動詞述語文
述語文のグループ別使用様相
計
表2からは、グループ間の特徴として、短期学習者グループに相対的に名詞述語文が多い
こと、また形容詞述語文が少ないことが読み取れる。そして、中長期学習者グループになる
と形容詞述語文が増えていくことがわかる。
次に、文の終結部における終助詞の使用様相に注目してまとめると、表3のようになる。
表3
言い切りの文
終結部
終助詞ありの文
ね
終助詞 よ
(内数) よね
の
計
文の終結部における終助詞の使用様相
短期学習者グループ 中長期学習者グループ 留学経験者グループ
206 (95.5%)
341 (86.5%)
131 (59.8%)
12 (5.5%)
53 (13.5%)
88 (40.2%)
3
50
61
8
1
20
1
1
5
1
2
228
424
246
学習者資料からは、まず学習初期の段階では終助詞の使用が少なく、例5のようにおおむ
4
発表要旨
研究発表:日本語教育
ねデス・マス形の言い切りの文が用いられることがわかる1) 。日本語は判断・表現主体の主
観的側面が高度に文法化している言語ではあるが、その文法的意味の習得には時間がかかる
ことがうかがわれる。
例 5)短期学習者グループの例
KF15:탑골《タプゴル》公園と言う公園があります。ここ、あ、そこには独立記念ー建物
があります。
日本人:そうですか? どこにありますか?
KF15:음《ええ》ー ここです。
日本人:ここ?
KF15:예《はい》, はい。タプゴルー 公園。
日本人:じゃ、それほど遠くないですか?
一方、終助詞の使用が、中長期学習者グループではなく、留学経験者グループで急激に増
えることは注目に値する(例6、例7参照)。終助詞の中でも、特に「よ、ね」などの終助詞
は、それ自体に語彙的意味があるわけではなく、その使用条件は、文脈に依存し話し手の表
現意図にも左右される。そのため、外国語習得の環境の中では習得が進まないこと、第二言
語(生活語)習得の環境の中において身につきやすいこと、などが考えられる。なお、動詞
の言い切りの文は、「学習言語の複製期」における現象であると思われる。
例 6)中長期学習者グループの例
KF27:左に行けば見えます。見えますね。駅が見えます。
日本人:そこの門を出てこう行って左に行くと。
例 7)留学経験者グループの例
KF07:より? 権藤より?
韓国ではあんまりそんな言い方をしないんですよ。よりという。
さらに、述語文の種類と終助詞の関係に注目すると、形容詞文に終助詞が用いられやすい
ことがうかがえる(表4)。また、動詞文において終助詞が少ないことがいえそうである。
このことについては、外国語教育における導入の順序や活用の難しさなどが考えられる。
1) なお、ここの言い切りの文には、名詞終了型非デス・マス形式や形容詞、動詞終了型非デス・マス形式も含まれている。
ま
た、終助詞ありの文には、「か、かね」は除いてある。そのため合計が異なる。いずれも
再度分類しなおす必要がある。
5
発表要旨
研究発表:日本語教育
表4
言い切りの文
終助詞ありの文
ね
終助詞
よ
(内数)
よね
の
計
終結法
述語文の種類と終助詞の関係
短期学習者グループ
中長期学習グループ
留学経験者グループ
名詞文 形容詞文 動詞文
名詞文 形容詞文 動詞文
名詞文 形容詞文 動詞文
91 (95%) 16 (84%) 99 (96%) 119 (89%) 36 (61%) 186 (94%) 42 (55%) 19 (48%) 70 (68%)
5 (5%)
3 (16%)
4 (4%)
18 (13%) 23 (39%) 12 (6%) 34 (45%) 21 (53%) 33 (32%)
3
16
23
11
24
15
22
1
3
4
1
8
3
9
1
1
1
2
2
1
1
1
96
19
103
137
59
198
76
40
103
上の表3と表4を参照すると、終助詞に関しては、まず「よ」と「ね」」が出現し、次に
「よね」や「の」も用いられるようになる(次の例8、例9、例10)。
例 8)短期学習者グループの例
KF18:そしてふたっ、어ー《えー》二番 押し うすと これ 리을《リウル》이《が》
「리을《リウル》」が できーるんですよ。「リウル」ができるんですよ。
例 9)中長期学習者グループの例
KF27:あの 아 뭐야《何だったっけ》{笑い} ら ら ライン↑음ー あ エンターの
キーがないので ここの キーを 何度か 押して ください。で 変わったんで
すね?(日本人:はい)ですから そこに 「ゴンドより」を 書けば いいです
ね?
