...

創立 100 周年記念事業への協賛のお願い

by user

on
Category: Documents
20

views

Report

Comments

Transcript

創立 100 周年記念事業への協賛のお願い
創立 100 周年記念事業への協賛のお願い
電子情報通信学会は、来る平成 29 年(2017 年)5 月 1 日をもって創立 100 周年を迎えます。
電信電話学会として大正 6 年に創立された当時は、会員も 800 余名を数えるにすぎませんでしたが、
その後の学問・技術の進歩発展とこれに伴う 3 度の名称変更を経て、現在は会員約 30,000 名を擁し、国
内最大の産業セグメントである電子情報通信産業を支える重大な役割を担っております。これもひとえ
に会員一人一人の努力と産官学の関係各方面の多大なるご支援・ご協力の賜であると深く感謝しており
ます。
一方で、本学会の事業運営環境は年々厳しくなっております。この主要因は、我が国の主要産業である
エレクトロニクス産業の不振や世界的な経済の低迷の長期化等に伴う企業会員の減少です。こういう状
況下ではありますが、創立 100 周年を迎えるにあたり、今後の学会のあるべき姿を見据えつつ、会員サ
ービスの向上と社会貢献度の向上が必須と考えております。外部環境としてはオープンサイエンスの流
れがあり、英文論文誌の電子閲覧のオープン化等、国際的な地位向上による国内外会員数の増加を目指し
た大きな制度改革にも果断に取り組んで参ります。
日本の国家としての科学技術戦略に目を向けると、本学会の質的変化も急務と言えます。今年度からス
タートした第 5 次科学技術基本計画では、社会・経済の構造が日々大きく変化する「大変革時代」を迎え
た今、世界に先駆けた「超スマート社会(Society5.0)
」を実現し、わが国を「世界で最もイノベーション
に適した国」へと導くことを目指しています。電子情報通信技術は Society5.0 実現のために重要な役割
を担っており、その責務を全うするためにはこれまでの領域にとらわれず、広く人文科学、社会科学等と
も連携・協働し、新たな社会的価値創造に貢献することが求められています。本学会は、発展する情報化
社会において求められる先端電子技術、高度通信技術、情報セキュリティをはじめとする広範な分野の人
材を育てるプラットフォームとしての役割を担っており、今後も永続的に発展させていくことが益々重
要と考えております。創立 100 周年記念事業を、本学会の活動をご理解頂く好機と考え、広く異業種の
方々にも協賛へのお願いをして参りたいと考えております。この連携・協働が延いては日本の産業競争力
につながると確信しております。
創立 100 周年記念事業としては、上記のような本学会の変革に向けた活動と、これまでの本学会の活
動のご紹介を行うべく別記の各事業を計画しております。今後も本学会が時代の要請に応じて十分に機
能し、発展を図るために何卒計画事業の意義をご理解いただき、格別のご援助ご協力を賜りますよう切
にお願い申し上げる次第であります。さらに、学会活動と運営の方向性についてもご意見を頂けると幸
甚です。
平成 28 年 10 月
創立 100 周年記念事業協賛委員会
委員長
青木 利晴
一般社団法人 電子情報通信学会
会
長
佐藤 健一
創立 100 周年記念事業の概要等
本学会の創立 100 周年記念事業につきましては、平成 23 年度の理事会において準備委員会が設置さ
れ、過去に実施された記念事業などを参考にして実施することが決定されました。準備委員会での予備
検討を受けて、平成 24 年度理事会で創立 100 周年記念事業実行委員会を立ち上げて記念事業の具体案
作成に着手し、下記概要の通り計画・推進することになったものであります。
1.記念事業の概要
(1) 超スマート社会(Society5.0)を目指した活動範囲の拡大及びサービス基盤の向上
世の中の技術革新及び、わが国が一丸となって Society5.0 の実現を目指す流れに対応した本学会
