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実施要綱(PDF:275KB)
平成28年秋の全国交通安全運動埼玉県実施要綱 1 目的 本運動は、広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい 交通マナーの実践を習慣付けるとともに、県民自身による道路交通環境の改善に向けた 取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的に実施します。 2 運動の進め方 推進機関・団体は、この要綱に基づき、相互に連携・協力し合って、それぞれの実情 に即した効果的な活動を行い、全ての県民の自主的な参加が得られるような県民運動と して展開します。 3 スローガン 人も車も自転車も 4 安心・安全 埼玉県 運動重点 (1) 運動の基本 子供と高齢者の交通事故防止 (2) 全国重点 ○夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止 (特に、反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底) ○後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底 ○飲酒運転の根絶 (3) 埼玉県重点 自転車の安全利用の推進 (特に、自転車安全利用五則の周知徹底) (4) 市町村重点 市町村の交通安全対策協議会等は、上記の重点のほか、地域の交通事故実態等に即 して必要があるときは市町村重点を定めます。 5 運動期間 平成28年9月21日(水)から30日(金)までの10日間 6 統一行動日 9月21日 (水) 街頭広報の日 9月23日 (金) 飲酒運転根絶の日 9月30日 (金) 交通事故死ゼロを目指す日 7 主な推進事項 子供と高齢者の交通事故防止 子供とその保護者及び高齢者の交通安全意識の高揚を図るとともに、子供、高齢者、 障害者等に対する保護意識を醸成する。 家庭では・・・ ○「もしかして・とまる・みる・まつ・たしかめる」を合言葉に、子供に交通ルール やマナーを守る態度を身に付けさせましょう。 ○通学路を子供と一緒に歩くなど、具体的な場面で安全な通行方法を教えるとともに、 子供のお手本となる行動をとりましょう。 ○高齢者に交通安全教室への参加を促すとともに、高齢者と交通安全について話し合 う機会を設けましょう。 高齢者は・・・ ○交通安全教室に積極的に参加し、交通ルール等を再確認しましょう。 ○自己の運動能力や身体機能の変化を認識し、ゆとりを持って行動しましょう。 ○道路を横断するときや、交差点を通行するときは「相手が止まるだろう」などと優 先意識を持たず、自分の目でしっかり安全を確認しましょう。 ○70歳以上の運転者は、高齢運転者標識(高齢者マーク)を付けましょう。 ○体調が悪い時は、無理せず運転を控えましょう。 自動車等の運転者は・・・ ○子供、高齢者、障害者の行動の特徴を理解し、一時停止や徐行をするなど、思いや りのある運転を心掛けましょう。 ○学校等の周辺では、十分に速度を落として安全運転を徹底しましょう。また、通学 時間帯にスクールゾーンを通行することはやめましょう。 ○高齢者マークを付けている自動車を見かけたら、その動きに注意し、思いやりのあ る運転を心掛けましょう。 学校等では・・・ ○保護者を交えた交通安全総点検を実施し、通学路などの交通危険個所を把握し、そ の解消に努めましょう。 地域では・・・ ○会合や行事の機会を活用し交通安全教室を行うなど、地域の交通安全意識を高揚し ましょう。 ○地域住民を主体とした交通安全総点検を実施して地域内の交通危険個所を把握し、 その解消に努めましょう。 職場では・・・ ○朝礼や行事の機会を活用し、子供と高齢者に対する思いやりのある運転を指導しま しょう。 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止 (特に、反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底) 反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底を図り、夕暮れ時と夜間の 歩行中・自転車乗用中の交通事故を防止する。 家庭では・・・ ○夕暮れ時や夜間に外出するときは、明るい色の衣服や反射材を身に着けるよう、声 を掛け合いましょう。 歩行者は・・・ ○反射材用品を活用し、明るく目立つ色の衣服を着用しましょう。 ○道路を横断するときは、信号機や横断歩道があるところを横断しましょう。 また、自動車の直前・直後の横断はやめましょう。 ○お酒を飲み過ぎたら家族の迎えを呼ぶか、タクシーで帰りましょう。 ○歩きながらスマートフォン等の操作をしないようにしましょう。 自転車の運転者は・・・ ○反射材用品を活用し、明るく目立つ色の衣服を着用しましょう。 ○前照灯は、夕暮れ時は早めに点灯し、夜間は必ず点灯しましょう。 自動車等の運転者は・・・ ○夕暮れ時は早めに前照灯を点灯するとともに、速度を抑えて運転しましょう。また、 夜間の対向車・先行車がいない状況では、走行用前照灯(いわゆるハイビーム)を 積極的に使用しましょう。 ○路上で寝込んでいる人を発見したら、速やかに110番通報をし、警察官が到着す るまでその場で待機しましょう。 後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底 後部座席を含めた全ての座席においてシートベルトとチャイルドシートの正しい着用 を徹底し、交通事故発生時における被害の防止・軽減を図る。 シートベルトは・・・ ○運転者は、同乗者全員が正しくシートベルトを着用していることを確認しましょう。 ○同乗者は、自ら進んでシートベルトを着用しましょう。 ○出発前にシートベルトの高さや緩みの調整等、正しく着用しているか確認しましょ う。 チャイルドシートは・・・ ○幼児には必ずチャイルドシートを使用し、体格に合ったものを正しく使用しましょ う。 ○児童がその体格によりシートベルトを正しく着用できないときは、チャイルドシー トを使用しましょう。 ○出発前にチャイルドシート本体の取り付け方法及びハーネス(肩ベルト)の締付け 等の確認を行いましょう。 高速乗合バス及び貸切バス等の事業者は・・・ ○乗客に対して、シートベルトの重要性をよく周知し、全ての座席でのシートベルト 着用を徹底しましょう。 飲酒運転の根絶 飲酒運転は「しない、させない、ゆるさない」を合言葉に、運転者を始め広く住民に 対し、飲酒運転の悪質性や危険性、飲酒運転による交通事故の悲惨さを訴えて意識改革 を進め、飲酒運転を根絶する。 家庭では… ○飲酒運転の危険性や悪質性、飲酒運転による交通事故の悲惨さについて話し合いま しょう。 ○家族が飲酒の帰り道で交通事故に遭うことのないように、一定の時間が経過したら 連絡して様子をうかがうようにしましょう。 ○飲み過ぎたら迎えにいくので連絡するように、話しておきましょう。 運転者は… ○飲酒運転の危険性を認識し、飲酒運転が悪質な犯罪であることを自覚しましょう。 ○二日酔い運転も飲酒運転です。絶対にやめましょう。 ○飲酒を伴う会合などに車両を運転して行くのはやめましょう。 酒類を提供する飲食店では… ○車両での来店を確認するなど、運転者に酒類を提供しないよう徹底しましょう。 地域では… ○酒類を提供する飲食店などと協力して、地域から飲酒運転を根絶しましょう。 職場では… ○アルコール検知器を活用するなど、飲酒運転の防止を徹底しましょう。 自転車の安全利用の推進 (特に、自転車安全利用五則の周知徹底) 「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例」に基づき、自転車利用者の交通安 全意識を高揚し、自転車安全利用五則を含めた交通ルールの遵守と交通マナーの向上を 促進することにより、自転車乗用中の交通事故防止と自転車利用者による危険・迷惑行 為を防止する。 家庭では… ○自転車も車両であることを認識し、交通ルールを守らない場合の危険性や事故を起 こしたときの責任の重さなどについて話し合いましょう。 ○幼児や児童が自転車を運転するときや、幼児や児童を自転車に乗せるときは、ヘル メットを必ず着用させましょう。 ○高齢者や中学・高校生が自転車を運転するときは、ヘルメットの着用を勧めましょ う。 ○悪天候のときなどはなるべく利用を控えるよう、声を掛け合いましょう。 ○幼児を乗せて自転車の三人乗りをするときは、必ず、安全性の基準を満たした幼児 二人同乗用自転車を利用しましょう。 自転車の運転者は… ○車道が原則、歩道は例外です。車道では、左側端に寄って通行しましょう。 ○路側帯を通行するときは、道路の左側部分に設けられた路側帯を通行し、歩行者優 先を遵守しましょう。 ○やむを得ず歩道を走る場合は、歩行者優先を遵守し、車道寄りを徐行しましょう。 ○交差点では信号を守り、一時停止・安全確認を必ず行いましょう。 ○飲酒運転・二人乗り・並進・傘差し・イヤホン・スマートフォン等の使用などの危 険な運転は絶対にやめましょう。 ○定期的に自転車の安全点検・整備を行いましょう。 ○自転車が加害者となり、重い損害賠償責任を求められる事故が発生しています。賠 償責任保険に加入しましょう。 ○安全のために自転車を運転するときはヘルメットを着用しましょう。 自動車等の運転者は… ○自転車の行動の特徴を理解し、急な車道への飛び出しなどの危険を予測して運転し ましょう。 ○自転車を追い抜くときは、安全な間隔をあけるか、徐行しましょう。 ○交差点では、左折時の巻き込み事故や、右折時の衝突事故を防ぐため、死角に自転 車がいるかもしれないと常に意識し、安全確認を必ずしましょう。 ○自転車も車道を通行します。路上駐車は、自転車の通行の妨げにもなりますのでや めましょう。 地域では… ○会合や行事の機会を活用し自転車交通安全教室を行うなど、地域の自転車マナーア ップを図りましょう。 学校では… ○児童や生徒に対し、自転車で歩道を走る場合は歩行者優先で車道寄りを徐行するな ど、自転車の正しい乗り方について指導しましょう。 ○自転車も車両であることや、交通ルールを守らない場合の危険性、事故を起こした ときの責任の重さなどについて指導しましょう。 ○児童に対し、自転車に乗る場合はヘルメットを必ず着用するよう指導しましょう。 また、生徒に対しては、ヘルメットの着用を勧めましょう。 ○保護者に対し、児童や幼児を自転車に乗せる場合は、ヘルメットを必ず着用させる よう勧めましょう。 職場では… ○自転車利用者に対して、自転車の安全な利用について指導しましょう。