例 10)留学経験者グループの例
KF04:そうなんですね。あの、学校の、学校の前にあるバスを乗ったら、バスに乗ったら
すぐ、 みんな 見えますよね。광화문《光華門》とか、 韓国銀行とか。
このうち、「よね>の」の習得順序については、峯他(2002)などで報告されている結果
と若干異なる。峯他(2002)ではフィリピン語を母語とする日本語自然習得者と、母語の異
なる教室学習者の日本語文末表現の使用とその習得について分析を行い、言語能力と言語接
触環境が文末表現の使用を左右すると指摘し、「ネ→ヨ→ノ→ヨネ→ノヨネ」という大まか
な習得順序を提示している。今回の調査では、学習者が情報提供を行うという談話の内容面
が影響しているかもしれない。今後さらに調べる必要がある。
4.2
説明のモダリティ形式の使用および習得
今回の資料の中では、説明のモダリティ形式は主にノダ形式の使用が確認された(表5参
照)。ワケダは留学経験者グループに1例のみ見られた2)。
2) 参考までに、推量のモダリティのヨウダが
1例、ソウダが4例ほど見られた。すべて中長期学習者グループである。
6
発表要旨
研究発表:日本語教育
表5
ノダ形式
計
ノダ形式の使用様相
短期学習者グループ 中長期学習者グループ 留学経験者グループ
10 (4%)
37 (9%)
44 (18%)
228
424
246
ノダ形式の習得が非常に早い時期に行われることは注目に値する(例8~例11参照)。
例 11)留学経験者グループの例
KF03:いや、 じゃなくて、 病院、こー 学校の 門が あって、(日本人:はい)で、
こうやって 道が あるんですよ。(日本人:道、あ)ずーっと いけば、ここに
病院が あって、(日本人:はい)で、 多分 こう なってるんですね。(日本
人:はい)だったら、 こーっちの ほう 行ったら 川なんですよ。(日本人:
はい)で、 ここら 辺に 駅が あります。
しかし、ノダ形式の使用が適切かどうか疑問が残るものもある。たとえば、例8では「で
きるんですよ」の繰り返しによってノダ形式の適切さを確認しているようにも思われる。ま
た例9では確認要求表現であるが、「変わりましたよね?」のようにノダ形式がないの方が
より適切である。
ノダ形式の使用に関しては、談話では話し手がノダ形式を使うことによって、話し手と聞
き手のうちの一方だけが知っている情報を、あたかも共有の情報であるかのように言うこと
ができる。また学習者がノダ形式を用いることによって、日本語らしさを追求することも指
摘されている(峯1995)。その反面、学習者言語においてノダ形式を多用する話し方は押し
付けがましく、話し相手に不快感を与えるなど、コミュニケーション上の誤解や摩擦の原因
ともなる(野田1995、峯1995、李吉鎔2010など)。学習者のノダ形式の多用の理由として、
丁寧体において活用が難しくなる環境で形態的手続きの複雑な〈マス形式〉を回避し、普通
形に機械的に〈ンデス〉をつけていくといった簡略化が考えられている(李吉鎔2010)が、
今後、学習者の資料に用いられたノダ形式がどのような働きをするのか見極めて行きたい。
5.まとめ
以上、本研究では韓国語を母語とする日本語学習者のフォーマルな談話資料を用い、日本語の
文末表現の使用および習得の様相を分析した。その結果は、次の 3 点にまとめられる。
(1)文の終結部は「言い切りの文>終助詞ありの文」の順である。
(2)終助詞は「よ・ね>よね>の」の順である。
7
発表要旨
研究発表:日本語教育
(3)モダリティ形式は「ノダ形式」が早い時期から用いられる。
そして、述語文の種類と終助詞の関係に注目すると、形容詞文に終助詞が用いられやすく、
動詞文に終助詞が少ないことがうかがえた。外国語学習における導入の順序や活用の難しさ
などが関与すると思われる。また、短期学習者グループと中長期学習者グループにおいてノ
ダ形式の不適切な使用が見られた。形態的手続きの複雑さによる学習者言語の簡略化と考え
られるが、共有の情報や日本語らしさの追求といった順機能や誤解や摩擦の原因になるとい
った逆機能を併せ持っている。今後、日本語の文末表現の一つ一つについて考察を深めると
ともに、項目間の有機的なつながりの解明などが課題として残されている。
◀主な参考文献▶
李吉鎔(2003)『フォーマルな談話での非デスマス形式の切換え-日本語母語学習者と中間
言語学習者の比較-』阪大社会言語学研究ノート 5
pp.79-96
大島弥生(1993)「中国語・韓国語話者における日本語のモダリティ習得に関する研究」
『日本語教育』81 pp.93-103
小田美恵子(2002)「中途終了型発話の横断的研究-中·上級韓国人学習者の発話から-」
『龍谷大学国際センター研究年報』11 pp.15-26
川口良(2006)「母語話者の『規範のゆれ』が非母語話者の日本語能力に及ぼす影響-動詞
否定丁寧形『(書き)ません』と『(書か)ないです』の選択傾向を例として」
『日本語教育』129. 日本語教育学会. pp.11-20
菊地康人(1997)『敬語』講談社学術文庫
野田春美(1995)「『のだから』の特異性」仁田義雄編『複文の研究(上)』
版 pp.221-245
くろしお出
野田尚史(2001)「第 3 章学習者独自の文法の背景」野田尚史․迫田久美子․渋谷勝己․小林
典子著『日本語学習者の文法習得』大修館書店 pp.45-62.
益岡隆志(1991)『モダリティの文法』くろしお出版
峯布由紀(1995)「日本語学習者の会話における文末表現の習得過程に関する研究」『日本
語教育』 86 pp.65-80
峯布由紀・高橋薫・黒滝真理子・大嶋弥生(2002)「日本語文末表現の習得に関する一考察
-自然習得者と教室学習者の事例をもとに-」『第二言語としての日本語の自然習
得の可能性と限界』平成 12~13 年度科学研究費補助金研究萌芽的研究研究成果報告
書課題番号 12878043(研究代表者長友和彦)pp.64-85
8
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