の活動範囲の拡大に伴い、産学官の連携、人材育成プラットフォームの充実や新会員獲得施策の促
進が急務であり、学会運営や会員管理の効率化、情報共有のための電子媒体の一層の活用が必要と
なっております。特に、会員や産業界への貢献、学会運営の安定化に向けては、本学会が世界に誇
れる論文等の著作物コンテンツを有効に生かしたサービスが求められております。その実現に向
け、本学会のアクティビティを社会の誰でもが活用可能とし、革新的技術及び破壊的イノベーショ
ンを創出可能とする情報流通基盤を構築し、日本発の新たな産業創出への貢献を目指します。
(2) 電子情報通信学会マイルストーン顕彰
本学会発足後の 100 年間において主にその研究領域に関連して創出され、我々の社会や生活、産
業、科学技術の発展に大きな影響を与えた研究開発(学問・技術、製品、サービス、及びこれらに
関する新概念の構築や提案等)の偉業を、『電子情報通信学会マイルストーン/IEICE Milestone』
として顕彰します。この事業は、電子情報通信研究の歴史と意義を振り返ると共に、次の 100 年を
背負う次代の研究者や技術者にその創出過程を伝え、革新的技術及び破壊的イノベーションを創出
するための糧とします。
(3)記念出版
本学会の活動の歴史を体系的に取りまとめるほか、電子工学、情報通信に関する学術の変遷や発展
を概観し、Society5.0 の実現に向けた技術トピックス等を盛り込んだ電子情報通信学会 100 年史を
出版いたします。また、学会誌においても、各種創立 100 周年記念特集を組み、各種事業を総括し
た記念号を出版いたします。なお、電子情報通信学会 100 年史の企画・編集は、今後の学会を担う
30 代、40 代の会員を主要メンバとする委員会構成とし、単に歴史を振り返るのではなく、若い感性
で未来技術や社会の姿への展望を含めたものとするように進めています。
(4)その他の記念事業
論文誌では、ソサイエティ分野ごとに未来を展望した懸賞論文を募集し、優秀作品を表彰いたし
ます。その他、ソサイエティ、グループ、支部等でも創立 100 周年を記念する多彩な事業を企画し
たいと考えております。また、記念ロゴマーク、キャッチフレーズを作成しており、各種記念事業
で活用します。
以上が各記念事業の概要ですが、今後関係委員会において検討の上、細部の肉付けを行ってまいり
ます。
2.記念式典
平成 29 年 5 月 1 日が創立 100 周年記念日に当たりますが、広く会員の参加を求めるため、同年の
ソサイエティ大会期間と合わせて、平成 29 年 9 月 15 日に記念特別講演会などを含む記念式典を挙行
いたします。この記念式典は、これまで学会活動をサポート頂いた方々への感謝に加え、今後のつな
がりのための場として位置づけ、多数の方のご参加を希望しております。
3.協賛募金活動(目標額 5,000 万円)
この記念事業の経費は、100 周年事業積立資産から支出しますが、一部は関係各位からのご賛助を
仰ぐ必要があり、所要資金は約 5,000 万円と見積もられます。
是非とも目標額を達成するため、絶大なるご賛助を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
以上
創立 100 周年記念事業実行委員会
委員長
笹瀬
副委員長
大石 進一(副会長:早大)
幹
小林 岳彦(総務理事:東京電機大)
事
〃
委 員
巌(慶 大)
辻 ゆかり(総務理事:NTT)
中沢 正隆(副会長:東北大)
〃
安浦 寛人(副会長:九大)
〃
本島 邦明(会計理事:三菱電機)
〃
喜多 泰代(会計理事:産総研)
〃
伊東
〃
高田 潤一(編集理事:東工大)
〃
山尾
〃
杉山 一雄(企画理事:NTTドコモ)
〃
永妻 忠夫(調査理事:阪 大)
〃
石川 悦子(調査理事:富士通)
〃
齊藤 忠夫(100 年史刊行委員会委員長:東京大学名誉教授)
〃
辻井 重男(マイルストーン選定委員会委員長:東工大名誉教授)
匡(編集理事:NTT)
泰(企画理事:電通大)
Fly UP